JPH1135283A - クレーン吊荷の揺動及び旋回の制御方法とその装置 - Google Patents

クレーン吊荷の揺動及び旋回の制御方法とその装置

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JPH1135283A
JPH1135283A JP21011197A JP21011197A JPH1135283A JP H1135283 A JPH1135283 A JP H1135283A JP 21011197 A JP21011197 A JP 21011197A JP 21011197 A JP21011197 A JP 21011197A JP H1135283 A JPH1135283 A JP H1135283A
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Japan
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traverser
jib
lifting
turning
suspended load
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JP21011197A
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English (en)
Inventor
Takumi Fujii
卓美 藤井
Haruo Hoshino
春夫 星野
Kanta Miyaguchi
幹太 宮口
Shinichi Nagao
真一 長尾
Yasufumi Oshima
康文 大島
Kimitoshi Nakajima
公俊 中島
Naoki Kamiura
直樹 上浦
Toshiaki Tsuchiya
敏明 土屋
Takamichi Kubo
隆道 久保
Takeo Kawamura
建夫 川村
Takeshi Okuda
健史 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吊荷の揺動と旋回を共に的確にしかも簡単に防
止できるようにして、作業時の安全性の向上、作業能率
の向上及び工期の短縮を図る。 【解決手段】各々がウィンチ6,11,12にて繰り出入さ
れる1本の吊上げワイヤー7と2本の防振ワイヤー16,
17を設け、その1本の吊上げワイヤー7は、ジブ4の先
端から垂下させて吊上げフック10を吊るし、また、それ
ら2本の防振ワイヤー16,17は、ジブ4の中間部に両端
を左右へ突出させて配した案内バー13の両端から個々に
垂下させてバー状のトラバーサ18の両端に各々連繋さ
せ、而して、該トラバーサの中間部を上記吊上げフック
10に回転不能に係合させることにより、その吊上げフッ
ク10に懸吊した吊荷の揺動及び旋回を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン吊荷の揺
動及び旋回の制御方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設工事においては、高所への資材の揚
重にタワークレーンや移動式クレーンが用いられてい
る。これらのクレーンは、通常、吊荷をほぼ鉛直に垂下
するワイヤーロープで吊り下げていることから、運搬時
にその吊荷が風の影響等により回転したり前後左右に揺
動したりすることは避けられない。その結果、吊荷が建
物等と接触する事故が発生しており、更には、吊荷を降
ろしたり所定の位置に取り付けたりする際に作業者がそ
の吊荷と接触する危険があった。このため、作業に影響
する程の風が吹いている日には、作業を休止せざるを得
ず、工程が遅れることがあった。また、作業を休止しな
いまでも、作業能率が大幅に低下していた。
【0003】これらに対する防止対策については、従来
からも幾つか考えられており、次のものがある。
【0004】その1. 「特許第2557852号公報」 特許第2557852号公報では、ジャイロを利用した
旋回防止装置を吊荷に添えることにより、吊荷の旋回を
防止したり、吊荷の姿勢を制御したりするようにしてい
る。しかし、この場合には、 クレーンが吊荷だけでなく旋回防止装置も一緒に吊
ることになるので、旋回防止装置の重量に相当する分だ
け、クレーンで吊ることのできる資材の重量が減少し、
揚重効率が低下する。 旋回防止装置の効果はジャイロの回転部分の重量が
大きい程、効果が大きいので、装置の効果を大きくすれ
ばする程、クレーンの揚重能力が減少することになる。 旋回防止装置のジャイロに回転エネルギーを補給す
る必要があるので、連続して使用できる時間に制約があ
る。 旋回防止装置が精密な機械装置となるため、装置が
高価となる。 旋回防止装置には吊荷の回転を制御することは可能
であるが、揺動を制御する効果はない。
【0005】ジャイロの他にも、ファンを回転させて、
その反力によって吊荷の旋回を制御する装置等も公表さ
れているが、上記と同様な欠点を有する。
【0006】その2. 「特開平6−156975号公
報」 特開平6−156975号公報では、ガイドワイヤーロ
ープと介錯ロープにより吊荷の旋回を防止するようにし
ている。しかし、この場合には、 介錯ロープが吊荷とともに昇降することになるの
で、高い障害物の向こう側に吊荷を置くことができな
い。 介錯ロープは2本あるが、2本のガイドワイヤーロ
ープの間隔が小さいので、クレーン本体から見て左右方
向の揺れを抑える効果は期待できない(前後方向のみ効
果が期待できる)。
【0007】その3. 「特開昭51−74352号公
報」 特開昭51−74352号公報では、クレーンブームの
先端に懸装した3本の吊りワイヤーでコンテナ(吊荷)
を吊るすことによりコンテナの横揺れと旋回を抑制しよ
うとしている。しかし、この場合には、 懸装した3本の吊りワイヤーの上端部が接近してお
り、結局は、一点で吊った場合と大差なく、横揺れも旋
回もほとんど抑制できない。 クレーンブームとコンテナの吊り間隔が懸装した3
本の吊りワイヤーの長さで決まっており、コンテナを昇
降させることができない。
【0008】その4. 「特公昭55−40513号公
報」 特公昭55−40513号公報では、ホイスト装置であ
るが、吊荷を吊るす3本のロープを1つの駆動ドラムに
一緒に巻き取り(又は繰り出し)して、これら3本のロ
ープで吊荷を吊りかつ昇降させることにより、吊荷の横
揺れを防止しようとしている。しかし、この場合は、 吊荷を掛ける吊上げフックに3本のロープが集中し
ているので、吊荷の回転を防止することはできない。 3本のロープを1つの駆動ドラムに一緒に巻き取る
ため、個々のロープの微調整ができず、吊荷の位置の微
調整ができない。 横揺れ防止の効果は、3本のロープが鉛直方向とな
す角度に依存するので、吊荷が下降して吊上げフックと
駆動ドラムとの間隔が大きくなればなる程、その効果は
低下する。 適用範囲が、ホイスト装置やホイスト装置を用いた
天井クレーンに限定される。
【0009】その5. 「その他の公知文献」 その他の公知文献の中には、天井クレーンのトロリー
に、巻き上げドラムの他、二つの滑車を等間隔に配備さ
せ、かつ、吊上げフックに一つの滑車を装備させて、巻
き上げドラムから繰り出したワイヤーの先端を吊上げフ
ックに結び、途中をトロリーの二つの滑車及び吊上げフ
ックの滑車に掛けわたして、1本のワイヤーで3本吊り
状態を形成し、また、これを、同様にしてクレーン車の
ブームの先端部に形成して、吊荷の横揺れを防止しよう
としている。しかし、これらの場合も、 吊荷を掛ける吊上げフックに3本吊り状態のワイヤ
ーの各部が集中しているので、吊荷の回転を防止するこ
とはできない。 3本吊り状態をなす1本のワイヤーを巻き上げドラ
ムに巻き取るため、個々に微調整できず、吊荷の位置の
微調整ができない。 横揺れ防止の効果は、3本吊り状態のワイヤーの各
部が鉛直方向となす角度に依存するので、吊荷が下降し
て吊上げフックとトロリー等との間隔が大きくなればな
る程、効果が低下する。 滑車の回転抵抗等の影響で、3本吊り状態のワイヤ
ー各部の張力が事実上同一とはなり得ず、正三角錐状態
にはなり得ない。殊に、クレーン車のブームの場合に
は、正三角錐状態にすることは不可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、吊
荷の揺動と旋回を共に的確にしかも簡単に防止できるよ
うにして、作業時の安全性の向上、作業能率の向上及び
工期の短縮を図ろうとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の発明は、各々がウィンチ6,11,12にて繰り出
入される1本の吊上げワイヤー7と2本の防振ワイヤー
16,17を設け、その1本の吊上げワイヤー7は、ジブ4
の先端から垂下させて吊上げフック10を吊るし、また、
それら2本の防振ワイヤー16,17は、ジブ4の中間部に
両端を左右へ突出させて配した案内バー13の両端から個
々に垂下させてバー状のトラバーサ18の両端に各々連繋
させ、而して、該トラバーサの中間部を上記吊上げフッ
ク10に回転不能に係合させることにより、その吊上げフ
ック10に懸吊した吊荷の揺動及び旋回を防止することを
特徴とするクレーン吊荷の揺動及び旋回の制御方法にあ
る。
【0012】請求項2の発明は、請求項1のクレーン吊
荷の揺動及び旋回の制御方法にあって、上記2本の防振
ワイヤー16,17の張力と上記案内バー13の長さを制御す
ることで吊荷の揺動及び旋回の拘束力を制御することに
ある。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
のクレーン吊荷の揺動及び旋回の制御方法にあって、上
記2本の防振ワイヤー16,17の繰出し量を個別に制御す
ることで吊荷の方向を制御することにある。
【0014】請求項4の発明は、旋回部3にジブ4と主
ウィンチ6とを備え、該ウィンチから繰り出した吊上げ
ワイヤー7をジブ4の先端に配した案内シーブ9に掛け
わたしてそのジブ4の先端から垂下させ、垂下端に吊上
げフック10を装着したクレーン1において、上記吊上げ
フック10にバー状のトラバーサ18を中央部にて係合さ
せ、上記旋回部3に左右2基の制御用ウィンチ11,12を
搭載させ、上記ジブ4の中間部に両端が左右に突出する
案内バー13を設け、該案内バーの両端にそれぞれ案内シ
ーブ14,15を設け、上記各制御用ウィンチ11,12から繰
り出した防振ワイヤー16,17を各々案内シーブ14,15に
掛けわたして各案内シーブから垂下させるとともに、各
先端を上記トラバーサ18の両端部に各々連繋させたこと
を特徴とするクレーン吊荷の揺動及び旋回の制御装置に
ある。
【0015】請求項5の発明は、請求項4のクレーン吊
荷の揺動及び旋回の制御装置にあって、上記トラバーサ
18の中央部に上下に開通する貫通孔29を設けて上記吊上
げワイヤー7の垂下部を貫通遊挿させ、また、その貫通
孔に上記吊上げフック10を下方から抜き差し自在にかつ
回転不能に噛合させるよう構成したことにある。
【0016】請求項6の発明は、請求項5のクレーン吊
荷の揺動及び旋回の制御装置にあって、上記吊上げフッ
ク10につき、シーブブロック19の下面にフック本体20を
水平回転自在に装着したものとするとともに、そのシー
ブブロック19とフック本体20との間に上記噛合で働くフ
ック本体回転阻止手段を講じて成る。
【0017】
【発明の実施の形態】図面は、クライミングクレーンに
係る本発明の実施の形態を示している。図1、図2に示
すように、クライミングクレーン1は、マスト2の上端
部に装備させた旋回部3に、ジブ4とガイドサポート5
と主ウィンチ6とを備え、該ウィンチから繰り出した吊
上げワイヤー7をガイドサポート5の上端とジブ4の先
端に配した案内シーブ8,9に掛けわたしてそのジブ4
の先端から垂下させ、垂下端に吊上げフック10を装着し
ている。クライミングクレーン1の旋回部3には、左右
2基の制御用ウィンチ11,12を搭載させ、ジブ4の中間
部に両端が左右に突出する案内バー13を設け、該案内バ
ーの両端にそれぞれ案内シーブ14,15を設けており、各
制御用ウィンチ11,12から繰り出した防振ワイヤー16,
17を各々案内シーブ14,15に掛けわたして各案内シーブ
から垂下させるとともに、各先端を上記吊上げフック10
に係合させたバー状のトラバーサ18の両端部に各々連繋
させている(図3)。
【0018】吊上げフック10は、図3、図4に示すよう
に、シーブブロック19の下面にフック本体20を水平回転
自在に装着し、そのシーブブロックに内装したシーブ21
に、ジブ4の先端から垂下させた吊上げワイヤー7の折
り返し垂下端を掛け、折り返した吊上げワイヤー7の先
端はジブ4の先端部に締結している。また、シーブブロ
ック19は、内装したシーブ21に掛ける吊上げワイヤー7
の垂下部を通すために上面に長方形の窓孔22を有する
が、該窓孔の周りを直方体状の噛合筒部23に形成してい
る。
【0019】吊上げフック10と係合させたバー状のトラ
バーサ18は、中央部に上下に開通する長方形の貫通孔29
を有して、該貫通孔に吊上げワイヤー7を貫通遊挿させ
ており、該貫通孔の下部には、上記シーブブロック19の
噛合筒部23を下方から抜き差し自在にかつ回転不能に噛
合させる噛合凹部24を形成し、そのシーブブロック19と
トラバーサ18の昇降関係で任意に噛合又は離脱させるよ
うにしている。
【0020】如上の構成であるから、地上付近から資材
を取り込む際は、制御用ウィンチ11,12を停止させたま
ま、主ウィンチ6を回転させて、吊上げワイヤー7を送
り出すと、トラバーサ18は下降せずに、シーブブロック
19だけが下降していく。地上で資材を吊った後、主ウィ
ンチ6を巻くと、シーブブロック19が上昇して、最終的
には上方で待機しているトラバーサ18の位置まで上昇
し、シーブブロックの噛合筒部23がトラバーサの噛合凹
部24に噛合する。引き続き主ウィンチ6を巻き上げる
と、トラバーサ18も上昇するので、両防振ワイヤー16,
17がたるまないように両制御用ウィンチ11,12を巻く。
なお、両制御用ウィンチを常に軽く作動させる態勢に置
いて、各防振ワイヤー16,17がたるまないようにこれら
に対しトラバーサ18の重力(重量)よりも小さな張力を
与えるようにしてもよい。
【0021】ところで、吊荷のワイヤーを含めた左右方
向の揺動(旋回部3の側から見て)については、各防振
ワイヤー16,17の案内バー13乃至トラバーサ18間におけ
る平面傾斜角θ(図1)が大きい程、拘束効果が大き
い。吊荷のワイヤーを含めた前後方向の揺動について
は、各防振ワイヤー16,17の案内バー13乃至トラバーサ
18間における側面傾斜角α及び吊上げワイヤー7の垂下
部における側面傾斜角β(図2)が大きい程、拘束効果
が大きい。また、吊荷のみの左右方向の揺動について
は、トラバーサ18の長さが長い程、拘束効果が大きい。
そして、それぞれの拘束力の大きさは、それらのワイヤ
ーの傾斜角傾斜角α、β、θとそれぞれのワイヤーの張
力の大きさ、トラバーサの長さに依存するので、両制御
用ウィンチ11,12の張力や案内バー13の長さを変えるこ
とにより、また、トラバーサの長さを変えることによ
り、それぞれの拘束効果をコントロールすることができ
る。
【0022】かかる揺動の拘束は、トラバーサ18の旋回
も合わせて同様にして拘束することとなり、該トラバー
サと噛み合っている吊上げフック10のシーブブロック19
の回転も抑制できることとなる。したがって、吊上げフ
ック10において、例えば、図5、図6に示すように、ト
ラバーサ18の噛合凹部24とシーブブロック19の噛合筒部
23とが噛み合ったときに、フック本体20の水平回転を阻
止できるようにすれば、フック本体20が水平回転自在な
ものであっても吊上げフック10全体として回転を防止で
きる。そして、制御用ウィンチ11,12の繰出し量を制御
することにより、トラバーサ18の向き(鉛直軸まわりの
回転)を制御することができ、吊荷の向きを制御するこ
とができる。
【0023】図5、図6は、吊上げフック10における水
平回転自在なフック本体20の回転阻止手段を示してお
り、この回転阻止手段は、シーブブロック19内におい
て、フック本体20の回転基部に水平円板25を設け、該水
平円板の周縁部に図7に示す1個のロック孔26又は図8
に示す複数のロック孔26を配し、また、そのロック孔の
上に垂直方向にロックピン27を配備させ、該ロックピン
をスプリング28で上方へ付勢し、トラバーサ18の噛合凹
部24とシーブブロック19の噛合筒部23とが噛み合ったと
きに、そのロックピン27がトラバーサ18の適所にてスプ
リング28に抗して突き下げられて、水平円板25の一つの
ロック孔26に挿入され、水平円板25したがってフック本
体20の回転が阻止されるようにしている。これにより、
フック本体20が水平回転自在なものであっても、このフ
ック本体20の水平回転も防止できるのである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、既述構成であるから、 簡便な装置で、吊荷の前後左右の揺動を抑えること
ができる。 吊荷の旋回を制御することができる。 吊荷の向きを制御することができる。 吊荷の揺動や旋回を抑える必要性が最も高い高所の
取付け位置付近で特に効果を発揮させることができる。 クレーンと取付位置との間に高さの高い障害物があ
っても効果を発揮させることができる。 吊荷の量が少なくなることはない。
【0025】したがって、 (1) 従来は揚重作業ができなかったような風の日にも作
業が可能となり、工事の休止期間低減による工期短縮が
実現できる。 (2) 吊荷の旋回や揺動が制御されるので、荷下ろし時や
資材取付け時の作業の安全性を向上させることができ
る。 (3) 吊荷の向きを制御用ウィンチにより遠隔操作で制御
可能となり、狭隘な場所にも容易に資材を荷下ろしする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】 同実施の形態における側面図である。
【図3】 同実施の形態における要部の部材分離状態で
の拡大正面図である。
【図4】 図3のA−A線断面図である。
【図5】 同要部の他の例を示す部材分離状態での拡大
正面図である。
【図6】 同例の部材結合状態での拡大正面図である。
【図7】 同例の内蔵部材を示す平面図である。
【図8】 同内蔵部材の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…クライミングクレーン 2…マスト 3…旋回部 4…ジブ 5…ガイドサポート 6…主ウィンチ 7…吊上げワイヤー 8,9…案内シーブ 10…吊上げフック 11,12…制御用ウィ
ンチ 13…案内バー 14,15…案内シーブ 16,17…防振ワイヤー 18…トラバーサ 19…シーブブロック 20…フック本体 21…シーブ 22…窓孔 23…噛合筒部 24…噛合凹部 25…水平円板 26…ロック孔 27…ロックピン 28…スプリング 29…貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 真一 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 大島 康文 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 中島 公俊 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 上浦 直樹 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 土屋 敏明 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 久保 隆道 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 川村 建夫 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 奥田 健史 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々がウィンチ6,11,12にて繰り出入
    される1本の吊上げワイヤー7と2本の防振ワイヤー1
    6,17を設け、その1本の吊上げワイヤー7は、ジブ4
    の先端から垂下させて吊上げフック10を吊るし、また、
    それら2本の防振ワイヤー16,17は、ジブ4の中間部に
    両端を左右へ突出させて配した案内バー13の両端から個
    々に垂下させてバー状のトラバーサ18の両端に各々連繋
    させ、而して、該トラバーサの中間部を上記吊上げフッ
    ク10に回転不能に係合させることにより、その吊上げフ
    ック10に懸吊した吊荷の揺動及び旋回を防止することを
    特徴とするクレーン吊荷の揺動及び旋回の制御方法。
  2. 【請求項2】 上記2本の防振ワイヤー16,17の張力と
    上記案内バー13の長さを制御することで吊荷の揺動及び
    旋回の拘束力を制御する請求項1記載のクレーン吊荷の
    揺動及び旋回の制御方法。
  3. 【請求項3】 上記2本の防振ワイヤー16,17の繰出し
    量を個別に制御することで吊荷の方向を制御する請求項
    1又は請求項2記載のクレーン吊荷の揺動及び旋回の制
    御方法。
  4. 【請求項4】 旋回部3にジブ4と主ウィンチ6とを備
    え、該ウィンチから繰り出した吊上げワイヤー7をジブ
    4の先端に配した案内シーブ9に掛けわたしてそのジブ
    4の先端から垂下させ、垂下端に吊上げフック10を装着
    したクレーン1において、上記吊上げフック10にバー状
    のトラバーサ18を中央部にて係合させ、上記旋回部3に
    左右2基の制御用ウィンチ11,12を搭載させ、上記ジブ
    4の中間部に両端が左右に突出する案内バー13を設け、
    該案内バーの両端にそれぞれ案内シーブ14,15を設け、
    上記各制御用ウィンチ11,12から繰り出した防振ワイヤ
    ー16,17を各々案内シーブ14,15に掛けわたして各案内
    シーブから垂下させるとともに、各先端を上記トラバー
    サ18の両端部に各々連繋させたことを特徴とするクレー
    ン吊荷の揺動及び旋回の制御装置。
  5. 【請求項5】 上記トラバーサ18の中央部に上下に開通
    する貫通孔29を設けて上記吊上げワイヤー7の垂下部を
    貫通遊挿させ、また、その貫通孔に上記吊上げフック10
    を下方から抜き差し自在にかつ回転不能に噛合させるよ
    う構成した請求項4記載のクレーン吊荷の揺動及び旋回
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 上記吊上げフック10につき、シーブブロ
    ック19の下面にフック本体20を水平回転自在に装着した
    ものとするとともに、そのシーブブロック19とフック本
    体20との間に上記噛合で働くフック本体回転阻止手段を
    講じて成る請求項5記載のクレーン吊荷の揺動及び旋回
    の制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021512833A (ja) * 2018-02-06 2021-05-20 イーテーエルエーセー・ベー・フェー 物体を配置するためのクレーンおよび方法

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