JP2506585Y2 - 振れ止め装置シ―ブトロリ用レ―ル - Google Patents

振れ止め装置シ―ブトロリ用レ―ル

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JP2506585Y2
JP2506585Y2 JP1990003082U JP308290U JP2506585Y2 JP 2506585 Y2 JP2506585 Y2 JP 2506585Y2 JP 1990003082 U JP1990003082 U JP 1990003082U JP 308290 U JP308290 U JP 308290U JP 2506585 Y2 JP2506585 Y2 JP 2506585Y2
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trolley
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spreader
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JP1990003082U
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JPH0395377U (ja
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俊和 志村
弘雄 近藤
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、振れ止め装置シーブトロリ用レールに関す
るもので、詳しくは、コンテナクレーン用トロリに敷設
されたシーブトロリ用レール上を横行して互いに中央に
接近と中央から離間とをするように設けられた対をなし
ているシーブトロリを有するコンテナ振れ止め装置にお
けるシーブトロリ用レールに関するものである。
〔従来の技術〕
従来のコンテナクレーンにおけるコンテナ振れ止め装
置は、たとえば、第2図に示すような構成からなってい
る。
第2図において、1はコンテナクレーン用トロリ、3
はスプレッダ、4はコンテナ、9は一方のシーブトロ
リ、10は他方のシーブトロリ、11は一方の巻上ロープ、
12は他方の巻上ロープ、13は該コンテナクレーン用トロ
リ1に水平に敷設されたシーブトロリ用レールである。
すなわち、コンテナクレーン用トロリ1における振れ
止め装置の巻上ロープ11,12は、図示されていないブー
ム先端側の巻上ロープ固定点Xから出発し、一方の巻上
ロープ11は、A,B,C,Dを、他方の巻上ロープ12は、P,Q,
R,Sを経て、図示されていない巻上ウインチドラムに至
る。スプレッダ3とコンテナ4は、シーブトロリ9,10と
スプレッダ3のそれぞれのシーブに懸けられた巻上ロー
プ11,12のB,CおよびQ,Rにより支持される。シーブトロ
リ9,10は、コンテナクレーン用トロリ1に水平に敷設さ
れたシーブトロリ用レール13上に設置され、図示されて
いない振れ止め用シーブトロリ移動装置により、振れ止
めをする際には、一方のシーブトロリ9は右方に移動、
他方のシーブトロリ10は左方に移動、つまり、中央から
互いに離間するように移動させられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、コンテナ4の揺れ防止のため、一方の
シーブトロリ9がKの位置からLの位置に、他方のシー
ブトロリ10がMの位置からNの位置に移動すると巻上ロ
ープ11のB,C部分の長さの和は、点線で示す場合のB′,
C′部分の長さの和より少なく、同様に、巻上ロープ12
のQ,R部分の長さの和は、点線で示す場合のQ′,R′部
分の長さの和より少ないため、コンテナ4は巻上ウイン
チが停止しているにもかかわらず、その長さの少ない分
に相応して上昇するという問題点がある。
また巻上ロープ11のB,C部分の長さの和は巻上ロープ1
2のQ,R部分の長さの和と同じではなく、前者のほうが後
者のほうより大きいため、シーブトロリ9がKの位置か
らLの位置に、シーブトロリ10がMの位置からNの位置
に移動すると、両巻上ロープ11,12の前記長さの和の相
違量分だけ、コンテナ4が傾くという問題点がある。
これらの問題点は、コンテナ4を所定の位置に設置す
る場合、コンテナ4が動いたり、傾いたりした分、再度
修正の必要を生じて、作業能率に悪影響を与えている。
本考案は、上記のような問題点を解決しようとするも
のである。すなわち、本考案は、振れ止め作業時に、常
に、スプレッダとコンテナを、一定の高さ位置と水平と
を保つことができる振れ止め装置シーブトロリ用レール
を提供することを目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、コンテナクレ
ーン用トロリに敷設されたシーブトロリ用レール上を横
行して互いに中央に接近と中央から離間とをするように
設けられた対をなしているシーブトロリを有するコンテ
ナ振れ止め装置において、前記シーブトロリ用レールの
レール面が、中央から両端にいくにつれて、それぞれ低
くなって上方に凸の円弧状になって、しかも、前記中央
から一端にいくにつれて低くなっている一方の円弧はス
プレッダの一方のシーブの中心軸を中心とする円弧であ
り、かつ、前記中央から他端にいくにつれて低くなって
いる他方の円弧は該スプレッダの他方のシーブの中心軸
を中心とする円弧であるようにした。
〔作用〕
本考案によれば、シーブトロリ用レールのレール面
が、両端にいくにつれてそれぞれの当該端部側のシーブ
の中心軸を中心とする円弧状に低くなっているので、振
れ止め操業時に、両シーブトロリが離間した状態では、
シーブトロリ用レールのレール面の低くなっている分だ
け高さ位置が低くなり、またシーブトロリとスプレッダ
の間の巻上ロープの長さは一定であるため、常に、スプ
レッダとコンテナの高さ位置の上昇を防止して一定に保
つことが可能であるとともに、スプレッダとコンテナを
ほぼ水平に保つことができる。また両シーブトロリがス
プレッダやコンテナを吊り下げている場合は、常に接近
しようとする力が働くので、両シーブトロリを離間させ
るためには、比較的大きな動力を必要とするが、離間す
る際は、ちょうど、傾斜面を下降するのと同じ作用であ
るため、シーブトロリ移動装置の前記離間させるための
必要動力を減少させることになる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示している。
第1図において、1はコンテナクレーン用トロリ、2
はレール面が中央から両端にいくにつれてそれぞれ低く
なって上方に凸の円弧になっているシーブトロリ用レー
ル、3はスプレッダ、4はコンテナ、5は一方のシーブ
トロリ、6は他方のシーブトロリ、7は一方の巻上ロー
プ、8は他方の巻上ロープである。
そして、スプレッダ3を所定の位置まで下げたとき
に、シーブトロリ用レール2の中央から右方のレール面
は、スプレッダ3の右方のシーブの中心軸3aを中心とす
る円弧になっており、同様にシーブトロリ用レール2の
中央から左方のレール面は、スプレッダ3の左方のシー
ブの中心軸3bを中心とする円弧になっている。
すなわち、コンテナクレーン用トロリ1に敷設された
シーブトロリ用レール2上を横行移動するシーブトロリ
5,6の巻上シーブの配置を、シーブ側面から見たとき
は、両シーブのロープ中心線が接し、シーブトロリ5,6
の平面上の巻上シーブの配置は直列または並列に設置す
るものとする。
そして、巻上ロープ7,8は図示されていないブーム先
端側の巻上ロープ固定点Xから出発し、巻上ロープ7は
A,B,C,Dを、巻上ロープ8はP,Q,R,Sを経て図示されてい
ない巻上ウインチドラムに至る。
またスプレッダ3とコンテナ4は、シーブトロリ5,6
とスプレッダ3のそれぞれの巻上シーブに懸けられた巻
上ロープ7,8のB,CおよびQ,Rにより支持される。
前記シーブトロリ5,6は、スプレッダ3が上方にある
ときは、互いに中央に接近(寄り合う)して、つまり、
一方のシーブトロリ5はKの位置に、他方のシーブトロ
リ6はMの位置になるようにし、スプレッダ3が下方に
あるときは、互いに中央から離間(開く)して、つま
り、一方のシブトロリ5はLの位置に、他方のシーブト
ロリ6はNの位置になるようにして、スプレッダ3など
の揺れを少なくするための、図示されていない振れ止め
用シーブトロリ移動装置を設けている。
第1図に示すように構成されたコンテナクレーンにお
けるコンテナ振れ止め装置においては、ブーム先端側の
巻上ロープ固定点Xで固定された巻上ロープ7,8は、巻
上ウインチにより、巻取りまたは巻戻しされ、シーブト
ロリ5,6とスプレッダ3の間に懸けられた巻上ロープ7,8
のB,CとR,Qを巻取ることによってスプレッダ3およびコ
ンテナ4を上昇させ、巻戻しすることによってそれらを
下降させる。コンテナクレーン用トロリ1が横行する
際、スプレッダ3とコンテナ4が下降するに従い、シー
ブトロリ5,6とスプレッダ3の間隔は次第に大きくな
り、スプレッダ3とコンテナ4は揺れ易くなるため、振
れ止め用シーブトロリ移動装置を駆動して、シーブトロ
リ5,6をK,Mの位置からL,Nの位置に移動してコンテナ4
などの振れが少なくなるように操作する。
ここで、コンテナ4などの揺れ防止のため、シーブト
ロリ5,6がK,Mの位置からL,Nの位置に移動した場合、巻
上ロープ7のB,C部分の長さの和を点線のB′,C′部分
の長さの和と比較すると、また巻上ロープ8のQ,R部分
の長さの和を点線のQ′,R′部分の長さの和と比較する
と、シーブトロリ用レール2のレール面が上方に凸の円
弧になっているため、ほぼ同一となり、したがって、コ
ンテナ4はほとんど上昇せずに水平を保っているので、
作業能率の向上に役立つとともに安定した操業が得られ
る。また巻上ロープ7,8のB,C部分の長さの和はQ,R部分
の長さの和と同一のため、シーブトロリ5,6がK,Mの位置
からL,Nの位置に移動しても、両ロープ7,8の長さの和は
不変のため、コンテナ4が傾くことがなく、したがっ
て、コンテナ荷役時のコンテナ傾きの修正を不要にし、
作業能率の向上に役立つ。
つぎに、第3図は第1図の上方に凸の円弧になってい
るレール面を有するシーブトロリ用レール2を備えたコ
ンテナ振れ止め装置の作用の説明図であり、第4図は第
2図の水平面を有するシーブトロリ用レール13を備えた
コンテナ振れ止め装置の作用の説明図である。
第3図および第4図において、F1は前記ロープB,C部
分の合力、F2は前記ロープQ,R部分の合力を示し、また
第3図のaはシーブトロリ5,6を離間させるために要す
る移動力、第4図のbはシーブトロリ9,10を離間させる
ために要する移動力を示している。
第3図と第4図から、前記移動力aは前記移動力bよ
りも、常に小さくてすむので、第3図の場合の、つま
り、第1図の場合の振れ止め用シーブトロリ移動装置の
動力を減少させることができて、製品の小型化ならびに
コストダウンに役立つ。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、シーブトロリ
用レールのレール面が、両端にいくにつれて円弧状に低
くなっていて、しかも、前記中央から一端にいくにつれ
て低くなつている一方の円弧はスプレッダの一方のシー
ブの中心軸を中心とする円弧であり、かつ、前記中央か
ら他端にいくにつれて低くなつている他方の円弧は該ス
プレッダの他方のシーブの中心軸を中心とする円弧であ
るので、振れ止め操業時に、対をなしているシーブトロ
リが離間した状態では、シーブトロリ用レールのレール
面が低くなっている分だけ高さ位置が低くなり、またシ
ーブトロリとスプレッダの間の巻上ロープ長さは一定で
あるため、常に、スプレッダとコンテナの高さ位置の上
昇を防止して一定に保つことが可能であるとともに、ス
プレッダとコンテナをほぼ水平に保つことができる。し
たがって、コンテナ荷役時のコンテナの高さ位置の修正
およびコンテナの傾きの修正を不要にして、作業能率の
向上を図ることができる。また両シーブトロリを離間さ
せる際は、傾斜面を下降させるのと同じ作用であるた
め、シーブトロリ移動装置の必要動力を減少させること
ができて、装置の小型化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示した側面図、第2図は
従来の技術の一例を示した側面図、第3図は第1図のコ
ンテナ振れ止め装置の作用の説明図、第4図は第2図の
コンテナ振れ止め装置の作用の説明図である。 1……コンテナクレーン用トロリ、2……シーブトロリ
用レール、2a……短尺直線レール、3……スプレッダ、
3a,3b……シーブの中心軸、4……コンテナ、5,6……シ
ーブトロリ、7,8……巻上ロープ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテナクレーン用トロリに敷設されたシ
    ーブトロリ用レール上を横行して互いに中央に接近と中
    央から離間とをするように設けられた対をなしているシ
    ーブトロリを有するコンテナ振れ止め装置において、前
    記シーブトロリ用レールのレール面が、中央から両端に
    いくにつれて、それぞれ低くなって上方に凸の円弧状に
    なって、しかも、前記中央から一端にいくにつれて低く
    なっている一方の円弧はスプレッダの一方のシーブの中
    心軸を中心とする円弧であり、かつ、前記中央から他端
    にいくにつれて低くなっている他方の円弧は該スプレッ
    ダの他方のシーブの中心軸を中心とする円弧であること
    を特徴とする、振れ止め装置シーブトロリ用レール。
JP1990003082U 1990-01-19 1990-01-19 振れ止め装置シ―ブトロリ用レ―ル Expired - Lifetime JP2506585Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012084576A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Kyodo:Kk プローブカード移載装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55545Y2 (ja) * 1976-01-07 1980-01-09

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JP2012084576A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Kyodo:Kk プローブカード移載装置

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