JP2009096437A - 車体の前部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サイドシル12、フロントピラー13、フロントアッパメンバ16、クロスメンバ17から構成される車体の前部構造において、フロントピラー13は、車体11の外方に設けたアウタパネル31と、車体11の内方に設けたインナパネル32と、これらのアウタパネル31とインナパネル32との間に設けられ、アウタパネル31とインナパネル32を補強するスチフナパネル33と、クロスメンバ17の接続高さに設けられるとともにスチフナパネル33に取付けられ、インナパネル32とスチフナパネル33とで形成される空間を車幅方向に仕切る隔壁34とを備えた。
【選択図】図6
Description
この種の車体の前部構造は、所定の強度・剛性が確保されるように、適宜設計されるものであった。
すなわち、アウタパネル、スチフナパネル及びインナパネルで構成されるフロントピラーの下部にサイドステー部を介してフロントアッパフレームが取付けられたものと言える。
フロントピラーは、車体の外方に設けたアウタパネルと、車体の内方に設けたインナパネルと、これらのアウタパネルとインナパネルとの間に設けられ、アウタパネルとインナパネルを補強するスチフナパネルと、クロスメンバの接続高さに設けられるとともにスチフナパネルに取付けられ、インナパネルとスチフナパネルで形成される空間を車幅方向に仕切る隔壁とから構成される。
フロントピラーに、クロスメンバの接続高さに設けられるとともにスチフナパネルに取付けられ、インナパネルとスチフナパネルとで形成される空間を車幅方向に仕切る隔壁を備えたので、フロントアッパメンバ、フロントピラー、クロスメンバ及びサイドシルの結合効率が向上される。フロントアッパメンバに荷重が入力された場合に、フロントピラーのインナパネルとスチフナパネルとで形成される空間が潰れにくくなる。これにより、フロントピラーの断面の座屈を抑制して前方からの荷重を効果的にフロントピラーで受けることができる。この結果、フロントアッパメンバから入力される荷重がフロントピラーからクロスメンバやサイドシルに円滑に伝達される。
図1は本発明に係る車体の前部構造の斜視図であり、図2は図1に示される車体の前部構造の側面図であり、図3は図1に示される車体の前部構造の分解斜視図であり、図4は図1の4−4線断面図である。
図1〜図4に示されたように、車体の前部構造は、車体11の側部下方に設けられるサイドシル12と、このサイドシル12の前端から垂直に立ち上げられ、先端を後方に傾斜させたフロントピラー13と、このフロントピラー13の垂直に立ち上げられた垂直部21の上部から前方に延出され、サスペンション(不図示)のダンパハウジング15に連結されるフロントアッパメンバ16と、フロントピラー13の垂直部21に補強板23を介して接続され、左右に延びるクロスメンバ17とから構成される。
フロントピラー13の垂直部21は、車体11の外方に設けたアウタパネル31と、車体11の内方に設けたインナパネル32と、これらのアウタパネル31とインナパネル32との間に設けられ、アウタパネル31とインナパネル32を補強するスチフナパネル33と、クロスメンバ17の接続高さに設けられるとともにスチフナパネル33に取付けられ、インナパネル32とスチフナパネル33とで形成される空間を車幅方向に仕切る隔壁(バルクヘッド)34と、隔壁34とインナパネル32との間に充填され、衝撃の吸収作用をなす第1の構造用発泡充填材36と、アウタパネル31の前面とスチフナパネル33の前面との間に充填され、衝撃の吸収作用をなす第2の構造用発泡充填材37とから構成される。
フロントアッパメンバ16は、図2に示されるように、隔壁34の設定位置下方まで延ばされ垂直部21に接続する接続部38を備えた。
(a)において、フロントピラー13では、クロスメンバ17及びフロントアッパメンバ16が接合される垂直部21に、インナパネル32とスチフナパネル33とで形成される空間を車幅方向に仕切る隔壁34が設けられた。従って、薄板大断面で構成されているフロントピラー13内を遮蔽(閉塞)することができる。この結果、フロントアッパメンバ16に矢印a1の如く荷重(前突荷重)が入力されたときに、フロントピラー13の座屈を抑制し、荷重をクロスメンバ17に矢印a2の如く又サイドシル12に矢印a3の如く分散しつつ伝達できる。
また、フロントアッパメンバ16には、隔壁34の設定位置下方まで延ばされ垂直部21に接続する接続部38を備えたので、さらに、フロントアッパメンバ16のサスペンション入力による上下方向の変形が抑制される。
図7(a),(b)は図1に示される車体の前部構造の断面比較検討図であり、(a)は比較例の車体の前部構造の平面断面を示し、(b)は実施例の車体の前部構造の平面断面を示す。
フロントピラー113の垂直部121は、車体の外方に設けたアウタパネル131と、車体の内方に設けたインナパネル132と、これらのアウタパネル131とインナパネル132との間に設けられ、アウタパネル131とインナパネル132を補強するスチフナパネル133(図7(a)参照)とから構成される。
すなわち、フロントアッパメンバ16に、隔壁34の設定位置下方まで延ばされ垂直部21に接続する接続部38を備えたので、前方からフロントアッパメンバ16に入力される荷重をフロントパネルの垂直部21のほぼ全体に伝達することができる。この結果、フロントピラー13に局部的な荷重が入力されることを防止することができる。
Claims (4)
- 車体の側部下方に設けられるサイドシルと、このサイドシルの前端から垂直に立ち上げられ、先端を後方に傾斜させたフロントピラーと、このフロントピラーの垂直に立ち上げられた垂直部の上部から前方に延出され、サスペンションのダンパハウジングに連結されるフロントアッパメンバと、フロントピラーの垂直部に接続され左右に延びるクロスメンバとから構成される車体の前部構造において、
前記フロントピラーは、前記車体の外方に設けたアウタパネルと、前記車体の内方に設けたインナパネルと、これらのアウタパネルとインナパネルとの間に設けられ、前記アウタパネルと前記インナパネルを補強するスチフナパネルと、前記クロスメンバの接続高さに設けられるとともに前記スチフナパネルに取付けられ、前記インナパネルと前記スチフナパネルとで形成される空間を車幅方向に仕切る隔壁とを備えたことを特徴とする車体の前部構造。 - 前記フロントアッパメンバは、前記隔壁の設定位置下方まで延ばされ前記垂直部に接続する接続部を備えたことを特徴とする請求項1記載の車体の前部構造。
- 前記スチフナパネルは、断面視略コ字状の長手部品であり、前記車体の前方に位置する面を前面、前記車体の外方に位置する面を外側面、前記車体の後方に位置する面を後面とするときに、
前記隔壁は、前記スチフナパネルの前面、外側面及び後面に接続されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車体の前部構造。 - 前記隔壁と前記インナパネルとの間に、衝撃の吸収作用をなす構造用発泡充填材が充填されたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車体の前部構造。
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