JPH09235091A - 揚重装置 - Google Patents
揚重装置Info
- Publication number
- JPH09235091A JPH09235091A JP4474096A JP4474096A JPH09235091A JP H09235091 A JPH09235091 A JP H09235091A JP 4474096 A JP4474096 A JP 4474096A JP 4474096 A JP4474096 A JP 4474096A JP H09235091 A JPH09235091 A JP H09235091A
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- wire
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 揚重装置のバランスウエイトと荷役部とが直
接的に連動しないようにして、窓枠から出し入れ可能な
荷の寸法範囲を拡大する。 【解決手段】 水平板12の後端にポスト13を立設す
るとともに、該水平板12の前端下方にはフォーク16
を垂設し、且つ、該水平板12の後端下方にはバランス
ウエイト17を後方へ起伏自在に枢着する。また、前記
ポスト13の背面にスライダ15を昇降自在に係合し、
該スライダ15と前記バランスウエイト17とをワイヤ
21にて連繋する。そして、前記スライダ15に玉掛け
ワイヤ23を介してクレーンフック24を係合する。
接的に連動しないようにして、窓枠から出し入れ可能な
荷の寸法範囲を拡大する。 【解決手段】 水平板12の後端にポスト13を立設す
るとともに、該水平板12の前端下方にはフォーク16
を垂設し、且つ、該水平板12の後端下方にはバランス
ウエイト17を後方へ起伏自在に枢着する。また、前記
ポスト13の背面にスライダ15を昇降自在に係合し、
該スライダ15と前記バランスウエイト17とをワイヤ
21にて連繋する。そして、前記スライダ15に玉掛け
ワイヤ23を介してクレーンフック24を係合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷を水平にバラ
ンスさせながら揚重するための揚重装置に関するもので
あり、特に、建築現場に於いて荷をクレーンにて吊り揚
げて、高所階の窓枠等から出し入れするのに用いる揚重
装置に関するものである。
ンスさせながら揚重するための揚重装置に関するもので
あり、特に、建築現場に於いて荷をクレーンにて吊り揚
げて、高所階の窓枠等から出し入れするのに用いる揚重
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種揚重装置は、図7に示す如
く、大略てこを応用したものであり、クレーンのフック
ブロック1にてビーム2(てこ)の中間を釣支するとと
もに、該ビーム2の一端(図中右端)に吊り荷3を玉掛
けし、一方、該ビーム2の他端(図中左端)にはバラン
スウエイト4を配設して、バランスをとるように構成さ
れている。これにより、吊り荷3を横引きしなくても建
物内部へ取り込むことができ、クレーンのフックブロッ
ク1や吊りワイヤ5が建物の側壁等に接触するのを防止
することができる。
く、大略てこを応用したものであり、クレーンのフック
ブロック1にてビーム2(てこ)の中間を釣支するとと
もに、該ビーム2の一端(図中右端)に吊り荷3を玉掛
けし、一方、該ビーム2の他端(図中左端)にはバラン
スウエイト4を配設して、バランスをとるように構成さ
れている。これにより、吊り荷3を横引きしなくても建
物内部へ取り込むことができ、クレーンのフックブロッ
ク1や吊りワイヤ5が建物の側壁等に接触するのを防止
することができる。
【0003】しかし、このような構成では、吊り荷3を
卸すとそれまでのバランス状態が崩れて、ビーム2が釣
支点を中心にして吊り荷3を玉掛けしていた部分は上方
に、バランスウエイト4を配設してある部分は下方に回
転する。従って、この回転の勢いで建物を損壊したり、
作業者に危害を及ぼすおそれがある。
卸すとそれまでのバランス状態が崩れて、ビーム2が釣
支点を中心にして吊り荷3を玉掛けしていた部分は上方
に、バランスウエイト4を配設してある部分は下方に回
転する。従って、この回転の勢いで建物を損壊したり、
作業者に危害を及ぼすおそれがある。
【0004】これを解決するために、図8に示す如く、
ビーム2自体にはバランスウエイトを設けず、それに替
えて該ビーム2にいわゆる振り子6を枢着し、該振り子
6にバランスウエイト4を配設するとともに、該バラン
スウエイト4とビーム2先端に吊り下げた吊り荷3とを
ワイヤ7及び滑車8等で連動させることにより、ビーム
2のバランスをとるようにしたものも提案されている
(実公昭60−19107号等)。斯かる構成によれ
ば、吊り荷3の取り外し時にビーム2自体が大きく振れ
ることはない。
ビーム2自体にはバランスウエイトを設けず、それに替
えて該ビーム2にいわゆる振り子6を枢着し、該振り子
6にバランスウエイト4を配設するとともに、該バラン
スウエイト4とビーム2先端に吊り下げた吊り荷3とを
ワイヤ7及び滑車8等で連動させることにより、ビーム
2のバランスをとるようにしたものも提案されている
(実公昭60−19107号等)。斯かる構成によれ
ば、吊り荷3の取り外し時にビーム2自体が大きく振れ
ることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の此種揚重装置
は、図7に示した単純なてこ方式のものも、図8に示し
たいわゆる振り子を枢着したものも、共に荷をビームの
一端から吊り下げるものであるので、この吊り下げ量A
と荷の高さBとの合計C=A+Bが該荷を出し入れする
窓枠等の高さを越えないようにしなければならず、それ
だけ取り扱い可能な荷の大きさが制限される。
は、図7に示した単純なてこ方式のものも、図8に示し
たいわゆる振り子を枢着したものも、共に荷をビームの
一端から吊り下げるものであるので、この吊り下げ量A
と荷の高さBとの合計C=A+Bが該荷を出し入れする
窓枠等の高さを越えないようにしなければならず、それ
だけ取り扱い可能な荷の大きさが制限される。
【0006】特に、図8に示した振り子式の揚重装置は
バランスウエイト4の上傾に伴って吊り荷3が降下する
ので、図9に示す如く、ビーム2の吊り荷側端部に別途
ウインチ9を搭載して、該ウインチ9にワイヤ7を巻回
することにより、降下した吊り荷3を引き上げる等の工
夫が必要になる(特開平6−345377号等)。
バランスウエイト4の上傾に伴って吊り荷3が降下する
ので、図9に示す如く、ビーム2の吊り荷側端部に別途
ウインチ9を搭載して、該ウインチ9にワイヤ7を巻回
することにより、降下した吊り荷3を引き上げる等の工
夫が必要になる(特開平6−345377号等)。
【0007】そこで、窓枠等の大きさを有効に利用し
て、搬入出可能な荷の範囲を拡大し、作業効率を高める
ために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本
発明は該課題を解決することを目的とする。
て、搬入出可能な荷の範囲を拡大し、作業効率を高める
ために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本
発明は該課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、ポストを立設し、該
ポストに沿って昇降するスライダを設け、且つ、該スラ
イダにクレーンフック係合部を設けるとともに、前記ポ
ストの下端前方に荷役部を設け、一方、該ポストの下端
後方にバランスウエイトを起伏自在に配設し、更に、前
記スライダにワイヤの一端を繋止し、且つ、該ワイヤの
他端を前記バランスウエイトに繋止した揚重装置、及び
ポストの下端前方に水平板を突設し、該水平板の先端に
フォークを装着することにより、前記荷役部を構成した
揚重装置を提供するものである。
するために提案されたものであり、ポストを立設し、該
ポストに沿って昇降するスライダを設け、且つ、該スラ
イダにクレーンフック係合部を設けるとともに、前記ポ
ストの下端前方に荷役部を設け、一方、該ポストの下端
後方にバランスウエイトを起伏自在に配設し、更に、前
記スライダにワイヤの一端を繋止し、且つ、該ワイヤの
他端を前記バランスウエイトに繋止した揚重装置、及び
ポストの下端前方に水平板を突設し、該水平板の先端に
フォークを装着することにより、前記荷役部を構成した
揚重装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図6に従って詳述する。図1乃至図3は揚重装置1
1を無負荷で吊り揚げた状態を示したものであり、該揚
重装置11の水平板12の後端部左右中央にはポスト1
3が立設されており、該ポスト13の背面には上下方向
に溝14が刻設され、該溝14にスライダ15を係合す
ることにより、該スライダ15はポスト13に沿って昇
降自在に形成されている。
乃至図6に従って詳述する。図1乃至図3は揚重装置1
1を無負荷で吊り揚げた状態を示したものであり、該揚
重装置11の水平板12の後端部左右中央にはポスト1
3が立設されており、該ポスト13の背面には上下方向
に溝14が刻設され、該溝14にスライダ15を係合す
ることにより、該スライダ15はポスト13に沿って昇
降自在に形成されている。
【0010】また、前記水平板12の前端部左右には側
面視L字形のフォーク16,16が前向きに垂設される
とともに、前記水平板12の後端部下方にはバランスウ
エイト17が後方へ起伏自在に枢着されている。該バラ
ンスウエイト17は上下2段に分れ、上段のバランスウ
エイト17aの下端に下段のバランスウエイト17bが
枢着されるとともに、上段のバランスウエイト17aは
更に左右2列に分れ、その左右のバランスウエイト17
a,17aの中間には所定幅の間隙18が設けられ、且
つ、下段のバランスウエイト17bの上端部中央から中
心部にかけて切欠部19が凹設されている。また、下段
のバランスウエイト17bの下端左右には車輪20,2
0が配設されている。
面視L字形のフォーク16,16が前向きに垂設される
とともに、前記水平板12の後端部下方にはバランスウ
エイト17が後方へ起伏自在に枢着されている。該バラ
ンスウエイト17は上下2段に分れ、上段のバランスウ
エイト17aの下端に下段のバランスウエイト17bが
枢着されるとともに、上段のバランスウエイト17aは
更に左右2列に分れ、その左右のバランスウエイト17
a,17aの中間には所定幅の間隙18が設けられ、且
つ、下段のバランスウエイト17bの上端部中央から中
心部にかけて切欠部19が凹設されている。また、下段
のバランスウエイト17bの下端左右には車輪20,2
0が配設されている。
【0011】尚、図示は省略するが、上段のバランスウ
エイト17aの上面及び下段のバランスウエイト17b
の上面には圧縮コイルばねが介装されて、起伏動作に伴
う衝撃を緩和するように構成されている。
エイト17aの上面及び下段のバランスウエイト17b
の上面には圧縮コイルばねが介装されて、起伏動作に伴
う衝撃を緩和するように構成されている。
【0012】そして、前記スライダ15の下面にはワイ
ヤ21が垂下されており、該ワイヤ21の下端は前記ポ
スト13の背面下部に配設されたシーブ22に巻回され
た後、前記間隙18及び切欠部19を介して下段のバラ
ンスウエイト17bの中心部に繋止されている。そして
更に、前記スライダ15の上面には玉掛けワイヤ23が
延設され、該玉掛けワイヤ23の上端にクレーンフック
24が掛着されている。
ヤ21が垂下されており、該ワイヤ21の下端は前記ポ
スト13の背面下部に配設されたシーブ22に巻回され
た後、前記間隙18及び切欠部19を介して下段のバラ
ンスウエイト17bの中心部に繋止されている。そして
更に、前記スライダ15の上面には玉掛けワイヤ23が
延設され、該玉掛けワイヤ23の上端にクレーンフック
24が掛着されている。
【0013】而して、このクレーンフック24を巻き上
げて、揚重装置11を無負荷状態で吊り揚げると、水平
板12、ポスト13及びフォーク16から成る剛体部分
25は、自重により図2に於いて紙面左回りに下回しよ
うとする。しかし、前記ワイヤ21に該揚重装置11の
自重分の張力が作用し、前記バランスウエイト17は枢
着点Pを回動支点として同図左回りに上傾する。そし
て、該バランスウエイト17が鉛直下方から僅かに後方
へ上傾した時、全体のモーメントが均り合い、前記剛体
部分25は水平状態を維持し乍ら吊り揚げられる。ま
た、前記スライダ15は前記バランスウエイト17の傾
転分だけポスト13に対して上方へ移動する。
げて、揚重装置11を無負荷状態で吊り揚げると、水平
板12、ポスト13及びフォーク16から成る剛体部分
25は、自重により図2に於いて紙面左回りに下回しよ
うとする。しかし、前記ワイヤ21に該揚重装置11の
自重分の張力が作用し、前記バランスウエイト17は枢
着点Pを回動支点として同図左回りに上傾する。そし
て、該バランスウエイト17が鉛直下方から僅かに後方
へ上傾した時、全体のモーメントが均り合い、前記剛体
部分25は水平状態を維持し乍ら吊り揚げられる。ま
た、前記スライダ15は前記バランスウエイト17の傾
転分だけポスト13に対して上方へ移動する。
【0014】一方、図4に示す如く、前記フォーク16
にパレット26付の荷27を搭載して前記クレーンフッ
ク24を巻き上げ、揚重装置11を吊り揚げると、前記
剛体部分25を紙面左回りに下回させるようとするモー
メントが荷27の分だけ増大するが、前記ワイヤ21の
張力も荷27の分だけ増大する。そして、この張力によ
り前記バランスウエイト17が枢着点Pを回動支点して
更に後方へ上傾し、これに伴い紙面右回りの回転モーメ
ントも増大する。
にパレット26付の荷27を搭載して前記クレーンフッ
ク24を巻き上げ、揚重装置11を吊り揚げると、前記
剛体部分25を紙面左回りに下回させるようとするモー
メントが荷27の分だけ増大するが、前記ワイヤ21の
張力も荷27の分だけ増大する。そして、この張力によ
り前記バランスウエイト17が枢着点Pを回動支点して
更に後方へ上傾し、これに伴い紙面右回りの回転モーメ
ントも増大する。
【0015】そして、該揚重装置11全体として見る
と、左回りと右回りの双方のモーメントが均り合い、前
記剛体部分25は水平状態を維持する。従って、前記荷
27は常に水平を保ちつつ揚重される。また、前記スラ
イダ15はバランスウエイト17の傾転分だけポスト1
3に対して更に上方へ移動する。
と、左回りと右回りの双方のモーメントが均り合い、前
記剛体部分25は水平状態を維持する。従って、前記荷
27は常に水平を保ちつつ揚重される。また、前記スラ
イダ15はバランスウエイト17の傾転分だけポスト1
3に対して更に上方へ移動する。
【0016】而して、該揚重装置11はフォーク16に
荷27を載設して揚重するように構成されており、従来
の如くビーム端部から玉掛けワイヤ等にて荷を吊り下げ
るものではない。また、バランスウエイト17の起伏に
伴って相対位置が変化するのはスライダ15であり、従
来の振り子式の揚重装置の如くバランスウエイト17に
連動して荷27が相対的に降下することはない。
荷27を載設して揚重するように構成されており、従来
の如くビーム端部から玉掛けワイヤ等にて荷を吊り下げ
るものではない。また、バランスウエイト17の起伏に
伴って相対位置が変化するのはスライダ15であり、従
来の振り子式の揚重装置の如くバランスウエイト17に
連動して荷27が相対的に降下することはない。
【0017】このため、図5に示した如く、現場建物2
8の窓枠29の寸法が荷27の大きさに対してあまり余
裕がない場合であっても、玉掛けによる吊り下げ量やバ
ランスウエイトの傾転に伴う荷の降下量を考慮する必要
がないので、容易に荷27を窓枠29から出し入れする
ことができる。斯くして、該荷27を揚重して所定の階
30へ搬入したり、或いは該所定の階30から外部へ搬
出したりすることができる。
8の窓枠29の寸法が荷27の大きさに対してあまり余
裕がない場合であっても、玉掛けによる吊り下げ量やバ
ランスウエイトの傾転に伴う荷の降下量を考慮する必要
がないので、容易に荷27を窓枠29から出し入れする
ことができる。斯くして、該荷27を揚重して所定の階
30へ搬入したり、或いは該所定の階30から外部へ搬
出したりすることができる。
【0018】また、トラック等で運搬してきた荷27を
そのままピックアップして揚重することができるので、
作業効率が向上する。更に、荷27を卸す時に、従来の
てこ方式の揚重装置の如くバランスが大きく崩れるおそ
れもない。更にまた、フォーク16の垂直部分16aの
長さを調節することにより、越壁31が高くても、パレ
ット26を床面32に接地して荷卸しすることができ
る。
そのままピックアップして揚重することができるので、
作業効率が向上する。更に、荷27を卸す時に、従来の
てこ方式の揚重装置の如くバランスが大きく崩れるおそ
れもない。更にまた、フォーク16の垂直部分16aの
長さを調節することにより、越壁31が高くても、パレ
ット26を床面32に接地して荷卸しすることができ
る。
【0019】尚、作業内容によっては荷を玉掛けして吊
り下げた方が良い場合もあるので、斯かる場合のために
前記フォーク16を前記水平板12に対して着脱自在に
形成し、そのフォーク16を取り外してかわりに荷吊り
用の玉掛けワイヤを掛着することができるように構成し
ても良い。
り下げた方が良い場合もあるので、斯かる場合のために
前記フォーク16を前記水平板12に対して着脱自在に
形成し、そのフォーク16を取り外してかわりに荷吊り
用の玉掛けワイヤを掛着することができるように構成し
ても良い。
【0020】また、図6は本発明の他の実施の形態を示
したものであり、この揚重装置33には水平板12の後
端部左右両端にポスト13,13が立設され、夫々のポ
スト13にスライダ15が摺動自在に係合している。そ
して、これらのスライダ15から垂下されたワイヤ21
は、夫々下段のバランスウエイト17bの背面左右端縁
に繋止するとともに、前記スライダ15の上面には夫々
玉掛けワイヤ23が延設され、これら左右の玉掛けワイ
ヤ23に夫々クレーンフック24が掛着されている。
したものであり、この揚重装置33には水平板12の後
端部左右両端にポスト13,13が立設され、夫々のポ
スト13にスライダ15が摺動自在に係合している。そ
して、これらのスライダ15から垂下されたワイヤ21
は、夫々下段のバランスウエイト17bの背面左右端縁
に繋止するとともに、前記スライダ15の上面には夫々
玉掛けワイヤ23が延設され、これら左右の玉掛けワイ
ヤ23に夫々クレーンフック24が掛着されている。
【0021】而して、該揚重装置33は左右2点で吊り
揚げられることになるので、水平方向への回転を防止す
ることができ、揚重操作がより安定化する。尚、本発明
は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すこ
とができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶこ
とは当然である。
揚げられることになるので、水平方向への回転を防止す
ることができ、揚重操作がより安定化する。尚、本発明
は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すこ
とができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶこ
とは当然である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はポストに
沿って昇降するスライダにクレーンフックを係合して吊
り揚げると、該スライダとバランスウエイトとを繋ぐワ
イヤの張力が荷の重さに応じて増大し、これに伴い前記
バランスウエイトが後方へ上傾するように構成されてい
る。そして、これによりポスト下端前方の荷役部による
モーメントとポスト下端後方のバランスウエイトによる
モーメントとが均り合い、荷を常に水平状態に保ち乍ら
揚重することができる。
沿って昇降するスライダにクレーンフックを係合して吊
り揚げると、該スライダとバランスウエイトとを繋ぐワ
イヤの張力が荷の重さに応じて増大し、これに伴い前記
バランスウエイトが後方へ上傾するように構成されてい
る。そして、これによりポスト下端前方の荷役部による
モーメントとポスト下端後方のバランスウエイトによる
モーメントとが均り合い、荷を常に水平状態に保ち乍ら
揚重することができる。
【0023】このように、本発明は従来の振り子式の揚
重装置の如く荷とバランスウエイトとを直接的に連動さ
せてバランスをとるものではなく、スライダとバランス
ウエイトとをワイヤで連繋してバランスをとっている。
従って、バランスウエイトの起伏に合わせて相対位置が
変化するのはスライダであって、荷が相対的に上下動す
ることはない。そして、このスライダの変位量はクレー
ンフックの巻き上げ下げによって簡単に相殺できる。
重装置の如く荷とバランスウエイトとを直接的に連動さ
せてバランスをとるものではなく、スライダとバランス
ウエイトとをワイヤで連繋してバランスをとっている。
従って、バランスウエイトの起伏に合わせて相対位置が
変化するのはスライダであって、荷が相対的に上下動す
ることはない。そして、このスライダの変位量はクレー
ンフックの巻き上げ下げによって簡単に相殺できる。
【0024】斯くして、請求項2記載の発明の如く、フ
ォークにて荷役部を構成すれば、窓枠等の限られたスペ
ースを有効に利用して荷の出し入れを行うことができ
る。また、パレット上の荷をそのままピックアップして
揚重することができるので、荷取り及び荷卸しが容易に
なり、作業効率が向上する。
ォークにて荷役部を構成すれば、窓枠等の限られたスペ
ースを有効に利用して荷の出し入れを行うことができ
る。また、パレット上の荷をそのままピックアップして
揚重することができるので、荷取り及び荷卸しが容易に
なり、作業効率が向上する。
【図1】本発明の実施の形態を示し、揚重装置を無負荷
で吊り揚げた状態の斜視図。
で吊り揚げた状態の斜視図。
【図2】図1に於いて、その側面図。
【図3】図1に於いて、その背面図。
【図4】図1に於ける揚重装置に荷を搭載して吊り揚げ
た状態の側面図。
た状態の側面図。
【図5】図4に於いて、荷を窓枠から出し入れする様子
を示した解説側面図。
を示した解説側面図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す斜視図。
【図7】従来例を示し、単純なてこ方式の揚重装置の側
面図。
面図。
【図8】従来例を示し、いわゆる振り子式の揚重装置の
側面図。
側面図。
【図9】図8に於て、吊り荷の降下分を補償する機能を
付加した揚重装置の側面図。
付加した揚重装置の側面図。
11,33 揚重装置 12 水平板 13 ポスト 14 溝 15 スライダ 16 フォーク 17 バランスウエイト 21 ワイヤ 22 シーブ 23 玉掛けワイヤ 24 クレーンフック 25 剛体部分 26 パレット 27 荷 28 建物 29 窓枠 30 所定の階
Claims (2)
- 【請求項1】 ポストを立設し、該ポストに沿って昇降
するスライダを設け、且つ、該スライダにクレーンフッ
ク係合部を設けるとともに、前記ポストの下端前方に荷
役部を設け、一方、該ポストの下端後方にバランスウエ
イトを起伏自在に配設し、更に、前記スライダにワイヤ
の一端を繋止し、且つ、該ワイヤの他端を前記バランス
ウエイトに繋止したことを特徴とする揚重装置。 - 【請求項2】 ポストの下端前方に水平板を突設し、該
水平板の先端にフォークを装着することにより、前記荷
役部を構成した請求項1記載の揚重装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4474096A JPH09235091A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 揚重装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4474096A JPH09235091A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 揚重装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09235091A true JPH09235091A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12699851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4474096A Withdrawn JPH09235091A (ja) | 1996-03-01 | 1996-03-01 | 揚重装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09235091A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101112089B1 (ko) * | 2008-11-24 | 2012-02-22 | 이광수 | 호이스트용 캐리어 |
JP2015038278A (ja) * | 2013-08-19 | 2015-02-26 | 鹿島建設株式会社 | 杭頭処理方法および揚重治具 |
JP2016124659A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | 山九株式会社 | 吊り点変更滑車機構及びそれを用いた重量物の吊り方法 |
-
1996
- 1996-03-01 JP JP4474096A patent/JPH09235091A/ja not_active Withdrawn
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