JP6951950B2 - 杭の撤去方法 - Google Patents

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Description

本発明は、杭の撤去方法に関する。
既存建物の地下部分の解体工事を行った後に同じ敷地に新設建物を建設する場合、既存建物の杭に関しては、新設する杭に干渉する部分についてのみ解体、撤去し、干渉しない部分は地中に残置するという方法がある。
その際、地下部分の解体が完了すると、工事用の機械が敷地内を走行できるように一度地下部分の埋戻しを行い、その後、撤去する杭について引抜きを行う。
通常、杭の撤去工事では、バックホウなどにより杭頭出しを行い、ケーシングを建て込んで杭の周囲を掘削(フリクションカット)した後ケーシングを引き上げ、杭にワイヤーをかけて杭を引抜く(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-166160号公報
しかしながら、前記の例では一度地下部分の埋戻しを行った後既存の杭を撤去するので、杭頭が地中深くにありバックホウによる杭頭出しが出来ない場合がある。この場合、撤去する杭にケーシングを合わせることが困難であり、杭の引抜きに時間を要していた。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、杭の引抜作業を容易に行うことのできる杭の撤去方法を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための本発明は、地下部分から下方に、地盤中を延びる杭の杭頭に案内材を継ぎ足す工程と、前記地下部分を埋戻土で埋戻す工程と、前記案内材と前記杭の周囲にケーシングを回転させながら挿入する工程と、前記ケーシングが回転するときに、一体となった前記案内材および前記杭がともに回転することで、前記案内材および前記杭と、前記埋戻土および前記地盤との間の縁が切れていることを地表から目視で確認した後、前記案内材および前記杭を撤去する工程と、を有し、前記杭はH形鋼であり、前記案内材はH形鋼であることを特徴とする杭の撤去方法である。
本発明では、埋戻しを行う前に既存の杭の杭頭に案内材を継ぎ足しておくことで、杭頭の位置が地中深くにある場合でも、案内材からケーシングを挿入することで杭にケーシングを合せることが容易になり、杭の引抜作業を容易に行うことができる。
前記案内材の頂部は前記埋戻土の上端より若干低い位置にあり、前記ケーシングを挿入する前に、前記案内材の頂部を掘り出して露出させることが望ましい。
このように、本発明ではバックホウ等で案内材の頂部を掘り出して露出させた後、これを目印としてケーシングを挿入することができる。案内材は、頂部を掘り出して容易に露出できるよう、その頂部を埋戻土の上端より若干低い位置にしておく。
複数の杭の杭頭に、前記複数の杭の平面位置に合わせて予め一体化した複数の前記案内材を継ぎ足すことも望ましい。
これにより案内材の継ぎ足しにかかる時間を短縮することが可能である。
本発明のように、杭が構台杭等のH形鋼によるものの場合には案内材としてH形鋼を用い、これを容易に杭に継ぎ足すことができる。
本発明により、杭の引抜作業を容易に行うことのできる杭の撤去方法を提供することができる。
杭の撤去方法を示す図。 杭の撤去方法を示す図。 杭の撤去方法を示す図。 杭の撤去方法を示す図。 杭の撤去方法を示す図。 鋼管20の継ぎ足しについて説明する図。 鋼管ユニット2を示す図。 H形鋼20aの継ぎ足しについて説明する図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1〜図5は本発明の実施形態に係る杭の撤去方法を示す図である。ここでは、図1(a)に示す既存建物の地下部分1を解体し、その後、既存建物の杭11を撤去するものとする。杭11は例えばPC(プレキャストコンクリート)杭や場所打ちコンクリート杭などのコンクリート製の杭であり、地下部分1から下方に延びるように設けられる。
本実施形態では、まず図1(b)に示すように、既存建物の地下部分1の解体を行った後、底版10をはつって杭11の杭頭を露出させる。
次に、図2(a)に示すように杭11の杭頭に鋼管20(管体)を継ぎ足し、図2(b)に示すように地下部分1を埋戻土30で埋め戻して工事用の機械がその上を走行できるようにする。鋼管20は杭11の引抜時に用いる案内材である。
図6は鋼管20の継ぎ足しについて説明する図である。本実施形態では図6(a)に示すように所定長さの鋼管20をクレーン等(不図示)で吊り降ろし、図6(b)に示すように鋼管20の下端部を杭11の杭頭に被せるようにして取付ける。
杭の引抜時には、図3(a)に示すようにバックホウ(不図示)で埋戻土30を掘削し、鋼管20の頂部を掘り出して掘削部41に露出させる(頭出し)。鋼管20の頂部の高さは埋戻土30の上端より若干低い位置とし、鋼管20の頂部を掘り出して容易に露出できるレベルとしておく。
そして、図3(b)に示すようにクレーン等(不図示)から吊り下げたケーシング42を鋼管20と杭11の周囲に挿入し、ケーシング42を回転させながら埋戻土30や底版10下の地盤を掘削して杭11や鋼管20の周囲の縁を切る(フリクションカット)。
ケーシング42は複数のケーシング部材42aを上下に継ぎ足しながら挿入され、ケーシング42が回転するときに、一体となった杭11および鋼管20がともに回転することで、杭11や鋼管20と地盤や埋戻土30との間の縁が切れていることが地表から目視で確認できる。
その後、ケーシング42を引抜いて撤去するとともに、杭11の杭頭にワイヤーを取付ける。ケーシング42の最下部のケーシング部材42aには図4(a)に示すようにワイヤー50を巻き回し、当該ケーシング部材42aを下降させ図4(b)に示すようにワイヤー50を杭11の杭頭に移し替えた後撤去する。
その後、図5に示すようにクレーン等からワイヤー50で杭11と鋼管20を吊り上げて引抜き、撤去する。前記のように鋼管20等が回転することで杭11や鋼管20の周囲の縁が切れていることがわかるので、引抜時に過度な引抜力をかけるのを防ぐことができる。
以上の工程により杭11の撤去が行われる。なお、杭11の引抜き時に生じる孔12は、流動化処理土や埋戻土30などの埋戻材(不図示)で埋戻される。
以上説明したように、本実施形態では、埋戻しを行う前に既存の杭11の杭頭に鋼管20を継ぎ足しておくことで、杭頭の位置が地中深くにある場合でも、鋼管20からケーシング42を挿入することで、杭11にケーシング42を合せることが容易になり、杭11の引抜作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態ではバックホウ等で鋼管20の頂部を掘り出して露出させた後、これを目印としてケーシング42を挿入することができる。鋼管20は、頂部を掘り出して容易に露出できるよう、その頂部を埋戻土30の上端より若干低い位置にしておく。
また、本実施形態のように杭11がPC杭等のコンクリート製の杭の場合には、鋼管20等の管体を案内材として好適に用いることができる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば杭11が複数ある場合には、これらの杭11に一括して鋼管20の継ぎ足しを行うため、図7に示すように複数の鋼管20を杭11の平面位置に合わせて予め一体化した鋼管ユニット2を用いてもよい。これらの鋼管20は接続材21によって一体化され、接続材21は鋼管20を各杭11に継ぎ足した後に埋戻しながら取り外す。これにより鋼管20の継ぎ足しにかかる時間の短縮が可能である。
また、杭は既存建物の構築時に底版10下の地盤に残置された構台杭や棚杭であってもよい。構台杭や棚杭にはH形鋼等の鋼材が使用されるので、この場合は案内材として鋼材を継ぎ足せばよい。
これを示すのが図8であり、構台杭または棚杭としてH形鋼11aが用いられる場合に案内材をH形鋼20aとし、図8(a)に示すようにH形鋼20aの下端部に取付板22を設けておく。そして、図8(b)に示すように取付板22とH形鋼11aの頂部をハイテンションボルト等で連結することで、H形鋼20aを容易にH形鋼11aに継ぎ足すことができる。この際、H形鋼11aの頂部にはボルトを通すための孔を空け、また必要に応じて頂部を切断し頂部が水平となるようにしておく。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:地下部分
2:鋼管ユニット
10:底版
11:杭
12:孔
20:鋼管
11a、20a:H形鋼
21:接続材
22:取付板
30:埋戻土
41:掘削部
42:ケーシング
42a:ケーシング部材
50:ワイヤー

Claims (3)

  1. 地下部分から下方に、地盤中を延びる杭の杭頭に案内材を継ぎ足す工程と、
    前記地下部分を埋戻土で埋戻す工程と、
    前記案内材と前記杭の周囲にケーシングを回転させながら挿入する工程と、
    前記ケーシングが回転するときに、一体となった前記案内材および前記杭がともに回転することで、前記案内材および前記杭と、前記埋戻土および前記地盤との間の縁が切れていることを地表から目視で確認した後、前記案内材および前記杭を撤去する工程と、
    を有し、
    前記杭はH形鋼であり、前記案内材はH形鋼であることを特徴とする杭の撤去方法。
  2. 前記案内材の頂部は前記埋戻土の上端より若干低い位置にあり、
    前記ケーシングを挿入する前に、前記案内材の頂部を掘り出して露出させることを特徴とする請求項1記載の杭の撤去方法。
  3. 複数の杭の杭頭に、前記複数の杭の平面位置に合わせて予め一体化した複数の前記案内材を継ぎ足すことを特徴とする請求項1または請求項2記載の杭の撤去方法。
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