JP6603483B2 - 異常検出装置、および異常検出方法 - Google Patents

異常検出装置、および異常検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6603483B2
JP6603483B2 JP2015108034A JP2015108034A JP6603483B2 JP 6603483 B2 JP6603483 B2 JP 6603483B2 JP 2015108034 A JP2015108034 A JP 2015108034A JP 2015108034 A JP2015108034 A JP 2015108034A JP 6603483 B2 JP6603483 B2 JP 6603483B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic brake
estimator
characteristic
abnormality detection
specified value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015108034A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016222372A (ja
Inventor
大輔 浅井
輝佳 厚沢
光弘 城賀本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2015108034A priority Critical patent/JP6603483B2/ja
Priority to CN201610348226.XA priority patent/CN106199398B/zh
Publication of JP2016222372A publication Critical patent/JP2016222372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6603483B2 publication Critical patent/JP6603483B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/327Testing of circuit interrupters, switches or circuit-breakers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

本発明は、電磁ブレーキの異常検出装置および異常検出方法に関する。
電磁ブレーキを利用する装置としてエレベータが挙げられる。エレベータは、ビル内で人々を上下方向に輸送する装置であり、都市空間において必須の装置である。エレベータは、かごに接続されたロープを巻上機にて駆動することで昇降している。ブレーキは、かごを静止状態を保持するために巻上機に備えられている。ブレーキは、停電時でもかご位置を保持できるように、電源オフの状態でブレーキが効いて制動力を出す構造となっている。ブレーキの代表的な構造として、電磁ブレーキが存在する。これは、静止時にはばね力で制動力を生じさせ、稼動時にブレーキを開放したい場合に、ソレノイドに電流を流し、ばね力に対抗する力を生じさせてブレーキを開放する。
電磁ブレーキにおいて、動作に不具合が生じると、ブレーキが稼動せず、制動力が開放されないため、かごが昇降できなくなる。そのため、適切な保守によってブレーキの動作を確認することが望ましい。電磁ブレーキの異常を検出するための装置として、例えば特許文献1に示す発明が開示されている。特許文献1に開示された技術では、ソレノイド内の電磁石のコイルに流れる電流を計測し、その波形の変動から異常な動作を検出している。また、特許文献2に開示された発明では、コイルの温度が所定値以下のときに電磁ブレーキの診断を行っている。
特開昭62−91357号公報 特開2000−351550号公報
上記特許文献1、2では、いずれもコイルに流れる電流波形から異常の有無を検出しようとしている。電流波形がコイルの温度に依存するため、特許文献2では、正確な診断を行うためにコイル温度が所定の値の時に診断を実施している。しかし、コイルの温度は、どのような頻度でコイルに電流が流されたかということと、外気温とのバランスで決定し、同じように電流が流された場合でも、時間経過に伴うコイル温度の低下は外気温の影響を受けるため一様ではない。
また、電磁ブレーキの状態は、電磁ブレーキの設置環境、稼働履歴、材料、および構造等の個体差の影響を受けるため、個体差を考慮した異常検出が求められる。
よって、電磁ブレーキの状態によらず正確に異常を検出することが課題である。
上記課題を解決するために、電磁ブレーキに流れる電流を示す信号を取得し、取得した前記信号に基づき前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定する異常検出装置は、前記電磁ブレーキの異常診断時における前記電磁ブレーキの状態を反映した特性を推定する特性推定器と、前記電磁ブレーキの異常検出の規定値を記憶する規定値保存器と、前記信号と、前記特性と、前記規定値とに基づき、前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定する判定器と、前記判定器による判定結果を出力する出力器とを備える。
電磁ブレーキの状態によらず正確に異常を検出することができる技術を提供することができる。
異常検出対象である電磁ブレーキを備えるエレベータの全体構成図を示す。 電磁ブレーキの概略図を示す。 第1の実施形態に係る異常検出装置の全体構成のブロック図を示す。 電流計測器で計測される電流波形を示す。 コイルの温度と電流値の関係を示す図である。 コイルの温度の推定する手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る異常検出装置の全体構成のブロック図を示す。 第3の実施形態に係る異常検出装置の全体構成のブロック図を示す。 第4の実施形態に係る異常検出装置の全体構成のブロック図を示す。 第5の実施形態に係る異常検出装置の全体構成のブロック図を示す。
以下、本発明の第1の実施形態における異常検出装置について説明する。
まず、異常検出対象である電磁ブレーキ10を備えるエレベータの構造について説明する。図1は、エレベータ1の全体構成図である。図1に示すようにエレベータ1は、利用者を乗せるためのかご2と、かご2をロープ3を介して上下動させるための駆動装置4と、かご2とのバランスを取るための釣り合い錘5と、駆動装置4の近傍に配置されロープ3が装架される反らせ車6とを備える。
乗りかご2と釣り合い錘5とは、建築構造物内に形成された昇降路17内に設けられ、駆動装置4と反らせ車6とは、建築構造物内に形成された機械室18内に設けられている。駆動装置4は、駆動モータ7と、電磁ブレーキ10とを備える。また、機械室18内には、後述のソレノイド11の表面に取り付けられた表面温度計測器8と、ソレノイド11の近傍に外気温(機械室18内の温度)を測定する外気温度計測器9とが設置されている。
次に、図2を参照して異常検出対象である電磁ブレーキ10の構造について説明する。図2は、電磁ブレーキ10の概略図を示している。
電磁ブレーキ10は、ソレノイド11と、制動ばね12と、レバー13と、ライニング14と、ドラム15とを有する。ソレノイド11は、コア11Aと、コイル11Bと、ロッド11Cとを有する。ロッド11Cは、コア11Aに接続され、レバー13に力を伝達する。制動ばね12は、レバー13を介してライニング14をドラム15に押し付ける。ライニング14はレバー13に取り付けられている。ドラム15は、ロープ3が巻きかけられた図示せぬシーブに接続されている。
コイル11Bに電流が流れていない場合、コア11Aは作動しないので、制動ばね12の付勢力によってレバー13を介してライニング14がドラム15に押し付けられている。これにより、ドラム15は回転しない(静止している)ので、かご2も静止状態となる。一方、かご2が昇降する時には、コイル11Bに電流が流され、コア11Aが稼働し、ロッド11Cを介してレバー13が押される。この時の力が制動ばね12の付勢力を上回ると、レバー13が回動しライニング14がドラム15から離間する。これにより、ドラム15に対する制動力が開放され、かご2の昇降が可能となる。
次に、本実施形態に係る異常検出装置について、図3を参照して詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る異常検出装置20の全体構成のブロック図を示す。
異常検出装置20は、基準時刻設定器21と、動作履歴保存器22と、熱量推定器23と、表面温度計測器8と、外気温度計測器9と、放熱量推定器24と、内部温度推定器25とを備える。
基準時刻設定器21は、表面温度計測器8で計測された表面温度および外気温度計測器9で計測された外気温度が等しいか否かを判断し、等しい場合にその時刻を基準時刻として設定する。動作履歴保存器22は、エレベータ1の制御盤16から、基準時刻以降のエレベータ1の動作履歴を取得し保存する。熱量推定器23は、動作履歴保存器22に保存された動作履歴に基づき電磁ブレーキ10の稼働履歴を推定し、当該稼働履歴に基づき、コイル11Bに蓄えられた熱量を推定する。表面温度計測器8は、ソレノイド11の表面温度を計測する。外気温度計測器9は、外気(機械室18内)の温度を計測する。放熱量推定器24は、表面温度計測器8で計測された表面温度および外気温度計測器9で計測された外気温度に基づき、単位時間当たりの放熱量を推定する。内部温度推定器25は、熱量推定器23により推定された熱量および放熱量推定器24により推定された放熱量に基づき、コイル11Bの内部温度を推定する。
異常検出システム20は、さらに、正常データ保存器26と、特性推定器27と、電流計測器28と、信号取得器29と、フィルタ処理器30と、特徴量演算器31と、規定値保存器32と、判定器33と、出力器34とを備える。
正常データ保存器26は、正常時の電磁ブレーキ10のコイル11Bに流れる電流のデータが正常データとして保存される。なお、正常データ保存器26には正常データを測定した時の温度も保存される。特性推定器27は、異常診断時に、正常データ保存器26に保存された正常データと、内部温度推定器25により推定された内部温度とに基づき、電磁ブレーキ10の電気回路の特性値を推定する。すなわち、特性推定器27は、異常診断時における電磁ブレーキ10の状態を反映した電気特性を推定する。電磁ブレーキ10の状態とは、個体ごとの、気温、稼働履歴、および製造上の材料・構造のばらつきを指す。なお、特性推定器27は、例えば、電気回路の電気抵抗、インダクタンス、および電源電圧を推定する。
電流計測器28は、電磁ブレーキ10が動作する時にコイル11Bに流れる電流を計測する。信号取得器29は、電流計測器28が計測した電流の信号を取得する。フィルタ処理器30は、信号取得器29が取得した信号をフィルタ処理し、フィルタ処理した信号を特徴量演算器31に入力する。フィルタ処理により、ノイズや異常検出に不要となる周波数成分が信号から除去される。フィルタ処理としては、例えばローパスフィルタ処理が好適である。
特徴量演算器31は、特性推定器27により推定された特性値と、フィルタ処理された信号とに基づき特徴量を演算する。
規定値保存器32は、特徴量演算器31で演算された特徴量が異常値であるか否かを判断するための規定値が保存されている。当該規定値は、電磁ブレーキ10の種類に応じて複数保存されており、作業者が電磁ブレーキ10の種類に対応する規定値を選択し、選択された規定値が使用される。なお、規定値の選択は、これに限られず、電流計測器28が計測した電流波形から種類を判定して選択しても良いし、制御盤16に当該電磁ブレーキ10の種類を登録しておき、登録した電磁ブレーキ10の種類を取得して選択しても良い。また、規定値保存器32に、エレベータ1が備える電磁ブレーキ10に対応する規定値のみを保存するようにしても良い。
判定器33は、選択された規定値に基づき、特徴量演算器31で演算された特徴量が異常値であるか否かを判定する。出力器34は、判定器33による判定結果を出力する。
次に、電流計測器28で計測される電流波形について図4を用いて説明する。図4は、横軸が時間を示し、縦軸が電流を示している。図4に示すように、交流電源を整流して使用する場合、所定周波数で振動する電流波形が得られる。コイル11Bに流れる電流は、コイル11Bへの通電とともに立ち上がり始める。電流値の上昇に伴ってソレノイド11内部の吸引力が上昇し、吸引力が制動力に打ち勝ったタイミングでコア11Aが動く。コア11Aが動くと、ソレノイド11内部の磁場が乱れるため、コイル11Bに逆起電力が生じ、電圧が降下し、その結果電流が降下する。その後、電流は上昇し、コア11Aの稼動が終わると所定値に至る。図3において、時刻t1は、コア11Aが動き始める時刻であり、電流I1は、時刻t1における電流値であり、電流I2は、時刻t2における電流値である。
図4に示した電流波形によれば、電流波形がもともとの振動振幅以外の降下現象を生じた場合は、コア11Aが稼動したことがわかる。つまり、正常にブレーキが動作した場合の波形と比較すると、ブレーキの挙動に異常が見られる場合は、降下現象の現れ方が異なることになる。また、一定時間経過後の電流値は、電源の電圧と回路が持つ抵抗によって決まる。この応答は、電気回路としての応答であるため、例えば抵抗が変化すると、波形全体の大きさが変化する。例えば、抵抗が増大し、電源電圧が変化しなかった場合は、電流値が低下する。電流値の変動は、回路の特性の影響を受けるため、同じ磁場の乱れであっても回路特性が異なる場合は電流波形が変動する大きさは異なる。そこで、電気回路の特性値の違いによる電流波形の変動を考慮するため、特性推定器27では、電流波形の変化に基づき、電磁ブレーキ10の電気回路の特性値(抵抗値、インダクタンス、および電源電圧)を推定する。
ところで、コイル11Bは通電に伴って発熱する。コイル11Bは筐体内に閉じ込められているため、通電時間が増大するとともに内部温度は上昇する。コイル11Bの温度が上昇すると電気抵抗も増大するので、電流値はコイル11Bの温度上昇に伴って低下する。よって、異常を検出するための判定値を一定の値としていた場合は、この温度上昇の影響を受けることになる。
図5は、コイル温度と電流値の関係を示す図である。図5に示すように、コイル温度が上昇すると、電気抵抗が増大するため電流値が低下する。よって、図4における時刻t2でも、コイル11Bの温度上昇に伴い電流値は低下する。このように、電流波形は温度に依存して生じるものであるため、温度をあらかじめ把握することで電流波形の変化を加味した判定ができるようになる。コイル11Bの温度上昇は、事前にどの程度電流が流れたかで変わる。コイル11Bの発熱量は、電流値と電圧と時間の積で表される。そのため、コイル11Bに蓄えられた熱量がどの程度外部に放熱されたかがわかれば、現在のコイル温度が推定できる。ソレノイド11から外部にどの程度の熱が放出されるかは、内部温度と外気温度の差で決まる。このとき、ソレノイド11の筐体の熱伝導による熱抵抗をh1、筐体から大気への熱伝達による熱抵抗をh2とし,コイル温度をT1、筐体表面温度をT2、外気温度をT3とすると,熱流量をQとしたとき,
Q=(T1−T2)/h1・・・(1)
Q=(T2−T3)/h2・・・(2)
の関係となる。式(1),式(2)よりQを削除すると
(T1−T2)/h1==(T2−T3)/h2・・・(3)
となる。つまり、上式に則れば、熱抵抗をあらかじめ把握しておけば、表面温度と外気温度を計測することで、熱流量と内部温度が求められる。稼動頻度が少ない場合、または、前回稼動から十分時間が立っている場合には、上式に則り温度を推定すればよい。
しかし,上式はあくまで内部温度が一定だった場合の仮定であり、実際にはコイルへの通電時間によって内部に蓄えられる熱は変化する。このため、本実施形態では以下のように温度を推定する。
次に、本実施形態におけるコイル11Bの温度を推定する手順について図6を参照して具体的に説明する。
図6は、本実施形態におけるコイル温度の推定手順を示すフローチャートである。図6に示すように、基準時刻設定器21が、表面温度計測器8で計測された表面温度および外気温度計測器9で計測された外気温度が等しいか否かを判断する(S1)。表面温度と外気温度とが等しいと判断した場合(S1:YES)、基準時刻設定器21は、その時刻を基準時刻として設定する。基準時刻では熱流量が0となる。なお、以前の基準時刻が設定されている場合には、基準時刻を更新する。また、表面温度と外気温度との差が所定値(例えば±0.5℃)以下であれば、その時刻を基準時刻として設定するようにしても良い。表面温度と外気温度とが等しくない場合(S1:NO)、基準時刻設定器21はステップS1を繰り返し実行する。
動作履歴保存器22は、基準時刻以降のエレベータ1の動作履歴を取得し保存する(S3)。例えば、基準時刻を設定した後の、エレベータ1の動作履歴が動作履歴保存器22に保存される。熱量推定器23は、動作履歴保存器21に保存された動作履歴に基づき、基準時刻からコイル11Bに蓄えられた熱量Qin(Qin=∫E・Idt)を計算定する(S4)。
放熱量推定器24は、上記の式(2)により求められる熱容量Qに基づき、基準時刻からの放熱量Qout(Qout=∫Qdt)を計算する(S5)。内部温度推定器25は、コイル11Bが得た熱量Qinとコイル11Bからの放熱量Qoutとに基づき、残留熱量Qを計算し(S6)、予め求められた残留熱量Qとコイル11Bの温度Tとの関係(計算式またはテーブル)に基づき、当該関係からコイル温度Tを計算する(S7)。そして、計算されたコイル温度Tに基づき、特性推定器27において、予め求められたコイル温度とコイル抵抗の関係(計算式またはテーブル)から、コイル11Bの現在の抵抗値が推定される。
次に、特性推定器27における特性値(例えば、電気抵抗、インダクタンス、および電源電圧)の推定について説明する。
特性推定器27には、ソレノイド11の電気回路の設計上の理想電流波形および理想波形に対して想定しうるばらつき範囲内での電流波形に関するデータ(電気抵抗、インダクタンス、および電源電圧)がデータベースとして保存されている。なお、電流波形において、一定時間経過後の電流値は、回路が持つ電気抵抗と電源電圧の影響を受け、電流の立ち上がり速度は,回路が持つ電気抵抗とインダクタンスの影響を受ける。
正常データ保存器26に保存された正常データを、データベースと照らし合わせることで、電磁ブレーキ10の電気抵抗、インダクタンス、および電源電圧を推定する。これにより、温度変化によるコイル11Bの電気抵抗のばらつきだけでなく、電磁ブレーキ10の材料やシステムのばらつきを含めた電気抵抗等が推定される。材料やシステムによる特性のばらつきとしては、例えば、コイル11B自体の電気抵抗およびインダクタンスのばらつき、電気回路に含まれる他の電気抵抗のばらつき、電源電圧の絶対値のばらつきなどが挙げられる。
特性推定器27は、推定したコイル温度から推定したコイル11Bの電気抵抗と、正常データから推定した電気抵抗、インダクタンス、および電源電圧とに基づき、予め求めた関係(計算式またはテーブル)から、特性値(例えば、電気抵抗、インダクタンス、および電源電圧)を推定する。
次に、特徴量演算器31にて演算される特徴量について説明する。特徴量演算器31は、特性推定器27により推定された特性値(電気抵抗、インダクタンス、および電源電圧)と、フィルタ処理された信号とに基づき特徴量を演算する。例えば、特性推定器27により推定された特性値に基づいて、フィルタ処理された信号を補正し、補正した信号に基づきコア11Aが駆動を開始する時刻である時刻t1を特徴量として演算する。なお、特徴量としては、時刻t1に限られず、推定された特性値から適宜設定しても良い。
そして、判定器33において、演算された特徴量が、電磁ブレーキ10の種類に基づき選択された規定値の上限および下限の範囲内にあるか否かを判定し、判定結果が出力器34により出力される。出力器34による出力としては、例えば、端末の表示部に出力しても良いし、通信回線を介して監視センタに出力しても良い。
以上のように、本実施形態の異常検出装置20では、特性推定器27は、異常診断時における電磁ブレーキ10の状態を反映した電磁ブレーキ10の電気特性を推定する。判定器33は、電磁ブレーキに流れる電流を示す信号と、推定した電気特性と、規定値とに基づき、電磁ブレーキ10が異常状態にあるか否かを判定する。
具体的には、特徴量演算器31は、電磁ブレーキに流れる電流を示す信号と、推定した電気特性とに基づき、電磁ブレーキ10の電気特性を考慮した特徴量を演算し、判定器33は、特徴量が規定値の範囲内にあるか否かを判定する。
かかる構成により、電磁ブレーキ10の異常検出をする際に、電磁ブレーキ10の状態(電磁ブレーキ10自身の特性および設置環境)を加味して異常検出をすることができる。よって、電磁ブレーキ10の状態によらず正確に異常を検出することができるので、検出精度が向上し、異常の予兆を検出することができる。よって、適切なタイミングで電磁ブレーキ10の保守を実行することができ、保守による不稼働時間を低減し、利用者の利便性を向上させることができる。
また、特性推定器27は、電磁ブレーキ10の電気回路の電気抵抗、電磁ブレーキ10に供給される電圧を推定する。電磁ブレーキ10の異常検出をする際に、電磁ブレーキ10の現在の状態を加味して異常検出をすることができる。
また、特性推定器27は、電磁ブレーキ10が正常状態にあるときの正常データに基づき、電磁ブレーキ10の電気特性を推定する。よって、電磁ブレーキ10の正常状態を加味して異常検出をすることができるので、検出精度が向上し、異常の予兆を検出することができる。
また、熱量推定器23は、動作履歴保存器22に保存された動作履歴に基づき、電磁ブレーキ10の内部に蓄えられた熱量を推定する。放熱量推定器24は、表面温度計測器8により計測された表面温度と、外気温度計測器9により計測された外気温度とに基づき、電磁ブレーキ10から放熱された放熱量を推定する。内部温度推定器25は、熱量推定器23により推定された熱量と、放熱量推定器24により推定された放熱量とに基づき、電磁ブレーキ10のコイル11Bの温度を推定する。特性推定器27は、内部温度推定器25により計測された推定温度に基づきコイル11Bの電気抵抗を推定する。
よって、推定する電気抵抗は、電磁ブレーキ10の温度を反映した電気抵抗であるので、電磁ブレーキ10の状態を加味して異常検出をするので、検出精度が向上し、異常の予兆を検出することができる。なお、表面温度計測器8および外気温度計測器9は、環境が安定した状態にある機械室18内に設置されている。よって、放熱量推定器24は、表面温度および外気温度に基づき、放熱量の推定の精度を向上させることができる。ひいては、内部温度の推定の精度を向上させることができ、コイル11Bの電気抵抗の推定の精度を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る異常検出装置について説明する。なお、第1の実施形態と同一の部材については同一の参照番号を付して説明を省略し、異なる部分について説明を行う。
図7は、第2の実施形態に係る異常検出装置120の全体構成のブロック図を示す。
異常検出装置120は、固有規定値設定器35を備える。固有規定値設定器35は、特性推定器27により推定された特性値と、規定値保存器32に保存された規定値とに基づき、特性値を加味した固有規定値を算出する。すなわち、電磁ブレーキ10固有の規定値(固有規定値)を算出する。
本実施形態における特徴量演算器31では、フィルタ処理された信号のみから特徴量を演算する。例えば、特徴量演算器31がフィルタ処理された信号に基づき電流I2を演算し、固有規定値設定器35が、特性値から電流I2を算出して、規定値と特性値からの電流I2とに基づき固有規定値を算出する。判定器33において、特徴量演算器31で演算された電流I2が、固有規定値の範囲内になるか否かが判定される。
次に、本発明の第3の実施形態に係る異常検出装置について説明する。なお、第1の実施形態と同一の部材については同一の参照番号を付して説明を省略し、異なる部分について説明を行う。
図8は、第3の実施形態に係る異常検出装置220の全体構成のブロック図を示す。
異常検出装置220は、コイル11Bの温度を直接計測するコイル温度計測器36を備える。ソレノイド11の表面温度や外気温度等からコイル11Bの温度を推定するのではなく、コイル温度計測器36によりコイル11Bの温度を直接計測する。
特性推定器27では、コイル温度計測器36により計測されたコイル11Bの温度に基づき、電磁ブレーキ10の電気特性を推定する。本実施形態の異常検出装置220においても、第1の実施形態の異常検出装置20と同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る異常検出装置について説明する。なお、第1の実施形態と同一の部材については同一の参照番号を付して説明を省略し、異なる部分について説明を行う。
図9は、第4の実施形態に係る異常検出装置320の全体構成のブロック図を示す。
異常検出装置320は、ソレノイド11のコイル11Bの電気抵抗などのパラメータを直接計測することが場合に、そのパラメータを保存する回路パラメータ保存器37を備える。特性推定器27では、回路パラメータ保存器37に保存された電気抵抗に基づき、特性値を推定する。本実施形態の異常検出装置320においても、第1の実施形態の異常検出装置20と同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る異常検出装置について説明する。なお、第1の実施形態と同一の部材については同一の参照番号を付して説明を省略し、異なる部分について説明を行う。
図10は、第5の実施形態に係る異常検出装置420の全体構成のブロック図を示す。
本実施形態では、コア11Aの変位に基づき異常検出が実行される。異常検出装置420は、特徴量演算器31および規定値保存器32に代えて、変位計測器38、波形影響量推定器39、および静止時波形推定器40を備える。
変位計測器38は、コア11Aの変位を計測する。波形影響量推定器39は、計測されたコア11Aの変位が電流波形に及ぼす影響を推定する。静止時波形推定器40は、特性推定器27で推定された特性値に基づき、コア11Aが動かなかった場合の電流波形を推定する。
判定器31では、波形影響量推定器39により推定された電流波形に及ぼす影響量と、静止時波形推定器40で推定した電流波形に基づき、コア11Aが変位した時の正常波形を推定する。また、判定器31では、推定された正常波形と、フィルタ処理された信号とを比較して、フィルタ処理された信号が推定された正常波形に対し、所定の範囲内に収まっているか否かを判定する。
かかる構成により、電磁ブレーキ10の異常検出をする際に、電磁ブレーキ10の状態を加味して異常検出をすることができるので、検出精度が向上し、異常の予兆を検出することができる。
上記の実施形態において、基準時刻設定器21と、熱量推定器23と、放熱量推定器24と、内部温度推定器25と、特性推定器27と、信号取得器29と、フィルタ処理器30と、特徴量演算器31と、判定器33と、出力器34 固有規定値設定器35と、波形影響量推定器39と、静止時波形推定器40とは、例えば、CPU(Cetnral Processing Unit)により実現される。動作履歴保存器22と、正常データ保存器26と、規定値保存器32と、回路パラメータ保存器37とは、例えば、メモリにより実現される。
本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、その趣旨から逸脱しない範囲で、他の様々な形に変更することができる。
例えば、上記実施形態では,電磁ブレーキ10として、図2に示すドラム形ブレーキを対象にした例を示したが、ソレノイドを使用して電磁力によって動作されるブレーキであれば良く、ディスクブレーキであっても良い。
また、エレベータ1で電磁ブレーキ10が使用される実施形態を示したが、電磁ブレーキ10が使用される対象としては、エスカレータであっても良いし、自動車であっても良い。また、異常検出装置20は、特性推定器27、特徴量推定器31、規定値保存器32、判定器33、および出力器34のみから構成されても良い。この場合、特性推定器27が、内部温度推定器25から内部温度を、正常データ保存器26から正常データを取得し、特徴量演算器31がフィルタ処理器30からフィルタ処理した信号を取得するように構成しておけば良い。そして、異常検出装置20は、必要に応じて、特性推定器27、特徴量推定器31、規定値保存器32、判定器33、および出力器34以外の構成を備えるようにしても良い。また、内部温度推定器25は、表面温度計測器8で計測された表面温度と、電磁ブレーキ10の構造とに基づき、コイル11Bの温度を推定しても良い。
8:表面温度計測器、9:外気温度計測器、20、120、220、320、420:異常検出装置、22:動作履歴保存器、23:熱量推定器、24:放熱量推定器、25:内部温度推定器、26:正常データ保存器、27:特性推定器、31:特徴量演算器、32:規定値保存器、33:判定器、34:出力器、35:固有規定値設定器、36:コイル温度計測器、38:変位計測器、39:波形影響推定器、40:静止時波形推定器

Claims (18)

  1. 電磁ブレーキに流れる電流を示す信号を取得し、取得した前記信号に基づき前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定する異常検出装置において、
    前記電磁ブレーキの異常診断時における前記電磁ブレーキの状態を反映した特性を推定する特性推定器と、
    前記電磁ブレーキの異常検出の規定値を記憶する規定値保存器と、
    前記信号と、前記特性と、前記規定値とに基づき、前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定する判定器と、
    前記判定器による判定結果を出力する出力器と、を備え
    前記信号に基づき、前記電磁ブレーキの特性を考慮した特徴量を演算する特徴量演算器と、
    前記特性と前記規定値とに基づき、前記特性を加味した固有規定値を設定する固有規定値設定器と、を更に備え、
    前記判定器は、前記特徴量が前記固有規定値の範囲内にあるか否かを判定する異常検出装置。
  2. 電磁ブレーキに流れる電流を示す信号を取得し、取得した前記信号に基づき前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定する異常検出装置において、
    前記電磁ブレーキの異常診断時における前記電磁ブレーキの状態を反映した特性を推定する特性推定器と、
    前記電磁ブレーキの異常検出の規定値を記憶する規定値保存器と、
    前記信号と、前記特性と、前記規定値とに基づき、前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定する判定器と、
    前記判定器による判定結果を出力する出力器と、を備え
    前記電磁ブレーキの表面温度を計測する表面温度計測器と、
    前記電磁ブレーキの外気温度を計測する外気温度計測器と、
    前記電磁ブレーキの動作履歴を保存する動作履歴保存器と、
    前記動作履歴保存器に保存された前記動作履歴に基づき、前記電磁ブレーキの内部に蓄えられた熱量を推定する熱量推定器と、
    前記表面温度計測器により計測された表面温度と、前記外気温度計測器により計測された外気温度とに基づき、前記電磁ブレーキから放熱された放熱量を推定する放熱量推定器と、
    前記熱量推定器により推定された熱量と、前記放熱量推定器により推定された放熱量とに基づき、前記電磁ブレーキのコイルの温度を推定する温度推定器と、を更に備え、
    前記特性推定器は、前記温度推定器により推定された推定温度に基づき前記電磁ブレーキの電気回路の電気抵抗を推定する異常検出装置。
  3. 電磁ブレーキに流れる電流を示す信号を取得し、取得した前記信号に基づき前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定する異常検出装置において、
    前記電磁ブレーキの異常診断時における前記電磁ブレーキの状態を反映した特性を推定する特性推定器と、
    前記電磁ブレーキの異常検出の規定値を記憶する規定値保存器と、
    前記信号と、前記特性と、前記規定値とに基づき、前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定する判定器と、
    前記判定器による判定結果を出力する出力器と、を備え
    前記電磁ブレーキの表面温度を計測する表面温度計測器と、
    前記表面温度計測器により計測された表面温度と、前記電磁ブレーキの構造とに基づき、前記電磁ブレーキのコイルの温度を推定する温度推定器と、を更に備える異常検出装置。
  4. 前記電磁ブレーキが正常な状態であるときに、電流計測器により計測された前記電磁ブレーキに流れる電流を示す信号を正常データとして保存する正常データ保存器を更に備え、
    前記特性推定器は、前記正常データに基づき、前記電磁ブレーキの特性を推定する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の異常検出装置。
  5. 前記特性推定器は、前記電磁ブレーキのコイルの温度に基づいて前記電磁ブレーキの特性を推定する請求項4に記載の異常検出装置。
  6. 前記信号と、前記特性とに基づき、前記電磁ブレーキの特性を考慮した特徴量を演算する特徴量演算器を更に備え、
    前記判定器は、前記特徴量が前記規定値の範囲内にあるか否かを判定する請求項2または請求項3に記載の異常検出装置。
  7. 前記信号に基づき、前記電磁ブレーキの特性を考慮した特徴量を演算する特徴量演算器と、
    前記特性と前記規定値とに基づき、前記特性を加味した固有規定値を設定する固有規定値設定器と、を更に備え、
    前記判定器は、前記特徴量が前記固有規定値の範囲内にあるか否かを判定する請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の異常検出装置。
  8. 前記特性は、前記電磁ブレーキの電気回路の電気抵抗である、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の異常検出装置。
  9. 前記特性は、前記電磁ブレーキに供給される電圧である、請求項1または請求項3に記載の異常検出装置。
  10. 前記電磁ブレーキの表面温度を計測する表面温度計測器と、
    前記電磁ブレーキの外気温度を計測する外気温度計測器と、
    前記電磁ブレーキの動作履歴を保存する動作履歴保存器と、
    前記動作履歴保存器に保存された前記動作履歴に基づき、前記電磁ブレーキの内部に蓄えられた熱量を推定する熱量推定器と、
    前記表面温度計測器により計測された表面温度と、前記外気温度計測器により計測された外気温度とに基づき、前記電磁ブレーキから放熱された放熱量を推定する放熱量推定器と、
    前記熱量推定器により推定された熱量と、前記放熱量推定器により推定された放熱量とに基づき、前記電磁ブレーキのコイルの温度を推定する温度推定器と、を更に備え、
    前記特性推定器は、前記温度推定器により推定された推定温度に基づき前記電磁ブレーキの電気回路の電気抵抗を推定する請求項1または請求項3に記載の異常検出装置。
  11. 前記動作履歴保存器は、前記表面温度計測器により計測された表面温度と、前記外気温度計測器により計測された外気温度との差が所定値以下となった時点を起点として、前記電磁ブレーキの動作履歴を保存する請求項10に記載の異常検出装置。
  12. 前記電磁ブレーキのコイルの温度を計測するコイル温度計測器を更に備え、
    前記特性推定器は、前記コイル温度計測器により計測された計測温度に基づき前記電磁ブレーキの電気回路の電気抵抗を推定する請求項1に記載の異常検出装置。
  13. 前記電磁ブレーキの表面温度を計測する表面温度計測器と、
    前記表面温度計測器により計測された表面温度と、前記電磁ブレーキの構造とに基づき、前記電磁ブレーキのコイルの温度を推定する温度推定器と、を更に備える請求項1に記載の異常検出装置。
  14. 前記特性に基づき前記電磁ブレーキのコアが静止している場合の電流波形を推定する静止時波形推定器と、
    前記電磁ブレーキのコアの変位を計測する変位計測器と、
    前記変位計測器により計測された変位が電流波形に及ぼす影響量を推定する波形影響推定器と、を備え、
    前記判定器は、前記静止時波形推定器により推定した電流波形と、前記波形影響推定器により推定した影響量とに基づき、前記コアが変位した場合の波形を推定し、推定した前記波形と、取得した前記信号の波形とを比較して、前記信号の波形が推定した前記波形に対し、所定の範囲内に収まっているか否かを判定する請求項2または請求項3に記載の異常検出装置。
  15. 前記電磁ブレーキは、エレベータの巻き上げ機に設けられる請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の異常検出装置。
  16. 電磁ブレーキに流れる電流を示す信号を取得し、取得した前記信号に基づき前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定する異常検出方法において,
    前記電磁ブレーキの異常診断時における前記電磁ブレーキの状態を反映した特性を推定するステップと、
    前記信号と、前記特性と、前記電磁ブレーキの異常検出の規定値とに基づき、前記電磁ブレーキが異常状態にあるか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップによる判定結果を出力するステップと、を備え
    前記信号に基づき、前記電磁ブレーキの特性を考慮した特徴量を演算するステップと、
    前記特性と前記規定値とに基づき、前記特性を加味した固有規定値を設定するステップと、を更に備え、
    前記判定するステップでは、前記特徴量が前記固有規定値の範囲内なるか否かを判定する異常検出方法。
  17. 前記推定するステップでは、前記電磁ブレーキが正常な状態であるときに電流計測器により計測された前記電磁ブレーキに流れる電流のデータと、前記電磁ブレーキのコイル温度とに基づき、前記電磁ブレーキの特性を推定する、請求項16に記載の異常検出方法。
  18. 前記信号と、前記特性とに基づき、前記電磁ブレーキの特性を考慮した特徴量を演算するステップを更に備え、
    前記判定するステップでは、前記特徴量が前記規定値の範囲内にあるか否かを判定する請求項16に記載の異常検出方法。
JP2015108034A 2015-05-28 2015-05-28 異常検出装置、および異常検出方法 Active JP6603483B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015108034A JP6603483B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 異常検出装置、および異常検出方法
CN201610348226.XA CN106199398B (zh) 2015-05-28 2016-05-24 异常检测装置以及异常检测方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015108034A JP6603483B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 異常検出装置、および異常検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016222372A JP2016222372A (ja) 2016-12-28
JP6603483B2 true JP6603483B2 (ja) 2019-11-06

Family

ID=57453339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015108034A Active JP6603483B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 異常検出装置、および異常検出方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6603483B2 (ja)
CN (1) CN106199398B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6293324B1 (ja) * 2017-02-23 2018-03-14 三菱電機株式会社 電子回路装置及び電子回路装置を使用した車両
JP6745082B2 (ja) * 2017-04-12 2020-08-26 東芝三菱電機産業システム株式会社 異常検出装置
JP6870555B2 (ja) * 2017-09-29 2021-05-12 ブラザー工業株式会社 監視装置
JP6626134B2 (ja) 2018-01-12 2019-12-25 ファナック株式会社 モータ駆動装置および故障検出方法
JP6616436B2 (ja) 2018-01-29 2019-12-04 ファナック株式会社 ブレーキ制御システムおよび故障検出方法
CN109292573B (zh) * 2018-11-30 2020-12-22 日立楼宇技术(广州)有限公司 一种制动器线圈检测方法、装置、设备和存储介质
US20210101782A1 (en) * 2019-10-04 2021-04-08 Otis Elevator Company Electromagnetic brake temperature monitoring system and method
US11415191B2 (en) * 2019-10-04 2022-08-16 Otis Elevator Company System and method configured to identify conditions indicative of electromagnetic brake temperature
EP3865445B1 (en) * 2020-02-17 2024-04-03 KONE Corporation Overheat protection mechanism for brake system
CN115362114A (zh) * 2020-04-06 2022-11-18 因温特奥股份公司 检查电梯设备的制动器的当前的功能状态的方法和相应配备的电梯设备
JP7036248B1 (ja) * 2021-03-02 2022-03-15 三菱電機株式会社 診断装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000351550A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータのマグネットブレーキ異常診断装置
TWI251578B (en) * 2001-12-11 2006-03-21 Hitachi Building Sys Co Ltd Magnetic brake system and elevator trouble detection system
JP5016910B2 (ja) * 2006-12-20 2012-09-05 株式会社日立製作所 エレベータ装置
JP4685803B2 (ja) * 2007-01-10 2011-05-18 株式会社日立製作所 エレベーターブレーキ制御装置
JP4574636B2 (ja) * 2007-03-14 2010-11-04 株式会社日立製作所 エレベーター装置
US7950514B1 (en) * 2009-11-06 2011-05-31 Kone Corporation Apparatus and method for variable torque braking of escalators and moving walkways
JP2011105484A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Mitsubishi Electric Corp 電磁ブレーキの故障検出装置
JP5568319B2 (ja) * 2010-01-07 2014-08-06 株式会社日立産機システム 巻上機のブレーキ制御装置
JP2012025526A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのブレーキ異常検出システムおよび方法
JP5511008B2 (ja) * 2010-08-06 2014-06-04 東芝エレベータ株式会社 エレベータのブレーキ制御装置
JP2012188208A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム

Also Published As

Publication number Publication date
CN106199398B (zh) 2018-11-13
CN106199398A (zh) 2016-12-07
JP2016222372A (ja) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6603483B2 (ja) 異常検出装置、および異常検出方法
JP5653537B2 (ja) 電磁ブレーキ状態診断装置およびその方法
US8055460B2 (en) Method and apparatus for monitoring solenoid health
JP6029777B2 (ja) エレベータ制御装置、エレベータシステム、およびエレベータ制御方法
JP2002068626A (ja) エレベータの診断方法
JP5832258B2 (ja) エレベータ異常診断装置
EP3001164B1 (en) Evaluation of static brake torque in a robot
JP6382366B2 (ja) 電磁ブレーキ装置およびその制御方法
US20200319045A1 (en) Brake inspection apparatus and numerical control apparatus for inspecting brake device
JP2017509893A (ja) 振動試験システムおよび方法
WO2018092322A1 (en) Diagnosis device for electromagnetic brake
EP3428936A1 (en) Electromagnetically moving device
JP2015081189A (ja) エレベータ用診断運転装置
JP6309935B2 (ja) 電動機のブレーキ機構を点検するための装置、および点検方法
JP6368007B1 (ja) ブレーキ故障予兆診断装置
JP5432962B2 (ja) エレベータ装置用巻上機の制御装置、制御方法及び制御装置の改修方法
CN1997578A (zh) 升降机制动器的电枢运动检测装置和电枢位置估测装置
JP6577928B2 (ja) 電動巻上機およびそれに搭載される電磁接触器の寿命管理方法
JP6449806B2 (ja) エレベータ装置及びその動作制御方法
CN103780180B (zh) 磁粉离合器和制动器用反馈控制系统及反馈控制方法
JPWO2012140945A1 (ja) エレベータ用ブレーキ装置およびエレベータのブレーキ制動方法
US11584350B2 (en) Brake plate wear detection using solenoid current signature
JP2015042892A (ja) 電磁ブレーキの異常診断装置
JP2011148632A (ja) エレベータの制御システム
JP6117622B2 (ja) エレベータ制動装置の診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6603483

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150