JP6745082B2 - 異常検出装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電動機のブレーキ用の電源装置の異常検出装置に関する。
専用の電源装置から電源供給された場合に制動状態を開放するブレーキを有する電動機がある。こうした電動機においては、ブレーキ用電源装置(以下、単に電源装置ともいう。)の出力電流を検出して、あらかじめ設定されたしきい値と検出された出力電流とを比較して、異常判定を行う技術が知られている(特許文献1等)。
このような電源装置が、たとえばACアーク炉の電極の昇降装置等のプラント設備に用いられた場合には、不具合発生時に操業の停止期間を短縮することが重要である。
操業停止期間を短縮するには、不具合の状況を把握し、不具合の発生要因を迅速に特定する必要がある。不具合要因を特定するためには、短期間でより多くの情報、データを収集することが望まれる。
電源装置の入出力電流に異常がある場合には、入力あるいは出力のいずれに問題があるのかを把握し、異常の状態を定量的に把握する必要がある。
特開2016−82656号公報
本発明の実施形態は、電動機のブレーキ用の電源装置の異常発生要因を迅速に特定することができる異常検出装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、異常判定装置は、開放指令信号の入力に応じて電動機のブレーキに電源を供給するブレーキ電源装置の入力電流を検出して、前記入力電流の電流値の時系列の組を入力電流波形として記録する第1波形記録回路と、あらかじめ記憶された基準となる入力電流の電流値の時系列の組である第1基準波形と、前記入力電流波形とを比較して、前記ブレーキ電源装置の入力側における異常の有無を判定する異常判定回路と、前記ブレーキ電源装置の出力電流を検出して、前記出力電流の電流値の時系列の組を出力電流波形として記録する第2波形記録回路と、を備える。前記異常判定回路は、あらかじめ記憶された基準となる出力電流の電流値の時系列の組である第2基準波形と、前記出力電流波形とを比較して、前記ブレーキ電源装置の出力側における異常の有無を判定する。
第1波形記録回路に記録された入力電流波形を、あらかじめ記憶された第1基準波形と比較するので、入力電流波形の基準からの相違を検出でき、異常発生要因を迅速に特定することができる。
実施形態に係る異常判定装置を例示するブロック図である。 図2(a)〜図2(c)は、ブレーキ制御システムの動作を例示する波形図である。 実施形態の異常判定装置の動作を説明するためのフローチャートの例である。 実施形態の異常判定装置の動作を説明するためのフローチャートの例である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る異常判定装置を例示するブロック図である。
図1には、異常判定装置4のブロック図の例とともに、異常判定装置4を含む電動機のブレーキ制御システム100のブロック図の例が示されている。まず、ブレーキ制御システム100の全体について説明する。
図1に示すように、ブレーキ制御システム100は、ブレーキ用電源装置2と、ブレーキ付き電動機3と、異常判定装置4と、を含む。ブレーキ付き電動機3は、この例では、ブレーキ31と、誘導電動機32と、を含む。ブレーキ31および誘導電動機32は、1つの筐体に収納されている。ブレーキ31は、誘導電動機32の回転軸を締め付けて回転を制動し、回転軸を開放して回転させる。なお、ブレーキ付き電動機は、他の形式の電動機を含んでいてもよく、電動機は、たとえば同期電動機等であってもよい。
ブレーキ制御システム100は、ブレーキ用電源装置2を介して、交流電源1に接続されている。交流電源1は、たとえば50Hzまたは60Hzの交流電源である。プラント設備内で用いられるブレーキ制御システム100の場合には、交流電源1は、たとえば200V(実効値)や400V(実効値)等の交流電圧を有する。ブレーキ制御システム100は、交流電源1から電源の供給を受けて動作する。
ブレーキ制御システム100は、この例では、交流電源1との間に遮断器5を含む。遮断器5は、異常判定装置4に接続されている。異常判定装置4がブレーキ用電源装置2の異常と判定した場合には、異常判定装置4は、遮断器5を開いて、ブレーキ制御システム100の動作を停止させる。ブレーキ付き電動機3では、電源の供給が絶たれた場合に、ブレーキ31が誘導電動機32の回転軸を締め付ける。そのため、誘導電動機32は、緊急停止することができる。
ブレーキ用電源装置2は、交流電源1から印加される交流電圧を直流電圧に変換する。直流電圧が供給された場合に、ブレーキ31は開放される。直流電圧がなくなった場合に、ブレーキ31は、誘導電動機32を制動する。たとえば、ブレーキ制御システム100は、ACアーク炉の電極昇降装置において、電極の昇降動作時のブレーキを制御する。ACアーク炉の電極は、昇降するときにブレーキが開放され、電極は重力によって下降する。下降を停止するときに、誘導電動機32を停止させるとともに、ブレーキ31を作動させる。
ブレーキ用電源装置2は、異常判定装置4に接続されており、異常判定装置4から供給される開放指令信号OCSに応じてブレーキ31に直流電圧を印加する。
図2(a)〜図2(c)は、ブレーキ制御システムの動作を例示する波形図である。
図2(a)には、ブレーキ開放信号生成回路からブレーキ用電源装置2に供給される開放指令信号OCSの時間変化が示されている。
図2(b)には、ブレーキ用電源装置2が出力する出力電圧Vの時間変化が示されている。
図2(c)には、ブレーキ用電源装置2が出力する出力電流Iの時間変化が示されている。
図2(a)〜図2(c)に示すように、ブレーキ用電源装置2は、開放指令信号OCSの入力から所定時間経過するまでの第1区間T1において、第1電圧V1をブレーキ31に印加する。そして、ブレーキ用電源装置2は、第1区間T1の経過から開放指令信号OCSの入力の停止までの第2区間T2において、第2電圧V2をブレーキ31に印加する。第2電圧V2の電圧値は、第1電圧V1の電圧値よりも低い。第1区間T1の所定時間は、たとえば、1秒である。
第1電圧V1は、ブレーキ31を起動させるための、いわゆるフォーシング電圧である。第2電圧V2は、ブレーキ31の開放状態を保持するための、いわゆる保持電圧である。第1電圧V1は、たとえば、100Vである。第2電圧V2は、たとえば、24Vである。第1電圧V1および第2電圧V2の値は、上記に限ることなく、ブレーキ31に応じて適切に設定すればよい。また、たとえば、フォーシング電圧と保持電圧との差が小さい場合などには、第2電圧V2に切り替えることなく、第1電圧V1を印加し続けてもよい。
ブレーキ用電源装置2が出力する出力電流Iは、出力電圧Vおよびブレーキ31のインピーダンスによって決定される。第1区間T1では、第1電流I1が流れる。第1電流I1はフォーシング電流である。第2区間T2では、第2電流I2が流れる。第2電流I2は、第1電流I1よりも小さい。第2電流I2は保持電流である。
このように、ブレーキ用電源装置2は、開放指令信号OCSに応答して、ブレーキ付き電動機3に電力を供給し、ブレーキ31を動作させるためのアクチュエータを駆動する。
図1に戻って、異常判定装置4の構成の詳細について説明する。異常判定装置4は、入力電流波形記録回路41と、異常判定回路42と、出力電流波形記録回路43と、開放指令信号生成回路44と、を備える。開放指令信号生成回路44は、ブレーキ用電源装置2に開放指令信号OCSを供給するとともに、異常判定回路42にも開放指令信号OCSを供給する。
入力電流波形記録回路41は、入力電流検出器51に接続されている。入力電流検出器51は、ブレーキ用電源装置2の入力側、すなわち交流電源1が接続された側に設けられている。入力電流検出器51は、ブレーキ用電源装置2の入力に流れる電流を検出する。たとえば、入力電流検出器51は、検出したアナログの電流値をディジタル値に変換して、この例では、実効値変換回路45を介して、入力電流波形記録回路41に供給する。実効値変換回路45は、入力電流の瞬時値を入力し、これにもとづいて入力電流の実効値を計算する。入力電流波形記録回路41には、ブレーキ用電源装置2の入力電流の実効値が入力される。
入力電流波形記録回路41は、入力電流検出器51によって検出された入力電流の実効値を時系列で取得し、記録する。つまり、入力電流波形記録回路41は、ブレーキ用電源装置2に入力された入力電流の実効値の波形のデータを記録する。
入力電流波形記録回路41は、異常判定回路42からの要求によって入力電流の波形のデータを異常判定回路42に供給する。
出力電流波形記録回路43は、出力電流検出器52に接続されている。出力電流検出器52は、ブレーキ用電源装置2の出力側、すなわちブレーキ付き電動機3が接続された側に設けられている。出力電流検出器52は、ブレーキ用電源装置2の出力に流れる電流を検出する。出力電流検出器52は、入力電流の場合と同様に、検出したアナログの電流値をディジタル値に変換して、出力電流波形記録回路43に供給する。
出力電流波形記録回路43は、出力電流検出器52によって検出された出力電流値を時系列で取得し、記録する。つまり、出力電流波形記録回路43は、ブレーキ用電源装置2から出力された出力電流の波形のデータを記録する。
出力電流波形記録回路43は、異常判定回路42からの要求によって出力電流の波形のデータを異常判定回路42に供給する。
異常判定回路42は、あらかじめ電流波形に関する基準のデータを有する。この基準のデータは、入力電流の波形および出力電流の波形に関するものを含んでいる。電流波形に関する基準のデータは、ブレーキ制御システム100をプラントに設置し、調整を行った上で設定された条件において、検出した入力電流および出力電流の波形にもとづいて設定される。
後述するように、基準のデータは入力電流および出力電流に関するものをそれぞれ1種類とする場合に限らず、複数種類のデータを設定してもよい。複数の種類の基準のデータが設定された場合には、入出力電流のデータは、それぞれ基準のデータと比較され、一致あるいは、データの範囲にあるか否か等によって、正常である場合や異常の場合の異常モードが特定される。
これらの入出力電流の電流波形に関する基準のデータは、図示しない記憶回路に格納される。記憶回路は、異常判定装置4の内部に設けられていてもよいし、異常判定装置4と通信インタフェースを介して接続された外部記憶装置等に格納されていてもよい。
異常判定回路42は、入力電流波形記録回路41に記録された入力電流の波形を読み出して、入力電流の基準のデータと比較する。たとえば、読み出した入力電流の波形のデータが基準のデータと相違する場合には、異常判定回路42は、異常判定信号を生成することができる。
異常判定回路42は、出力電流波形記録回路43に記録された出力電流の波形を読み出して、出力電流の基準のデータと比較する。読み出した出力電流の波形のデータが基準のデータと相違する場合には、たとえば、異常判定回路42は、異常判定信号を生成することができる。
生成された異常判定信号は、たとえば遮断器5に供給され、遮断器5は回路を開いて、ブレーキ制御システム100の動作を停止する。
異常判定信号は、1つの種類に限らず、複数種類、たとえば複数の異常の段階を設定して、異常の段階に応じて、異なる作用を奏する複数の信号としてもよい。
たとえば、第1区間T1における入力電流または出力電流の波高値が基準のデータの80%〜90%の範囲の場合には、異常判定回路42は、第1警報信号A1を出力する。第1警報信号A1は、異常判定装置4と通信ネットワーク等によって接続された図示しないコンソールの画面にブレーキ用電源装置2の入力側または出力側に軽微な異常が生じた旨の表示をする。
たとえば、第1区間T1における入力電流または出力電流の波高値が基準のデータの80%未満または125%以上となった場合には、異常判定回路42は、第2警報信号A2を出力する。第2警報信号A2は、コンソールにその旨を表示するとともに、遮断器5を開いて、ブレーキ制御システム100を強制的に停止させる。
その他、取得された入力電流波形および出力電流波形のそれぞれについて、基準となるデータとの波形の相違を判定し、適切かつ任意に処理内容を設定することができる。
異常判定装置4は、たとえばプログラマブルコントローラであり、記憶装置に格納されたラダープログラムによって動作が規定される。
本実施形態の異常判定装置4の動作について説明する。
図3および図4は、実施形態の異常判定装置の動作を説明するためのフローチャートの例である。
図3には、ブレーキ用電源装置2の入力電流波形に関する判定を行う場合のフローチャートが示されている。図4には、ブレーキ用電源装置2の出力電流波形に関する判定を行う場合のフローチャートが示されている。
まず、ブレーキ用電源装置2の入力電流の波形についての異常判定の手順について図3を用いて説明する。図3に示すように、ステップS1において、開放指令信号生成回路44は、開放指令信号OCSを生成してブレーキ用電源装置2および異常判定回路42に出力する。
開放指令信号OCSを入力されたブレーキ用電源装置2は、開放指令信号OCSに応じた電圧をブレーキ付き電動機3に出力する。
開放指令信号OCSを入力された異常判定回路42は、入力電流波形記録回路41に入力電流波形のデータを要求する。
ステップS2において、異常判定回路42は、入力電流波形記録回路41から入力電流の波形のデータを読み出す。異常判定回路42は、入力電流波形に関する基準のデータが他の記憶装置等に格納されている場合には、その記憶装置から基準のデータを読み出す。
ステップS3において、異常判定回路42は、入力電流の波形のデータを、入力電流の波形に関する基準のデータと比較する。比較の結果、入力電流の波形のデータが、基準のデータと相違する場合には、処理をステップS4に遷移させる。
ステップS4において、異常判定回路42は、ブレーキ用電源装置2が入力電流に関して異常である旨の処理を行う。異常処理は、たとえば、遮断器5を開放するための信号を生成する処理等である。ステップS4の後、処理を終了させてもよいし、複数の基準のデータと比較した結果、軽微な異常との判定の場合等には、コンソールに軽微な異常が生じた旨を表示し、処理を継続させるようにしてもよい。
ステップS3で、入力電流の波形のデータが、基準のデータと相違しないと判定された場合には、処理をステップS5に遷移させる。
ステップS5において、異常判定回路42は何もせず、したがって、ブレーキ用電源装置2は、そのまま動作を継続する。
次に、ブレーキ用電源装置2の出力電流の波形についての異常判定の手順を図4のフローチャートを用いて説明する。出力電流の波形判定では、フォーシング電流および保持電流を分けて電流波形を取得し、それぞれを波形判定する手順について説明する。
図4に示すように、ステップS11において、開放指令信号生成回路44は、開放指令信号OCSを生成してブレーキ用電源装置2および異常判定回路42に出力する。
開放指令信号OCSが入力されたブレーキ用電源装置2は、開放指令信号OCSに応じた電圧をブレーキ付き電動機3に出力する。
開放指令信号OCSが入力された異常判定回路42は、出力電流波形記録回路43に出力電流波形のデータを要求する。
ステップS12において、異常判定回路42は、出力電流波形記録回路43から出力電流の波形のデータを読み出す。異常判定回路42は、出力電流波形に関する基準のデータが他の記憶装置等に格納されている場合には、その記憶装置から基準のデータを読み出す。
ステップS13において、異常判定回路42は、出力電流をフォーシング電流と保持電流とに判別する。フォーシング電流と保持電流との判別には、たとえば第1区間T1を用いる。出力電流波形記録回路43によって取得された出力電流の波形のうち、起動時から第1区間T1までの電流波形をフォーシング電流波形とする。第1区間T1を経過した後の電流波形を保持電流波形とする。
ステップS14において、異常判定回路42は、フォーシング電流の波形が基準のデータと相違するか否かを判定する。フォーシング電流と基準のデータとが相違する場合には、処理をステップS15に遷移させる。
ステップS15において、異常判定回路42は、ブレーキ用電源装置2の出力電流に関して異常である旨の処理を行う。異常処理は、たとえば、遮断器5を開放するための信号を生成する処理等である。
ステップS14で、フォーシング電流の波形のデータが、基準のデータと相違しないと判定された場合には、処理をステップS16に遷移させる。
ステップS16において、異常判定回路42は何もせず、したがって、ブレーキ用電源装置2は、そのまま動作を継続する。
ステップS13で保持電流と判別された部分は、ステップS17において、異常判定回路42は、保持電流の基準のデータと比較される。保持電流のデータが基準のデータと相違する場合には、処理をステップS15に遷移させる。ステップS15では、異常処理が行われる。
ステップS17で保持電流のデータが基準のデータと相違がないと判定された場合には、処理はステップS16に遷移される。ステップS16では、異常判定回路42は何もせず、したがって、ブレーキ用電源装置2は、そのまま動作を継続する。
このように、異常判定装置4は動作し、フォーシング電流および保持電流のそれぞれについて、基準のデータと比較して、相違の有無を判定し、異常検出を行う。
フォーシング電流および保持電流のそれぞれの判定は、一方を先に行い、順次判定するようにしてもよいし、同時に判定動作を進行させてもよい。
上述では、入力電流の判定には、取得された波形単位で基準のデータと比較し、出力電流の判定には、フォーシング電流および保持電流に判別した後に、それぞれの基準のデータと比較するものである。出力電流の判定に際して、入力電流と同様に、波形単位で基準のデータと比較してもよいし、入力電流の場合について、フォーシングの部分と保持の部分とを判別して、比較するようにしてもよい。また、良否の判定基準については、上述したとおり、1種類以上の適切な基準のデータを任意に設定することができる。
本実施形態の異常判定装置4の効果について説明する。
本実施形態の異常判定装置4では、入力電流波形および出力電流波形を取得して、基準のデータとそれぞれ比較することができる。そのため、不具合発生箇所が入力側であるか、出力側であるか、の特定を迅速に行うことができる。
また、本実施形態の異常判定装置4では、入力電流波形および出力電流波形のそれぞれについて、電流波形の形状の相違を検出することができる。そのため、あらかじめ、出力側での断線時等の不具合の発生する場合の波形の基準のデータからの相違を比較データとして用いた場合には、不具合の発生要因を容易に特定することができる。
入力電流および出力電流のそれぞれ、あるいはいずれか一方についてフォーシング電流と保持電流とに区別して、基準のデータと比較することもでき、不具合の発生の要因の特定に役立てることができる。
以上説明したような異常判定装置4をACアーク炉の昇降装置に用いた場合には、ブレーキ用電源装置2の異常によりブレーキ31が正常に動作せず、電極が落下し、折損するような不具合を早急に検出することができる。
不具合箇所を特定し、不具合要因を迅速に特定することによって、ACアーク炉の操業停止期間を短縮することできる。したがって、プラントの安定操業に貢献することが可能になる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 交流電源、2 ブレーキ用電源装置、3 ブレーキ付き電動機、4 異常判定装置、5 遮断器、31 ブレーキ、32 誘導電動機、41 入力電流波形記録回路、42 異常判定回路、43 出力電流波形記録回路、44 開放指令信号生成回路、45 実効値変換回路、51 入力電流検出回路、52 出力電流検出回路、100 ブレーキ制御システム

Claims (4)

  1. 開放指令信号の入力に応じて電動機のブレーキに電源を供給するブレーキ電源装置の入力電流を検出して、前記入力電流の電流値の時系列の組を入力電流波形として記録する第1波形記録回路と、
    あらかじめ記憶された基準となる入力電流の電流値の時系列の組である第1基準波形と、前記入力電流波形とを比較して、前記ブレーキ電源装置の入力側における異常の有無を判定する異常判定回路と、
    前記ブレーキ電源装置の出力電流を検出して、前記出力電流の電流値の時系列の組を出力電流波形として記録する第2波形記録回路と、
    を備え
    前記異常判定回路は、あらかじめ記憶された基準となる出力電流の電流値の時系列の組である第2基準波形と、前記出力電流波形とを比較して、前記ブレーキ電源装置の出力側における異常の有無を判定する異常検出装置。
  2. 前記第2基準波形は、第1期間継続する第1基準電流と、前記第1期間後の第2期間継続する第2基準電流と、を含み、
    前記異常判定回路は、前記出力電流を、前記第1期間において前記第1基準電流と比較し、前記第2期間において前記第2基準電流と比較する請求項記載の異常検出装置。
  3. 前記第2基準波形は、前記第1期間継続する第3基準電流を含み、
    前記第3基準電流は、前記第1基準電流よりも大きい値を有し、
    前記異常判定回路は、
    前記第1期間における前記出力電流が前記第1基準電流以上かつ前記第3基準電流よりも小さい場合には、異常を検出した旨の表示をするための第1警報信号を生成し、
    前記第1期間における前記出力電流が前記第3基準電流以上の場合には、前記電動機への電力供給を遮断する第2警報信号を生成する請求項2記載の異常検出装置。
  4. 前記入力電流は交流電流であり、前記入力電流を検出する電流検出器と前記第1波形記録回路との間に設けられた直流値変換回路をさらに備えた請求項1〜3のいずれか1つに記載の異常検出装置。
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