JPH0612030Y2 - 埋立て処分地の被覆シート - Google Patents

埋立て処分地の被覆シート

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JPH0612030Y2
JPH0612030Y2 JP1988146734U JP14673488U JPH0612030Y2 JP H0612030 Y2 JPH0612030 Y2 JP H0612030Y2 JP 1988146734 U JP1988146734 U JP 1988146734U JP 14673488 U JP14673488 U JP 14673488U JP H0612030 Y2 JPH0612030 Y2 JP H0612030Y2
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JP
Japan
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sheet
covering sheet
landfill
cover sheet
covering
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JP1988146734U
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JPH0266825U (ja
Inventor
真人 押川
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山水産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は一般廃棄物や産業廃棄物を処分するため主とし
て内陸に設置される埋立て処分地の側面および底面に亘
って敷設される被覆シートに関するものである。
[従来の技術] 一般廃棄物や産業廃棄物を処分するため海面や内陸に埋
立て処分地を設置し、そこへ廃棄物を投入することが広
く行われている。これらの処分地においては、廃棄物中
の有害成分が浸出して周囲を汚染することがないよう底
面および側面をコンクリート、アスファルト、ゴムシー
ト、合成樹脂シートなどで被覆して遮水性を付与する必
要がある。
殊に内陸に設けられる埋立て処分地にあっては、有害成
分が浸出して土壌や地下水を汚染することのないように
側面および底面の全体を完全に被覆しなければならず。
施工性、経済性、耐不等沈下性などの点からゴムまたは
合成樹脂製の柔軟性ならびに遮水性を有する被覆シート
使用するのが普通である。
[考案が解決しようとする課題] ところが、一般に埋立て処分地は20〜50m程度の深
さを有しており、このような埋立て処分地に敷設された
被覆シートの側面を被覆する部分は、その自重ならびに
投入される廃棄物の重量により底面方向へと引張られ
る。一般に、被覆シート1aは第6図に示すようにその
上端縁2aを埋立て処分地3aの天端4aに沿って形成
した溝5aに装入し、地盤に打込んだ杭などの止め具6
aと溝5aに充填固化させたモルタル層またはコンクリ
ートブロックからなる重量物7aとによって埋立て処分
地3aに固定されている。
従って、被覆シート1aの自重ならびに投入した廃棄物
9aの重量が天端4aの固定端部8aに集中して作用す
ることとなり、その部分で被覆シート1aが破損、破断
しやすい。
そこで、例えば特公昭63−3093号公報に提示され
ているように防水シートを固定部材を介して法面に固定
する方法が知られている。
しかしながら、この公報に提示されている固定方法は、
補強シートの下端縁に、防水シートの上端部をその上端
縁が自由になるべく固着し、補強シートと一体化した防
水シートを法面に順次上下方向へ複数配設して、補強シ
ートをその上面に配設される固定部材を介して杭等によ
り固定するとともに、防水シートの自由端縁にその上方
に位置する防水シートの下端縁を固着するようにした、
という構成を有するものである。
従って、防水シートを分別しなければならず、敷設後に
おいて、強度的に問題があるとともに、製造、保管なら
びに敷設作業がきわめて煩雑になるという問題もある。
本考案は斯る実情に鑑みてなされたものであって、埋立
て処分地に敷設した際に自重ならびに投入した廃棄物の
重量によって破損、破断することのないばかりか、製造
などが容易で敷設作業も簡単な埋立て処分地の被覆シー
トを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、埋立て処分地の側面および底面に亘って敷設
される埋立て処分地の被覆シートにおいて、前記側面を
被覆する部分の裏面多数の帯状片からなる固定部材が上
下方向へ亘って適宜間隔で配設されている構成としたこ
とを以て前記課題を解決するため手段とした。
[作用] 埋立て処分地に敷設した被覆シートの側面を被覆する部
分に加わる自重ならびに投入される廃棄物の重量による
引張り荷重を、埋立て処分地の側面の裏側に固定された
上下方向へ亘って適宜間隔で配置されている多数の帯状
片からなる固定部材により分散支持し、天端の固定端部
に前記荷重が集中することを避け、被覆シートの破損、
破断を防止する。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すものであり、被覆シー
ト1は柔軟性ならびに遮水性を有し、適宜の厚さ、幅な
らびに長さを有する帯状の軟質ポリ塩化ビニルからな
り、埋立て処分地の側面を被覆する部分の裏側例えば被
覆シート1と同材質により形成された堅幅0.5〜1m
程度で被覆シート1の全横幅に亘る長さの帯状片からな
る多数枚の固定部材2が、それぞれの上端縁を溶着する
ことで上下方向へ亘って所定の間隔、例えば10m間隔
で配設されている。
このような構成を有する被覆シート1は、従来と同様に
多枚数を互いの側端縁を重ねて敷き並べ、その重ね部を
溶着により互いに接合することによって埋立て処分地の
全面に隙間なく敷設される。この際、第2図に示すよう
に、先ず、巻回された状態の被覆シート1を埋立て処分
地4の側面5に沿って底面6へ向かって転がした際に展
開するように天端7に固定する。次に、固定部材2の取
付部が露出するまで巻回物9を側面5に沿って底面6方
向へ転がし展開させ、露出しているそれぞれの固定部材
2の下端縁に沿って適宜の間隔で、例えば長さが50〜
60cm程度の止着杆8の多数本を側面5に向かって打
込むことによって側面5に固定する。そして、同様にし
て順次巻回物9を転がし展開して全ての固定部材2を側
面5に固定し、第3図に示すように被覆シート1を底面
6まで展開して側面5および底面6の全面に亘って敷き
並べ、隣り合う被覆シート1との重ね部を溶着して敷設
作業を終了する。
このようにして敷設された本実施例の被覆シート1は、
第4図に示すように側面5を被覆する部分に適宜の間隔
で設けられている固定部材2が底面または下方に位置す
るもう一つの固定部材(図示せず)との間の部分におけ
る自重ならびにこの間の部分に投入される廃棄物10の
重量による引張り荷重が加わったとき、第5図に示しよ
うに被覆シート1の伸びに従って固定部材2が上下方向
へ反転してこの固定部材2が被覆シート1を側面5に保
持するように働く。
このため、被覆シート1の自重ならびに投入した廃棄物
の重量による引張り荷重を天端の固定端部に集中させる
ことがなく、従って被覆シート1が破損、破断するのを
防止することができる。
殊に、本実施例では固定部材2を被覆シート1の裏面に
設け、その上端縁において被覆シート1に溶着するとと
もに下端縁に沿って止着杆8を打ち込む構成とした。
従って第5図に示すように被覆シート1の引張り荷重に
よる伸びにしたがって固定部材2が反転して被覆シート
1を支持する。
尚、前記実施例では固定部材2は被覆シート1の横幅の
全長に亘る長さとしたが、これよりも短いものを一つ或
いは複数個設けてもよく、被覆シート1の素材や厚さ、
埋立処分地4の廃棄物の種類などに応じて適宜選択す
る。大きさ、深さならびに側面の勾配および投棄する廃
棄物の種類などに応じて適宜選択する。
また、前記実施例では固定部材2は溶着によりきわめて
容易に被覆シート1に接着できること、同一の製造過程
によって製造可能で生産が容易で経済的であること、嵩
張らず保管、運搬ならびに施工しやすいことなどの理由
から、いずれも被覆シート1と同材質によりほぼ同一幅
を有する帯状片に形成された構成としたが、本考案の被
覆シートは埋立て処分地の側面を被覆する部分の裏面に
多数の帯状片からなる固定部材が上下方向へ亘って適宜
間隔で配設されている構成であればよく、他の材質なら
びに異なる幅を有する形態であってもよいことは勿論で
ある。
[考案の効果] 以上の構成を有する本考案は、埋立て処分地に敷設した
際に、被覆シートの側面を被覆する部分に加えられる被
覆シートの自重ならびに投入される廃棄物の重量による
引張り荷重が天端の固定部に集中して加わることがな
く、被覆シート1の裏面に上下方向に亘って適宜間隔で
配置された多数の帯状片からなる固定部材により分散し
て支持することとなり、損傷、破断する虞れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部を切截した斜視
図、第2図ならびに第3図は使用状態を示す説明図、第
4図ならびに第5図は使用状態を示す断面図、第6図は
従来例を示す説明図である。 1……被覆シート、2……固定部材、4……埋立て処分
地、5……側面、6……底面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋立て処分地(4)の側面および底面
    (6)に亘って敷設される埋立処分地の被覆シートにお
    いて、前記側面(5)を被覆する部分の裏面に多数の帯
    状片からなる固定部材(2)が上下方向へ亘って適宜間
    隔で配設されていることを特徴とする埋立て処分地の被
    覆シート。
JP1988146734U 1988-11-10 1988-11-10 埋立て処分地の被覆シート Expired - Lifetime JPH0612030Y2 (ja)

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JPH0266825U JPH0266825U (ja) 1990-05-21
JPH0612030Y2 true JPH0612030Y2 (ja) 1994-03-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4195140B2 (ja) * 1999-01-12 2008-12-10 タキロン株式会社 廃棄物処分場の遮水構造
JP5170700B2 (ja) * 2009-06-15 2013-03-27 太陽工業株式会社 廃棄物処分場の遮水構造、およびその組み立て方法

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