JPH07138946A - 場所打ち杭の杭頭鉄筋養生方法及びその処理方法 - Google Patents

場所打ち杭の杭頭鉄筋養生方法及びその処理方法

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JPH07138946A
JPH07138946A JP28331193A JP28331193A JPH07138946A JP H07138946 A JPH07138946 A JP H07138946A JP 28331193 A JP28331193 A JP 28331193A JP 28331193 A JP28331193 A JP 28331193A JP H07138946 A JPH07138946 A JP H07138946A
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JP
Japan
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pile
pile head
concrete
cast
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP28331193A
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English (en)
Inventor
Shuntaro Kimura
俊太郎 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性が向上され、杭頭処理の省力化が図ら
れ、工費が低減される場所打ち杭の杭頭鉄筋養生方法及
びその処理方法を提供する。 【構成】 シート状片1に所定間隔毎に杭頭鉄筋嵌合用
袋状部2が設けられた杭頭鉄筋養生材Aの同各袋状部2
を場所打ちコンクリート杭の余盛コンクリート杭頭部6
の杭頭鉄筋3に嵌合し、しかるのち杭頭部における杭頭
鉄筋外側のコンクリートかぶり部7を斫り取り、次いで
前記余盛コンクリート杭頭部における杭頭鉄筋内側のコ
ンクリートに矢8を打ち込み、同コンクリートを縁切り
して矢8を介して吊り上げ撤去したのち、杭天端にブレ
ーカー9で仕上げ処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は場所打ち杭の杭頭鉄筋養
生方法及びその処理方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、場所打ち杭における杭頭処理にお
いては、一般的には鉄筋を養生せずに杭の鉄筋篭を所定
位置にセットしたのち、杭コンクリートを打設し、同打
設コンクリートが硬化したのち、余盛部分のコンクリー
トを斫り、鉄筋に付着したコンクリート及びスライムの
除去をしていたが、杭数、及び鉄筋の本数が多く、斫り
手間が多くかかり、従って清掃、斫り屑搬出の手間が多
くかかるという問題点があった。
【0003】このため、余盛コンクリート杭頭部の杭鉄
筋に設備配管の保温材を嵌装したり、ビニール製チュー
ブカバーを嵌装し、両端及び中央部に熱湯をかけて鉄筋
に収縮固定せしめ、鉄筋外側に土止め用ブリキを巻装す
る方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法によれば、杭鉄筋の本数が多く、各杭鉄筋に対
する前記保温材、ビニール製チューブカバーの取付及び
固定手間が容易でなく、場合によっては鉄筋から外れる
ことがある。本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は、作業性が
向上され、杭頭処理の省力化が図られ、工費が低減され
る場所打ち杭の杭頭鉄筋養生方法及びその処理方法を提
供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明に係る場所打ち杭の杭頭鉄筋養生方法によれ
ば、杭頭鉄筋嵌合用袋状部が所定間隔毎に設けられたシ
ート状片より構成された杭頭鉄筋養生材における前記各
袋状部を、場所打ちコンクリート杭の余盛コンクリート
杭頭部の杭頭鉄筋に嵌着するものである。
【0006】また本発明に係る杭頭鉄筋の処理方法によ
れば、前記余盛コンクリート杭頭部の杭頭鉄筋に、前記
杭頭鉄筋養生材における袋状部を嵌着したのち、前記杭
頭部における杭頭鉄筋外側のコンクリートかぶり部を斫
り取り、次いで前記余盛コンクリート杭頭部における杭
頭鉄筋内側のコンクリートに矢を打ち込み、同内側のコ
ンクリートを縁切りして吊り上げ撤去したのち、杭天端
を仕上げるものである。
【0007】
【作用】本発明に係る場所打ち杭の杭頭鉄筋養生方法に
よれば、シート状片に所定間隔毎に杭鉄筋嵌合用袋状部
が所定間隔毎に設けられた杭頭鉄筋養生材を製作し、場
所打ち杭の鉄筋篭の地組み時に前記杭頭鉄筋養生材の各
袋状部を場所打ち杭における杭頭鉄筋に嵌合することに
よって、杭頭部の杭鉄筋の斫り手間が省略され、同杭鉄
筋の養生が簡素化、省力化され、杭径、鉄筋ピッチに自
由に対応して杭頭余盛部の杭頭鉄筋の養生が効果的に行
なわれる。
【0008】また本発明に係る場所打ち杭の杭頭鉄筋の
処理方法によれば、前記したように余盛コンクリート杭
頭部の杭鉄筋に前記シート状の杭頭鉄筋養生材における
袋状部を場所打ちコンクリート杭の余盛コンクリート杭
頭鉄筋に嵌着して、同杭鉄筋と外側かぶりコンクリート
部を前記シート状の鉄筋養生材で縁切りすることによっ
て、カッター等によって前記外側かぶりコンクリート部
分を簡単に斫り取ることができる。更に前記余盛コンク
リートにおける杭頭鉄筋内部コンクリートに矢を打ち込
んで縁切りすることによって、重機で簡単に吊上げ撤去
することができる。
【0009】しかるのち杭天端をブレーカ等によって仕
上げを施すものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。Aは塩化ビニールシート等より構成されたシート状
の杭頭鉄筋養生材で、シート状片1の長手方向に亘り、
杭頭鉄筋のピッチに対応して所定間隔毎に杭頭鉄筋嵌合
用袋状部2が設けられている。(図4参照)前記杭頭鉄
筋養生材Aはロール状に収納、運搬され、杭径に対応し
た長さに切断して使用される。(図5参照) なお相隣る前記袋状部2は糊付け、融着等によって区画
される。
【0011】而して杭鉄筋篭の地組時、前記杭頭鉄筋養
生材Aにおけるシート状片1を杭頭鉄筋3群に対応する
長さに切断し、同各杭頭鉄筋3に前記シート状片1に形
成された杭頭鉄筋嵌合用袋状部2を嵌合し、(図6参
照)前記各杭頭鉄筋3をフープ筋4に固定する。(図2
参照) なお前記杭頭鉄筋養生材Aは杭鉄筋篭の地組み以外、図
1に示す如く所定位置に施工された場所打ち杭Bの杭頭
鉄筋3に嵌装してもよい。図中5は捨コンクリートであ
る。
【0012】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、杭頭鉄筋3群に対する養生用のシート状片1
の取付作業が簡単で、杭径に関係なく使用できる。また
杭頭鉄筋養生材Aの製作が簡単で、コストダウンにな
る。次に前記杭頭鉄筋の処理方法について説明する。前
記したように杭頭鉄筋養生材Aに杭頭鉄筋3が養生され
た余盛コンクリート杭頭部6に矢印Xで示すようにカッ
ターを入れると、杭頭鉄筋3の外側のコンクリートかぶ
り部7が杭頭鉄筋養生材Aで縁切りされていることによ
って、矢印Yに示す如く簡単に斫られる。(図6参照) 次いで前記余盛コンクリート杭頭部6に矢8を打ち込
み、同杭頭部6を場所打ち杭Bの躯体より縁切りして、
重機(図示せず)によって吊り上げ、撤去する。(図7
参照) 最後にブレーカー9によって場所打ち杭Bの天端を仕上
げる。(図8参照)
【0013】
【発明の効果】本発明に係る場所打ち杭の杭頭鉄筋養生
方法によれば、シート状片に杭鉄筋のピッチに合わせて
所定間隔毎に袋状部を設けたシート状の杭頭鉄筋養生材
を作製し、同杭頭鉄筋養生材の前記各袋状部を場所打ち
コンクリート杭の余盛コンクリート杭頭部の杭鉄筋に嵌
着するようにしたので、杭頭鉄筋に1本宛設備配管の保
温材、塩化ビニールチューブを捲着する従来方法に比し
て、杭頭鉄筋養生の簡素化、省力化が図られる。また前
記シート状片及び袋状部は杭径、杭鉄筋ピッチに自由に
対応でき、前記杭頭鉄筋養生材は杭径に関係なく使用で
き、収納、運搬時にはロール状にされ、場所打ち杭の杭
頭鉄筋の養生に際しての作業性が向上される。また前記
杭頭鉄筋養生材の製作が簡単でコストダウンが図られ
る。
【0014】請求項2の本発明に係る杭頭鉄筋処理方法
によれば前記したように、余盛コンクリート杭頭部の杭
鉄筋に前記杭頭鉄筋養生材における各袋状部を嵌着し
て、杭頭鉄筋を養生するとともに、余盛コンクリート杭
頭部における杭頭鉄筋内外のコンクリートの縁を切り、
この状態で杭頭鉄筋外側のコンクリートかぶり部を容易
に斫り取ることができる。更に前記余盛コンクリート部
における杭頭鉄筋外側コンクリートと縁切りされた内側
のコンクリートに矢を打ち、同矢を介して重機等により
吊り上げて撤去したのち杭天端を仕上げるようにしたの
で、余盛コンクリート杭頭部の斫り手間の省力化が図ら
れ、杭頭処理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現場打ち杭の杭頭鉄筋部を示す斜視図である。
【図2】前記杭頭鉄筋に杭頭鉄筋養生材を装着した状態
を示す斜視図である。
【図3】図2の部分詳細拡大図である。
【図4】(イ)(ロ)は前記杭頭鉄筋養生材の部分正面
図、及び同養生材の下端縁を示す斜視図である。
【図5】前記杭頭鉄筋養生材の収納状態を示す斜視図で
ある。
【図6】(イ)は杭頭鉄筋部の平面図、(ロ)は同杭頭
鉄筋におけるかぶりコンクリートの斫り状況を示す縦断
面図である。
【図7】杭頭鉄筋の処理状況を示す縦断面図である。
【図8】杭天端仕上げ状況を示す縦断面図である。
【符号の説明】
A 杭頭鉄筋養生材 B 場所打ち杭 1 シート状片 2 杭頭鉄筋嵌合用袋状部 3 杭頭鉄筋 4 フープ筋 5 捨コンクリート 6 余盛コンクリート杭頭部 7 コンクリートかぶり部 8 矢 9 ブレーカー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭頭鉄筋嵌合用袋状部が所定間隔毎に設
    けられたシート状片より構成された杭頭鉄筋養生材にお
    ける前記各袋状部を、場所打ちコンクリート杭の余盛コ
    ンクリート杭頭部の杭頭鉄筋に嵌着することを特徴とす
    る場所打ち杭の杭頭鉄筋養生方法。
  2. 【請求項2】 前記余盛コンクリート杭頭部の杭頭鉄筋
    に、前記杭頭鉄筋養生材における袋状部を嵌着したの
    ち、前記杭頭部における杭頭鉄筋外側のコンクリートか
    ぶり部を斫り取り、次いで前記余盛コンクリート杭頭部
    における杭頭鉄筋内側のコンクリートに矢を打ち込み、
    同内側のコンクリートを縁切りして吊り上げ撤去したの
    ち、杭天端を仕上げることを特徴とする場所打ち杭の杭
    頭処理方法。
JP28331193A 1993-11-12 1993-11-12 場所打ち杭の杭頭鉄筋養生方法及びその処理方法 Pending JPH07138946A (ja)

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