JP2017047866A - 車両用カウル構造 - Google Patents

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Norimitsu Ikeda
教光 池田
吉田 誠
Makoto Yoshida
吉田  誠
剛希 小松
Goki Komatsu
剛希 小松
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Abstract

【課題】NV性能と歩行者保護性能とを両立させることができる車両用カウル構造を提供する。
【解決手段】フロントウインドシールドガラスの下端部付近を支持するカウルトップアウタと、車両後方側でカウルトップアウタと接合されるカウルトップインナと、車両幅方向の中央位置でカウルトップアウタとカウルトップインナとに接合し閉断面部を形成するカウルブレースとを備える。カウルブレースは、カウルトップアウタに接合される上側フランジ部、カウルトップインナに接合される下側フランジ部、および車両幅方向に離間して並設されかつ上側フランジ部と下側フランジ部とを直線的に接合する複数の脚部を含む、屈曲部を持たないブレース本体で構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車に適用される車両用カウル構造に関する。
特許文献1に、フロントウインドシールドガラスの振動抑制に関するNV(Noise and Vibration)性能と衝突時の衝撃緩和に関する歩行者保護性能との両立を図った、車両用カウル構造が開示されている。
特許文献1に記載の車両用カウル構造では、カウルブレース(補強部材)とカウルインナとによって車両側面視で閉じた断面構造(閉断面部)を形成して、フロントウインドシールドガラスの支持剛性を強めている。これにより、この車両用カウル構造は、フロントウインドシールドガラスの上下方向に生じる振動を抑制することができ、NV性能を向上させている。
また、特許文献1に記載の車両用カウル構造では、カウルブレースに脆弱な屈曲部を形成して、カウル構造に衝突荷重が入力された時に屈曲部を起点とする曲げ変形が生じるようにしている。これにより、この車両用カウル構造は、衝突時に受けるエネルギーを効率的に吸収することができるので、歩行者保護性能が向上する。
特開2013−173443号公報
上記特許文献1に記載の車両用カウル構造では、カウルブレースに屈曲部が形成されている。このような屈曲部は、カウルブレースの曲げ変形が生じ易くなるため歩行者保護性能の向上には寄与するが、フロントウインドシールドガラスの支持剛性が弱くなってNV性能が低下する。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、NV性能と歩行者保護性能とを両立させることができる車両用カウル構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用カウル構造は、フロントウインドシールドガラスの下端部に沿って車両幅方向に延設され、フロントウインドシールドガラスの下端部付近を支持するカウルトップアウタと、カウルトップアウタの車両下方側に車両幅方向に沿って延設されると共に、車両後方側でカウルトップアウタと接合されるカウルトップインナと、カウルトップインナの車両前方側に配設され、少なくとも車両幅方向の中央を含む位置で車両上下方向にカウルトップアウタとカウルトップインナとに接合され、カウルトップアウタとカウルトップインナとで閉断面部を形成するカウルブレースとを備え、カウルブレースは、カウルトップアウタに接合される上側フランジ部、カウルトップインナに接合される下側フランジ部、および車両幅方向に離間して並設されかつ上側フランジ部と下側フランジ部とを直線的に接合する複数の脚部を含む、ブレース本体で構成される、ことを特徴としている。
この本発明の車両用カウル構造では、カウルブレースが、カウルトップアウタおよびカウルトップインナと共に車両側面視で閉断面部を形成する。これにより、フロントウインドシールドガラスの支持剛性が強くなる。よって、フロントウインドシールドガラスの車両上下方向に生じる振動を抑制することができる。
また、本発明のカウル構造では、カウルブレースを少なくとも車両幅方向の中央を含む位置に唯一配設している。車両幅方向の中央の位置は、フロントウインドシールドガラスの振動振幅が最も大きく現れる振幅の腹に相当するので、フロントウインドシールドガラスの振動を抑えることができる。よって、フロントウインドシールドガラスの車両上下方向に生じる振動を効果的に抑制することができる。
また、本発明のカウル構造では、カウルブレースにおける屈曲部を持たないブレース本体が、上側フランジ部および下側フランジ部を介して、カウルトップアウタとカウルトップインナとを直線的に接合している。これにより、ブレース本体において振動に対して脆弱な箇所をなくすことができる。よって、フロントウインドシールドガラスの車両上下方向に生じる振動を抑制することができる。
さらに、本発明のカウル構造では、カウルブレースにおけるブレース本体の形状を、屈曲部がない真直ぐな複数の脚部を車両幅方向に並列に離間して配置した形状とし、上側フランジ部と下側フランジ部とを接合している。これにより、衝突荷重が入力された時にブレース本体の曲げ変形が生じ易くなる。よって、衝突時に受けるエネルギーを効率的に吸収して歩行者を保護することができる。
以上述べたように、本発明の車両用カウル構造によれば、NV性能の確保と歩行者保護性能の確保とを両立させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用カウル構造が適用された車両の前方斜視図 本発明の一実施形態に係る車両用カウル構造が適用された車両の前方透視図 本発明の一実施形態に係る車両用カウル構造の断面図(図1のB−B線に沿った拡大縦断面図) 図2に示す車両用カウル構造を車両前方側から車両後方側に向かって斜め方向から見た斜視図 図3に示す車両用カウル構造のカウスブレースの斜視図 衝突エネルギーを吸収したカウスブレースの一例を示す斜視図 衝突エネルギーを吸収したカウスブレースの一例を示す車両側方視による縦断面図
[概要]
本発明の車両用カウル構造は、カウルブレースを少なくとも車両の中央を含む位置に配設する。カウルトップアウタとカウルトップインナとを接合するカウルブレースの本体は、複数の脚部を車両幅方向に並設させた屈曲部を持たない形状を有する。この屈曲部を持たない形状により、フロントウインドシールドガラスの支持剛性を強くして、NV性能の向上を図る。また、複数の脚部を離間して並設させた形状により、カウルに衝突荷重が入力された時に曲げ変形を生じ易くして、歩行者保護性能を確保する。
以下、本発明が提供する車両用カウル構造について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面において、矢印UPは車両上方向を、矢印DOWNは車両下方向を、矢印FRは車両前方向を、矢印Wは車両幅方向を、それぞれ示している。
[車両用カウル構造の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るカウル構造10が適用された車両1の前部を、車両左斜め前方から見た斜視図である。図2は、図1の点線で示したA部の車両内部を拡大して示した透視図である。図1に示すように、車両1は、車体の前部上面にフロントフード2を備え、フロントフード2の後方上側にフロントウインドシールドガラス3を備えている。図2に示すように、本発明のカウル構造10は、フロントウインドシールドガラス3(透過表示)の車両下方側に設けられる。
図3は、図2に示したカウル構造10を適用した車両1を車両前後方向のB−B線に沿って切断し、その切断面を車両側方から見た拡大縦断面図である。図4は、図3に示したカウル構造10を車両前方側から車両後方側に向かって斜め方向から見た斜視図である。この図3および図4で示すように、本実施形態に係るカウル構造10は、カウルトップアウタ11と、カウルトップインナ12と、カウルブレース13とを、主要部として構成されている。
カウルトップアウタ11は、フロントウインドシールドガラス3の下端部3Aに沿って車両幅方向に延設されており、フロントウインドシールドガラス3の下端部3A付近を支持する。詳述すると、カウルトップアウタ11は、車両上方向が凸となる断面が略ハット形状のアウタ本体11Bと、アウタ本体11Bの前端部から車両前方斜め下へ屈曲して延びる略平板状の前側フランジ部11Fと、アウタ本体11Bの後端部から車両後方向へ屈曲して延びる略平板状の後側フランジ部11Rと、によって構成されている。カウルトップアウタ11は、アウタ本体11Bの凸部平面がフロントウインドシールドガラス3のガラス面に沿って平行となるように、フロントウインドシールドガラス3の下側に配置されている。アウタ本体11Bの凸部の上面は、フロントウインドシールドガラス3のガラス内面と接着剤30で固着されている。
カウルトップインナ12は、カウルトップアウタ11の車両下方側に車両幅方向に延設されている。詳述すると、カウルトップインナ12は、カウルトップアウタ11の後側フランジ部11Rに接合される略平板状の後側フランジ部12Rと、後側フランジ部12Rの前端部から車両前方斜め下へ屈曲して延びる略平板状のインナ本体12Bと、インナ本体12Bの下端部から車両前方斜め下へ屈曲して延びる車両上方向へ突出した略L字形状の中間部12Mと、中間部12Mの前端部から車両前方へ屈曲して延びる略平板状の前側フランジ部12Fと、によって構成されている。
また、カウルトップインナ12の車両下方側には、車両幅方向にカウルクロス14が延設されている。このカウルクロス14は、カウルトップインナ12のインナ本体12Bと前側フランジ部12Fとにそれぞれ平行な前後のフランジ部を有しており、この前後のフランジ部がインナ本体12Bと前側フランジ部12Fとにそれぞれ接合されている。この接合により、カウルトップインナ12とカウルクロス14とによって、車両側面視で閉じた断面構造(図3の閉断面部22)が形成される。
上述したカウルトップアウタ11の後側フランジ部11Rにおける車両下側の面と、カウルトップインナ12の後側フランジ部12Rにおける車両上側の面との接合は、スポット溶接などによって行われる。また、カウルトップインナ12のインナ本体12Bおよび前側フランジ部12Fにおける車両下側の面と、カウルクロス14における車両上側の面との接合は、スポット溶接などによって行われる。
カウルブレース13は、少なくとも車両幅方向の中央を含む位置に配設されており、カウルトップアウタ11とカウルトップインナ12とを繋げるように接合されている。この接合により、カウルトップアウタ11、カウルトップインナ12、およびカウルブレース13によって、車両側面視で閉じた断面構造(図3の閉断面部21)が形成される。車両幅方向の中央位置がフロントウインドシールドガラス3の振動振幅が最も大きく現れる振幅の腹(断面変形量W=0)に相当する。この理由から、本実施形態では、少なくとも車両幅方向の中央を含む位置に唯一のカウルブレース13を配設している。フロントウインドシールドガラス3は、カウルトップアウタ11を介在して、カウルトップインナ12およびカウルブレース13によって支持されている。
図3および図4に示すように、カウルブレース13は、上側フランジ部13Tと、下側フランジ部13Dと、ブレース本体13Bとを含んで構成され、右側断面が略「逆Z」の字状に形成されている。詳述すると、カウルブレース13は、カウルトップアウタ11のアウタ本体11Bと平行に配置されてアウタ本体11Bに接合される上側フランジ部13Tと、上側フランジ部13Tの前端部から車両下方向へ屈曲して真直ぐに延びるブレース本体13Bと、ブレース本体13Bの下端部から車両前方斜め下へ屈曲してカウルトップインナ12のインナ本体12Bと平行に延びてインナ本体12Bに接合される下側フランジ部13Dと、によって構成されている。
上述したカウルトップアウタ11のアウタ本体11Bにおける車両下側の面と、カウルブレース13の上側フランジ部13Tにおける車両上側の面との接合は、スポット溶接などによって行われる。また、カウルトップインナ12のインナ本体12Bにおける下端部付近の車両前側(上側)の面と、カウルブレース13の下側フランジ部13Dにおける車両後側(下側)の面との接合は、スポット溶接などによって行われる。溶接箇所の一例を、図4において×印で示している。図4の例では、それぞれ3箇所で接合されている。
[カウルブレースの特徴]
本実施形態のカウルブレース13が備える特徴を、カウルブレース13の単体斜視図である図5を参照して説明する。
カウルブレース13のブレース本体13Bは、車両幅方向に幅w1および車両上下方向に長さhを有し、直線的な略平板の形状をしている。そして、このブレース本体13Bには、車両幅方向に並列に離間して配置した幅w2の脚部13xが複数形成されている。つまり、ブレース本体13Bは、この複数の脚部13xによって、上側フランジ部13Tと下側フランジ部13Dとを屈曲部を設けることなく真直ぐに接合している。
なお、図5の例では複数の脚部13xが3つである場合を示したが、脚部13xの数はこれに限るものではない。また、図5に示した突部13yは、組み付け時にカウルブレース13を位置決めするために用いられる。
ブレース本体13Bの幅w1は、車両1に要求されるフロントウインドシールドガラス3の支持剛性に基づいて設定される。幅w1が大きいほど、ブレース本体13Bによるフロントウインドシールドガラス3の支持剛性が強くなり、NV性能が向上する。
一方、脚部13xの幅w2は、車両1に要求されるカウルに衝突荷重が入力された時に生じさせる曲げ変形に基づいて設定される。幅w2が小さいほど、曲げ変形が生じ易くなり、歩行者保護性能が向上する。具体的には、脚部13xの幅w2は、フロントウインドシールドガラス3にインパクターが衝突してカウル構造10に対して車両下方側への衝突荷重が与えられた時に、脚部13xに曲げ変形が生じるサイズに設定される。
また、図3に示すように、フロントウインドシールドガラス3の傾斜方向とブレース本体13Bの傾斜方向との関係は、例えば次の関係とすることができる。
まず、インパクターによって衝突荷重が与えられる方向(図3の実線矢印)と車両前方向とのなす角度αが、フロントウインドシールドガラス3に直交する方向(図3の点線)と車両前方向とのなす角度βよりも大きい場合(図3の例)である。この場合、カウルブレース13のブレース本体13Bの車両前方向からの傾斜(図3の一点鎖線)を、角度αよりも角度γだけ大きい角度「α+γ」に設定する。例えば、角度αが65°および角度βが60°のときに角度γが5度であれば、ブレース本体13Bの傾斜角度は70°となる。この設定では、カウルブレース13に衝突荷重が与えられたとき、車両前方向に複数の脚部13xの曲げ変形が生じ易くなる。
次に、インパクターによって衝突荷重が与えられる方向(図3の実線矢印)と車両前方向とのなす角度αが、フロントウインドシールドガラス3に直交する方向(図3の点線)と車両前方向とのなす角度βよりも小さい場合(図示せず)である。この場合、カウルブレース13のブレース本体13Bの傾斜(図3の一点鎖線)を、フロントウインドシールドガラス3に直交する方向と同じにする、つまりブレース本体13Bの車両前方向からの傾斜角度を角度βとする。例えば、角度αが65°および角度βが70°であれば、ブレース本体13Bの傾斜角度は70°となる。この設定では、フロントウインドシールドガラス3の振動抑制を向上させることができる。
また、例えばカウルブレース13の下側フランジ部13Dの傾斜を、フロントウインドシールドガラス3に直交する方向(図3の点線)にできるだけ近づかせて設定してもよい。このように設定すれば、フロントウインドシールドガラス3の振動時にカウルブレース13に与えられる応力を、下側フランジ部13Dが可能な限りせん断方向で受けることができる。
[実施形態による作用および効果]
上述した本実施形態のカウル構造10では、カウルブレース13が、カウルトップアウタ11およびカウルトップインナ12と共に車両側面視で閉じた断面構造(閉断面部21)を形成する。これにより、カウル構造10によるフロントウインドシールドガラス3の支持剛性が強くなる。よって、本実施形態のカウル構造10は、閉断面部を持たないカウル構造に比べて、フロントウインドシールドガラス3の車両上下方向に生じる振動を抑制することができる。
また、本実施形態のカウル構造10では、カウルブレース13を、少なくとも車両幅方向の中央を含む位置に唯一配設している。車両幅方向の中央位置は、フロントウインドシールドガラス3の振動振幅が最も大きく現れる振幅の腹に相当する。これにより、少なくとも車両幅方向の中央を含む位置だけにカウルブレース13を配設したカウル構造10でフロントウインドシールドガラス3を支持すれば、フロントウインドシールドガラス3の振動を抑えることができる。よって、本実施形態のカウル構造10は、カウルブレースを車両幅方向に離間させて複数配置させたカウル構造に比べて、フロントウインドシールドガラス3の車両上下方向に生じる振動を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態のカウル構造10では、カウルブレース13における屈曲部を持たない略平板のブレース本体13Bが、上側フランジ部13Tおよび下側フランジ部13Dを介して、カウルトップアウタ11とカウルトップインナ12とを直線的に接合している。これにより、ブレース本体13Bにおいて振動に対して脆弱な箇所をなくすことができる。よって、本実施形態のカウル構造10は、ブレース本体に屈曲部を設けたカウル構造に比べて、フロントウインドシールドガラス3の車両上下方向に生じる振動を抑制することができる。
特に、本実施形態のカウル構造10では、インパクター衝撃が入力される方向のなす角度αが、フロントウインドシールドガラス3の直交方向のなす角度βよりも小さい場合に、ブレース本体13Bの傾斜角度を角度βに設定する。これにより、フロントウインドシールドガラス3の車両上下方向に生じる振動を、ブレース本体13Bで効率的に抑制することができる。
さらに、本実施形態のカウル構造10では、カウルブレース13におけるブレース本体13Bの形状を、屈曲部がない真直ぐな複数の脚部13xを車両幅方向に並列に離間して配置した形状とし、上側フランジ部13Tと下側フランジ部13Dとを複数の脚部13xで接合している。これにより、カウル構造10に衝突荷重が入力された時にブレース本体13Bの曲げ変形が生じ易くなる。よって、本実施形態のカウル構造10は、ブレース本体に複数の脚部を設けないまたは屈曲部を設けたカウル構造と同様に、衝突時に受けるエネルギーを効率的に吸収して歩行者を保護することができる。
特に、本実施形態のカウル構造10では、図3に示すように、インパクター衝撃が入力される方向のなす角度αが、フロントウインドシールドガラス3の直交方向のなす角度βよりも大きい場合に、ブレース本体13Bの傾斜角度を角度αよりも角度γだけ大きい角度「α+γ」に設定する。これにより、図6および図7に示すように、カウルブレース13に衝突荷重が与えられたとき、車両前方向に複数の脚部13xの曲げ変形が生じ易くなる。
このように、本発明の車両用カウル構造によれば、NV性能の確保と歩行者保護性能の確保とを両立させることができる。
本発明の車両用カウル構造は、歩行者保護性能とNV性能とを両立させたい場合などに有用である。
1 車両
2 フロントフード
3 フロントウインドシールドガラス
10 カウル構造
11 カウルトップアウタ
11B アウタ本体
11F、12F 前側フランジ部
11R、12R 後側フランジ部
12 カウルトップインナ
12B インナ本体
12M 中間部
13 カウルブレース
13B ブレース本体
13x 脚部
13T 上側フランジ部
13D 下側フランジ部
14 カウルクロス
30 接着剤

Claims (1)

  1. フロントウインドシールドガラスの下端部に沿って車両幅方向に延設され、フロントウインドシールドガラスの下端部付近を支持するカウルトップアウタと、
    前記カウルトップアウタの車両下方側に車両幅方向に沿って延設されると共に、車両後方側で前記カウルトップアウタと接合されるカウルトップインナと、
    前記カウルトップインナの車両前方側に配設され、少なくとも車両幅方向の中央を含む位置で車両上下方向に前記カウルトップアウタと前記カウルトップインナとに接合され、前記カウルトップアウタと前記カウルトップインナとで閉断面部を形成するカウルブレースとを備え、
    前記カウルブレースは、
    前記カウルトップアウタに接合される上側フランジ部、
    前記カウルトップインナに接合される下側フランジ部、および
    車両幅方向に離間して並設され、かつ、前記上側フランジ部と前記下側フランジ部とを直線的に接合する複数の脚部を含む、ブレース本体で構成される、
    車両用カウル構造。
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