JP2018203498A - エレベーター装置 - Google Patents

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Masayuki Kobayashi
正幸 小林
信吾 久保
Shingo Kubo
信吾 久保
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Abstract

【課題】ロープブレーキ装置のライニングの溝形成作業における作業者の負担を軽減できるようにする。【解決手段】本発明に係るエレベーター装置は、スペースセンサ9から出力された検出信号に基づいてロープブレーキ装置8を制御する制御部11を備えている。この制御部11は、正常値と見做されるライニング8a,8bの間隔tの許容範囲を規定寸法範囲Aとして記憶する記憶部11gと、ロープブレーキ装置8を制動させて乗りかご1を移動させた際にスペースセンサ9から出力された検出信号に基づいてライニング8a,8bの間隔tを演算する寸法演算部11aと、寸法演算部11aで演算されたライニング8a,8bの間隔tが、記憶部11gに記憶された規定寸法範囲Aに含まれるかを判定する寸法判定部11bとを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、ロープブレーキ装置を備えたエレベーター装置に関する。
この種の従来技術が特許文献1に開示されている。特許文献1には、「かごとつり合いおもりを結合する主索が電動機により駆動される綱車に巻き掛けられ、この主索を把持する機構を有するロープブレーキ装置が設けられた装置において、上記かごの速度が所定値以上であることを検出する速度検出器と、終端階に対応して設置され上記かごの位置を検出する位置検出器と、上記速度検出器の作動中に上記位置検出器が作動すると上記ロープブレーキ装置を作動させる作動回路とを備えてなるエレベーターの安全装置」が開示されている。
特開平8−259140号公報
特許文献1には開示されていないが一般に、主索すなわち主ロープを挟むように互いに対向して配置されたロープブレーキ装置のライニングのそれぞれには、主ロープとの接触面積を増加させるために、主ロープが係合する溝の形成が必要となっている。このライニングの溝形成作業は、ロープブレーキ装置を制動させて主ロープをライニングのそれぞれによって把持させた状態で、乗りかごを昇降させ、すなわち乗りかごに連結された主ロープを移動させて、この主ロープによってライニングの接触面が磨耗することにより行われている。
このようなロープブレーキ装置のライニングの溝形成作業に際して、従来にあっては、対向するライニングの間隔が正常値と見做される許容範囲である規定寸法範囲に含まれる状態となるまで、溝形成作業者は手動操作によって乗りかごを昇降運転し、対向するライニングの間隔を測定することを繰り返し行っていた。このために従来では、ロープブレーキ装置のライニングの溝形成作業が作業者に負担をかける煩雑な作業となって作業時間がかかり、作業能率の向上を見込めなかった。
上記課題を解決するために、本発明の目的は、ロープブレーキ装置のライニングの溝形成作業における作業者の負担を軽減させることができるエレベーター装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るエレベーター装置は、乗りかごと釣り合いおもりとを連結する主ロープをロープブレーキ装置で把持することによって前記乗りかごを停止させるエレベーター装置であって、前記主ロープを把持する前記ロープブレーキ装置の互いに対向するライニングの間隔を測定するスペースセンサと、前記スペースセンサから出力された検出信号に基づいて、前記ロープブレーキ装置を制御する制御部とを備えており、前記制御部は、正常値と見做される前記ライニングの間隔の許容範囲を規定寸法範囲として記憶する記憶部と、前記ロープブレーキ装置を制動させて前記乗りかごを移動させた際に前記スペースセンサから出力された検出信号に基づいて前記ライニングの間隔を演算する寸法演算部と、前記寸法演算部で演算された前記ライニングの間隔が、前記記憶部に記憶された前記規定寸法範囲に含まれるかを判定する寸法判定部とを備えており、前記寸法判定部で前記ライニングの間隔が前記規定寸法範囲に含まれると判定されたときに、前記ロープブレーキ装置を解放させることを特徴としている。
本発明に係るエレベーター装置によれば、ロープブレーキ装置のライニングの溝形成作業を簡単に、短時間で行うことができ、作業者の負担を軽減させることができる。これにより従来に比べて、ロープブレーキ装置のライニングの溝形成作業の能率を向上させることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係るエレベーター装置の一実施形態を示す図で、(a)はロープブレーキ装置に備えられたライニングの溝形成作業前の状態における全体構成を示す図、(b)はライニングの溝形成作業完了時のロープブレーキ装置を示す図である。 本実施形態に備えられた制御盤に設けられた制御部の要部構成を示す図である。 ロープブレーキ装置に備えられたライニングの溝形成に際しての制御部における処理手順を示すフローチャートである。 ロープブレーキ装置の故障検出に際しての制御部における処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るエレベーター装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1の(a)に示すように、本発明の一実施形態に係るエレベーター装置は、昇降路内を昇降する乗りかご1及び釣り合いおもり2と、これらの乗りかご1と釣り合いおもり2とを連結する主ロープ3とを備えている。
また、乗りかご1を移動させる巻上機に備えられたモータ4と、主ロープ3が巻き掛けられモータ4によって回転して主ロープ3を移動させる綱車5とを備えている。また、釣り合いおもり2を乗りかご1から離隔させるそらせ車6と、乗りかご1の移動距離を検出する移動距離検出部、すなわちロータリーエンコーダ7とを備えている。
また、本実施形態に係るエレベーター装置は、乗りかご1の異常落下を生じたときに主ロープ3を把持して乗りかご1を停止させるロープブレーキ装置8を備えている。このロープブレーキ装置8は、互いに対向して主ロープ3を把持可能な一対のライニング8a,8bを有している。
また、本実施形態は、ロープブレーキ装置8の一対のライニンク8a,8bの間隔tを測定するスペースセンサ9を備えている。このスペースセンサ9は、ライニング8a側に通信部を有する本体9aを設置してあり、ライニング8b側に検出板9bを設置してある。同図1の(a)に示すように、ライニング8a,8bの溝形成作業前にあって、ライニング8a,8bのそれぞれを主ロープ3に当接させて把持させた状態にあっては、ライニング8a,8bの間隔tは比較的大きな寸法Lsとなっている。
また、本実施形態は、ライニング8a,8bが主ロープ3を把持する制動状態となるように、また、ライニング8a,8bの制動が解除されて主ロープ3が解放する状態となるように、ロープブレーキ装置8を制御する制御盤10を備えている。
制御盤10は、ロープブレーキ装置8及びスペースセンサ9と信号接続された入出力部10aと、モータ4を有する巻上機と信号接続された入出力部10bと、後述のライニング8a,8bの溝形成処理、及びロープブレーキ装置8の故障検出処理を行う制御部11とを備えている。
図2に示すように、制御部11は、正常値と見做されるライニング8a,8bの間隔tの許容範囲を規定寸法範囲Aとして予め記憶する記憶部11gを有している。ロープブレーキ装置8を制動させて乗りかご1を移動させるとライニング8a,8bに摩耗が生じるが、制御部11は、この際に信号線13を介してスペースセンサ9から出力された間隔検出信号に基づいて、ライニング8a,8bの間隔tを演算して間隔tの実測値を求める寸法演算部11aを有している。また、制御部11は、寸法演算部11aで演算されたライニング8a,8bの間隔tが、記憶部11gに記憶された前述した規定寸法範囲Aに含まれるかを判定する寸法判定部11bを有している。
図1の(b)のライニング8a,8bの間隔tの寸法Leは、前述した規定寸法範囲Aに含まれる正常値である。寸法判定部11bでライニング8a,8bの間隔tが規定寸法範囲Aに含まれると判定されたときに、すなわち間隔tが略寸法Leとなったときに、制御部11は、入出力部10a、及び信号線12を介して制動を解除させる制御信号をロープブレーキ装置8に出力する。
また、制御盤10に設けられた制御部11の前述した記憶部11gは、主ロープ3の本数及び主ロープ3の径寸法を含む主ロープ3を特定するロープ情報を考慮して予め設定され、ロープブレーキ装置8の制動時の乗りかご1の単位移動距離sにおける対向するライニング8a,8bそれぞれの正常値と見做される摩耗量の合計値の許容範囲を、摩耗量範囲Bとして記憶する。
また、図2に示すように、制御部11は、移動距離検出部すなわちロータリーエンコーダ7から出力された検出信号に基づいて、乗りかご1の昇降距離、すなわち移動距離を演算する移動距離演算部11cを有している。
また、制御部11は、記憶部11gに記憶された乗りかご1の単位移動距離sにおける摩耗量範囲Bと、移動距離演算部11cで演算された乗りかご1の移動距離とに基づいて、対向するライニング8a,8bそれぞれの正常値と見做される推定摩耗量の合計値の許容範囲である推定摩耗量範囲Cを演算する推定摩耗量演算部11dを有している。
また、制御部11は、スペースセンサ9から出力された検出信号に基づいて、乗りかご1の移動距離に対応するライニング8a,8bそれぞれの摩耗量の合計値である実測摩耗量Dを演算する実測摩耗量演算部11eを有している。
また、制御部11は、実測摩耗量演算部11eで演算された実測摩耗量Dが、推定摩耗量演算部11dで演算された推定摩耗量範囲Cに含まれるかを判定する摩耗量判定部11fを有している。
また、図1の(a)に示すように、本実施形態は、例えば制御盤10の位置に設けられ、ライニング8a,8bに異常な摩耗を生じている等のようにロープブレーキ装置8が異常状態であるときに、ロープブレーキ装置8が異常である旨を報知する報知部14を有している。制御部11は、摩耗量判定部11fで実測摩耗量Dが推定摩耗量範囲Cに含まれないと判定されたときに、ロープブレーキ装置8が異常である旨の報知信号を報知部14に出力する。
次に、制御盤10の制御部11で実施される処理動作について、図3及び図4のフローチャートに基づいて説明する。
《ライニング8a,8bの溝形成》
[手順S1] 図1の(a)に示すように、乗りかご1が停止して主ロープ3の移動が停止した状態にあって、制御部11からの制御信号が信号線12を介してロープブレーキ装置8に出力されると、溝が形成されていないライニング8a,8bによって主ロープ3が把持される。次に手順S2に進む。
[手順S2] 図1の(a)に示す状態において、制御部11から入出力部10bを介して、モータ4を有する巻上機に駆動信号が出力され、モータ4が駆動する。このモータ4の駆動により主ロープ3が移動して乗りかご1が走行する。
主ロープ3の移動により主ロープ3と接触するライニング8a,8bの接触面が摩耗して、ライニング8a,8bの間隔tが初期の寸法Lsに比べて次第に小さく変化する。次に手順S3に進む。
[手順S3] 制御部11の寸法演算部11aは、スペースセンサ9から信号線13、入出力部10aを介して入力された間隔検出信号に基づいて、ライニング8a,8bの間隔tを演算する。次に手順S4に進む。
[手順S4] 制御部11の寸法判定部11bは、寸法演算部11aで演算されたライニング8a,8bの間隔tが、記憶部11gに記憶された規定寸法範囲Aに含まれるかを、すなわち間隔tが略寸法Leとなったかを判定する。この判定がイエスならば手順S5に進む。ノーであれば手順S4の判定が繰り返し行なわれる。
[手順S5] ロープブレーキ装置8のライニング8a,8bに正常と見做される溝が形成された状態であり、制御部11から入出力部10bを介して巻上機に制御信号が出力されモータ4が停止する。これに伴って主ロープ3は移動を停止し、乗りかご1は走行を停止する。次に手順S6に進む。
[手順S6] 制御部11から入出力部10a、信号線12を介してロープブレーキ装置8に制御信号が出力され、ロープブレーキ装置8の制動が解除され、主ロープ3がライニング8a,8bの把持から解放される。これによりライニング8a,8bの溝形成処理は終了する。
以上のようにしてロープブレーキ装置8のライニング8a,8bの溝形成を行う本実施形態によれば、制御盤10に設けた制御部11の制御によりライニング8a,8bの溝形成を簡単に、短時間で行うことができ、作業者の負担を軽減させることができる。これにより、ロープブレーキ装置8のライニング8a,8bの溝形成作業の能率を向上させることができる。
《ロープブレーキ装置8の故障検出》
この故障検出動作は、前述したロープブレーキ装置8のライニング8a,8bの溝形成の形成過程の中で、また、ライニング8a,8bの溝形成後の例えば定期的に実施されるロープブレーキ装置8の保守点検時に行なわれる。
[手順S11] 制御部11から入出力部10bを介してモータ4を有する巻上機に制御信号が出力され、モータ4が駆動する。このモータ4の駆動により主ロープ3が移動して乗りかご1が走行する。次に手順S2に進む。
[手順S12] 制御部11の移動距離演算部11cは、ロータリーエンコーダ7から出力され、入出力部10bを介して入力された検出信号に基づいて、乗りかご1の移動距離を演算する。次に手順S13に進む。
[手順S13] 制御部11の推定摩耗量演算部11dは、記憶部11gに記憶された乗りかご1の単位移動距離sにおける摩耗量範囲Bと、移動距離演算部11cで演算された乗りかご1の移動距離とに基づいて、対向するライニング8a,8bそれぞれの正常値と見做される推定摩耗量の合計値の許容範囲である推定摩耗量範囲Cを演算する。次に手順S14に進む。
[手順S14] 制御部11の実測摩耗量演算部11eは、スペースセンサ9から出力され信号線13、入出力部10aを介して入力された間隔検出信号に基づいて、乗りかご1の移動距離に対応するライニング8a,8bの摩耗量の合計値である実測摩耗量Dを演算する。次に手順S15に進む。
[手順S15] 制御部11の摩耗量判定部11fは、実測摩耗量演算部11eで演算された実測摩耗量Dが、推定摩耗量演算部11dで正常の許容範囲と見做される推定摩耗量範囲Cに含まれるかを判定する。この手順S15の判定で、実測摩耗量Dは推定摩耗量範囲Cに含まれると判定されたときには、手順S16に進む。含まれないと判定されたときには、手順S17に進む。
[手順S16] ロープブレーキ装置8のライニング8a,8bは正常と判定され、ロープブレーキ装置8の故障検出処理は終了する。
[手順S17] ロープブレーキ装置8のライニング8a,8bは異常と判定され、手順S18に進む。
[手順S18] 制御部11から報知信号が入出力部10bを介して報知部14に出力される。これにより報知部14からロープブレーキ装置8が異常である旨が報知され、故障検出処理は終了する。
このような異常報知がなされたときには、ロープブレーキ装置8のライニング8a,8bの溝形成過程中にあっては溝形成作業が中断され、ロープブレーキ装置8を交換する等の対応処理がなされる。ロープブレーキ装置8の保守点検時に異常報知がなされたときも同様であり、ロープブレーキ装置8を交換する等の対応処理がなされる。
以上のように本実施形態にあっては、ロープブレーキ装置8のライニング8a,8bの溝形成時に、またはロープブレーキ装置8の保守点検時に、ロープブレーキ装置8の故障を確実に検出することができる。これにより、乗りかご1の安全な運行の実現に貢献する。
なお、前述した実施形態にあっては、制御部11を乗りかご1の運行を制御する制御盤10に設けたが、前述と同等の構成の制御部11をロープブレーキ装置8に設けるようにしてもよい。このように構成した場合には、信号線13に代えてスペースセンサ9とロープブレーキ装置8に設けられた制御部11とを接続する信号線が設けられる。また、制御部11と制御盤10とを接続する信号線が設けられる。
このようにロープブレーキ装置8に制御部11を設けた構成では、スペースセンサ9から出力された間隔検出信号は、スペースセンサ9とロープブレーキ装置8に設けた制御部11とを接続する信号線を介して制御部11に入力される。制御部11における処理動作は、前述した実施形態と同様である。
また、このように構成したものでは、ロープブレーキ装置8のライニング8a,8bの溝形成に際して、図3の手順S4のライニング8a,8bの間隔tが規定寸法範囲Aに含まれると制御部11の寸法判定部11bで判定されたときには、制御部11からの制御信号が制御部11と制御盤10とを接続する信号線を介して制御盤10の入出力部10aに入力される。これに応じて制御盤10は、入出力部10bを介してモータ4を有する巻上機に制御信号を出力する。これによりモータ4の回転は停止し、主ロープ3の移動は停止し、乗りかご1の走行は停止する。
またこのとき、制御盤10から入出力部10a、信号線12を介してロープブレーキ装置8に制御信号が出力される。この制御信号に応じてロープブレーキ装置8は制動が解除されて、主ロープ3は把持が解放された状態となる。
また、図15の手順S15の摩耗量判定部11fにおける判定で、実測摩耗量Dが推定摩耗量範囲Cに含まれないと判定されたときには、制御部11から出力される制御信号が、制御部11と制御盤10とを接続する信号線を介して制御盤10の入出力部10aに入力される。これに応じて、制御盤10は入出力部10bを介して報知部14に報知信号を出力する。したがって前述のように、報知部14からロープブレーキ装置8に異常を生じている旨が報知される。
このように制御部11を、制御盤10に設けることに代えてロープブレーキ装置8に設けた構成も、前述した実施形態と同様に、ロープブレーキ装置8のライニング8a,8bに容易に主ロープ3が係合する略寸法Leの溝を形成することができる。また、ロープブレーキ装置8の異常を確実に検出することができる。
なお、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1・・乗りかご、2・・釣り合いおもり、3・・主ロープ、4・・モータ、7・・ロータリーエンコーダ(移動距離検出部)、8・・ロープブレーキ装置、8a,8b・・ライニング、9・・スペースセンサ、10・・制御盤、11・・制御部、11a・・寸法演算部、11b・・寸法判定部、11c・・移動距離演算部、11d・・推定摩耗量演算部、11e・・実測摩耗量演算部、11f・・摩耗量判定部、11g・・記憶部、14・・報知部、t・・間隔。s・・単位移動距離、A・・規定寸法範囲、B・・摩耗量範囲、C・・推定摩耗量範囲、D・・実測摩耗量

Claims (5)

  1. 乗りかごと釣り合いおもりとを連結する主ロープをロープブレーキ装置で把持することによって前記乗りかごを停止させるエレベーター装置であって、
    前記主ロープを把持する前記ロープブレーキ装置の互いに対向するライニングの間隔を測定するスペースセンサと、
    前記スペースセンサから出力された検出信号に基づいて、前記ロープブレーキ装置を制御する制御部とを備えており、
    前記制御部は、
    正常値と見做される前記ライニングの間隔の許容範囲を規定寸法範囲として記憶する記憶部と、
    前記ロープブレーキ装置を制動させて前記乗りかごを移動させた際に前記スペースセンサから出力された検出信号に基づいて前記ライニングの間隔を演算する寸法演算部と、
    前記寸法演算部で演算された前記ライニングの間隔が、前記記憶部に記憶された前記規定寸法範囲に含まれるかを判定する寸法判定部とを備えており、
    前記寸法判定部で前記ライニングの間隔が前記規定寸法範囲に含まれると判定されたときに、前記ロープブレーキ装置を解放させることを特徴とするエレベーター装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーター装置であって、
    前記乗りかごの移動距離を検出する移動距離検出部を備えており、
    前記制御部の前記記憶部は、前記主ロープを特定するロープ情報を考慮して予め設定され、前記ロープブレーキ装置の制動時の前記乗りかごの単位移動距離における対向する前記ライニングそれぞれの正常値と見做される摩耗量の合計値の許容範囲を摩耗量範囲として記憶するものから成り、
    前記制御部は、
    前記移動距離検出部から出力された検出信号に基づいて、前記乗りかごの移動距離を演算する移動距離演算部と、
    前記記憶部に記憶された前記乗りかごの前記単位移動距離における前記摩耗量範囲と、前記移動距離演算部で演算された前記乗りかごの移動距離とに基づいて、対向する前記ライニングそれぞれの正常値と見做される推定摩耗量の合計値の許容範囲である推定摩耗量範囲を演算する推定摩耗量演算部と、
    前記スペースセンサから出力された検出信号に基づいて、前記乗りかごの移動距離に対応する前記ライニングそれぞれの摩耗量の合計値である実測摩耗量を演算する実測摩耗量演算部と、
    前記実測摩耗量演算部で演算された前記実測摩耗量が、前記推定摩耗量演算部で演算された前記推定摩耗量範囲に含まれるかを判定する摩耗量判定部とを備えることを特徴とするエレベーター装置。
  3. 請求項2に記載のエレベーター装置であって、
    前記ロープブレーキ装置が異常である旨を報知する報知部を備えており、
    前記制御部は、前記摩耗量判定部で前記実測摩耗量が前記推定摩耗量範囲に含まれないと判定されたときに、前記ロープブレーキ装置が異常である旨の報知信号を前記報知部に出力することを特徴とするエレベーター装置。
  4. 請求項1または2に記載のエレベーター装置であって、
    前記制御部は、前記乗りかごの昇降を制御する制御盤に設けられていることを特徴とするエレベーター装置。
  5. 請求項1または2に記載のエレベーター装置であって、
    前記制御部は、前記ロープブレーキ装置に設けられていることを特徴とするエレベーター装置。
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