JP6188395B2 - 画像形成位置の補正制御を行う画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成位置の補正制御を行う画像形成装置及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、レーザ走査型の画像形成装置における画像形成位置の補正制御に関する。
一般に、画像形成装置では、高速で高画質の画像を形成するため、画像形成条件を補正する補正制御が行われている。例えば、画像形成装置の特性に起因する1枚の記録媒体内での画像の濃度の不均一性を補正するため、画像形成中にレーザ光の光量を制御(シェーディング制御)することが知られている。
例えば、感光体(感光ドラム)は、レーザ光が露光される領域ごとにレーザ光に対する感度特性が微小に異なる。この領域ごとのレーザ光に対する感度特性の不均一性により1枚の記録媒体に形成する画像の濃度が不均一になるという課題がある。従来、この課題に対して、1枚の記録媒体に画像を形成する際に、感光体上の位置に応じてレーザ光の光量を変更する制御を行うことで、画像濃度の不均一性の発生を抑制している。レーザ光の光量を補正する際、感光体上のレーザ光の露光位置は、主走査方向(レーザ光の走査方向)については偏向されたレーザ光を検出することによって生成される水平同期信号を基準とし、副走査方向(感光体の回転方向)については感光体に設けたホームポジションマークの検出結果を基準として特定される。このレーザ光の露光位置は、発振器から出力されるクロック信号に基づいて特定し、レーザ光を露光位置に応じた光量に補正する。レーザ光の光量制御データは、画像形成装置本体側に設けられたコントローラによって生成され、データ通信バスを通じて光走査装置に送信される(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−158761号公報
しかしながら、感光体を露光するレーザビームの数を増加させて高速かつ高解像度の画像形成を行う装置では、データ通信バスの数が増加してしまうという課題が生じる。レーザビームを出射する複数の光源(発光素子)は、それぞれ発光特性が異なる。そのため、複数の光源それぞれに対して光量設定データが生成されている。この光量設定データは、光走査装置に設けられた記憶媒体(例えば、不揮発性メモリ)に記憶されている。光量設定データを光走査装置の記録媒体から読み出し、画像形成装置本体側において、上記シェーディングデータとともに光量制御データとして光走査装置にデータを送信すると、データ通信バスの数を増やさなければならない。光量制御データをシリアルに通信する構成にすると、データ通信に時間がかかってしまう。
本発明の目的は、簡易な構成で感光体を露光するレーザビームの光量を補正する画像形成装置を提供する。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、画像形成装置であって、感光体と、画像データに基づいて供給される電流の値に対応し、前記感光体を露光するための光ビームを出射する複数の光源と、前記複数の光源が実装された基板と、前記複数の光源各々から出射された複数の前記光ビームが前記感光体上を走査するように複数の前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された複数の前記光ビームを前記感光体上に導くレンズと、前記レンズによって前記感光体上に導かれた複数の前記光ビーム各々の前記感光体上における光量の差を抑制すべく、前記電流の値を補正するための第1の補正データを前記複数の光源の各々に対応させて格納する格納手段と、前記基板に実装され、前記複数の光源に供給する前記電流の値を補正するレーザドライバICとを備え、前記画像形成装置本体に取り付けられる光走査装置と、複数の前記光ビームの光量を前記感光体上の領域に応じて制御するために前記複数の光源に共用される第2の補正データを前記光走査装置に出力する出力手段とを備え前記レーザドライバICは、前記格納手段からシリアル通信によって前記複数の光源の各々に対応する前記第1の補正データを受け取り、かつ前記出力手段から前記第2の補正データをシリアル通信によって受け取り、受け取った前記第1の補正データと前記第2の補正データとに基づいて前記複数の光源の各々に対応する光量補正データを生成し、生成した光量補正データに基づき前記複数の光源に供給する電流の値を補正することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で感光体を露光する光ビームの光量を補正することができる。
は、本発明の実施の形態による画像形成装置の概略図である。 は、図1に示す各光走査装置の斜視図である。 は、図1に示す各光走査装置の上面図である。 は、図3のA−A線の断面図である。 は、図1に示す各光走査装置の主要な光学部品の配置を示す斜視図である。 は、図2に示す光学ユニットを分解して示す斜視図であり、(a)はレンズ鏡筒側からみた斜視図、(b)は基板側からみた斜視図である。 は、図6に示す半導体レーザであるVCSELによる感光ドラム上のレーザスポットの配置を示す図である。 は、図1に示す画像形成装置でプリントされた画像の一例を説明するための図であり、(a)は、感光ドラム面上に導かれたレーザビームAの主走査方向の光量変動を示す導光ムラに相当する第1のプロファイルの一例及び感光ドラム面上に導かれたレーザビームBの主走査方向の光量変動を示す導光ムラに相当する第2のプロファイルの一例を示す図、(b)は1つの感光ドラム表面の複数の領域間の電位特性の不均一性を示す第3のプロファイルの一例を示す図、(c)は回転多面鏡(ポリゴンミラー)の面倒れによって生じる画像濃度の不均一性に相当する第4のプロファイルの一例を示す図、(d)は第3及び第4のプロファイルを重畳した補正プロファイルの一例を示す図である。 は、図1に示す画像形成装置で用いられる制御系のブロック図である。 は、図9に示すCPUによる画像形成制御処理のフローチャートである。 は、図9に示すCPUから出力される周期信号を説明するための図であり、(a)はドラム副走査の周期信号であるドラムカウンタークロック信号を示す図、(b)はドラム主走査の周期信号であるドラムカウンタークロック信号を示す図、(c)はポリゴン回転の周期信号であるポリゴン面カウンタークロック信号を示す図である。 は、レーザビームの1走査周期中におけるシェーディングクロック信号の一例を示す図である。 は、レーザビームの1走査周期中における補正データと光量補正タイミングとの一例を示す図である。 は、図9に示すCPUによるBD割り込み処理のフローチャートである。 は、図9に示すCPUによるHP割り込み処理のフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態による画像形成装置の図である。
図示の画像形成装置は、複数色のトナーを用いて画像形成する所謂フルカラープリンターである。なお、以下の説明では、画像形成装置の一例としてフルカラープリンターを例に挙げて説明するが、他の画像形成装置、例えば、単色のトナー(例えば、ブラック)で画像形成するモノクロプリンターであってもよい。
図1において、画像形成装置は各色毎に画像を形成する画像形成部(画像形成手段)101Y、101M、101C、及び101Bkを有している。ここでは、画像形成部101Y、101M、101C、及び101Bkはそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(Bk)のトナーを用いて画像形成を行う。
画像形成部101Y、101M、101C、及び101Bkにはそれぞれ感光体である感光ドラム102Y、102M、102C、及び102Bkが備えられている。感光ドラム102Y、102M、102C、及び102Bkの周囲には、それぞれ帯電装置103Y、103M、103C、及び103Bk、光走査装置104Y、104M、104C、及び104Bk、及び現像装置105Y、105M、105C、及び105Bkが配置されている。
さらに、感光ドラム102Y、102M、102C、及び102Bkの周囲には、ドラムクリーニング装置106Y、106M、106C、及び106Bkが配置されている。
感光ドラム102Y、102M、102C、及び102Bkの下側には無端ベルト状の中間転写ベルト107が配置されている。中間転写ベルト107は、駆動ローラ108と従動ローラ109及び110とによって張架され、画像形成中において図中矢印Bの方向に回転駆動される。また、中間転写ベルト107(中間転写体)を介して、感光ドラム102Y、102M、102C、及び102Bkに対向する位置には、それぞれ一次転写装置111Y、111M、111C、及び111Bkが配置されている。
また、画像形成装置100には、中間転写ベルト107上のトナー像を記録媒体Sに転写するための2次転写装置112が備えられるとともに、記録媒体S上のトナー像を定着するための定着装置113が備えられている。
続いて、図示の画像形成装置100における帯電工程から現像工程までの画像形成プロセスについて説明する。なお、画像形成部101Y、101M、101C、及び101Bkの各々における画像形成プロセスは同一であるので、ここでは、画像形成部101Yを例に挙げて説明し、画像形成部101M、101C、及び101Bkにおける画像形成プロセスについては詳細な説明を省略する。
まず、帯電装置103Yによって、図中実線矢印で示す回転方向に回転駆動する感光ドラム102Yの表面が均一に帯電される。そして、帯電された感光ドラム102Yは、光走査装置104Yから出射されるレーザビーム(光ビーム)によって露光される。これによって、感光ドラム102Y上に静電潜像が形成される。その後、当該静電潜像は現像装置105Yによって現像されてイエロートナー像とされる。
同様にして、感光ドラム102M、102C、及び102Bk上にはそれぞれマゼンタトナー像、シアントナー像、及びブラックトナー像が形成される。
その後、一次転写装置111Y、111M、111C、及び111Bkによって中間転写ベルト107に転写バイアスが印加される。これによって、感光ドラム102Y、102M、102C、及び102Bk上のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックトナー像が順次中間転写ベルト107に転写されて、中間転写ベルト107に各色のトナー像が重ね合わされる。この結果、中間転写ベルト107にはカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト107上のカラートナー像は2次転写装置112によって、手差し給送カセット114又は給紙カセット115から2次転写部T2に搬送された記録媒体Sに転写(2次転写)される。そして、記録媒体S上のカラートナー像は定着装置113で加熱定着されて、記録媒体Sは排紙部116に排紙される。
なお、1次転写が終了した後、感光ドラム102Y、102M、102C、及び102Bkに残留する残留トナーはそれぞれドラムクリーニング装置106Y、106M、106C、及び106Bkによって除去される。その後、上記の画像形成プロセスが行われる。
図2は、図1に示す各光走査装置104Y、104M、104C、及び104Bkの斜視図である。図3は図1に示す各光走査装置104Y、104M、104C、及び104Bkの上面図である。また、図4は図3のA−A線の断面図である。そして、図5は、図1に示す各光走査装置104Y、104M、104C、及び104Bkの主要な光学部品の配置を示す斜視図である。
なお、光走査装置(レーザスキャナともいう)104Y、104M、104C、及び104Bkの構成は同一であるので、以下の説明では添え字Y、M、C、Bkを省略する。
光走査装置104は光学箱201を備え、光学箱201内には光学部品が収納されている。図2に示すように、光学箱201には後述する光学ユニット200が取り付けられている。光学箱201内には、回転多面鏡202を備えており、回転多面鏡202はレーザビームが感光ドラム102を所定の方向に走査するように光学ユニット200から出射されたレーザビームを偏向する。この回転多面鏡202は図4に示すポリゴンモータ203によって回転駆動される。
回転多面鏡202によって偏向されたレーザビームは第1のfθレンズ204(第1のレンズ)に入射する。第1のfθレンズ204は、レーザビームが入射する入射面側に設けられた位置決め部219によって位置決めされている。第1のfθレンズ204を通過したレーザビームは、反射ミラー205及び反射ミラー206(図4及び図5参照)によって反射され、第2のfθレンズ207に入射する。
第2のfθレンズ207を通過したレーザビームは反射ミラー208によって反射され、防塵ガラス209を通過して感光ドラム102に導かれる。回転多面鏡202によって等角速度で走査されるレーザビームが第1のfθレンズ204と第2のfθレンズ207(光学部材)とによって感光ドラム102に結像し、かつ感光ドラム102を等速度で走査する。
図示の光走査装置104は光ビーム分離手段であるビームスプリッター210を有する。ビームスプリッター210は、光学ユニット200から出射され、回転多面鏡202に向かうレーザビームの光路上に配置されている。図示の例では、ビームスプリッター210は光学ユニット200と回転多面鏡202との間に配置されている。ビームスプリッター210に入射したレーザビームは透過光である第1のレーザビーム(第1の光ビーム)と反射光である第2のレーザビーム(第2の光ビーム)とに分離される。
ビームスプリッター210は入射面及び出射面を有しており、入射面には一定の反射率(透過率)となるようコーティング(膜)が形成されている。出射面は、内面反射が発生しても内面反射されたレーザビームが入射面で反射された第2のレーザビームとは異なる方向に導かれるように入射面に対しわずかな角度差を有している。つまり、入射面と出射面とは平行ではない。
また、ビームスプリッター210の入射面で反射された第2のレーザビームは、ビームスプリッター210を透過し、回転多面鏡202で反射した第1のレーザビームが導かれる第1のfθレンズ204とは反対側に導かれる。
第1のレーザビームは回転多面鏡202によって偏向され、上述したように、感光ドラム102に導かれる。第2のレーザビームは、図2に示す集光レンズ215(第2のレンズ)を通過した後、光学センサ(受光部)であるフォトダイオード(以下PDという)211に入射する。
光学箱201の側壁には開口が設けられており、集光レンズ215は、PD211とビームスプリッター210とを結ぶ線分上に配置される。PD211は、この開口に光学箱201の外側から取り付けられている。集光レンズ215を通過した第2のレーザビームは開口に取り付けられたPD211に入射する。
光走査装置104を小型化するとともにコストを抑制するため、第2のレーザビームの光路上には反射ミラーが配置されていない。PD211は、受光光量に応じた光量検知信号を出力し、この光量検知信号に基づいて後述する自動光量制御(Automatic Power Control:APC)が行われる。なお、PD211を、光学箱201の内部に設けるようにしてもよい。
図示の光走査装置104は、感光ドラム102上における位置と関係づけて画像データに基づくレーザビームの出射タイミングを決定するための同期信号を生成するビーム検出器(受光手段;以下BDという)212を備えている。図5に示すように、回転多面鏡202によって偏向されたレーザビーム(第1のレーザビーム)は、第1のfθレンズ204を通過し、反射ミラー205及び反射ミラー214によって反射され、BD212に入射する。
図5に示すように、光学箱201は上下に開放する開放面を備える形状であるので、光学箱201は上フタ217と下フタ218が取り付けられて内部が密閉される。
図6は、図2に示す光学ユニット200を分解して示す斜視図である。そして、図6(a)はレンズ鏡筒側からみた斜視図であり、図6(b)は基板側からみた斜視図である。
光学ユニット200は、レーザビームを出射する光源である半導体レーザ302(例えば、VCSEL(垂直共振器型面発光レーザ)を備えている。電気基板(以下単に基板という)303は半導体レーザ302を駆動するためのものである。以下の説明では、半導体レーザ302がVCSEL302であるとして説明する。
図6(a)に示すように、VCSEL302は基板303に実装されている。レーザホルダ301は鏡筒部304を備え、鏡筒部304の先端にはコリメータレンズ305が取り付けられている。コリメータレンズ305は、VCSEL302から出射されるレーザビーム(発散光)を平行光に変換する。コリメータレンズ305のレーザホルダ301に対する取り付け位置は、光走査装置104の組み立ての際に、VCSEL302から出射されるレーザビームの照射位置及びピントを検出しつつ、特定の治具で調整される。
コリメータレンズ305の取り付け位置が決定されると、コリメータレンズ305と鏡筒部304との間に塗布された紫外線硬化型の接着剤に紫外線を照射して、コリメータレンズ305がレーザホルダ301に接着固定される。VCSEL302は基板303に電気的に接続されており、基板303から供給される駆動信号によってレーザビームを出射する。
次に、VCSEL302が実装された基板303のレーザホルダ301への固定について説明する。
基板支持部材307によって基板303はレーザホルダ301に固定される。基板支持部材307は弾性を有する材質で形成されている。図6(a)に示すように、基板支持部材307には、ビス309に螺合する3箇所のビス穴(固定部)とビス308を通過させる3箇所の開口とが形成されている。ビス309は、基板303に設けられた穴を通過して、基板支持部材307に設けられたビス穴に螺合する。また、ビス308は、基板支持部材307の開口を通過してレーザホルダ301に設けられたビス穴に螺合する。
光学ユニットを組み立てる際には、まず、基板支持部材307をビス308でレーザホルダ301に固定する。次に、レーザホルダ301に設けられた3箇所の突き当て部301a(図6(b)参照)に、基板303に実装されたVCSEL302を押しつける。基板支持部材307と基板303との間にはすき間が存在する。次に、ビス309を締結することによって、基板支持部材307がレーザホルダ301側を凸とする弓形に弾性変形する。その復元力によって基板303が突き当て部301aに押し付けられて、VCSEL302がレーザホルダ301に固定される。
図7は、図6に示す半導体レーザであるVCSEL302による感光ドラム102上のレーザスポットの配置を示す図である。
本実施例において例示するVCSEL302は45度傾斜した2ビームレーザであって、レーザチップ表面上から感光ドラム102上に等倍率投影されるように設計される。VCSEL302が備える発光素子数は3つ以上であってもよい。レーザビームA(半導体レーザ302A)とレーザビームB(半導体レーザ302B)の副走査及び主走査間隔は600dpi(42.3μm)であり、主走査及び副走査の両方でレーザ光Aが先行するようにVCSEL302は基板303に取り付けられている。BD信号の取得は常時レーザ光Aの走査光で行われる。
続いて、第1の実施例で取り扱う4つの画像濃度の不均一性について説明する。
図8は、図1に示す画像形成装置でプリントされた画像の一例を説明するための図である。そして、(a)は、感光ドラム102面上に導かれたレーザビームAの主走査方向の光量変動を示す導光ムラに相当する第1のプロファイルの一例及び感光ドラム102面上に導かれたレーザビームBの主走査方向の光量変動を示す導光ムラに相当する第2のプロファイルの一例を示す図であり、(b)は1つの感光ドラム表面の複数の領域間の電位特性の不均一性を示す第3のプロファイルの一例を示す図である。また、(c)は回転多面鏡202の面倒れによって生じる画像濃度の不均一性に相当する第4のプロファイルの一例を示す図であり、(d)は第3及び第4のプロファイルを重畳した補正プロファイルの一例を示す図である。
図8(a)において、第1のプロファイル121Aと第2のプロファイル121B(第1の補正データ:濃度ムラプロファイル)とが異なるのは、レーザビームA及びBに出射光分布差(出射角)と光波長差とがあるからである。そして、主走査方向にパワーのあるレンズ群(204、207)における屈折率差とミラー群(202、205、206、208)によって導かれる光路差によって濃度差を生じる。その分布は主走査方向300mmに対して40mm周期以下程度で10パーセントの光量変動であって、緩やかに変動している。第1のプロファイル121Aと第2のプロファイル121Bは、第1の補正データとして、複数の光ビームが感光ドラム102を走査する走査方向における光学部材の光学特性を補正するために用いられる。
図8(b)において、画像内の濃度ムラは、感光ドラムの長手方向及び周方向に分布し、20mm周期以下程度で10パーセントの光量変動であって、緩やかに変動している。ここで、最終的な感光ドラム表面の露光感度は2レーザの波長差の影響が極小さくなるように構成されている。
図8(c)において、面倒ムラは5面回転多面鏡202の1回転周期に依存した5面周期で、副走査線ピッチの疎密が濃度ムラとして顕現する。そして、第3及び第4のプロファイルを重畳すると、図8(d)に示す補正プロファイルが得られる。
図1に示す画像形成装置では、上述の3種類で4つの画像濃度ムラについて、ムラ要因となる交換部品単位で付属の不揮発メモリを備えて、補正プロファイルデータを予め工場製造組み立て後に測定して補正データを作成して当該不揮発メモリに記録する。画像形成装置は、この補正データを使用して作像時に後述するように補正を行う。
図9は、図1に示す画像形成装置で用いられる制御系のブロック図である。なお、光走査装置(レーザスキャナともいう)104Y、104M、104C、及び104Bkの構成は同一であるので、以下の説明では添え字Y、M、C、Bkを省略する。
CPU961は図示のレーザスキャナ104に接続されており、レーザスキャナ104はプリンタ画像コントローラ(以下単にコントローラと呼ぶ)904及びレーザドライバIC400を有している。CPU961は、基板303から離間した本体背面基板(図示せず)に実装され、前述のようにレーザスキャナ104と装置全体を統合制御する。そして、CPU961は、コントローラ904と、画像エンジン制御をコマンド通信レベルにおいて協調同期して行うようにシリアル通信線457で接続されている。CPU961は水晶発振器480から20MHzの動作クロックの供給を受ける。
コントローラ904は、画像形成装置の外部から受けた画像データを4色分離する。そして、コントローラ904はスクリーン処理を行ってレーザスポット解像度のビットマップデータに変換し、BD信号に同期してPWMIC905を制御して、2ビームレーザを点滅するPWM発光信号をレーザドライバIC400に送出する。
レーザドライバIC400は、基板303上に実装され、半導体レーザ(光源)302A及び302Bを駆動する。また、レーザドライバIC400はPD211と接続されており、APCを実行する。PWM発光信号に応じて、レーザドライバIC400は、半導体レーザ302A及び302Bを駆動して、APCによって設定される光量を基準として感光ドラム面上の光量の制御と濃度ムラ補正とを行う。
前述の交換部品付属の不揮発メモリは、第1及び第2のムラ(導光)に関する導光SHD EEPROM401であり、レーザドライバIC400に備えられて、シリアル通信線456によってCPU961に接続される。第4のムラについては、ポリゴンモータ203が固定された基板上の面SHD EEPROM402に記録されている。そして、面SHD EEPROM402はシリアル通信線492によってCPU961に接続される。
第3のムラ(第2の補正データ)については、感光ドラム102のユニットに固定された基板上のドラムSHD EEPROM403に格納されている。そして、ドラムSHD EEPROM403はシリアル通信線493によってCPU961に接続される。なお、第2の補正データは、感光体の表面の複数の領域の各々に対応して作成され、当該各領域の電位特性を補正するために用いられる。
ここで、図示の制御系では、補正プロファイルに係る基準位置信号を有しており、第1及び第2のムラ(導光)(第1及び第2のプロファイル;第1の補正データ)についてはBD信号が基準位置信号として用いられる。また、第4のムラについては、BD信号を基準として生成されるポリゴン面特定信号が基準位置信号として用いられる。そして、第3のムラについては、主走査方向に関してはBD信号が基準位置信号として用いられ、副走査方向に関しては感光ドラム102の1回転の回転位置(回転基準位置ともいう)を検知するドラムHP(ホームポジション)センサ(検出手段)731からシリアル通信線455を介して入力されるドラムHP信号が基準位置信号として用いられる。なお、CPU961及びレーザドライバIC400の動作については後述する。
図10は、図9に示すCPU961における画像形成制御処理のフローチャートである。
まず、コントローラ904に操作部(不図示)からプリント指示が入力されると、コントローラ904はCPU961に作像準備の指示を送る。これによって、CPU961はPWM設定を行うとともに、導光SHD EEPROM401、面SHD EEPROM402、ドラムSHD EEPROM403の読み出しを行う(ステップS201)。
そして、CPU961は、DCモータであるポリゴンモータ203を駆動して回転多面鏡202を回転駆動し、ポリゴンモータ203に内蔵されたモータドライバIC(信号出力手段)290から複数反射面(ここでは5面)のうちの特定ミラー面を特定可能な回転状態検知信号(回転位置信号、以下FG(frequency generator)信号という)をシリアル通信線458を介して受信する。CPU961は、FG信号に応じて、モータドライバICに回転指示信号をシリアル通信線459を介して出力する。モータドライバICは、回転指示信号を受けると、ポリゴンモータ203をフィードバック制御して、回転多面鏡(偏向手段)202を所定の回転速度に制御する(ステップS202)。
また、ステップS202においては、CPU961は感光ドラム102の回転動作を指示する。これに伴って、感光ドラム102の1回転につき1回のドラムHP信号がドラムHPセンサ731からCPU961に入力される。CPU961は、ドラムHP信号を基準として計時を行うタイマー機能(VCLKカウンタと呼ぶ)によって感光ドラム102の回転位置を特定する。なお、感光ドラム102の1回転に要する時間は、例えば、約800msecである。
次に、CPU961はAPCの準備を行う。CPU961はAPCの制御指示を、レジスタシリアル通信線470によってレーザドライバIC400に送る。レーザドライバIC400は当該制御指示を不図示の内蔵メモリに書き込む。
まず、CPU961はレーザスキャナ104に、目標となる最大レーザ光量の調整量(APC光量)のレジスタ設定を行う。CPU961はこのレジスタ設定値を導光SHD EEPROM401から読み出す。なお、前述のように、このレジスタ設定値は、予めレーザスキャナ104のユニットを組み立てる際に、BD212の照射面位置における光量が所定の光量となるように工場で測定調整するときに導光SHD EEPROM401に書き込まれる。そして、当該レジスタ設定値はレーザスキャナ104のユニットの調整量として導光SHD EEPROM401に保持される。なお、補正のための事前設定は各レーザについて1レジスタ8ビットずつ行なわれる。
また、CPU961はレーザ光量シェーディング(レーザ光量変調、以下SHDという)制御の準備を行なう。この準備の後、CPU961はAPC及びSHDについて、各基準位置信号の入力待ち状態となる(ステップS202)。
いま、FG信号によって回転多面鏡202が所定の回転速度になったことを検知すると、CPU961はAPCの開始をレーザドライバIC400に指示する。そして、半導体レーザ302AのAPCのフィードバック制御が安定すると、BD信号の取得に十分な強度のレーザ発光可能状態となって、CPU961はBD信号を検知する。
その後、BD信号を基準として、CPU961は主走査における感光ドラム領域以外で全部レーザのAPCを行うシーケンス発光制御に移行する。これによって、半導体レーザ302Bのフィードバック制御が安定する。主走査における感光ドラム領域(以下ビデオ領域という)では、CPU961はPWM発光信号に応じた発光制御を行うことになるが、起動初期(状態1)には画像データが転送されていないのでレーザ発光を行わない(ステップS203)。
続いて、CPU961はFG信号に応じたモータ制御から、BD信号に応じたモータ制御(状態5)に移行する(ステップS204)。そして、CPU961は回転速度が安定したか否かを判定する(ステップS205)。回転速度が安定していないと判定した場合(ステップS205において、NO)、CPU961は待機する。
一方、回転速度が安定したと判定すると(ステップS205において、YES)、CPU961は描画開始準備として、現像高圧バイアスの印加許可を現像装置105に対して行う(ステップS206)。
次に、CPU961はコントローラ904に対して描画開始を指示する(ステップS207)。これによって、コントローラ904は画像データに応じた描画を開始する。この際、ライン単位の画像データは、BD信号を基準としてBD同期によってコントローラ904からPWMIC905に転送される。PWMIC905では画素単位で画像データをレーザPWM変調して、2レーザの2値差動信号としてAPC発光DA部404A及び404B)に送る。レーザドライバIC400は最大光量をAPC光量として、当該APC光量から、減光演算部410A及び410Bでそれぞれ算出される減光量に対応する電流量を差し引いた電流量で半導体レーザ302A及び302Bを駆動して発光させる。なお、レーザビームが感光ドラム102及びBD212に至る経路は図5で説明したとおりである。
なお、ステップS207に続いて、CPU961は、BD信号、ドラムHP信号、及びFG信号にそれぞれ基づく割り込みを許可するとともに、SHDの随時補正を開始する(ステップS208)。
続いて、CPU961は1ページのプリントが終了したか否かを判定する(ステップS209)。1ページのプリントが終了しないと(ステップS209において、NO)、CPU961は待機する。
一方、1ページのプリントが終了すると(ステップS209において、YES)、CPU961はモータ類を停止するとともにレーザを消灯する。さらに、CPU961はBD信号、ドラムHP信号、及びFG信号にそれぞれ基づく割り込みをマスクするとともに、現像高圧バイアスの解除を行って(ステップS210)、処理を終了する。
ここで、CPU961及びレーザドライバIC400によるSHD動作について説明する。
全体的なSHD制御は、次の6つのステップで行われる。(1)第1にメモリへの補正データの準備(第1の準備動作)、(2)第2に基準位置信号の発生と入力、(3)第3に基準位置信号からの計時による走査位置(つまり、露光位置)の特定、(4)第4にレーザドライバIC400外部における演算と転送、(5)第5にレーザドライバIC400での補正位置におけるデータの演算、(6)第6にレーザドライバIC400におけるPWM発光中のレーザ電流変調。
第1の準備動作は、ステップS202において行われる。CPU961及びレーザドライバIC400は、レジスタ通信インターフェイスで接続され、CPU961からレーザドライバIC400にレーザ光量補正タイミング信号(シェーディングクロック信号、以下SHDCLKという)が通信線474で与えられる。CPU961は第1及び第2のムラ補正(以下導光SHDという)の設定値を導光SHD EEPROM401から読み出す。この設定値は、予めレーザスキャナ104のユニット組み立ての際に各像高に対応する照射面位置での光量が所定の値となるように工場で測定調整されたされたときに導光SHD EEPROM401に書き込まれる。
導光SHD EEPROM401から読み出された導光SHDの設定値は、レジスタシリアル通信線470によってレーザドライバIC400のメモリ421A及び421Bに書き込まれる。この設定値は1点が8ビット256階調で、各半導体レーザ302A、302Bの主走査方向の20mm間隔で17データ用意され、導光SHDは、全部で34レジスタに対して行われる。
CPU961は第3のムラ補正(以下ドラムSHDという)の設定値をドラムSHD EEPROM403から読み出す。この設定値(調整量)は、予め感光ドラム102のユニット組み立ての際に各像高及びドラムHP信号のシリアル通信線455からの入力時点から計時される時間で規定されるドラム表面の照射面位置に対応する光量が所定の光量となるように工場で測定調整されたされたときにドラムSHD EEPROM403に書き込まれる。
ドラムSHD EEPROM403から読み出されたドラムSHDの設定値は、CPU961の不図示のドラムSHDメモリに書き込まれる。この設定値は主走査方向に33点、副走査方向に32点の10mm間隔で、2次元格子状に用意され、ドラムSHDは、1データ8ビット256階調にて全部で1056レジスタにおいて8ビットずつ行われる。
CPU961は第4のムラ補正(以下面SHDという)の設定値(第3の補正データ)を面SHD EEPROM402(別の格納手段)から読み出す。この設定値は、予めレーザスキャナユニット組み立ての際にFG信号のシリアル通信線458を介した入力時点から計時される時間で規定される回転多面鏡202の各隣接面間の濃淡ムラが所定のムラに軽減されるように工場で測定調整されたされたときに面SHD EEPROM402に書き込まれる。
面SHD EEPROM402から読み出された面SHDの設定値は、CPU961の付図示の面SHDメモリに書き込まれる。この設定値は回転多面鏡2021回転の副走査ライン数分用意され、1点が8ビット256階調で2レーザの5面であるので、面SHDは、全部で10レジスタで8ビットずつ行われる。
CPU961は、ドラムHPセンサ731からのHP信号に応じて、ドラムモータ制御を行って、感光ドラム102を一定速回転制御する。つまり、CPU961はHP信号の周期が一定に安定するようにフィードバック制御を行う。また、APCの安定に伴って、CPU961はポリゴンモータ203を一定速回転制御する。つまり、CPU961はBD212からのBD信号がほぼ一定周期となるようにフィードバック制御を行う。
CPU961はドラムHP信号及びBD信号を割込信号として、さらにFG信号をポリゴン面特定信号として、感光ドラム102の主走査及び副走査制御用の周期信号ならびにポリゴン回転制御用の周期信号を出力する。
図11(a)〜図11(c)は、図9に示すCPU961から出力される周期信号を説明するための図である。そして、図11(a)は感光ドラム102の副走査(以下ドラム副走査と称する)制御用の周期信号であるドラムカウンタークロック信号を示す図であり、図11(b)は感光ドラム102の主走査(以下ドラム主走査と称する)制御用の周期信号であるドラムカウンタークロック信号を示す図である。また、図11(c)はポリゴン回転の周期信号であるポリゴン面カウンタークロック信号を示す図である。
CPU961は図11(a)に示す感光ドラム102の副走査制御用の周期信号であるドラムカウンタークロック信号(所定の周波数の第1のクロック信号、以下VCLKという)を発生する。CPU961はドラムHP信号の立下りを基準としてVCLKカウンタ(第1のカウンタ)をリセットする。そして、CPU961は1走査中において所定の第1時間から所定の第2時間まで、不図示の水晶発振クロックである20MHzクロックの計時に基づいて、約1.6msec周期のVCLKパルスを生成する。
CPU961はVCLK(第1のクロック信号)を感光ドラム102の1回転にほぼ対応した512パルス分等間隔に発生している。このVCLKの各パルス数はドラムHP信号に対して、感光ドラム表面各位置に対応したタイミングを示している。
VCLKの各パルスは、例えば、感光ドラム102の1回転800msecで32ブロックデータの16分割線形補間する場合の1ステップ位置単位に対応しており、感光ドラム102の1回転16000000カウントで、1ブロック500000カウント、1VCLKは31250カウントである。このVCLKの副走査クロックカウントは感光ドラム102の1回転で0〜511にカウントアップされ、感光ドラム102の1回転ごとに循環する。また、CPU961はBD信号に応じてカウント値をラッチするので、1主走査線中に副走査のブロックは進行しないように構成されている。ラッチされた副走査クロックカウントは、2次元ドラムムラメモリ(図示せず)の読出アドレスの上位ビットとなる。
CPU961は、図11(b)に示す感光ドラム102の主走査制御用の周期信号であるドラムカウンタークロック信号(所定の周波数の第2のクロック信号、以下HCLKという)を発生する。CPU961はVCLKからドラム表面の副走査位置を最初に特定してその走査線中は1つの副走査位置に保持する。そして、CPU961はBD信号の立下りを基準として主走査位置カウンタ(第2のカウンタ)をリセットして、1走査中のドラム表面上のドラムSHDデータを演算する。なお、主走査位置カウンタは、レーザビームの1走査周期内で0から31にカウントアップされ、カウント値は1走査周期毎に循環する。
CPU961は、図11(c)に示すポリゴン回転制御用の周期信号である回転多面鏡面カウンタークロック信号(所定の周波数の第3のクロック信号、以下PCLKという)を生成する。FG信号の立下りと、BD信号の立下りタイミングに対応するPCLKとに応じて、CPU961は回転多面鏡202の反射面のうちいずれの反射面にレーザビームが入射するかを特定する。CPU961回転多面鏡面カウンタークロックをカウントし、そのカウント値は回転多面鏡2021回転中に0〜4にカウントアップされ、カウント値は回転多面鏡202の1回転ごとに循環する。そして、CPU961は1走査線中においてレーザ毎に1つの面情報を保持する。
このようにして、CPU961はSHDシーケンスによってレーザドライバIC400外部における画像形成装置の副走査補正位置を特定する。
図12は、マルチレーザの1走査中におけるシェーディングクロック信号の一例を示す図である。
主走査の周期信号として、SHDCLKが用いられる。CPU961は、BD信号の立下りを基準として不図示のカウンタをリセットする。そして、CPU961は1走査中の所定の第1時間から所定の第2時間まで、水晶発振クロックの計時に基づいて、例えば、0.4μsec周期程度のSHDCLKパルスを生成する。CPU961はSHDCLKの開始タイミングに対応する位置及び終了タイミングに対応する位置に応じて、ビデオ領域にほぼ対応した512パルスを発生し、調整用の12パルスとの合計524発を等間隔に発生する。BD信号に対して、その各SHDCLKパルス数は、レーザドライバIC400が、SHD補正位置とSHD補正を演算し、APC発光DA部404A及び404Bを動作させる各タイミングを示している。
具体的には、予め基準となるBD周期である400μsecと、基準となるビデオ領域の開始位置及び終了位置にそれぞれ対応するBD信号パルス発生からの経過時間である10μsec及び214.8μsecとが設定されている。この基準BD周期とビデオ領域を規定するBD信号パルス発生からの経過時間とは、光走査装置104及び感光ドラム102が工場で生産された際に予め測定工具にて計測された光学ムラ位置とドラムムラ位置とを再現する条件となる値であって、各メモリのデータに対応する周期と対応して規定されている。
このようにして、レーザドライバIC400によるSHD補正においては主走査方向の各補正位置を特定する。
次に、CPU961はドラムSHDデータと面SHDデータとをレーザドライバIC400外部で準備されたSHD補正データ(第2の補正データ)として、1走査1列のSHD補正データを1走査単位でレーザドライバIC400のFIFOメモリ422及び423に転送する。
図13は、マルチレーザの1走査中における補正データと光量補正タイミングとの一例を示す図である。
図13では、ムラ補正データシリアル通信バス473の信号と、パラレル変換部472の出力である、FIFOメモリ423、422、メモリ421A、421Bのデータの入出力、及びBD信号発生のタイミングが示されており、1走査単位のドラムSHDデータZ,I,J,K,L、及び、1走査単位の面SHDデータW,L,M,P,Qが交互にメモリに保持される様子が示されている。また、第1の準備動作により、メモリ421A及び421Bには、あらかじめ1走査分の導光SHDデータa,bが保持されている。
図14は、図9に示すCPU961におけるBD割り込み処理のフローチャートである。
FIFOメモリ422及び423はFIFOメモリであり、データは、予めFIFOメモリ422及び423に溜められて次の走査線における補正に用いられる。よって、副走査位置及びポリゴン特定面は、1走査前のデータでレーザドライバIC400は機能する。また、事前の1走査内に1走査線分の転送が終了すればよいので、データ転送はCPU961の逐次演算のタイミングで行われるように構成される。
まず、CPU961はBD信号を受けると、つまり、BD割り込みが発生すると(ステップS301)、2重メモリ(バッファ)切り替え指示をレーザドライバIC400に出力するとともに、SHDCLKパルスを発生する。そして、CPU961は不図示のHCLKカウンタをクリアしてHCLKパルスを発生する(ステップS302)。
続いて、CPU961は、ドラムSHDの副走査位置をラッチして、内蔵カウンタ(第3のカウンタ)によるPCLKのカウントアップとFG信号で設定された基準のクリアとを行う(ステップS303)。前述のように、CPU961はVCLKからドラム表面の副走査位置を最初に特定してその走査線中は1つの位置に保持する。そして、CPU961はBD信号の立下りを基準として主走査位置カウンタをリセットして、1走査中のドラム表面上のドラムSHDデータを演算する。
この際、CPU961はVCLKとHCLKとによって特定されたドラム表面位置周辺の4点のドラムSHD補正データに基づいて線形補間を行って、1つのドラムSHD補正データを求める(ステップS304)。これと並列行して、CPU961はPCLKで特定された回転多面鏡202の1つのポリゴン面に対応する各8ビットで合計16ビットの2レーザそれぞれの面SHD補正データ、直列してシリアル通信でレーザドライバIC400に転送する。
ムラ補正の通信で用いられるムラ補正データシリアル通信バス473は、2重バッファレジスタであるFIFOメモリ422,423へのトグル信号の線、クロックの線、及び2つのデータ線(以下それぞれMS、WCLK,WD1、及びWD2という)の4本の信号線で構成されている。WCLK,WD1、及びWD2でそれぞれ伝送されるクロック及び2種類のデータの伝送タイミングは、図13に示されている。WD1では、BD信号の1走査のビデオ領域に対応した8ビット33データの合計264ビットのドラムSHD補正データが、レーザドライバIC400に転送される。
WD2では、前述のPCLKで特定された回転多面鏡202の1つののポリゴン面に対応する各8ビットで合計16ビットの2レーザそれぞれの面SHD補正データが、レーザドライバIC400に転送される。MS及びWCLKではWD1及びWD2に共通の通信制御信号であるトグル信号とクロックが転送される。
図13において、WCLKは、シリアルデータ転送に必要なHCLKの8倍の周波数(8MHz)を有するクロックパルスの発生のタイミングを表している。MSで伝送されるトグル信号はBD信号に同期して発生しており、トグル信号パルスの立下りに応じて、2重バッファレジスタ(FIFOメモリ422,423)の状態が反転する。
このようにして、CPU961はシリアル転送によって8ビットデータをWD1及びWD2で、クロックをWCLKで転送する(ステップS305)。例えば、図13のように、WD1で転送された各1走査分で連続する4走査に対応するドラムSHDデータ群 I,J,K,Lは、バッファされる。同様にWD2で転送された各1走査(2レーザ)分で連続する4走査に対応する面SHDデータ群 N,M,P,Qは、バッファされる。続いて、CPU961は前述の1データ群の33データを転送したか否かを判定する(ステップS306)。33データの転送が終了しないと(ステップS306において、NO)、CPU961は転送を継続する。一方、33データの転送が終了すると(ステップS306において、YES)、CPU961はBD割り込み処理を終了する(ステップS307)。なお、面SHDデータ群は33データよりデータ量が少ないため、33データの転送が終了が双方の転送終了となる。
上述のように、CPU961は、SHD補正データの転送を異なる33のHCLKの各々に同期して行う。CPU961はおよそ1μsec周期で演算処理を行って、シリアル通信でレーザドライバIC400にデータ転送を行う。パラレル変換部472は8ビットシリアルデータをパラレル変換して、FIFOメモリ423及び422に書き込む。
図15は、図9に示すCPU961で行われるHP割り込み処理のフローチャートである。
ドラムHP信号を受けると、つまり、HP割り込みがあると(ステップS401)、CPU961はVCLKカウンタをクリアして、VCLKパルスを発生する(ステップS402)。そして、CPU961はHP割り込み処理を終了する(ステップS403)。
続いて、レーザドライバIC400における補正位置でのデータ演算について説明する。
レーザドライバIC400では、SHDCLKのタイミングに応じて、半導体レーザ302Aに関して、FIFOメモリ423から第1データが読み出されるとともに、FIFOメモリ422及びメモリ421Aからデータが読み出される。読みだされたデータは、その後演算においては、全て8ビット256階調データとして取り扱われる。例えば、図13のように、WD1で転送された1走査分の各ドラムSHDデータ群 I,J,K,Lは、FIFOメモリ422から、1走査遅延して読み出される。同様にWD2で転送された各1走査の2レーザ分の面SHDデータ群 N,M,P,Qは、FIFOメモリ423から、1走査遅延して読み出される。
FIFOメモリ422のデータ及びメモリ421Aのデータはそれぞれ線形補間部426及び425Aにおいて線形補間される。線形補間部426は、まず、32ブロック33データから現在の位置を挟む2つのデータを選択的にFIFOメモリ422から読み出す。1ブロックには16SHDCLKパルスが対応しており、線形補間部426は読み出された2つのデータとの距離関係に基づいて16分割線形補間を行って補間後のデータを求める。例えば、1走査分のデータIに基づいて求められたドラムSHD線形補間処理後データをg(I)と表記する。
一方、線形補間部425Aは、16ブロックを規定する17データから現在の位置を挟む2つのデータをメモリ421Aから選択的に読み出す。1ブロックには32SHDCLKパルスが対応しており、線形補間部425Aは読み出された2つの元データとの距離関係に基づいて16分割線形補間を行って補間後のデータを求める。例えば、1レーザ1走査分のデータaに基づいて求められた導光SHD線形補間処理後データを、関数f(a)と表記する。
線形補間部426の出力及び線形補間部425Aの出力は乗算部424Aに与えられ、ここで乗算される。FIFOメモリ423の面SHDデータは、レーザ毎の要素で構成されている。例えば1ポリゴン面毎の面SHDデータ群Nの要素は、半導体レーザ302A,302Bそれぞれとの対応を示す添字a,bを添えて、Na,Nbと表記する。乗算部424Aの出力及びFIFOメモリ423の出力(データ)は乗算部427Aに与えられて、ここで乗算される。そして、乗算部427Aから1つの補正データが出力される。そして、減光演算部410Aは補正データに応じて減光量を求める。
この演算は512の補正位置に対応するタイミングである512のSHDCLKパルスについて行われる。メモリ421A、422及び423からの読み出し及び線形補間部425A及び426の演算処理は、SHDCLK6パルスの時間でパイプライン処理され、減光演算部410Aに送られる。
ここでは、最初のSHDCLKパルスの発生に応じて補正プロファイルから最初のデータを取り出して演算した後、当該最初のSHDCLKパルスから数えて6番目のSHDCLKパルス後の発生に応じてにAPC発光DA部404Aの設定値を変更して半導体レーザ302Aの光量を補正するので、主走査における所定のSHD位置よりも6パルス前のSHDCLKパルスの発生に応じて当該所定のSHD位置用の補正処理を開始する。
半導体レーザ302Bについては、FIFOメモリ423の第2データとFIFOメモリ422及びメモリ421Bのデータとが用いられる。そして、線形補間部426及び425B、乗算部424B、427Bと減光演算部410Bにおいて、半導体レーザ302Aの場合と同様に処理される。
図7に関連して説明したように、半導体レーザ302Bからのレーザビームは、42.3μm遅れて半導体レーザ302Aからのレーザビームの走査ラインに隣接した走査面上の走査ラインを走査するので補正タイミングはその分遅延させる。この遅延量は6SHDCLKパルス相当であるので、APC発光DA部404Bは、ビデオ領域の開始から6クロック遅れて動作を開始する。
半導体レーザ302Bによるレーザビームも、半導体レーザ302Aによるレーザビームと同等にビデオ領域でSHD補正するので、最後端にも6クロックが追加されて、調整後のSHDCLKのパルス数は、所定のレーザ走査光量補正タイミングより前後に6クロックずつ増加する。
なお、PWMIC905により変調されたレーザ電流は、APC発光DA部404A及び404Bにおいて並列処理されて補正動作が行われる。例えば、図13のように、WD1で転送された1走査分のドラムSHDデータ群 Iと、WD2で転送された1走査の2レーザ分の面SHDデータ群 Nは、それぞれ対応するFIFOメモリ(バッファ)422及び423によって、1走査遅延して読み出され、下記の式で表現されるレーザ電流変調基準のアナログデータとなる。
APC発光DA部404Aの補正DA値A={f(a)×g(I)×Na}
APC発光DA部404Bの補正DA値={f(b)×g(I)×Nb}
図13の補正DA(404A、404B)の波形は、縦軸がアナログ値を表す補正DA値の模式的な表現である。
各走査での半導体レーザ302Aの補正DA(404A)のアナログ値の立ち上がりと立下りはSHD補正の開始6SHDCLKパルス後から、SHD補正終了の6SHDCLKパルス前のタイミングに相当する。
各走査での半導体レーザ302Bの補正DA(404B)のアナログ値の立ち上がりと立下りはSHD補正の開始12CLK後から、SHD補正終了タイミングに相当する。
このようにして、本発明の実施の形態では、ビデオ領域においてAPC光量を基準としてSHD補正がSHDCLKの位置で有効となり、かつ予め準備設定されたSHD補正データを転送して算出されたレーザ光量補正データがSHDCLKの位置で有効となる。この結果、全ての濃度ムラ補正がなされた適正光量で画像露光域を露光することができる。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、各ムラ補正対象毎に補正プロファイルを適正にしているので、メモリの容量を少なくしてデータ転送量を低減することができる。そして、第1及び第2の導光ムラ補正プロファイルは、光走査装置104の個別のユニットに固有のプロファイルであり、複数の走査中に変化しない。従って、光学走査装置の不揮発メモリである導光SHD EEPROM401から読み出したデータを、レジスタシリアル通信によって予め光学走査装置104のメモリ421A及び421Bに保存すれば、レーザ数に応じたSHDデータの転送が不要となって、ムラ補正データシリアル通信バス473を簡略化することができる。
また、第3のドラムムラ補正プロファイルは、感光ドラム102の個別のユニットに固有のプロファイルであり、光学走査装置104外部のドラムSHD EEPROM403に保存する。そして、光学走査装置104において、2次元ドラムSHD補正を全てのレーザに対して行う場合であっても、マルチレーザ数に応じた転送を行う必要をなくし、また、導光ムラ補正階調が2次元ドラムSHD補正階調より高いために多くの補正データ量が要求される場合であっても、導光ムラ補正階調に応じた転送を行う必要をなくしたので、光学走査装置104に対して大量のデータの転送を行う必要がなく、これによっても、ムラ補正データシリアル通信バス473を簡略化することができる。さらに、光学走査装置には大容量のメモリを備える必要がないので、メモリ構成を簡略化することができる。
加えて、第4の面倒れムラ補正プロファイルは、回転多面鏡202の面数に固有のプロファイルであり、レーザドライバIC400外部の面SHD EEPROM402に保持される。そして、レーザドライバIC400において重畳演算するようにしたので、レーザドライバIC400に対する回転多面鏡データの面数分のデータ保持が不要となってレーザドライバIC400の内部メモリ構成を簡略化することができる。
このようにして、シェーディング補正における線形補間及び重畳を行う演算部をレーザドライバIC400の内部又は近辺に設けることによって、演算回路の基板一体化又はIC一体化を行うことができ、高精度でかつ低コストでレーザ光量補正を実現することができる。
なお、上述の実施の形態では、ドラムSHDを32ブロックに対して、導光ムラの補正を16ブロックに対して行うとしたが、最終的な補正制御位置分解能を考えた場合には、補正分解能は整数比である方が演算し易い。
上述の実施の形態では、2レーザVCSELを例として説明したが、VCSEL以外の端部発光レーザであってもよい。また、3レーザ以上であっても適用可能である。レーザ数は多い方が、コストダウン効果が大きい。
上述の実施の形態では、導光ムラ、ドラムムラ、及び面倒れムラの3種類の補正プロファイルを重畳する例について説明したが、中間転写ベルトムラ、画像駆動部の振動ムラ、及び現像高圧周期ムラなど4つ以上の複数のムラの次元ムラプロファイルを組み合わせても、本発明を適用することができる。さらには、ドラムシェーディング及びマルチレーザの組み合わせでも本発明を適用することができる。特に、マルチレーザビーム数分のプロファイル転送が簡略化される場合はその効果が大きく、低コストでレーザ光量補正を行うことができる。
上述の実施の形態では、ドラムSHD周期を10mm、導光ムラ周期を20mmとしたが、これらに限られるものではなく、それ以外のムラ周期であってもよく、補間演算及び重畳演算によって光量段差の少ない滑らかなレーザ光量補正を行うことができる。
上述の実施の形態では、導光ムラプロファイルの格納に用いる導光SHD EEPROM401をレーザドライバIC400内部に備えるとしたが、光走査装置の組み立て単位、メンテナンス交換部品を単位として、同一の部品ユニット又は基板ユニットに並列して実装される形態であれば、レーザドライバIC400の外部に備えるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、面倒れムラプロファイルの格納に用いられる面SHD EEPROM402をポリゴンモータ203内部に備えるとしたが、光走査装置部分の組み立て単位、メンテナンス交換部品を単位として、同一の部品ユニットや光学走査装置ユニットに並列して実装される形態であれば、モータ外部に備えるようにしてもよい。また、導光ムラプロファイルと面倒れムラプロファイルに係るEEPROMを共用するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、カラー画像形成装置及び当該画像形成装置に備えられる光走査装置を例に挙げて説明したが、カラー画像形成装置に限られるものではなく、モノクロで画像形成する画像形成装置及び当該画像形成装置に備えられる光走査装置であってもよい。
上述の説明から明らかなように、図9に示す例においては、CPU961が出力手段及び演算手段として機能し、レーザドライバIC400が制御手段として機能する。また、ドラムHPセンサ731、BD212、及びCPU961が特定手段として機能する。さらに、水晶発振器480及びCPU961は信号生成手段として機能する。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を光走査装置及び光走査装置の外部に配置された制御部に実行させるようにしてもよい。
100 画像形成装置
101 画像形成部
102 感光ドラム
104 光学走査装置
106 ドラムクリーニング装置
107 中間転写ベルト
108 駆動ローラ
109,110 従動ローラ
111 一次転写装置
112 2次転写装置
113 定着装置

Claims (8)

  1. 画像形成装置であって、
    感光体と、
    画像データに基づいて供給される電流の値に対応し、前記感光体を露光するための光ビームを出射する複数の光源と、前記複数の光源が実装された基板と、前記複数の光源各々から出射された複数の前記光ビームが前記感光体上を走査するように複数の前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段によって偏向された複数の前記光ビームを前記感光体上に導くレンズと、前記レンズによって前記感光体上に導かれた複数の前記光ビーム各々の前記感光体上における光量の差を抑制すべく、前記電流の値を補正するための第1の補正データを前記複数の光源の各々に対応させて格納する格納手段と、前記基板に実装され、前記複数の光源に供給する前記電流の値を補正するレーザドライバICとを備え、前記画像形成装置本体に取り付けられる光走査装置と、
    複数の前記光ビームの光量を前記感光体上の領域に応じて制御するために前記複数の光源に共用される第2の補正データを前記光走査装置に出力する出力手段とを備え
    前記レーザドライバICは、前記格納手段からシリアル通信によって前記複数の光源の各々に対応する前記第1の補正データを受け取り、かつ前記出力手段から前記第2の補正データをシリアル通信によって受け取り、受け取った前記第1の補正データと前記第2の補正データとに基づいて前記複数の光源の各々に対応する光量補正データを生成し、生成した光量補正データに基づき前記複数の光源に供給する電流の値を補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の補正データは、前記レンズの光学特性に応じて複数の前記光ビームが前記感光体上を走査する走査方向において複数の前記光ビームの光量を補正するための補正データを含むことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の補正データは、前記感光体の表面の複数の領域の各々の電位特性の不均一性に対応する補正データを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記光走査装置は、前記偏向手段の複数の反射面の各々ごとに複数の前記光ビームの光量を補正する補正データを記憶する他の格納手段を備え、
    前記出力手段は、前記他の格納手段から前記偏向手段の複数の反射面の各々ごとに複数の前記光ビームの光量を補正する補正データを読み出し、
    前記第2の補正データは、前記偏向手段の複数の反射面の各々ごとに複数の前記光ビームの光量を補正する前記補正データを含む請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の光源から出射された複数の前記光ビームによる前記感光体上の露光位置を特定する特定手段を備え
    前記出力手段は、前記特定手段によって特定された前記露光位置に基づいて前記露光位置に対応する前記第2の補正データを前記光走査装置に出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 所定の周波数のクロック信号を生成する信号生成手段を備え
    前記特定手段、前記感光体に設定された回転基準位置を検出する検出手段と、前記回転基準位置が検出されたことに応じて前記クロック信号のカウントを開始するカウンタと、を備え、前記カウンタのカウント値に基づいて前記複数の光源から出射された複数の前記光ビームの前記感光体の回転方向における露光位置を特定することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  7. 所定の周波数のクロック信号を生成する信号生成手段と、
    前記偏向手段によって偏向された複数の前記光ビームを受光する受光手段とを備え、
    前記特定手段は、記受光手段の受光に応じて前記クロック信号のカウントを開始するカウンタを備え、前記カウンタのカウント値に基づいて前記複数の光源から出射された複数の前記光ビームの前記走査方向における露光位置を特定することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  8. 所定の周波数のクロック信号を生成する信号生成手段と、
    前記偏向手段の回転位置に応じた回転位置信号を出力する信号出力手段と、
    前記信号出力手段が前記回転位置信号を出力したことに応じて、前記クロック信号のカウントを開始するカウンタを有し、前記カウンタのカウント値に基づいて前記複数の反射面のうち複数の前記光ビームが入射する反射面を特定する特定手段とを備え
    前記他の格納手段は、前記偏向手段の複数の反射面の各々ごとに複数の前記光ビームの光量を補正する前記補正データのうち前記特定手段によって特定される反射面に応じた補正データを出力する請求項記載の画像形成装置。
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