JP2942955B1 - 建設機械のフォーク型アタッチメント及び建設機械のバケット型アタッチメント。 - Google Patents

建設機械のフォーク型アタッチメント及び建設機械のバケット型アタッチメント。

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JP2942955B1 JP17535498A JP17535498A JP2942955B1 JP 2942955 B1 JP2942955 B1 JP 2942955B1 JP 17535498 A JP17535498 A JP 17535498A JP 17535498 A JP17535498 A JP 17535498A JP 2942955 B1 JP2942955 B1 JP 2942955B1
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Abstract

【要約】 【課題】 既存の建設機械の排土板に何等の加工処理を
施すことなく構造簡単な取付部材により確実にしかも容
易に着脱できる安価な建設機械のアタッチメントの提
供。 【解決手段】 建設機械の排土板を機械加工することな
く、前記排土板の上部に着脱自在に取り付けることがで
きる取付部材によって前記排土板前面の凹状湾曲部に着
脱自在に取り付けることができるフォーク型またはバケ
ット型のアタッチメント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械のフォー
ク型アタッチメント及び建設機械のバケット型アタッチ
メントに関する技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設現場での例えば、建設資材や
材料の搬入或いは資材置き場から使用場所への運搬等に
おいて、軽量物の場合は主に人力で行っているが、近
年、建設業界においても、女性の進出が著しく、高齢化
も進み、重量物等の上昇・下降・運搬等の作業や、耕地
の改良工事における水田客土の運搬作業での重労働の軽
減が大きな問題となっており、数量が多くなると例え軽
量のものであっても、重労働であり、傾斜地での運搬等
の作業は、特に重労働となる。
【0003】また、最近では、建設現場用のフォークリ
フトや運搬車両等が数多く使用されているが、いずれも
その機械自身の重量が重いため、その機械を建設現場ま
で運搬をするのには必要以上の経費がかかる上に、運搬
用の機械は建設機械としての用途が限られており、その
維持管理費、償却費等を考慮すると経済的に著しく不利
になるという問題がある。
【0004】また、残土処理において、現地処理の場合
では、ホイールローダー等で、大量の土砂等の運搬をし
ているが、これも大型の機械となり、必要以上の経費が
かかってしまう。
【0005】ところで、実公平4−12125号公報に
は、「土工作業に使用する履帯式ローダに装着したブレ
ード(排土板)にフォーク装置を取り付けることにより
通常の排土板としての機能以外にフォーク作業にも使用
できるようにした着脱式フォーク装置」が記載されてい
る。
【0006】また、実開昭59−116461号公報に
は、「背板下縁に左右2本のフォークを突設し、同背板
の後側面に建設機械の排土板に着脱自在に係合すべき係
合部を設けてなる排土板に着脱自在なフォーク」が記載
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実公平4−12125
号公報に記載されているものは、ブレード1の上端1a
にはブレード1の長手方向に向かって適宜間隔をおいた
4以上の偶数個のU字状の切欠き11aを有するブレー
ド状延長板11が溶接等により固着されており、延長板
11の上記切欠き11aには上端が逆U字状に形成した
係合部21を有する一対のフォークタイン2がボルト等
の係止手段を介して固定されており、このフォークタイ
ン2の下端背面はブレード1のカッチングエッジ3に当
接して、ブレード1の前面に装着される。また、あらか
じめタップ加工等でネジ孔11bを開設しておき、そこ
に埋込型のボルト12aを固定しておき、フォークタイ
ン2の係合部21を該ボルト12aへ着座した後、ナッ
ト12cによって固定せしめるか、又は着座している係
合部21をボルト12bによって直接締付けて固定する
ものである。
【0008】そして、この公報に記載されているフォー
クタインの取付位置は、ブレード1の上端1aに溶接等
により固着されているブレード状延長板11にブレード
1の長手方向に向かって適宜間隔をおいて設けられてい
る4以上の偶数個のU字状の切欠き11aに限られ、ま
た、延長板11の上記切欠き11aには上端が逆U字状
に形成した係合部21を有する一対のフォークタイン2
がボルト等の係止手段を介して固定されており、このフ
ォークタイン2の下端背面はブレード1のカッチングエ
ッジ3に当接して、ブレード1の前面に装着されている
ために、フォークタインは排土板に対して直角状熊にの
み装着固定されるものである。
【0009】また、この公報に記載されているものは、
それをフォーク装置として使用するためには、その取り
付け前に排土板の上端を予め大掛かりの機械加工により
複雑でその重量を重くしておく必要があるという問題を
有している。
【0010】また、実開昭59−116461号公報に
記載されているものは、フォークアタッチメント8は排
土板1に対して左右側方向の摺動のみ可能であり、他の
相対的変動は構造的に抑止されており、上記実公平4−
12125号公報に記載されているものと同じ問題を有
する上に、その構造がフォークアタッチメント8、背板
9、左右フォーク10、10及び係合部11が一体構造
となっているためにその重量も大きいものとなり、現場
での取付け、取り外しに大きな力を要するという問題を
有している。また、左右フォーク10、10の取付位置
が固定されているために、フォークアタッチメント8に
より上下させる対象物に合わせたフォーク間隔に調整す
ることができないという問題を有している。
【0011】以上要するに、上記公報に記載されている
ものは、いずれも排土板に対するフォーク部材の取付角
度が固定されており、取付角度の調整ができず、既存の
建設機械の排土板に何等の機械加工を施すことなく容易
かつ簡単に着脱できるものでなく、勾配のある土地や狭
い場所での作業にも対応できず、その装着、取り外しに
多大の時間を要するとともに、構造も複雑であるという
問題を有するものである。
【0012】本発明は、建設機械の排土板を機械加工す
ることなく排土板前面の凹状湾曲部に取付固定角度が調
節自在で、且つ確実、容易に取り付け取り外しできる構
造簡単にして安価な建設機械のフォーク型アタッチメン
トの提供を目的とするものである。
【0013】本発明は、建設機械の排土板を機械加工す
ることなく排土板前面の凹状湾曲部に勾配のある場所で
の重量物の昇降、運搬作業にも十分に対応できるように
その取付角度を自在に、容易かつ簡単に着脱でき、安全
確実に装着可能で構造簡単な建設機械のフォーク型アタ
ッチメントの提供を目的とするものでる。
【0014】本発明は、建設機械の排土板に回動自在
に、容易且つ簡単に着脱でき、土砂のスクレープ、運
搬、排土が困難な場所や困難なときにも安全確実に対応
できる構造簡単で、施工期間の短縮化と経費の削減がで
きる建設機械のバケット型アタッチメントの提供を目的
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係る建設機械のフォーク型アタッチメント
は、建設機械の排土板頂部に嵌合できる嵌合部を有し、
該嵌合部の前後の長さは前記排土板の頂部の幅よりも数
倍大きく、前記嵌合部の外側面となる折り返し部に穿設
されたネジ孔に前記排土板に対する取付固定角度を規定
する取付固定ネジを螺合することによって、建設機械の
排土板を機械加工することなく、前記排土板の前面の凹
状湾曲部に取付固定角度を調節自在に取り付け取り外し
できるものである。
【0016】建設機械のフォーク型アタッチメントにお
ける嵌合部は、挿入荷受け部の対向端に設けられた垂直
立ち上がり部と、該垂直立ち上がり部の上部の水平部
と、垂直立ち上がり部とほぼ平行な折り返し部とによっ
て形成されており、昇降、運搬する重量物に応じて2個
以上が排土板頂部の任意の位置に取り付け取り外しでき
るものである。
【0017】上記の目的を達成するための本発明に係る
建設機械のバケット型アタッチメントは、その先端に掘
削刃部を有する底板とその左右に側板が取り付けられて
おり、土砂等をスクレープし、運搬するときは建設機械
の排土板前面の凹状湾曲部が背板の機能をするように前
記底板の後端部が前記排土板の掘削刃部よりわずかに上
部に載置されており、左右側板の排土板側の上端部に孔
が穿設されており、該孔と排土板の左右の側板上部の孔
とに挿通された取付固着部材により排土板に回動自在に
取り付けられており、土砂等の排出は底板後端部から排
土板の前面の凹状湾曲部に沿ってなされるものである。
【0018】上記の目的を達成するための本発明に係る
建設機械のバケット型アタッチメントは、その先端に掘
削刃部を有する底板とその左右に側板が取り付けられて
おり、土砂等をスクレープし、運搬するときは建設機械
の排土板前面の凹状湾曲部が背板の機能をするように前
記底板の後端部が前記排土板の掘削刃部よりわずかに上
部に載置されており、左右側板の排土板側の上端部に孔
が穿設されており、前記孔に挿通固定された棒状部材に
取付固定されている複数の取付固定部材の嵌合部を前記
排土板頂部に嵌合し、ネジ部材により固定して排土板に
回動自在に取り付けられており、土砂等の排出は底板後
端部から排土板の前面の凹状湾曲部に沿ってなされるも
のである。
【0019】建設機械のバケット型アタッチメントにお
いては、底板の後端部が排土板前面の凹状湾曲部に係止
され、その下端よりわずかに上部に前記両側板の後方か
ら前方先端部に前下がりに取り付け固定されている。
【0020】建設機械のバケット型アタッチメントにお
いては、底板の後端部が排土板前面の凹状湾曲部の下端
に係止されるように、水平に取り付け固定されている。
【0021】
【発明の実施の形態】図1から図15を参照して本発明
に係る建設機械のフォーク型アタッチメント及び建設機
械のバケット型アタッチメントの実施の形態を説明す
る。図1は、フォーク型アタッチメントの実施例を示す
もので、フォーク型アタッチメントをバックホウの排土
板に取り付けた状熊を示す側面図、図2はフォーク型ア
タッチメントの斜視図、図3は図2のものの縦断面図、
図4から図6は作業する地形の相違に対応して図2のフ
ォーク型アタッチメントをバックホウの排土板に取り付
けた状態を説明するための模式的側面図で、図4は作業
する地形が水平或いはほぼ水平な場合のものであり、図
5は作業する地形が前下がりの場合のものであり、図6
は作業する地形が前上がりの場合のものである。図7か
ら図10は、本発明に係る建設機械のバケット型アタッ
チメントの実施例を示すものであり、図7は排土板に取
り付ける前のバケット型アタッチメントとバックホウの
排土板を示す斜視図、図8はバケット型アタッチメント
をバックホウの排土板に装着した状態を示す平面図、図
9は図8のA−A線での断面図であり、図10はバック
ホウのバケットを利用して排土しようとしている状況を
示す側面図である。図11から図14は本発明に係る建
設機械のバケット型アタッチメントの他の実施例を示す
ものであり、図11はバケット型アタッチメントをバッ
クホウの排土板に装着した状態を示す斜視図、図12は
図11のバケット型アタッチメントをバックホウの排土
板に装着した状態を示す平面図、図13は図12のB−
B線での断面図、図14は棒状部材に回動自在に嵌挿さ
れた状態を説明するための一部破断の拡大斜視図であ
る。図15は本発明に係る建設機械のバケット型アタッ
チメントのさらに他の実施例を示すもので、図12のB
−B線に相当する箇所で切断した断面図である。
【0022】図1から図6に示すフォーク型アタッチメ
ントの実施例について説明する。図1に示すようにバッ
クホウ1にアーム4を介して取り付けられ、その操作が
される排土板3の頂部に着脱自在に嵌合し、取り付けら
れるフォーク型アタッチメント2は、挿入荷受け部6の
一端に設けられた垂直立ち上がり部7と、その上部の水
平部8と、垂直立ち上がり部7とほぼ平行な折り返し部
9とによって嵌合部10が形成されている。なお、35
はバックホウ1のバケット、36はバケット35の刃部
である。フォーク型アタッチメント2の挿入荷受け部6
には重量物が置かれている場所が前上がり、或いは前下
がりであっても重量物が置かれているパレット(図示せ
ず)の下に挿入荷受け部6を差し込み持ち上げ易くする
ために、その厚さが先端程薄くなるように地面側に傾斜
部12が設けられている。排土板3の頂部に取り付けら
れたフォーク型アタッチメント2は、建設機械の通常の
排土板3の操作によって上下動し、重量物を上昇、下
降、或いは運搬する。
【0023】嵌合部10は、その嵌合部の前後方向の長
さが前記排土板3の頂部の幅よりも数倍大きく形成され
ており、嵌合部10の外側面となる折り返し部9に雌ネ
ジ(図示せず)が穿設されており、この雌ネジに排土板
3に対する取付固定角度を規定する固定ネジ部材11が
螺合されている。フォーク作業の場所の地形が水平或い
はほぼ水平な場合には、図4に示すように、固定ネジ部
材11の頭部には該ネジ部材11を回動させるための回
動把手13が取り付けられている。フォーク型アタッチ
メント2は、固定ネジ部材11の先端部15が排土板3
の背面上部を押圧することによって、嵌合部10の内面
に接触している排土板3の上端部と排土板3の凹状湾曲
部25の下端とに排土板3の下端が地面と接触しないよ
うに係止されるので、フォーク型アタッチメント2をパ
レット等の下に挿入するときに、その挿入が容易にでき
るとともに、挿入時に路面を痛めることがない。また、
フォーク型アタッチメント2は、固定ネジ部材11の先
端部15が排土板3の背面上部を押圧することによっ
て、嵌合部10の内面に接触している排土板3の上端部
と排土板3の凹状湾曲部25の下端とに係止されるの
で、排土板3の上端の任意の場所にその取付角度が調節
できるように取り付け固定される。
【0024】フォーク作業場所の地形が前下がりの場合
には、図5に示すように、固定ネジ部材11の先端部1
5を折り返し部9側に出るように固定ネジ部材11を回
動させ、該ネジ部材11の先端部15が排土板3の背面
上部を前記折り返し部9側にセットし、嵌合部10の内
面に接触している排土板3の上端部と排土板3の下部の
凹状湾曲部25の表面下端に係止されたフォーク型アタ
ッチメント2の挿入荷受け部6と前記垂直立ち上がり部
7との外側折曲部29とによって、フォーク型アタッチ
メント2は排土板3の上端の任意の場所に取り付け固定
される。
【0025】フォーク作業場所の地形が前上がりの場合
には、図6に示すように、固定ネジ部材11の先端部1
5を垂直立ち上がり部7側に出るように固定ネジ部材1
1を回動させ、該ネジ部材11の先端部15が排土板3
の背面上部を前記垂直立ち上がり部7側にセットし、嵌
合部10の内面に接触している排土板3の上端部と排土
板3の下部の凹状湾曲部25の表面下端に係止されたフ
ォーク型アタッチメント2の挿入荷受け部6と前記垂直
立ち上がり部7との外側折曲部29とによって、フォー
ク部材5は排土板3の上端の任意の場所に取り付け固定
される。
【0026】固定ネジ部材11を回動把手13を回動さ
せることによって、固定ネジ部材11の進退の程度を規
定し、フォーク型アタッチメント2をフォーク作業をす
る地形に応じて排土板3に取付固定角度を調節自在に装
着できるとともに、その取り外しも固定ネジ部材11を
回動把手13を回動させることによって容易かつ簡単に
することができる。
【0027】フォーク型アタッチメント2は、昇降させ
る重量物に応じて2個以上のものが同時に必要な間隔で
排土板3の頂部を加工することなく排土板3の頂部の所
定の位置に着脱できるので、建設機械の排土板3に取り
付けられたフォーク型アタッチメント2を建設機械の通
常の排土板3の操作によって上下動させ、重量物を上
昇、下降、或いは運搬することができる。
【0028】また、どのような機種の建設機械の排土板
であっても、排土板3を加工することなく簡単かつ容易
にフォーク型アタッチメント2を排土板3の前面に装
着、離脱することができる。
【0029】フォーク型アタッチメント2は、既存のバ
ックホウ等の建設機械の排土板3にフォーク型アタッチ
メント2の嵌合部10の固定ネジ部材11を回動させて
排土板3にその作業現場の地形に応じた取付角度でしか
も排土板の上部の必要な場所に、必要な数をセットし、
左右に自由にフォーク型アタッチメント2を移動させて
確実に装着でき、その離脱も容易にできる。
【0030】図7から図10に示すバケット型アタッチ
メントの実施例は、その先端に堀削刃部26を有する底
板18とその左右に側板17、17を有し、背板のない
部分19があり、排土板3に装着したときに排土板3前
面の凹状湾曲部25が背板の機能をするように設けられ
ているものであり、土砂等をスクレープし、運搬するこ
とができるように構成されている。前記側板17、17
の端部には孔33、33が設けられており、該孔33、
33は排土板3の上部側面の排土板3を吊り上げるため
の既設の排土板3の孔30、30と一致する位置に設け
られており、底板18の背板のない部分19の端部が排
土板3の下端より僅か上に載置され、前記孔30と前記
孔33に挿入螺合されたボルトナット等の固着部材3
1、31によってバケット型アタッチメント16を排土
板3に該固着部材31、31の回りに回動自在に、かつ
着脱自在に取り付けられている。なお、土砂等をスクレ
ープし、運搬し、排土するバケット型アタッチメント1
6は、シャックル(図示せず)によって排土板3の両側
板17、17に排土板3を吊り上げるための既設の孔3
0、30に回動自在でかつ着脱自在に取り付けてもよ
い。
【0031】バケット型アタッチメント16は、図9に
示すように、底板18の後端部27が排土板3の前面の
凹状湾曲部25に係止され、下端よりわずか上部に前記
側板17、17の後方から前方先端部に前下がりに溶接
によって取り付け固定されている。
【0032】この実施例における排土板3に取り付けら
れたバケット型アタッチメント16は、スクレープし、
運搬したバケット型アタッチメント16内に充填された
土砂等を排土(ダンプ)する場合は、図10に示すよう
に、バックホウ1のバケット35を排土板3側に回転さ
せ、アーム4によって上方に持ち上げられた排土板3に
取り付けられたバケット型アタッチメント16をバケッ
ト35の刃部36で引き掛けて回動させて、アタッチメ
ント16の背板のない部分19から排土する。
【0033】図11から図14に示すバケット型アタッ
チメントの他の実施例のものは、捧状部材21が両側板
17、17の端部にナット32によって固定されてお
り、棒状部材21には複数の取付固定部材20が取り付
け固定されている。取付固定部材20の折曲部29は、
棒状部材21が挿入できる内径が小さい管状部材22に
溶接によって固定されており、取付固定部材20の嵌合
部10の外側面となる折り返し部9に雌ネジ(図示せ
ず)が設けられており、この雌ネジに固定ネジ部材11
が螺合されている。
【0034】排土板3に取り付けられたバケット型アタ
ッチメント16は、図13に示すように、底板18の後
端部27が排土板3前面の凹状湾曲部25に係止され、
下端よりわずか上部に前記側板17、17の後方から前
方先端部に前下がりに溶接によって取り付け固定されて
いる。
【0035】図15に示すバケット型アタッチメントの
さらに他の実施例のものは、棒状部材21が両側板1
7、17の端部に固定されており、棒状部材21には複
数の取付固定部材20が取り付け固定されている。取付
固定部材20の折曲部29は、棒状部材21が挿入され
ることができる内径の小さい管状部材22に溶接によっ
て固定されており、取付固定部材20の嵌合部10の外
側面となる折り返し部9に雌ネジ(図示せず)が設けら
れており、この雌ネジに固定ネジ部材11が螺合されて
いる。なお、24が溶接部である。
【0036】排土板3に取り付けられたバケット型アタ
ッチメント16は、底板18の後端部27が排土板3の
前面の凹状湾曲部25の下端に係止されるように、溶接
によって取り付け固定されている。なお、先に説明した
実施例のものは、図15に示すもののように底板18の
後端部27が排土板3の前面の凹状湾曲部25の下端に
係止されるように、溶接によって水平に取り付け固定し
てもよい。
【0037】例えば、バックホウ1のバケット35では
その構造上、土砂を掘削し、除去し、整地する場合等に
おいて、掘削した土砂が取り除かれないままに残ってし
まい、従来はそれを人の手作業により取り除いていた
が、既述した実施例のものにより、取り除かれないまま
に残ってしまった残土等を人の手作業によることなくき
れいに除去することができ、施工期間の短縮化ができ、
経費削減ができる。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る建設機械のフォーク型アタ
ッチメントは、既存の建設機械の排土板に何等の機械加
工を施すことなく構造簡単な取付部材により確実にしか
も容易かつ簡単に着脱できるという効果を有する。
【0039】本発明に係る建設機械のフォーク型アタッ
チメントは、その取付角度が自在であり、勾配のある土
地や狭い場所での作業にも十分に対応できるとともに、
安全確実に装着可能で構造が簡単であるという効果を有
する。
【0040】本発明に係る建設機械のバケット型アタッ
チメントは、建設機械の排土板に回動自在に、容易且つ
簡単に着脱でき、土砂のスクレープ、運搬、排土が困難
な場所や困難なときにも安全確実に対応できる構造簡単
で、施工期間の短縮化と経費の削減ができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
図1から図15は本発明に係る建設機械のフォーク型ア
タッチメント及び建設機械のバケット型アタッチメント
の実施の形熊を説明するためのものである。
【図1】フォーク型アタッチメントの実施例を示すもの
で、フォーク型アタッチメントをバックホウの排土板に
取り付けた状態を示す側面図である。
【図2】図1のフォーク型アタッチメントの斜視図であ
る。
【図3】図1のフォーク型アタッチメントの縦断面図で
ある。
【図4】作業する地形が水平な場合の図1のフォーク型
アタッチメントをバックホウの排土板に取り付けた状態
を説明するための模式的側面図である。
【図5】作業する地形が前下がりの場合の図1のフォー
ク型アタッチメントをバックホウの排土板に取り付けた
状態を説明するための模式的側面図である。
【図6】作業する地形が前上がりの場合の図1のフォー
ク型アタッチメントを排土板に装着した状態を示す模式
的側面図である。
【図7】本発明に係る建設機械のバケット型アタッチメ
ントの実施例を示すものであり、排土板に取り付ける前
のバケット型アタッチメントとバックホウの排土板を示
す斜視図である。
【図8】バケット型アタッチメントをバックホウの排土
板に装着した状態を示す平面図である。
【図9】図8のA−A線での断面図である。
【図10】バックホウのバケットを利用して排土しよう
としている状況を示す側面図である。
【図11】本発明に係る建設機械のバケット型アタッチ
メントの他の実施例を示すもので、バケット型アタッチ
メントをバックホウの排土板に装着した状態を示す斜視
図である。
【図12】図11のバケット型アタッチメントをバック
ホウの排土板に装着した状態を示す平面図である。
【図13】図12のB−B線での断面図である。
【図14】捧状部材21に回動自在に嵌挿された状態を
説明するための一部破断の拡大斜視図である。
【図15】本発明に係る建設機械のバケット型アタッチ
メントのさらに他の実施例を示すもので、図12のB−
B線に相当する箇所で切断した断面図である。
【符号の説明】 2 フォーク型アタッチメント 3 排土板 6 挿入荷受け部 7 垂直立ち上がり部 8 水平部 9 折り返し部 10 嵌合部 11 固定ネジ部材 12 傾斜部 16 バケット型アタッチメント 17 側板 18 底板 19 背板のない部分 20 取付固定部材 21 捧状部材 22 管状部材 25 排土板の凹状湾曲部 26 掘削刃部 29 折曲部 30 排土板を吊り上げる既設の孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 3/815 E02F 7/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の排土板頂部に嵌合できる嵌合
    部を有し、該嵌合部の前後の長さは前記排土板の頂部の
    幅よりも数倍大きく、前記嵌合部の外側面となる折り返
    し部に穿設されたネジ孔に前記排土板に対する取付固定
    角度を規定する取付固定ネジを螺合することによって、
    建設機械の排土板を機械加工することなく、前記排土板
    の前面の凹状湾曲部に取付固定角度を調節自在に取り付
    け取り外しできることを特徴とする建設機械のフォーク
    型アタッチメント。
  2. 【請求項2】 嵌合部は、挿入荷受け部の対向端に設け
    られた垂直立ち上がり部と、該垂直立ち上がり部の上部
    の水平部と、垂直立ち上がり部とほぼ平行な折り返し部
    とによって形成されており、昇降、運搬する重量物に応
    じて2個以上が排土板頂部の任意の位置に取り付け取り
    外しできるものであることを特徴とする請求項1に記載
    の建設機械のフォーク型アタッチメント。
  3. 【請求項3】 その先端に掘削刃部を有する底板とその
    左右に側板が取り付けられており、土砂等をスクレープ
    し、運搬するときは建設機械の排土板前面の凹状湾曲部
    が背板の機能をするように前記底板の後端部が前記排土
    板の掘削刃部よりわずかに上部に載置されており、左右
    側板の排土板側の上端部に孔が穿設されており、該孔と
    排土板の左右の側板上部の孔とに挿通された取付固着部
    材により排土板に回動自在に取り付けられており、土砂
    等の排出は底板後端部から排土板の前面の凹状湾曲部に
    沿ってなされるものであることを特徴とする建設機械の
    バケット型アタッチメント。
  4. 【請求項4】 その先端に掘削刃部を有する底板とその
    左右に側板が取り付けられており、土砂等をスクレープ
    し、運搬するときは建設機械の排土板前面の凹状湾曲部
    が背板の機能をするように前記底板の後端部が前記排土
    板の掘削刃部よりわずかに上部に載置されており、左右
    側板の排土板側の上端部に孔が穿設されており、前記孔
    に挿通固定された棒状部材に取付固定されている複数の
    取付固定部材の嵌合部を前記排土板頂部に嵌合し、ネジ
    部材により固定して排土板に回動自在に取り付けられて
    おり、土砂等の排出は底板後端部から排土板の前面の凹
    状湾曲部に沿ってなされるものであることを特徴とする
    建設機械のバケット型アタッチメント。
  5. 【請求項5】 底板の後端部が排土板前面の凹状湾曲部
    に係止され、その下端よりわずかに上部に前記両側板の
    後方から前方先端部に前下がりに取り付け固定されてい
    ることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の建設
    機械のバケット型アタッチメント。
  6. 【請求項6】 底板の後端部が排土板前面の凹状湾曲部
    の下端に係止されるように、水平に取り付け固定されて
    いることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の建
    設機械のバケット型アタッチメント。
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