JP6320101B2 - 画像形成装置および感光体を走査する光ビームの光量を制御するための補正データの生成方法 - Google Patents

画像形成装置および感光体を走査する光ビームの光量を制御するための補正データの生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6320101B2
JP6320101B2 JP2014056228A JP2014056228A JP6320101B2 JP 6320101 B2 JP6320101 B2 JP 6320101B2 JP 2014056228 A JP2014056228 A JP 2014056228A JP 2014056228 A JP2014056228 A JP 2014056228A JP 6320101 B2 JP6320101 B2 JP 6320101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction data
light beam
correction
scanning
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014056228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015178213A (ja
Inventor
山▲崎▼ 克之
克之 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014056228A priority Critical patent/JP6320101B2/ja
Priority to US14/660,778 priority patent/US9188902B2/en
Publication of JP2015178213A publication Critical patent/JP2015178213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6320101B2 publication Critical patent/JP6320101B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/043Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with means for controlling illumination or exposure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、光ビームによって感光体を走査することによって画像を形成する画像形成装置に関する。
一般に、感光体をレーザ光によって走査することで形成される静電潜像をトナーによって現像し、感光体上に形成されたトナー像を転写材に転写することで画像形成を行う画像形成装置が知られている。当該画像形成装置は、感光体上の露光位置に応じてレーザ光の光量を補正(シェーディング)する。その理由は、レーザ光に対する感光体上の複数の位置における感度特性の不均一性や、レーザ光を感光体上に導くレンズやミラーなどの光学部材の光学特性による感光体上に導かれたレーザ光の主走査方向における光量の不均一性を補正するためである。主走査方向とは、レーザ光が感光体を走査する方向である。
従来、主走査方向における光量の補正は、BD信号の発生タイミングを基準として主走査方向のおける感光体上における露光位置毎にレーザ光の光量を変化させる。一方、感光体の回転方向(副走査方向)における光量の補正は、感光体ホームポジションから副走査方向における感光体上のレーザ光の露光位置を特定し、特定結果に応じた光量にレーザ光を変化させる。主走査方向における露光位置は、BD信号を基準に、発振器から出力されるクロック信号をカウントすることによって特定される(例えば、特許文献1参照)。
図16に、補正プロファイル1601と、補正プロファイル1602と、補正プロファイル1603を示す。補正プロファイル1601は、感光体の感度特性の不均一性を補正するための補正プロファイルである。補正プロファイル1602は、光学部材の光学特性による感光体上に導かれたレーザ光の主走査方向における光量の不均一性を補正するための補正プロファイルである。補正プロファイル1603は、補正プロファイル1601と補正プロファイル1602を積算した補正プロファイルである。図の横軸は、主走査方向のレーザ光の走査位置をミリメートルで示したものであり、図の縦軸は、レーザ光の光量を補正しない場合の感光体上におけるレーザ光の光量を100%とした場合のレーザ光の光量の補正量を示している。
感光体の感度特性の補正には、例えば、感光体上での表面距離で12mm周期程の空間周波数で、8ビット256階調以上の高分解能でのレーザ光の光量補正が要求される。一方、光学部材の光学特性の補正には、例えば、感光体上での表面距離で26mm周期程の空間周波数で、8ビット256階調以上の高分解能での光量補正が要求される。
感度特性の補正データおよび光学部材の光学特性の補正データは、図16に示すプロット部分の位置のデータが記憶ユニットに記憶されており、プロット間の位置のデータは線形補間の演算によって生成される。補正データは、レーザ光の露光位置に応じて記憶ユニットから読み出され、読み出したデータに基づいてレーザ光の光量補正データが演算によって生成される。つまり、従来、感光体の感度特性の補正データは、空間周波数にして12mm周期で読みだされ、光学部材の光学特性の補正データは、空間周波数にして26mm周期で読みだされていた。
レーザ光の1主走査周期は10kHzの場合、感光体上でのレーザ光の走査速度は1000mm/秒である。主走査方向におけるレーザ光の光量補正は、補正プロファイル1603をレーザドライバ内部のDA変換部においてアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号によって半導体レーザに供給する駆動電流を補正することによって行われる。
特開2004−223716号公報
しかしながら、感光体の感度特性の補正データと光学部材の光学特性の補正データの読み出し周期が異なると、1走査周期においてそれぞれの補正データの相対的な読み出しタイミングが非周期的になる。それぞれの補正データの相対的な読み出しタイミングが非周期的になると、補正データの相対的な読み出しタイミングが非常に狭くなる場合が発生して、短期間に多くの補正量の電流補正動作が必要となる場合が生じ得る。
例えば、図16の主走査方向11mmの位置では88.5%電流値であるが、12mmの位置では87.5%の電流値にすぐに切りえなければならない。このような場合、感光体の感度特性の補正データを記憶ユニットから読み出した直後に光学部材の光学特性の補正データを読み出すため、演算に用いる光学部材の光学特性の補正データに切り換えなければならない。画像形成装置は、これらの処理をするために高速に動作する回路を備えなければならない。
このような高速かつ高精度なデジタル演算回路動作及びアナログ動作は、差動回路などを大電力によって駆動する必要が生じるため、駆動回路の発熱が大きくなる。そのため、放熱部品や電源安定化回路など駆動回路の大規模化とそれに伴う高コスト化が課題となる。
本発明の目的は、レーザ光の光量を補正する補正データを生成するための手段の動作速度を抑制する画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームにより露光される感光体と、前記光ビームが前記感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを前記感光体に導く光学部材と、を備え、前記光ビームによって露光されることによって前記感光体上に形成される静電潜像をトナーによって現像する画像形成装置であって、前記光ビームが前記感光体上を走査する走査方向における光ビームに対する前記感光体の電位特性によるトナー像の濃度の不均一性を補正するための第1の補正データであって、前記走査方向における前記光ビームの複数の走査位置それぞれに対応させた前記第1の補正データを格納する第1の格納手段と、前記走査方向における前記光学部材の光学特性による前記感光体上に導かれた前記光ビームの光量変動を補正するための第2の補正データであって、前記走査方向における前記光ビームの複数の走査位置それぞれに対応させた前記第2の補正データを格納する第2の格納手段と、前記第1の格納手段および前記第2の格納手段それぞれから読み出した前記第1の補正データと前記第2の補正データとに基づいて前記光ビームを前記走査方向における前記光ビームの走査位置に応じた光量に制御する制御手段と、を備え、前記光ビームが前記感光体を1走査する間に前記制御手段が前記第1の格納手段から前記第1の補正データを読み出すタイミングと前記第2の格納手段から前記第2の補正データを読み出すタイミングは少なくとも1回一致し、前記制御手段が前記第1の格納手段から読み出す前記第1の補正データの読み出し周期と前記制御手段が前記第2の格納手段から読み出す前記第2の補正データの読み出し周期とは整数倍の関係であることを特徴とする。
また、本発明の補正データ生成方法は、光源から出射された光ビームが感光体を走査するように当該光ビームを偏向手段によって偏向し、前記偏向手段により偏向された光ビームを光学部材によって感光体上に導く画像形成装置における前記光ビームの光量を制御するための補正データの生成方法であって、制御手段が、前記光ビームが前記感光体上を走査する走査方向における光ビームに対する前記感光体の電位特性によるトナー像の濃度の不均一性を補正するための第1の補正データであって、前記走査方向における前記光ビームの複数の走査位置それぞれに対応させた前記第1の補正データを格納する第1の格納手段から走査位置に応じた前記第1の補正データを読み出す第1の読出ステップと、前記制御手段が、前記走査方向における前記光学部材の光学特性による前記感光体上に導かれた前記光ビームの光量変動を補正するための第2の補正データであって、前記走査方向における前記光ビームの複数の走査位置それぞれに対応させた前記第2の補正データを格納する第2の格納手段から走査位置に応じた前記第2の補正データを読み出す第2の読出ステップと、前記制御手段が、前記第1の読出ステップにおいて読み出された前記第1の補正データと前記第2の読出ステップで読み出された前記第2の補正データとに基づいて、走査位置に応じた第3の補正データを生成するデータ生成ステップと、を実行し、前記光ビームが前記感光体を1走査する間に前記制御手段が前記第1の読出ステップおよび前記第2の読出ステップを実行するタイミングが少なくとも1回一致し、前記制御手段が前記第1の読出ステップを実行する周期と前記第2の読出ステップを実行する周期とは互いに整数倍の関係であることを特徴とする。
本発明によれば、光ビームの光量を補正する補正データを生成するための手段の動作速度の増加を抑制することができる。
第1及び第2実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す構成図である。 画像形成装置の光走査部の構成を示す斜視図である。 画像形成装置の光走査部の構成を示す上面図である。 図3の矢視A−A線に沿う断面図である。 画像形成装置の光走査部の各々についてその主要な光学部品の配置を示す斜視図である。 光走査部の光学ユニットを分解して示す斜視図であり、(a)はレンズ鏡筒側からみた斜視図、(b)は基板側からみた斜視図である。 光学ユニットの半導体レーザであるVCSELによる感光ドラム上のレーザスポットの配置を示す図である。 画像形成装置でプリントされた画像の一例を示す図である。(a)はレーザAの導光不均一性に相当する第1のプロファイルの一例及びレーザBの導光不均一性に相当する第2のプロファイルの一例を示す図、(b)は1つの感光ドラムの2次元領域の不均一性に相当する第3のプロファイルの一例を示す図である。(c)は回転多面鏡の面倒れの不均一性に相当する第4のプロファイルの一例を示す図、(d)は第3及び第4のプロファイルを重畳した補正プロファイルの一例を示す図である。 画像形成装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 画像形成装置のCPUによる画像形成の際の制御例を示すフローチャートである。 画像形成装置のCPUから出力される周期信号を示す図である。(a)はドラム副走査の周期信号であるドラムカウンタクロックを示す図、(b)はドラム主走査の周期信号であるドラムカウンタクロックを示す図、(c)はポリゴン回転の周期信号であるポリゴン面カウンタクロックを示す図である。 マルチレーザの1走査中におけるシェーディングクロックの一例を示す図である。 マルチレーザの1走査中における補正データと光量補正タイミングとの一例を示す図である。 画像形成装置のCPUによるBD割り込み処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置のCPUによるHP割り込み処理の一例を示すフローチャートである。 従来例の補正プロファイルの一例を示す図である。 第1実施形態の補正プロファイルの一例を示す図である。 第2実施形態の補正プロファイルの一例を示す図である。
以下、実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す構成図である。
図1において、画像形成装置100は、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナーを用いて画像形成を行う画像形成部101Y、101M、101C、101Bkを備えたフルカラープリンタとして構成されている。なお、画像形成装置は、フルカラープリンタに限定されず、単色のトナー(例えばブラック)で画像形成を行うモノクロプリンタであってもよい。
画像形成部101Y、101M、101C、101Bkは、それぞれ、感光体である感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkを備えている。感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周囲には、それぞれ、帯電器103Y、103M、103C、103Bk、光走査部104Y、104M、104C、104Bk、現像器105Y、105M、105C、105Bkが配置されている。更に、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの周囲には、ドラムクリーニング部106Y、106M、106C、106Bkが配置されている。
感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkの下側には、無端ベルト状の中間転写ベルト107が配置されている。中間転写ベルト107は、駆動ローラ108と従動ローラ109及び110とにより張架され、画像形成中において図中矢印B方向に回転駆動される。また、中間転写ベルト107(中間転写体)を介して、感光ドラム102Y、102M、102C、102Bkに対向する位置には、それぞれ、1次転写部111Y、111M、111C、111Bkが配置されている。
また、画像形成装置100は、手差し給送カセット114、給紙カセット115、中間転写ベルト107上のトナー像を記録媒体Sに転写する2次転写部112、記録媒体上のトナー像を定着する定着部113、排紙部116を備えている。
次に、画像形成装置100における帯電工程から現像工程までの画像形成プロセスについて説明する。なお、画像形成部101Y〜101Bkの各々における画像形成プロセスは同一であるので、画像形成部101Yを例に挙げて説明し、画像形成部101M〜101Bkについては説明を省略する。
まず、図中矢印方向に回転駆動される感光ドラム102Yの表面が、帯電器103Yにより均一に帯電された後、光走査部104Yから出射されるレーザ光により露光され、静電潜像が形成される。感光ドラム102Y上の静電潜像は、現像器105Yにより現像されイエロートナー像となる。同様に、感光ドラム102M、102C、102Bk上には、それぞれマゼンタトナー像、シアントナー像、及びブラックトナー像が形成される。即ち、画像形成装置100は、レーザ光(光ビーム)によって露光されることによって感光ドラム102上(感光体上)に形成される静電潜像をトナーによって現像する。
その後、1次転写部111Y〜111Bkにより中間転写ベルト107に転写バイアスが印加される。これにより、感光ドラム102Y〜102Bk上のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックトナー像が順次、中間転写ベルト107に転写されて各色のトナー像が重ね合わされる結果、カラートナー像が形成される。
その後、2次転写部112により、中間転写ベルト107上のカラートー像が、手差し給送カセット114又は給紙カセット115から2次転写部T2に搬送された記録媒体Sに転写(2次転写)される。そして、記録媒体S上のカラートナー像は定着部113で加熱定着された後、排紙部116に排紙される。
なお、1次転写が終了した後、感光ドラム102Y〜102Bkに残留する残留トナーは、それぞれ、ドラムクリーニング部106Y〜106Bkにより除去される。その後、次の記録媒体に上記の画像形成プロセスが行われる。
図2は、画像形成装置の光走査部104Y〜104Bkの各々の構成を示す斜視図である。図3は、光走査部104Y〜104Bkの各々の構成を示す上面図である。図4は、図3の矢視A−A線に沿う断面図である。図5は、光走査部104Y〜104Bkの各々についてその主要な光学部品の配置を示す斜視図である。なお、光走査部(レーザスキャナともいう)104Y〜104Bkの構成は同一であるので、以下の説明では添え字Y、M、C、Bkを省略する。
図2乃至図5において、光走査部104の光学箱201には、光学ユニット200が取り付けられると共に、回転多面鏡202、第1のfθレンズ204等が収納されている。回転多面鏡202(ポリゴンミラー:偏向手段)は、DCモータであるポリゴンモータ203によって回転駆動され、レーザ光が感光ドラム102を所定の方向に走査するように光学ユニット200から出射されたレーザ光を偏向する。なお、第1のfθレンズ204、反射ミラー205、206、208、第2のfθレンズ207が光学部材に相当する。
回転多面鏡202により偏向されたレーザ光は、第1のfθレンズ204に入射する。第1のfθレンズ204は、レーザ光が入射する入射面側に設けられた位置決め部219により位置決めされている。第1のfθレンズ204を通過したレーザ光は、反射ミラー205及び206により反射され、第2のfθレンズ207に入射する。
第2のfθレンズ207を通過したレーザ光は、反射ミラー208により反射され、防塵ガラス209を通過して感光ドラム102に導かれる。回転多面鏡202により等角速度で走査されるレーザ光が第1のfθレンズ204と第2のfθレンズ207とにより感光ドラム102に結像し、かつ感光ドラム102を等速度で走査する。
光走査部104は、レーザ光(光ビーム)分離手段であるビームスプリッタ210を備えている。ビームスプリッタ210は、光学ユニット200から出射され回転多面鏡202に向かうレーザ光の光路上(光学ユニット200と回転多面鏡202との間)に配置されている。ビームスプリッタ210に入射したレーザ光は、透過光である第1のレーザ光(第1の光ビーム)と、反射光である第2のレーザ光(第2の光ビーム)とに分離される。
ビームスプリッタ210は、入射面及び出射面を有している。入射面には、一定の反射率(透過率)となるようコーティング(膜)が形成されている。出射面は、内面反射が発生しても内面反射されたレーザ光が入射面で反射された第2のレーザ光とは異なる方向に導かれるように入射面に対しわずかな角度差を有している。つまり、入射面と出射面とは平行ではない。
ビームスプリッタ210に入射した透過光である第1のレーザ光は、回転多面鏡202により偏向され、上述したように感光ドラム102に導かれる。ビームスプリッタ210の入射面で反射された第2のレーザ光は、光学ユニット200から出射されて回転多面鏡202に向かうレーザ光の進行方向に関して第1のfθレンズ204と反対側に導かれる。第2のレーザ光は、集光レンズ215を通過した後、光学センサ(受光部)であるフォトダイオード(以下PD)211に入射する。
集光レンズ215は、PD211とビームスプリッタ210とを結ぶ線分上に配置される。PD211は、光学箱201の側壁に設けられた開口に光学箱201の外側から取り付けられている。集光レンズ215を通過した第2のレーザ光は、開口に入射し、かつPD211に入射する。
光走査部104を小型化すると共にコストを抑制するため、第2のレーザ光の光路上には反射ミラーが配置されていない。PD211は、受光光量に応じた光量検知信号を出力する。この光量検知信号に基づいて後述する自動光量制御(Automatic Power Control:APC)が行われる。なお、PD211を、光学箱201の内部に設けるようにしてもよい。
また、光走査部104は、感光ドラム上において画像データに基づくレーザ光の出射タイミングを決定するための同期信号を生成するビーム検出器(以下BD)212を備えている。回転多面鏡202により偏向されたレーザ光(第1のレーザ光)は、第1のfθレンズ204を通過し、反射ミラー205及び反射ミラー214により反射され、BD212に入射する(図5参照)。
光学箱201は上下に開放する開放面を備える形状に構成されている。そのため、光学箱201は上フタ217と下フタ218が取り付けられて内部が密閉される(図4参照)。
図6は、光走査部の光学ユニットを分解して示す斜視図であり、図6(a)はレンズ鏡筒側からみた斜視図、図6(b)は基板側からみた斜視図である。
図6において、光学ユニット200は、半導体レーザ302(例えば垂直共振器型面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting LASER:VCSEL)を備えている。半導体レーザ302は、後述の半導体レーザ302Aと半導体レーザ302Bが配列されたレーザ光(光ビーム)を出射する光源である。電気基板(以下基板)303は、半導体レーザ302を駆動するためのものである。
図6(a)に示すように、半導体レーザ302は基板303に実装されている。レーザホルダ301は鏡筒部304を備え、鏡筒部304の先端にはコリメータレンズ305が取り付けられている。コリメータレンズ305は、半導体レーザ302から出射されるレーザ光(発散光)を平行光に変換する。光走査部104の組み立ての際に、半導体レーザ302から出射されるレーザ光の照射位置及びピントを特定の治具で検出しつつ、レーザホルダ301に対するコリメータレンズ305の設置位置を調整する。
コリメータレンズ305の設置位置が決定されると、コリメータレンズ305と鏡筒部304との間に塗布された紫外線硬化型の接着剤に紫外線を照射して、コリメータレンズ305をレーザホルダ301に接着固定する。半導体レーザ302は基板303に電気的に接続されており、基板303から供給される駆動信号によりレーザ光を出射する。
次に、半導体レーザ302が実装された基板303のレーザホルダ301に対する固定について説明する。図6(a)に示すように、弾性を有する材質で形成された基板支持部材307には、ビス309に螺合する3箇所のビス穴(固定部)とビス308を通過させる3箇所の開口とが形成されている。ビス309は、基板303に設けられた穴を通過して基板支持部材307に設けられたビス穴に螺合する。また、ビス308は、基板支持部材307の開口を通過してレーザホルダ301に設けられたビス穴に螺合する。これにより、基板303は、基板支持部材307によりレーザホルダ301に固定される。
光学ユニットを組み立てる際には、まず、基板支持部材307をビス308でレーザホルダ301に固定する。次に、レーザホルダ301に設けられた3箇所の突き当て部301a(図6(b)参照)に、基板303に実装された半導体レーザ302を押しつける。基板支持部材307と基板303との間には隙間が存在する。次に、ビス309を締結することにより、基板支持部材307がレーザホルダ301側を凸とする弓形に弾性変形する。その復元力により基板303が突き当て部301aに押し付けられて、半導体レーザ302がレーザホルダ301に固定される。
図7は、光学ユニットの半導体レーザである半導体レーザ302による感光ドラム上のレーザスポットの配置を示す図である。
図7において、半導体レーザ302は45度傾斜した2ビームレーザであり、レーザチップ表面上から感光ドラム102上に等倍率投影されるように設計される。レーザA(半導体レーザ302A)とレーザB(半導体レーザ302B)の副走査及び主走査間隔は、600dpi(42.3μm)である。半導体レーザ302は、主走査及び副走査の両方でレーザAが先行するように基板303に取り付けられている。BD信号の取得は常時レーザAの走査光で行われる。
次に、本実施形態で取り扱う4つの画像濃度の不均一性(第1〜第4の画像濃度の不均一性)について説明する。
図8は、画像形成装置でプリントされた画像の一例を示す図である。図8(a)はレーザAの導光不均一性に相当する第1のプロファイルの一例及びレーザBの導光不均一性に相当する第2のプロファイルの一例を示す図である。図8(b)は1つの感光ドラムの2次元領域(長手方向及び周方向)の不均一性に相当する第3のプロファイルの一例を示す図である。図8(c)は回転多面鏡の面倒れの不均一性に相当する第4のプロファイルの一例を示す図、図8(d)は第3及び第4のプロファイルを重畳した補正プロファイルの一例を示す図である。
図8(a)において、第1のプロファイル121Aと第2のプロファイル121B(第2の補正データ:濃度の不均一性を補正するためのプロファイル)とが異なるのは、レーザA及びレーザBに出射光分布差(出射角)と光波長差とがあるからである。ここで、図8(a)の縦軸の導光不均一性補正率とは、複数のレーザ光により感光ドラム102を走査する走査方向における光学部材の光学特性による感光ドラム上に導かれたレーザ光の光量変動を補正する際の補正率である。
そして、主走査方向にパワーのあるレンズ群(第1のfθレンズ204、第2のfθレンズ207)とミラー群(回転多面鏡202、反射ミラー205、206、208)の屈折率差と光路差により濃度差を生じる。その分布は主走査方向300mmに対して40mm周期以下程度で10%の光量変動であって、緩やかに変動している。つまり、第2の補正データは、複数のレーザ光により感光ドラム102を走査する走査方向における光学部材の光学特性による感光ドラム上に導かれたレーザ光の光量変動を補正するために用いられる。
図8(b)において、画像内の濃度の不均一性は、感光ドラム102の長手方向及び周方向に分布し、20mm周期以下程度で10%の光量変動であって、緩やかに変動している。ここで、最終的な感光ドラム表面の露光感度は2レーザの波長差の影響が極小さくなるように構成されている。
図8(c)において、回転多面鏡202の面倒れの不均一性は、5つのミラー面を有する回転多面鏡202の1回転周期に依存した5面周期で、副走査線ピッチの疎密が濃度の不均一性として顕現する。そして、第3及び第4のプロファイルを重畳すると、図8(d)に示す補正プロファイルが得られる。
本画像形成装置では、上述の3種類で4つの画像濃度の不均一性について不均一性の要因となる交換部品単位で付属の不揮発メモリを備えて、次の補正を行う。即ち、補正プロファイルデータを予め工場製造組み立て後に測定して補正データを作成して記録し、画像形成装置における作像時に後述するように補正を行う。
図9は、画像形成装置の制御系の構成例を示すブロック図である。なお、光走査部(レーザスキャナともいう)104Y、104M、104C、104Bkの構成は同一であるので、以下の説明では添え字Y、M、C、Bkを省略する。
図9において、CPU961は、プリンタ画像コントローラ(以下単にコントローラと呼ぶ)904及びレーザドライバIC400を有するレーザスキャナ104に接続されている。CPU961は、基板303から離間した画像形成装置本体の背面基板(不図示)に実装され、レーザスキャナ104と画像形成装置全体を統合制御する。CPU961は、コントローラ904に対しコマンド通信レベルにおいて画像エンジン制御を協調同期して機能するようにシリアル通信接続されている。CPU961は、水晶発振器480から20MHzの動作クロックの供給を受ける。
レーザスキャナ104は、コントローラ904、レーザドライバIC400の他に、更に、面SHD EEPROM402、PWM(Pulse Width Modulation)IC905等を備えている。レーザドライバIC400は、導光SHD EEPROM401、パラレル変換部472、FIFOメモリ423、422、421A、421B、近接選択部426、425A、425Bを備えている。更に、乗算部424A、424B、427A、427B、減光演算部410A、410B、APC発光DA変換部404A、404Bを備えている。
コントローラ904は、画像形成装置の外部から受信した画像データを4色分離する。更に、コントローラ904は、画像データにスクリーン処理を行ってレーザスポット解像度のビットマップデータに変換し、BD信号に同期してPWMIC905を制御し、2ビームレーザを点滅するPWM発光信号をレーザドライバIC400に送出する。
レーザドライバIC400は、基板303上に実装されており、半導体レーザ(光源)302A及び302Bを駆動する。また、レーザドライバIC400は、PD211と接続されており、APCを実行する。レーザドライバIC400は、PWM発光信号に応じて半導体レーザ302A及び302Bを駆動し、APC光量を基準として感光ドラム面光量と不均一性の補正とを行う。なお、PWMIC905とレーザドライバICを1つのICとしても良い。
上述した交換部品付属の不揮発メモリは、以下のEEPROMに相当する。導光SHD EEPROM401は、走査方向における光学部材の光学特性による感光ドラム上に導かれたレーザ光の光量変動を補正するための補正データ(第2の補正データ)が格納された不揮発性の記憶ユニット(第2の格納ユニット)である。本発明の第2の格納手段に対応する。導光SHD EEPROM401は、レーザドライバIC400に装備されており、シリアル通信線455によりCPU961に接続される。
面SHD EEPROM402は、ポリゴンミラーの反射面毎の反射率の差に起因する感光ドラム上における反射面毎の光量差を補正するための補正データが格納された不揮発性の格納ユニット(第3の格納ユニット)である。面SHD EEPROM402は、シリアル通信線492によりCPU961に接続される。
ドラムSHD EEPROM403は、感光ドラムの複数の領域毎の電位特性の差を補正するための補正データ(第1の補正データ)が格納された不揮発性の格納ユニット(第1の格納ユニット)である。本発明の第1の格納手段に対応する。ドラムSHD EEPROM403は、シリアル通信線493によりCPU961に接続される。
ここで、本実施形態の特徴について説明する。
画像形成装置のCPU961(制御手段)は、次の制御を行う。レーザ光による感光体の走査中に上記ドラムSHD EEPROM403および導光SHD EEPROM401それぞれから読み出した第1の補正データと第2の補正データとに基づいてレーザ光を主走査方向におけるレーザ光の走査位置に応じた光量に制御する。レーザ光が感光ドラムを1走査する間にCPU961がドラムSHD EEPROM403から第1の補正データを読み出すタイミングと、CPU961が導光SHD EEPROM401から第2の補正データを読み出すタイミングは少なくとも1回一致する。
また、CPU961がドラムSHD EEPROM403から読み出す第1の補正データの読み出し周期と、CPU961が導光SHD EEPROM401から読み出す第2の補正データの読み出し周期とは整数倍の関係である。
第1の補正データの読み出し周期と第2の補正データの読み出し周期との関係は以下のいずれでもよい。第2の補正データの読み出し周期は、第1の補正データの読み出し周期の整数倍である。具体的には、第2の補正データの読み出し周期と第1の補正データの読み出し周期とは同一である。あるいは、第2の補正データの読み出し周期は、第1の補正データの読み出し周期のn倍(n≧2、nは自然数)(2倍以上)である。
また、CPU961(信号生成手段)は、クロック信号に同期してドラムSHD EEPROM403および導光SHD EEPROM401それぞれから第1の補正データおよび第2の補正データを読み出す。更に、CPU961は、読み出した第1の補正データと第2の補正データに基づいてレーザ光の光量を制御するための第3の補正データをクロック信号に同期して演算することによって生成する。
なお、CPU961は、レーザ光が入射する反射面毎に面SHD EEPROM402から補正データを読み出し、次のように第3の補正データを演算しても良い。即ち、読み出した第1の補正データ、第2の補正データ、および面SHD EEPROM402から読み出した補正データに基づいてレーザ光の光量を制御するための第3の補正データをクロック信号に同期して演算しても良い。なお、各反射面に対応する面SHD EEPROM402から補正データを読み出すタイミングは、次のようなタイミングであることが望ましい。即ち、各反射面にレーザ光が入射する前であって、第1の補正データの読出しタイミングと第2の補正データの読出しタイミングの少なくとも一方と同一タイミングであることが望ましい。
なお、画像形成装置の電源ON後に、CPU961が、次のような処理を行っても良い。即ち、CPU961に接続された格納ユニットに、ドラムSHD EEPROM403、導光SHD EEPROM401、面SHD EEPROM402から各補正データを読み出して記憶する。そして、当該格納ユニットからの各補正データを上記と同様のタイミングで読み出すようにしても良い。
また、CPU961は、複数の走査位置の間の位置に対して、当該複数の走査位置の間の位置の両端の前記複数の走査位置それぞれに対応する第1の補正データに基づいて第1の補間データを生成する(補間データ生成)。更に、CPU961は、当該複数の走査位置の間の位置の両端の前記複数の走査位置それぞれに対応する第2の補正データに基づいて第2の補間データを生成する(補間データ生成)。更に、CPU961は、当該第1の補間データと当該第2の補間データとに基づいて第3の補正データを演算することによって生成する。
ここで、図9の制御系においては、1走査中におけるドラムSHD EEPROM403および導光SHD EEPROM401からの第1の補正データおよび第2の補正データの読出しタイミングは、次のようなカウント値に基づいて実行される。BD信号を基準とした不図示の第1のカウンタ(後述するHCLKをカウント)のカウント値に基づいて実行される。即ち、第1の補正データおよび第2の補正データは、ドラムSHD EEPROM403および導光SHD EEPROM401それぞれにおいてカウント値に対応した複数のデータとして格納される。そして、CPU961からの指示によってドラムSHD EEPROM403および導光SHD EEPROM401それぞれは、カウント値に応じたデータを出力する。
加えて、各走査におけるドラムSHD EEPROM403からの第1の補正データの読出しは、ドラムHP信号を基準とした不図示の第2のカウンタ(後述するVCLKをカウント)のカウント値に基づいて実行される。即ち、第1の補正データは、ドラムSHD EEPROM403においてカウント値に対応した複数のデータとして格納され、CPU961からの指示によってドラムSHD EEPROM403は、カウント値に応じたデータを出力する。
図10は、画像形成装置のCPU961による画像形成の際の制御例を示すフローチャートである。
図10において、まず、画像形成装置の操作部(不図示)からコントローラ904にプリント指示が入力されると、コントローラ904はCPU961に作像準備の指示を送る。これにより、CPU961はPWM設定を行うと共に、EEPROMの読み出しを行う(ステップS201)。
次に、CPU961はポリゴンモータ203を駆動することで回転多面鏡202を回転駆動する。更に、CPU961はポリゴンモータ203に内蔵されたモータドライバIC(不図示)から、5つのミラー面のうちの特定ミラー面を特定可能な回転状態検知信号(回転位置信号:以下FG信号)458を入力する。CPU961はFG信号458に応じて、モータドライバICに回転指示信号459を出力する。モータドライバICは回転指示信号459を受けると、ポリゴンモータ203をフィードバック制御して、回転多面鏡202を所定の回転速度に制御する(ステップS210)。
また、CPU961は感光ドラム102の回転動作を指示する。これに伴い、感光ドラム102の1回転につき1回のドラムHP信号がドラムHPセンサ731からCPU961に入力される。CPU961はドラムHP信号を基準として計時を行うタイマ機能により、感光ドラム102の回転位置を特定する。なお、感光ドラム102の1回転に要する時間は例えば約800msecである。
次に、CPU961はAPCの準備を行う。CPU961はAPCの制御指示を、シリアルレジスタ設定によりレーザドライバIC400に送る。レーザドライバIC400は制御指示を内蔵メモリに書き込む。
まず、CPU961はレーザスキャナ104に、目標となる最大レーザ光量の調整量(APC光量)のレジスタ設定を行う。CPU961はレジスタ設定値を導光SHD EEPROM401から読み出す。なお、レジスタ設定値は、予めレーザスキャナユニットを組み立てる際に、BDセンサ212の照射面位置における光量が所定の光量となるように工場で測定調整するときに導光SHD EEPROM401に書き込まれる。そして、レジスタ設定値はレーザスキャナユニットの調整量として導光SHD EEPROM401に保持される。なお、補正のための事前設定は各レーザについて1レジスタ8ビットずつ行われる。
また、CPU961はレーザ光量シェーディング(レーザ光量変調:以下SHD)制御の準備を行う。この準備の後、CPU961はAPC及びSHDについて各基準位置信号の入力待ち状態となる(ステップS210)。
CPU961はFG信号458により回転多面鏡202が所定の回転速度になったことを検知すると、APCの開始をレーザドライバIC400に指示する。そして、半導体レーザ302AのAPCのフィードバック制御が安定すると、BD信号の取得に十分な強度のレーザ発光可能状態となり、CPU961はBD信号を検知する。
その後、CPU961はBD信号を基準として、主走査方向における感光ドラム領域以外で全部レーザのAPCを行うシーケンス発光制御に移行する。これにより、半導体レーザ302Bのフィードバック制御が安定する。主走査方向における感光ドラム領域(以下ビデオ領域)では、CPU961はPWM発光信号に応じた発光制御を行うことになるが、起動初期には画像データが転送されていないので、レーザ発光を行わない(ステップS211)。
続いて、CPU961はFG信号458に応じたポリゴンモータ203制御から、BD信号に応じたポリゴンモータ203制御に移行する(ステップS250)。そして、CPU961はポリゴンモータ203の回転速度が安定したか否かを判定する(ステップS251)。ポリゴンモータ203の回転速度が安定していないと判定した場合(ステップS251でNO)、CPU961は待機する。
一方、所定の時間経過後にポリゴンモータ203の回転速度が安定したと判定すると(ステップS251でYES)、CPU961は描画開始準備として現像高圧バイアスの印加許可を現像器105に対して行う(ステップS252)。
次に、CPU961はコントローラ904に対して描画開始を指示する(ステップS260)。これにより、コントローラ904は1面目の画像データに応じた描画を開始する。この際、ライン単位の画像データは、BD信号を基準としてBD同期によりコントローラ904からPWMIC905に転送される。
PWMIC905では画素単位で画像データをレーザPWM変調して、2レーザの2値差動信号としてAPC発光DA変換部404A及び404Bに送る。レーザドライバIC400は最大光量をAPC光量として、減光演算部410A及び410Bの駆動分を差し引いた電流量で半導体レーザ(レーザ発光素子)302A及び302Bを駆動して発光させる。レーザ光が感光ドラム102及びBDセンサ212に至る経路は図9で説明した通りである。
なお、CPU961はステップS260の処理に続いて、BD信号、HP信号、及びFG信号の割り込み許可を行うと共に、SHDの随時補正を開始する(ステップS242)。
続いて、CPU961は1ページのプリントが終了したか否かを判定する(ステップS261)。1ページのプリントが終了しない場合は(ステップS261でNO)、CPU961は待機する。一方、1ページのプリントが終了すると(ステップS261でYES)、CPU961はモータ類を停止すると共にレーザを消灯する。更に、CPU961はBD信号、HP信号、及びFG信号の割り込みをマスクすると共に、現像高圧バイアスの解除を行って(ステップS290)、本処理を終了する。
ここで、CPU961及びレーザドライバIC400によるSHD動作について説明する。
全体的なSHD制御は、次の6つのステップで行われる。(1)第1にメモリへの補正データの準備(第1の準備動作)。(2)第2に基準位置信号の発生と入力。(3)第3に基準位置信号からの計時による走査位置(つまり露光位置)の特定。(4)第4にレーザドライバIC外部における演算と転送。(5)第5にレーザドライバICでの補正位置におけるデータの演算。(6)第6にレーザドライバICにおけるPWM発光中のレーザ電流変調。
第1の準備動作は、ステップS210において行われる。CPU961及びレーザドライバIC400はレジスタ通信インターフェイスで接続され、CPU961からレーザドライバIC400にレーザ光量補正タイミング信号(シェーディングクロック:以下SHDCLK)474が与えられる。CPU961は第1及び第2の不均一性の補正(以下導光SHD)の設定値を導光SHD EEPROM401から読み出す。この設定値は、予めレーザスキャナユニット組み立ての際に各像高における照射面位置での光量が所定の値となるように工場で測定調整されたされたときに、導光SHD EEPROM401に書き込まれる。
導光SHDの制御指示は、シリアルレジスタ設定によりレーザドライバIC400のFIFOメモリ421A及び421Bに書き込まれる。この設定は1点が8ビット256階調で、各レーザの主走査方向において20mm間隔で17データ用意され、全部で34レジスタに対して行われる。
CPU961は第3の不均一性の補正(以下ドラムSHD)の設定値をドラムSHD EEPROM403から読み出す。この設定値(調整量)は、予め感光ドラムユニット組み立ての際に各像高及びHP信号からの時間で規定されるドラム表面の照射面位置における光量が所定の光量となるように工場で測定調整されたされたときに、ドラムSHD EEPROM403に書き込まれる。
ドラムSHDの制御指示は、CPU961のドラムSHDメモリに書き込まれる。この設定は主走査方向に33点、副走査方向に32点の10mm間隔で、2次元格子状に用意され、1データ8ビット256階調にて全部で1056レジスタで8ビットずつ行われる。
CPU961は第4の不均一性の補正(以下面SHD)の設定値を面SHD EEPROM402から読み出す。この設定値は、以下のように書き込まれる。予めレーザスキャナユニット組み立ての際にFG信号458からの時間で規定されるポリゴンミラーの各隣接面間の濃淡の不均一性が所定の不均一性に軽減されるように工場で測定調整されたされたときに、面SHD EEPROM402に書き込まれる。
面SHDの制御指示は、CPU961の面SHDメモリに書き込まれる。この設定は回転多面鏡1回転の副走査ライン数分用意され、1点が8ビット256階調で2レーザの5面であるので、全部で10レジスタで8ビットずつ行われる。
CPU961はドラムHPセンサ731からのHP信号に応じてドラムモータ制御を行い、感光ドラム102を一定速回転制御する。つまり、CPU961はHP信号の周期が一定に安定するようにフィードバック制御を行う。また、CPU961APCの安定に伴ってポリゴンモータ203を一定速回転制御する。つまり、CPU961はBD212からのBD信号がほぼ一定周期となるようにフィードバック制御を行う。
CPU961はHP信号及びBD信号を割込信号として、更にFG信号458を面特定信号として、主走査方向及び副走査方向におけるポリゴンミラー202の回転の周期信号を出力する。
図11は、画像形成装置のCPU961から出力される周期信号を示す図である。図11(a)は副走査方向におけるの周期信号であるドラムカウンタクロックを示す図、図11(b)は主走査方向における周期信号であるドラムカウンタクロックを示す図である。図11(c)はポリゴン回転の周期信号であるポリゴン面カウンタクロックを示す図である。
CPU961は図11(a)に示すドラム副走査の周期信号であるドラムカウンタクロック(所定の周波数の第1のクロック信号、以下VCLK)を発生する。CPU961はHP信号の立ち下がりを基準としてVCLKタイマカウンタ(第1のカウンタ)をリセットする。そして、CPU961は1走査中において所定の第1時間から所定の第2時間まで、水晶発振クロックである20MHzクロックの計時に基づいて約1.6msec周期のクロック信号を生成する。
CPU961はVCLK(第1のクロック信号)を感光ドラム102の1回転にほぼ対応した512発分、等間隔に発生している。このVCLKのクロック数はHP信号に対して、感光ドラム102の表面位置に対応したタイミングを示している。
VCLKは、例えば感光ドラム1回転800msecで32ブロックデータの16分割線形補間する場合の1ステップ位置単位に対応している。感光ドラム1回転16000000カウントで、1ブロック500000カウント、1VCLKは31250カウントである。この副走査クロックカウントは感光ドラム1回転で0〜511に増加しつつ、回転毎に循環する。また、CPU961はBD信号に応じてカウント値をラッチするので、1主走査周期に副走査方向のブロックは進行しないように構成されている。ラッチされた副走査方向のクロックカウントは、感光ドラムの感度特性の不均一性を補正するための2次元ドラム不均一性メモリ(不図示)の読出アドレスの上位ビットとなる。
CPU961は図11(b)に示す主走査方向の周期信号であるドラムカウンタクロック(所定の周波数の第2のクロック信号:以下HCLK)を発生する。CPU961はVCLKから感光ドラム表面の副走査位置を最初に確定し、その走査線中は1つの位置に保持する。そして、CPU961はBD信号の立ち下がりを基準として主走査方向位置カウンタ(第2のカウンタ)をリセットし、1走査中の感光ドラム表面上のドラムSHDデータを演算する。1走査で0〜31に増加しつつ、走査毎に循環する。
CPU961は図11(c)に示すポリゴン回転の周期信号であるポリゴン面カウンタクロック(所定の周波数の第3のクロック信号:以下PCLK)を発生する。CPU961はFG信号の立ち下がりと、BD信号の立ち下がりタイミングに対応するPCLKとに応じて、回転多面鏡202の回転における走査面を確定する。回転多面鏡1回転で0〜4に増加しつつ、回転毎に循環する。そして、CPU961は1走査線中においてレーザ毎に1つの面情報を保持する。
このようにして、CPU961はSHDシーケンスによりレーザドライバIC400外部における画像形成装置の副走査補正位置を特定する。
図12は、マルチレーザの1走査中におけるシェーディングクロックの一例を示す図である。
図12において、主走査方向の周期信号としてSHDCLK474が用いられる。CPU961はBD信号の立ち下がりを基準としてタイマカウンタをリセットする。そして、CPU961は1走査中の所定の第1時間から所定の第2時間まで、水晶発振クロックの計時に基づいて例えば0.4μsec周期程度のクロック信号を生成する。
CPU961はSHDCLK474の開始位置及び終了位置に応じて、ビデオ領域にほぼ対応した512発を発生し、調整クロック数12との合計524発を等間隔に発生する。BD信号に対して、そのクロック数は、SHD補正位置とSHD補正のレーザドライバIC400における演算及びAPC発光DA変換部404A及び404Bを動作させるために必要なタイミングを示している。
具体的には、予め基準となるBD周期である400usecと、基準となるビデオ領域の開始時刻及び終了時刻である10usec及び214.8usecとが設定されている。この基準BD周期とビデオ領域時刻とは、以下のような値である。即ち、光走査部104及び感光ドラム102が工場で生産された際に予め測定工具にて計測された光学部材の光学特性を示す光学不均一性位置と感光ドラムの感度特性の不均一性を示すドラム不均一性位置とを再現する条件となる値である。この値は各メモリのデータに対応する周期と対応して設計されている。
このようにして、レーザドライバIC400によるSHD補正は主走査方向の補正位置を特定する。
次に、CPU961はSHDをレーザドライバIC400外部のSHD補正データとして、1走査1列の補正データを1走査単位でレーザドライバIC400のFIFOメモリ421A及び421Bに転送する。
図13は、マルチレーザの1走査中における補正データと光量補正タイミングとの一例を示す図である。
図13において、不均一性を補正するための補正データシリアル通信バス473の信号と、パラレル変換部472の出力であるデータ、FIFOメモリ423、422、421A、421B、及びBD信号のタイミングを示している。1走査単位のドラムSHDデータZ、I、J、K、L、及び、1走査単位の面SHDデータW、L、M、P、Qが交互にメモリに保持される様子を示している。
また、第1の準備動作により、FIFOメモリ421A及び421Bには予め1走査分の導光SHDデータa、bが保持されている。
図14は、画像形成装置のCPU961によるBD割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
上記導光SHDデータa、bと異なり、ドラムSHDデータと面SHDデータなどの副走査位置及び回転多面鏡202の特定面に基づくデータ転送は、走査毎に必要である。FIFOメモリ422及び423は全2重で交互に使用されるメモリであり、予めFIFOメモリ422及び423にデータを溜めて次の走査線における補正に用いられるように機能する。また、事前の1走査内に1走査線分のデータ転送が終了すればよいので、データ転送はCPU961の逐次演算のタイミングで行われるように構成される。
図14において、まず、CPU961はBD信号を受けると、つまりBD割り込みが発生すると(ステップS212)、2重メモリ(バッファ)切り替え指示をレーザドライバIC400に出力すると共に、SHDCLKを発生する。そして、CPU961はHCLKカウンタをクリアしてHCLKを発生する(ステップS220)。
続いて、CPU961はドラムSHDの副走査位置をラッチして、内蔵カウンタによるPCLKのカウントアップとFG信号基準のクリアとを行う(ステップS221)。上述したように、CPU961はVCLKから感光ドラム表面の副走査位置を最初に確定してその走査線中は1つの位置に保持する。そして、CPU961はBD信号の立ち下がりを基準として主走査方向の位置カウンタをリセットし、1走査中の感光ドラム表面のドラムSHDデータを演算する。
この際、CPU961はVCLKとHCLKとにより特定された感光ドラム表面の位置周辺の4点のドラムSHD補正データの最寄りの近接データを選択し、1つのドラムSHD補正データを求める(ステップS222)。これと並行して、CPU961はPCLKで特定された回転多面鏡202の1つの面SHD補正データに関して、1つのレーザで8ビット1データを2レーザ分直列した2つの補正データを、シリアル通信でレーザドライバIC400に転送する。
不均一性の補正の通信で用いられるシリアル通信バス473のデータは、2重バッファのトグル信号、クロック、及び2つのデータ線(以下それぞれMS、WCLK、WD1、及びWD2)の4本の信号線で構成されている。WD1では、BD信号の1走査のビデオ領域に対応した8ビット33データの合計264ビットのドラムSHD補正データが、レーザドライバIC400に転送される。
WD2では、BD信号の1走査の回転多面鏡面の2レーザに対応した8ビット2データの合計16ビットの面SHD補正データが、レーザドライバIC400に転送される。MS及びWCLKでは、WD1及びWD2に共通の通信制御信号が転送される。
WCLKは、HCLKの8倍(8MHz)のシリアルデータ転送バスによるデータ転送に必要なタイミングを表している。MSはBD信号周期に対応して発生しており、MSに立ち下がりが入力されると、2重バッファの状態レジスタが反転する。
このようにして、CPU961はシリアル転送により8ビットデータのWD1及びWD2とWCLKを転送する(ステップS223)。例えば図13のようにWD1で転送された1走査分のドラムSHDデータ群I、J、K、Lは、バッファされる。同様に、WD2で転送された1走査の2レーザ分の面SHDデータ群N、M、P、Qは、バッファされる。
続いて、CPU961は上記33データを転送したか否かを判定する(ステップS224)。33データの転送が終了しない場合は(ステップS224でNO)、CPU961は転送を継続する。一方、33データの転送が終了すると(ステップS224でYES)、CPU961はBD割り込み処理を終了する(ステップS225)。
上述のように、CPU961はSHD補正データの転送を異なる33のHCLKについて行う。CPU961はおよそ1μsec周期で演算処理を行って、シリアル通信でレーザドライバIC400にデータ転送を行う。パラレル変換部472は8ビットシリアルデータをパラレル変換し、FIFOメモリ423及び422に書き込む。
図15は、画像形成装置のCPU961によるHP割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
図15において、CPU961はHP信号を受けると、つまりHP割り込みがあると(ステップS213)、VCLKカウンタをクリアしてVCLKを発生する(ステップS230)。そして、CPU961はHP割り込み処理を終了する(ステップS235)。
次に、レーザドライバIC400における補正位置でのデータ演算について説明する。
レーザドライバIC400ではSHDCLK474のタイミングに応じて半導体レーザ302Aに関して、FIFOメモリ423から第1データが読み出されると共に、FIFOメモリ422及び421Aからデータが読み出される。読み出されたデータは、その後の演算においては全て8ビット256階調データとして取り扱われる。例えば図13のようにWD1で転送された1走査分のドラムSHDデータ群I、J、K、Lは、バッファにより1走査遅延して読み出される。同様に、WD2で転送された1走査の2レーザ分の面SHDデータ群N、M、P、Qは、バッファにより1走査遅延して読み出される。
FIFOメモリ422のデータ及びFIFOメモリメモリ421Aのデータは、それぞれ最寄りのデータを選択する近接選択部426及び425Aにおいて近接データが選択される。近接選択部426は、まず、32ブロック33データから現在の位置を挟む2つのデータを選択的にFIFOメモリ422から読み出す。1ブロックには16SHDCLKが対応しており、近接選択部426は各元データとの距離関係に基づいて16CLKの間に選択データを決定する。例えば1走査分のデータIに対するドラムSHD近接選択処理後データをg(I)と表記する。
一方、近接選択部425Aは、16ブロック17データから現在の位置を挟む2つのデータがFIFOメモリ421Aから選択的に読み出す。1ブロックには32SHDCLKが対応しており、近接選択部425Aは各元データとの距離関係に基づいて32CLKの間に選択データを決定する。例えば1レーザ1走査分のデータaに対する導光SHD近接選択処理を関数f(a)と表記する。近接選択部426の出力及び近接選択部425Aの出力は乗算部424Aに与えられ、ここで乗算される。
FIFOメモリ423の面SHDデータは、レーザ毎の要素で構成されている。例えば1走査面毎の面SHDデータ群Nの要素は、半導体レーザ302A、半導体レーザ302Bそれぞれの対応データa、bを添えて、Na、Nbと表記する。
乗算部424Aの出力及びFIFOメモリ423の出力(データ)は乗算部427Aに与えられて、ここで乗算される。乗算部427Aから1つの補正データが出力される。そして、減光演算部410Aは補正データに応じて減光量を求める。この演算は512の補正位置タイミングである512のSHDCLKについて行われる。FIFOメモリ423からの読み出し及び近接選択部の演算処理は、SHDCLK6クロックの時間でパイプライン処理され、減光演算部410Aに送られる。
ここでは、最初のSHDCLKの開始で補正プロファイルから最初のデータを取り出して演算した後、6クロック後にAPC発光DA404Aの値を変更してレーザ302Aの光量を補正するように機能する。そのため、主走査方向における所定のSHD位置よりも6クロック前でSHDCLKを発生する。
半導体レーザ302Bについては、FIFOメモリ423の第2データとFIFOメモリ422及びメモリ421Bのデータとが用いられる。そして、近接選択部426及び425Bと減光演算部410Bにおいて、半導体レーザ302Aの場合と同様に処理される。
図7に関連して説明したように、半導体レーザ302Bからのレーザ光は、42.3μm遅れて半導体レーザ302Aからのレーザ光に隣接した走査面上を走査するので、補正タイミングはその分遅延させる。遅延量は6クロック相当であるので、APC発光DA404Bはビデオ領域の開始から6クロック遅れて動作を開始する。
半導体レーザ302Bによるレーザ光も、半導体レーザ302Aによるレーザ光と同等にビデオ領域でSHD補正する。最後端にも6クロックが追加されて、調整後のSHDCLKのクロック数は、所定のレーザ走査光量補正タイミングより前後に6クロックずつ増加するよう設計されている。
なお、PWMIC905によるレーザ電流変調は、APC発光DA変換部404A及び404Bにおいて並列処理されて補正動作が行われる。
例えば図13のようにWD1で転送された1走査分のドラムSHDデータ群Iと、WD2で転送された1走査の2レーザ分の面SHDデータ群Nは、バッファにより1走査遅延して読み出される。
補正DA値 404A={f(a)×g(I)×Na}
補正DA値 404B={f(b)×g(I)×Nb}
となってレーザ電流変調基準のアナログデータとなる。
図13の補正DA(APC発光DA変換部404A、404B)の波形の縦軸は、アナログ値のイメージを例として表現している。各走査での半導体レーザ302Aの補正DA(APC発光DA変換部404A)のアナログ値の立ち上がりと立ち下がりは、SHDCLKの開始6CLK後からSHDCLK終了の6CLK前のタイミングに相当する。各走査でのレーザ302Bの補正DA(APC発光DA変換部404B)のアナログ値の立ち上がりと立ち下がりは、SHDCLKの開始12CLK後からSHDCLK終了タイミングに相当する。
このようにして、本実施形態では、ビデオ領域においてAPC光量を基準としてSHD補正がSHDCLKの位置で有効となり、かつ予め準備設定されたSHD転送によるレーザ光量補正データがSHDCLKの位置で有効となる。この結果、全ての不均一性の補正がなされた適正光量で画像露光域を露光することができる。
図17は、本実施形態の補正プロファイルの一例を示す図である。
図17において、感光ドラムの感度特性の不均一性を補正するための補正量と光学部材の光学特性を補正するための補正量を積算した補正プロファイルの関係の例を、図16の従来技術と比較して示す。図の横軸は、感光ドラム102の長手方向(主走査方向)の走査位置をミリメートルで示したものであり、図の縦軸は、光量調整前の最大ドラム面光量を100%として補正量を比で示している。
補正プロファイル1701と、補正プロファイル1702と、補正プロファイル1703は、それぞれ、g(I)と、f(a)と、{f(a)×g(I)}にそれぞれ対応する。
感光ドラムの感度特性の不均一性を補正するには、例えばドラム表面距離で12mm周期程の空間周波数で、8ビット256階調以上の高分解能による補正が要求される。更に、光学部材の光学特性を補正するには、例えばドラム表面距離で26mm周期程の空間周波数で、8ビット256階調以上の高分解能による補正が要求される。感光ドラムの感度特性の不均一性を補正するための空間周波数12mmを踏まえ、その整数倍である24mmで光学部材の光学特性を補正するための補正データを備えている。
レーザ点灯時の光量制御では、補正プロファイル1703に面倒れ補正量Naを乗算したものに従ってレーザドライバIC400内部のAPC発光DA変換部404Aを駆動し、半導体レーザ302Aの駆動電流を変調する。これにより、感光ドラムの感度特性の不均一性と光学部材の光学特性の不均一性を低減するように機能する。
プロファイル数の総和の点数が最大でも空間周波数の遅い方(24mm)の頻度でAPC発光DA変換部404Aを駆動する。
例えば図17の11mmの位置では88.5%電流値であるが、12〜15mmの位置では88.5%の電流値に維持される。補正プロファイル1701と補正プロファイル1702を積算して補正プロファイル1703を求める際の積算に関しても6μsec周期で必要となる。6mmの走査位置移動距離は6μsecに相当する。ここでレーザ電流量を変調する回路は補正プロファイル1703に応答するため、166kHz 1mW以上で8bit分解能の速度と精度での演算回路動作やアナログ動作が実装される。
従来例では、光学部材の光学特性の不均一性と感光ドラムの感度特性の不均一性に関して、それぞれ13μsecと6μsec周期で、100mm走査中にそれぞれ10点と20点の補正データがある。データが偶然近い場合を含めるため、全ての補正データ位置で等間隔駆動するAPC発光DA変換部404Aのアナログ駆動を行うと、100mm走査中に100回の動作が必要になる。
本実施形態では、光学部材の光学特性の不均一性と感光ドラムの感度特性の不均一性に関して、それぞれ12μsecと6μsec周期で、100mm走査中にそれぞれ11点と20点の補正データがある。全ての補正データ位置で等間隔駆動するAPC発光DA変換部404Aのアナログ駆動を行っても、100mm走査中に20回の動作で十分であり、1走査中の累積消費電力は5分の1まで電力が低下する。
APC発光DA変換部404Aの応答遅れ分、SHDCLKにより補正開始タイミングをBDセンサ212寄りに前倒しする必要はあるが、要求されるデジタル入力データ変更の最大周波数性能が従来例に比較して6分の1となっている。
また、電力はDA回路(APC発光DA変換部404A、404B)の数としてビーム数にも比例するので、結果として、アナログ動作に必要な差動回路などの電力が低減し、発熱も比較的小さい。やはり放熱部品や電源安定化回路の構成などを含め、駆動回路の大幅削減とそれに伴う低コスト化が実現される。
本実施形態の例ではドラム表面距離で26mm周期以上の不均一性を補正するために、それ以下の24mm周期の光学部材の光学特性を補正するための補正データを備えた。このように本実施形態では空間周波数が高い方に調整されているので、本実施形態において複数の不均一性補正要求の調整能力は低下しない。
上述したように本実施形態によれば、画像形成位置の補正制御を行う際に、デジタル演算回路動作及びアナログ動作の周波数は必要最低限に限定される。その結果、発熱を小さく抑えることができ、放熱部品や電源安定化回路など駆動回路の大規模化に伴うコスト上昇を避けることができる。これにより、コスト面及び処理パフォーマンスに優れた画像形成装置を提供することができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、図18で説明する点において相違する。本実施形態のその他の要素は、上記第1実施形態(図1〜図6、図9)の対応するものと同一なので説明を省略する。
第1実施形態では、回転多面鏡の各面内(各ポリゴン面内)で一定補正量の面倒れ補正を例に挙げて説明した。これに対し、第2実施形態では、光学部材の光学特性の補正のようにレーザ走査領域に分布する面内分布した面倒れ不均一性補正プロファイルを組み合わせる。これにより、第1実施形態の光学部材の光学特性を補正するためのシェーディング回路と同等の構成で実施することができる。
図18は、本実施形態の補正プロファイルの一例を示す図である。
図18において、感光ドラムの感度特性の不均一性を補正するための補正量と面内分布した面倒れの不均一性を補正するための補正量を積算して得られる補正量の1走査の補正プロファイルの関係の例を示す。補正プロファイル1801と、補正プロファイル1802と、補正プロファイル1803は、それぞれ、g(I)と、Naと、{Na×g(I)}にそれぞれ対応する。
本実施形態の例ではドラム表面距離で30mm周期以上の面内分布した面倒れの不均一性を補正するために、それ以下の24mm周期の面毎の面倒れの不均一性を補正するための補正データを備える。このように本実施形態では空間周波数が高いほうに調整されているので、本実施形態において複数の不均一性補正要求の調整能力が低下しない。
上述したように本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、画像形成位置の補正制御を行う際に、発熱を小さく抑えることができ、放熱部品や電源安定化回路など駆動回路の大規模化に伴うコスト上昇を避けることができる。これにより、コスト面及び処理パフォーマンスに優れた画像形成装置を提供することができる。
〔他の実施形態〕
第1実施形態では、感光ドラム102の感度特性の不均一性の補正、光学部材の光学特性の補正、回転多面鏡202の面倒れの重畳補正を例に説明したが、これに限定されるものではない。レーザ走査領域に対応するそれ以外の不均一性(中間転写ベルトの不均一性、画像駆動部の振動の不均一性、現像高圧周期の不均一性)など4つ以上の複数の不均一性の次元不均一性プロファイルを組み合わせても実施することができる。また、上記複数の不均一性の要因のうち任意の2つ以上の不均一性の要因の組み合わせに対する不均一性の補正についても本実施例を適用することができる。
例えば、第1実施形態で説明した第1及び第2の補正データと、下記の第3の補正データに従って、半導体レーザ302から出射されるレーザ光の光量を変調制御する。そして、電位特性の不均一性と光学特性の不均一性と回転多面鏡202の各々の面の不均一性を補正してもよい。第3の補正データは、回転多面鏡202の各々の面内で分布すると共に第1の補正データよりも低い密度を有する。第3の補正データは、感光ドラム102の表面の第1の複数領域の一部で構成される第3の複数領域と回転多面鏡202の各々の面との組み合わせで構成される面不均一性補正データである。第3の補正データは、面SHD EEPROM402に格納される。
第1実施形態では、感光ドラム102の感度特性の不均一性の周期(12mm)が光学部材の光学特性の不均一性の周期(26mm)より短い例を説明したが、これに限定されるものではない。各々の装置固体の特性に応じて周期が変動したり長さの関係が逆転した組み合わせでも実施することができる。
複数の不均一性の組み合わせに対して本発明を適用する場合、補正動作周期については、周期が長い方は周期が短い方の整数倍の位置でプロファイルを測定し、レーザ電流変調回路は、短い方の周期で駆動すればよい。これにより、補正要求の周波数に適した最小限の動作周波数の最小限の発熱を対象として構成された低コストな回路となる。
第1実施形態では、アナログ回路または電流駆動回路の補正動作周期を単位として露光位置と電流変調位置とタイミングを規定したが、これに限定されるものではない。補正対象となる複数の不均一性補正要因のプロファイルは、この補正動作周期の整数倍の周期の中から選択してもよい。
例えば、従来技術である線形補間による補正動作との組み合わせで本実施例を適用可能であり、複数の不均一性補正要因のプロファイルは電流駆動回路の補正動作周期を単位とした整数倍の比で構成されることが望ましい。つまり、整数比とすることで、複数要因の不均一性の重畳補正時のタイミングを整合しつつ、電流駆動回路の補正動作周期を適切な低周波数にとどめることができ、更に、線形補間の演算頻度も適切な低周波数にとどめることができる。
第1及び第2実施形態では、2レーザのVCSELを例として説明したが、これに限定されるものではない。VCSEL以外の端部発光レーザであっても、1レーザや2レーザ以上であっても本実施例を適用可能である。低発熱化の効果は回路の規模にも比例するので、レーザ数は多い方がコストダウン効果が大きい。
第1及び第2実施形態では、光学部材の光学特性を補正するためのプロファイルの格納に用いるEEPROMをレーザドライバICの内部に備える構成としたが、これに限定されるものではない。光走査装置の組み立て単位、メンテナンス交換部品を単位として、同一の部品ユニット又は基板ユニットに並列して実装される形態であれば、レーザドライバICの外部に備えるようにしてもよい。
第1及び第2実施形態では、回転多面鏡202の面倒れの不均一性を補正するためのプロファイルの格納に用いるEEPROMをポリゴンモータ203の内部に備える構成としたが、これに限定されるものではない。光走査装置の組み立て単位、メンテナンス交換部品を単位として、同一の部品ユニットや光学走査装置ユニットに並列して実装される形態であれば、ポリゴンモータ203の外部に備えるようにしてもよい。また、光学部材の光学特性を補正するためのプロファイルと回転多面鏡202の面倒れの不均一性を補正するためのプロファイルに係るEEPROMを共用するようにしてもよい。
第1及び第2実施形態では、カラー画像形成装置及び当該画像形成装置に備えられる光走査装置を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。モノクロで画像形成する画像形成装置及び当該画像形成装置に備えられる光走査装置であってもよい。
例えば、上記の実施形態の機能を制御方法として、この制御方法を光走査装置及び光走査装置の外部に配置された制御部に実行させるようにすればよい。また、上記の実施形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを光走査装置及び光走査装置の外部に配置された制御部が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
102 感光ドラム
104 光走査部
202 回転多面鏡
302 半導体レーザ
401 導光SHD EEPROM
402 面SHD EEPROM
403 ドラムSHD EEPROM
961 CPU

Claims (12)

  1. 光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームにより露光される感光体と、前記光ビームが前記感光体上を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを前記感光体に導く光学部材と、を備え、前記光ビームによって露光されることによって前記感光体上に形成される静電潜像をトナーによって現像する画像形成装置であって、
    前記光ビームが前記感光体上を走査する走査方向における光ビームに対する前記感光体の電位特性によるトナー像の濃度の不均一性を補正するための第1の補正データであって、前記走査方向における前記光ビームの複数の走査位置それぞれに対応させた前記第1の補正データを格納する第1の格納手段と、
    前記走査方向における前記光学部材の光学特性による前記感光体上に導かれた前記光ビームの光量変動を補正するための第2の補正データであって、前記走査方向における前記光ビームの複数の走査位置それぞれに対応させた前記第2の補正データを格納する第2の格納手段と、
    前記第1の格納手段および前記第2の格納手段それぞれから読み出した前記第1の補正データと前記第2の補正データとに基づいて前記光ビームを前記走査方向における前記光ビームの走査位置に応じた光量に制御する制御手段と、を備え、
    前記光ビームが前記感光体を1走査する間に前記制御手段が前記第1の格納手段から前記第1の補正データを読み出すタイミングと前記第2の格納手段から前記第2の補正データを読み出すタイミングは少なくとも1回一致し、前記制御手段が前記第1の格納手段から読み出す前記第1の補正データの読み出し周期と前記制御手段が前記第2の格納手段から読み出す前記第2の補正データの読み出し周期とは整数倍の関係であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段が前記第2の格納手段から読み出す前記第2の補正データの読み出し周期は、前記制御手段が前記第1の格納手段から読み出す前記第1の補正データの読み出し周期の整数倍であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段が前記第2の格納手段から読み出す前記第2の補正データの読み出し周期と前記制御手段が前記第1の格納手段から読み出す前記第1の補正データの読み出し周期とは同一であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段が前記第2の格納手段から読み出す前記第2の補正データの読み出し周期は、前記制御手段が前記第1の格納手段から読み出す前記第1の補正データの読み出し周期の2倍であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. クロック信号を生成する信号生成手段を備え、
    前記制御手段は、前記クロック信号に同期して前記第1の格納手段および前記第2の格納手段それぞれから前記第1の補正データおよび前記第2の補正データを前記光ビームの走査位置に応じて読み出し、読み出した前記第1の補正データと前記第2の補正データに基づいて前記光ビームの光量を制御するための第3の補正データを前記クロック信号に同期して演算することによって生成することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記複数の走査位置の間の位置に対して、当該複数の走査位置の間の位置の両端の前記複数の走査位置それぞれに対応する第1の補正データに基づいて第1の補間データを生成し、当該複数の走査位置の間の位置の両端の前記複数の走査位置それぞれに対応する第2の補正データに基づいて第2の補間データを生成し、当該第1の補間データと当該第2の補間データとに基づいて前記第3の補正データを演算することによって生成することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 光源から出射された光ビームが感光体を走査するように当該光ビームを偏向手段によって偏向し、前記偏向手段により偏向された光ビームを光学部材によって感光体上に導く画像形成装置における前記光ビームの光量を制御するための補正データの生成方法であって、
    制御手段が、前記光ビームが前記感光体上を走査する走査方向における光ビームに対する前記感光体の電位特性によるトナー像の濃度の不均一性を補正するための第1の補正データであって、前記走査方向における前記光ビームの複数の走査位置それぞれに対応させた前記第1の補正データを格納する第1の格納手段から走査位置に応じた前記第1の補正データを読み出す第1の読出ステップと、
    前記制御手段が、前記走査方向における前記光学部材の光学特性による前記感光体上に導かれた前記光ビームの光量変動を補正するための第2の補正データであって、前記走査方向における前記光ビームの複数の走査位置それぞれに対応させた前記第2の補正データを格納する第2の格納手段から走査位置に応じた前記第2の補正データを読み出す第2の読出ステップと、
    前記制御手段が、前記第1の読出ステップにおいて読み出された前記第1の補正データと前記第2の読出ステップで読み出された前記第2の補正データとに基づいて、走査位置に応じた第3の補正データを生成するデータ生成ステップと、を実行し、
    前記光ビームが前記感光体を1走査する間に前記制御手段が前記第1の読出ステップおよび前記第2の読出ステップを実行するタイミングが少なくとも1回一致し、前記制御手段が前記第1の読出ステップを実行する周期と前記第2の読出ステップを実行する周期とは互いに整数倍の関係であることを特徴とする補正データの生成方法。
  8. 前記制御手段が前記第2の読出ステップを実行する周期は、前記第1の読出ステップを実行する周期の整数倍であることを特徴とする請求項7に記載の補正データの生成方法。
  9. 前記制御手段が前記第1の読出ステップを実行する周期と前記第2の読出ステップを実行する周期とは同一であることを特徴とする請求項7に記載の補正データの生成方法。
  10. 前記制御手段が前記第2の読出ステップを実行する周期は、前記第1の読出ステップを実行する周期の2倍であることを特徴とする請求項8に記載の補正データの生成方法。
  11. 前記制御手段は、信号生成手段から出力されるクロック信号に同期して前記第1の読出ステップと前記第2の読出ステップとを実行し、
    前記データ生成ステップは、前記制御手段が、前記第1の補正データと前記第2の補正データに基づいて前記光ビームの光量を制御するための前記第3の補正データを前記クロック信号に同期して演算する演算ステップを含むことを特徴とする請求項7乃至10いずれか1項に記載の補正データの生成方法。
  12. 前記データ生成ステップは、
    前記制御手段が、前記複数の走査位置の間の位置に対して、当該複数の走査位置の間の位置の両端の前記複数の走査位置それぞれに対応する第1の補正データに基づいて第1の補間データを生成する第1の補間データ生成ステップと、
    前記制御手段が、前記複数の走査位置の間の位置に対して、当該複数の走査位置の間の位置の両端の前記複数の走査位置それぞれに対応する第2の補正データに基づいて第2の補間データを生成する第2の補間データ生成ステップと、を含み、
    前記演算ステップは、前記制御手段が前記第1の補間データと前記第2の補間データとに基づいて前記第3の補正データを演算するステップを含むことを特徴とする請求項11に記載の補正データの生成方法
JP2014056228A 2014-03-19 2014-03-19 画像形成装置および感光体を走査する光ビームの光量を制御するための補正データの生成方法 Expired - Fee Related JP6320101B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014056228A JP6320101B2 (ja) 2014-03-19 2014-03-19 画像形成装置および感光体を走査する光ビームの光量を制御するための補正データの生成方法
US14/660,778 US9188902B2 (en) 2014-03-19 2015-03-17 Image forming apparatus and correction data generation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014056228A JP6320101B2 (ja) 2014-03-19 2014-03-19 画像形成装置および感光体を走査する光ビームの光量を制御するための補正データの生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015178213A JP2015178213A (ja) 2015-10-08
JP6320101B2 true JP6320101B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=54142007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014056228A Expired - Fee Related JP6320101B2 (ja) 2014-03-19 2014-03-19 画像形成装置および感光体を走査する光ビームの光量を制御するための補正データの生成方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9188902B2 (ja)
JP (1) JP6320101B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6819041B2 (ja) 2015-09-10 2021-01-27 ソニー株式会社 サーバシステムおよびサーバ
JP6681270B2 (ja) * 2016-05-19 2020-04-15 キヤノン株式会社 画像形成装置及び走査装置
JP2019123189A (ja) 2018-01-18 2019-07-25 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2019191356A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 キヤノン株式会社 光走査装置及び画像形成装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004223716A (ja) 2002-02-08 2004-08-12 Canon Inc レーザビーム制御機構と画像形成装置
JP4016949B2 (ja) * 2002-02-20 2007-12-05 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置および画像形成方法
JP5043337B2 (ja) * 2006-01-12 2012-10-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
US20070216752A1 (en) * 2006-03-15 2007-09-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Laser beam scanning apparatus, image forming apparatus, and laser beam scanning method
JP5100553B2 (ja) * 2007-09-28 2012-12-19 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP5864863B2 (ja) * 2010-03-09 2016-02-17 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5779967B2 (ja) * 2011-05-12 2015-09-16 株式会社リコー 光書き込み装置、画像形成装置及び補正値情報生成方法
JP2013226746A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Canon Inc 光走査装置、その制御方法及び制御プログラム並びに画像形成装置
JP6188395B2 (ja) * 2012-04-27 2017-08-30 キヤノン株式会社 画像形成位置の補正制御を行う画像形成装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150268581A1 (en) 2015-09-24
US9188902B2 (en) 2015-11-17
JP2015178213A (ja) 2015-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6188395B2 (ja) 画像形成位置の補正制御を行う画像形成装置及びその制御方法
KR101646821B1 (ko) 레이저 빔 간의 상대 위치를 보정할 수 있는 화상 형성 장치
JP5078836B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2007069572A (ja) 光走査装置・画像形成装置
US8803938B2 (en) Electrophotographic image forming apparatus
US20110280599A1 (en) Image forming apparatus
US20110032323A1 (en) Image forming apparatus, light-intensity correction method, and computer program product
JP6320101B2 (ja) 画像形成装置および感光体を走査する光ビームの光量を制御するための補正データの生成方法
US8605131B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP5282444B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP4007807B2 (ja) 光走査装置およびこれを用いた画像形成装置
JP5311781B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP5824850B2 (ja) 光学装置および光学装置の制御方法
US7567268B2 (en) Image forming apparatus and abnormality detecting method
JP2007008132A (ja) ドット位置補正装置、光走査装置、画像形成装置及びカラー画像形成装置
JP6878901B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成制御プログラム
JP4280530B2 (ja) 画像形成装置
JP2005178041A (ja) 画像形成装置
JP2002277772A (ja) クロック発生回路および画像形成装置
JP2004212873A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5568945B2 (ja) 画像形成装置
JP2006116716A (ja) 光走査装置、光走査装置の画素クロック生成方法および画像形成装置
JP6401482B2 (ja) 画像形成装置
JP6048057B2 (ja) 光書込装置及び画像形成装置
JP2017201374A (ja) 画像形成装置及び画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180403

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6320101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees