JP5632981B1 - 地中に埋設された埋設杭の引抜き方法、及びこれに用いる削孔ケーシング構造 - Google Patents
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Abstract
Description
削孔ケーシングの先端部の円周内面に沿って、リング状のワイヤを配置し、
前記リング状のワイヤの一端側を前記削孔ケーシングの先端縁部に掛かり留めし、
前記リング状のワイヤの他端側を引き上げ可能にし、
前記削孔ケーシングを、埋設杭を囲うように地中に下ろし、且つ前記削孔ケーシングの先端部を埋設杭の底部より深く位置づけ、
次いで、前記リング状のワイヤの他端側を前記削孔ケーシングとともに引き上げ、
前記削孔ケーシングの先端縁部の掛かり留めは、前記リング状のワイヤが、前記ワイヤの他端側を引き上げられるときに、前記埋設杭の底部を抱える離間した略平行とする幅を有する、ことを特徴とする。
削孔ケーシングの先端部の円周内面に沿って、リング状のワイヤを配置し、
前記リング状のワイヤの一端側を前記削孔ケーシングの先端縁部に掛かり留めし、
前記リング状のワイヤの他端側を引き上げ可能にし、
前記削孔ケーシングを、埋設杭を囲うように地中に下ろし、且つ前記削孔ケーシングの先端部を埋設杭の底部より深く位置づけ、
次いで、前記リング状のワイヤの他端側を前記削孔ケーシングとともに引き上げ、
前記リング状のワイヤは、一組の互いに交叉するワイヤであって、前記リング状のワイヤの他端側を前記削孔ケーシングとともに引き上げる際に、前記一組の互いに交叉するワイヤで格子状に前記埋設杭を抱える、ことを特徴とする。
地中に埋設された埋設杭の引抜きに使用する削孔ケーシング構造であって、
先端円周部に、外側にワイヤが経由される所定幅を有して形成された縁部と、
前記縁部と対応して、前記先端円周部に有する一対のワイヤ通し溝と、
前記先端円周部の内側に沿ってワイヤを掛かり留める引掛かり部を有し、
地中に埋設された埋設杭の引き上げ時に、
削孔ケーシングの前記引掛かり部に前記ワイヤが留められた状態で、前記地中に埋設された埋設杭を囲うように位置づけられ、前記削孔ケーシングが引き上げられる際に、前記ワイヤが前記引掛かり部から外れ、前記所定幅を有して形成された縁部と、前記一対のワイヤ通し溝により、所定間隔を有して、前記ワイヤが前記埋設杭の底面を抱える様に位置づけられる、ことを特徴とする。
地中に埋設された埋設杭の引抜きに使用する削孔ケーシング構造であって、
先端円周部に、それぞれ外側にワイヤが経由される所定幅を有して形成された一対の縁部と、
前記先端円周部に有する一対のワイヤ通し溝と、
前記先端円周部の内側に沿ってワイヤを掛かり留める引掛かり部を有し、
地中に埋設された埋設杭の引き上げ時に、
削孔ケーシングの前記引掛かり部に前記一組のワイヤが留められた状態で、前記地中に埋設された埋設杭を囲うように位置づけられ、前記削孔ケーシングが引き上げられる際に、前記ワイヤが前記引掛かり部から外れ、前記所定幅を有して形成された一対の縁部のそれぞれと、前記一対のワイヤ通し溝により、格子状に前記ワイヤが前記埋設杭の底面を抱える様に位置づけられる、ことを特徴とする。
前記ワイヤは、二本で構成され、それぞれ一端が前記削孔ケーシングに留められ、前記一対の縁部の一方を経由して、前記一対のワイヤ通し溝の一方から引き出されている、
ことを特徴とする削孔ケーシング。
前記ワイヤは、前記一対の縁部と、前記一対の縁部の間の前記削孔ケーシングの外側を経由して、前記一対のワイヤ通し溝から両端が引き出されていることを特徴とする。
41 埋設杭
2,41a 取り残された埋設杭の先端部
6 ワイヤ
7 ダイヤピット
Claims (7)
- 地中に埋設された埋設杭の引抜き方法であって、
削孔ケーシングの先端部の円周内面に沿って、リング状のワイヤを配置し、
前記リング状のワイヤの一端側を前記削孔ケーシングの先端縁部に掛かり留めし、
前記リング状のワイヤの他端側を引き上げ可能にし、
前記削孔ケーシングを、埋設杭を囲うように地中に下ろし、且つ前記削孔ケーシングの先端部を埋設杭の底部より深く位置づけ、
次いで、前記リング状のワイヤの他端側を前記削孔ケーシングとともに引き上げ、
前記削孔ケーシングの先端縁部の掛かり留めは、前記リング状のワイヤが、前記ワイヤの他端側を引き上げられるときに、前記埋設杭の底部を抱える離間した略平行とする幅を有する、
ことを特徴とする地中に埋設された埋設杭の引抜き方法。 - 地中に埋設された埋設杭の引抜き方法であって、
削孔ケーシングの先端部の円周内面に沿って、リング状のワイヤを配置し、
前記リング状のワイヤの一端側を前記削孔ケーシングの先端縁部に掛かり留めし、
前記リング状のワイヤの他端側を引き上げ可能にし、
前記削孔ケーシングを、埋設杭を囲うように地中に下ろし、且つ前記削孔ケーシングの先端部を埋設杭の底部より深く位置づけ、
次いで、前記リング状のワイヤの他端側を前記削孔ケーシングとともに引き上げ、
前記リング状のワイヤは、一組の互いに交叉するワイヤであって、前記リング状のワイヤの他端側を前記削孔ケーシングとともに引き上げる際に、前記一組の互いに交叉するワイヤで格子状に前記埋設杭を抱える、
ことを特徴とする地中に埋設された埋設杭の引抜き方法。 - 請求項1又は2において、
前記リング状のワイヤは、前記削孔ケーシングの先端部の円周内面に沿って釘状の引掛かり部材により、配置される、
ことを特徴とする地中に埋設された埋設杭の引抜き方法。 - 地中に埋設された埋設杭の引抜きに使用する削孔ケーシング構造であって、
先端円周部に、外側にワイヤが経由される所定幅を有して形成された縁部と、
前記縁部と対応して、前記先端円周部に有する一対のワイヤ通し溝と、
前記先端円周部の内側に沿ってワイヤを掛かり留める引掛かり部を有し、
地中に埋設された埋設杭の引き上げ時に、
削孔ケーシングの前記引掛かり部に前記ワイヤが留められた状態で、前記地中に埋設された埋設杭を囲うように位置づけられ、前記削孔ケーシングが引き上げられる際に、前記ワイヤが前記引掛かり部から外れ、前記所定幅を有して形成された縁部と、前記一対のワイヤ通し溝により、所定間隔を有して、前記ワイヤが前記埋設杭の底面を抱える様に位置づけられる、
ことを特徴とする削孔ケーシング。 - 地中に埋設された埋設杭の引抜きに使用する削孔ケーシング構造であって、
先端円周部に、それぞれ外側にワイヤが経由される所定幅を有して形成された一対の縁部と、
前記先端円周部に有する一対のワイヤ通し溝と、
前記先端円周部の内側に沿ってワイヤを掛かり留める引掛かり部を有し、
地中に埋設された埋設杭の引き上げ時に、
削孔ケーシングの前記引掛かり部に前記一組のワイヤが留められた状態で、前記地中に埋設された埋設杭を囲うように位置づけられ、前記削孔ケーシングが引き上げられる際に、前記ワイヤが前記引掛かり部から外れ、前記所定幅を有して形成された一対の縁部のそれぞれと、前記一対のワイヤ通し溝により、格子状に前記ワイヤが前記埋設杭の底面を抱える様に位置づけられる、
ことを特徴とする削孔ケーシング。 - 請求項5において、
前記ワイヤは、二本で構成され、それぞれ一端が前記削孔ケーシングに留められ、前記一対の縁部の一方を経由して、前記一対のワイヤ通し溝の一方から引き出されている、
ことを特徴とする削孔ケーシング。 - 請求項5において、
前記ワイヤは、前記一対の縁部と、前記一対の縁部の間の前記削孔ケーシングの外側を経由して、前記一対のワイヤ通し溝から両端が引き出されている、
ことを特徴とする削孔ケーシング。
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JP2014096520A JP5632981B1 (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | 地中に埋設された埋設杭の引抜き方法、及びこれに用いる削孔ケーシング構造 |
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JP2014096520A JP5632981B1 (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | 地中に埋設された埋設杭の引抜き方法、及びこれに用いる削孔ケーシング構造 |
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JP2015214795A JP2015214795A (ja) | 2015-12-03 |
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JP2014096520A Active JP5632981B1 (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | 地中に埋設された埋設杭の引抜き方法、及びこれに用いる削孔ケーシング構造 |
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JP6320606B1 (ja) * | 2017-07-03 | 2018-05-09 | 藤井 健之 | 杭抜き装置および杭抜き方法 |
JP6951950B2 (ja) * | 2017-11-28 | 2021-10-20 | 鹿島建設株式会社 | 杭の撤去方法 |
JP6942911B2 (ja) * | 2019-06-07 | 2021-09-29 | 有限会社三友機工 | 地中杭引き抜き用杭保持体および該保持体を用いた地中杭引き抜き工法 |
JP6808084B1 (ja) * | 2020-06-01 | 2021-01-06 | 藤井 健之 | 杭抜き方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6019827A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-02-01 | Toda Constr Co Ltd | つぎ杭の引抜き工法 |
JPS639340U (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-21 | ||
JP3159275U (ja) * | 2010-02-24 | 2010-05-13 | 博 小野寺 | 杭の引抜き治具 |
JP2010255300A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Toshihiko Fujii | 地中残存杭の引抜き工法及び同工法に使用する治具 |
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2014
- 2014-05-08 JP JP2014096520A patent/JP5632981B1/ja active Active
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