JP4195140B2 - 廃棄物処分場の遮水構造 - Google Patents

廃棄物処分場の遮水構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物から染み出る汚染水により周囲の環境が汚染されるのを防止するために廃棄物処分場に遮水シートを敷設するようにした廃棄物処分場の遮水構造に関し、特に、廃棄物処分場の遮水性能を確実に維持しながら、廃棄物から染み出る汚染水を速やかに排出することができるようにし、かつ、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物を好気状態に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを放出することができるようにした廃棄物処分場の遮水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、産業廃棄物や一般廃棄物を焼却した残滓、その他の廃棄物を埋め立てにより処分する廃棄物処分場では、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物から染み出る汚染水により周囲の環境が汚染されないように、廃棄物処分場に遮水工を施すようにしている。
この遮水工としては、施工性、経済性、確実性、安全性等の観点から、従来より、廃棄物処分場にポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等の合成樹脂製の遮水シート又はゴム製の遮水シートを敷設する方式の遮水構造が広く用いられている。
【0003】
ところで、廃棄物処分場に遮水シートを敷設する遮水構造の場合、埋め立てられた廃棄物自体の重量や埋め立てられた廃棄物に含まれる鋭利な物体等により遮水シートが損傷を受けることがある。
これを防止するため、従来の廃棄物処分場においては、例えば、図4に示すように、廃棄物処分場10に遮水シート11を敷設するのに先立ち、廃棄物処分場10の底部10a、法面部10b及び天端部10cに砂等の緩衝層2を形成した後、遮水シート11を敷設し、遮水シート11の上面に、砂等の緩衝層3及び通水性を有する砕石層4を形成するとともに、底部10aの適宜位置において遮水シート11を窪ませ、その上に形成した砕石層4中に表面に多数の透孔を有する耐圧構造の合成樹脂製排水管5を配設し、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物から染み出る汚染水を廃棄物処分場10の外に排出するように構成するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しなしながら、廃棄物処分場10内は、廃棄物を搬入するトラックや搬入された廃棄物を積み替える重機械等が走行するため、遮水シート11の上面に形成した砂等の緩衝層3及び通水性を有する砕石層4が移動しやすく、これにより、遮水シート11が損傷を受けやすくなるだけでなく、遮水シート11の上面に形成した砂等の緩衝層3及び通水性を有する砕石層4は、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物によって締め固められることから、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物から染み出る汚染水を廃棄物処分場10の外に排出するという所期の目的を達成することができないという問題があった。
【0005】
また、遮水シート11の上面に形成した砂等の緩衝層3及び通水性を有する砕石層4が締め固められると、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物が嫌気状態となって腐敗するとともに、廃棄物から発生したガスが遮水シート11の遮水性能に悪影響を及ぼすおそれがあるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の廃棄物処分場の遮水構造の有する問題点に鑑み、廃棄物処分場の遮水構造廃棄物処分場の遮水性能を確実に維持しながら、廃棄物から染み出る汚染水を速やかに排出することができるようにし、かつ、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物を好気状態に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを放出することができるようにした廃棄物処分場の遮水構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の廃棄物処分場の遮水構造は、廃棄物処分場に敷設した遮水シートの上面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材と、さらにその上面に不織布部材を敷設し、該不織布部材上に廃棄物が埋め立てられるようにするとともに、遮水シートの下面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材と、さらにその下面に不織布部材を敷設し、該不織布部材を廃棄物処分場への敷設面にしたことを特徴とする。
【0008】
この廃棄物処分場の遮水構造は、遮水シートの上面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材と、さらにその上面に不織布部材を敷設するようにしているので、遮水シートを保護して、廃棄物処分場内を走行する廃棄物を搬入するトラックや搬入された廃棄物を積み替える重機械等から、遮水シートが損傷を受けることを確実に防止することができるとともに、合成樹脂製面状部材の連続した空隙は、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物によって締め固められることがないことから、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物から染み出る汚染水を廃棄物処分場の外に安定して排出することができる。
また、合成樹脂製面状部材の連続した空隙は、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物によって締め固められることがないことから、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物を好気状態に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを安定して放出することができる。
また、遮水シートの下面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材と、さらにその下面に不織布部材を敷設し、該不織布部材を廃棄物処分場への敷設面にすることにより、遮水シートが損傷を受けた場合にも、廃棄物から染み出た汚染水を、遮水シートの下面に敷設した合成樹脂製面状部材を介して速やかに排出し、損傷箇所から周囲の地盤に漏出する汚染水の絶対量を著しく低減することができ、これにより、汚染水の漏出によって周囲の土壌が汚染される危険性を著しく低減することができる。
【0009】
この場合において、廃棄物処分場の底部の全面及び/又は法面部に合成樹脂製面状部材及び不織布部材を敷設することができる。
【0010】
これにより、廃棄物処分場の遮水構造の遮水性能をより確実に維持しながら、廃棄物から染み出る汚染水を均一かつ速やかに排出することができ、さらに、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物を好気状態に確実に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを均一かつ速やかに放出することができる。
【0011】
また、廃棄物処分場の法面部に、底部の敷設した合成樹脂製面状部材及び不織布部材と連続して合成樹脂製面状部材及び不織布部材を敷設するとともに、廃棄物処分場の法面部に敷設した合成樹脂製面状部材の連続した空隙を大気に連通させることができる。
【0012】
これにより、特別な設備を別途設けることなく、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物を好気状態に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを大気中に放出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の廃棄物処分場の遮水構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1〜図2に本発明の廃棄物処分場の遮水構造の一実施例を示す。
【0015】
本発明を適用する廃棄物処分場10は、通常、図1に示すように、廃棄物を埋め立て処分しやすい、底部10a、法面部10b及び天端部10cからなる擂り鉢形状に形成する。
【0016】
そして、廃棄物処分場の遮水構造1は、廃棄物処分場10に遮水シート11を敷設するのに先立ち、廃棄物処分場10の底部10a、法面部10b及び天端部10cに、不織布部材15と、さらにその上面に表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材14を敷設した後、遮水シート11を敷設し、遮水シート11の上面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材12と、さらにその上面に不織布部材13を敷設するようにする。
【0017】
そして、必要に応じて、合成樹脂製面状部材12,14の適宜の位置には、廃棄物から染み出る汚染水を廃棄物処分場10の外に排出するための排水設備(図示省略)等の設備を設けるようにする。
【0018】
この場合において、遮水シート11には、施工性、経済性、確実性、安全性等の観点から、従来より、廃棄物処分場の遮水工に用いられているポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等の合成樹脂製の遮水シート又はゴム製の遮水シートを用いることができる。
【0019】
また、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材12,14には、高強度(耐圧強度15tf/m以上、好ましくは、30tf/m以上)で高い通水性能を有する高密度ポリエチレン等の合成樹脂製面状部材を用いることができる。
【0020】
また、不織布部材13,15には、耐腐食性と大きい圧縮荷重下においても高い通水・通気性能を有するアクリル、ポリプロピレン等の合成繊維製不織布を用いることができる。
この場合、不織布部材13,15には、合成樹脂製面状部材12,14と融着して一体に形成したものや合成樹脂製面状部材12,14の周囲を覆うようにして一体に形成したもの(例えば、タキロン株式会社製の面状排水材(商品名「グリ・シート」)を用いることもできる。
【0021】
このように、遮水シート11の下面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材14及び不織布部材15を敷設するようにしているので、万一、遮水シート11が損傷を受けた場合にも、廃棄物から染み出た汚染水を、遮水シート11の下面に敷設した合成樹脂製面状部材14を介して速やかに排出し、損傷箇所から周囲の地盤に漏出する汚染水の絶対量を著しく低減することができ、これにより、汚染水の漏出によって周囲の土壌が汚染される危険性を著しく低減することができるものとなる。
【0022】
また、遮水シート11の上面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材12及び不織布部材13を敷設するようにしているので、遮水シート11を保護して、廃棄物処分場10内を走行する廃棄物を搬入するトラックや搬入された廃棄物を積み替える重機械等から、遮水シート11が損傷を受けることを確実に防止することができるとともに、合成樹脂製面状部材12の連続した空隙は、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物によって締め固められることがないことから、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物から染み出る汚染水を廃棄物処分場10の外に安定して排出することができるものとなる。
また、合成樹脂製面状部材12の連続した空隙は、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物によって締め固められることがないことから、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物を好気状態に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを安定して放出することができるものとなる。
さらに、この合成樹脂製面状部材12の連続した空隙は、廃棄物処分場10に廃棄物を埋め立てた後、必要に応じて、その表面をキャッピングシート等によって覆って、廃棄物の分解を制御する際の空気(酸素)や水の供給通路又は排出通路として利用することができ、これにより、廃棄物を分解する微生物の活動を制御して、廃棄物の分解速度を適正に制御し、廃棄物から染み出る水や発生するガスの性状及び廃棄物の温度を良好な状態に維持することができるものとなる。
【0023】
ところで、本実施例の遮水構造1においては、廃棄物処分場10の底部10a、法面部10b及び天端部10cの全面に合成樹脂製面状部材12,14及び不織布部材13,15を敷設するようにしたが、これに限定されず、例えば、遮水シート11の下面に敷設した合成樹脂製面状部材14及び不織布部材15に代えて、従来汎用されている砂等の緩衝層2を形成する構造を採用したり、遮水シート11の上面に敷設した合成樹脂製面状部材12及び不織布部材13のさらに上面に、砂等の緩衝層や通水性を有する砕石層を形成する構造を採用したり、部分的に、合成樹脂製面状部材12,14又は不織布部材13,15を省略することができる。
【0024】
ただし、この場合も、少なくとも、廃棄物処分場10の底部10aには、遮水シート11の上面に、その全面に亘って、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材12と、さらにその上面に不織布部材13を敷設するようにすることが望ましく、これにより、廃棄物処分場10の遮水構造1の遮水性能をより確実に維持しながら、廃棄物から染み出る汚染水を均一かつ速やかに排出することができ、さらに、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物を好気状態に確実に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを均一かつ速やかに放出することができるものとなる。
【0025】
また、廃棄物処分場10の法面部10bに、底部10aの敷設した合成樹脂製面状部材12,14及び不織布部材13,15と連続して合成樹脂製面状部材12,14及び不織布部材13,15を敷設するとともに、廃棄物処分場10の法面部10bに敷設した合成樹脂製面状部材12,14の連続した空隙を天端部10cにおいて大気に連通させることができ、これにより、特別な設備を別途設けることなく、廃棄物処分場10に埋め立てた廃棄物を好気状態に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを大気中に放出することができるものとなる。
この場合、廃棄物処分場10の法面部10bに敷設する合成樹脂製面状部材12,14及び不織布部材13,15は、必ずしも、法面部10bの全面に敷設する必要はなく、帯状に敷設することもできる。
【0026】
また、本実施例の遮水構造1においては、遮水シート11と合成樹脂製面状部材12,14とが、直接接触するようにしたが、図3に示す遮水構造1のように、遮水シート11と合成樹脂製面状部材12,14との間に、不織布部材13,15と同様の不織布部材16,17を敷設することができ(この場合、合成樹脂製面状部材12,14の周囲を不織布部材で覆うようにして、一体に形成した部材を用いることができる。)、これにより、遮水シート11を保護して、遮水シート11が損傷を受けることを確実に防止することができるものとなる。
【0027】
さらに、必要に応じて、遮水シート11を2層以上敷設するとともに、その遮水シート11間に、不織布部材13,15と同様の不織布部材や合成樹脂製面状部材12,14と同様の表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材を敷設することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明の廃棄物処分場の遮水構造によれば、遮水シートの上面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材と、さらにその上面に不織布部材を敷設するようにしているので、遮水シートを保護して、廃棄物処分場内を走行する廃棄物を搬入するトラックや搬入された廃棄物を積み替える重機械等から、遮水シートが損傷を受けることを確実に防止することができるとともに、合成樹脂製面状部材の連続した空隙は、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物によって締め固められることがないことから、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物から染み出る汚染水を廃棄物処分場の外に安定して排出することができ、これにより、万一、遮水シートが損傷を受けた場合にも、廃棄物から染み出た汚染水によって周囲の土壌が汚染される危険性を著しく低減することができる。
また、合成樹脂製面状部材の連続した空隙は、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物によって締め固められることがないことから、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物を好気状態に維持して廃棄物が腐敗することを防止するとともに、廃棄物から発生するガスを安定して放出することができ、廃棄物から発生したガスが遮水シートの遮水性能に悪影響を及ぼすことを確実に防止でき、これにより、耐久性があり、安全性の高い廃棄物処分場の遮水構造とすることができる。
また、遮水シートの下面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材と、さらにその下面に不織布部材を敷設し、該不織布部材を廃棄物処分場への敷設面にすることにより、遮水シートが損傷を受けた場合にも、廃棄物から染み出た汚染水を、遮水シートの下面に敷設した合成樹脂製面状部材を介して速やかに排出し、損傷箇所から周囲の地盤に漏出する汚染水の絶対量を著しく低減することができ、これにより、汚染水の漏出によって周囲の土壌が汚染される危険性を著しく低減することができる。
【0029】
また、廃棄物処分場の底部の全面及び/又は法面部に合成樹脂製面状部材及び不織布部材を敷設することにより、廃棄物処分場の遮水構造の遮水性能をより確実に維持しながら、廃棄物から染み出る汚染水を均一かつ速やかに排出することができ、さらに、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物を好気状態に確実に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを均一かつ速やかに放出することができる。
【0030】
また、廃棄物処分場の法面部に、底部の敷設した合成樹脂製面状部材及び不織布部材と連続して合成樹脂製面状部材及び不織布部材を敷設するとともに、廃棄物処分場の法面部に敷設した合成樹脂製面状部材の連続した空隙を大気に連通させることにより、特別な設備を別途設けることなく、廃棄物処分場に埋め立てた廃棄物を好気状態に維持するとともに、廃棄物から発生するガスを大気中に放出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の廃棄物処分場の遮水構造を適用した廃棄物処分場を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の廃棄物処分場の遮水構造の一実施例を示し、(a)は一部を破断した平面図、(b)は(a)B−B線断面図(図1のA−A線断面図)である。
【図3】 本発明の廃棄物処分場の遮水構造の変形例を示す断面図である。
【図4】 従来の廃棄物処分場の縦断面図である。
【符号の説明】
1 遮水構造
11 遮水シート
12 合成樹脂製面状部材
13 不織布部材
14 合成樹脂製面状部材
15 不織布部材
16 不織布部材
17 不織布部材
10 廃棄物処分場
10a 底部
10b 法面部
10c 天端部

Claims (4)

  1. 廃棄物処分場に敷設した遮水シートの上面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材と、さらにその上面に不織布部材を敷設し、該不織布部材上に廃棄物が埋め立てられるようにするとともに、遮水シートの下面に、表面に凹凸を形成することにより連続した空隙を有する合成樹脂製面状部材と、さらにその下面に不織布部材を敷設し、該不織布部材を廃棄物処分場への敷設面にしたことを特徴とする廃棄物処分場の遮水構造。
  2. 廃棄物処分場の底部の全面に合成樹脂製面状部材及び不織布部材を敷設したことを特徴とする請求項1記載の廃棄物処分場の遮水構造。
  3. 廃棄物処分場の法面部に合成樹脂製面状部材及び不織布部材を敷設したことを特徴とする請求項1又は2記載の廃棄物処分場の遮水構造。
  4. 廃棄物処分場の法面部に、底部の敷設した合成樹脂製面状部材及び不織布部材と連続して合成樹脂製面状部材及び不織布部材を敷設するとともに、廃棄物処分場の法面部に敷設した合成樹脂製面状部材の連続した空隙を大気に連通したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の廃棄物処分場の遮水構造。
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