JP5151974B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5151974B2
JP5151974B2 JP2008335766A JP2008335766A JP5151974B2 JP 5151974 B2 JP5151974 B2 JP 5151974B2 JP 2008335766 A JP2008335766 A JP 2008335766A JP 2008335766 A JP2008335766 A JP 2008335766A JP 5151974 B2 JP5151974 B2 JP 5151974B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
optical scanning
area sensor
adjusted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008335766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010156891A (ja
Inventor
悟 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008335766A priority Critical patent/JP5151974B2/ja
Publication of JP2010156891A publication Critical patent/JP2010156891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5151974B2 publication Critical patent/JP5151974B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、さらに詳しくは、光により被走査面を走査する光走査装置、及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真の画像記録では、レーザを用いた画像形成装置が広く用いられている。この場合、画像形成装置は光走査装置を備え、感光性を有するドラムの軸方向にポリゴンスキャナ(例えば、ポリゴンミラー)を用いてレーザ光を走査しつつ、ドラムを回転させ潜像を形成する方法が一般的である。このような電子写真の分野では、画像品質を向上させるために画像の高密度化、及び操作性を向上させるために画像出力の高速化が画像形成装置に求められている。
そして、複数のビームを用いて、複数のラインを同時に走査する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4081973号公報
近年、画像形成装置は、オンデマンドプリンティングシステムとして簡易印刷にも用いられるようになり、それに伴って、さらに画像品質が安定した画像形成装置が求められている。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、被走査面上を精度良く安定して光走査することができる光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、高品質の画像を安定して形成することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、光束により被走査面を走査する光走査装置であって、複数の発光部を有する光源と;前記光源からの光束を偏向する偏向器と;前記偏向器で偏向された光束を前記被走査面上に集光する走査光学系と;前記走査光学系を介した光束を受光するエリアセンサと;前記複数の発光部のうちの少なくとも1つの発光部を調整対象の発光部として選択し、該調整対象の発光部からの光束が前記エリアセンサで受光されたときのビームプロファイルに基づいて、前記エリアセンサの受光領域における閾値レベル以上の光強度を有する部分の光量Qn及び面積Snを求め、前記光量Qnを前記面積Snで除して得られる光量密度wn=Qn/Snに基づいて前記調整対象の発光部の発光光量を制御する制御装置と;を備える光走査装置である。
これによれば、被走査面上を精度良く安定して光走査することが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、少なくとも1つの像担持体と;前記少なくとも1つの像担持体を画像情報が含まれる光束により走査する少なくとも1つの本発明の光走査装置と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置を備えているため、結果として高品質の画像を安定して形成することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9(B)に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのレーザプリンタ1000の概略構成が示されている。
このレーザプリンタ1000は、光走査装置1010、感光体ドラム1030、帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034、クリーニングユニット1035、トナーカートリッジ1036、給紙コロ1037、給紙トレイ1038、レジストローラ対1039、定着ローラ1041、排紙ローラ1042、排紙トレイ1043、通信制御装置1050、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置1060などを備えている。なお、これらは、プリンタ筐体1044の中の所定位置に収容されている。
通信制御装置1050は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
感光体ドラム1030は、円柱状の部材であり、その表面には感光層が形成されている。すなわち、感光体ドラム1030の表面が被走査面である。そして、感光体ドラム1030は、図1における矢印方向に回転するようになっている。
帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034及びクリーニングユニット1035は、それぞれ感光体ドラム1030の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム1030の回転方向に沿って、帯電チャージャ1031→現像ローラ1032→転写チャージャ1033→除電ユニット1034→クリーニングユニット1035の順に配置されている。
帯電チャージャ1031は、感光体ドラム1030の表面を均一に帯電させる。
光走査装置1010は、帯電チャージャ1031で帯電された感光体ドラム1030の表面に、上位装置からの画像情報に基づいて変調された光束を照射する。これにより、感光体ドラム1030の表面に、画像情報に対応した潜像が形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラム1030の回転に伴って現像ローラ1032の方向に移動する。なお、この光走査装置1010の構成については後述する。
トナーカートリッジ1036にはトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ1032に供給される。
現像ローラ1032は、感光体ドラム1030の表面に形成された潜像にトナーカートリッジ1036から供給されたトナーを付着させて画像情報を顕像化させる。ここでトナーが付着した潜像(以下では、便宜上「トナー像」ともいう)は、感光体ドラム1030の回転に伴って転写チャージャ1033の方向に移動する。
給紙トレイ1038には記録紙1040が格納されている。この給紙トレイ1038の近傍には給紙コロ1037が配置されており、該給紙コロ1037は、記録紙1040を給紙トレイ1038から1枚づつ取り出し、レジストローラ対1039に搬送する。該レジストローラ対1039は、給紙コロ1037によって取り出された記録紙1040を一旦保持するとともに、該記録紙1040を感光体ドラム1030の回転に合わせて感光体ドラム1030と転写チャージャ1033との間隙に向けて送り出す。
転写チャージャ1033には、感光体ドラム1030の表面上のトナーを電気的に記録紙1040に引きつけるために、トナーとは逆極性の電圧が印加されている。この電圧により、感光体ドラム1030の表面のトナー像が記録紙1040に転写される。ここで転写された記録紙1040は、定着ローラ1041に送られる。
定着ローラ1041では、熱と圧力とが記録紙1040に加えられ、これによってトナーが記録紙1040上に定着される。ここで定着された記録紙1040は、排紙ローラ1042を介して排紙トレイ1043に送られ、排紙トレイ1043上に順次スタックされる。
除電ユニット1034は、感光体ドラム1030の表面を除電する。
クリーニングユニット1035は、感光体ドラム1030の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラム1030の表面は、再度帯電チャージャ1031に対向する位置に戻る。
次に、前記光走査装置1010の構成について説明する。
この光走査装置1010は、図2に示されるように、光源装置14、カップリングレンズ15、開口板16、シリンドリカルレンズ17、ポリゴンミラー13、fθレンズ11a、トロイダルレンズ11b、エリアセンサ18、同期センサ19、及び上記各部を統括的に制御する走査制御装置22(図2では図示省略、図5参照)などを備えている。そして、これらは、ハウジング21の中の所定位置に組み付けられている。
なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、感光体ドラム1030の長手方向に沿った方向をY軸方向、fθレンズ11a及びトロイダルレンズ11bの光軸に沿った方向をX軸方向として説明する。また、以下では、便宜上、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
光源装置14は、複数の発光部を有する光源(光源14aという)及び該光源14aを駆動する光源駆動回路(光源駆動回路14bという)を有している。そして、光源14aと光源駆動回路14bは一つの回路基板上に実装されている。
ここでは、光源14aは、一例として図3に示されるように、32個の発光部(v1〜v32)が2次元的に配列されて1つの基板上に形成された2次元アレイ100を有している。図3におけるM方向は主走査対応方向であり、S方向は副走査対応方向である。また、T方向はM方向からS方向に向かって傾斜した方向である。なお、各発光部からの光束の射出方向をR方向とする。
この2次元アレイ100は、T方向に沿って8個の発光部が等間隔に配置された発光部列を4列有している。そして、これら4列の発光部列は、すべての発光部をS方向に伸びる仮想線上に正射影したときに等間隔となるように配置されている。なお、本明細書では、「発光部間隔」とは2つの発光部の中心間距離をいう。
また、各発光部は、780nm帯の垂直共振器型の面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)である。すなわち、2次元アレイ100は、32個の発光部を有する面発光レーザアレイである。
光源駆動回路14bは、図4に示されるように、走査制御装置22からの各種駆動情報に基づいて、32個の発光部を個別に駆動する。
図2に戻り、カップリングレンズ15は、光源装置14から射出された光束を略平行光とする。
開口板16は、開口部を有し、カップリングレンズ15を介した光束のビーム径を規定する。
シリンドリカルレンズ17は、開口板16の開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー13の偏向反射面近傍に副走査対応方向(ここでは、Z軸方向)に関して結像する。
光源装置14とポリゴンミラー13との間の光路上に配置される光学系は、偏向器前光学系とも呼ばれている。本実施形態では、偏向器前光学系は、カップリングレンズ15と開口板16とシリンドリカルレンズ17とから構成されている。
ポリゴンミラー13は、4面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。すなわち、4つの偏向反射面を有している。このポリゴンミラー13は、Z軸方向に平行な軸の周りに等速回転し、シリンドリカルレンズ17からの光束を偏向する。
fθレンズ11aは、ポリゴンミラー13で偏向された光束の光路上に配置されている。
トロイダルレンズ11bは、fθレンズ11aを介した光束の光路上に配置されている。そして、このトロイダルレンズ11bを介した光束が感光体ドラム1030の表面に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー13の回転に伴って、感光体ドラム1030の表面上を走査開始端から走査終了端に向かって移動する。このときの光スポットの移動方向が「主走査方向」である。また、感光体ドラム1030の回転方向が「副走査方向」である。そして、光スポットは、走査終了端に達すると、次の走査のために走査開始端に戻る。なお、図2における有効走査領域は、画像データに応じて書込みが行われる領域である。
ポリゴンミラー13と感光体ドラム1030との間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。本実施形態では、走査光学系は、fθレンズ11aとトロイダルレンズ11bとから構成されている。なお、fθレンズ11aとトロイダルレンズ11bの間の光路上、及びトロイダルレンズ11bと感光体ドラム1030の間の光路上の少なくとも一方に、少なくとも1つの折り返しミラーが配置されても良い。
同期センサ19は、ポリゴンミラー13で偏向され、走査光学系を介した光束のうち書き込み開始前の光束の一部が、ミラーを介して入射する位置に配置されている。同期センサ19は、受光量に応じた電気信号(光電変換信号)を生成し、走査制御装置22に出力する。走査制御装置22は、同期センサ19の出力信号から、感光体ドラム1030における書き込み開始タイミングを検知することができる。
エリアセンサ18は、ポリゴンミラー13で偏向され、走査光学系を介した光束のうち書き込み終了後の光束の一部が、ミラーを介して入射する位置に配置されている。
エリアセンサ18は、微小な受光部が2次元的に配列された素子であり、ここでは、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)エリアセンサが用いられている。
エリアセンサ18の各受光部は、アドレスによって個別に指定することができる。走査制御装置22は、順次アドレスを指定し、各受光部での受光量に応じた電気信号(光電変換信号)を時系列的に読み出すことができる。
走査制御装置22は、一例として図5に示されるように、基準クロック生成回路22、画素クロック生成回路22、画像処理回路22、光源選択回路22、第1タイミング信号生成回路22、第2タイミング信号生成回路22、光量密度演算回路22及び光量調整回路22を備えている。なお、図5における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
画像処理回路22は、上位装置からの画像情報に基づいて、発光部毎の書込みデータを作成する。この書込みデータは、所定のタイミングで、前記駆動情報の1つとして光源駆動回路14bに供給される。
基準クロック生成回路22は、基準となる高周波クロック信号を生成する。
画素クロック生成回路22は、同期センサ19の出力信号s19及び基準クロック生成回路22からの高周波クロック信号に基づいて、画素クロック信号を生成する。ここで生成された画素クロック信号は、前記駆動情報の1つとして光源駆動回路14bに供給される。
第1タイミング信号生成回路22は、同期センサ19の出力信号s19の立ち上がり後、光束がエリアセンサ18を通過するまでの時間(t1とする)が経過すると、出力信号s25をローレベルからハイレベルに変化させる(図6参照)。そして、予め設定されている時間(t2とする)が経過すると、出力信号s25をハイレベルからローレベルに変化させる(図6参照)。この第1タイミング信号生成回路22の出力信号は、前記駆動情報の1つとして光源駆動回路14bに供給される。
ここでは、上記時間t1は、画像情報に応じて変調された光による書込みが終了してから光源選択回路22の出力が安定するまでの時間に対応している。また、上記時間t2は、発光時間に対応している。発光光量はt2が大きくなるほど増加するが、通常は画素クロック信号の1周期とするのが望ましい。
光源選択回路22は、書込み直前及び書き込み中では、発光部毎の書込みデータに基づいて発光部を選択し、選択された発光部を指定する信号s24を出力する。
書込みが終了すると、光源選択回路22は、32個の発光部のうちの少なくとも1つの発光部を調整対象の発光部として選択し、該調整対象の発光部を指定する信号s24を出力する。
さらに、光源選択回路22は、光スポットが走査終了端に達すると、次の書き込み開始タイミングを検知するのに用いられる1つの発光部を32個の発光部から選択し、選択された発光部を指定する信号s24を出力する。
この光源選択回路22の出力信号s24は、前記駆動情報の1つとして光源駆動回路14bに供給される。
第2タイミング信号生成回路22は、光量検出のタイミングを指示する信号s26を出力する。この信号s26は、調整対象の発光部が指定されるとローレベルからハイレベルに変化し、光スポットが走査終了端に達するとハイレベルからローレベルに変化する(図6参照)。第2タイミング信号生成回路22の出力信号s26は、光量密度演算回路22及びエリアセンサ18に供給される。エリアセンサ18は、信号s26がハイレベルのときにアクティブ状態となり、信号の読み出しが可能となる。
光量密度演算回路22の動作について、図7及び図8のフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、調整対象の発光部として、v1、v2及びv9の3つの発光部が光源選択回路22で選択されたものとする。また、エリアセンサ18が調整対象の発光部からの光束を受光したとき、エリアセンサ18における受光領域のうち光強度が所定のレベル以上となることが予想される部分領域が予め得られているものとする。
最初のステップS403では、第2タイミング信号生成回路22の出力信号s26がハイレベルであるか否かを判断する。第2タイミング信号生成回路22の出力信号s26がハイレベルであれば、ここでの判断は肯定され、ステップS405に移行する。
このステップS405では、エリアセンサ18における前記部分領域の先頭アドレスを読み出しアドレスにセットする。
次のステップS407では、読み出しアドレスを指定して、エリアセンサ18からデータを読み出す。
次のステップS409では、エリアセンサ18から読み出したデータが、光強度の閾値レベルに対応する値以上であるか否かを判断する。エリアセンサ18から読み出したデータが、光強度の閾値レベルに対応する値以上であれば、ここでの判断は肯定され、ステップS411に移行する。なお、光強度の閾値レベルは、予め種々の実験等から得られ、不図示のメモリに格納されている。
このステップS411では、不図示のメモリにそのときの読み出しアドレスと読み出したデータを保存する。
次のステップS413では、部分領域においてデータを読み出していないアドレスがあるか否かを判断する。データを読み出していないアドレスがあれば、ここでの判断は肯定され、ステップS415に移行する。
このステップS415では、読み出しアドレスに次のアドレスをセットする。そして、上記ステップS407に戻る。
以降、ステップS413での判断が否定されるまで、ステップS407〜S415の処理を繰り返し行う。
部分領域においてデータを読み出していないアドレスがなくなると、ステップS413での判断は否定され、ステップS421に移行する。
このステップS421では、不図示のメモリに保存されているアドレスとデータから、調整対象の発光部毎のビームプロファイルを求める(図9(A)及び図9(B)参照)。なお、図9(A)は、エリアセンサ18の受光領域と光強度の関係を2次元的に示した図であり、図9(B)は3次元的に示した図である。図9(A)及び図9(B)において、白い部分は、閾値レベル以上の光強度を有する部分である。
また、調整対象の発光部が32個の発光部のうちのどれであるかは、光源選択回路22から出力された調整対象の発光部を指定する信号s24から知ることができる。
次のステップS423では、調整対象の発光部の順番を示すカウンタnに1をセットする。
次のステップS425では、n番目の調整対象の発光部に対応するビームプロファイル(以下では、便宜上「ビームプロファイルn」という)に基づいて、エリアセンサ18の受光領域における閾値レベル以上の光強度を有する面積Snを求める。具体的には、不図示のメモリに保存されているアドレスのうち、ビームプロファイルnに関係するアドレスあるいはデータの数(個数)を求める。
次のステップS427では、ビームプロファイルnに基づいて、n番目の調整対象の発光部に対応する光量Qnを求める。具体的には、不図示のメモリに保存されているデータのうち、ビームプロファイルnに関係するデータを加算する。
次のステップS429では、次の(1)式を用いて光量密度wnを求める。この光量密度wnは、ビームプロファイルnにおいて、閾値レベル以上の光強度を有する微小受光部における平均の光強度である。
wn=Qn/Sn ……(1)
次のステップS431では、カウンタnの値が、調整対象の発光部の数N(ここでは、3)以上であるか否かを判断する。カウンタnの値がN未満であれば、ここでの判断は否定され、ステップS433に移行する。
このステップS433では、カウンタnの値に1を加算する。そして、上記ステップS425に戻る。
以降、ステップS431での判断が肯定されるまで、ステップS425〜S433の処理を繰り返し行う。
カウンタnの値がNになると、ステップS431での判断が肯定され、ステップS435に移行する。
このステップS435では、調整対象の発光部毎に、光量密度wnが所定の値(w0とする)と一致するように補正信号を生成する。
次のステップS437では、補正信号を光量調整回路22に出力する。そして、終了する。
なお、上記ステップS403において、第2タイミング信号生成回路22の出力信号s26がローレベルであれば、ステップS403での判断は否定され、所定時間が経過した後、ステップS403に戻る。
また、上記ステップS409において、エリアセンサ18から読み出したデータが、光強度の閾値レベルに対応する値未満であれば、ステップS409での判断は否定され、上記ステップS413に移行する。
なお、上記光量密度演算回路22の処理は、光源選択回路22が調整対象の発光部を指定する信号s24を出力するタイミングに同期して行われても良い。
光量調整回路22は、光量密度演算回路22からの補正信号に基づいて、調整対象の発光部の発光光量を調整する信号を生成する。この光量調整回路22の出力信号s28は、前記駆動情報の1つとして光源駆動回路14bに供給される。これにより、光源駆動回路14bでは、調整対象の発光部の駆動信号(駆動電流)が調整される。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光走査装置1010では、走査制御装置22によって制御装置が構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置1010によると、光源選択回路22、第1タイミング信号生成回路22、第2タイミング信号生成回路22、光量密度演算回路22及び光量調整回路22を有する走査制御装置22と、走査光学系を介した光束を受光するエリアセンサ18とを備えている。
そして、走査制御装置22は、複数の発光部のうちの少なくとも1つの発光部を調整対象の発光部として選択し、該調整対象の発光部からの光束がエリアセンサ18で受光されたときのエリアセンサ18の出力信号からビームプロファイルを求め、該ビームプロファイルに基づいて調整対象の発光部の発光光量を制御している。
この場合には、感光体ドラム1030の表面を精度良く安定して光走査することが可能となる。
また、走査制御装置22は、エリアセンサ18における受光領域のうち光強度が所定のレベル以上となることが予想される部分領域からデータを読み出している。これにより、処理時間を短縮することができる。
また、本実施形態に係るレーザプリンタ1000によると、光走査装置1010を備えているため、結果として高品質の画像を安定して形成することが可能となる。
なお、上記実施形態において、走査制御装置22は、調整対象の発光部からの光束がポリゴンミラー13の4つの偏向反射面のうちの指定された一の偏向反射面で偏向されたときに補正信号を生成しても良い。これにより、さらに精度良く調整対象の発光部の発光光量を制御することができる。
また、上記実施形態では、調整対象の発光部が3個の場合について説明したが、これに限定されるものではない。エリアセンサ18の出力信号から個々の発光部に対応したビームプロファイルを分離することが可能であれば、32個の発光部をすべて調整対象の発光部としても良い。
また、上記実施形態では、光源が32個の発光部を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数の発光部を有していれば良い。そして、複数の発光部の配列が1次元配列であっても良い。
また、上記実施形態において、前記光源選択回路22、第1タイミング信号生成回路22、第2タイミング信号生成回路22、及び光量密度演算回路22の少なくともいずれかを、同様な処理をプログラムに従って実行するマイクロコンピュータに置き換えても良い。
また、上記実施形態では、エリアセンサ18がCMOSエリアセンサの場合について説明したが、これに限らず、エリアセンサ18がCCDエリアセンサであっても良い。
また、上記実施形態において、処理時間を考慮する必要がない場合には、走査制御装置22は、エリアセンサ18における受光領域の全領域からデータを読み出しても良い。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてレーザプリンタ1000の場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに、前記光走査装置1010を備える画像形成装置であれば、高品質の画像を高速で形成することが可能となる。
例えば、レーザ光によって発色する媒体(例えば、用紙)に直接、レーザ光を照射する画像形成装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、例えば、図10に示されるように、複数の感光体ドラムを備えるカラープリンタ2000であっても良い。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、ブラック用の「感光体ドラムK1、帯電装置K2、現像装置K4、クリーニングユニットK5、及び転写装置K6」と、シアン用の「感光体ドラムC1、帯電装置C2、現像装置C4、クリーニングユニットC5、及び転写装置C6」と、マゼンタ用の「感光体ドラムM1、帯電装置M2、現像装置M4、クリーニングユニットM5、及び転写装置M6」と、イエロー用の「感光体ドラムY1、帯電装置Y2、現像装置Y4、クリーニングユニットY5、及び転写装置Y6」と、光走査装置2010と、転写ベルト2080と、定着ユニット2030などを備えている。
各感光体ドラムは、図10中の矢印の方向に回転し、各感光体ドラムの周囲には、回転順に帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニングユニットがそれぞれ配置されている。各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面を均一に帯電する。この帯電装置によって帯電された各感光体ドラム表面に光走査装置2010により光が照射され、各感光体ドラムに静電潜像が形成されるようになっている。そして、対応する現像装置により各感光体ドラム表面にトナー像が形成される。さらに、対応する転写装置により、記録紙に各色のトナー像が転写され、最終的に定着ユニット2030により記録紙に画像が定着される。
光走査装置2010は、前記光源装置14と同様な光源装置、及び前記走査制御装置22と同様な走査制御装置を色毎に有しているため、前記光走査装置1010と同様な効果を得ることができる。
従って、カラープリンタ2000は、前記レーザプリンタ1000と同様な効果を得ることができる。
なお、タンデム方式の多色カラープリンタでは、機械精度等で各色の色ずれが発生する場合があるが、点灯させる発光部を選択することで各色の色ずれの補正精度を高めることができる。
また、このカラープリンタ2000において、光走査装置を1色毎に設けても良いし、2色毎に設けても良い。
以上説明したように、本発明の光走査装置によれば、被走査面上を精度良く安定して光走査するのに適している。また、本発明の画像形成装置によれば、高品質の画像を安定して形成するのに適している。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を説明するための図である。 図1における光走査装置を示す概略図である。 図2における光源装置に含まれる面発光レーザアレイを説明するための図である。 光源装置の光源駆動回路を説明するための図である。 走査制御装置の構成を説明するためのブロック図である。 走査制御装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 光量密度演算回路の動作を説明するためのフローチャート(その1)である。 光量密度演算回路の動作を説明するためのフローチャート(その2)である。 図9(A)及び図9(B)は、ビームプロファイルの一例を説明するための図である。 カラープリンタの概略構成を示す図である。
符号の説明
11a…fθレンズ(走査光学系の一部)、11b…トロイダルレンズ(走査光学系の一部)、13…ポリゴンミラー(偏向器)、14…光源装置、18…エリアセンサ、19…同期センサ、22…走査制御装置(制御装置)、100…2次元アレイ(面発光レーザ)、1000…レーザプリンタ(画像形成装置)、1010…光走査装置、1030…感光体ドラム(像担持体)、2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、K1,C1,M1,Y1…感光体ドラム(像担持体)。

Claims (10)

  1. 光束により被走査面を走査する光走査装置であって、
    複数の発光部を有する光源と;
    前記光源からの光束を偏向する偏向器と;
    前記偏向器で偏向された光束を前記被走査面上に集光する走査光学系と;
    前記走査光学系を介した光束を受光するエリアセンサと;
    前記複数の発光部のうちの少なくとも1つの発光部を調整対象の発光部として選択し、該調整対象の発光部からの光束が前記エリアセンサで受光されたときのビームプロファイルに基づいて、前記エリアセンサの受光領域における閾値レベル以上の光強度を有する部分の光量Qn及び面積Snを求め、前記光量Qnを前記面積Snで除して得られる光量密度wn=Qn/Snに基づいて前記調整対象の発光部の発光光量を制御する制御装置と;を備える光走査装置。
  2. 前記制御装置は、前記光量密度wnが所定の値となるように、前記調整対象の発光部の発光光量を制御することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記調整対象の発光部は、複数の発光部であり、
    前記制御装置は、前記エリアセンサの出力信号から得られたビームプロファイルを、前記調整対象の複数の発光部に対応する複数のビームプロファイルに分離し、該分離された複数のビームプロファイルに基づいて、前記調整対象の複数の発光部の発光光量を個別に制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記偏向器は、複数の偏向反射面を有し、
    前記制御装置は、前記調整対象の発光部からの光束が、前記複数の偏向反射面のうち指定された一の偏向反射面で偏向されたときに、前記エリアセンサの出力信号からビームプロファイルを求めることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記エリアセンサの受光領域内で、前記調整対象の発光部からの光束を受光したときに、光強度が所定のレベル以上となることが予想される部分領域が予め得られており、
    前記制御装置は、前記エリアセンサの出力信号のうち、前記部分領域に対応する出力信号からビームプロファイルを求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記エリアセンサは、CMOSエリアセンサであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記エリアセンサは、CCDエリアセンサであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記複数の発光部を有する光源は、垂直共振器型の面発光レーザアレイであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  9. 少なくとも1つの像担持体と;
    前記少なくとも1つの像担持体を画像情報が含まれる光束により走査する少なくとも1つの請求項1〜8のいずれか一項に記載の光走査装置と;を備える画像形成装置。
  10. 前記画像情報は、多色の画像情報であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
JP2008335766A 2008-12-29 2008-12-29 光走査装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5151974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008335766A JP5151974B2 (ja) 2008-12-29 2008-12-29 光走査装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008335766A JP5151974B2 (ja) 2008-12-29 2008-12-29 光走査装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010156891A JP2010156891A (ja) 2010-07-15
JP5151974B2 true JP5151974B2 (ja) 2013-02-27

Family

ID=42574852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008335766A Expired - Fee Related JP5151974B2 (ja) 2008-12-29 2008-12-29 光走査装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5151974B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000338434A (ja) * 1999-03-23 2000-12-08 Ricoh Co Ltd 光走査装置
JP4132619B2 (ja) * 2000-09-11 2008-08-13 株式会社リコー 走査光学系の走査ビーム光量分布測定方法および測定装置
JP2003266770A (ja) * 2002-03-18 2003-09-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP4438300B2 (ja) * 2003-03-19 2010-03-24 株式会社リコー 光走査装置、画像形成装置、および画像形成システム
JP2005242035A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Canon Inc 画像投射装置、および画像投射装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010156891A (ja) 2010-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5194802B2 (ja) 光源駆動装置、光走査装置及び画像形成装置
JP5163021B2 (ja) モニタ装置、光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP5006810B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US8072478B2 (en) Optical scanning device, image forming apparatus, and write method
JP5402072B2 (ja) 光源駆動装置、光走査装置及び画像形成装置
JP5573493B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5407880B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6188395B2 (ja) 画像形成位置の補正制御を行う画像形成装置及びその制御方法
JP2008040088A (ja) 光走査装置、光走査方法、画像形成装置、カラー画像形成装置、プログラム、記録媒体
US20150156373A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2010118504A (ja) 光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP2010122473A (ja) 光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP2010085965A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6332594B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2009069270A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5151974B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5163923B2 (ja) 画像形成方法
JP2008262068A (ja) モニタ装置、光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JPH1155472A (ja) 多色画像形成装置
JP2009216511A (ja) モニタ装置、光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP2017211408A (ja) 画像形成装置
JP2008216519A (ja) 光走査装置、光走査方法及び画像形成装置
JP2007160508A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US9417554B2 (en) Image forming apparatus and image formation method that perform smoothing
JP2015058561A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5151974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees