JPH1016822A - 自動車の車体側部のエネルギ吸収構造 - Google Patents

自動車の車体側部のエネルギ吸収構造

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JPH1016822A
JPH1016822A JP18991296A JP18991296A JPH1016822A JP H1016822 A JPH1016822 A JP H1016822A JP 18991296 A JP18991296 A JP 18991296A JP 18991296 A JP18991296 A JP 18991296A JP H1016822 A JPH1016822 A JP H1016822A
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JP
Japan
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side step
energy absorbing
energy
vehicle body
deformed
Prior art date
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Pending
Application number
JP18991296A
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English (en)
Inventor
Yukio Matsuda
幸男 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH1016822A publication Critical patent/JPH1016822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外力がサイドステップに加わったとき、その
外力を吸収できる、自動車の車体側部のエネルギ吸収構
造を提供すること。 【解決手段】 車室(10)に乗降するためのサイドス
テップ(12)を有する自動車の車体側部のエネルギ吸
収構造である。サイドステップ(12)を経て加わる車
体幅方向の内方へ向く所定以上の外力(F)によって変
形し、エネルギ吸収する部材(14)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体側部の
エネルギ吸収構造に関し、特に、レクリエーショナルビ
ークルつまりRV、ワゴン、バンのような、車室に乗降
するためのサイドステップを有する自動車の車体側部に
おいて、車体幅方向の内方へ向く所定以上の外力のエネ
ルギを吸収する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばRVでは、実質的にL字状のブ
ラケットの水平部によってサイドステップを支持し、ブ
ラケットの垂直部をロッカのような車体側の部材に取り
付け、サイドステップは車体に設置されている(実開昭
60-100246 号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記サイドステップお
よびその周辺部には車体幅方向の内方へ向く外力を吸収
するため、たとえば、ロッカ断面内にバルクヘッドを追
加したり、センタピラー用部材を二重層化したり、板厚
を上げたり、フロアクロスメンバを追加したりなどの補
強を行うことから、車体重量の大幅な増加は避けられな
い。また、前記補強箇所が必ずしも車体最外側にないた
め、エネルギ吸収する際、いわゆる空走距離が発生し、
エネルギ吸収効率が悪くなる。
【0004】本発明は、車体幅方向の内方へ向く外力が
サイドステップに加わったとき、前記外力を吸収でき
る、自動車の車体側部のエネルギ吸収構造を車体重量の
大幅な増加を招くことなく提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車室に乗降す
るための、車体最外側より若干内方へ側端が位置するサ
イドステップを有する自動車の車体側部のエネルギ吸収
構造であって、前記サイドステップを経て加わる車体幅
方向の内方へ向く所定以上の外力によって変形し、エネ
ルギ吸収する部材を備える。
【0006】
【作用および効果】車体幅方向の内方へ向く外力がサイ
ドステップに加わると、その外力がサイドステップから
エネルギ吸収部材に伝わり、エネルギ吸収部材が変形す
る。これによってエネルギを吸収するため、車体の変形
を低減できる。また、エネルギ吸収のための時間を長く
とれるため、効率的にエネルギ吸収できる。
【0007】
【発明の実施の形態】車体側部のエネルギ吸収構造は、
車室に乗降するためのサイドステップを有する自動車に
おいて車体側方からの車体幅方向の内方へ向く外力を受
け止め、エネルギ吸収する。前記サイドステップは、1
つの態様では、側方からの外力で変形できるステーによ
って車体に取り付ける。この場合、エンジン、トランス
ミッション、サスペンション等を取り付けるフレームが
車体にあり、エネルギ吸収部材はサイドステップとフレ
ームとの間に配置する。この態様のエネルギ吸収部材
は、樹脂またはアルミニウムの格子またはハニカム構造
の他、アルミニウム板または鋼板を断面がハット型を呈
するように折り曲げたものとすることができる。この態
様では、側方からの外力がサイドステップから加わる
と、ステーが変形してサイドステップが車体幅方向の内
方へ変位し、さらにエネルギ吸収部材がサイドステップ
とフレームとの間にはさまれて変形し、エネルギ吸収す
る。サイドステップそのものは、ステーが変形した後、
変形することができるように剛性を定めうる。
【0008】前記サイドステップは、別の態様では、側
方からの外力では変形しにくいステーによって車体のフ
ロアのクロスメンバに取り付ける。クロスメンバは剛性
部材であるが、側方からの所定以上の外力が加わるとき
変形できるように、、クロスメンバの軸線方向の剛性、
すなわち車体幅方向の剛性を定めておく。たとえば、ク
ロスメンバに蛇腹状の凹凸を設けることができる。この
場合、サイドステップは変形しにくい形態とし、クロス
メンバの変形のためのストロークを確保する。また、サ
イドステップそのものは、ステーが変形した後、変形す
ることができるように剛性を定めうる。
【0009】
【実施例】車体側部のエネルギ吸収構造は、第1の実施
例の断面状態を示す図1および自動車の斜視状態を示す
図3を参照すると、車室10に乗降するためのサイドス
テップ12を有する自動車8の車体側部において車体幅
方向の内方へ向く外力を吸収する構造であって、エネル
ギ吸収部材14を備える。
【0010】サイドステップ12は、車体前後方向に間
隔をおいた複数のステー16にボルト止めされ、ステー
16は、車体のロッカ18とフロア20との接合部に設
けられた取付座22にボルト止めされている。ステー1
6は、自動車8の側方から所定以上の外力Fが加わると
き変形できる。図示の実施例では、サイドステップ12
は中空部を有するように形成してあるが、これに代えて
それ自体公知の構造とすることができる。
【0011】サイドステップ12は、その車体幅方向の
外方端13がドア26のアウタパネル27の車体幅方向
の最も外方に位置する部分より若干内側となるような取
付幅Wを有することが好ましい。この寸法関係によれ
ば、外力がまずサイドステップ12に加わり、エネルギ
吸収部材14の速やかな変形を確実に実現できるため車
体の変形を低減できる。
【0012】エネルギ吸収部材14はサイドステップ1
2に取り付けられ、サイドステップ12とフレーム24
との間に配置されている。エネルギ吸収部材14は、図
示の実施例では、フレーム24との間に間隔D(フレー
ムと車体組付けばらつきを吸収するための最小間隔)を
おいて設定されている。エネルギ吸収部材14は、車体
前後方向に数個設定することができる。
【0013】車体幅方向の内方へ向く所定以上の外力F
がサイドステップ12に加わると、ステー16が変形
し、サイドステップ12が車体幅方向の内方へ変位す
る。空走距離である間隔Dがなくなると、エネルギ吸収
部材14はサイドステップ12とフレーム24とにはさ
まれ、変形してエネルギ吸収する。
【0014】図示の実施例では、サイドステップ12と
フレーム24との間にエネルギ吸収部材14を配置し、
これをサイドステップ12とフレーム24とによっては
さみ込んで変形させている。これに代えて、サイドステ
ップ12をエネルギ吸収可能なアルミニウムのハニカム
構造とする共に、エネルギ吸収部材14のある箇所に同
じ大きさの剛性の大きなスペーサを配置し、サイドステ
ップ12そのものを変形させてエネルギ吸収することも
できる。
【0015】図2に示す実施例では、エネルギ吸収部材
34は車体のフロアのクロスメンバである。サイドステ
ップ32は複数のステー36にボルト止めされ、ステー
36はクロスメンバ34にボルト止めされている。サイ
ドステップ32とステー36とは、側方からの所定以上
の外力Fが加わるとき変形しない剛性を有する。一方、
クロスメンバ34は、外力Fによって車体幅方向へ座屈
変形する。そのため、外力Fはサイドステップ32から
ステー36を経てクロスメンバ34に加わり、クロスメ
ンバ34が変形してエネルギ吸収する。この実施例にお
いても、前述のように、サイドステップ32をエネルギ
吸収可能な構造とし、ここでエネルギ吸収することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の車体側部のエネルギ吸収
構造の実施例を示すもので、(a)は図3の1−1線に
沿って切断した断面図、(b)は(a)のb−b線で切
断した断面図である。
【図2】本発明に係る自動車の車体側部のエネルギ吸収
構造の別の実施例を示すもので、(a)は図1の(a)
と同様な断面図、(b)は(a)のb−b線で切断した
断面図ある。
【図3】本発明に係る自動車の車体側部のエネルギ吸収
構造を適用できる自動車の斜視図である。
【符号の説明】
8 自動車 10 車室 12、32 サイドステップ 14 エネルギ吸収部材 34 エネルギ吸収部材(クロスメンバ) 16、36 ステー 18 ロッカ 24 フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室に乗降するための、車体最外側より
    若干内方に側端が位置するサイドステップを有する自動
    車の車体側部のエネルギ吸収構造であって、前記サイド
    ステップを経て加わる車体幅方向の内方へ向く所定以上
    の外力によって変形し、エネルギ吸収する部材を備え
    る、自動車の車体側部のエネルギ吸収構造。
JP18991296A 1996-07-02 1996-07-02 自動車の車体側部のエネルギ吸収構造 Pending JPH1016822A (ja)

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