JP6215027B2 - エレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置 - Google Patents

エレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、エレベーターの乗りかごを制止するブレーキを保守点検するのに用いるブレーキ制御装置に係り、特に機械室レスエレベーターに好適な保守点検用ブレーキ制御装置に関する。
エレベーターの乗りかごを制動するブレーキの制動力を保つため、定期的に保守・点検を実行している。通常、ブレーキは2重に形成されており、2重に構成されたブレーキは、作動時には同時に動作する。ブレーキの保守・点検時には、手動でブレーキを開放する。その際、専用治具を用いて、ボタン操作等によりブレーキコイルへ通電し、ブレーキを動作させる。このようなエレベーターのダブルブレーキ制御システムが、特許文献1に記載されている。
この公報に記載の機械レスエレベーターでは、主ロープにロープ把持手段を取り付け、この把持手段に索状体を連結し、昇降路内に設けた滑車を介して索状体を乗場ドアの開放した部分から昇降路外に引き出している。そしてブレーキ開放手段により巻上げ機のブレーキを開放しながら索状体を引っ張ることにより、主ロープを移動させ乗りかごを移動させている。
また特許文献2に記載のブレーキ制御システムでは、ブレーキ制御回路に制御電源供給信号を入力させた状態にし、この状態で非通電コイル選択指令回路を操作して、第1及び第2のブレーキコイルのうち非通電にするブレーキコイルを自由に選択できるようにしている。これにより性能確認したいブレーキの選択が自由になる。また、主制御盤内に配設される容量の大きなブレーキ主接点を、第1及び第2の主接点の2個として、スペースの増大を抑制している。
特開2003−201074号公報 特開2011−37601号公報
ブレーキを点検する際の安全性を確保するため、従来のエレベーターでは、例えば特許文献1に示すブレーキ開放手段を用いて、乗りかごを通常の昇降位置よりも高い位置まで過昇させることで、ブレーキ点検における開放動作時に、乗りかごが動かない状態にして点検している。しかしながら、ブレーキを少しずつ開放させながら乗りかごの過昇動作を実行するので、多くの時間を費やしている。
一方、特許文献2に示すブレーキ開放手段を用いてブレーキ開放する場合には、2個のブレーキコイルにそれぞれ接続されているブレーキへの通電または非通電を、接点の開閉動作を切り替えて実行している。しかしながら、少なくとも一方の接点に溶着等の故障が生じ、接点の開路が不可能になると、いずれかの接点だけ開放しようとしても、双方のブレーキの開放回路が閉路となり、両ブレーキが開放して乗りかごが動きだす恐れが生じる。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、エレベーターの2重に構成されたブレーキを点検するときに、乗りかごを過昇させなくとも点検動作を可能にするとともに、点検時の意図しないブレーキ開放を防止することにある。またエレベーターのブレーキ点検において、ブレーキが意図せず開放されるのを防止するために、少なくとも一方のブレーキだけで常時乗りかごを保持できるようにすることにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、乗りかごを駆動する電動機と、前記電動機を制動するブレーキと、前記ブレーキを制御するエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置において、前記ブレーキは2個設けられ、前記各ブレーキは保守点検時に前記ブレーキの制動動作を開放するブレーキコイルを有し、前記ブレーキコイルには、ブレーキ制御装置が接続されており、前記ブレーキ制御装置は、前記2個のブレーキのそれぞれに接続する常閉接点と、前記常閉接点に接続され前記ブレーキコイルを動作させるブレーキ安全回路と、前記ブレーキ安全回路に接続され前記ブレーキ安全回路が有する第1、第2の回路を切り替える接続部と、前記接続部に着脱可能に接続され前記接続部の切り替えを選択するブレーキ開放手段を備え、前記第1、第2の回路にはそれぞれ直列に接続された常閉接点と常開接点とを備え、前記接続部には、前記ブレーキ開放手段が前記第1の回路を選択した時に前記第1の回路の常開接点、前記第2の回路の常閉接点及び前記ブレーキに接続された一方の常閉接点を動作させる第1の励磁コイルと、前記ブレーキ開放手段が前記第2の回路を選択した時に前記第1の回路の常閉接点、前記第2の回路の常開接点及び前記ブレーキに接続された他方の常閉接点を動作させる第2の励磁コイルとを備えたことにある。
本発明の他の特徴は、乗りかごを駆動する電動機を制動する2個のブレーキを制御するエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置において、前記ブレーキの各々に設けたブレーキコイルと、前記ブレーキコイルを動作させる回路上にそれぞれ設けられ、前記ブレーキコイルを独立させて動作させる常閉接点と、前記常閉接点と同時に動作する接点を複数有するブレーキ安全回路と、前記ブレーキごとに設けた常閉接点をそれぞれ動作させる第1、第2の励磁コイルと、前記ブレーキ安全回路が有する複数の接点及び前記ブレーキコイルを動作させる接点の接点動作が確立した以降に閉路となる時限接点と、前記第1、第2の励磁コイルのいずれか一方に通電させる切替えスイッチおよび前記切替えスイッチにより切り替えられたブレーキを動作させるブレーキ開放スイッチを有するブレーキ開放手段と、前記ブレーキコイルに電力を供給可能なバッテリーとを備え、前記ブレーキ開放手段は着脱可能であり、保守点検時に前記バッテリーからの電力供給を可能として前記切替えスイッチにより一方のブレーキを開放するときに、前記常閉接点が故障していたら当該常閉接点と一緒に動作する前記ブレーキ安全回路の動作により当該ブレーキの開放動作を行わないことにある。
本発明によれば、2重に構成されたブレーキを有するエレベーターにおいて、常時一方のブレーキが作動するので、乗りかごを過昇させなくともピット上部に停止させるだけで点検動作が可能になり、ブレーキ点検における作業時間を短縮できる。またエレベーターのブレーキ点検において、少なくとも一方のブレーキだけで常時乗りかごを保持できるので、ブレーキ切替え回路に備えられた接点に故障が生じても、ブレーキが意図せず開放されるのを防止できる。
本発明に係るエレベーターの一実施例の模式図である。 図1に示したエレベーターが備える制御装置のブロック図である。 図2に示した制御装置が備えるブレーキ動作回路である。 本発明に係るエレベーターのブレーキ装置の動作を説明する表である。 本発明に係る保守点検用ブレーキ制御装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明に係る保守点検用ブレーキ制御装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明に係るエレベーターの保守点検処理を示すフローチャートである。 本発明に係るエレベーターにおける接点故障の判断処理フローチャートである。
以下、本発明に係るエレベーター100の一実施例を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係るエレベーター100の一実施例の模式図である。図2は、図1に示したエレベーター100が備えるブレーキ部と制御装置240のブレーキ動作に関わる部分のブロック図、図3は、図2に示した制御装置240の接続部207のブロック図である。図4は、図2に示したブレーキ230x、231yと図3に示した励磁コイル301x、305yの関係を示す表である。図5A及び図5Bは、図2に示したブレーキ切替え回路の各接点とブレーキの状体を示すタイムチャートであり、図5Aは接点が正常状態時であり、図5Bは接点に異常が見られた場合のタイムチャートである。
図1において、エレベーター100は乗りかご103が昇降する昇降路101を有し、この昇降路101内の下部であっていわゆるピット130に、電動機102が据え付けられている。電動機102の回転軸部にはプーリーが取り付けられており、このプーリーにはロープ106が巻装されている。
ロープ106の一端側は、昇降路101の天井付近に取り付けられている。さらにロープ106は、乗りかご103に取り付けたプーリー及び昇降路101の上部に配置された複数のプーリー104、105、上述した電動機102のプーリー等に巻装された後、他端側を乗りかご103とバランスをとる釣り合い錘107に接続されている。これにより、電動機102を駆動するとロープ106が移動し、乗りかご103と釣り合い錘107を互いに反対方向に移動させる。昇降路101の下部のピット130部近傍には、このエレベーター100を制御する制御装置(制御盤)240が設けられている。
昇降路101の一側面または複数の側面であって各階ごとに、乗りかご103に搭乗するための乗り場側ドア108が設けられている。乗り場側ドア108に係止して連動して開閉するかご側ドアが、乗りかご103に設けられている。乗り場側ドア108が、乗りかご103に係止していない場合、すなわち当該階床に乗りかご103がいないときには、図示しない施錠機構によって乗り場側ドア108は閉じられている。
なお点検時には、保守員が専用の点検手段を用いて、乗り場側ドア108を開放することが可能である。この図1では、最下階フロア109だけ乗り場側ドア108を図示しているが、当然のことながら、中間階フロア110及び最上階フロア111にも乗り場側ドア108は設けられている。
図1では、図示を省略しているが、乗りかご103を昇降駆動する電動機102の回転軸には、乗りかご103の昇降動作を制動するために、ブレーキ230x、231yが設けられている。このブレーキ230x、231yについて、図2及び図3を用いて説明する。本実施例に記載のエレベーター100では、ブレーキ230x、231yを2個有している。そして、一方のブレーキ230x、231yだけで、乗りかご103を静止状態に保持できる制動力を発生可能である。
なお、以下の説明においては、ブレーキ230xをXコイル側ブレーキ、ブレーキ231yをYコイル側ブレーキとも称する。そして、Xコイル側ブレーキ230xに関する接点(リレー接点)には添字xを、Yコイル側ブレーキ231yに関する接点(リレー接点)には添字yを付す。
図2に示すように、電動機102の回転軸部には、電動機102で発生した回転動力を制動可能な制動力を持つブレーキ230x、231yが配置されている。Xコイル側ブレーキ230xには、このブレーキ230xを開放動作させるコイル232xが取り付けられている。同様に、Yコイル側ブレーキ231yには、コイル233yが取り付けられており、このコイル233yが励磁されるとYコイル側ブレーキ231yを開放動作させる。
エレベーター100の制御装置240が有する制御部205からブレーキ出力部204へ、ブレーキ230x、231yの動作を制御する制御信号が出力される。ブレーキ出力部204は、ブレーキ230x、231yへ動作指令を出力する。なお、ブレーキ出力部204とブレーキ230x用のXコイル232x間には常閉接点(導通回路接点)213xが、ブレーキ出力部204とブレーキ231yのYコイル233y間には、常閉接点(導通回路接点)214yが設けられている。通常の乗りかご103の運行においてブレーキ230x、231yを動作させるときは、制御部205からブレーキ出力部204に別途電
力が供給される。
ここで本発明の特徴として、乗りかご103をピット130の上方位置に静止させたまま、ブレーキ230x、231yを保守点検可能である。そのため、ブレーキ230xを開放するためのXコイル232x及びブレーキ231yを開放するためのYコイル233yには、点検用ブレーキ制御装置250が接続されている。
点検用ブレーキ制御装置250は、上述した常閉接点(導通回路接点)213x、214yと、制御装置240のブレーキ出力部204に接続されたブレーキ安全回路224とを有している。ブレーキ安全回路224の動作を切り替えるために、制御装置240とコネクタ215、216を介してブレーキ開放手段212が接続されている。ブレーキ開放手段212とブレーキ安全回路224間には、接続部207が介在している。接続部207には、ブレーキ230x、231yの駆動電源となるバッテリー206が接続されている。
図3用いて、ブレーキ開放手段212の構成を詳細に説明する。ブレーキ開放手段212は、切替えスイッチ210と、ブレーキ開放スイッチ211を有している。切替えスイッチ210は、点検するブレーキ230x231yの少なくともいずれかを選択するためのスイッチであり、ブレーキ開放スイッチ211は手動(ばね力)でブレーキ230x231yを作動させるためのスイッチである。
ブレーキ230x、231yの点検時以外には、ブレーキ開放手段212をコネクタ215、216で分離して、制御装置240内の適宜個所に保管する。または点検員が保守点検時に携行する。これにより、予期しないブレーキ開放手段212の起動を回避して、意図しない乗りかご103の下降や上昇を防止する。
図3は、ブレーキ開放手段212がコネクタ215、216を介して接続される接続部207の回路構成の一例を示した図である。接続部207の回路では、ブレーキ開放スイッチ211のオン・オフ接点303に、切替えスイッチ210接点302が直列接続されている。切替えスイッチ210の接点302には、Xブレーキ230x開放用の励磁コイル305yとYブレーキ231y開放用の励磁コイル301xとが切替え可能に接続されている。励磁コイル301xは後述する接点213x、220x、222xを動作させ、励磁コイル305yは接点214y、221y、223yを動作させる。
さらにこの切替えスイッチ210の接点302と並列に時限接点208の励磁コイル304が接続されている。時限接点208は、ブレーキ開放スイッチ211の操作から設定時間(例えば2秒)経過後に、ブレーキ230x、231yの開放動作を実行させるために設けられている。
ブレーキ安全回路224は、ブレーキ開放手段212から入力された切替えスイッチ210の入力およびブレーキ開放スイッチ211の入力により、その動作が切り替わる回路である。ブレーキ出力部204に接続される側には、常開接点である時限接点208が接続されている。常開接点222xと常閉接点223yからなる第1の回路と、常閉接点220xと常開接点221yを直列接続した第2の回路とを並列接続し、この並列接続した第1、第2の回路を、上記時限接点208に直列接続している。
上述したように、ブレーキ安全回路224を構成する常開接点222xおよび常閉接点220xは、Xコイル232xとブレーキ出力部204間に介在させた常閉接点(導通回路接点)213xと連動する。同様に、常閉接点223yと常開接点221yとは、Yコイル233yとブレーキ出力部204間に介在させた常閉接点(導通回路接点)214yと連動する。
なお例えば、常閉接点213xが接点閉の状態のまま固着等により故障(オン故障)すると、ブレーキ開放手段212が有する切替えスイッチ210が励磁コイル301xを励磁するしないに拘わらず、常閉接点である導通回路接点213xおよび上記第の回路の常閉接点220xは閉状態になる。また、上記第回路の常開接点222xは開状態のままである。
この様に構成したブレーキ制御装置250の動作について、以下に説明する。ブレーキ制御装置250は、ブレーキ開放手段212を制御装置240にコネクタ215、216部で接続することにより構築される。
図3に示した励磁コイル301xは、Xコイル232xに係る導通回路接点(常閉接点)213xおよびこの常閉接点213xと連動する常閉接点220x、常開接点222xを動作させる。同様に、励磁コイル305yは、Yコイル233yに係る導通回路接点(常閉接点)214yおよびこの常閉接点214yと連動する常閉接点223y、常開接点221yを動作させる。切替えスイッチ210の接点302は、切替えスイッチ210の動作と連動する。ブレーキ開放スイッチ211の接点303は、ブレーキ開放スイッチ211の動作と連動する。励磁コイル304は、時限接点208を動作させる。
(1)エレベーター100の通常運転状態における各励磁コイル301x、305y、304の励磁状態と、各接点の開閉状態
ブレーキ開放手段212が接続されていないので、励磁コイル301x、305yにはバッテリー206からは電力が供給されない。導通回路接点である常閉接点213x、214yは閉じている。したがって、各ブレーキ230x、231yには、図示しないばねのばね力によりブレーキ力が付与される。ブレーキ230x、231yを開放するためには、制御装置240が備える図示しない通常運転のための制御手段からの制御が必要である。
(2)エレベーター100のブレーキ230x、231y点検時における励磁コイル301x、305y、304の励磁状態と、各接点の開閉状態(正常時)
制御装置240の制御部205からは、ブレーキ230x、231yに電力は供給されていない。ブレーキ230x、231yはばね力により電動機を制動している。ブレーキ開放手段(治具)212を接続すると、切替えスイッチ210の切替え方向に応じて、励磁コイル301xまたは305yのいずれかが選択される。
図3において切替えスイッチ210の接点302が励磁コイル301xに切り替えられていると、ブレーキ安全回路224中において第1の回路が選択される。これにより、第1の回路を形成する常閉接点223yおよび常開接点222xと、時限接点208と、導通回路接点(常閉接点)214yと、バッテリー206と、ブレーキ231yとで回路が構成される。
上記回路は、ブレーキ231yを開放するための回路である。すなわち、ブレーキ開放手段212が備える切替えスイッチ210がブレーキ231y側に切り替えられていると、接続部207のスイッチの接点302は、励磁コイル301x側に位置する。この状態で、ブレーキ開放動作を実行させるためにブレーキ開放スイッチ211を投入すると、接続部207が導通し、励磁コイル301xを励磁する。その際、バッテリー206からは電力が供給されている。
励磁コイル301xが励磁されたので、励磁コイル301xにより駆動される常閉接点220x、213xが開かれ、常開接点222xが閉じられる。励磁コイル301xとともに励磁コイル304も励磁されるが、励磁コイル304は時限接点(タイマー)208の励磁コイルであるから、励磁コイル301xよりも設定時間だけ遅れて励磁される。その結果、上記各接点213x、222x、220xの動作よりも遅れて、常開接点である時限接点208が閉じる。
この一連の接点の動作により、ブレーキ安全回路224と接続部207とバッテリー206とがYコイル233yに導通し、Yコイル233yに電磁力を発生させる。この電磁力は、図示しないばねのばね力に抗してブレーキ231yを開放するように作動する。このときXコイル232xには通電されていないので、Xコイル側ブレーキ230xは図示しないばねのばね力でブレーキとして作用し続ける(図4の4行目参照)。
ブレーキ開放スイッチ211を切断すると、励磁コイル301x及び時限接点208の励磁コイル304がもはや励磁されなくなるので、Yコイル233yは電磁力を発生しない。その結果、図示しないばねのばね力によりブレーキ231yが閉じて、ブレーキ開放動作が終了する。したがって、ブレーキ230x、231yの双方が、図示しないばねのばね力により制動力を発生する。
上記とは逆に図3において、切替えスイッチ210の接点302が励磁コイル305yに切り替えられていると、ブレーキ安全回路224中の第2の回路が選択される。これにより、第2の回路を形成する常閉接点220x及び常開接点221yと、時限接点208と、導通回路接点(常閉接点)213xと、バッテリー206と、ブレーキ230xとで回路が構成される。これは、ブレーキ230xを開放するための回路を構成する。その結果ブレーキ230xが開放される(図4の1行目参照)。一方、Yブレーキ231yはばね力により制動力を保持する。
(3)エレベーター100のブレーキ230x、231y点検時における励磁コイル301x、305y、304の励磁状態と、各接点の開閉状態(接点オン異常時)
図4を用いて、接点オン故障時の動作について説明する。説明の重複を避けるためにYコイル側ブレーキ231yを開放する側の接点に異常がある場合を例に説明するが、Xコイル側ブレーキ230xを開放する側の接点に異常がある場合も同様である。ここでオン故障とは、リレーが非通電状態で故障した状態を示し、常開接点は開状態のまま、常閉接点は閉状態のままに保持される。
励磁コイル305yと連動している接点が溶着等により動作しないと、励磁コイル305yに通電されているいないにかかわらず、常閉接点214y、223yは閉状態、常開接点221yは開状態を継続する。ここで、Xコイル側ブレーキ230xを開放させるために切替えスイッチ210はXコイル側ブレーキ230xを開放する励磁コイル305yに通電するように切替えられている。この状態でブレーキ開放スイッチ211を投入する。
正常時には導通していた接点221y、220x、208、213xの中で、励磁コイル301xが励磁されていないので非通電時の状態を保つ常閉接点220x、213xおよび設定時間遅れて閉路する時限接点208は閉路状態である。しかし、励磁コイル305yにより駆動されるはずの常開接点221yは、接点故障により開路状態から変更されずに開路状態を維持する。その結果、ブレーキ安全回路224の第2の回路は遮断状態のままとなり、図4に網掛けで示したようにブレーキ開放を実現できなくなる(図4の3行目参照)。
(4)エレベーター100のブレーキ230x、231y点検時における励磁コイル301x、305y、304の励磁状態と、各接点の開閉状態(接点オフ異常時)
図5Aおよび図5Bを用いて、接点オフ故障時の動作について説明する。なお、接点のオフ故障とは、リレーが通電状態で故障した状態であり、常開接点は閉じており、常閉接点は開いている。ところで、励磁コイルに通電しても、そのコイルが励磁されて接点が動作するまでには、タイムラグを生じる。図5A、図5Bでは、このタイムラグの影響も示している。図5Aは、Yコイル側ブレーキ231yを開放するときの通常時の接点動作タイムチャートであり、図5BはXコイル側ブレーキ230xの接点に異常を生じた時の接点動作タイムチャートである。
通常時の接点動作を示す図5Aでは、Yコイル側ブレーキ231yを開放させるために、切替えスイッチ210の接点を励磁コイル301x側に切り替える。ブレーキ開放スイッチ211を投入する前には、励磁コイル301xで駆動される常開接点222x、励磁コイル305yで駆動される常開接点221y、常開接点である時限接点208は開状態である。また、励磁コイル301xで駆動される常閉接点220x、励磁コイル305yで駆動される常閉接点223y、導通回路接点である常閉接点213x、214yは閉状態となっている。
ブレーキ開放スイッチ211を投入すると、切替えスイッチ210で選択された側である励磁コイル301xが励磁される。そして、タイムラグΔt_con時間後に励磁コイル301xで駆動される常接点220x、213xが開路し、常開接点222xが閉路する。その後、時限接点(タイマ)の設定時間Δt_ry時間後に、時限接点208がオンする。
すなわち、ブレーキ安全回路224の第1の回路を構成する励磁コイル301xで駆動される常開接点222xと時限接点208とが閉路し、選択されていない励磁コイル305yで駆動される常閉接点223yおよび導通回路接点214yが閉路を維持する。これらの接点から成る回路が時限接点208の閉路後に導通し、ブレーキ231yにバッテリー206から電力が供給され、ブレーキ231yがばね力に抗して開放される。
一方、図5Bに示すように、オフ故障時には、例えば励磁コイル305yと連動している接点が溶着等により動作状態を保持したままで動作不能になる。この場合、励磁コイル305yへの通電の有無にかかわらず、励磁コイル305yで駆動される常閉接点214y、223yは開路状態、常開接点221yは閉路状態のままとなる。
この状態で、ブレーキ開放スイッチ211をオンさせて励磁コイル301xを励磁させると、励磁コイル301xの励磁後のタイムラグΔt_con時間後に、常閉接点220x、213xが開路となり、常開接点222xが閉路となる。この場合、励磁コイル305yで駆動される常閉接点214yが開路状態であるから、常開接点221yが閉路し、常閉接点220x、213xが開路状態となって時限接点208が閉路となった後も、Yコイル233yには通電しない。そのため、Yコイル側ブレーキ231yは開放されない。
なお、ブレーキ安全回路224が時限接点208を有していないときに、ブレーキ開放スイッチ211をオンすると、励磁コイル301xが励磁されて接点が駆動されるまでのタイムラグΔt_con時間は、ブレーキ230xが開放される(図5Bの斜線部参照)。そのため、時限接点208を設けるのが良く、その設定時間Δt_ryは、ブレーキ231yが開放される恐れがあるタイムラグΔt_con以上とする。
上記ブレーキ制御装置250を用いて、ブレーキが装備される電動機201を保守・点検する作業について、図1及び図6、図7を用いて説明する。図6は、本発明に係るエレベーター100の電動機102の保守・点検作業における作業方法を説明するフローチャートである。図7は、本発明に係る電動機102の保守・点検作業におけるブレーキ開放動作を説明するフローチャートである。
乗りかご103を駆動する電動機102を保守・点検するときは、保守員は昇降路101の下部に形成されたピット130で電動機102を点検する。そのため、乗りかご103内に設けた図示しない操作盤から操作するか、または制御装置240を直接操作して、乗りかご103を保守員のピット130内の作業に支障のない高さまで運転して、停止させる(ステップA401)。
次に、保守員が最下階フロア109の乗り場側ドア108を開錠し、ピット130に入り込む。さらに、エレベーター100の制御装置240及び電動機102等に供給されていた電源を遮断する(ステップA402)。そして、ブレーキ開放操作(ステップA403)を実行する。このブレーキ開放操作の詳細を、図7を用いて説明する。
図7において、電源が遮断されたら、ブレーキ開放手段212を制御装置240にコネクタ215、216部で接続する(ステップA501)。この状態では、双方のブレーキ230x、231yは、図示しないばねのばね力により制動力を発生している。
ブレーキ開放手段212とブレーキ安全回路224及びバッテリー206等が接続されたので、ブレーキ制御装置250が形成される。保守員が、ブレーキ開放手段212の切替えスイッチ210を投入して、開放するブレーキ230x、231yを選択する(ステップA502)。選択されなかったブレーキ230x、231yが、制動に用いられる。
次いで保守員が、ブレーキ開放スイッチ211を押下げる(ステップA503)。ブレーキ開放スイッチ211が投入されると、バッテリー206からブレーキ制御装置250に電力が供給される。これにより、ブレーキ制御装置250が稼働し、選択されたブレーキ230x、231yを開放し、残りのブレーキ230x、231yはばね力で制動する。
ブレーキ開放スイッチ211を押し下げたにもかかわらず、リレーが動作せずに押し下げに係る接点が所定の動作をしない場合、制御部205もしくは作業員が接点の故障と判断する。すなわち、ステップA510において接点故障と判断したら、ステップA511に進み、コイル232x、233yへ電力を供給せずに、ブレーキ230x、231yの開放を中止する(図4参照)。
ステップA510において接点が正常に作動していると判断したときは、ステップA504に進む。そして、所定時間の経過を待つ。ステップA504で所定時間経過したと判断したら、ステップA505に進む。そしてブレーキ230x、231yの開放動作を実行する。ステップA504において所定時間経過していないのであれば、ステップA503に戻る。ここで、ブレーキ開放スイッチ211を操作してからブレーキ230x、231yを開放するまでの間または故障検出時には、保守員および周りに警告するブザーから警告音等を発生するようにしてもよい。
ブレーキに異常がなく制動力を確保できた場合には、図6に戻る。電動機102の回転部と、現在制動中のブレーキ230x、231yに使用している摩擦材間の隙間距離を、保守員がすきまゲージ等を用いて計測する(ステップA404)。計測した隙間距離Aを記録する。複数箇所の隙間を測定し終えたら、保守員はブレーキ開放スイッチ211を操作して、ブレーキ開放を終了させる(ステップA405)。
次に、ステップA406に進み、計測した隙間の値Aが予め定めた許容距離Bを満足しているか否かを判断する。このステップA406で許容距離Bを満足していると判断したときには、摩擦材の設置位置が適正位置であるから、正常と判断する。計測したブレーキ230x、231yが正常であれば、ステップA407に進む。
測定した隙間Aの値が許容距離Bを満足していないときは、隙間は異常であると判断し、摩擦財の取り付け位置を調整する(ステップA410)。その後ステップA403に戻り、ブレーキ開放操作をして、上記と同じ手順で、電動機102の回転部とブレーキ230x、231y間の隙間を計測し、適正隙間となるまで調整する。すなわちステップA403からステップA410を繰り返す。
ブレーキ230x、231yの隙間調整を終えてステップA407に進んだら、すべてのブレーキが正常な隙間を形成しているか否かを判断する。ブレーキ230x、231yの一方しか隙間計測および調整していない場合には、他方のブレーキ230x、231yの隙間計測および調整が必要なので、ステップA409に進み、開放するブレーキ230x、231yを切り替える。すなわち、ブレーキ開放手段212の切替えスイッチ210を操作する。その後、ステップA403からA410を繰り返す。
ステップA407において、すべてのブレーキ230x、231yが正常と判定されたら、電動機201とブレーキ摩擦材間のギャップの点検を終了し、ブレーキ開放手段212を制御装置240から切り離し、エレベーター100の通常運転に復帰する(A408)。
以上詳細に説明したように、エレベーターの電動機に備えられる2個のブレーキを保守・点検する際に、ブレーキ制御装置が有する接点が一方のブレーキにおいて故障していたら、ブレーキ開放を中止させるので、ブレーキの誤開放を防ぐことが可能となる。また、ブレーキを片側ずつ動作させることが可能であるから、ブレーキの隙間チェックが容易になるとともに、1度の作業で量ブレーキを連続してチェックできる。さらに、1個だけのブレーキでも乗りかごを確実に保持できるので、乗りかごを従来実施していた最上階乗り場位置よりもさらに高い位置まで過昇させる必要がなく、点検作業に要する時間を短縮できる。なお、上記実施例では、ブザーを接点故障時の通電時、およびブレーキ開放のボタンを押し下げてからブレーキが動作するまでの間、鳴動させている。これは、誤操作を防止して、ブレーキが動作するまでに数秒のタイムラグを発生させるためである。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、上記実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備える必要はない。本発明の真の精神及び範囲内に存在する変形例は、全て特許請求の範囲に含まれる。
100…エレベーター、101…昇降路、102…電動機、103…乗りかご、104、105…プーリー、106…ロープ、107…釣合い、108…乗り場側ドア、109…最下階フロア、110…中間階フロア、111…最上階フロア、130…ピット、204…ブレーキ出力部、205…制御部、206…バッテリー、207…接続部、208…時限接点、210…切替えスイッチ、211…ブレーキ開放スイッチ、212…ブレーキ開放手段(治具)、213x…接点(常閉接点)、214y…接点(常閉接点)、215、216…コネクタ、220x…接点(常閉接点)、221y…接点(常開接点)、222x…接点(常開接点)、223y…接点(常閉接点)、224…ブレーキ安全回路、230x…(Xコイル側)ブレーキ、231y…(Yコイル側)ブレーキ、232x…Xコイル、233y…Yコイル、240…制御装置、250…点検用ブレーキ制御装置、301x…(x接点用)励磁コイル、302…接点、303…接点、304…時限接点用励磁コイル、305y…(y接点用)励磁コイル。

Claims (6)

  1. 乗りかごを駆動する電動機と、前記電動機を制動するブレーキと、前記ブレーキを制御するエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置において、
    前記ブレーキは2個設けられ、前記各ブレーキは保守点検時に前記ブレーキの制動動作を開放するブレーキコイルを有し、前記ブレーキコイルには、ブレーキ制御装置が接続されており、
    前記ブレーキ制御装置は、前記2個のブレーキのそれぞれに接続する常閉接点と、前記常閉接点に接続され前記ブレーキコイルを動作させるブレーキ安全回路と、前記ブレーキ安全回路に接続され前記ブレーキ安全回路が有する第1、第2の回路を切り替える接続部と、前記接続部に着脱可能に接続され前記接続部の切り替えを選択するブレーキ開放手段を備え、
    前記第1、第2の回路にはそれぞれ直列に接続された常閉接点と常開接点とを備え、
    前記接続部には、前記ブレーキ開放手段が前記第1の回路を選択した時に前記第1の回路の常開接点、前記第2の回路の常閉接点及び前記ブレーキに接続された一方の常閉接点を動作させる第1の励磁コイルと、前記ブレーキ開放手段が前記第2の回路を選択した時に前記第1の回路の常閉接点、前記第2の回路の常開接点及び前記ブレーキに接続された他方の常閉接点を動作させる第2の励磁コイルとを備えたことを特徴とするエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置。
  2. 前記ブレーキに制動力を付加するばね手段を設け、前記ブレーキコイルはこのばね手段に抗して前記ブレーキを開放することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置。
  3. 前記接続部にはバッテリーが接続されており、前記ブレーキ安全回路は時限接点を有し、前記時限接点と前記第1の回路及び前記第2の回路は列に接続されており、前記ブレーキ開放手段は、前記ブレーキコイルに前記バッテリーからの電力供給をオン/オフするブレーキ開放スイッチと前記第1の回路と前記第2の回路とを切り替える切替えスイッチとを有することを特徴とする請求項2に記載のエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置。
  4. 乗りかごを駆動する電動機と、前記電動機を制動する2個のブレーキと、前記ブレーキを制御するエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置において、
    前記ブレーキの各々に設けたブレーキコイルと、前記ブレーキコイルを動作させる回路上にそれぞれ設けられ、前記ブレーキコイルを独立させて動作させる常閉接点と、前記常閉接点と同時に動作する接点を複数有するブレーキ安全回路と、前記ブレーキごとに設けた常閉接点をそれぞれ動作させる第1、第2の励磁コイルと、前記ブレーキ安全回路が有する複数の接点及び前記ブレーキコイルを動作させる接点の接点動作が確立した以降に閉路となる時限接点と、前記第1、第2の励磁コイルのいずれか一方に通電させる切替えスイッチおよび前記切替えスイッチにより切り替えられたブレーキを動作させるブレーキ開放スイッチを有するブレーキ開放手段と、前記ブレーキコイルに電力を供給可能なバッテリーとを備え、前記ブレーキ開放手段は着脱可能であり、保守点検時に前記バッテリーからの電力供給を可能として前記切替えスイッチにより一方のブレーキを開放するときに、前記常閉接点が故障していたら当該常閉接点と一緒に動作する前記ブレーキ安全回路の動作により当該ブレーキの開放動作を行わないことを特徴とするエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置。
  5. 前記常閉接点が故障していたら報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項に記載のエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置。
  6. ブレーキ開放操作から前記時限接点が設定した時間経過後にブレーキ開放を行うことをブザー音等により周囲へ知らせる報知手段を設けたことを特徴とする請求項に記載のエレベーターの保守点検用ブレーキ制御装置。
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