JP6455222B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の側部のドアに対して入力された車幅方向内側へ向かう荷重をサイドシルへと伝達する車体側部構造に関する。
車両の側部には、乗員の乗降口を開閉するドアと、乗降口の下枠をなすサイドシルとが設けられる。一般にドアは、中空に形成されることによって、車幅方向の衝撃に対する緩衝性が確保される。また、サイドシルは、車体の骨格をなす部材の一つであり、閉断面形状に形成されることによって、強度及び剛性が確保される。このサイドシルは、乗降口の前後の枠をなすピラーや、車室床面を支持するクロスメンバなどの他の骨格部材のそれぞれと結合される。
このような車両側部の構造において、側面衝突(以下、「側突」と略称する)時の乗員保護性を向上させるために、ドアに入力された側突荷重をサイドシルに伝達することが検討されている。すなわち、ドアからサイドシルに伝達された側突荷重に対し、サイドシルからドアに生じる抗力により、ドアの車室側への進入を抑制して乗員保護性を向上させるものである。例えば特許文献1に示される構造では、中空のドアの下端部が略水平に延びる板状に形成され、この下端部がサイドシルと側面視で重複して設けられている。このような構造によれば、側突時に、ドアの下端部がサイドシルに突き当たることで、側突荷重がドアの下端部からサイドシルへと伝達されうる。
特開2009−214791号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるように、ドアの下端部がサイドシルの高さに設けられる構造では、ドアの下端部の座屈やドアの中空部分の潰れ変形によって側突荷重が吸収され、あるいは、サイドシルに突き当たったドアの下端部がずれて(変位して)、サイドシルに伝達される側突荷重が減少する虞がある。サイドシルに伝達される側突荷重が不十分であると、サイドシルからドアへの抗力を確保できず、ドアの車室側への進入を抑制できない虞がある。また、車両の側突を検知するために衝撃を検出するセンサが骨格部材に取り付けられている場合には、側突が発生してから検知されるまでのタイムラグの増大を招き、乗員を保護するための制御(例えばエアバッグの展開制御)の開始が遅れる虞がある。したがって、側突時の乗員保護性を向上させる点で改善の余地がある。
本件は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、乗員保護性を向上させることができるようにした車体側部構造を提供することを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示する車体側部構造は、車幅方向内側に向かって窪んで車長方向に延設された凹部を有し、車両の側部かつ下部で車長方向に延びるサイドシルと、側面視で前記サイドシルと重複して設けられるドア下部を有し、前記サイドシルの車幅方向外側に配置される中空のドアと、車幅方向内側に向かって突出して車長方向に延設された凸部を有し、前記ドア下部の中空内部に設けられ、前記ドア下部が車幅方向内側に変位した場合に前記凸部が前記凹部に嵌り込み、車幅方向内側へ向かう荷重を前記サイドシルに伝達する荷重伝達部材と、を備えたことを特徴としている。この場合、前記凹部と前記凸部とは、対応した形状に形成されることが好ましい。
(2)前記サイドシルが、車幅方向外側に面状の側面部を有することが好ましい。この場合、前記荷重伝達部材が、側面視で前記側面部と重複して設けられることが好ましい。
(3)前記凸部の上下寸法が、前記凹部の上下寸法よりも短く設定されることが好ましい。言い換えると、前記凸部が、前記凹部の上下寸法よりも短い上下寸法を有することが好ましい。
(4)前記凸部が、前記凹部よりも下方に設けられることが好ましい。
(5)前記サイドシルには、車幅方向に延設されたクロスメンバが結合されることが好ましい。この場合、前記荷重伝達部材が、側面視で前記クロスメンバと重複して設けられることが好ましい。つまり、前記荷重伝達部材が、側面視で前記サイドシル及び前記クロスメンバの双方と重複して設けられることが好ましい。
(6)前記荷重伝達部材が、前記ドア下部の後端と前記車両に装備される座席よりも前方の位置との間に延設されることが好ましい。
(7)前記荷重伝達部材が、前記ドア下部の中空内部で閉断面を形成することが好ましい。
(8)前記荷重伝達部材が、発泡成形された樹脂材からなることが好ましい。
(9)あるいは、前記荷重伝達部材が、折り曲げ形成された鋼材からなることが好ましい。
(10)前記荷重伝達部材が、中実の部材であることが好ましい。
開示の車体側部構造によれば、荷重伝達部材が側面視でサイドシルと重複して設けられたドア下部の中空内部に設けられるため、ドアに入力された車幅方向内側へ向かう荷重を、荷重伝達部材を通じてサイドシルへと速やかに伝達することができる。そのため、ドアの車室側への進入を抑制することができる。例えば、サイドシルに伝達された衝撃に基づいて車両の側突を検知する場合には、側突検知を早期化することもできる。
また、サイドシルに凹部が設けられるとともに、荷重伝達部材に凸部が設けられるため、ドア下部が車幅方向内側に変位した場合、凸部が凹部に嵌り込むことによって、ドアに入力された車幅方向内側に向かう荷重を速やかに伝達することができ、ドア下部の変位が抑制される。これらの凹部及び凸部によっても、ドアの車室側への進入を抑制することができ、側突検知を早期化することができる。したがって、乗員保護性を向上させることができる。
一実施形態に係る車体側部構造が適用された車両の側面図である。 図1の車両における下部の骨格構造を示す上面図である。 図1の車両における側部の骨格構造を示す分解斜視図である。 図1の車両における車体側部の要部を示す縦断面図(図1のA−A断面図)である。 図4の車体側部の側突時における変形状態を例示する図であり、(a)は側突荷重がサイドシルへ伝達された時点を示したものであり、(b)は(a)よりも後の時点を示したものである。 変形例に係る荷重伝達部材が適用された場合の図4に対応する図である。
図面を参照して、車体側部構造の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。
以下の説明では、水平な姿勢の車両において、その前進方向を前方とし、その逆方向を後方とし、前方を基準にして左右方向を定める。また、前後方向を車長方向ともいい、左右方向を車幅方向ともいう。さらに、車両における車幅方向の中央部には車室が設けられることから、車幅方向内側を車室側ともいう。
[1.構成]
一実施形態に係る車体側部構造は、例えば側面衝突(以下、「側突」という)時に印加されるドアへの荷重を、サイドシルをはじめとした各骨格部材へ伝達するために、荷重伝達部材をドアの内部に設けたものである。以下、車体側部やその周辺の基本的な構成を説明し、その次に、サイドシル,ドア及び荷重伝達部材の詳細な構成を説明する。
本実施形態に係る車体側部構造は、図1に示す車両1において車体の側部に適用される。ここでは、骨格をなす構造体(骨格部材)とこれらを接続するパネル部材とが一体に形成されたモノコック構造が車体に採用されている。
この車体の側部には、乗員が乗降するための開口(以下、「乗降口」という)が設けられている。乗降口は、下部の枠をなすサイドシル3と、上部の枠をなすルーフサイドレール8と、側部の枠をなすピラー5〜7とで区画されている。これらサイドシル3,ルーフサイドレール8及びピラー5〜7は何れも、車体側部の骨格をなす構造体である。
サイドシル3は、車室床面の左右両端辺に沿って車長方向に延設される。ルーフサイドレール8は、車室天井面の左右両端辺に沿って車長方向に延設される。ピラー5〜7は何れも、サイドシル3とルーフサイドレール8との間に亘って上下方向に延設される。
ピラー5〜7は、前方から後方へ向けて、Aピラー5,Bピラー6,Cピラー7の順に間隔をおいて設けられている。すなわち、この車体側部には、Bピラー6で区画された二つの乗降口が前後に並んで設けられている。これらの乗降口は、それぞれ対応するドア2で開閉される。以下の説明では、前側の乗降口を開閉するドア2及びこの周辺の車体側部構造について説明する。
図2に示すように、サイドシル3には、車幅方向に延設されたクロスメンバ12〜14が結合される。これらのクロスメンバ12〜14には、車両1の車幅方向の中央位置で車長方向に延設されたバックボーン15が結合される。つまりサイドシル3には、各クロスメンバ12〜14が直接的に接続されるとともに、バックボーン15が各クロスメンバ12〜14を介して間接的に接続される。これらサイドシル3,クロスメンバ12〜14及びバックボーン15は何れも、車体下部の骨格をなす構造体である。
クロスメンバ12〜14は、前方から後方へ向けて、ダッシュクロスメンバ12,シートクロスメンバフロント13,シートクロスメンバリヤ14の順に設けられている。ダッシュクロスメンバ12は、車室の前端に立設された図示しないダッシュパネルの下面に沿って設けられる。また、シートクロスメンバ13,14には、図示省略する支持部材を介して座席(たとえば運転席あるいは助手席)16が取り付けられている。座席16に対して、前端の下方にはシートクロスメンバフロント13が設けられ、後端の下方にはシートクロスメンバリヤ14が設けられる。
サイドシル3の前端部には、車幅方向内側にダッシュクロスメンバ12が結合され、上側にAピラー5が結合される。言い換えると、サイドシル3において、ダッシュクロスメンバ12が結合される位置とAピラー5が結合される位置とは、車幅方向に並んで設けられる。
サイドシル3の前後方向中間部には、車幅方向内側にシートクロスメンバリヤ14が結合され、上側にBピラー6が結合される。言い換えると、サイドシル3において、シートクロスメンバリヤ14が結合される位置とBピラー6が結合される位置とは、車幅方向に並んで設けられる。
このように、サイドシル3において、ダッシュクロスメンバ12が結合される箇所とシートクロスメンバリヤ14が結合される箇所との間には、車幅方向内側にシートクロスメンバフロント13が結合されている。
図3に示すように、Bピラー6及びサイドシル3は、共通のアウタパネル11に対して車幅方向内側に設けられる。アウタパネル11は、車体構造の外装パネルの一部をなす。このアウタパネル11には、ピラー部11aとシル部11bとが設けられる。ピラー部11aは、Bピラー6の外装パネルをなす部位であり、上下方向に延設される。ピラー部11aの水平断面形状は、車幅方向外側に向かって膨出したハット型(コ字状の断面の溝をなす部材の両端辺からフランジ面を延出させた形状)である。一方、シル部11bは、サイドシル3の外装パネルをなす部位であり、ピラー部11aの下端において車長方向に延設される。シル部11bの縦断面形状は、車幅方向外側に向かって膨出したハット型である。
以下、Bピラー6,サイドシル3の順に説明する。
Bピラー6には、上記のピラー部11aとこの車幅方向内側に配置されるピラーリンフォース部材62及びピラーインナ部材61とが設けられる。ピラーリンフォース部材62及びピラーインナ部材61の水平断面形状は、例えばピラーリンフォース部材62が車幅方向外側に膨出したハット型であり、ピラーインナ部材61が車幅方向内側に膨出したハット型である。これらのフランジ面が重ね合わされて接合されることによって、Bピラー6には上下方向に延びる閉断面骨格が形成される。また、ピラー部11aのフランジ面がピラーリンフォース部材62のフランジ面に重ね合わされて接合されることによっても、Bピラー6には上下方向に延びる閉断面骨格が形成される。つまり、Bピラー6には二重の閉断面構造が形成される。
サイドシル3には、上記のシル部11bとこの車幅方向内側に配置されるシルリンフォース部材32及びシルインナ部材31とが設けられる。シルリンフォース部材32とシルインナ部材31の縦断面形状は、例えばシルリンフォース部材32が車幅方向外側に膨出したハット型であり、シルインナ部材31が車幅方向内側に膨出したハット型である。これらのフランジ面が重ね合わされて接合されることによって、サイドシル3には車長方向に延びる閉断面骨格が形成される。また、シル部11bのフランジ面がシルリンフォース部材32のフランジ面に重ね合わされて接合されることによっても、サイドシル3には車長方向に延びる閉断面骨格が形成される。このようにして、Bピラー6と同様の二重の閉断面構造がサイドシル3に形成される。
シル部11bには、車幅方向外側で面状に形成された側面部11cが設けられる。この側面部11cは、ハット型の断面のうち車幅方向外側で縦方向に配置された面状の部位であり、サイドシル3のうち最も車幅方向外側に設けられる。側面部11cの表面の向きは、法線が車幅方向に延びるように設定される。
また、シルリンフォース部材32には、側面部11cと平行に延びる補強面部32aが設けられる。この補強面部32aには、車幅方向内側に向かって窪んだ凹部32bが設けられる。補強面部32aは、側面部11cを補強するものであり、ハット型の断面のうち車幅方向外側で縦方向に配置された面状の部位に相当する。また、凹部32bは、補強面部32aの剛性を高めるためのものであり、車長方向に延設される。凹部32bは、例えば補強面部32aを折り曲げることによって形成される。
図2に示すように、本実施形態では、車体の骨格をなす構造体に対して二つのセンサ17,18が設けられている。これらのセンサ17,18は、車両1の衝突を検知するためのものであり、例えば車体に入力された衝撃や車両1の加速度を検出する。例えば、一方のセンサ17は、ピラーリンフォース部材62の下端部に取り付けられ、車幅方向の加速度を検出することで側突を検知する。また、他方のセンサ18は、バックボーン15の前端部に取り付けられ、側突を検知するほか、車長方向の加速度を検出することで正面衝突を検知する。
車両1では、これらのセンサ17,18で検出された情報に基づいて、車両1の乗員保護制御が実施される。例えば、これらのセンサ17,18で検出された加速度が何れも所定の閾値を超えた場合に、車両1が側突したと判定され、その後速やかに車載のエアバッグ装置やシートベルトのオートテンショナ等を作動させるといった乗員保護制御が実施される。
次に、ドア2及びこの中空内部に設けられた荷重伝達部材4を説明する。ここでは、ドア2が乗降口を閉鎖しているものとする。
ドア2は、サイドシル3の車幅方向外側に配置される。ドア2の前端は、サイドシル3の前端部(ダッシュクロスメンバ12及びAピラー5との各結合位置)に対して車幅方向外側に並んで設けられる。また、ドア2の後端は、サイドシル3の前後方向中間部(シートクロスメンバリヤ14及びBピラー6との各結合位置)に対して車幅方向に並んで設けられる。
図4に示すように、ドア2の下部2a(以下、「ドア下部2a」ともいう)は、側面視でサイドシル3と重複(ラップ)して設けられる。言い換えると、ドア2の下端は、サイドシル3の上端よりも下方に配置される。また、ドア下部2aの中空内部に荷重伝達部材4が設けられる。荷重伝達部材4は、ドア2に入力された車幅方向内側へ向かう荷重をサイドシル3に伝達するための部材である。荷重伝達部材4は、ドア2の中空内部のうちサイドシル3と側面視で重複する高さに設けられる。
ドア2は、ドアアウタパネル21とドアインナパネル22とを有する。これらのドアアウタパネル21及びドアインナパネル22は、鋼材で形成される。ドアアウタパネル21は、車両の外装パネルである。また、ドアインナパネル22は、ドアアウタパネル21の車幅方向内側に配置されてドアアウタパネル21に接合される。ドア2は、ドアアウタパネル21が車幅方向外側に膨らんだ形状に形成され、ドアインナパネル22が車幅方向内側に膨らんだ形状に形成されることによって、中空に形成される。
ドア下部2aの車幅方向外側には、ドア2を装飾するためのドアガーニッシュ23が設けられる。ドアガーニッシュ23の縦断面形状は、例えばL字型をなす。ドアガーニッシュ23は、ドア下部2aに沿って前後方向に延設され、例えばその前後両端部がドア2に対して取り付けられる。
荷重伝達部材4は、折り曲げ形成された鋼材からなり、車幅方向外側に向かって膨出したハット型の断面をなす。具体的には、上側フランジ部4a,下側フランジ部4b,外側面部4c,上側接続面部4d及び下側接続面部4eが荷重伝達部材4に設けられる。
上側フランジ部4a及び下側フランジ部4bは、ハット型の断面において車幅方向内側で縦方向に延びる平面状の鍔部分に相当する。また、外側面部4cは、ハット型の断面のうち車幅方向外側の端部で縦方向に延びる平面状の頂部分に相当する。この外側面部4cは、ドアアウタパネル21に沿うように配置される。上側接続面部4dは、外側面部4cの上端辺と上側フランジ部4aの下端辺とを繋ぐ平面状の部位であり、車幅方向内側に向かって上り勾配に配置される。また、下側接続面部4eは、外側面部4cの下端辺と下側フランジ部4bの上端辺とを繋ぐ平面状の部位であり、車幅方向内側に向かって下り勾配に配置される。
下側フランジ部4bと下側接続面部4eとは、外側面部4cよりも車幅方向内側に配置され、車幅方向内側に突出するように設けられる。以下、この突出した部位を凸部4fともいう。凸部4fは、ドア2の車室側(車幅方向内側)への進入を抑制するためのものであり、サイドシル3の凹部32bと対応した形状に形成される。具体的には、下側フランジ部4bと、下側接続面部4eのうち下側フランジ部4bから凹部32bの深さ(車幅方向の長さ)分だけ車幅方向外側に向かう部分とを合わせて凸部4fという。本実施形態では、凸部4fの上下寸法L1が、凹部32bの上下寸法L2よりも短く設定されている(L1<L2)。また、凸部4fは、凹部32bよりも下方に設けられる。すなわち、凸部4fの上端は、凹部32bの上端よりも下方に配置される。
荷重伝達部材4は、上下のフランジ部4a,4bがドアインナパネル22に対して接合されることによって、ドア下部2aの中空内部で閉断面を形成する。本実施形態では、荷重伝達部材4とドアインナパネル22とによって、車長方向に延びる台形状の閉断面が形成されている。なお、外側面部4cとドアアウタパネル21との間には、微小の隙間が設けられる。
荷重伝達部材4は、アウタパネル11の側面部11cに対向するように、側面部11cと同じ高さに配置される。ここでは荷重伝達部材4の全体が、側面視で側面部11cと重複して設けられる。さらに本実施形態では、荷重伝達部材4の全体が、側面視で補強面部32aとも重複して設けられている。すなわち荷重伝達部材4は、上側フランジ部4aが補強面部32aの上端辺よりも下方に配置されるとともに、下側フランジ部4bが補強面部32aの下端辺よりも上方に配置されている。
図2に示すように、荷重伝達部材4は、シートクロスメンバフロント13及びシートクロスメンバリヤ14の双方とも側面視で重複して設けられる。すなわち、ドア下部2aの後端から座席16よりも前方の位置との間に荷重伝達部材4が設けられる。ここでは、ドア下部2aの後端よりもやや前方の位置と、座席16よりもやや前方の位置との間の全長に亘って荷重伝達部材4が延びている。
[2.作用]
図5(a),(b)には、車両1が側突した場合におけるドア2の変形状態を例示する。ここでは、衝突物10が車幅方向外側から内側に向かって移動し、ドア2のうち荷重伝達部材4よりも上側の部分に衝突した場合を例示する。
車両1の側突時、衝突物10がドア2に衝突すると、ドアアウタパネル21には車幅方向外側から内側に向かう側突荷重(白抜きの矢印で示す)が入力される。これにより、ドアアウタパネル21は車幅方向内側(車室側)に進入する。このときドアアウタパネル21は、ドアインナパネル22との間の中空部分を潰すように変形して、ドアインナパネル22に近づいていく。
ドア下部2aにおけるドアアウタパネル21は、荷重伝達部材4との間の隙間の分を車幅方向内側に変位すると、荷重伝達部材4の外側面部4cに接触する。つまり、ドアアウタパネル21は、ドアインナパネル22に接触するよりも前に荷重伝達部材4に接触する。
このとき、ドアアウタパネル21が荷重伝達部材4の外側面部4cに接触して側突荷重が伝達される。この側突荷重は、外側面部4cから接続面部4d,4eを通ってフランジ部4a,4bへと伝達され、フランジ部4a,4bからドアインナパネル22へと伝達される。このように、ドア下部2aの中空内部(すなわちドアアウタパネル21とドアインナパネル22との間)では、側突荷重が荷重伝達部材4によって車幅方向内側へと伝達される。
ドアインナパネル22は、荷重伝達部材4から伝達された側突荷重によって車幅方向内側に押されるため、サイドシル3に向かって変位する。そして、図5(a)に示すように、ドアインナパネル22はサイドシル3の側面部11cに接触する。このとき、ドア下部2aにおけるインナパネル22からサイドシル3へと側突荷重が伝達される。ここでサイドシル3に伝達された衝撃は、サイドシル3からBピラー6に伝達されるとともに、サイドシル3からクロスメンバ12〜14を通ってバックボーン15にも伝達される。そして、この衝撃はセンサ17,18によって検出される。
一方で、ドアインナパネル22における側面部11cとの接触面には、側面部11cからドアインナパネル22に対する抗力が生じる。また、側面部11cがドア下部2aによって車幅方向内側に押されることで車幅方向内側に変形してシルリンフォース部材32の補強面部32aに接触すると、側面部11cと補強面部32aとの接触面には、補強面部32aから側面部11cに対する抗力が生じる。このように、面接触する箇所に順次抗力が生じることで、シル部11bの車幅方向内側への進入が抑制され、更にドア下部2aの車幅方向内側への進入が抑制される。
また、衝突物10の車室側への進入量が大きくなると、ドア2におけるドア下部2aよりも上側の部分が車幅方向内側へ進入する。これにより、ドア下部2aおよびその中空内部の荷重伝達部材4は、車幅方向内側かつ上方へ向かう斜め方向に引っ張られ、車幅方向内側の斜め上方向へと変位する。
そして、図5(b)に示すように、荷重伝達部材4の凸部4fがサイドシル3の凹部32bに嵌り込む。このように凸部4fが凹部32bに嵌り込んだ状態では、凸部4fが凹部32bに引っかかることによって、ドア下部2aの車幅方向内側や上下方向への変位が抑制される。
このように車両1では、ドア下部2aの車幅方向内側への進入や、ドア下部2aの変形が抑制されることによって、ドア2全体の車室側への進入が抑制される。そのため、車両1の側突時にドア2が車室内に大きく進入することが回避される。
[3.効果]
(1)上記の車体側部構造では、サイドシル3と側面視で重複して設けられるドア下部2aの中空内部に、荷重伝達部材4が設けられる。これにより、ドア2に入力された車幅方向内側へ向かう荷重を、荷重伝達部材4を通じてサイドシル3へと速やかに伝達することができる。
これに対し、上記の荷重伝達部材4が設けられない構造では、ドア下部2aにおいて車幅方向内側へ向かう荷重が、ドア2の中空部分が潰れ変形後にドアアウタパネル21からドアインナパネル22へ接触して伝達される。このように、ドア2の中空部分においてドアアウタパネル21がドアインナパネル22に接触するまで変形した後(いわばドアアウタパネル21が空走した後)に、荷重が伝達されるため、サイドシル3への荷重伝達が遅くなる。
これに対して、荷重伝達部材4が設けられる車体側部構造では、ドアアウタパネル21がドアインナパネル22に接触するよりも前に荷重伝達部材4に接触するため、ドア下部2aの中空内部における荷重伝達を早めることができ、延いてはサイドシル3への荷重伝達を早めることができる。そのため、サイドシル3からBピラー6やバックボーン15に伝達された衝撃を、センサ17,18で早期に検知することができる。言い換えると、車両1に側突が発生してからこの側突が検知されるまでのタイムラグを短縮することができる。よって、側突発生後における乗員保護制御の開始を早めることができる。したがって、乗員保護性を向上させることができる。
また、サイドシル3に凹部32bが設けられるとともに、荷重伝達部材4に凸部4fが設けられる。さらに、これらの凹部32b及び凸部4fは対応した形状に形成される。そのため、ドア下部2aが車幅方向内側に変位した場合、凸部4fが凹部32bに嵌り込むことで、凸部4fに接続されたドア下部2aの変位を抑制することができる。これにより、ドア2の車室側への進入が抑制されるため、乗員保護性を更に高めることができる。また、凸部4fが凹部32bに嵌り込むことによって、ドア2に入力された車幅方向内側へ向かう荷重をサイドシル3へと速やかに伝達することができる。そのため、センサ17,18による衝撃検知を早期化することができる。凸部4f及び凹部32bによれば、この点においても乗員保護性を向上させることができる。
また、荷重伝達部材4がサイドシル3と側面視で重複する位置に設けられるため、荷重伝達部材4を通じて側突荷重を効率よくサイドシル3へと伝達することができる。つまり、ドア2に対する側突荷重の入力方向と、荷重伝達部材4及びサイドシル3の並ぶ方向とを一致させているため、荷重伝達部材4がサイドシル3よりも高い又は低い箇所に設けられる場合と比べて、サイドシル3への側突荷重を確実に伝達することができる。延いては、例えばセンサ17,18の検出応答性が高められ、側突検知の確実性を高めることができる。
また、荷重伝達部材4がドア下部2aの中空内部に設けられるため、ドア下部2aの剛性を高めることができる。これにより、ドア下部2aの変形が抑制され、この点からも、ドア2の車室側への進入が抑制され、乗員保護性を向上させることができる。
例えば、ドア2の下端がサイドシルの上端よりも上方に配置され、シル部11bとシルリンフォース部材32との間に荷重伝達部材4が設けられる構造では、シル部11bとシルリンフォース部材32との間の荷重伝達を早めることができ、側突検知を早期化しうる。しかしながら、このように荷重伝達部材4をサイドシル3の内部に設ける構造では、シル部11bとシルリンフォース部材32との間に荷重伝達部材4を設けるための空間を確保しなければならないため、シル部11bが車幅方向外側に向けて大きくなり、乗降性(アクセシビリティ)の低下を招く虞がある。これに対し、荷重伝達部材4がドア2の内部に設けられる車体側部構造では、サイドシル3のサイズが抑えられ、乗降性を確保することができる。
(2)サイドシル3に車幅方向外側で面状に形成された側面部11cが設けられる。また、荷重伝達部材4がこの側面部11cと側面視で重複して設けられる。そのため、ドア2に車幅方向内側へ向かう荷重が入力された場合、ドア下部2aと側面部11cとが面で接触することで、両者の接触面積が確保され、荷重伝達部材4から側面部11cへより大きな荷重を伝達しやすくすることができる。そのため、側突検知の確実性をより高めることができる。
また、ドア下部2aから側面部11cへ伝達される荷重が大きくなることにより、ドア下部2aに対する側面部11cの抗力が大きくなるため、ドア下部2aの車幅方向内側への進入を更に確実に抑制することができる。また、側面部11cがサイドシル3における車幅方向外側に設けられることによって、ドア下部2aとサイドシル3との接触が早められるため、側突荷重をサイドシル3へ更に早く伝達することができる。したがって、乗員保護性をより向上させることができる。
(3)また、凸部4fの上下寸法L1が凹部32bの上下寸法L2よりも短く設定されている。このようにして凸部4fを凹部32bに嵌り込みやすくすることで、ドア2の車室側への進入をより確実に抑制することができる。したがって、乗員保護性をより高めることができる。
(4)さらに、凸部4fが凹部32bよりも下方に設けられる。そのため、例えばドア2のうち荷重伝達部材4よりも上側の部分への衝突があり、ドア下部2aが車幅方向内側かつ上方へと変位した場合にも、凸部4fを凹部32bに嵌り込みやすくすることができる。また、凸部4fが凹部32bに引っかかることによって、ドア下部2aの車幅方向内側や上下方向への変形を抑制することができる。そのため、ドア2の車室側への進入がより確実に抑制され、乗員保護性をより高めることができる。
(5)荷重伝達部材4が側面視で各シートクロスメンバ13,14と重複して設けられる。そのため、ドア2に入力された車幅方向内側へ向かう荷重を、荷重伝達部材4及びサイドシル3を介して各シートクロスメンバ13,14へと効率よく伝達することができる。つまり、ドア2に対する側突荷重の入力方向と、荷重伝達部材4,サイドシル3及び各シートクロスメンバ13,14の並ぶ方向とを一致させているため、サイドシル3や各シートクロスメンバ13,14よりも上方あるいは下方に設けられた荷重伝達部材4が設けられる場合と比べて、より大きな側突荷重を各シートクロスメンバ13,14、延いてはバックボーン15に伝達することができる。このようにして例えばセンサ17,18の検出応答性がより高められることで、側突検知の確実性をより高めることができる。したがって、乗員保護性をより高めることができる。
(6)荷重伝達部材4が、ドア下部2aの後端と座席16よりも前方の位置との間に延設される。これにより、ドア2のうち乗員と側面視で重複する前後方向部位の車室側への進入を更に確実に抑制することができる。また、このように荷重伝達部材4を延設することにより、ドア2のうち、乗員と側面視で重複する前後方向部位に対して入力された側突荷重の伝達効率を高めることができる。そのため、ドア2に対して乗員に向かう側突荷重が入力された場合に、例えばセンサ17,18の検出応答性が確保されるため、側突検知を早期化することができる。したがって、乗員保護性をより向上させることができる。
(7)ドア下部2aの中空内部には、荷重伝達部材4によって閉断面が形成される。これにより、ドア下部2aの剛性が高められるため、ドア下部2aの変形を更に抑制することができる。この場合、荷重伝達部材4自体の変形も抑制されるため、サイドシル3へより速やかに荷重を伝達することができる。したがって、乗員保護性をより向上させることができる。
(8)荷重伝達部材4が折り曲げ形成された鋼材からなるため、荷重伝達部材4とドア2とを同じ材料で形成することができる。したがって、例えばドア2の製造過程に対して荷重伝達部材4の製造工程を組み入れ易くなり、車体側部の製造コストの上昇を抑えることができる。
(9)荷重伝達部材4の全体が、側面視で補強面部32aと重複して設けられる。このように、荷重伝達部材4の高さ位置及びサイズを、サイドシル3において側面部11cを補強する補強面部32aに合わせて設定することによって、側突荷重を効率よくサイドシル3に伝達することができる。この場合、サイドシル3からドア下部2aへの抗力が大きくなることにより、ドア下部2aの車幅方向内側への進入をより確実に抑制することができる。したがって、乗員保護性をより向上させることができる。
[4.変形例]
本件の車体側部構造は、上述した一実施形態に示すものに関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。一実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述の一実施形態では、荷重伝達部材4が折り曲げ形成された鋼材からなり、ハット型の断面をなす場合を例示したが、荷重伝達部材4の材料及び形状は上述のものに限定されない。例えば、上述の荷重伝達部材4に代えて、図6に示す荷重伝達部材40を適用してもよい。なお、図6は、上述の実施形態で説明した図4に対応する図であり、ここでは上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付している。
図6に示すように、変形例に係る荷重伝達部材40は、上述の実施形態の荷重伝達部材4に対して、材質及び形状を変更したものである。以下、この荷重伝達部材40について、上述の実施形態の荷重伝達部材4に対して異なる点のみを説明し、同様の点は説明を省略する。
この荷重伝達部材40は、発泡成形された樹脂材からなるとともに、中実の部材である。荷重伝達部材40の縦断面形状は、略台形状をなす。荷重伝達部材40は、ドア下部2aの中空内部において、台形状の断面における上底部分が車幅方向外側で縦方向に延びるように配置される。
荷重伝達部材40には、台形状の断面において車幅方向内側の下底部分の上下両端部から車幅方向内側に向かって突出した凸部40a,40fが設けられる。これらの凸部40a,40fのうち下側の凸部40fは、上述の実施形態の凸部4fに相当するものである。すなわち、この下側の凸部40fは、ドア下部2aが車幅方向内側に進入した場合にサイドシル3の凹部32bに嵌り込み、ドア下部2aの車幅方向内側への進入を抑制するものである。荷重伝達部材40は、上下の凸部40a,40fがドアインナパネル22に取り付けられることによって、ドア下部2aの中空内部で閉断面を形成する。
このような中実の荷重伝達部材40によれば、中空や板状のものに比べて、荷重伝達部材40内部における荷重の伝達効率を高めることができる。つまり、この荷重伝達部材40によれば、例えば鋼材よりも剛性及び強度の低い樹脂材からなる場合であっても、上述の鋼材からなる荷重伝達部材4と同様に、ドア2に入力された車幅方向内側へ向かう荷重をサイドシル3へと速やかに伝達することができる。また、この荷重伝達部材40によれば、荷重伝達部材4,40が設けられない構造と比べて、大きな側突荷重をサイドシル3へ伝達することができる。したがって、乗員保護性を向上させることができる。
また、この中実の荷重伝達部材40によれば、凸部40fに体積が確保されやすいため、例えば凸部40fが樹脂材から成形される場合であっても、上述の鋼材からなる凸部4fと同様に剛性及び強度が確保され、ドア下部2aの車幅方向内側への進入を抑制することができる。
また、荷重伝達部材40は、鋼材よりも柔らかい樹脂材であるため、鋼材からなるものに比べて乗員保護性の向上に寄与することができる。
また、凸部4f,40fは、凹部32bよりも下方に配置されなくてもよい。凸部4f,40fは、例えば、凹部32bに対して同じ高さや上方に設けられてもよい。このように凸部4f,40fを設ければ、ドア下部2aが車幅方向内側であって水平方向や下方に変形した場合にも、凸部4f,40fが凹部32bに嵌り込むことによって、上述のようにドア2の車室側への進入を抑制することができる。
なお、凸部4f,40fが凹部32bよりも下方に配置される構造では、ドア下部2aが車幅方向内側かつ下方に変形した場合に、荷重伝達部材4の上側フランジ部4a及び上側接続面部4dや荷重伝達部材40の上側の凸部40aが凹部32bに嵌り込むことによって、上述のようにドア2の車室側への進入を抑制することができる。
さらに、荷重伝達部材4,40の形状は、上述のものに限らず適宜設定することができる。例えば、荷重伝達部材4,40は、その断面形状が方形状であってもよいし、荷重伝達部材40は、何れかの凸部40a,40fが省略された形状であってもよい。
また、荷重伝達部材4,40の車長方向の長さ寸法も、上述のものに限らず適宜設定することができる。例えば、荷重伝達部材4,40は、ドア下部2aの車長方向における全長に亘って延設されてもよい。
また、上述の実施形態では、荷重伝達部材4の全体が側面視で補強面部32aと重複して設けられる場合を例示したが、荷重伝達部材4は少なくともその一部が側面視でサイドシル3と重複して設けられればよい。
また、上述の実施形態では、車両1の前側の乗降口を閉鎖するドア2まわりの車体側部構造について説明したが、上述の車体側部構造は、車両1の後ろ側の乗降口を閉鎖するドア2まわりにも同様に適用することができる。
また、上述の実施形態で示した衝突検知用のセンサ17,18の取付位置は一例であり、変更することができる。なお、センサ17,18は、本車体側部構造に必須の要素ではない。すなわち、これらのセンサ17,18が省略された場合にも、上述の車体側部構造によれば、荷重伝達部材4,40を通じて車幅方向内側へ向かう荷重をサイドシル3に速やかに伝達することができるとともに、ドア2の車幅方向内側への進入を抑制することができ、乗員保護性を向上させることができる。
1 車両
2 ドア
2a ドア下部
3 サイドシル
4,40 荷重伝達部材
4f,40f 凸部
11c 側面部
13 シートクロスメンバフロント(クロスメンバ)
14 シートクロスメンバリヤ(クロスメンバ)
32b 凹部
L1 凸部の上下寸法
L2 凹部の上下寸法

Claims (10)

  1. 車幅方向内側に向かって窪んで車長方向に延設された凹部を有し、車両の側部かつ下部で車長方向に延びるサイドシルと、
    側面視で前記サイドシルと重複して設けられるドア下部を有し、前記サイドシルの車幅方向外側に配置される中空のドアと、
    車幅方向内側に向かって突出して車長方向に延設された凸部を有し、前記ドア下部の中空内部に設けられ、前記ドア下部が車幅方向内側に変位した場合に前記凸部が前記凹部に嵌り込み、車幅方向内側へ向かう荷重を前記サイドシルに伝達する荷重伝達部材と、
    を備えたことを特徴とする、車体側部構造。
  2. 前記サイドシルが、車幅方向外側に面状の側面部を有し、
    前記荷重伝達部材が、側面視で前記側面部と重複して設けられる
    ことを特徴とする、請求項1記載の車体側部構造。
  3. 前記凸部の上下寸法が、前記凹部の上下寸法よりも短く設定される
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車体側部構造。
  4. 前記凸部が、前記凹部よりも下方に設けられる
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車体側部構造。
  5. 前記サイドシルには、車幅方向に延設されたクロスメンバが結合され、
    前記荷重伝達部材が、側面視で前記クロスメンバと重複して設けられる
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の車体側部構造。
  6. 前記荷重伝達部材が、前記ドア下部の後端と前記車両に装備される座席よりも前方の位置との間に延設される
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の車体側部構造。
  7. 前記荷重伝達部材が、前記ドア下部の中空内部で閉断面を形成する
    ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の車体側部構造。
  8. 前記荷重伝達部材が、発泡成形された樹脂材からなる
    ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の車体側部構造。
  9. 前記荷重伝達部材が、折り曲げ形成された鋼材からなる
    ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の車体側部構造。
  10. 前記荷重伝達部材が、中実の部材である
    ことを特徴とする、請求項1〜8の何れか1項に記載の車体側部構造。
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