JP2016023540A - 環境に配慮した杭頭処理工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】杭頭処理作業に於いて発生する、騒音・振動・粉塵・排気ガス排出を抑制し、施工精度の向上と労力の軽減を可能とし、安全な環境で行う杭頭処理作業を提供する。【解決の手段】掘削作業の目印となる、保護養生縁切り材15、マーキング部材20を取り付け、場所打ち杭造成後、目印部材の効果により杭構成の主筋5を損傷させること無く余盛コンクリート34の露呈作業を軽易に行い、探査により主筋5に干渉せず杭全周に切断溝47及び適当数量の穿穴空間56を施し、その穴内に破砕材・破砕工具54を設置し、切断溝47に沿って破断面69を形成し、余盛コンクリート34を塊状で除去する。作業に際しては電力・油圧機材を主として使用することにより、騒音・振動・粉塵・排気ガスを抑え、作業公害・環境公害に対処し、且労働者の労力軽減を可能とした杭頭処理工法。【選択図】図1

Description

本発明は土木・建築工事に於いて、行われる場所打ちコンクリート杭頂部に発生する余盛コンクリートの除去作業を行うにあたり、騒音・粉塵・振動を最小限に抑え、施工精度、作業効率を向上させ、安全かつ簡潔な作業によって杭頭処理を行う工法に関するものである。
土木・建築の現場において、場所打ちコンクリート杭12は場内の所定の場所を孔状に掘削を行い、その杭穴3に鉄筋により構成された鉄筋籠6を杭穴内部に建て込みを行い、杭穴底部10よりコンクリート9の充填を行い、所定の高さ11まで充填が完了した後、必要に応じて地表面1にある孔状掘削部の埋め戻しを行う。
〔0002〕の要領により場所打ちコンクリート杭12は造成されるが、コンクリート9を充填する際、杭穴底部10よりコンクリートが地表面1に向かって上がってくるが、上部のコンクリートには所定高さ11に到達するまでに掘削杭穴内や杭穴内面の不純物が混入してしまう。その為場所打ちコンクリート杭12の造成には設計切断レベル16に対して約80cm以上の余盛コンクリート34を施し、コンクリートの硬化養生後基礎構築に必要な高さまでの掘削を行い、杭の設計切断レベル16より低い位置の掘削レベル32まで掘削を行い場所打ちコンクリート杭34を露出させることとなる。
露出した場所打ちコンクリート杭34は先述した様に設計切断レベル16の上部約80cmの部分は不純物の混入した余盛コンクリート34となる為、現場場内において除去作業を行うこととなる。これを一般に杭頭処理と称している。
余盛コンクリート34の除去はこれまで多くの工法が提案、実施されてきた。例えば、良く一般的に知られている工法は打撃工具のブレーカー等を使用して余盛コンクリート34すべてをハツリ作業により除去する杭頭処理工法が既知され行われている。またその他にも、杭造成時に使用する鉄筋籠6の余盛コンクリート34部分に埋設される主筋5へ余盛コンクリート破砕効果を発揮する水和膨張作用のある静的破砕材93を所定の位置に取り付けを行い、掘削後に静的破砕材93の効果により塊で余盛コンクリート34除去を行う。場所打ちコンクリート杭34の構築誤差を加味し静的破砕材93の取り付けを行っているため除去面32より設計切断レベル16までの残ったコンクリート95を打撃工具のブレーカー等を使用してハツリ作業により更に除去を行い杭頭処理とする工法(特許文献1)が知られている。
特許文献1の杭頭処理工法の場合は杭構築時の施工誤差を加味し設計切断レベル16より上部約10cmから15cmの位置に設置することにより、設計レベルに対して上下して誤差が生じて構築された場合に対処できるよう取り付けが行われる。その為水和膨張作用のある静的破砕材93を使用した杭頭処理工法においても打撃工具のブレーカー等を使用して除去面32より設計切断レベル16までの修正ハツリ作業を行わなければならず、ハツリ作業時に、騒音・粉塵・振動が発生する。また余盛コンクリートすべてハツリ作業により除去を行う場合には多大な騒音・粉塵・振動が発生するため、作業場所を防音機能のあるシート等で覆った状況で作業をすることとなり、劣悪な環境化で作業を行わなければならなかった。
特開2003−55962号公報(第7頁、図1)
従来工法を鑑みた場合に解決しなければならない課題は、余盛コンクリート杭頭処理を設計切断レベルにおいて精確に一括して除去を行い、かつ騒音・粉塵・振動を抑制した杭頭処理を行うことにより作業環境、近隣環境に配慮した方法で環境公害を顧慮し全工程を堅実な作業により行うことのできる、場所打ちコンクリート杭の杭頭処理工法を提供することが課題である。
上記の課題を解決するために本発明の杭頭処理方法は、請求項1に記載の発明として、場所打ちコンクリート杭構築工程、〔図1〕(B)の鉄筋籠5建て込み前に鉄筋養生保護及び主筋5と余盛コンクリート34との付着防止を目的とした養生縁切り材15を、杭頭処理を行うべき余盛コンクリート34中に埋設される主筋5に嵌合して取り付けを行い、これにより場所打ちコンクリート杭の余盛コンクリート34中に埋設された主筋5と余盛コンクリート34が付着しない効果を発揮し、後の工程において実施される除去作業の際に主筋5と除去部分の余盛コンクリート34塊の摩擦抵抗を減殺し〔図21〕に示す引き抜き作業を円滑に行える効果が得られる。さらにコンクリート硬化養生後掘削を行う際、余盛コンクリート上部に突出する鉄筋に掘削機械のバケット29が干渉し突出した鉄筋を曲げてしまった場合、引き抜き作業を行う際、除去する余盛コンクリート34に曲折した鉄筋が障害となり強い摩擦抵抗が発生し、コンクリート塊の引き抜きが困難となってしまう。それを防止するため鉄筋養生を兼用する養生縁切り材15を設置した鉄筋籠頂部の外周に対して、杭の大きさに応じた数量のマーキング部材20の取り付けを行う。この事前処置を施した鉄筋籠〔図6〕を使用して〔図1〕の(A)〜(F)に示す場所打ちコンクリート杭構築工程を経て〔図8〕(A)〜(C)に示す掘削作業を行う際、鉄筋籠頂部に取り付けたマーキング部材20が先に掘出されるので、それが目印となり露呈したマーキング部材20直下の土中には場所打ちコンクリート杭12が埋設されていることを認識・確認することが可能となり、余盛コンクリート34より突出した鉄筋に干渉して屈曲させることなく余盛コンクリート杭34の杭頭処理部分を規定の掘削深さ32まで掘削することが可能となり、杭頭部の露呈が良好な条件おいて平易に出来る杭頭処理工法である。
課題解決の手段として請求項2に記載されている発明は、杭頭処理を行う余盛コンクリート34が掘削レベル32まで掘削が完了することにより露呈した後、余盛コンクリート34の全周に設計切断レベル16のマーキング39を施し、杭表面37から主筋5までのコンクリートの厚みと埋設されている主筋5位置を把握する事のできる機械、例えば電磁レーダー探査機等を用いて設計切断ラインのマーキング39上を杭全周に探査を行い、余盛コンクリート杭表面から主筋5までのコンクリート厚さを認識することにより、設計切断レベル39の溝設置工程〔図11〕に於いて鉄筋に干渉し損傷させることなく溝設置を行うことが可能となる。さらに場所打ちコンクリート杭の大きさに応じた箇所数の穿穴位置を決定し、その穿穴施工箇所に対し上記に記載した探査機40等を用いて探査を行い、穿穴箇所の杭表面より主筋5までのコンクリート厚さ及び主筋5の位置を杭の表面に探査マーキング41をすることにより〔図13〕に示す穿穴工程においても余盛コンクリート内部の主筋位置に注視して穿孔作業を行うことで余盛コンクリート内部の主筋5に干渉し損傷させることなく行うことを可能とした杭頭処理工法である。
請求項3に記載されている発明は、請求項2により設けられた穿穴完了部53に、作動時に環境公害となる騒音や振動の発生しない破砕効果のある装置、例えば破砕効果を発する破砕機材〔図14〕(B)や、楔効果を発する破断工具〔図14〕(A)を穴内に設置し、同時にかつ均等に力が加わる様に作動させることで請求項2によって杭全周に施した溝切断面45が破断を誘発し設計切断レベル16に沿って杭を全断する破断面69を形成することを可能とした杭頭処理工法である。
請求項4に記載されている発明は、請求項3によって形成された杭を全断する破断面69に除去すべき余盛コンクリート34を安定して持ち上げられる位置に先端が平板状のジャッキ80を差し込み、全てのジャッキ80へ均等に力を加えて余盛コンクリート34を押し上げ、破断に使用した機材を取り除き、後に揚重を行う吊り上げ治具91を設置できる位置まで押し上げ、その寸法に応じた伸縮することのない落下防止材89を設置し、ジャッキ80の圧力を緩め、伸縮することのない落下防止材89に余盛コンクリート34が安定して載荷したことを確認しジャッキ80を取り外す。これらの作業工程により余盛コンクリート34が完全に破断し円滑に動くことが確認され、吊り上げ治具91を安全に設置することとなり、更に可動する余盛コンクリートの摩擦荷重も含めた重量を把握することで安全に引き抜き作業を行うことが可能になると共に、余盛コンクリートは設計切断レベル16において一括した切断除去が可能となる特徴の杭頭処理工法である。
請求項5に記載されている発明は、請求項2〜4のそれぞれに使用される機械が、従来使用されてきたエンジン式の空気圧縮機械を使用することなく低騒音型・低振動型・防塵型の機械を使用して行うことが可能となる。溝設置に使用されるコンクリート切断機械42は、集塵機能の有される機械あるいは集塵装置の併設をして行うか、粉塵飛散を防止する散水機能を有する機械を使用することにより粉塵公害を抑制し作業を行うことが可能となり、穿穴工程に用いる機械も、例えば騒音や振動が少なく粉塵飛散の無い穿孔機50、あるいは低騒音削孔機に粉塵飛散防止処置を施した機械を使用することにより粉塵・騒音・振動公害を抑制する。破砕工程に用いる機械も電動あるいは油圧機械により施工を行うことが可能となる。このようにそれぞれの工程においてエンジン式機械による二酸化炭素排出を最小限に抑制し、環境公害に対応していることを特徴とした杭頭処理工法である
上述したように請求項1〜3を行うことにより余盛コンクリート34の除去は設計切断レベル16において精確に一括して除去を行うことが可能となる。これら一連の作業は機材の増設を配することにより工期を縮減することになり、更に作業・近隣環境に配慮した機械を使用することにより人員と共に機材の増設使用をした場合であっても環境公害を抑制しつつ杭頭処理の作業を行うこととなる。
請求項1を実施する場合に特段な資材を使用するのではなく、既製の製品を応用して使用することで鉄筋とコンクリートとの付着を防ぐことができ、さらにマーキング部材20を設置することで地中に埋設されている場所打ちコンクリート杭の正確な位置を平易に把握することとなり掘削を行う作業者に過剰な熟練技術を要求することなく、基本的な機械操作能力を有した作業者であっても容易に安心して施工する作業環境を提供することとなる。
また上記において施すマーキング部材20の取り付けを行わず掘削を行い余盛コンクリートより突出した鉄筋に干渉し鉄筋を著しく屈曲させた場合には引き抜き作業の障害となるだけでなく、屈曲した鉄筋は杭頭処理完了後に構築する基礎構築工程においても弊害が生じることとなり、基礎構築工程前に鉄筋の台直し作業という余計な作業工程が発生してしまう。しかし先にも述べたように請求項1の場所打ちコンクリート杭に干渉しないように露呈させる掘削を行うことで、台直し作業が減殺することになる。
さらに請求項1の養生縁切り材15・マーキング部材20は従来あった破砕効力を発揮させる部材の取り付け状況と異なり、場所打ちコンクリート杭構成の鉄筋籠6に多種の部材を取り付けることなく構築工程を行うこととなり作業効率の向上にも繋がることとなる。
請求項2の効果により地中に埋設する場所打ちコンクリート杭の埋設レベルに影響されることなく、掘削作業後露呈した杭頭余盛部の高低位置を設計図書に基づき測定を行い杭表面に記載することとなり、従来工法の場合の誤差を加味することなく簡潔な工程で除去を行うこととなる。
請求項2に於いて行う溝切り工程、穿穴工程は杭表面から目視のできない余盛コンクリート内部の鉄筋方向に行うことであり、杭表面から鉄筋までのコンクリートの厚さの把握により溝の深さの設定が可能になり、さらに鉄筋位置、鉄筋までの距離の把握をすることでそれらの情報を元に穿穴作業を行うことにより埋設された鉄筋を損傷させることなく破断効力を発揮させる穿穴を確実かつ精密に施すこととなる。
請求項2によって破断させようとする設計切断レベル16には請求項3に記載された破砕工具の最も有効な条件、すなわち破砕工具の破砕力方向が上下方向に加わることにより水平方向にひび割れを発生させる効力に対して、余盛コンクリート外周面より余盛コンクリート内側に切り込まれている切断溝の最深部に向かってひび割れを誘発させる好条件が得られることになり、必要最小限の加力によって余盛コンクリート34を水平に一括して破砕・分断することが可能となり、破砕作業も特殊な技術ではなく破砕機材の効力を目視によって確認ができることとなる。
請求項4に記載の発明は、従来の掘削機械に装着されたバケット29等を使用し破砕後の余盛コンクリートを傾かせて隙間を作り徐々に楔の大きいものを嵌め込み、余盛コンクリート全体を浮かせる、あるいは隙間に金梃子等を差し込み徐々に楔の大きいものを嵌め込み、余盛コンクリート34全体を浮かせるといった手法がとられていたが、請求項3に於いて使用する破砕機材の作動源、例えば油圧装置等の接続を破断面に差し込まれたジャッキ80に差し替えることで転用することで余剰な機材を設置することなく、安全に効率よく余盛コンクリート34の浮き揚げが行える。
請求項4は上記の工程を経て余盛コンクリート34が安定した状態を保つことで落下防止部材89の取り付けを確実かつ安全に行うこととなり、ジャッキ80の取り外しや吊り上げ治具91の設置も余盛コンクリート34が落下することなく作業を安全かつ円滑に行える。さらにジャッキ80の動作によって余盛コンクリートが設計切断レベル16上部に於いて請求項1の養生縁切り材15の効果により円滑に可動することが確認され、吊り上げ治具91に揚重機械を接続し、余盛コンクリートの荷重測定を行うことで安全に引き上げ行う可否を判断することとなり揚重機械の転倒などの災害を抑止することとなる。
請求項5に記載の発明では、従来の工事に使用されていたエアーブレーカーや、その動力源となる圧縮空気排出機械のコンプレッサーを使用することなく、動力源を電力あるいは油力で作動させることが可能となり、作業用の動力源にエンジンを使用しないことで、排気ガス等の環境有害物排出の抑制をする。更に一連の施工に際し、電動・油圧機械の使用をすることで、請求項2〜4の各施工工程に使用される機械を低騒音・低振動・防塵機能のある機材を選択し使用することが可能にすることで、土木・建築現場において問題とされていた環境公害対策に対応した杭頭処理工法を行うことができる。
本発明に係る場所打ちコンクリート杭の構築工程を概略的に説明する図である。 本発明に係る場所打ちコンクリート杭に使用される鉄筋籠の全体構成を説明する斜視正面図である。 本発明に使用される養生縁切り材であり(A)は原型の斜視正面図であり、(B)は片側端部の閉塞実施例を示した斜視正面図である。 本発明に係る場所打ちコンクリート杭に使用される鉄筋籠に養生縁切り材を取り付けた状況を説明する斜視図である。 本発明に係る場所打ちコンクリート杭に使用される鉄筋籠に養生縁切り材及び、マーキング部材を取り付けた状況を説明する斜視正面詳細図であり、一部欠き斜視図である。 本発明に係る使用部材を鉄筋籠鉄筋端部に取り付けた状況の詳細を説明する斜視正面図である。 本発明に係る使用部材を取り付けた鉄筋籠の設置工程に於ける揚重状況を説明する斜視正面図である。 本発明に係る地中に埋設された場所打ちコンクリート杭を使用部材の効果に基づいて行われる掘削工程を概略的に説明する図である。 (A)は掘削工程後露呈した余盛コンクリートの1b矢視平面図であり、(B)は1a矢視縦側面図を示し、露呈した余盛コンクリートの状況を説明する図である。 (A)は余盛コンクリートに行う非破壊探査の実施状況を示し2b矢視平面図であり、(B)は2a矢視縦側面図を示し、非破壊探査の状況を説明する図である。 (A)は余盛コンクリートに溝設置の状況を示す3b矢視横断平面図であり、(B)は3a矢視縦側面図を示し、溝設置の状況を説明する部分拡大図である。 余盛コンクリートに施す穿穴状況の説明を示し〔図13〕の4b矢視縦断側側面図であり、一部拡大正面図である。 余盛コンクリートに施す穿穴状況の説明を示し〔図12〕の4a矢視横断平面図である。 破断作業に使用する破砕機材の図であり、(A)は元来使用されてきた破砕工具の構成を説明する縦断側面図であり、(B)は本発明に好例とされる破砕機材の作動前状態の側面図及び一部拡大図を示し、(C)は破砕機材が効力を顕現している状況の側面図及び一部拡大図である。 破断作業における破砕機材の設置状況を説明した平面図である。 (A)は破砕機材により破断した余盛コンクリートの破断状況を示す6b横断平面図であり、(B)は破砕機材による破断状況の説明を示す6a矢視縦断側面図である。 余盛コンクリートの破砕機材による破断状況を説明する縦側面図であり、一部縦断側面図である。 余盛作動作業に用いるジャッキの説明図であり、(A)ジャッキの斜視縦側面図であり、(B)作動前のジャッキ縦側面図を示し、(C)ジャッキの作動状況を示す縦側面図である。 (A)は破砕効果発揮後ジャッキの設置状況を説明する縦側面図であり、(B)はジャッキアップの作動状況を説明する縦側面図である。 (A)は余盛コンクリートのジャッキアップ後落下防止材の設置状況を示す縦側面図であり、(B)は落下防止材設置後に行う、吊り上げ治具の設置状況を説明する縦側面図である。 揚重作業による余盛コンクリート塊の除去状況を説明する縦側面図である。 本発明により余盛コンクリート除去の最終工程を説明する縦側面図である。 従来行われてきた破砕材先付工法による余盛コンクリートの除去方法を説明する図であり、(A)は破砕材取り付け状況を示した7b矢視平面図であり、(B)は破砕材取り付け状況の7a矢視縦断側面図を示し、(C)は除去状況の矢視縦断側面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図に基づき説明をする。
図1は場所打ちコンクリート杭12の在来構築工程を(A)〜(F)の図において概略的に説明する図であり、(A)は場所打ちコンクリート杭12を構築する場所へ掘削機材2を使用し杭穴3を掘削している状況を示す。(B)は円状加工鉄筋4とそれと直交方向に接合する主筋5とを組み合わせて構成されている鉄筋籠6を杭穴3に挿入し設置している状況を示し、請求項1の本発明使用部材を鉄筋籠6の余盛コンクリート埋設となる最上端部7に取り付けることとなる。(C)は杭穴3に設置された鉄筋籠6にコンクリート9を流入させるための管材8を杭穴底部10へ到達する様設置している状況を示す。(D)は管材8内部にコンクリート9を流入することにより杭穴底部10より地表1の上部へ段段と充填をされている状況を示す。(E)は杭穴3に所定の高さとする杭コンクリート上端レベル11までコンクリート9が充填され、流入させるための管材8が取り除かれた状況を示す。(F)は場所打ちコンクリート杭12が造成され、地表1までの空間となった杭穴空隙13を埋め戻しコンクリートの硬化養生をしている状況を示す。
図2は本発明において使用する鉄筋籠6の説明を示す図であり、鉄筋籠6は円状加工鉄筋4と杭構成の主筋5とを組み合わせて構成されている。ただし、除去される余盛コンクリート埋設範囲14には曲げ加工のされた鉄筋4の組み合わせは行われない。
次に、本発明に係る杭頭処理工法の構成を成す養生縁切り材15は図3に示すように円筒状を成し、内部は保護すべき主筋5の外径を内包することの内孔18の円筒孔が形成されている。また本発明にて使用する養生縁切り材15の性状は、コンクリートの充填圧力により鉄筋に食込むことのない弾力性のある柔軟な材質が好適である。更に円筒両端が円筒孔の状態15でも良いが、現場取り付け前に片側端部が梗塞形態17のものを使用することにより現場内での工程を簡略することとなるのでより好ましい形状である。
図4は養生縁切り材15を主筋5に取り付ける状況を説明しており、図2に示す鉄筋籠6の最上端部7側より養生縁切り材15を円筒孔18側より主筋5に嵌合させ、設計切断レベル16から至近の円状加工鉄筋4との間まで嵌入し、主筋5から抜けること無いよう梗塞19を行う。養生縁切り材15の材質により鉄筋に緊縛し固定した場合、円筒状部材の材料性質の反力によって、より堅牢に固定されることとなる。
図5は鉄筋籠6の上端部に養生縁切り材15とマーキング部材20を取り付けた状況を示し、主筋5に嵌合した養生縁切り材15の外周側にマーキング部材20を最上端部7より更に上部へ突出する位置に取り付けを行う。取り付ける際にはマーキング部材20に主筋5に結束することのできる孔を設置し、脱落することのないように結束22を行う。
図5記載のマーキング部材20は平面な板状でも良いが、図に示す形状の両側が折れ曲がっている補強部21を有する形状が好ましく、補強部21があることにより後に行う掘削時に簡単に折れ曲がることなく目印として好ましい効果を得られる。更に明るい色等の着色を施すことにより、掘削作業の目印としてより好適である。
また図5に記載した一部欠き斜視図にあるように縁切り材断面23のように厚みを有することで主筋5をコンクリートから保護することとなる。
図6は鉄筋籠に養生縁切り材15、マーキング部材20を取り付けた状況を示しており、場所打ちコンクリート杭の大きさに応じてマーキング部材20の取り付け数は決定する。但し過剰な数量は作業の弊害となるので掘削に使用する掘削重機の規格等を加味して取り付けることが好ましい。
図7は図6の各部材の取り付け完了された鉄筋籠を吊りワイヤー26により揚重している状況を示しており、主筋5に接続された円筒状加工鉄筋4へ接続治具27を介して吊りワイヤー26・接続リング25・揚重機械フック24と繋ぎ、マーキング部材20が点在して取り付けられていることにより妨げとならず、円滑に揚重を行うことが可能となっている。
図8は杭造成、硬化養生期間の経過後、地中に埋設された場所打ちコンクリート杭を使用部材の効果に基づき行われる掘削工程を概略的に示した図であり、(A)は地表1より掘削レベル32に向かって掘削重機28によって掘削を行っている図である。
図8(B)に示すように掘削重機28が掘削を行った場合、地中にある余盛コンクリート31のマーキング部材20がバケット29と接触し、マーキング部材20が露呈してくる。これにより掘削作業者は、マーキング部材より直下の部分には、露呈させるべき余盛コンクリートがあることを認識することとなり、杭頂部より露呈している主筋5に干渉することなく作業を行うことが可能となる。
図8(C)の図に示すように掘削重機28の操作作業員は平易に余盛コンクリート杭34を露呈させ掘削レベル32までの掘削作業を円滑に行うこととなり、作業の高効率へと繋がり、且つ主筋5を屈曲させること無く杭を露呈できるという好状況を発揮することとなる。
図9(A)は掘削工程後露呈した余盛コンクリート34の1b矢視平面図であり、杭の上部を見下げて直視した状況を示している。余盛コンクリート頂部には掘削重機のバケット先端部29が接触し主筋5上部が変形したマーキング部材20、屈曲することなく露呈した養生縁切り材15に保護された状態36の主筋5・コンクリートより突出しているマーキング部材20が確認される。
図9(B)は1a矢視縦側面図を示し、露呈した余盛コンクリート34の杭外周37に設計切断レベル16のマーキング39を施した状況を示している。
図10(A)は余盛コンクリート34内部にある主筋5を損傷させないことを目的とした非破壊検査の実施状況を示した2b矢視平面図であり、探査機40を杭外周37に施したマーキング39に沿って探査を行っている状況である。探査は杭外周37より内部の主筋5までのコンクリートの厚さを確認することとなり且つ杭表面から目視のできない主筋5の位置を確認することとなる。
図10(B)は2a矢視縦側面図を示し、杭外周37に施されたマーキング39のライン上を探査機40によって探査を実施し、上述したコンクリートの厚さと主筋位置マーキング41を行いながら実施している状況を示している。コンクリートの厚さと主筋位置マーキング41を行うことにより後の工程にある、溝設置作業・穿穴作業に於いて主筋5を損傷させること無く円滑に作業を行える好条件を確立することとなる。
図11(A)は余盛コンクリートに溝設置の状況を示す3b矢視横断平面図であり、杭外周37に杭表面より主筋5に向かって溝設置を行っている状況を示している。溝設置の深さ46までの寸法は前述の探査によって決定され、主筋5に干渉しない深さとなっている。
溝設置はコンクリート切断機42によってコンクリート切削刃43を回転させコンクリートを削りながら行っていく為従来は粉塵が多量に飛散し作業環境・現場環境を悪化させていた。しかし給水ホース44を有するコンクリート切断機42を使用することにより飛散しようとする粉塵と給水ホース44を介して散水した水分とを結着させることで粉塵の飛散を抑制し、作業環境を良好にすることで溝設置作業員更に周囲の他の作業員にも良好な作業環境を提供することとなる。
図11(B)は3a矢視縦側面図を示し、溝設置の状況を説明する部分拡大図を示している。図10において実施された探査結果の主筋位置39が杭外周37に記され主筋5に干渉しないよう溝設置作業は行うこととなり、マーキング39のライン上を確実且つ平易に行うことが可能となる。
想像円49aの拡大図は想像円49bに示され、杭外周に施されている溝設置の状況は杭外周37表面より溝47の形状を構成しているが、主筋5に溝底面46が到達することなく施されている状況を示している。
図12は余盛コンクリートに施す穿穴状況の説明を示し〔図13〕の4b矢視縦断側面図である。穿穴作業は図に示す一例の穿孔機50による穿穴工程を示し、穿孔機50は穿穴刃51を回転させることでコンクリートを切削し穿穴を行う機械であり、給水ホース44より給水をすることにより切削した粉塵の飛散を抑制し穿穴作業を行うこととなる。この効果は前述した溝設置工程と同じく作業環境を良好にすることになる。更に穿孔機50の作動源48は電気或いは油圧を利用することにより、従来のエンジン式作動源圧縮空気供給機のように排気ガスを減殺することになり環境対策に配慮をしつつ作業を行うという良好な状況となる。
指示円49aの拡大図は指示円49bに示され、杭外周37の表面には主筋位置マーキング41が記されていることにより穿孔機50を設置し穿穴する際はマーキング41を目印として確認することとなりその好条件により、コンクリート内部の主筋5に干渉・損傷させること無く穿穴工程を行うことができる。
図13は余盛コンクリート34に施す穿穴状況の説明を示し〔図12〕の4a矢視横断平面図であり穿穴数は、破断させる余盛コンクリートの大きさに応じて数量を決定する。また穿穴した穴は図に示すように穴同士が干渉しないよう穿穴予定ライン52を想定し穿孔機50を設置することが好適である。
更に穿孔機50を作動させる場合に、穿孔機50に自動操作ユニットを取り付けることにより穿孔機50が自ら穿穴することとなり、一人の作業員であっても複数の穿孔機50を動かすことで作業効率を向上させ、且つ人員を半減することも可能となる。しかも一例とした穿孔機50は環境配慮のなされた機械なので複数の機械を同時に作動させることで環境対策が減殺されることも無く作業工程を順行することとなる。
図14は破断作業に使用する破砕機材54の図であり、(A)は元来使用されてきた破砕工具の構成を説明する縦断側面図である。(A)記載の破砕機材はセンター部材61とその上下其々に組み合わせる羽矢62によって構成されており、破断すべき対象材に設けられた穴内部に図に示した組み合わせの状態で嵌入し、破断させたい方向と破断方向65aを合致させて加撃部67にハンマー等により加撃方向66へ加撃することで羽矢62は破断方向65aに押し拡げられ破断すべき対象材を分断することとなる。
図14(B)は本発明に好例とされる破砕機材54の作動前状態の側面図を示し、(C)は破砕機材が効力を顕現している状況の側面図である。破砕機材は油圧或いは電動により作動し、センター部材61とその上下其々に組み合わせる羽矢62によって構成されており作動操作によりセンター部材61が尖った先端部方向に作動することにより作動前の破断方向65a寸法が作動後の破断方向65寸法に押し拡げられ破断すべき対象材を分断することとなる。
指示円68aの拡大図は指示円68bに示され、作動操作によりセンター部材61が尖った先端部方向に作動することにより作動前の向かい合った羽矢断面62bの間にセンター部材断面64が嵌入してくることにより作動前の破断方向65a寸法が作動後の破断方向65寸法に押し拡げられ破断すべき対象材を分断する効果を示している。
図15は破断作業における破砕機材54の設置状況を説明する平面図である。好例とされる破砕機材54を余盛コンクリート34の設計切断レベル16に施した穿穴53全てに嵌合させ設置を行い、電動源或いは油圧源となるユニット機械57と穿穴53全てに嵌合させた破砕機材54を其々動力供給ホース55によって接続を行う。
本発明に好適とされるユニット機械57は出力作用をする加力側口59と入力作用をする吸力側口58があり、多数の工具を同時に且つ均等な力で作動させるユニット機械57を使用することが好適であり、円滑な作業を行えることとなる。
図16(A)は破砕機材54により破断した余盛コンクリート34の破断状況を示す6b横断平面図を示す。前述したユニット機械57と破砕機材54の効力により設計切断レベル16に加えた破断効力は余盛コンクリート34を分断するひび割れが溝切断面45に向かって誘発して発生し、破砕機材54のセンター材61が作動限界まで達すると余盛コンクリート34は残存すべき場所打ちコンクリート杭と完全に分断され破断面69が形成される。
図16(B)は破砕機材による破断状況を説明する6a矢視縦断側面図を示す。破断前余盛コンクリート上面71は破砕機材54の破断効力の作動寸法と同様に破断後余盛コンクリート上面72まで上部方向に持ち上がることとなる。
図17は図16で示した余盛コンクリート34の破砕機材による破断状況を拡大し説明する縦側面図であり、一部縦断側面図である。破断面69は溝切断面45を溝切断上面74と溝切断下面75とを分断させ、双方の空隙76を発生させることとなる。これによりこれまで余盛コンクリート34内に埋設されていた養生縁切り材15が目視で確認できる。しかし残存すべき場所打ちコンクリート35に埋設された円状加工鉄筋4及び主筋5は損傷することなく健全にコンクリート内部に残存される。
また塊となった余盛コンクリート34は図16においても先述したように余盛コンクリート上面71より余盛コンクリート上面72へ上昇すると共に余盛コンクリートに埋設しているマーキング材も破断前位置77から破断後位置78で連動することとなる。
図18は余盛作動作業に用いるジャッキ80の説明図であり、(A)はジャッキ80の斜視縦側面図である。本発明に使用するジャッキ80は移動対象物と設置部との間隙が狭い場所でも使用することのできる効力を有するジャッキが好適である。ジャッキ80は間隙の狭い場所へ差し込むことのできる先端が平板形状83と可動部81の差し込む先端が平板形状82となっている。(B)は作動前のジャッキ縦側面図を示し、(C)はジャッキの作動状況を示す縦側面図を示す。
図19(A)は破砕効果発揮後ジャッキ80の設置状況を説明する縦側面図である。ジャッキ80の設置は、余盛コンクリート34を傾く事のないよう安定して持ち上げる位置に余盛コンクリート34の質量に応じた台数の設置を行う。ジャッキ80は平板形状の部分を間隙74に確実に嵌め込み設置する。
ジャッキ80の設置を確認した後、破砕機材54の破断と反対方向にセンター材61を作動させ、ジャッキ80を挟み込んだ状態にして破砕機材54の動力供給ホース55をジャッキ80へ差替え86を行う。破砕機材54はそのままの状態でジャッキ80へ徐々に加力し、安定している状態を確認して破砕機材54を取り除く。
図19(B)はジャッキアップの作動状況を説明する縦側面図を示し、安定して余盛コンクリートを加力方向矢指示87へ上昇させる。この運動が確認されることで、塊の余盛コンクリートは確実且つ安全に吊り上げ作業を行える確認となる。
図20(A)は余盛コンクリート34のジャッキアップ動作確認後、落下防止材89の設置状況を示す縦側面図である。ジャッキアップ作動により落下防止材89が嵌入することのできる間隙88となるまで行い、余盛コンクリート34が安定して静止したことを確認した後、残存すべきコンクリート杭と余盛コンクリート34の間に落下防止材89を余盛コンクリートが安定して支持される位置に設置する。その後徐々にジャッキの加力を取り除き静かに落下防止材89に余盛コンクリート34を戴荷させ、減圧したジャッキ85を矢指示90のように取り除く。
落下防止材89は、伸縮することのない堅牢な材質で構成され、余盛コンクリート塊を安定して支えることのできる形状であることが必要である。
図20(B)は落下防止材89設置後に行う、吊り上げ治具91の設置状況を説明する縦側面図である。吊り上げ治具91の設置は落下防止材89に余盛コンクリート34が安定して戴荷している状態で行う。間隙88に吊り上げ治具91を通し、余盛コンクリート34を下部より支持し、傾くことのないようバランスを重視して設置を行う。
図21は揚重作業による余盛コンクリート34塊の除去状況を説明する縦側面図である。設置した吊り上げ治具91と揚重機側フック24とを確実に接続を行う。その後、余盛コンクリートの荷重を確認する為に、落下防止材より少し浮き上がるまで吊り上げを行い、揚重機の戴荷荷重を確認して、安全に吊り上げられる質量を確認後、揚重により除去を行う。完全に余盛コンクリート34が取り除かれ安全が確認された後、落下防止材の除去を行う。
図22は本発明により余盛コンクリート除去の最終工程を説明する縦側面図である。揚重作業完了後、主筋5に取り付けられた養生縁切り材15を主筋5から取り外しを行う。除去後に残存すべき場所打ちコンクリート杭35の設計切断レベル16の破断面69に仕上げの整形を行い完了となる。
図23は従来行われ周知されている静的破砕材先付工法による余盛コンクリート94の除去方法を説明する図であり(A)は静的破砕材93の取り付け状況を示した7b矢視平面図である。杭構成の主筋に縁切り材92を嵌め込み設計切断レベル16の上部約10cmとなる位置に静的破砕材93を取り付け、場所打ちコンクリート杭造成時にコンクリート内に埋め込む。コンクリート硬化養生期間に静的破砕材93はコンクリート中の水分を吸収し水和膨張反応の効力により取り付けを行った設計切断レベル16の上部約10cmにひび割れを発生させることとなる。掘削完了後、ひび割れが発生している部分より上部余盛コンクリート94を引き抜き、残存すべき場所打ちコンクリート杭の設計切断レベル16まで残っているコンクリート及び静的破砕材をハツリ作業により除去を行い仕上げとなる。
図23(B)は破砕材取り付け状況の7a矢視縦断側面図を示している。
図23(C)は静的破砕材92を使用した除去状況の矢視縦断側面図である。
以上のように、これまで土木・建築工事において行われていた杭頭処理を環境に配慮する工事工法を主体として行うことにより、近隣環境・作業環境・大気環境を改善し、且つ使用機械の特性を活用することで労働力の軽減を図ると共に、これまで重労働とされていた杭頭処理作業を高齢作業員や、女子作業員にも従事できる労働環境提供することを可能にした杭頭処理工法となる。
1 地表
4 円状加工鉄筋
5 主筋
12 場所打ちコンクリート杭
15 養生縁切り材
16 設計切断レベル
20 マーキング部材
32 掘削レベル
34 余盛コンクリート
35 残存すべき場所打ちコンクリート杭
39 切断ラインマーキング
40 非破壊探査機
41 探査マーキング
45 溝切断面
50 穿孔機
54 破砕機材
55 動力供給ホース
56 穿穴空間
57 ユニット機械
58 入力作用をする吸力側口
59 出力作用をする加力側口
61 センター材
62 羽矢
69 破断面
80 ジャッキ
89 落下防止材
91 吊り上げ治具
93 静的破砕材
95 ハツリを行う部分
従来工法を鑑みた場合に解決しなければならない課題は、余盛コンクリート杭頭処理を設計切断レベルにおいて精確に一括して除去を行い、かつ騒音・粉塵・振動を抑制した杭頭処理を行うことにより作業環境、近隣環境に配慮した方法で環境公害を考慮し全工程を堅実な作業により行うことのできる、場所打ちコンクリート杭の杭頭処理工法を提供することが課題である。
上記の課題を解決するために本発明の杭頭処理方法は、請求項1に記載の発明として、場所打ちコンクリート杭構築工程、[図1](B)の鉄筋籠5建て込み前に鉄筋養生保護及び主筋5と余盛コンクリート34との付着防止を目的とした養生縁切り材15を、杭頭処理を行うべき余盛コンクリート34中に埋設される主筋5に嵌合して取り付けを行い、これにより場所打ちコンクリート杭の余盛コンクリート34中に埋設された主筋5と余盛コンクリート34が付着しない効果を発揮し、後の工程において実施される除去作業の際に主筋5と除去部分の余盛コンクリート34塊の摩擦抵抗を減殺し[図21]に示す引き抜き作業を円滑に行える効果が得られる。さらにコンクリート硬化養生後掘削を行う際、余盛コンクリート上部に突出する鉄筋に掘削機械のバケット29が干渉し突出した鉄筋を曲げてしまった場合、引き抜き作業を行う際、除去する余盛コンクリート34に曲折した鉄筋が障害となり強い摩擦抵抗が発生し、コンクリート塊の引き抜きが困難となってしまう。それを防止するため鉄筋養生を兼用する養生縁切り材15を設置した鉄筋籠頂部の外周に対して、杭の大きさに応じた数量のマーキング部材20の取り付けを行う。この事前処置を施した鉄筋籠[図6]を使用して[図1]の(A)〜(F)に示す場所打ちコンクリート杭構築工程を経て[図8](A)〜(C)に示す掘削作業を行う際、鉄筋籠頂部に取り付けたマーキング部材20が先に掘出されるので、それが目印となり露呈したマーキング部材20直下の土中には場所打ちコンクリート杭12が埋設されていることを容易に認識・確認することが可能となり、余盛コンクリート34より突出した鉄筋に干渉して屈曲させることなく余盛コンクリート杭34の杭頭処理部分を規定の掘削深さ32まで掘削することが可能となり杭頭部の露呈が良好な条件おいて平易に出来る杭頭処理工法である。
課題解決の手段として請求項2に記載されている発明は、杭頭処理を行う余盛コンクリート34が掘削レベル32まで掘削が完了することにより露呈した後、余盛コンクリート34の全周に設計切断レベル16のマーキング39を施し、杭表面37から主筋5までのコンクリートの厚みと埋設されている主筋5位置を把握する事のできる機械、例えば電磁レーダー探査機等を用いて設計切断ラインのマーキング39上を杭全周に探査を行い、余盛コンクリート杭表面から主筋5までのコンクリート厚さを認識することにより、設計切断レベル39の溝設置工程[図11]に於いて鉄筋に干渉し損傷させることなく溝設置を行うことが可能となる。さらに場所打ちコンクリート杭の大きさに応じた箇所数の穿穴位置を決定し、その穿穴施工箇所に対し上記に記載した探査機40等を用いて探査を行い、穿穴箇所の杭表面より主筋5までのコンクリート厚さ及び主筋5の位置を杭の表面に探査マーキング41をすることにより[図13]に示す穿穴工程においても余盛コンクリート内部の主筋位置に注視して穿作業を行うことで余盛コンクリート内部の主筋5に干渉し損傷させることなく行うことを可能とした杭頭処理工法である。
請求項3に記載されている発明は、請求項2により設けられた穿穴完了部53に、作動時に環境公害となる騒音や振動の発生しない破砕効果のある装置、例えば破砕効果を発する破砕機材[図14](B)や、楔効果を発する破断工具[図14](A)或は、膨張性の作用を有する破砕資材を穴内に設置し、同時にかつ均等に力が加わる様に作動させることで請求項2によって杭全周に施した溝切断面45が破断を誘発し設計切断レベル16に沿って杭を全断する破断面69を形成することを可能とした杭頭処理工法である。
請求項5に記載されている発明は、請求項2〜4のそれぞれに使用される機械が、従来使用されてきた発動機使用の空気圧縮機械を使用することなく低騒音型・低振動型・防塵型の機械を使用して行うことが可能となる。溝設置に使用されるコンクリート切断機械42は、集塵機能の有される機械あるいは集塵装置の併設をして行うか、粉塵飛散を防止する散水機能を有する機械を使用することにより粉塵公害を抑制し作業を行うことが可能となり、穿穴工程に用いる機械も、例えば騒音や振動が少なく粉塵飛散の無い穿孔機50、あるいは低騒音削孔機に粉塵飛散防止処置を施した機械を使用することにより粉塵・騒音・振動公害を抑制する。破砕工程に用いる機械も電動あるいは油圧機械により施工を行うことが可能となる。このようにそれぞれの工程において発動機使用機械による二酸化炭素排出を最小限に抑制し、環境公害に対応していることを特徴とした杭頭処理工法である
また上記において施すマーキング部材20の取り付けを行わず掘削を行い余盛コンクリートより突出した鉄筋に干渉し鉄筋を著しく屈曲させた場合には引き抜き作業の障害となるだけでなく、屈曲した鉄筋は杭頭処理完了後に構築する基礎構築工程においても弊害が生じることとなり、基礎構築工程前に鉄筋の曲げ直し作業という余計な作業工程が発生してしまう。しかし先にも述べたように請求項1の場所打ちコンクリート杭に干渉しないように露呈させる掘削を行うことで、曲げ直し作業を減殺することになる。
さらに請求項1の養生縁切り材15・マーキング部材20は従来あった破砕効力を発揮させる部材の取り付けを行う先行技術の特許文献1と異なり、場所打ちコンクリート杭構成の鉄筋籠6に多種の部材を取り付けることなく構築工程を行うこととなり作業効率の向上にも繋がることとなる。
請求項2によって破断させようとする設計切断レベル16には請求項3に記載された破砕機材、或は膨張性の破砕資材の最も有効な条件、すなわち破砕力方向が上下方向に加わることにより水平方向にひび割れを発生させる効力に対して、余盛コンクリート外周面より余盛コンクリート内側に切り込まれている切断溝の最深部に向かってひび割れを誘発させる好条件が得られることになり、必要最小限の加力によって余盛コンクリート34を水平に一括して破砕・分断することが可能となり、破砕作業も特殊な技術ではなく破砕機材、或は膨張性の破砕資材の効力を目視によって確認ができることとなる。
請求項4に記載の発明は、従来の掘削機械に装着されたバケット29等を使用し破砕後の余盛コンクリートを傾かせて隙間を作り徐々に楔の大きいものを嵌め込み、余盛コンクリート全体を浮かせる、あるいは隙間に金梃子等を差し込み徐々に楔の大きいものを嵌め込み、余盛コンクリート34全体を浮かせるといった手法がとられていたが、請求項3に於いて使用する破砕機材の作動源、例えば油圧装置等の接続を破断面に差し込まれたジャッキ80に差し替え転用することで余剰な機材を設置することなく、安全に効率よく余盛コンクリート34の浮き揚げ作業を行うことが可能になる。
請求項5に記載の発明では、従来の工事に使用されていたエアーブレーカーや、その動力源となる圧縮空気排出機械のコンプレッサーを使用することなく、動力源を電力あるいは油力で作動させることが可能となり、作業用の動力源に発動機を使用しないことで、排気ガス等の環境有害物排出の抑制をする。更に一連の施工に際し、電動・油圧機械の使用をすることで、請求項2〜4の各施工工程に使用される機械を低騒音・低振動・防塵機能のある機材を選択し使用すること可能にすることで、土木・建築現場において問題とされていた環境公害対策に対応した杭頭処理工法を行うことができる。
次に、本発明に係る杭頭処理工法の構成を成す養生縁切り材15は図3に示すように円筒状を成し、内部は保護すべき主筋5の外径を内包することの内孔18の円筒孔が形成されている。また本発明にて使用する養生縁切り材15の性状は、コンクリートの充填圧力により鉄筋に食込むことのない弾力性のある柔軟な材質が好適である。更に円筒両端が円筒孔の状態15でも良いが、現場取り付け前に片側端部が梗塞されている形態、例として梗塞形態17の形態をした養生縁切り材15使用することにより現場内での工程を簡略することとなるのでより好ましい形状である。
図5は鉄筋籠6の上端部に養生縁切り材15とマーキング部材20を取り付けた状況を示し、主筋5に嵌合した養生縁切り材15の外周側にマーキング部材20を最上端部7より更に上部へ突出する位置に取り付けを行う。取り付ける際にはマーキング部材20に主筋5に結束することのできる孔を設置し、脱落することのないように結束22を行うことが好適である
また図5に記載した一部欠き斜視図にあるように縁切り材断面23のように厚みを有することで主筋5をコンクリートから保護すると共に除去作業時の摩擦抵抗を軽減することとなる。
溝設置はコンクリート切断機42によってコンクリート切削刃43を回転させコンクリートを削りながら行っていく為従来は粉塵が多量に飛散し作業環境・現場環境を悪化させていた。図11(A)は粉塵の飛散防止工法の一例として、給水ホース44を有するコンクリート切断機42を使用することにより飛散しようとする粉塵と給水ホース44を介して散水した水分とを結着させることで粉塵の飛散を抑制し、作業環境を良好にすることで溝設置作業員更に周囲の他の作業員にも良好な作業環境を提供することとなる。
図12は余盛コンクリートに施す穿穴状況の説明を示し[図13]の4b矢視縦断側面図である。穿穴作業は図に示す一例の穿孔機50による穿穴工程を示し、穿孔機50は穿穴刃51を回転させることでコンクリートを切削し穿穴を行う機械であり、給水ホース44より給水をすることにより切削した粉塵の飛散を抑制し穿穴作業を行うこととなる。この効果は前述した溝設置工程と同じく作業環境を良好にすることになる。更に穿孔機50の作動源48は電気或いは油圧を利用することにより、従来の発動機式作動源圧縮空気供給機を使用した場合に発生する排気ガスを抑制することになり環境対策に配慮をしつつ作業を行うという良好な状況となる。

Claims (5)

  1. 場所打ちコンクリート杭造成後、除去を行う余盛コンクリート内部の鉄筋とコンクリートの付着を防ぐ養生縁切り材と掘削作業を行う際に鉄筋に干渉し曲げることの無い様に目印となるとマーキング部材を取り付け使用することを特徴とした杭頭処理工法。
  2. 掘削作業に於いて請求項1の処置を活用し掘削することにより、露呈された場所打ちコンクリート杭の除去範囲となる余盛コンクリートに、取り除く設計切断ラインを表記し、非破壊探査機を使用して、杭表面から鉄筋までのコンクリート厚さ及び鉄筋位置の探査・表記を行うことにより、切断溝の形成を施す際及び破断効力のある部材設置の穿穴を行う際に場所打ちコンクリート杭内部の鉄筋に干渉し損傷させることなく切断溝形成・穿穴を行うことを特徴とした杭頭処理工法。
  3. 請求項2により穿穴された全て穴内に上下に破断効力のある破砕機材を設置し、均等に破断力を加えることにより設計杭仕上げラインで破断面を構成することが可能となる効果を特徴とした杭頭処理工法。
  4. 請求項3により発生した破断面にジャッキを使用して吊り上げ治具を設置できる高さまで持ち上げた後、落下防止材を嵌め込み、吊り上げ治具を安全に設置し、請求項1の効果により鉄筋と除去すべきコンクリート塊の余盛コンクリートと鉄筋の摩擦抵抗が減殺された条件下で、安全かつ円滑に余盛コンクリートの吊り上げ除去作業を可能とした杭頭処理工法。
  5. 請求項2〜4を行う場合のすべての工種において低騒音・低振動・防塵工具を使用することが可能となり環境公害を最小限に抑制し行うことを特徴とした杭頭処理工法。
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