JP2003040575A - コンテナクレーン - Google Patents

コンテナクレーン

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JP2003040575A
JP2003040575A JP2001223314A JP2001223314A JP2003040575A JP 2003040575 A JP2003040575 A JP 2003040575A JP 2001223314 A JP2001223314 A JP 2001223314A JP 2001223314 A JP2001223314 A JP 2001223314A JP 2003040575 A JP2003040575 A JP 2003040575A
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trolley
sheaves
traverse
girder
drums
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JP2001223314A
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Hiroshi Asano
寛 浅野
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トロリーの横行駆動系と、吊具の巻上駆動系
とを共用化でき、ロープ本数並びにガイド類の個数を削
減し得、構造の簡略化と、ロープのメンテナンスコスト
の削減とを図り得るコンテナクレーンを提供する。 【解決手段】 ドラム45A,45Bからのロープ48
A,48Bを、ガーダ6aの基端側のガイドシーブ46
A,46Bと、トロリー7に配設されたガーダ6a基端
側の横行・巻上シーブ47A,47Bとに掛け回し、ヘ
ッドブロック9に連結すると共に、ドラム45C,45
Dからのロープ48C,48Dを、ブーム6bの先端側
のガイドシーブ46C,46Dと、トロリー7に配設さ
れたブーム6b先端側の横行・巻上シーブ47C,47
Dとに掛け回し、ヘッドブロック9に連結し、トロリー
7に配設した傾動調整ドラム49,50からの傾動調整
ロープ51,52をヘッドブロック9に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナクレーン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は一般的なコンテナクレーンの一例
を示す概略図であって、図中、1は岸壁2に繋留された
コンテナ船であり、該コンテナ船1と岸壁2との間でコ
ンテナクレーン3により吊荷としてのコンテナ4が荷役
されるようになっている。
【0003】図示するコンテナクレーン3においては、
岸壁2に沿って走行可能な脚部5の上方に、陸側に位置
するガーダ6aと、海側に張り出すブーム6bとが設け
られ、該ガーダ6aとブーム6bに沿ってトロリー7が
横行可能に設置されている。
【0004】前記トロリー7には、コンテナ4を把持す
るための吊具としてのスプレッダ8がヘッドブロック9
を介して巻上ロープ10により懸吊されており、該巻上
ロープ10を機械室11内の巻上ドラム12により巻き
上げたり巻き下げたりすることで前記スプレッダ8が昇
降されるようになっている。
【0005】而して、例えば、コンテナクレーン3を用
いてコンテナ船1上からコンテナ4を荷揚げする場合に
は、コンテナ船1上に横行させたトロリー7からスプレ
ッダ8を吊り降ろしてコンテナ4を把持せしめ、次い
で、スプレッダ8を巻き上げてトロリー7を岸壁2上の
吊り降ろし位置まで横行させ、その後、スプレッダ8を
巻き下げてコンテナ4を岸壁2上の所定位置に吊り降ろ
すという一連の操作が行われることになる。
【0006】このようなコンテナクレーン3に用いられ
ているトロリー7は、機械室11内の横行ドラム13に
よるロープ牽引方式で横行されるようになっており、よ
り詳細には、図5に示す如く、トロリー7の一端側(海
側)に固縛された横行ロープ14,15が、ブーム6b
の長手方向先端側(海側)に配置されたシーブ16,1
7に掛け回されてから、シーブ18,19と、テンショ
ン調整用の油圧シリンダ20,21により昇降されるシ
ーブ22,23と、シーブ24,25とを介して機械室
11内の横行ドラム13に巻き取られていると共に、該
横行ドラム13に巻き取られている横行ロープ14,1
5とは反対方向に巻き取られた横行ロープ26,27
が、ガーダ6aの長手方向基端側(陸側)に配置された
エンドシーブ28,29に掛け回されてから、トロリー
7の他端側(陸側)に取り付けられたイコライザシーブ
30,31に掛け回され、ワイヤクリップ32によって
トロリー7に連結固定されており、前記横行ドラム13
を、例えば、図5中時計方向へ回転させると、前記横行
ロープ14,15が巻き取られると共に、横行ロープ2
6,27が繰り出され、トロリー7がガーダ6aとブー
ム6bに沿って海側へ横行し、又、前記横行ドラム13
を、例えば、図5中反時計方向へ回転させると、前記横
行ロープ14,15が繰り出されると共に、横行ロープ
26,27が巻き取られ、トロリー7がガーダ6aとブ
ーム6bに沿って陸側へ横行し得るようになっている。
【0007】一方、前記巻上ロープ10は、図6に示さ
れるように、機械室11(図4参照)内に並設された二
本の巻上ドラム12にそれぞれ二本ずつ、計四本巻き取
られており、各巻上ドラム12から繰り出される巻上ロ
ープ10は、ガーダ6aの長手方向基端側(陸側)に配
置されたエンドシーブ33,34に掛け回されてから、
トロリー7の他端側(陸側)と一端側(海側)に取り付
けられたガイドシーブ35,36と、ヘッドブロック9
の他端側(陸側)と一端側(海側)に取り付けられたガ
イドシーブ37,38と、前記ガイドシーブ35,36
と並設されたガイドシーブ39,40と、ブーム6bの
長手方向先端側(海側)に取り付けられたイコライザシ
ーブ41,42とに掛け回され、ワイヤクリップ43,
44によってブーム6bの長手方向先端側(海側)に連
結固定されており、前記各巻上ドラム12を、例えば、
図6中時計方向へ回転させると、前記巻上ロープ10が
巻き取られ、トロリー7から吊り下げられるヘッドブロ
ック9及びスプレッダ8が上昇し、又、前記各巻上ドラ
ム12を、例えば、図6中反時計方向へ回転させると、
前記巻上ロープ10が繰り出され、トロリー7から吊り
下げられるヘッドブロック9及びスプレッダ8が下降し
得るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来のコンテナクレーンにおいては、トロリー7の
横行駆動系と、該トロリー7から吊り下げられるコンテ
ナ4の吊具としてのヘッドブロック9及びスプレッダ8
の巻上駆動系とを別系統として設けているため、ロープ
の本数が多くなり(図5及び図6の例では、四本の横行
ロープ14,15,26,27と四本の巻上ロープ10
で合計八本)、ロープのためのシーブ等のガイド類の個
数も多く必要となって、構造が複雑化すると共に、特に
大型のものでは、横行ロープ14,15,26,27並
びに巻上ロープ10が非常に長くなり、ロープのメンテ
ナンスコストも高くなるという欠点を有していた。
【0009】本発明は、斯かる実情に鑑み、トロリーの
横行駆動系と、該トロリーから吊り下げられるコンテナ
の吊具の巻上駆動系とを別系統とせずに同一系統として
共用化でき、ロープ本数並びにガイド類の個数を削減し
得、構造の簡略化を図り得ると共に、ロープのメンテナ
ンスコストの削減をも図り得るコンテナクレーンを提供
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガーダとブー
ムに沿ってトロリーを横行可能に設けると共に、該トロ
リーからコンテナを把持するための吊具を昇降可能に吊
り下げてなるコンテナクレーンにおいて、ガーダ上に設
置される機械室内に、四本のドラムを配設し、ガーダの
基端側に二個のガイドシーブを配置し、且つブームの先
端側に二個のガイドシーブを配置し、更に、トロリーの
ガーダ基端側並びにブーム先端側にそれぞれ、トロリー
の横行方向と直角な方向となる左右方向に所要間隔をあ
けて二個ずつの横行・巻上シーブを配設し、前記四本の
ドラムのうち二本のドラムから繰り出されるロープを、
前記ガーダの基端側に配置された二個のガイドシーブに
掛け回してから、前記トロリーに配設されたガーダ基端
側の二個の横行・巻上シーブに掛け回し、吊具に連結す
ると共に、前記四本のドラムのうち残りの二本のドラム
から繰り出されるロープを、前記ブームの先端側に配置
された二個のガイドシーブに掛け回してから、前記トロ
リーに配設されたブーム先端側の二個の横行・巻上シー
ブに掛け回し、吊具に連結し、前記トロリーの左右方向
中央部におけるガーダ基端側並びにブーム先端側にそれ
ぞれ、傾動調整ドラムを配設し、該各傾動調整ドラムか
ら繰り出される傾動調整ロープを吊具に連結したことを
特徴とするコンテナクレーンにかかるものである。
【0011】前記コンテナクレーンにおいては、トロリ
ーの横行方向と直角な方向となる左右方向両端に位置す
る二個ずつの横行・巻上シーブをそれぞれ組として、各
組の横行・巻上シーブをそれぞれ、トロリーに対しその
横行方向へ移動自在となるよう配設された可動枠に取り
付けると共に、各可動枠がトロリー横行方向へ互いに相
反する方向に同一量だけ移動するよう、各可動枠のガー
ダ基端側同士をトロリー上のガイドシーブに掛け回され
たロープで連結し、且つ各可動枠のブーム先端側同士を
トロリー上のガイドシーブに掛け回されたロープで連結
することが有効となる。
【0012】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0013】四本のドラムのうち二本のドラムの駆動に
より、ガーダの基端側に配置された二個のガイドシーブ
に掛け回されたロープを繰り出すと共に、これに同期さ
せて、前記四本のドラムのうち残りの二本のドラムの駆
動により、ブームの先端側に配置された二個のガイドシ
ーブに掛け回されたロープを巻き取るようにすると、ト
ロリーがブームの先端側へ向け横行する一方、逆に、前
記四本のドラムのうち二本のドラムの駆動により、ガー
ダの基端側に配置された二個のガイドシーブに掛け回さ
れたロープを巻き取ると共に、これに同期させて、前記
四本のドラムのうち残りの二本のドラムの駆動により、
ブームの先端側に配置された二個のガイドシーブに掛け
回されたロープを繰り出すようにすると、トロリーがガ
ーダの基端側へ向け横行する。
【0014】又、四本のドラムのうち二本のドラムの駆
動により、ガーダの基端側に配置された二個のガイドシ
ーブに掛け回されたロープを繰り出すと共に、これに同
期させて、前記四本のドラムのうち残りの二本のドラム
の駆動により、ブームの先端側に配置された二個のガイ
ドシーブに掛け回されたロープを繰り出すようにする
と、トロリーから吊り下げられたコンテナを把持するた
めの吊具が巻き下げられて下降する一方、逆に、前記四
本のドラムのうち二本のドラムの駆動により、ガーダの
基端側に配置された二個のガイドシーブに掛け回された
ロープを巻き取ると共に、これに同期させて、前記四本
のドラムのうち残りの二本のドラムの駆動により、ブー
ムの先端側に配置された二個のガイドシーブに掛け回さ
れたロープを巻き取るようにすると、トロリーから吊り
下げられたコンテナを把持するための吊具が巻き上げら
れて上昇する。
【0015】前記トロリーの横行時並びにトロリーから
吊り下げられたコンテナを把持するための吊具の昇降時
に、各傾動調整ドラムを駆動して、該各傾動調整ドラム
から繰り出される傾動調整ロープの長さを調節すると、
吊具が傾いてしまうことを防いで、該吊具を常に水平に
保持することが可能となる。
【0016】前記コンテナクレーンにおいて、トロリー
の横行方向と直角な方向となる左右方向両端に位置する
二個ずつの横行・巻上シーブをそれぞれ組として、各組
の横行・巻上シーブをそれぞれ、トロリーに対しその横
行方向へ移動自在となるよう配設された可動枠に取り付
けると共に、各可動枠がトロリー横行方向へ互いに相反
する方向に同一量だけ移動するよう、各可動枠のガーダ
基端側同士をトロリー上のガイドシーブに掛け回された
ロープで連結し、且つ各可動枠のブーム先端側同士をト
ロリー上のガイドシーブに掛け回されたロープで連結す
ると、吊具にスキュー(旋回振れ)が発生した場合、該
スキューに合わせて、前記四本のドラムをそれぞれ所要
方向へ駆動し、左右の可動枠をトロリーの横行方向へ互
いに相反する方向に同一量だけ移動させれば、スキュー
は減衰し制止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0018】図1〜図3は本発明を実施する形態の一例
であって、図中、図4〜図6と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしており、基本的な構成は図4〜図6に
示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とする
ところは、図1〜図3に示す如く、ガーダ6a上に設置
される機械室11(図4参照)内に、四本のドラム45
A,45B,45C,45Dを配設し、ガーダ6aの基
端側に二個のガイドシーブ46A,46Bを配置し、且
つブーム6bの先端側に二個のガイドシーブ46C,4
6Dを配置し、更に、トロリー7のガーダ6a基端側並
びにブーム6b先端側にそれぞれ、トロリー7の横行方
向と直角な方向となる左右方向に所要間隔をあけて二個
ずつの横行・巻上シーブ47A,47B,47C,47
Dを配設し、前記四本のドラム45A,45B,45
C,45Dのうち二本のドラム45A,45Bから繰り
出されるロープ48A,48Bを、前記ガーダ6aの基
端側に配置された二個のガイドシーブ46A,46Bに
掛け回してから、前記トロリー7に配設されたガーダ6
a基端側の二個の横行・巻上シーブ47A,47Bに掛
け回し、吊具としてのヘッドブロック9に連結すると共
に、前記四本のドラム45A,45B,45C,45D
のうち残りの二本のドラム45C,45Dから繰り出さ
れるロープ48C,48Dを、前記ブーム6bの先端側
に配置された二個のガイドシーブ46C,46Dに掛け
回してから、前記トロリー7に配設されたブーム6b先
端側の二個の横行・巻上シーブ47C,47Dに掛け回
し、吊具としてのヘッドブロック9に連結し、前記トロ
リー7の左右方向中央部におけるガーダ6a基端側並び
にブーム6b先端側にそれぞれ、傾動調整ドラム49,
50を配設し、該各傾動調整ドラム49,50から繰り
出される傾動調整ロープ51,52を吊具としてのヘッ
ドブロック9に連結した点にある。
【0019】本図示例の場合、トロリー7の横行方向と
直角な方向となる左右方向両端に位置する二個ずつの横
行・巻上シーブ47A,47C並びに横行・巻上シーブ
47B,47Dをそれぞれ組として、各組の横行・巻上
シーブ47A,47C並びに横行・巻上シーブ47B,
47Dをそれぞれ、トロリー7に対しその横行方向へ移
動自在となるよう配設された可動枠53,54に取り付
けると共に、各可動枠53,54がトロリー7横行方向
へ互いに相反する方向に同一量だけ移動するよう、各可
動枠53,54のガーダ6a基端側同士をトロリー7上
のガイドシーブ55,56に掛け回されたロープ57で
連結し、且つ各可動枠53,54のブーム6b先端側同
士をトロリー7上のガイドシーブ58,59に掛け回さ
れたロープ60で連結してある。
【0020】前記可動枠53は、トロリー7上にその横
行方向と平行な方向へ敷設されたガイドレール61に沿
い、車輪62を介して移動可能としてあり、又、前記可
動枠54は、トロリー7上にその横行方向と平行な方向
へ敷設されたガイドレール63に沿い、車輪64を介し
て移動可能としてある。
【0021】尚、図2及び図3中、65a,65bはガ
ーダ6a並びにブーム6b上にその長手方向へ延びるよ
う敷設されたガイドレール、66はトロリー7に回転自
在に取り付けられた車輪であり、該トロリー7は、ガー
ダ6a並びにブーム6b上に敷設されたガイドレール6
5a,65bに沿い、車輪66を介して横行し得るよう
になっている。
【0022】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0023】四本のドラム45A,45B,45C,4
5Dのうち二本のドラム45A,45Bの駆動により、
ガーダ6aの基端側に配置された二個のガイドシーブ4
6A,46Bに掛け回されたロープ48A,48Bを繰
り出すと共に、これに同期させて、前記四本のドラム4
5A,45B,45C,45Dのうち残りの二本のドラ
ム45C,45Dの駆動により、ブーム6bの先端側に
配置された二個のガイドシーブ46C,46Dに掛け回
されたロープ48C,48Dを巻き取るようにすると、
トロリー7がブーム6bの先端側へ向け横行する一方、
逆に、前記四本のドラム45A,45B,45C,45
Dのうち二本のドラム45A,45Bの駆動により、ガ
ーダ6aの基端側に配置された二個のガイドシーブ46
A,46Bに掛け回されたロープ48A,48Bを巻き
取ると共に、これに同期させて、前記四本のドラム45
A,45B,45C,45Dのうち残りの二本のドラム
45C,45Dの駆動により、ブーム6bの先端側に配
置された二個のガイドシーブ46C,46Dに掛け回さ
れたロープ48C,48Dを繰り出すようにすると、ト
ロリー7がガーダ6aの基端側へ向け横行する。
【0024】又、四本のドラム45A,45B,45
C,45Dのうち二本のドラム45A,45Bの駆動に
より、ガーダ6aの基端側に配置された二個のガイドシ
ーブ46A,46Bに掛け回されたロープ48A,48
Bを繰り出すと共に、これに同期させて、前記四本のド
ラム45A,45B,45C,45Dのうち残りの二本
のドラム45C,45Dの駆動により、ブーム6bの先
端側に配置された二個のガイドシーブ46C,46Dに
掛け回されたロープ48C,48Dを繰り出すようにす
ると、トロリー7から吊り下げられたコンテナ4を把持
するための吊具としてのヘッドブロック9及びスプレッ
ダ8が巻き下げられて下降する一方、逆に、前記四本の
ドラム45A,45B,45C,45Dのうち二本のド
ラム45A,45Bの駆動により、ガーダ6aの基端側
に配置された二個のガイドシーブ46A,46Bに掛け
回されたロープ48A,48Bを巻き取ると共に、これ
に同期させて、前記四本のドラム45A,45B,45
C,45Dのうち残りの二本のドラム45C,45Dの
駆動により、ブーム6bの先端側に配置された二個のガ
イドシーブ46C,46Dに掛け回されたロープ48
C,48Dを巻き取るようにすると、トロリー7から吊
り下げられたコンテナ4を把持するための吊具としての
ヘッドブロック9及びスプレッダ8が巻き上げられて上
昇する。
【0025】前記トロリー7の横行時並びにトロリー7
から吊り下げられたコンテナを把持するための吊具とし
てのヘッドブロック9及びスプレッダ8の昇降時に、各
傾動調整ドラム49,50を駆動して、該各傾動調整ド
ラム49,50から繰り出される傾動調整ロープ51,
52の長さを調節すると、吊具としてのヘッドブロック
9及びスプレッダ8が傾いてしまうことを防いで、該吊
具としてのヘッドブロック9及びスプレッダ8を常に水
平に保持することが可能となる。
【0026】本図示例の場合、トロリー7の横行方向と
直角な方向となる左右方向両端に位置する二個ずつの横
行・巻上シーブ47A,47C並びに横行・巻上シーブ
47B,47Dをそれぞれ組として、各組の横行・巻上
シーブ47A,47C並びに横行・巻上シーブ47B,
47Dをそれぞれ、トロリー7に対しその横行方向へ移
動自在となるよう配設された可動枠53,54に取り付
けると共に、各可動枠53,54がトロリー7横行方向
へ互いに相反する方向に同一量だけ移動するよう、各可
動枠53,54のガーダ6a基端側同士をトロリー7上
のガイドシーブ55,56に掛け回されたロープ57で
連結し、且つ各可動枠53,54のブーム6b先端側同
士をトロリー7上のガイドシーブ58,59に掛け回さ
れたロープ60で連結してあるため、吊具としてのヘッ
ドブロック9及びスプレッダ8にスキュー(旋回振れ)
が発生した場合、該スキューに合わせて、前記四本のド
ラム45A,45B,45C,45Dをそれぞれ所要方
向へ駆動し、左右の可動枠53,54をトロリー7の横
行方向へ互いに相反する方向に同一量だけ移動させるよ
うにすると、スキューは減衰し制止される。
【0027】こうして、トロリー7の横行駆動系と、該
トロリー7から吊り下げられるコンテナ4の吊具として
のヘッドブロック9及びスプレッダ8の巻上駆動系とを
別系統とせずに同一系統として共用化でき、ロープ本数
並びにガイド類の個数を削減し得、構造の簡略化を図り
得ると共に、ロープのメンテナンスコストの削減をも図
り得る。
【0028】尚、本発明のコンテナクレーンは、上述の
図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
記載のコンテナクレーンによれば、トロリーの横行駆動
系と、該トロリーから吊り下げられるコンテナの吊具の
巻上駆動系とを別系統とせずに同一系統として共用化で
き、ロープ本数並びにガイド類の個数を削減し得、構造
の簡略化を図り得ると共に、ロープのメンテナンスコス
トの削減をも図り得るという優れた効果を奏し得、又、
本発明の請求項2記載のコンテナクレーンによれば、上
記効果に加え更に、吊具に発生するスキューを、四本の
ドラムの駆動による左右の可動枠の互いに相反する方向
への移動により、減衰し制止され得るという優れた効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の横行・巻上駆動
系を模式的に示した概要斜視図である。
【図2】本発明を実施する形態の一例におけるトロリー
の平面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】一般的なコンテナクレーンの一例を示す概略図
である。
【図5】図4のトロリーの横行駆動系を模式的に示した
概要斜視図である。
【図6】図4のトロリーから吊り下げられるヘッドブロ
ック及びスプレッダの巻上駆動系を模式的に示した概要
斜視図である。
【符号の説明】
3 コンテナクレーン 4 コンテナ 6a ガーダ 6b ブーム 7 トロリー 8 スプレッダ(吊具) 9 ヘッドブロック(吊具) 11 機械室 45A ドラム 45B ドラム 45C ドラム 45D ドラム 46A ガイドシーブ 46B ガイドシーブ 46C ガイドシーブ 46D ガイドシーブ 47A 横行・巻上シーブ 47B 横行・巻上シーブ 47C 横行・巻上シーブ 47D 横行・巻上シーブ 48A ロープ 48B ロープ 48C ロープ 48D ロープ 49 傾動調整ドラム 50 傾動調整ドラム 51 傾動調整ロープ 52 傾動調整ロープ 53 可動枠 54 可動枠 55 ガイドシーブ 56 ガイドシーブ 57 ロープ 58 ガイドシーブ 59 ガイドシーブ 60 ロープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガーダとブームに沿ってトロリーを横行
    可能に設けると共に、該トロリーからコンテナを把持す
    るための吊具を昇降可能に吊り下げてなるコンテナクレ
    ーンにおいて、 ガーダ上に設置される機械室内に、四本のドラムを配設
    し、ガーダの基端側に二個のガイドシーブを配置し、且
    つブームの先端側に二個のガイドシーブを配置し、更
    に、トロリーのガーダ基端側並びにブーム先端側にそれ
    ぞれ、トロリーの横行方向と直角な方向となる左右方向
    に所要間隔をあけて二個ずつの横行・巻上シーブを配設
    し、 前記四本のドラムのうち二本のドラムから繰り出される
    ロープを、前記ガーダの基端側に配置された二個のガイ
    ドシーブに掛け回してから、前記トロリーに配設された
    ガーダ基端側の二個の横行・巻上シーブに掛け回し、吊
    具に連結すると共に、前記四本のドラムのうち残りの二
    本のドラムから繰り出されるロープを、前記ブームの先
    端側に配置された二個のガイドシーブに掛け回してか
    ら、前記トロリーに配設されたブーム先端側の二個の横
    行・巻上シーブに掛け回し、吊具に連結し、 前記トロリーの左右方向中央部におけるガーダ基端側並
    びにブーム先端側にそれぞれ、傾動調整ドラムを配設
    し、該各傾動調整ドラムから繰り出される傾動調整ロー
    プを吊具に連結したことを特徴とするコンテナクレー
    ン。
  2. 【請求項2】 トロリーの横行方向と直角な方向となる
    左右方向両端に位置する二個ずつの横行・巻上シーブを
    それぞれ組として、各組の横行・巻上シーブをそれぞ
    れ、トロリーに対しその横行方向へ移動自在となるよう
    配設された可動枠に取り付けると共に、各可動枠がトロ
    リー横行方向へ互いに相反する方向に同一量だけ移動す
    るよう、各可動枠のガーダ基端側同士をトロリー上のガ
    イドシーブに掛け回されたロープで連結し、且つ各可動
    枠のブーム先端側同士をトロリー上のガイドシーブに掛
    け回されたロープで連結した請求項1記載のコンテナク
    レーン。
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