JPH0760881A - 遮水シート - Google Patents

遮水シート

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Publication number
JPH0760881A
JPH0760881A JP5234220A JP23422093A JPH0760881A JP H0760881 A JPH0760881 A JP H0760881A JP 5234220 A JP5234220 A JP 5234220A JP 23422093 A JP23422093 A JP 23422093A JP H0760881 A JPH0760881 A JP H0760881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
sheet
impermeable
barrier sheet
protective sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5234220A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Shirai
栄 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujimori Kogyo Co Ltd filed Critical Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority to JP5234220A priority Critical patent/JPH0760881A/ja
Publication of JPH0760881A publication Critical patent/JPH0760881A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 不透水性の遮水シート主体の裏面に、表面に
多数の凸部を有する不透水性保護シートを積層し、上記
凸部間の間隙を上記遮水シート主体が破損した際の導水
路としたことを特徴とする遮水シート。 【効果】 本発明の遮水シートは、遮水シート主体に対
する補償効果が優れ、遮水シート主体が万一破損しても
漏水が地下に浸透することがないと共に、遮水シート主
体の破損の有無を容易かつ確実に検知することができ、
また張設作業が簡便である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ごみ埋立地や池等の底
部に敷設して、これらごみ埋立地や池等から水が地中に
浸透するのを遮断するために用いる遮水シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ごみの埋立地には、環境保全の見地から、埋め立て
たごみ層を通過してくる雨水等の汚れた浸出水が地中に
浸透しないようにその底部に遮水シートを敷設すること
が行われている。
【0003】この場合、遮水シートの遮水性能が損なわ
れていないかどうかを容易に確認すること、また遮水シ
ートが万が一破れた場合にも直ちに漏水が地中に浸透し
ないようにすることが望まれる。
【0004】本発明は、上記要望に応えるためになされ
たもので、簡便な作業で破損検知遮水構造とすることが
できる遮水シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、不透水性の遮水シート主体の裏面に、表面
に多数の凸部を有する不透水性保護シートを積層し、上
記凸部間の間隙を上記遮水シート主体が破損した際の導
水路としたことを特徴とする遮水シートを提供する。
【0006】この場合、上記保護シートの裏面及び遮水
シート主体の表面に透水シートを積層することができ
る。
【0007】
【作用】本発明の遮水シートは、ごみ埋立地や池などの
土壌に掘った穴の底部にその遮水シート主体を表側、保
護シートを裏側にして配設し、これによってごみ埋立地
などの水が上記遮水シート主体に遮断されて地中に浸透
していくのを防止するものである。
【0008】この場合、遮水シート主体が破損すると、
ごみ埋立地などからの水は、この遮水シート主体の破損
箇所を通って保護シートと遮水シート主体との間隙(上
記凸部間の間隙に形成された導水路)に流れるが、この
水は保護シートに遮断されて地中への浸透が防止される
と共に、この導水路に導水管を連結しておけば、この導
水管内を水が流れることにより上記遮水シート主体に破
損が生じたことを検知することができ、上記遮水シート
に対し速やかな修繕処置がとれるものである。
【0009】このように本発明の遮水シートは、破損検
知作用を有するが、この遮水シートは、遮水シート主体
に保護シートを積層した構成であるため、簡単かつ安価
に製作し得ると共に、その敷設も簡単に行うことができ
る。
【0010】また、上記保護シートの裏面や遮水シート
主体の表面に不織布等の透水シートを積層することによ
り、これら保護シートや遮水シート主体を保護すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図1〜5を参照
して説明する。図1は本発明の遮水シートの一実施例を
示すもので、この遮水シート1は、不透水性の合成樹脂
又はゴム製遮水シート主体2と、表面に多数の突条(凸
部)3が互いに所定間隔離間して平行に突設された不透
水性の合成樹脂又はゴム製保護シート(コルゲートシー
ト)4とからなり、上記遮水シート2の裏面に保護シー
ト4の各突条部3の上端面を熱接着するなどの手段で接
着することにより、保護シート4を積層してなるもので
ある。
【0012】この場合、遮水シート1の遮水シート主体
2は、例えば高密度ポリエチレン(HDPA)、リニア
低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレ
ン(LDPA)等のポリエチレン類、ポリプロピレンな
どの合成樹脂製シートなどを使用することができ、その
厚さは0.5〜5mmの範囲が好ましい。
【0013】また、保護シート4の材料は、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸
エチルコポリマー(EEA)、エチレン−プロピレン−
ジエン三元共重合体(EPDM)等を挙げることがで
き、その厚さは0.5〜2mmの範囲が良く、更に突条
部3の高さは、1〜5mm程度が良い。
【0014】上記遮水シート1は、図2に示したよう
に、ごみ埋立地や池等の掘削地面Aに対し、この地面A
を覆って遮水シート主体2を表側、保護シート4を裏側
にして張設するものであり、これによりこの遮水シート
1の上に堆積されるごみや池水などの水が遮水シート1
の不透水性遮水シート主体2に遮ぎられて上記地面A中
へ浸透することが防止されるものである。
【0015】この場合、万一遮水シート主体2が破損す
ると、この破損箇所から水漏れが生じるが、本発明の遮
水シート1は、この遮水シート主体2の裏面に、表面に
多数の突条3が一体に突設された不透水性の保護シート
4が積層してなるものであるから、上記漏水は突条3間
の空隙を導水路5としてこの導水路5に流入すると共
に、該漏水は上記保護シート4に遮断されて地面A中に
浸透することが防止される。また、上記導水路5に外部
に通じる導水管を連通しておくことにより、この漏水が
外部に排水されると共に、この導水管に水が流れている
か否かの検知器を設けておくことにより、上記遮水シー
ト主体2に破損が生じたか否かを検知できるものであ
る。即ち、遮水シート主体2に破損が生じない限り、水
が上記導水路5に流入することはなく、従って導水管に
水が流れることはない。一方、導水管に水が流れるとい
うことは上記遮水シート主体2が破損して上記導水路5
に水が流入したということであり、従ってこのように導
水管に水が流れることを検知した場合、直ちに遮水シー
ト主体2の破損を修繕することが可能になるものであ
る。
【0016】なお、図1に示す如き遮水シート1は、遮
水シート主体2と保護シート4とが一体化しているた
め、地面Aに対する敷設が簡単であり、地面Aを覆って
この遮水シート1を単に張設するだけで上記のような破
損検知機能を有する遮水構造を形成することができる。
更に、この遮水シート1は、遮水シート主体2に多数の
突条3を有する保護シート4が積層した構成を有するた
め、各突条3間がフレキシブルで、これら突条3の長さ
方向と直角方向に沿って容易に巻回することができ、保
管性、運搬性もよいものである。
【0017】また、図3は本発明の他の実施例を示すも
ので、この例は保護シート4を波形状に形成したもので
あり、その突条部3の上端面が遮水シート主体2の裏面
に接着されたものである。この場合、この保護シート4
の溝状部6の底部をエンボス加工して該底部に更に多数
の凹部を形成したものも、保護シートとして好適に用い
られる。
【0018】更に、図4は本発明の別の実施例を示すも
ので、この例は保護シート4の表面に多数の柱状突起
(凸部)6を形成し、これら突起6の上端面を図1又は
3に示す如き遮水シート主体2の裏面に接着したもので
ある。
【0019】上記図3,4の遮水シート1も、図1の遮
水シート1と同様にして使用し得、また同様の作用効果
を有する。
【0020】なおまた、図5は本発明の更に別の実施例
を示すもので、この例は、図1に示す如き遮水シート1
において、更に保護シート4の裏面及び遮水シート主体
2の表面にそれぞれ不織布等の透水シート7,8を積層
したもので、この場合図6に示すように透水シート7,
8をそれぞれ保護シート4、遮水シート主体2に対し部
分的に接着9することにより一体化することが推奨され
る。
【0021】このように保護シート4裏面に透水シート
7を積層することにより、地中側からの地下水をこの透
水シート7を導水路として外部に排出することができ、
また遮水シート主体2の表面に透水シート8を積層する
ことにより該遮水シート主体2を保護することができ、
例えばごみの鋭角部などによる遮水シート主体2の損傷
を可及的に防止することができる。
【0022】なお、本発明の遮水シートは、上記実施例
に制限されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々
変更することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の遮水シートは、遮水シート主体
に対する補償効果が優れ、遮水シート主体が万一破損し
ても漏水が地下に浸透することがないと共に、遮水シー
ト主体の破損の有無を容易かつ確実に検知することがで
き、また張設作業が簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同例の使用態様を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の別の実施例の保護シートを示す平面図
である。
【図6】本発明の更に別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 遮水シート 2 遮水シート主体 3 突条 4 保護シート 5 導水路 6 柱状突起 7 透水シート 8 透水シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透水性の遮水シート主体の裏面に、表
    面に多数の凸部を有する不透水性保護シートを積層し、
    上記凸部間の間隙を上記遮水シート主体が破損した際の
    導水路としたことを特徴とする遮水シート。
  2. 【請求項2】 不透水性保護シートの裏面に透水シート
    を積層した請求項1記載の遮水シート。
  3. 【請求項3】 不透水性の遮水シート主体の表面に透水
    シートを積層した請求項1又は2記載の遮水シート。
JP5234220A 1993-08-26 1993-08-26 遮水シート Pending JPH0760881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5234220A JPH0760881A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 遮水シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5234220A JPH0760881A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 遮水シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0760881A true JPH0760881A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16967588

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5234220A Pending JPH0760881A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 遮水シート

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JP (1) JPH0760881A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000202390A (ja) * 1999-01-12 2000-07-25 Takiron Co Ltd 廃棄物処分場の遮水構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000202390A (ja) * 1999-01-12 2000-07-25 Takiron Co Ltd 廃棄物処分場の遮水構造

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