JP6194206B2 - 杭頭処理方法および揚重治具 - Google Patents
杭頭処理方法および揚重治具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6194206B2 JP6194206B2 JP2013169422A JP2013169422A JP6194206B2 JP 6194206 B2 JP6194206 B2 JP 6194206B2 JP 2013169422 A JP2013169422 A JP 2013169422A JP 2013169422 A JP2013169422 A JP 2013169422A JP 6194206 B2 JP6194206 B2 JP 6194206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- hole
- lifting
- piece
- lifting jig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
第2の発明は、杭の現場造成の際、地上に露出した杭頭のコンクリートの側面から内側へ向かう第1の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを上下に分断した後、前記コンクリートの頂面から下方に向かう第2の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを横方向に分断する工程(a)と、前記第1の孔に揚重治具を挿入して前記コンクリートを分断したコンクリート片を持ち上げ、除去する工程(b)と、を具備し、前記揚重治具は、一対の脚部と、横方向の回転軸を中心として回転するアーム部と、を有し、一方の脚部に前記第1の孔に挿入するための爪部が設けられ、前記工程(b)で、前記爪部を前記第1の孔に挿入するとともに他方の脚部を前記第2の孔に挿入し、前記アーム部を回転させることにより、前記コンクリート片を持ち上げることを特徴とする杭頭処理方法である。
本発明は、主筋の干渉などにより除去が困難となる主筋内側のコンクリート片の除去に特に有効である。この場合は、上記のように先にかぶりコンクリートを取り除いておく。
これにより、コンクリートの横方向の分断時の主筋の変形が抑えられる。
(現場造成杭1)
図1は、本発明の実施形態に係る杭頭処理方法により余盛コンクリートの解体除去を行う現場造成杭1を示す図である。この現場造成杭1は、図13等を用いて説明したものと同様の方法で、地盤に形成した孔3に鉄筋籠を建て込みコンクリートを打設して形成されたものである。図1は、コンクリートの硬化後、周囲の地盤を掘り下げるなどして杭頭を地上に露出させた段階を示している。余盛コンクリート5の大きさは、例えば高さが800mm程度、直径が2.0m程度である。
次に、上記の現場造成杭1の余盛コンクリート5の解体除去を行う杭頭処理方法について説明する。
本実施形態では油圧破砕機(孔拡張手段)を用いて余盛コンクリート5の分割を行う。そこで、まず図2に示すように現場造成杭1に油圧破砕機を挿入するための割岩用孔を形成する。
次に、余盛コンクリート5と構造体コンクリート7とを上下に分断する。
続いて、余盛コンクリート5の主筋9の外側のかぶりコンクリートを取り除く。
その後、残った余盛コンクリート5をさらに横方向に分断する。
図6で説明したように主筋9の内側のコンクリートをコンクリート片21へと分割した後、揚重治具を用いてコンクリート片21の除去を行う。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、コンクリート片21を持ち上げる際に用いる揚重治具において第1の実施形態と異なる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態も、コンクリート片21を持ち上げる際に用いる揚重治具において第1の実施形態と異なる。
5………余盛コンクリート
7………構造体コンクリート
9………主筋
11、13、15………割岩用孔
17………境界面
19、21………コンクリート片
20………油圧破砕機
23、33、57………揚重治具
25………小型重機
37、63………爪部
39………押え板
41………バネ
45………アーム部
59、61………脚部
Claims (6)
- 杭の現場造成の際、地上に露出した杭頭のコンクリートの側面から内側へ向かう第1の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを上下に分断した後、前記コンクリートの頂面から下方に向かう第2の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを横方向に分断する工程(a)と、
前記第1の孔に揚重治具を挿入して前記コンクリートを分断したコンクリート片を持ち上げ、除去する工程(b)と、
を具備し、
前記揚重治具は、
本体部と、
前記本体部の下部に設けられた、前記第1の孔に挿入するための爪部と、
前記本体部の上部に設けられた、前記コンクリート片の頂面を押さえるための押え部と、
横方向の回転軸を中心として回転するアーム部と、
を有し、
前記工程(b)で前記アーム部を回転させることにより、前記コンクリート片を持ち上げることを特徴とする杭頭処理方法。 - 杭の現場造成の際、地上に露出した杭頭のコンクリートの側面から内側へ向かう第1の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを上下に分断した後、前記コンクリートの頂面から下方に向かう第2の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを横方向に分断する工程(a)と、
前記第1の孔に揚重治具を挿入して前記コンクリートを分断したコンクリート片を持ち上げ、除去する工程(b)と、
を具備し、
前記揚重治具は、
一対の脚部と、
横方向の回転軸を中心として回転するアーム部と、
を有し、
一方の脚部に前記第1の孔に挿入するための爪部が設けられ、
前記工程(b)で、前記爪部を前記第1の孔に挿入するとともに他方の脚部を前記第2の孔に挿入し、前記アーム部を回転させることにより、前記コンクリート片を持ち上げることを特徴とする杭頭処理方法。 - 前記コンクリートの外周部に上下方向の主筋が埋設され、
前記工程(b)では、前記主筋の外側のコンクリートを取り除いた後に残った前記主筋の内側のコンクリートを除去することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の杭頭処理方法。 - 前記コンクリートの外周部に上下方向の主筋が埋設され、
前記主筋の外側への変形を防止するための変形防止材が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の杭頭処理方法。 - 杭の現場造成の際、地上に露出した杭頭のコンクリートの側面から内側へ向かう第1の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを上下に分断した後、前記コンクリートの頂面から下方に向かう第2の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを横方向に分断したコンクリート片を持ち上げて除去するために用いる揚重治具であって、
本体部と、
前記本体部の下部に設けられた、前記第1の孔に挿入するための爪部と、
前記本体部の上部に設けられた、前記コンクリート片の頂面を押さえるための押え部と、
横方向の回転軸を中心として回転することで前記コンクリート片を持ち上げるためのアーム部と、
を有することを特徴とする揚重治具。 - 杭の現場造成の際、地上に露出した杭頭のコンクリートの側面から内側へ向かう第1の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを上下に分断した後、前記コンクリートの頂面から下方に向かう第2の孔に挿入した孔拡張手段を用いて前記コンクリートを横方向に分断したコンクリート片を持ち上げて除去するために用いる揚重治具であって、
一対の脚部と、
横方向の回転軸を中心として回転することで前記コンクリート片を持ち上げるためのアーム部と、
を有し、
一方の脚部に前記第1の孔に挿入するための爪部が設けられ、
他方の脚部が、前記第2の孔に挿入可能であることを特徴とする揚重治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013169422A JP6194206B2 (ja) | 2013-08-19 | 2013-08-19 | 杭頭処理方法および揚重治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013169422A JP6194206B2 (ja) | 2013-08-19 | 2013-08-19 | 杭頭処理方法および揚重治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015038278A JP2015038278A (ja) | 2015-02-26 |
JP6194206B2 true JP6194206B2 (ja) | 2017-09-06 |
Family
ID=52631483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013169422A Active JP6194206B2 (ja) | 2013-08-19 | 2013-08-19 | 杭頭処理方法および揚重治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6194206B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112442991B (zh) * | 2020-11-20 | 2021-09-07 | 中国长江三峡集团有限公司 | 一种在土层夹石块地质条件下基坑支护的方法 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5336911A (en) * | 1976-09-17 | 1978-04-05 | Taisei Corp | Method of cutting head of casttin place reinforced concrete pile |
JPS5991214A (ja) * | 1982-11-18 | 1984-05-25 | Sumitomo Cement Co Ltd | 場所打杭の杭頭処理工法 |
JPS59151964U (ja) * | 1983-03-25 | 1984-10-11 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 作業車両の運搬装置 |
JPH06105318B2 (ja) * | 1988-01-26 | 1994-12-21 | 戸田建設株式会社 | コンクリート構造物の解体方法及びその解体装置 |
JPH0510386U (ja) * | 1991-07-16 | 1993-02-09 | 松岡コンクリート工業株式会社 | コンクリート製品の吊クランプ |
JPH07138946A (ja) * | 1993-11-12 | 1995-05-30 | Fujita Corp | 場所打ち杭の杭頭鉄筋養生方法及びその処理方法 |
JP2726241B2 (ja) * | 1994-10-04 | 1998-03-11 | 日本国土開発株式会社 | 現場打ち基礎杭の杭頭処理方法およびこの処理を行うための工具 |
JPH09235091A (ja) * | 1996-03-01 | 1997-09-09 | Kumagai Gumi Co Ltd | 揚重装置 |
JP2942955B1 (ja) * | 1997-12-24 | 1999-08-30 | 株式会社大田緑地 | 建設機械のフォーク型アタッチメント及び建設機械のバケット型アタッチメント。 |
JP2002038472A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-06 | Yamada Chiyomi | 杭頭処理工法および保護部材 |
JP3877567B2 (ja) * | 2001-10-12 | 2007-02-07 | 日立造船株式会社 | コンクリート構造物の破壊工法 |
JP2004019096A (ja) * | 2002-06-12 | 2004-01-22 | Kiho Densetsu Kk | 杭頭分離装置および杭頭分離方法 |
-
2013
- 2013-08-19 JP JP2013169422A patent/JP6194206B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015038278A (ja) | 2015-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6145306B2 (ja) | 杭頭処理方法 | |
JP5811389B2 (ja) | 地下構造物の施工方法 | |
KR101672359B1 (ko) | 지반 보강용 앙카 파일 시공방법 | |
WO2006054094A1 (en) | Method of breaking down concrete piles | |
JP6441030B2 (ja) | 地下施設増設方法 | |
JP6194206B2 (ja) | 杭頭処理方法および揚重治具 | |
JP2016023540A (ja) | 環境に配慮した杭頭処理工法 | |
KR20170060540A (ko) | 보강토옹벽의 복구공사 방법 및 구조 | |
JP6322490B2 (ja) | 分断材および現場造成杭の杭頭処理方法 | |
JP6452299B2 (ja) | 仮締切兼用鋼管矢板基礎の施工方法 | |
JP6211346B2 (ja) | 杭頭処理方法および破砕装置 | |
JP6758629B2 (ja) | 既設杭把持装置 | |
JP6211345B2 (ja) | 杭頭処理方法および揚重治具 | |
JP6951950B2 (ja) | 杭の撤去方法 | |
JP4529631B2 (ja) | 地下構造及び地下構造の構築方法 | |
KR101835389B1 (ko) | 지하 콘크리트구조물 철거방법 | |
JP6826914B2 (ja) | ケーソンの沈設時の傾斜抑制方法 | |
JP4110054B2 (ja) | 地中構造物の切断方法 | |
JP6715131B2 (ja) | 土留支保工、支保工撤去方法、及び支保工部品 | |
JP2009162034A (ja) | 構造物基礎の工事方法 | |
JP2020097826A (ja) | 建築方法 | |
JP6230414B2 (ja) | 既存地下外壁の撤去工法及び建造物の建て替え工法 | |
JP5729712B1 (ja) | 土留工法及び土留ユニット | |
JP5017528B2 (ja) | 場所打ちコンクリート土留工法 | |
JP3394749B2 (ja) | 横矢板の撤去方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170814 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6194206 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |