JPH0414558Y2 - - Google Patents

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JPH0414558Y2
JPH0414558Y2 JP1985067422U JP6742285U JPH0414558Y2 JP H0414558 Y2 JPH0414558 Y2 JP H0414558Y2 JP 1985067422 U JP1985067422 U JP 1985067422U JP 6742285 U JP6742285 U JP 6742285U JP H0414558 Y2 JPH0414558 Y2 JP H0414558Y2
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water
sheet
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permeable
waterproof
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、特にトンネルの一次覆工コンクリー
トと二次覆工コンクリートとの間に配設されて一
次覆工コンクリート側からの湧水が二次覆工コン
クリート側に漏水するのを防止するなどのために
用いる防水シート相互間の接続構造に関する。
従来の技術 従来、NATM工法に見られるように、トンネ
ルの一次覆工コンクリートと二次覆工コンクリー
トの間に防水シートを介装し、一次覆工コンクリ
ート側からの湧水(トンネル内への地中からの湧
水)が二次覆工コンクリートに漏水するのを防止
することが行なわれているが、この目的に使用す
る防水シートとして第5図に示したように不透水
性基材シートaに透水性シートbを貼り合せたも
のが知られている(実公昭51−37844号公報)。
この防水シートは、透水性シートbを一次覆工
コンクリート側に配置し、一次覆工コンクリート
側からの湧水をこの透水性シートb内に流下させ
るものである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、防水シートは互いに複数枚のシ
ートを順次連結しながら一次覆工コンクリートに
配設、固定していくものであるが、第6図に示し
た如き従来の防水シートは、不透水性基材シート
と透水性シートとがほぼ同寸法に形成され、また
透水性シートの側端部が不透水性基材シートに接
着されているため、一のシートと他のシートとを
連結する場合に連結し難く、特に両シートの側端
部を合掌状に突合せて連結するのが困難であり、
またこのような連結態様では一次覆工コンクリー
ト側からの湧水がこの連結部の透水性シートを通
つて二次覆工コンクリート側に漏水してしまう問
題があつた。
本考案は上記事情に鑑みなされたもので、連結
作業、特に合掌状に突合せて行なう連結作業を簡
便に行うことができると共に、連結部の長さを現
場施工の状態に応じて任意に選択して連結するこ
とができ、かつ連結部における漏水のおそれがな
い防水シートを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は上記目的を達成するため、不透水性基
材シートに透水性シートを積層してなる防水シー
ト相互間を接続する構造であつて、前記不透水性
基材シートの寸法を透水性シートの寸法より長く
形成し、この不透水性基材シートの少なくとも一
方の側端部を透水性シートの側端縁より外方に延
出させると共に、透水性シートをその側端縁より
所定距離離間した内方箇所において不透水性基材
シートにほぼ直線状に接着して、透水性シートの
側端部を自由状態に形成し、かつこの自由側端部
の一部もしくは全部を不透水化処理し、互いに隣
接する防水シート相互の前記不透水性基材シート
の側端部を互いに合掌状に突合せて接着すること
により連結部を形成すると共に、この連結部を覆
つて一方の防水シートの前記透水性シートの不透
水化処理された自由側端部を配置し、かつこの自
由側端部と不透水性基材シートとの間に他方の前
記透水性シートの不透水化処理された自由側端部
を差し入れるようにしたものである。
作 用 本考案の防水シートの接続構造は、上述したよ
うに不透水性基材シートに透水性シートを積層し
た防水シートの不透水性基材シートの寸法を透水
性シートの寸法よりも長く形成し、不透水性基材
シートの側端部を透水性シートの側端縁より外方
に延出させてあるので、防水シートを連結すると
きに透水性シートが邪魔にならず、不透水性基材
シートのみを連結することができると共に、本考
案は特に透水性シートをその側端縁より所定距離
離間した内方箇所において不透水性基材シートに
ほぼ直線状に接着し、透水性シートの側端部を自
由状態に形成してあるため、現場施工の状態によ
り連結部の長さが変つても、一の防水シートの透
水性シート側端部と不透水性基材シートとの間に
他の防水シートの透水性シート側端部を自由に出
し入れすることができるので、その出入り長さを
調節することにより不透水性基材シートの側端部
を任意の長さで連結することができ、従つて連結
作業が簡便に行なわれ、かつ連結部の長さを任意
に設定できる。しかも、不透水性基材シート相互
の連結部を不透水化処理された透水性シートの自
由側端部で覆うことができ、このため透水性シー
ト配置側からこれらシートに対向するように水が
急激に流れてきても、透水性シートの厚さ方向に
水が通過し、連結部をいわば直撃するようなこと
がなく、連結部が良好に保護される。
それ故、本考案の防水シートの接続構造は、特
にトンネルの一次覆工コンクリートと二次覆工コ
ンクリートとの間に介装されて一次覆工コンクリ
ート側からの湧水が二次覆工コンクリート側に漏
出するのを防止するための防水シートの接続構造
として好適に採用される。
以下、本考案の一実施例につき第1図乃至第3
図を参照して説明する。
実施例 第1図及び第2図は本考案に用いられる防水シ
ートの一例を示すもので、この防水シート1は不
透水性基材シート2の一面に透水性シート3を積
層してなるものである。この場合、不透水性基材
シート2の寸法は透水性シート3の寸法より長く
形成され、基材シート2の両側端部2a,2aが
透水性シート3の側端縁3b,3bより外方に延
出されている。また、透水性シート3はそのそれ
ぞれの側端縁3b,3bより所定距離離間した内
方箇所において基材シート2と連続した直線状に
熱接着4,4されており、これにより透水性シー
ト3の両側端部3a,3aがそれぞれ自由状態に
形成されている。更に、これら自由側端部3a,
3aの一方の側端部3aの外面及び他方の側端部
3aの両面にはそれぞれ不透水化層5が形成さ
れ、不透水化処理がなされている。なお、透水性
シート3の前記熱接着部4,4間は適宜箇所にお
いて基材シート2と部分的に熱接着6されてい
る。
ここで、不透水性基材シート2としてはポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体等の単層または複層の合成樹脂シート等
が用いられ、また透水性シート3としては合成繊
維の不織布、その他透水性を有する種々のシート
が用いられる。なお、前記熱接着部4,4から基
材シート2の側端縁2b,2bまでの距離L及び
透水性シート3の側端縁3b,3bまでの距離l
は特に制限されないが、距離Lは25〜35cm、距離
lは10〜20cmとすることが好ましい。
また、不透水化層5は、透水性シート3の自由
側端部3a,3aの一部または全部にポリエチレ
ン等の樹脂液を塗布含浸させたり、ポリエチレン
等のフイルムやシートを積層する等の方法で形成
することができる。
上述した防水シート1はこれをトンネルの施工
に使用する場合、透水性シート3を一次覆工コン
クリート側に配して固定するものであるが、防水
シート1を連結するに際しては、第3図A,Bに
示したように、一の防水シート2の基材シート2
一側端部2aと他の防水シート1′の基材シート
2′他側端部2′aとを互いに合掌状に突き合わ
せ、熱接着7すると共に、この合掌状連結部8を
折曲し、これを一の防水シート1の基材シート2
表面に熱接着9するものであり、この場合一の防
水シート1の透水性シート3一側端部3aを連結
部8の長さMに応じて他の防水シート1′の透水
性シート3′他側端部3′aと基材シート2他側端
部2′aとの間に差し入れ、上記連結部8を覆う
ものである。
従つて、この防水シート1は、これを他の防水
シート1′連結する場合、両防水シート1,1′の
基材シート2,2′の側端部2a,2′aが外方延
出され、かつ透水性シート3,3′の側端部3a,
3′aが自由状態にあり、これら側端部3a,
3′aを基材シート2,2′の側端部2a,2′a
と独立して互いに所望長さで重ね合わすことがで
きるので、基材シート2,2′の側端部2a,
2′aを合掌状に突き合わせ、熱接着7する場合
に透水性シート3,3′が邪魔にならず、また施
工状態により連結部8の長さM(連結すべき基材
シート2,2′の側端部2a,2′aの連結長さ)
が変わつてもこれに応じた長さで基材シート2,
2′の側端部2a,2′aを熱接着し、連結するこ
とができる。しかも、連結部8はこのように透水
性シート3,3′に邪魔されず、基材シート2,
2′のみが互いに熱接着されることにより形成さ
れる。
また、連結部8は、不透水化層5,5′が形成
された透水性シート3,3′の自由側端部3a,
3′aにより覆われているので、透水性シート3,
3′配置側からこれらシート3,3′に対向するよ
うに水が急激に流れてれきても、透水性シート
3,3′の厚さ方向に水が通過し、連結部8をい
わば直撃するようなことがなく、連結部8が良好
に保護される。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、上述した実施例では基材シー
ト2の両側端部2a,2aをそれぞれ外方に突出
させたが、施工方法によつては一方の側端部2a
のみを外方に突出させるだけでもよい。また、透
水性シート3の基材シート2に対する直線状の熱
接着部4は第4図に示すように不連続状(点線
状)であつてもよく、この場合接着法は熱接着法
に制限されず、接着剤を用いるなどの方法も採用
でき、更に直線状の熱接着5,5間における透水
性シート3の基材シート2に対する接着態様は部
分接着に限られず、全面接着であつてもよい。
考案の効果 本考案の防水シートの接続構造は、以上の通り
の構成であるため、一の防水シートと他の防水シ
ートとを簡便に且つその施工の状態に応じて連続
部の長さを任意に選定して連結し得るとともに、
透水性シート配置側からこれらシートに対向する
ように水が急激に流れてきても、透水性シートの
厚さ方向に水が通過し、連結部をいわば直撃する
ようなことがなく、連結部が良好に保護される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いる防水シートの一例を示
す一部省略断面図、第2図は同例の一部省略裏面
図、第3図A,Bはそれぞれ同例に係る防水シー
トの接続構造を順次説明するもので、防水シート
側端部の断面図、第4図は本考案に用いる防水シ
ートの他の例を示す一部省略裏面図、第5図は従
来の防水シートを示す一部省略断面図である。 1,1′……防水シート、2,2′……不透水性
基材シート、2a,2′a……基材シートの側端
部、3,3′……透水性シート、3a,3′a……
透水性シートの側端部、4,4′……直線状熱接
着部、5,5′……不透水化層、7……熱接着部、
8……連結部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 不透水性基材シートに透水性シートを積層して
    なる防水シート相互間を接続する構造であつて、
    前記不透水性基材シートの寸法を透水性シートの
    寸法より長く形成し、この不透水性基材シートの
    少なくとも一方の側端部を透水性シートの側端縁
    より外方に延出させるとともに、透水性シートを
    その側端縁より所要距離離間した内方箇所におい
    て不透水性基材シートにほぼ直線状に接着して透
    水性シートの側端部を自由状態に形成し、かつこ
    の自由側端部の一部もしくは全部を不透水化処理
    し、互いに隣接する防水シート相互の前記不透水
    性基材シートの側端部を互いに合掌状に突き合わ
    せて接着することにより連結部を形成すると共
    に、この連結部を覆つて一方の防水シートの前記
    透水性シートの不透水化処理された自由側端部を
    配置し、かつこの自由側端部と不透水性基材シー
    トとの間に他方の前記透水性シートの不透水化処
    理された自由側端部を差し入れてなることを特徴
    とする防水シートの接続構造。
JP1985067422U 1985-05-09 1985-05-09 Expired JPH0414558Y2 (ja)

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JPS61183632U JPS61183632U (ja) 1986-11-15
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