JP4574636B2 - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4574636B2
JP4574636B2 JP2007065322A JP2007065322A JP4574636B2 JP 4574636 B2 JP4574636 B2 JP 4574636B2 JP 2007065322 A JP2007065322 A JP 2007065322A JP 2007065322 A JP2007065322 A JP 2007065322A JP 4574636 B2 JP4574636 B2 JP 4574636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braking
braking force
force
brake
electromagnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007065322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008222394A (ja
Inventor
正信 伊藤
厚 松浦
章智 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Mito Engineering Service Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Mito Engineering Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Mito Engineering Service Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2007065322A priority Critical patent/JP4574636B2/ja
Priority to CN2008100096263A priority patent/CN101264840B/zh
Publication of JP2008222394A publication Critical patent/JP2008222394A/ja
Priority to HK08112965.8A priority patent/HK1119646A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP4574636B2 publication Critical patent/JP4574636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

本発明は、巻上機の状態要件によって運転制御するエレベーター装置に関するものである。
従来のロープ式エレベーター装置は、巻上機の駆動シーブに巻き掛けた主ロープの両側に、乗かごとつり合おもりを係合したつるべ状に構成されている。前記巻上機は、前記駆動シーブと、この駆動シーブを駆動する電動機と、乗かご及びつり合おもりを停止・保持するための電磁ブレーキとで構成され、この電磁ブレーキは、巻上機の回転部に制動力を付加する制動力付加手段と、この制動力付加手段の制動力を解除する制動力解除手段とから構成される。また、前記電動機及び駆動シーブの軸の回転を検出するエンコーダを備えている。
このように構成されたエレベーター装置では、巻上機の電動機および電磁ブレーキが制御装置によって制御され、駆動シーブが駆動、制動される。これによって、巻き掛けられている主ロープが駆動、制動され、乗かごおよびつり合おもりが昇降路内を昇降、停止する。エンコーダの信号は電動機の回転制御及び乗かごの位置制御を行う。そして、安全性の点から電磁ブレーキの電磁石コイル電流、電磁石温度、摺動材温度、アーマチャ変位などの状態要件からエレベーター装置を運転する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
また、乗かごの停止中に電動機トルクを発生させ、電動機の回転を検出してブレーキトルク異常を検出することが開示されている。(例えば、特許文献2参照)
また、ディスクブレーキ本体保持部の回転変位を検出して、ディスクブレーキ本体を支持する弾性体の劣化を判定することが開示されている。(例えば、特許文献3参照)
特開2002−316777号公報 特開平01−288590号公報 特開平08−310764号公報
一般に、エレベーターは、人が利用する縦方向の交通機械であるので、安全性には十分配慮しなければならない。巻上機は駆動装置として乗かご及びつり合おもりを確実に運転されねばならない。特に、安全装置である電磁ブレーキは確実に作動し、制動動作を行うことが要求される。したがって、エレベーターを安全に運転を継続するには、電磁ブレーキを含む巻上機の異常・故障の早期検知が必要であるとともに、異常・故障検知後にエレベーターを安全に最寄り階まで運行させることが必要である。このために、前記特許文献1乃至3などが開示されている。
しかし、前記特許文献1に提案されたエレベーター装置では、巻上機の正常、異常を判断する部分、すなわち状態要件の設定が十分でなく、より以上に安全運転できるエレベーターが得られないという問題点があった。
また、前記特許文献2に提案されたエレベーターのブレーキトルク点検装置は、乗かご停止中にブレーキトルクを点検し、ブレーキトルクに異常があれば異常信号を発するものである。すなわち、提案内容では例えば設定ブレーキトルクを200%とし、この値以上で正常、未満で異常と判定するようになっており、設定ブレーキトルクに対して大小を判定している。しかし、設定ブレーキトルクより小さい場合、実際にどの程度のブレーキトルクであるかは不明であるという問題があった。
また、前記特許文献3に提案されたエレベータ用ブレーキの異常診断装置は、ディスクブレーキ本体保持部の回転変位を検出して、ディスクブレーキ本体を支持する弾性体の劣化を判定するものであって、これによりエレベーターの運転をどうするかは考慮されていない。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、巻上機の正常、異常をより正確に検知し、これにより、エレベーターを継続運転あるいは最寄り階まで運行し停止させるエレベーター装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1では、一方側に乗かご、他方側につり合おもりを係合する主ロープが巻掛けられる駆動シーブと、この駆動シーブを駆動し制御装置により運転制御される電動機と、前記駆動シーブ又は電動機の回転情報及び乗かごの位置情報を検出するエンコーダと、前記駆動シーブ及び電動機を制動する電磁ブレーキとで構成される巻上機を備え、前記電磁ブレーキは前記巻上機の回転部材に制動パッドを押圧し制動力を付加する制動力付加手段と、この制動力付加手段に対抗して鉄片を電磁吸引する電磁石により制動力を解除する制動力解除手段とを具備し、前記巻上機の状態要件を入力し、この状態要件に応じて前記制御装置に作動指令を出力する状態要件判断手段を備えたエレベーター装置において、前記電磁ブレーキの制動力、前記制動力付加手段の作動力、前記制動パッドの温度、前記制動力解除手段の前記鉄片と電磁石間の作動位置、電磁石の温度、電磁石の電流、前記制動力付加手段の作動位置、前記制動力解除手段の作動力、前記制動力付加手段と前記制動力解除手段との作動位置の変化幅、前記電磁ブレーキの動作振動又は音圧、前記電動機の温度、前記エンコーダの温度の全ての状態要件の入力により、前記状態要件判断手段が少なくともいずれか一つの状態要件を異常と判断した時、エレベーターを最寄階まで運転し停止するようにすると共に、前記電磁ブレーキの制動力は、前記乗かごが無積載かつ制動力付加状態で前記電動機により乗かごの上昇運転方向となるように電動機に通電して電動機トルクを発生させ、前記エンコーダで前記電動機の回転部材が回転していない条件で、予め準備された電動機電流対電動機トルクテーブルから得られる電動機トルクとしたことを特徴とする。
この構成により、実際の制動トルクが得られるとともに、電磁ブレーキを含む巻上機の正常、異常をより正確に検知し、これにより、エレベーターを継続運転あるいは最寄り階まで運行し停止させるエレベーター装置が得られる。
また、請求項では、請求項1において、前記制動力付加手段は、前記電動機の回転部材で被制動体としてのブレーキドラムに対して押圧することにより制動力を発生する前記制動パッドと、この制動パッドが前記ブレーキドラム側に押圧し制動力を付加するための制動ばねと、前記制動片と制動ばねを連結する連結部材としての制動腕とから構成し、前記制動力付加手段の作動力としての前記制動ばねの力は、前記制動パッドと制動ばねを連結する機構中に力を検知する圧力センサで検知し、制動力付加手段の作動位置は、前記制動パッドと制動ばねを連結する機構中の位置を検知する位置センサでしたことを特徴とする。
この構成により、請求項1と同様のエレベーター装置が得られる。
また、請求項では、請求項1において、前記制動力解除手段は、前記制動パッドに連結される前記鉄片と、この鉄片を電磁吸引する電磁石と、前記制動パッドと前記鉄片あるいは前記電磁石を連結する連結部材から構成し、前記鉄片、電磁石の一方を可動とし他方を固定として前記制動ばねの付勢力に対抗して電磁吸引し、前記制動パッドの押圧を解除して制動力を解除するとともに、前記制動力解除手段の作動力としての前記電磁石の電磁吸引力は、出力ロッドに設けた圧力センサで検知したことを特徴とする。
この構成により、請求項1と同様のエレベーター装置が得られる。
また、請求項では、請求項1において、前記エンコーダの温度は、前記エンコーダに設置した温度センサで検知するようにしたことを特徴とする。
この構成により、請求項1と同様にエレベーター装置が得られる。
本発明によれば、巻上機の正常、異常をより正確に検知し、これにより、エレベーターを継続運転あるいは最寄り階まで運行し停止させるエレベーター装置が得られる。
以下、本発明の実施形態を図面に基き説明する。
図1は本発明の一実施例になるエレベーター装置を示す構成図、図2は図1の一例としての巻上機の正面図、図3は図2の平面図、図4は電磁石と制動腕との係合を示す図2のA−A視図、図5は図2の制動ばね部分の断面図、図6は図2の制動パッド部分を示す構成図、図7(a)、(b)は図2の電磁石電磁コイルの電流励磁パターン例を示す図、図8は図1の巻上機の状態要件の判定によるエレベーターの運転を示す全体流れ図、図9は図7の制動力すなわち制動トルクの確認を示す流れ図、図10は図7の制動付加状態での各部の作動力、位置、温度の確認を示す流れ図、図11は図7の制動解除状態での各部の作動力、位置、温度の確認を示す流れ図、図12は図10の制動付加状態と図11の制動解除状態との検知結果の差、すなわち変化幅の確認を示す流れ図、図13は図7の制動力付加状態から解除動作までのコイル電流、振動、音圧の確認を示す流れ図、図14乃至図16は制動力付加時及び制動力解除時における状態要件の検知手段の検知結果の判断範囲を示す図である。
図1において、駆動シーブ1に巻き掛けた主ロープ2の両側にそれぞれ乗かご3及びつり合おもり4を係合し、この乗かご3及びつり合おもり4がつるべ状に懸下される。前記駆動シーブ1は電動機5で駆動され、電磁ブレーキ6によって前記駆動シーブ1、電動機5、乗かご3及びつり合おもり4を停止・保持される。7はエンコーダで前記電動機5、駆動シーブ1の回転情報や乗かご3の位置情報などを検出する。巻上機8は前記駆動シーブ1、電動機5、電磁ブレーキ6及びエンコーダ7で構成される。
前記電磁ブレーキ6は、巻上機8の回転部に制動力を付加する制動力付加手段9と、この制動力付加手段9を解除操作して制動力を解除する制動力解除手段10とで構成される。この制動力付加手段9は、前記電動機5の回転体に設けられた被制動体としてのブレーキドラム11に対して押圧することにより制動力を発生する制動パッド12と、この制動パッド12が前記ブレーキドラム11側に押圧し制動力を付加するための制動ばね13と、前記制動パッド12と制動ばね13を連結する連結部材としての制動腕14とから構成され、また前記制動力解除手段10は、前記制動パッド12に連結される図3に示す鉄片15と、この鉄片15を電磁吸引する電磁石16と、前記制動パッド12と前記鉄片15あるいは前記電磁石16を連結する連結部材16aとから成る。この場合、前記連結部材16aは図4に示すL字状腕29と前記制動力付加手段9の制動腕14とで構成されている。また、電磁ブレーキ6の制動機構としては2組の構成となっている。
17は制御装置で、この制御装置17は前記エンコーダ7の出力と、乗かご3の積載量検出器3aの出力をフィードバック入力し、さらに状態要件判断手段18の結果を入力して電動機5を制御している。この状態要件判断手段18は、巻上機8の状態要件19、すなわち、電磁ブレーキ6の制動力、又は前記制動力付加手段の作動力又は前記制動パッドの温度、又は前記制動力解除手段の前記鉄片と電磁石間の作動位置又は電磁石の温度又は電磁石の電流の少なくともいずれか一つの状態要件と、前記制動力付加手段の作動位置、又は前記制動力解除手段の作動力、又は前記制動力付加手段と前記制動力解除手段との作動位置の変化幅、又は前記電磁ブレーキの動作振動又は音圧、又は前記電動機の温度、又は前記エンコーダの温度の少なくともいずれか一つの状態要件により状態を判断し、この判断結果を制御装置に入力し、正常であれば通常運転、異常であれば最寄階まで運転し停止させる。電磁ブレーキ6の制動力を確認する場合は、制御装置17に制動力確認運転にする作動指令を出す。この巻上機8の状態要件19の確認作業は、エレベーターの始動前又は乗客の途絶える時又は深夜などに自動的に行われる。また、この確認作業はエレベーターの設置現場20での強制作動指令、または、管理センター21からの遠隔操作での作動指令で行う。また、制動力の確認時、最寄階運転時は各階ホール表示22に表示し、同時に管理センター21に通知するようになっている。
図2乃至図5に巻上機8の一例を示す。すなわち、電動機5の出力軸23に駆動シーブ1、ブレーキドラム11及びエンコーダ7が設けられ、このブレーキドラム11を制動するように電磁ブレーキ6が設けられる。すなわち、巻上機8は前記電動機5、駆動シーブ1、電磁ブレーキ6及びエンコーダ7からなり、これらが直列状に配置されている。
24は前記電動機5のブラケット5aと一体的に形成される第1の基台、25はこの第1の基台24と前記ブラケット5a間に設けられる第2の基台である。前記ブレーキドラム11の外周制動面11aにはそれぞれ制動パッド12が当接するようになっている。制動腕14は、前記制動パッド12を備え一端部14aが前記ブラケット5aに可回転的に支持されている。制動ばね13は、前記第2の基台25に固定されるばね支持部材26に配置され、制動腕14の他端部14bに配置されるばねロッド27がこのばね支持部材26及び制動ばね13を貫通してばね押え13aで固定されて、前記制動パッド12が制動面11aに押圧力を付加するようになっている。
前記制動力付加手段9は、前記ブレーキドラム11に当接する制動パッド12を備えて回転支持される制動腕14と、この制動腕14を介して前記制動パッド12がブレーキドラム11に当接し押圧するように配置される制動ばね13とで二組構成される。
前記制動力解除手段10は、電磁石16が第1の基台24に設けられ、上記制動パッド12の押圧力を解除するように、電磁石16の出力がそれぞれ前記制動腕14の中間部14cを駆動するようになっている。即ち、前記電磁ブレーキ6は前記ブレーキドラム11と、このブレーキドラム11を押圧して制動力を付加する制動力付加手段9と、この押圧に抗し制動力を解除する制動力解除手段10とで構成され、前記制動力付加手段9及び制動力解除手段10をそれぞれ二組設けられている。
前記エンコーダ7は前記電動機5の出力軸23に連結され前記ブレーキドラム11の反電動機5側に板ばね28を介して前記第2の基台25に設けられる。
図4は制動力解除手段10を構成する電磁石16の出力と制動腕14の係合関係を示す。この図において、29は第1の基台24に回転支持される梃子式のL字状腕である。このL字状腕29の長腕端部29aに前記電磁石16の可動出力となる出力ロッド30の他端30bが係合し、また短腕端部29bは前記制動腕14の中間部14cに係合する。この実施例ではL字状腕29を介して制動腕14に設けられる係合部材31に係合するようになっているが、出力ロッド30の他端30bが直接制動腕14に係合するようにしても良い。また、前記連結部材14aは前記制動腕とL字状腕29とで構成される。
前記制動力解除手段10は、継鉄32に電磁コイル33を内蔵する電磁石16とこの電磁石16の電磁吸引面34に対向して設けられる鉄片15で構成され、この鉄片15に出力ロッド30の一端30aが結合され電磁石16を貫通して摺動支持され、出力ロッド30の他端30bが電磁石16の反鉄片15側に突き出ている。この実施例では前記電磁石16が固定体として第1の基台24に固定され、鉄片15及び出力ロッド30が可動体として可動になっているが、この固定体、可動体を逆にして、鉄片15を第1の基台24に固定し、電磁石16に出力ロッド30を装着して可動体としても良い。
この巻上機8の動作は次の通りである。制動時は制動ばね13で制動腕14を介して制動パッド12がブレーキドラム11の制動面11aを押圧して制動状態になっている。すなわち、電動機5及び駆動シーブ1は回転しないので巻上機8は停止している。制動力解除時は、電磁コイル33に通電し磁束を発生させて、電磁吸引面34に鉄片15を電磁吸引すると、出力ロッド30がL字状腕29を介して制動ばね13のばね力に抗して制動腕14が駆動され、制動パッド12が制動面から離間し制動が解除される。すなわち、電動機5が回転可能状態となるので電動機5に通電して巻上機8を駆動し、駆動シーブ1に巻きかけた主ロープ2を駆動し乗かご3及びつり合おもり4を昇降運転する。
次に、図2乃至図7に基づいて、巻上機8の状態要件19の検知手段を説明する。
前記制動力付加手段9及び前記制動力解除手段10の作動位置の検知手段は、制動腕14の所定部の位置を連続的に検知する位置センサが設けられる。この場合、位置センサ35は、制動パッド12の取付位置、位置センサ36は電磁石16の動きが伝達される位置に設けられる。電磁石16の可動部の位置は、電磁石16と鉄片15間に位置センサ37を設けて検知する。制動ばね13の位置を検知する位置センサ38は、ばねを締付けるばね押え13aの位置を検知するように設けられる。
前記制動力付加手段9の作動力としての制動ばね13の力の検知手段は、ばねロッド27と制動腕14間に圧力センサ40を設けて検知され、また、ブレーキドラム11への押圧力は、制動パッド12を保持する制動子41と制動パッド12との間にシート状の圧力センサ42を設けて検知する。
前記制動力解除手段10の作動力としての電磁石16の電磁吸引力の検知手段は出力ロッド30に圧力センサ43を設けて検知する。
温度検知手段としての電動機温度は、電動機5の外装に温度センサ44を設け、また電磁石温度は電磁石16の外装に温度センサ45を設け、同様にエンコーダ温度はエンコーダ7の非回転部分に温度センサ46を設け、また制動パッド12温度は制動パッド12に温度センサ47を設けて行う。
電流検知手段としての電磁コイル33の電流検知は、電流入力線に電流センサ48を設けて行う。通常、電磁コイル33に通電される電流は図7(a)に示すように、通電開始時に大きな電流とし、その後電流を下げて保持電流にして、通電遮断するパターン、または図7(b)に示すように、通電開始から遮断するまでほぼ一定電流とするパターンが用いられる。
前記電磁ブレーキ6の振動の検知手段は、この電磁ブレーキ6のいずれかの部分に振動センサ49を設けて検知しても良いが、制動パッド12がある制動腕14近辺に設けると良好である。
前記電磁ブレーキ6の音圧の検知手段は、電磁ブレーキ6の周辺いずれかに音圧センサ50を設けて検知しても良いが、ブレーキドラム11あるいは電磁石16近辺に設けると良好である。
次に、図8に基づいて、巻上機8の状態要件19の判断によるエレベーターの運転を説明する。
まず、ステップ51で、制動力すなわち制動トルクの確認として、制動トルクが所定値であるかどうか判断する。次に、ステップ52で、制動力付加状態で巻上機8各部の作動力、位置、温度の確認として各部の状態要件検知手段の出力が所定値であるかどうか判断する。次に、ステップ53で、制動力解除状態で巻上機8各部の作動力、位置、温度の確認として各部の状態要件19検知手段の出力が所定値であるかどうか判断する。次に、ステップ54で、前記制動力付加状態での検知出力と制動力解除状態での検知出力との差、すなわち変化幅をとり、この変化幅が所定値であるかどうか判断する。次に、ステップ55で、制動力付加状態から制動力解除動作を行い電磁石16のコイル電流、振動、音圧の確認として状態要件19検知手段の出力が所定値であるかどうか判断する。前記のステップ51〜55ですべて所定値通りであれば、エレベーターは正常と判断し運転を継続する。また、前記、ステップ51〜55でいずれかが所定値通りでない場合は、エレベーターは異常と判断し最寄階まで運転して停止させるとともに、管理センター21に通告する。
次に、図9に基づいて、前記図8における制動力すなわち制動トルクの確認51としての状態要件19の判断を説明する。
ステップ56で制動力付加状態、かつ、乗かご3を無積載状態にして、ステップ57で電動機5に通電して乗かご3上昇方向に電動機トルクを発生させる。ステップ58でブレーキドラム11が回転していないことをエンコーダ7で確認し、ステップ59で電動機電流を計測しながら、徐々に電動機電流を増大して電動機トルクを増大させる。ステップ60で予め準備された電動機電流対電動機トルク(すなわち、電動機5が停止しているので制動トルクとなる)のテーブルから、電動機電流に対応する制動トルクを検出して、ステップ61で記録する。ステップ62で所定の制動トルクに相当する所定の電動機電流であるかどうか判別して、Noならばステップ57に戻って更に電動機電流を増大する。そして、ステップ62でYesならば所定の制動トルクであると正常判断でき、ステップ63aで電動機5の通電を遮断し、次の処理へ移る。なお、ステップ58でNoならば、所定の電動機電流(すなわち所定の制動トルク)に達する以前にブレーキドラム11が回転しているので、エレベーターは異常であると判断するとともに、ステップ63bで電動機5への通電を遮断し次の処理へ移る。
次に、図10に基づいて、前記図8における制動力付加状態で巻上機8各部の作動力、位置、温度の確認52としての状態要件19の判断を説明する。
状態要件19としての、圧力センサによる制動パッド12の押圧力をステップ64で、圧力センサによる制動ばね13のばね力をステップ65で、圧力センサによる電磁石16の電磁吸引力をステップ66で、位置センサによる制動パッド12部の制動腕14位置をステップ67で、位置センサによる電磁石16出力係合部の制動腕14位置をステップ68で、位置センサによる電磁石16の可動部位置をステップ69で、位置センサによる制動ばね13の位置をステップ70で、温度センサによる制動パッド12温度をステップ71で、温度センサによる電磁石16温度をステップ72で及び温度センサによるエンコーダ温度をステップ73で確認し、その結果が順次所定値であるか否か判断し、所定値通りであれば正常判断して次の処理へ移る。また前記各々の検知手段の結果が所定値外であれば異常判断して次の処理へ移る。
次に、図11に基づいて、前記図8における制動力解除状態で巻上機8各部の作動力、位置、温度の確認53としての状態要件19の判断を説明する。すなわち、前記図10で説明したのと同様に、同じ各部の検知手段としての圧力センサ、位置センサ、温度センサによる検知結果をステップ74乃至ステップ83で順次所定値であるか否か判断し、所定値通りであれば正常判断して次の処理へ移る。 また前記各々の検知手段の結果が所定値外であれば異常判断して次の処理へ移る。
次に、図12に基づいて、前記図8における制動力付加状態と制動力解除状態との間で巻上機8各部の作動力、位置の変化幅の確認54としての状態要件19の判断を説明する。すなわち、前記図10及び図11の制動力付加状態で巻上機8各部の作動力、位置の確認結果の差としての変化幅の結果、すなわち、制動パッド12の押圧力をステップ84、制動ばね13のばね力をステップ85、電磁石16の電磁吸引力をステップ86、制動パッド12部の制動腕14位置をステップ87、電磁石16出力係合部の制動腕14位置をステップ88、電磁石16の可動部位置をステップ89、制動ばね13の位置をステップ90で順次所定値であるか否か判断し、所定値通りであれば正常判断して次の処理へ移る。また前記各々の検知手段の結果が所定値外であれば異常判断して次の処理へ移る。
次に、図13に基づいて、前記図8における制動力付加状態から解除動作まで電磁石16のコイル電流、振動、音圧の確認55としての状態要件19判断を説明する。
状態要件19としての、電流センサ48による電磁石16のコイル電流をステップ91、振動センサ49による電磁ブレーキ6の動作振動をステップ92、音圧センサ50による電磁ブレーキ6の動作音圧をステップ93で順次所定値であるか否か判断し、所定値通りであれば正常判断して次の処理へ移る。また前記各々の検知手段の結果が所定値外であれば異常判断して次の処理へ移る。
この場合、制動付加状態は停止している状態であるから、コイル電流は零、振動は暗振動、音圧は暗音圧状態にあり、この状態から制動解除動作までの変化幅を検知することになる。なお、コイル電流は前記図7(a)、(b)で示した通電パターンがあり、図7(a)の場合は最大電流及び保持電流を所定値とし、図7(b)の場合は最大電流又は保持電流を所定値としている。
次に、図14〜図16に基づいて、前記の制動力付加時及び制動力解除時における状態要件19の検知手段の検知結果の判断を説明する。
図14は、図1における状態要件19のうち下記状態要件に適用できる。
制動付加手段の作動力としてのばね力、制動付加手段の作動位置、制動付加手段の作動力としての電磁石16の電磁吸引力、制動解除手段の作動位置、制動付加状態と制動解除状態間の作動力、作動位置の変化幅
すなわち、それぞれ所定値は、
制動力付加状態での検知結果の所定値=目標値(B1)±許容範囲(α1)
制動力解除状態での検知結果の所定値=目標値(B2)±許容範囲(β1)
制動力付加状態と制動力解除状態との変化幅結果の所定値=目標値(B3)±許容範囲(γ1)
として、所定値内を正常、所定値外を異常と判断する。
また、図15は、図1における電磁石16のコイル電流に適用できる。例えば、前記図7(a)に示すように通電開始時に大きな電流とし、一定時刻後に保持電流にするコイル電流パターンとすると、通電開始時の最大電流及び保持電流を検知し、前記図14と同様に
保持電流の所定値=目標値(B4)±許容範囲(α2)
最大電流の所定値=目標値(B5)±許容範囲(β2)
として、所定値内を正常、所定値外を異常と判断する。
図7(b)に示すように通電開始から遮断まで一定電流とするコイル電流パターンとすると、図7(a)の最大電流あるいは保持電流の検知の一方を所定値として用いればよい。
また、図16は、図1における状態要件19のうち下記状態要件に適用できる。
制動パッド温度、電磁石温度、電動機温度、エンコーダ温度、制動機の動作振動、制動機の動作音
すなわち、目標温度、目標振動レベル、目標音圧レベルを目標値(B6)±許容範囲(α3)を所定値として、所定値内を正常、所定値外を異常と判断する。
次に、他の実施形態を図17(a)乃至図17(c)に基づいて説明する。
図17(a)乃至図17(c)は本発明の他の実施形態による位置の検知方法を示す。前記本発明の実施形態と異なるのは、前記位置センサが連続的に検出できるものに対し、この実施形態ではON−OFFスイッチで構成したことである。
図17(a)の制動付加状態を基準として示すごとく、被検知体94としての前記図2の制動腕又は図4の制動ばね又は鉄片の位置検出を4個のスイッチで行う。すなわち、前記図14で示した制動付加状態での所定値について、スイッチ95で目標値(B1)−許容範囲(α1)を対応、スイッチ96で目標値(B1)+許容範囲(α1)を対応、スイッチ97で目標値(B2)−許容範囲(β1)を対応、スイッチ98で目標値(B2)+許容範囲(β1)を対応させる。方向は+側を制動力解除動作方向とする。
したがって、図17(b)ごとく制動力解除動作において、被検知体94が制動力解除動作の途中で先ずスイッチ97が応答しさらに動作が進むと、図17(c)ごとく、制動力解除動作が完了する。この被検知体の図17(a)乃至図17(c)の動作において、スイッチ97が応答しスイッチ98が応答なしの状態を正常とし、両方のスイッチ97、98が応答あり又は応答なしの状態を異常と判断する。また、被検知体94が制動力付加状態で反制動力解除動作方向に移動する場合も同様に、スイッチ96が応答しスイッチ95が応答なしの状態を正常とし、両方のスイッチ95、96が応答あり又は応答なしの状態を異常と判断する。
この実施形態によれば、前記実施形態で用いる連続検出の位置センサが高価であるに対し、マイクロスイッチなどのON−OFFスイッチが用いられるので安価にセンサが構成できる効果が得られる。
更に、他の実施形態を図18(a)及び図18(b)に基づいて説明する。
図18(a)、(b)は本発明の他の実施形態による位置の検知方法を示す。前記実施形態と異なるのは、前記実施形態で4個のON−OFFスイッチ構成に対し、この実施形態では2個のON−OFFスイッチで構成したことである。すなわち、被検知体94の制動力解除動作方向の目標値(B2)及び反制動力解除動作方向の目標値(B1)にしてON−OFFスイッチを構成し、制動力解除方向については位置の所定値未満を異常とし、制動付加状態での位置の反制動力解除方向移動については所定値以上を異常とすることに限定している。
図18(a)の制動付加状態を基準として示すごとく、被検知体94としての前記図2の制動腕又は図5の制動ばね又は図4の鉄片の位置検出を2個のスイッチで行う。すなわち、前記図14で示した制動付加状態での所定値について、スイッチ99で目標値(B1)を対応、スイッチ100で目標値(B2)を対応させる。
したがって、図18(b)ごとく制動力解除動作において、制動力解除動作が完了してスイッチ100が応答ありの状態を正常とし、応答なしの状態を異常と判断する。また、被検知体94が制動力付加状態で反制動力解除動作方向に移動する場合も同様に、スイッチ99が応答なしの状態を正常とし、応答ありの状態を異常と判断する。
この実施形態によれば、検知範囲を限定することにより前記実施形態よりさらにマイクロスイッチなどのON−OFFスイッチが半分の2個になり、一層安価にセンサを構成できる効果が得られる。
本発明の一実施例になるエレベーター装置を示す構成図である。 図1の一例としての巻上機の正面図である。 図2の平面図である。 図2のA−A視図で電磁石と制動腕との係合を示す構成図である。 図2の制動ばね部分の断面図である。 図2の制動パッド部分を示す正面図である。 図2の制動パッド部分を示す側面図である。 図2の電磁石電磁コイルの電流励磁パターン例を示す状態図で、通電開始時に大きな電流とし、その後下げて保持電流とする例を示してある。 図2の電磁石電磁コイルの電流励磁パターン例を示す状態図で、通電開始から遮断するまでほぼ一定の電流とする例を示してある。 図1の巻上機の状態要件の判定によるエレベーターの運転を示す全体流れ図である。 図7の制動力すなわち制動トルクの確認を示す流れ図である。 図7の制動付加状態での各部の作動力、位置、温度の確認を示す流れ図である。 図7の制動解除状態での各部の作動力、位置、温度の確認を示す流れ図である。 図10の制動付加状態と図11の制動解除状態との検知結果の差、すなわち変化幅の確認を示す流れ図である。 図7の制動力付加状態から解除動作までのコイル電流、振動、音圧の確認を示す流れ図である。 制動力付加時及び制動力解除時における状態要件の検知手段の検知結果の判断を示す図である。 制動力付加時及び制動力解除時における状態要件の検知手段の検知結果の判断を示す図である。 制動力付加時及び制動力解除時における状態要件の検知手段の検知結果の判断を示す図である。 本発明の他の実施形態による位置の検知方法を示す概念図で、制動付加状態を示してある。 本発明の他の実施形態による位置の検知方法を示す概念図で、制動解除途中状態を示してある。 本発明の他の実施形態による位置の検知方法を示す概念図で、制動解除状態を示してある。 本発明の更に他の実施形態による位置の検知方法を示す概念図で、制動付加状態を示してある。 本発明の更に他の実施形態による位置の検知方法を示す概念図で、制動解除状態を示してある。
符号の説明
1 駆動シーフ゛
2 主ローフ゜
3 乗かご
4 つり合おもり
5 電動機
6 電磁ブレーキ
7 エンコーダ
8 巻上機
9 制動力付加手段
10 制動力解除手段
11 ブレーキドラム
12 制動パッド
13 制動ばね
14 制動腕
15 鉄片
16 電磁石
16a 連結部材
17 制御装置
18 状態要件判断手段
19 状態要件
20 設置現場
21 管理センター
22 表示手段
35〜38 位置センサ
40、42、43 圧力センサ
44〜47 温度センサ
49 振動センサ
50 音圧センサ

Claims (4)

  1. 一方側に乗かご、他方側につり合おもりを係合する主ロープが巻掛けられる駆動シーブと、この駆動シーブを駆動し制御装置により運転制御される電動機と、前記駆動シーブ又は電動機の回転情報及び乗かごの位置情報を検出するエンコーダと、前記駆動シーブ及び電動機を制動する電磁ブレーキとで構成される巻上機を備え、前記電磁ブレーキは前記巻上機の回転部材に制動パッドを押圧し制動力を付加する制動力付加手段と、この制動力付加手段に対抗して鉄片を電磁吸引する電磁石により制動力を解除する制動力解除手段とを具備し、前記巻上機の状態要件を入力し、この状態要件に応じて前記制御装置に作動指令を出力する状態要件判断手段を備えたエレベーター装置において、
    前記電磁ブレーキの制動力、前記制動力付加手段の作動力、前記制動パッドの温度、前記制動力解除手段の前記鉄片と電磁石間の作動位置、電磁石の温度、電磁石の電流、前記制動力付加手段の作動位置、前記制動力解除手段の作動力、前記制動力付加手段と前記制動力解除手段との作動位置の変化幅、前記電磁ブレーキの動作振動又は音圧、前記電動機の温度、前記エンコーダの温度の全ての状態要件の入力により、前記状態要件判断手段が少なくともいずれか一つの状態要件を異常と判断した時、エレベーターを最寄階まで運転し停止するようにすると共に、前記電磁ブレーキの制動力は、前記乗かごが無積載かつ制動力付加状態で前記電動機により乗かごの上昇運転方向となるように電動機に通電して電動機トルクを発生させ、前記エンコーダで前記電動機の回転部材が回転していない条件で、予め準備された電動機電流対電動機トルクテーブルから得られる電動機トルクとしたことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 前記制動力付加手段は、前記電動機の回転部材で被制動体としてのブレーキドラムに対して押圧することにより制動力を発生する前記制動パッドと、この制動パッドが前記ブレーキドラム側に押圧し制動力を付加するための制動ばねと、前記制動片と制動ばねを連結する連結部材としての制動腕とから構成し、前記制動力付加手段の作動力としての前記制動ばねの力は、前記制動パッドと制動ばねを連結する機構中に力を検知する圧力センサで検知し、制動力付加手段の作動位置は、前記制動パッドと制動ばねを連結する機構中の位置を検知する位置センサでしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
  3. 前記制動力解除手段は、前記制動パッドに連結される前記鉄片と、この鉄片を電磁吸引する電磁石と、前記制動パッドと前記鉄片あるいは前記電磁石を連結する連結部材から構成し、前記鉄片、電磁石の一方を可動とし他方を固定として前記制動ばねの付勢力に対抗して電磁吸引し、前記制動パッドの押圧を解除して制動力を解除するとともに、前記制動力解除手段の作動力としての前記電磁石の電磁吸引力は、出力ロッドに設けた圧力センサで検知したことを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
  4. 前記エンコーダの温度は、前記エンコーダに設置した温度センサで検知するようにしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
JP2007065322A 2007-03-14 2007-03-14 エレベーター装置 Active JP4574636B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007065322A JP4574636B2 (ja) 2007-03-14 2007-03-14 エレベーター装置
CN2008100096263A CN101264840B (zh) 2007-03-14 2008-02-19 电梯设备
HK08112965.8A HK1119646A1 (en) 2007-03-14 2008-11-27 Elevator apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007065322A JP4574636B2 (ja) 2007-03-14 2007-03-14 エレベーター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008222394A JP2008222394A (ja) 2008-09-25
JP4574636B2 true JP4574636B2 (ja) 2010-11-04

Family

ID=39841455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007065322A Active JP4574636B2 (ja) 2007-03-14 2007-03-14 エレベーター装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4574636B2 (ja)
CN (1) CN101264840B (ja)
HK (1) HK1119646A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5371718B2 (ja) * 2009-12-02 2013-12-18 株式会社日立製作所 エレベーター
JP2011121669A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Nippon Otis Elevator Co エレベータにおける電磁ブレーキの異常検出装置
JP2011136837A (ja) * 2010-01-04 2011-07-14 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム
JP5429808B2 (ja) * 2010-01-29 2014-02-26 東芝エレベータ株式会社 エレベータ巻上機ブレーキ
JP5459387B2 (ja) * 2010-02-19 2014-04-02 三菱電機株式会社 エレベーター装置
WO2011158871A1 (ja) * 2010-06-16 2011-12-22 Natac株式会社 エレベータ用ワイヤロープの損傷監視方法及びエレベータ用ワイヤロープの損傷監視装置
JP5676310B2 (ja) * 2011-03-01 2015-02-25 東芝エレベータ株式会社 エレベータ制御装置
WO2012131840A1 (ja) * 2011-03-25 2012-10-04 三菱電機株式会社 エレベータ装置
WO2015086566A1 (en) * 2013-12-09 2015-06-18 Inventio Ag Brake force monitoring of an elevator brake
JP6314074B2 (ja) * 2014-10-29 2018-04-18 株式会社日立製作所 ブレーキ装置、巻上機及びエレベータ装置
JP6603483B2 (ja) * 2015-05-28 2019-11-06 株式会社日立ビルシステム 異常検出装置、および異常検出方法
CN105565100B (zh) * 2016-02-05 2018-10-09 溧阳市天目湖中等专业学校 一种电梯安全实时监测控制系统及其控制方法
CN106335825B (zh) * 2016-11-18 2018-11-06 甘肃艾唯达电子科技有限公司 电梯运行状态智能监测系统
JP7141224B2 (ja) * 2018-03-14 2022-09-22 ミネベアミツミ株式会社 車輪モジュール、移動機構、および、車輪モジュールの制御方法
EP3556704B1 (en) * 2018-04-16 2023-08-30 KONE Corporation An elevator brake
US20210101782A1 (en) * 2019-10-04 2021-04-08 Otis Elevator Company Electromagnetic brake temperature monitoring system and method
JPWO2021234807A1 (ja) * 2020-05-19 2021-11-25
CN111853100B (zh) * 2020-07-31 2022-03-08 日立电梯(广州)自动扶梯有限公司 自动扶梯制动系统及控制方法
CN112678708B (zh) * 2020-12-30 2022-04-29 科捷智能科技股份有限公司 提升机防坠绳带断裂保护方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316777A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Hitachi Ltd エレベーター装置
JP2005247468A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52121250A (en) * 1976-04-05 1977-10-12 Toshiba Corp Apparatus for protecting elevator from overload
JPS58104881A (ja) * 1981-12-16 1983-06-22 株式会社日立製作所 ロ−プ式エレベ−タ−におけるブレ−キ制動力の測定方法
JPS61287684A (ja) * 1985-06-13 1986-12-18 日立エレベ−タサ−ビス株式会社 エレベ−タ−電磁ブレ−キの動作状態検出装置
JPH04350072A (ja) * 1991-05-27 1992-12-04 Hitachi Ltd エレベータの駆動装置
JPH05213567A (ja) * 1992-02-06 1993-08-24 Toshiba Corp エレベータのブレーキ装置
JPH0672673A (ja) * 1992-08-26 1994-03-15 Toshiba Corp エレベータの電磁ブレーキ装置
JPH0672672A (ja) * 1992-08-31 1994-03-15 Toshiba Corp エレベータの電磁ブレーキ
JPH1017246A (ja) * 1996-07-02 1998-01-20 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk エレベータ巻上機の電磁ブレーキの制動力設定方法
JPH11222371A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータのブレーキ装置
WO2007010716A1 (ja) * 2005-07-19 2007-01-25 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki 異常検出装置付きエンコーダおよびその制御システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316777A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Hitachi Ltd エレベーター装置
JP2005247468A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101264840B (zh) 2012-05-09
CN101264840A (zh) 2008-09-17
HK1119646A1 (en) 2009-03-13
JP2008222394A (ja) 2008-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4574636B2 (ja) エレベーター装置
US8336677B2 (en) Safety device for elevator and rope slip detection method
JP5064239B2 (ja) ブレーキ調整用の形状変化材料を備えたエレベータブレーキアクチュエータ
JP2009526723A (ja) エレベータブレーキ状態試験
CN102892698B (zh) 升降机的制动装置、升降机以及受控地停止升降机的方法
JP7212201B2 (ja) エレベータ装置
CN108698790B (zh) 电梯以及救援运转控制方法
US20130299281A1 (en) Method and arrangement for renewing the braking force of a brake of a hoisting machine
JP5172695B2 (ja) エレベータ装置
JP2012188176A (ja) エレベータ制動装置
EP1749785B1 (en) Elevator controller
JP4952296B2 (ja) エレベータ巻上機用ブレーキの解放装置及びそのブレーキの解放方法
JP2005126183A (ja) エレベータのブレーキ制御装置
JP2010159155A (ja) 昇降機制動システム
JP4537043B2 (ja) エレベーターのブレーキ制御装置
JP6449806B2 (ja) エレベータ装置及びその動作制御方法
JP6655489B2 (ja) エレベーター
JP7229358B2 (ja) エレベータ装置
WO2022038656A1 (ja) エレベータ装置
CN112678637A (zh) 用于监视电梯的制动拖曳的方法
WO2023058199A1 (ja) 非常止め装置用電動作動器の動作確認装置および動作確認方法
WO2024004086A1 (ja) エレベータ装置
JP2014118299A (ja) エレベータ装置
JP7216839B2 (ja) エレベータ装置
JP2013234696A (ja) エレベータのブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100421

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4574636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3