JP4575901B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、アウタパネルの振動を抑制することができる車両のドア構造に関する。
従来からドアを閉じたときのアウタパネルの振動を抑制する車両のドア構造としては、一端側の面をインナパネルに固定し、他端側の面をアウタパネルの略中央部に固定した規制部材を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このドア構造では、規制部材によって、乗員がドアを閉めたときに、低周波音が強調されたドア閉まり音が発生するように構成されている。
特開2005−81880号公報(段落0023〜0025、図1〜図4)
しかしながら、前記特許文献1のような車両のドア構造では、アウタパネルの対角線上の一部に、インナパネルに接続される規制部材が配設されるものであり、対角線上の一部分でしか振動を抑制することができないという問題点がある。
また、このような車両のドア構造では、ドアの形状や大きさによって、適当な位置に規制部材を配設することができないという問題点がある。
そこで、本発明は、ドアを閉めたときの振動を抑制して良好なドア閉まり音を得ることができる車両のドア構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、請求項1に記載の車両のドア構造は、インナパネルと、前記インナパネルの外側に配設されるアウタパネルと、前記インナパネルに配設されるドアビームとを備えた車両のドア構造であって、前記インナパネルは、一側部側が車体にヒンジ手段で連結され、他側部側がドアロック手段によってドア閉状態が保持され、前記ドアビームと前記アウタパネルとの間は、シール材を介在させて互いに当接させ、前記アウタパネルの内側において、前記ドアビームの上方または下方には、振動抑制部材が配設され、前記振動抑制部材は、前記ドアビームに配設される第1ブラケットおよび第2ブラケットと、前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットと前記アウタパネルとの間にそれぞれ介在される補助シール材と、を有し、前記ドアビームは、一端部が前記インナパネルの前側部の上側に接続されると共に、他端部が前記インナパネルの後側部の下側に接続されるか、または、前記一端部が前記インナパネルの前側部の下側に接続されると共に、前記他端部が前記インナパネルの後側部の上側に接続されて斜めに配設されることで、前記インナパネルの略対角線上に配置され、前記第1ブラケットは、前記ドアビームの一端部寄りの位置から上下方向において当該ドアビームの他端部側に延びると共に、前記第2ブラケットは、前記ドアビームの他端部寄りの位置から上下方向において当該ドアビームの前記一端部側に延びることを特徴とする。
請求項1に記載の車両のドア構造の発明によれば、ドアビームは、インナパネルに対して斜めに配設されることにより、インナパネルの略対角線上に配置される。ドアは、ドアビームをシール材を介在してアウタパネルに当接させると共に、ドアビームの上方または下方に振動抑制部材が設けられていることによって、ドアの一側部と他側部とに伝達される振動を抑制することができる。
このように、振動を抑制し、かつ、アウタパネルの剛性を高めることによって良好なドア閉まり音を得ることができる。
また、振動抑制部材は、ドアビームに配設され、上方または下方に突出するブラケットと、このブラケットとアウタパネルとの間に介在される補助シール材と、を有することにより、補助シール材がアウタパネルの振動を吸収するので、振動や衝撃や音を抑制することができる。
さらに、ブラケットが、ドアビームを間にして第1ブラケットと第2ブラケットとを逆方向に突出して配設されていることにより、第1ブラケットと第2ブラケットとに設けられた補助シール材によって、さらに、アウタパネルの振動が効果的に吸収される。
請求項2に記載の車両のドア構造の発明は、請求項1に記載の車両のドア構造であって、前記ドアビームには、上方向および下方に向けて突出した帯状の鍔部が形成され、前記シール材は、前記ドアビームの前記鍔部に装着される断面コ字状の取り付け部と、前記取り付け部から延出され前記アウタパネルに圧接される弾接部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の車両のドア構造の発明によればシール材をウェザーストリップのような、ドアビームの鍔部に係合させる断面コ字状の取り付け部を有する形状にしたことから、ドアビームへの取り付けが容易になる。
請求項3に記載の車両のドア構造の発明は、請求項2に記載の車両のドア構造であって、前記シール材は、前記ドアビームの前記一端部から中間部に上方から取り付けられると共に、前記ドアビームの中間部から他端部に下方から取り付けられることを特徴とする。
請求項3に記載の車両のドア構造の発明によれば、シール材は、ドアビームを挟んで、ドアビームの一端部から中間部に上方から取り付けられ、また、ドアビームの中間部から他端部に下方から取り付けられることにより、さらに、アウタパネルの振動を効果的に吸収することができる
請求項4に記載の車両のドア構造の発明は、請求項1に記載の車両のドア構造であって、前記ドアビームの上方または下方において、前記アウタパネルの裏面には、パッチ部材が配設されていることを特徴とする。
請求項4に記載の車両のドア構造の発明によれば、前記アウタパネルの裏面にパッチ部材が設けられていることにより、アウタパネルの振動が、さらに、パッチ部材によって吸収される。アウタパネルは、パッチ部材を有することによって、剛性が向上される。
請求項5に記載の車両のドア構造の発明は、請求項4に記載の車両のドア構造であって、前記パッチ部材は、前記ドアビームの上方または下方に配置された第1パッチ部材と、この第1パッチ部材に対して前記ドアビームを間にして逆方向に配置された第2パッチ部材と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の車両のドア構造の発明によれば、パッチ部材は、ドアビームを間にして第1パッチ部材と第2パッチ部材とを逆方向に向けて配置したことにより、第1パッチ部材と第2パッチ部材とによってドアの振動を適宜な位置で効果的に抑制することができる。
請求項6に記載の車両のドア構造の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両のドア構造であって、前記インナパネルは、略矩形状に形成されて、一側部が上下一対のヒンジ手段によって車体に回動可能に連結され、前記ドアビームは、一端部が上側の前記ヒンジ手段に連結されると共に、他端部が前記インナパネルの他側部の下隅部に連結されていることを特徴とする。
請求項6に記載の車両のドア構造の発明によれば、インナパネルが、ドアビームの一端部を上側のヒンジ手段に連結して補強すると共に、他端部をインナパネルの他側部の下方部位に連結した。これにより、ドアビームが、インナパネルの略対角線上に配設されるため、剛性を確保することができる。また、アウタパネルの他端部側の上方(ドアビームの上側)には、アウトサイドハンドルやドアロック装置が配設されるため、大きく揺動する他端部側での閉時の振動を抑制して、ドアの閉める音を心地よい好適なドア閉まり音にすることができる。
本発明に係る車両のドア構造によれば、ドアビームをシール材を介在してアウタパネルに当接させると共に、ドアビームの上方または下方に振動抑制部材が設けられていることによって、略矩形状のアウタパネルの略対角線上の位置で振動や衝撃や音を抑制して、ドアの閉める音を心地よい好適なドア閉まり音にすることができると共に、ドア全体の剛性を向上させることができる。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図4に基づき本発明の第1実施形態に係る車両のドア構造を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両のドア構造を示す図であり、ドアビームと振動抑制部材の配置状態を示す説明図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る車両のドア構造を示す概略分解斜視図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る車両のドア構造を示す図であり、第1ブラケットおよび第2ブラケットの設置状態を示す説明図である。図4(a)、(b)、(c)、(d)は、ドア閉時の振動の振舞いを時間軸で測定したときの測定データを示す説明図である。
なお、本発明の各実施形態では、「前」は車両のフロント側、「後」は車両のリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側とする。
<ドア閉まり音について>
まず、本発明の第1実施形態に係る車両用ドアを説明するのに先立って、図4を参照してドア閉まり音について説明する。
ドア閉まり音は、乗員がドアD1を閉めたときに、心地よく感じる「調和の取れた美しい音」や「迫力ある力強い音」等の音にすることが望ましい。
ドア閉まり音は、図4に示すように、ドアD1が閉じた瞬間より、アッパーサッシュ(図4(a)の矢印A)から衝撃加振が入力され、振動がドア外板後端へ伝播し(図4(b)の矢印B)、ドアD1のアウタパネル2の外板面を前後方向に移動し(図4(c)、(d)の矢印C,D)、アウタパネル2を固有振動数で励振させて、発生する。
このため、図1および図2に示すように、アウタパネル2の車室内側の面(裏面)に、略対角線上にシール材9を弾接させると共に、ドアビーム3の上方または下方に振動抑制部材5を配設して、好適なドア閉まり音にすることが可能であることが実験で判った。
以下、その好適なドア閉まり音を得ることができたドアD1の構造を説明する。
≪ドアの構成≫
まず、図1〜図3を参照してドアD1について説明する。
図1〜図3に示すように、ドアD1は、例えば、車体の前席左側に配置されるヒンジ式ドアからなる。以下、前席左側のヒンジ後開き式のドアD1を例に挙げて説明する。
ドアD1は、このドアD1の基体を構成するインナパネル1と、このインナパネル1の車室外側(外側)に設置されるアウタパネル2と、インナパネル1に設けられるドアビーム3と、ドアビーム3の上方または下方に設置される防振用(制振用)の振動抑制部材5と、ドアD1を車体に回動可能に取り付けるためのヒンジ手段4と、ドアD1のドア閉状態を保持するドアロック装置(ドアロック手段)8と、を主に備えている。
その他に、このドアD1には、インナパネル1の車室内側に設置されるライニング(図示せず)と、インナパネル1に設置され、窓ガラスGを昇降させるためのウインド装置(図示せず)と、アウタパネル2から挿入してライニングに固定されるインサイドハンドルおよびアウトサイドハンドル(図示せず)と、ウインド装置等の電装品(図示せず)と、ドアD1の全周に設置されるゴム枠等(図示せず)とを備えてなる。なお、このドアD1は、例えば、スチール製のインナパネル1と、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽合金製のアウタパネル2からなるいわゆるハイブリットドアであってもよい。
≪インナパネルの構成≫
図2に示すように、インナパネル1は、ドアD1の骨格を構成する枠部材であり、略矩形状に形成されている。このインナパネル1は、前側部(一側部)11a側が車体に上下一対のヒンジ手段4で回動可能に連結され、後側部(他側部)11b側(後側)がドアロック装置8(図1参照)によってドア閉状態が保持されている。このインナパネル1は、例えば、スチール等の金属によって形成されている。インナパネル1は、このインナパネル1の車室外側の面にドアビーム3が設置される枠部本体11と、窓ガラスG(図1参照)が上下動自在に配設されるサッシ12と、前後方向に延設される補強用のアッパインナフレーム13および下部フレーム14と、を溶接してなる。
図2に示すように、枠部本体11は、前側最端および前側下端の外側周縁部に、アウタパネル2が溶接(前記軽合金製板部材の場合には、構造用接着剤S(図3参照)を使用する)およびヘミング加工によって取り付けられる。
枠部本体11の前側部11aの上端部には、車室外側(外側)に配置される上側のヒンジ4aと、車室内側(内側)に配置されるドアビーム3の前端部3aと、が共通のボルト等の締結部材によって固定されている。前側部11aの最上端には、サッシ12の前端部が溶接によって連結されている。
枠部本体11の前側部11aの下端部には、車室外側に配置される下側のヒンジ4bがボルト等の締結部材によって固定されている。
枠部本体11の後側部11bの内側下端部には、ドアビーム3の後端部3bが締結部材等によって固定されている。また、後側部11bには、ドアロック装置8(図1参照)が設置されている。
図2に示すように、サッシ12は、窓ガラスG(図1参照)の窓枠であって、下側の前端部および後端部を枠部本体11の上側前端および上側後端に、それぞれ溶接によって連結してなる。なお、このサッシ12と枠部本体11とは、一体形成されたものであってもよい。また、サッシ12は、ハードトップタイプの自動車のようになくてもよい。
≪アウタパネルの構成≫
図1に示すように、アウタパネル2は、例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽合金製板材からなる圧延板材であり、プレス加工によって成形されている。このアウタパネル2は、インナパネル1の枠部本体11の周縁にヘミング加工と、溶接(前記軽合金製板部材の場合には、構造用接着剤S(図3参照)を使用する。)とを併用して取り付けられる。
図3は、第1ブラケット6の設置状態を示す部分断面図と、第2ブラケット7の設置状態を示す部分断面図とを1つの図面で表した説明図である。
図3に示すように、アウタパネル2の車室内側には、接着性を有する補助シール材52,53によって、それぞれ第1ブラケット6の他端部6aと第2ブラケット7の他端部7aとが連結されている。他端部6a,7aは、アウタパネル2との接着代部分を接着性の補助シール材52,53によって相対変化(微動)可能に連結されて、ドアビーム3とアウタパネル2との組み付け誤差が吸収できるようになっている。
その他、このアウタパネル2には、上端部に、補強用のアッパアウタフレーム21が配設され、下端部に、下部フレーム14が構造用接着剤Sとリベット(図示せず)とによって固着されている。また、アウタパネル2の後端部側の近傍には、アウトサイドハンドル(図示せず)が配設される。
≪ドアビームの構成≫
図2に示すように、前記ドアビーム3は、前端部(一端部)3aが、インナパネル1の前側部(一側部)11aに締結部材によって接続され、後端部(他端部)3bが、前端部3aの位置より上方または下方となるインナパネル1の後側部(他端部)11bの下方部位にリベット等の締結部材によって接続されて、斜めに配設されている。ドアビーム3は、アウタパネル2の車室内側(裏面側)において、このドアビーム3の上方または下方に振動抑制部材5が設けられている。ドアビーム3は、略矩形状の枠部本体11の略対角線に沿って設置されている。
図1および図2に示すように、ドアビーム3は、例えば、インナパネル1の補強用板状部材であり、鍔付溝型鋼等の縁部を折り曲げ形成して補強した金属部材からなる。ドアビーム3には、上方向および下方に向けて突出した帯状の鍔部3dが一体形成されている。
ドアビーム3には、前端部3a側の下側の鍔部3dに、下方向に突出した第1ブラケット6が溶接され、後端部3b側の上側の鍔部3dに、第1ブラケット6とは逆側に突出した第2ブラケット7が溶接されている(図3参照)。
図1および図2に示すように、ドアビーム3は、前端部(一端部)3aを上側のヒンジ4a(ヒンジ手段4)にインナパネル1の前側部11aを介在してボルト等の締結部材によって連結すると共に、後端部(他端部)3bがインナパネル1の後側部(他側部)11bの下隅部1bにリベット等の締結部材によって連結されている。
≪シール材の構成≫
図3に示すように、シール材9は、ドアD1を閉めたときの衝撃や振動やドア閉まり音を吸収したり、走行中のドアD1の振動を抑制するための緩衝部材(制振部材)であり、ドアビーム3に設置される。このシール材9は、例えば、補助シール材52,53と同じ接着性を有し、かつ、相対変位可能なマスチックシーラ等からなる。シール材9は、ドアD1に組み付けた際に、ドアビーム3とアウタパネル2との間に介在されて、ドアビーム3の車室外側の面とアウタパネル2の車室内側の面(裏面)の両面に接着される。
なお、前記マスチックシーラ(マスチック接着剤ともいわれている)は、接着兼緩衝材として使用される弾性をもったシーラであり、例えば、エポキシ樹脂等からなる。
≪振動抑制部材の構成≫
ドアD1には、アウタパネル2の振動を抑制する一対の振動抑制部材5,5が備えられている。この振動抑制部材5は、ドアビーム3に配設され上方または下方に突出する第1ブラケット6(ブラケット)および第2ブラケット7(ブラケット)と、第1ブラケット6および第2ブラケット7とアウタパネル2との間に介在される補助シール材52,53とを有している。
振動抑制部材5は、合成樹脂やゴム等の軟質材によって形成され、ドアD1の閉める方向に変形する弾性を備えて、ドアD1を閉めたときに、アウタパネル2、第1ブラケット6、第2ブラケット7およびドアビーム3の振動を吸収するようになっている。その結果、振動抑制部材5は、ドアD1の閉まり音の音色に影響する中周波を低減させて、低周波の迫力ある音色に調整することができるようになっている。
<補助シール材の構成>
図3に示す補助シール材52,53は、例えば、マスチックシーラやホットメルト等の接着性を有する合成樹脂からなる。補助シール材52,53は、前記シール材9および後記するパッチ部材55(図10参照)と同様に、ドアD1を閉めたときの音や振動や衝撃を吸収したり、走行中のドアD1の振動を抑制するための緩衝部材(制振部材)であり、熱硬化型の合成樹脂等の柔軟な部材によって形成されている。これら補助シール材52,53等は、例えば、ドアD1を焼き付け塗装するときの熱によって硬化される。
なお、構造用接着剤Sとは、例えば、エポキシ系等のアルミニウム合金用接着剤である。
≪ブラケットの構成≫
図1および図2に示すように、ブラケットは、ドアビーム3から上方または下方に突出して配設される第1ブラケット6と、この第1ブラケット6に対してドアビーム3から逆方向に突出して配設される第2ブラケット7と、を備えてなる。このブラケットは、一端部6b,7bをドアビーム3に固着し、他端部6a,7aを補助シール材52,53を介在してアウタパネル2に固着して、ドアビーム3とアウタパネル2とを連結するための部材である。
<第1ブラケットおよび第2ブラケットの構成>
第1ブラケット6および第2ブラケット7は、例えば、それぞれ鋼板等の金属製平板部材を折曲加工して形成された略同一形状のものからなり、適宜な弾性を備えている。ドアビーム3に配設される第1ブラケット6と第2ブラケット7とは、それぞれドアビーム3に対して互いに略対称的な位置に配置されている。このため、第1ブラケット6および第2ブラケット7は、設置スペースがある場合には、第1ブラケット6を上方向に突出して設け、第2ブラケット7を下方向に突出して設けても、どちらであってもよい。
さらに詳述すると、図3に示すように、第1ブラケット6は、一端部6bがドアビーム3の前端部3a(図2参照)側の下側に形成された鍔部3dに溶接され、他端部6aが、補助シール材52によってアウタパネル2の車室内側の面(裏面)に接着される。
第2ブラケット7は、一端部7bがドアビーム3の後端部3b(図2参照)側の上側に形成された鍔部3dに溶接され、他端部6aが、補助シール材53によってアウタパネル2の車室内側の面に接着される。
そして、前記ドアビーム3は、図3に示すように、シール材9を介在してアウタパネル2の車室内側の面に接着されている。
このように配設された第1ブラケット6および第2ブラケット7は、一端部6b,7bが、ドアビーム3およびシール材9を介在させてアウタパネル2に固着され、他端部6a,7aが、補助シール材52,53を介在してアウタパネル2に固着されているので、アウタパネル2に対して微動可能(相対変位可能)な状態に接着されている。
≪ヒンジ手段の構成≫
図1および図2に示す前記ヒンジ手段4は、ドアD1を車体に所定範囲内で回動可能に軸支するための部材であり、インナパネル1の前側部11aの上側および下側にそれぞれ配設された上下一対のヒンジ4a,4bからなる。
≪第1実施形態の作用≫
次に、図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態に係る車両のドア構造の作用を説明する。
乗員がドアD1を閉めたとき、ドアビーム3には、図3に示すように、弾性部材からなるシール材9および振動抑制部材5となる補助シール材52,53が設置されていることにより、衝撃や振動や音が吸収される。
また、シール材9は、図2にハッチングして示すc部のように、アウタパネル2の前端部上側から後端部下側に向かって斜めに当接しているため、アウタパネル2の振動を吸収して制振することができる。
ドアD1は、このようにして、衝撃や振動や音が吸収されることによって、ドア閉まり音も適宜な周波数(低周波数)や振幅や波長に調整されて、心地よい好適な音にすることができる。
さらに、アウタパネル2には、補助シール材52,53を介在して、ドアビーム3に接着されている第1ブラケット6および第2ブラケット7が取り付けてある。このため、第1ブラケット6および第2ブラケット7が振動したとしても、補助シール材52,53とシール材9とによって振動が吸収されるので、その振動がアウタパネル2に伝達されることを抑制できる。
また、アウタパネル2は、補助シール材52,53によって第1ブラケット6および第2ブラケット7が接着され、その第1ブラケット6および第2ブラケット7がアウタパネル2に相対変化可能に連結されていることにより、第1ブラケット6および第2ブラケット7が相対的に変化する弾性を有するため、衝撃や振動や音が吸収される。
また、アウタパネル2の後端部側の近傍には、アウトサイドハンドル(図示せず)およびドアロック装置8(図1参照)が配設されるため、ドアD1の閉時の振動を低周波に抑制して、ドアD1の閉める音を心地よい好適なドア閉まり音にすることができる。
[第2実施形態]
次に、図5〜図7を参照して、本発明の第2実施形態に係る車両のドア構造を説明する。
なお、第2実施形態において、図1〜図4に示した前記第1実施形態に係る車両のドア構造と同一機能を有する部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る車両のドア構造を示す図であり、(a)はドアビームと振動抑制部材に配置状態を示す説明図、(b)はシール材の拡大断面図である。図6は、本発明の第2実施形態に係る車両のドア構造を示す概略分解斜視図である。図7は、本発明の第2実施形態に係る車両のドア構造を示す図であり、第1ブラケットおよび第2ブラケットの設置状態を示す説明図である。
また、前記第1実施形態のシール材9(図1〜図3参照)は、緩衝部材(制振部材)であれば、いわゆるウェザーストリップからなるシール材9A,9Aでもよく、特に、それらの形状は限定されない。
≪振動抑制部材の構成≫
図5〜図7に示す第2実施形態の振動抑制部材5Aは、補助シール材52,53と、ドアビーム3Aに配設され上方または下方に突出する第1ブラケット6A(ブラケット)および第2ブラケット7A(ブラケット)と、から主に構成されている。
≪シール材の構成≫
第2実施形態のシール材9A,9Aは、例えば、ドアD2の周縁のフランジ部に装着されるいわゆるウェザーストリップからなるゴム枠(図示せず)と同じような形状のゴムや合成樹脂等の柔軟な部材によって形成されている。
さらに詳述すると、図5(b)に示すように、シール材9Aは、ドアビーム3Aの鍔部3Adに装着される取り付け部9Acなどの基体部分を形成するための硬質材と、この硬質材に2色成形される弾接部9Aa、突条9Abを形成するための軟質材と、硬質材内にインサート成形された金属製の補強部材9Adとを一体形成されてなる。
シール材9Aは、取り付け部9Acを鍔部3Adに装着することにより、前後方向に延設された図6に示すドアビーム3Aの前端部3Aaから中間部3c、および、中間部3cから後端部3Abに取り付けられる。そのシール材9Aは、ドアD1を閉めたときに、弾接部9Aaが、ドアD1に略直交する方向(車幅方向)に弾性を有するように配置されている。
図5(b)に示すように、ドアD1に組み付けられたシール材9Aは、段接部9aがアウタパネル2Aの車室内側の面(裏面)に常に圧接して反り曲がった状態にあり、ドアD2を閉めた際に、ドアビーム3Aと第1ブラケット6および第2ブラケット7に車室内側から弾接して、振動やドア閉まり音を吸収するようになっている。
前記硬質材は、図5(b)に示すシール材9Aの取り付け部9Acの形状が型崩れしないようにするために、硬質のゴムまたは合成樹脂などから形成されている。その硬質材内には、金属製平板部材からなる補強部材9Adがインサート成形されていることによって、さらに、変形し難い構造にして、ドアビーム3Aの鍔部3Adから脱落しないように形成されている。
軟質材は、軟質ゴムや軟質合成樹脂などであり、当接したドアビーム3Aとアウタパネル2Aの車室内側の面(裏面)に密着して振動を抑制できるように形成されている。
取り付け部9Acは、シール材9Aを鍔部3Adに装着するために形成された箇所であり、断面が略コ字状の溝から形成されている。その取り付け部9Acの内側の両側壁には、奥壁側方向に向けて斜めに形成されて鍔部3Adに密着する突条9Abが形成されている。
シール材9Aは、このようにすることにより、ドア閉まり音の音色に影響する中周波の振動を低減させて、低周波の音色(いわゆる高級感があるドア閉まり音)に調整することができるようになっている。
[第3実施形態]
次に、図8および図9を参照して、本発明の第3実施形態に係る車両のドア構造を説明する。
なお、第3実施形態において、図1〜図7に示した前記第1および第2実施形態に係る車両のドア構造と同一機能を有する部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図8は、本発明の第3実施形態に係る車両のドア構造を示す概略分解斜視図である。図9は、本発明の第3実施形態に係る車両のドア構造を示す概略要部縦断面図である。
前記第1実施形態のドアD1(図1〜図3参照)は、図8および図9に示す第3実施形態の後部座席のようなドアD3でもよく、また、ドアビーム3Bは、シール材9Aを取り付けるための鍔部3Bd(図9参照)があれば、特にそれらの形状は限定されない。
例えば、ドアビーム3Bは、管状部材からなり、前端部3Baと後端部3Bbとがインナパネル1Bの枠部本体11Bに溶接手段やブラケット等(図示せず)によって固定される。ドアビーム3Bの前端部3Baと後端部3Bbとの間の中間部3Bcには、上方向に向けて平板部材からなる鍔部3Bdが溶接されている。
このようなドアD3であっても、前記ドアD1(図1〜図3参照)およびドアD2(図5〜図7参照)と同じ作用効果がある。
[第4実施形態]
次に、図10および図11を参照して、本発明の第4実施形態に係る車両のドア構造を説明する。
なお、第4実施形態において、図1〜図9に示した前記第1〜第3実施形態に係る車両のドア構造と同一機能を有する部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図10は、本発明の第4実施形態に係る車両のドア構造を示す概略分解斜視図である。図11は、本発明の第4実施形態に係る車両のドア構造を示す概略要部縦断面図である。
前記第1〜3実施形態の振動抑制部材5,5A(図1〜図9参照)は、図10および図11に示す第4実施形態のような振動抑制部材5Cでもよい。すなわち、振動抑制部材5Cは、ドアビーム3の上側または下側において、アウタパネル2Cの車室内側の面(裏面)に設けられるパッチ部材55を有するものであってもよい。
この場合、パッチ部材55は、第1パッチ部材55aと、ドアビーム3を間にして逆方向に配設される第2パッチ部材55bと、を備えるものであってもよく、特に、数量や形状等は限定されない。パッチ部材55は、例えば、図10に実線で示すように、第1パッチ部材55aを1つのみ設けてもよい。
このパッチ部材55は、例えば、前記補助シール材52,53(図1〜図3参照)と同じように接着性を有し、かつ、相対変位可能なマスチックシーラ等からなり、さらに、アウタパネル2Cでの振動の伝達を抑制することができる。パッチ部材55は、図10に示すように、アウタパネル2Cの設置可能なスペースに応じて、適宜な数および形状のものを貼着すれば、より一層効果的な振動抑制ができる。
第1パッチ部材55aおよび第2パッチ部材55bは、図10に示すように、ドアビーム3を間にして逆方向の位置に配置される。すなわち、第1パッチ部材55aおよび第2パッチ部材55bは、アウタパネル2Cにおいて、ドアD4を閉めたときに、振幅が大きい箇所に配置すると、さらに、振動やドアD4の閉まり音を効果的に抑制することができる。
特に、シール材9は、スチール製のインナパネル1とアルミニウム合金等の軽合金製のアウタパネル2からなるハイブリットドアの特有の反転音を防止する効果があり、パッチ部材55は、一般に高級感あるドアD4の閉まり音とされている低周波数の低周波音の励起効果がある。
≪変形例≫
なお、本発明は、前記第1〜第4実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、ドアビーム3は、図1に示すように、前端部3aが、インナパネル1の前側部11aの上側に接続され、後端部3bが、インナパネル1の後側部11bの下側に接続されて、後側が斜め下がりに配設した場合を説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、ドアビーム3は、インナパネル1の略対角線上に配設されてあればよく、前端部3aが、インナパネル1の前側部11aの下側に接続され、後端部3bが、インナパネル1の後側部11bの上側に接続されて、後側が、斜め上がりに配設したものであってもよい。すなわち、ドアビーム3は、略枠形状の枠部本体11に対して、三角形または台形からなる閉断面を形成するように配設されていればよい。
なお、ドアビーム3は、インナパネル1の対角線上に配設されていることが望ましいが、インナパネル1に斜めに設置されてあればよく、前端部3aおよび後端部3bがアウタパネル2の角部2a,2bから多少ずれて、対角線からも多少ずれていても構わない。
このような場合、前記第4実施形態で説明した第1パッチ部材55a、および第2パッチ部材55bは、図10に示す第1パッチ部材55aをアウタパネル2Cの前方向側に移動させ、第2パッチ部材55bをアウタパネル2Cの後方向側に移動させた位置に配設すればよい。
本発明の第1実施形態に係る車両のドア構造を示す図であり、ドアビームと振動抑制部材に配置状態を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る車両のドア構造を示す概略分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両のドア構造を示す図であり、第1ブラケットおよび第2ブラケットの設置状態を示す説明図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、ドア閉時の振動の振舞いを時間軸で測定したときの測定データを示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る車両のドア構造を示す図であり、(a)はドアビームと振動抑制部材に配置状態を示す説明図、(b)はシール材の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両のドア構造を示す概略分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両のドア構造を示す図であり、第1ブラケットおよび第2ブラケットの設置状態を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る車両のドア構造を示す概略分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る車両のドア構造を示す概略要部縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両のドア構造を示す概略分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る車両のドア構造を示す概略要部縦断面図である。
符号の説明
1,1A,1B インナパネル
1b 下隅部
2,2A,2B,2C アウタパネル
3,3A,3B ドアビーム
3a,3Aa,3Ba:前端部(一端部)
3b,3Ab,3Bb:後端部(他端部)
4 ヒンジ手段
4a ヒンジ
4b ヒンジ
5,5A,5C 振動抑制部材
6,6A 第1ブラケット(ブラケット)
7,7A 第2ブラケット(ブラケット)
8 ドアロック装置(ドアロック手段)
9,9A シール材
11a 前側部(一側部)
11b 後側部(他側部)
52,53 補助シール材
55 パッチ部材
55a 第1パッチ部材
55b 第2パッチ部材
D1,D2,D3,D4 ドア

Claims (6)

  1. インナパネルと、前記インナパネルの外側に配設されるアウタパネルと、前記インナパネルに配設されるドアビームとを備えた車両のドア構造であって、
    前記インナパネルは、一側部側が車体にヒンジ手段で連結され、他側部側がドアロック手段によってドア閉状態が保持され、
    前記ドアビームと前記アウタパネルとの間は、シール材を介在させて互いに当接させ、
    前記アウタパネルの内側において、前記ドアビームの上方または下方には、振動抑制部材が配設され
    前記振動抑制部材は、前記ドアビームに配設される第1ブラケットおよび第2ブラケットと、前記第1ブラケットおよび前記第2ブラケットと前記アウタパネルとの間にそれぞれ介在される補助シール材と、を有し、
    前記ドアビームは、一端部が前記インナパネルの前側部の上側に接続されると共に、他端部が前記インナパネルの後側部の下側に接続されるか、または、前記一端部が前記インナパネルの前側部の下側に接続されると共に、前記他端部が前記インナパネルの後側部の上側に接続されて斜めに配設されることで、前記インナパネルの略対角線上に配置され、
    前記第1ブラケットは、前記ドアビームの一端部寄りの位置から上下方向において当該ドアビームの他端部側に延びると共に、
    前記第2ブラケットは、前記ドアビームの他端部寄りの位置から上下方向において当該ドアビームの前記一端部側に延びることを特徴とする車両のドア構造。
  2. 前記ドアビームには、上方および下方に向けて突出した帯状の鍔部が形成され、
    前記シール材は、前記ドアビームの前記鍔部に装着される断面コ字状の取り付け部と、
    前記取り付け部から延出され前記アウタパネルに圧接される弾接部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両のドア構造。
  3. 前記シール材は、前記ドアビームの前記一端部から中間部に上方から取り付けられると共に、前記ドアビームの中間部から他端部に下方から取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の車両のドア構造。
  4. 前記ドアビームの上方または下方において、
    前記アウタパネルの裏面には、パッチ部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のドア構造。
  5. 前記パッチ部材は、前記ドアビームの上方または下方に配置された第1パッチ部材と、この第1パッチ部材に対して前記ドアビームを間にして逆方向に配置された第2パッチ部材と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の車両のドア構造。
  6. 前記インナパネルは、略矩形状に形成されて、一側部が上下一対のヒンジ手段によって車体に回動可能に連結され、
    前記ドアビームは、一端部が上側の前記ヒンジ手段に連結されると共に、他端部が前記インナパネルの他側部の下隅部に連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両のドア構造。
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