JP2000338434A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2000338434A
JP2000338434A JP2000077559A JP2000077559A JP2000338434A JP 2000338434 A JP2000338434 A JP 2000338434A JP 2000077559 A JP2000077559 A JP 2000077559A JP 2000077559 A JP2000077559 A JP 2000077559A JP 2000338434 A JP2000338434 A JP 2000338434A
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JP2000077559A
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English (en)
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Hiromichi Atsumi
広道 厚海
Seizo Suzuki
清三 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、主走査方向、副走査方向それぞ
れに独立にビーム集光状態を検出できず検出精度が低く
焦点位置の調整が困難であるという課題を解決しようと
するものである。 【解決手段】 この発明は、光ビームを偏向して被走査
面7上に集光させる走査光学系5,6と、走査される光
ビームの結像状態を検知する手段8と、光ビームの焦点
位置を被走査面7上に調整する機構11〜13とを備
え、調整機構11〜13で光ビームの焦点位置を変化さ
せて光ビームの結像状態を検知手段8によりモニター
し、検知手段8で光ビームのウエスト位置近傍を検知す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル普通紙複写
機、レーザプリンタ等に用いられる光走査装置及び画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光走査装置は、デジタル普通紙複
写機、レーザプリンタ等の書き込み系に用いられてい
る。特開平10−20225号公報には、レーザ光源か
ら放射されたレーザビームを、微小な点に集光すると共
に被走査面上を略等速度でライン状に走査する光走査装
置において、前記レーザ光源から放射されたレーザビー
ムの集光位置を調整するためのフォーカシングレンズ
と、走査されたレーザビームが通過したことを検出して
検出信号を発生する検出手段と、前記検出信号の発生か
ら所定時間後に前記レーザ光源をパルス発光させるパル
ス発光手段と、前記被走査面と光学的に略等価位置に配
置されビーム集光状態をナイフエッジ法で検出するビー
ム集光状態検出手段と、前記ビーム集光状態検出手段の
検出結果に基づいて前記フォーカシングレンズを駆動
し、レーザビームの集光位置を調整する制御手段とを備
えたことを特徴とする光走査装置が記載されている。
【0003】また、特許第2761723号公報には、
レーザ光を発光する光源と、光源から出射されたレーザ
光をコリメートするコリメータレンズと、コリメータレ
ンズを通過した後のレーザ光を受光する光電変換素子
と、光電変換素子の出力に応じてコリメータレンズの位
置を光軸方向に調整する調整手段とを有する光走査装置
において、上記調整手段は、画像信号に応じて明滅する
レーザ光を受光した際の光電変換素子の最大出力値と最
小出力値の差に応じて上記コリメータレンズの位置を調
整することを特徴とする光走査装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−2022
5号公報に記載されている光走査装置では、レーザ光源
をパルス発光手段によりパルス発光させ、被走査面と光
学的に略等価位置に配置されたビーム集光状態検出手段
によりビーム集光状態を検出しているが、実際にはパル
ス発光のタイミングがずれるので、ビーム集光状態の検
出精度が下がる。また、ビーム集光状態検出手段により
ビーム集光状態をナイフエッジ法で検出するので、主走
査方向のビーム集光状態は検出できるが、副走査方向の
ビーム集光状態は検出できない。これは、従来技術にお
いて、主走査方向、副走査方向それぞれに独立にビーム
集光状態を検出する例がないからである。
【0005】また、特開平10−20225号公報や特
許第2761723号公報に記載されている光走査装置
では、焦点位置を調整する調整機構は、フォーカシング
レンズやコリメータレンズを光軸方向に調整している
が、光源とフォーカシングレンズ、コリメータレンズと
の位置関係は精度が要求され、光軸ずれなども起こるの
で、実際には調整が困難である。さらに、フォーカシン
グレンズやコリメータレンズを光軸方向に調整しても、
主走査方向と副走査方向において同時に焦点位置を補正
できるとは限らない。
【0006】請求項1、7〜16に係る発明は、光ビー
ムの結像状態の検知精度が良くなる光走査装置を提供す
ることを目的とする。請求項2に係る発明は、光ビーム
の焦点位置を主走査方向と副走査方向においてお互いに
影響を与えることなく一義的に調整することができる光
走査装置を提供することを目的とする。
【0007】請求項3に係る発明は、光ビームの結像状
態の検知精度が良くなる光走査装置を提供することを目
的とする。請求項4に係る発明は、安価な素子で光ビー
ムのウエスト位置を検知することができる光走査装置を
提供することを目的とする。
【0008】請求項5に係る発明は、安価な素子で主走
査方向、副走査方向それぞれに独立に光ビームのウエス
ト位置を検知することができる光走査装置を提供するこ
とを目的とする。請求項6に係る発明は、多面鏡の各面
の反射率のばらつきによる検知手段上での光量ばらつき
に起因する検知精度劣化を防ぐことができる光走査装置
を提供することを目的とする。請求項17に係る発明
は、光走査装置の光ビームの結像状態の検知精度が良く
なって画像品質を向上させることが可能とな画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、光ビームを放射する光源
と、この光源からの光ビームを偏向して被走査面上に集
光させる走査光学系と、この走査光学系により走査され
る光ビームの結像状態を検知する検知手段と、光ビーム
の焦点位置を前記被走査面上に調整する調整機構とを備
えた光走査装置において、前記調整機構により光ビーム
の焦点位置を連続的あるいは所定のピッチで変化させて
光ビームの結像状態を前記検知手段によりモニターし、
前記検知手段で光ビームのウエスト位置近傍を検知する
ものである。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載の光
走査装置において、前記調整機構は主走査方向、副走査
方向の少なくとも一方向において独立に光ビームの焦点
位置を調整する調整手段であるものである。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の光走査装置において、前記検知手段は主走査方向、
副走査方向それぞれに独立に光ビームのウエスト位置近
傍を検知するものである。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項1又は3記
載の光走査装置において、前記検知手段は主走査方向に
開口を持った形状からなるものである。
【0013】請求項5に係る発明は、請求項4記載の光
走査装置において、前記開口は前記検知手段に入射する
光ビームを回転軸として傾けているものである。
【0014】請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の光走査装置において、前記光源からの
光ビームを偏向する偏向手段が多面鏡からなり、この偏
向手段は光ビームの結像状態を検知する1サイクル内に
用いる偏向面が同一であるものである。
【0015】請求項7に係る発明は、光ビームを放射す
る光源と、この光源からの光ビームを偏向して被走査面
上に集光させる走査光学系と、この走査光学系により走
査される光ビームの結像状態を検知する検知手段と、光
ビームの焦点位置を前記被走査面上に調整する調整機構
とを備え、前記検知手段で光ビームを1ピクセル分検知
するものである。
【0016】請求項8に係る発明は、請求項7記載の光
走査装置において、前記検知手段は連続パルスの光ビー
ムの結像状態を検知するものである。
【0017】請求項9に係る発明は、請求項7記載の光
走査装置において、前記検知手段は、前記光ビームの主
走査方向の結像状態を検知するための第1のスリット
と、前記光ビームの副走査方向の結像状態を検知するた
めの第2のスリットとを有するものである。
【0018】請求項10に係る発明は、請求項9記載の
光走査装置において、前記第1のスリット及び前記第2
のスリットは三角形の開口を有する単一の部材における
前記開口の一部からなるものである。
【0019】請求項11に係る発明は、請求項7記載の
光走査装置において、前記検知手段は、前記光ビームの
主走査方向の結像状態を検知するための1つのスリット
と、前記光ビームの副走査方向の結像状態を検知するラ
インセンサとを有するものである。
【0020】請求項12に係る発明は、請求項7記載の
光走査装置において、前記検知手段は、前記光ビームの
主走査方向の結像状態を検知するための第1のスリット
と、前記光ビームの副走査方向の結像状態を検知するた
めの第2のスリットとを有し、前記調整機構は、まず副
走査方向の光ビームスポット径を調整するために副走査
方向にパワーを持つ第1のレンズ素子を調整し、次に主
走査方向の光ビームスポット径を調整するために主走査
方向にパワーを持つ第2のレンズ素子を調整するもので
ある。
【0021】請求項13に係る発明は、請求項7記載の
光走査装置において、前記検知手段は、前記光ビームの
主走査方向及び副走査方向の各結像状態を検知するため
の1つのスリットを有し、前記調整機構は、まず副走査
方向の光ビームスポット径を調整するために副走査方向
にパワーを持つ第1のレンズ素子を調整し、次に主走査
方向の光ビームスポット径を調整するために主走査方向
にパワーを持つ第2のレンズ素子を調整するものであ
る。
【0022】請求項14に係る発明は、請求項7記載の
光走査装置において、前記検知手段は、前記光ビームの
主走査方向の結像状態を検知するための第1のスリット
と、前記光ビームの副走査方向の結像状態を検知するた
めの第2のスリットとを有し、前記調整機構は、まず主
走査方向の光ビームスポット径を調整するために主走査
方向にパワーを持つ第1のレンズ素子を調整し、次に副
走査方向の光ビームスポット径を調整するために副走査
方向にパワーを持つ第2のレンズ素子を調整するもので
ある。
【0023】請求項15に係る発明は、請求項7記載の
光走査装置において、前記検知手段は、前記光ビームの
主走査方向及び副走査方向の各結像状態を検知するため
の1つのスリットを有し、前記調整機構は、まず主走査
方向の光ビームスポット径を調整するために主走査方向
にパワーを持つ第1のレンズ素子を調整し、次に副走査
方向の光ビームスポット径を調整するために副走査方向
にパワーを持つ第2のレンズ素子を調整するものであ
る。
【0024】請求項16に係る発明は、請求項7記載の
光走査装置において、前記検知手段は、同期状態を検知
し、前記光ビームの結像状態を検知しないときに前記光
ビームの結像位置を調整するために用いられる同期信号
を出力するものである。
【0025】請求項17に係る発明は、請求項1〜16
のいずれか1つの請求項に記載の光走査装置を備えたも
のである。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例を示
す。光ビームを放射する光源1は、例えばレーザ光源が
用いられ、駆動手段により画像信号に応じて駆動される
ことで、画像信号により変調された光ビームを出射す
る。このレーザ光源1からの光ビームは、カップリング
レンズ2により略平行な光束あるいは若干発散光束(図
1は若干集束光束の例)に変換され、補正レンズ3,4
を透過して偏向手段5により偏向される。この偏向手段
5は、例えば多面鏡からなる偏向器が用いられ、モータ
により回転駆動されて補正レンズ4からの光ビームを主
走査方向に繰り返して走査する。
【0027】多面鏡5からの光ビームはfθレンズ6に
より感光体ドラム等からなる感光体の被走査面7上にス
ポット状に結像される。被走査面7は、fθレンズ6か
らの光ビームで主走査方向にライン状に繰り返して走査
されるとともに、図示しない移動手段による駆動で副走
査方向に移動することにより全面的に露光され、画像信
号に応じた露光分布で露光される。この被走査面7は、
例えば電子写真プロセスで画像が形成され、つまり、被
走査面7は帯電手段により一様に帯電された後にfθレ
ンズ6からの光ビームにより露光されて静電潜像が形成
され、この静電潜像が現像手段により現像されて転写手
段により転写紙等の転写材に転写される。
【0028】ここに、多面鏡5及びfθレンズ6はレー
ザ光源1からの光ビームを偏向して被走査面7上に集光
させて被走査面7上を主走査方向に繰り返して走査する
走査光学系を構成する。補正レンズ3は、光ビームの主
走査方向の焦点位置を光軸方向の移動により調整する素
子であり、主走査方向の光ビームスポット径を光軸方向
の移動により調整するために主走査方向のみにパワーを
持ったシリンドリカルレンズなどのレンズ素子が用いら
れる。
【0029】補正レンズ4は、光ビームの副走査方向の
焦点位置を光軸方向の移動により調整する素子であり、
副走査方向の光ビームスポット径を光軸方向の移動によ
り調整するために副走査方向のみにパワーを持ったシリ
ンドリカルレンズなどのレンズ素子が用いられる。検知
手段8は、被走査面7と光学的に略等価な位置に配置さ
れ、フォトダイオードなどが用いられる。この検知手段
8は、多面鏡5により走査された光ビームをfθレンズ
6を介して被走査面7の有効走査領域外で受光してその
結像状態を検知する。
【0030】検知手段8は光ビーム9の被走査面7に対
する同期状態を検知し、検知手段8の受光信号は光ビー
ム9の結像状態を検知しないときに光ビーム9の結像位
置を調整するために用いられる同期信号として出力され
る。検知手段8は図2(a)に示すようにfθレンズ6
からの光ビーム9の主走査方向の結像状態を検知する主
走査方向結像状態検知手段を有し、この主走査方向結像
状態検知手段は主走査方向に光ビーム9の主走査方向の
大きさより小さい一定の幅、例えば1ピクセル(画素)
の主走査方向の幅を持つとともに副走査方向に光ビーム
9の副走査方向の大きさより十分に大きい所定の長さを
持つ開口10を有するスリット板を主走査方向結像状態
検知用フォトダイオードからなる受光素子上に配設して
構成したものである。
【0031】fθレンズ6からの連続パルスの光ビーム
9がスリット板上を走査すると、その光ビームがスリッ
ト板の開口10を通して主走査方向結像状態検知用フォ
トダイオードにより受光されて主走査方向結像状態検知
用フォトダイオードから受光信号が得られる。この主走
査方向結像状態検知用フォトダイオードからの受光信号
は制御手段としての制御部11に入力される。
【0032】また、補正レンズ3を光軸方向に移動させ
る機構12と、補正レンズ4を光軸方向に移動させる機
構13とが設けられる。被走査面7上にfθレンズ6か
らの光ビームの主走査方向ウエスト位置が来ていない時
における、主走査方向結像状態検知用フォトダイオード
からの受光信号を所定のスレッシュレベルで切ったとき
の時間間隔(受光信号がスレッシュレベルを越える時点
から受光信号がスレッシュレベルより下がる時点までの
時間間隔)をta、主走査方向結像状態検知用フォトダ
イオードからの受光信号のピーク値をPaとすると、被
走査面7上にfθレンズ6からの光ビームの主走査方向
ウエスト位置が来ていない時には図2(a)に示すよう
にfθレンズ6からの太い光ビームがスリット板の開口
10を通して主走査方向結像状態検知用フォトダイオー
ドにより受光されて主走査方向結像状態検知用フォトダ
イオードからの受光信号が図2(b)に示すような波形
となる。
【0033】また、被走査面7上にfθレンズ6からの
光ビーム9の主走査方向ウエスト位置が来た時におけ
る、主走査方向結像状態検知用フォトダイオードからの
受光信号を所定のスレッシュレベルで切ったときの時間
間隔をtb、主走査方向結像状態検知用フォトダイオー
ドからの受光信号のピーク値をPbとすると、被走査面
7上にfθレンズ6からの光ビームの主走査方向ウエス
ト位置が来た時には図2(c)に示すようにfθレンズ
6からの細い光ビームがスリット板の開口10を通して
主走査方向結像状態検知用フォトダイオードにより受光
されて主走査方向結像状態検知用フォトダイオードから
の受光信号が図2(d)に示すような波形となり、ta
>tb、Pa<Pbとなる。
【0034】つまり、主走査方向結像状態検知用フォト
ダイオードからの受光信号を所定のスレッシュレベルで
切ったときの時間間隔(受光信号がスレッシュレベルを
越える時点から受光信号がスレッシュレベルより下がる
時点までの時間間隔)をt、主走査方向結像状態検知用
フォトダイオードからの受光信号のピーク値をPとする
と、図3に示すようにt又は1/Pは補正レンズ3の光
軸方向への移動量に応じて変化する。
【0035】次に、制御部11の動作を説明する。制御
部11は、電源投入時や電子写真プロセスの紙間(感光
体の被走査面7上のトナー像が転写材に転写される各転
写時の間)において、移動機構12を制御して補正レン
ズ3を光軸方向に連続的あるいは所定のピッチで移動さ
せ、その移動量に応じた受光信号(tまたはP)が検知
手段8から入力され、制御部11はその受光信号のtま
たはPと補正レンズ3の移動量に基づいて図3に示すよ
うなテーブルを作製して記憶する。次に、制御部11
は、そのテーブルからビームウエスト位置が被走査面7
に来る(受光信号のtが最小となる又はPが最大とな
る)補正レンズ3の最適な移動量を計算し、移動機構1
2を制御して補正レンズ3をその移動量だけ光軸方向に
動かすことで、光ビームの主走査方向の焦点位置を合わ
せる。
【0036】この第1の実施例は、請求項1に係る発明
の一実施例であり、光ビームを放射する光源1と、この
光源1からの光ビームを偏向して被走査面7上に集光さ
せる走査光学系5,6と、この走査光学系5,6により
走査される光ビームの結像状態を検知する検知手段8
と、光ビームの焦点位置を前記被走査面7上に調整する
調整機構としての制御部11及び機構12とを備え、前
記検知手段8で光ビームを1ピクセル分検知することに
より、光ビームの結像状態の検知精度が良くなる。換言
すれば、前記調整機構11,12により光ビームの焦点
位置を連続的あるいは所定のピッチで変化させて光ビー
ムの結像状態を前記検知手段8によりモニターし、前記
検知手段8で光ビームのウエスト位置近傍を検知するの
で、光ビームの結像状態の検知精度が良くなる。
【0037】また、第1の実施例は、請求項7に係る発
明の一実施例であり、光ビームを放射する光源1と、こ
の光源1からの光ビームを偏向して被走査面7上に集光
させる走査光学系5、6と、この走査光学系5、6によ
り走査される光ビームの結像状態を検知する検知手段8
と、光ビームの焦点位置を前記被走査面7上に調整する
調整機構としての制御部11及び機構12とを備え、前
記検知手段8で光ビームを1ピクセル分検知することに
より、光ビームの結像状態の検知精度が良くなる。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。この第2の実施例では、上記第1の実施例におい
て、検知手段8は、主走査方向、副走査方向それぞれに
独立に光ビームのウエスト位置を検知するようにしたも
のであり、fθレンズ6からの光ビーム9の主走査方
向、副走査方向それぞれの結像状態を検知する結像状態
検知手段を有し、この結像状態検知手段は図4(a)に
示すように主走査方向、副走査方向に対して斜めに配置
され光ビーム9の主走査方向、副走査方向の大きさより
小さい一定の幅、例えば1ピクセル(画素)の主走査方
向の幅を持つとともに光ビーム9の主走査方向、副走査
方向の大きさより十分に大きい所定の長さを持つ開口1
4を有するスリット板を結像状態検知用フォトダイオー
ドからなる受光素子上に配設して構成したものである。
スリット板の開口14は検知手段8に入射する光ビーム
を回転軸として傾けているものである。
【0039】fθレンズ6からの光ビーム9がスリット
板上を走査すると、その光ビームがスリット板の開口1
4を通して結像状態検知用フォトダイオードにより受光
されて結像状態検知用フォトダイオードから受光信号が
得られる。この結像状態検知用フォトダイオードからの
受光信号は制御部11に入力される。結像状態検知用フ
ォトダイオードからの受光信号を所定のスレッシュレベ
ルで切ったときの時間間隔(受光信号がスレッシュレベ
ルを越える時点から受光信号がスレッシュレベルより下
がる時点までの時間間隔)をt、結像状態検知用フォト
ダイオードからの受光信号のピーク値をPとすると、t
又は1/Pは、補正レンズ3の光軸方向への移動量に応
じて変化し、かつ補正レンズ4の光軸方向への移動量に
応じて変化する。
【0040】被走査面7上にfθレンズ6からの光ビー
ムの主走査方向ウエスト位置、副走査方向ウエスト位置
が来ていない時における、結像状態検知用フォトダイオ
ードからの受光信号を所定のスレッシュレベルで切った
ときの時間間隔(受光信号がスレッシュレベルを越える
時点から受光信号がスレッシュレベルより下がる時点ま
での時間間隔)をt1とすると、被走査面7上にfθレ
ンズ6からの光ビームの主走査方向ウエスト位置、副走
査方向ウエスト位置が来ていない時には図4(a)に示
すように、fθレンズ6からの太い光ビーム9がスリッ
ト板の開口14を通して結像状態検知用フォトダイオー
ドにより受光されて結像状態検知用フォトダイオードか
らの受光信号が図4(b)に示すような波形となる。
【0041】次に、制御部11の動作を説明する。制御
部11は、電源投入時や電子写真プロセスの紙間におい
て、移動機構12を制御して補正レンズ3を光軸方向に
連続的あるいは所定のピッチで移動させ、その移動量に
応じた受光信号(tまたはP)が検知手段8から入力さ
れ、その受光信号のtまたはPと補正レンズ3の移動量
に基づいて図3に示すようなテーブルを作製して記憶す
る。次に、制御部11は、そのテーブルから光ビームの
ビームウエスト位置が被走査面7に来る(受光信号のt
が最小となる又はPが最大となる)補正レンズ3の最適
な移動量を計算し、移動機構12を制御して補正レンズ
3をその移動量だけ光軸方向に動かすことで、光ビーム
の主走査方向の焦点位置を合わせる。次に、制御部11
は、移動機構13を制御して補正レンズ4を光軸方向に
連続的あるいは所定のピッチで移動させ、その移動量に
応じた受光信号(tまたはP)が検知手段8から入力さ
れ、その受光信号のtまたはPと補正レンズ4の移動量
に基づいて図3に示すようなテーブルを作製して記憶す
る。次に、制御部11は、そのテーブルから光ビームの
ビームウエスト位置が被走査面7に来る(受光信号のt
が最小となる又はPが最大となる)補正レンズ4の最適
な移動量を計算し、移動機構13を制御して補正レンズ
4をその移動量だけ光軸方向に動かすことで、副走査方
向の焦点位置を合わせる。この主走査方向の焦点位置合
わせと副走査方向の焦点位置合わせとの順番はどちらで
もよい。
【0042】このように、光ビームの主走査方向ウエス
ト位置、副走査方向ウエスト位置が被走査面7上に来た
時には図4(e)に示すようにfθレンズ6からの細い
光ビーム9がスリット板の開口14を通して結像状態検
知用フォトダイオードにより受光されて結像状態検知用
フォトダイオードからの受光信号が図4(f)に示すよ
うな波形となり、t=t3となる。
【0043】図5は本発明の第3の実施例の一部を示
す。この第3の実施例では、上記第1の実施例におい
て、検知手段8は上記主走査方向結像状態検知手段と副
走査方向結像状態検知手段とを有し、主走査方向、副走
査方向それぞれに独立に光ビームのウエスト位置を各々
検知する。
【0044】上記副走査方向結像状態検知手段は上記第
2の実施例の結像状態検知手段の開口14と同様な開口
15を有するスリット板を副走査方向結像状態検知用フ
ォトダイオードからなる受光素子上に配設して構成した
ものであり、スリット板の開口15は検知手段8に入射
する光ビームを回転軸として傾けているものである。f
θレンズ6からの光ビーム9が副走査方向結像状態検知
手段のスリット板上を走査すると、その光ビームがスリ
ット板の開口15を通して副走査方向結像状態検知用フ
ォトダイオードにより受光されて副走査方向結像状態検
知用フォトダイオードから受光信号が得られる。この副
走査方向結像状態検知用フォトダイオードからの受光信
号は制御部11に入力される。
【0045】被走査面7上にfθレンズ6からの光ビー
ムの副走査方向ウエスト位置が来ていない時における、
副走査方向結像状態検知用フォトダイオードからの受光
信号を所定のスレッシュレベルで切ったときの時間間隔
(受光信号がスレッシュレベルを越える時点から受光信
号がスレッシュレベルより下がる時点までの時間間隔)
をt、副走査方向結像状態検知用フォトダイオードから
の受光信号のピーク値をPとする。
【0046】次に、制御部11の動作を説明する。制御
部11は、電源投入時や電子写真プロセスの紙間におい
て、移動機構12を制御して補正レンズ3を光軸方向に
連続的あるいは所定のピッチで移動させ、その移動量に
応じた受光信号(tまたはP)が検知手段8から入力さ
れ、その受光信号のtまたはPと補正レンズ3の移動量
に基づいて図3に示すようなテーブルを作製して記憶す
る。次に、制御部11は、そのテーブルから光ビームの
ビームウエスト位置が被走査面7に来る(受光信号のt
が最小となる又はPが最大となる)補正レンズ3の最適
な移動量を計算し、移動機構12を制御して補正レンズ
3を光軸方向にその移動量だけ動かすことで、主走査方
向の焦点位置を合わせる。
【0047】次に、制御部11は、移動機構13を制御
して補正レンズ4を光軸方向に連続的あるいは所定のピ
ッチで移動させ、その移動量に応じた受光信号(tまた
はP)が検知手段8から入力され、その受光信号のtま
たはPと補正レンズ4の移動量に基づいて図3に示すよ
うなテーブルを作製して記憶する。次に、制御部11
は、そのテーブルから光ビームのビームウエスト位置が
被走査面7に来る(受光信号のtが最小となる又はPが
最大となる)補正レンズ4の最適な移動量を計算し、移
動機構13を制御して補正レンズ4を光軸方向にその移
動量だけ動かすことで、副走査方向の焦点位置を合わせ
る。この主走査方向の焦点位置合わせと副走査方向の焦
点位置合わせとの順番はどちらでもよい。
【0048】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。この第4の実施例では、上記第1の実施例におい
て、検知手段8は図6(a)に示すように三角形の開口
16を有するスリット板を結像状態検知用フォトダイオ
ードからなる受光素子上に配設して構成したものであ
り、スリット板の開口16は検知手段8に入射する光ビ
ームを回転軸として傾けているものである。
【0049】図6(a)に示すように被走査面7上にf
θレンズ6からの光ビーム9の主走査方向ウエスト位
置、副走査方向ウエスト位置が来ていない時には、fθ
レンズ6からの光ビーム9がスリット板上を主走査方向
に走査すると、その光ビーム9がスリット板の開口16
を通して結像状態検知用フォトダイオードにより受光さ
れて結像状態検知用フォトダイオードから図6(b)に
示すような受光信号が得られる。この結像状態検知用フ
ォトダイオードからの受光信号を微分すると、図6
(d)に示すような信号となる。またfθレンズ6から
の光ビーム9がスリット板上を副走査方向に走査する
と、その光ビーム9がスリット板の開口16を通して結
像状態検知用フォトダイオードにより受光されて結像状
態検知用フォトダイオードから図6(c)に示すような
受光信号が得られる。この結像状態検知用フォトダイオ
ードからの受光信号を微分すると、図6(e)に示すよ
うな信号となる。
【0050】図7(a)に示すように被走査面7上にf
θレンズ6からの光ビームの主走査方向ウエスト位置、
副走査方向ウエスト位置が来ている時には、fθレンズ
6からの光ビーム9がスリット板上を主走査方向に走査
すると、その光ビーム9がスリット板の開口16を通し
て結像状態検知用フォトダイオードにより受光されて結
像状態検知用フォトダイオードから図7(b)に示すよ
うな受光信号が得られる。この結像状態検知用フォトダ
イオードからの受光信号を微分すると、図7(c)に示
すような信号となる。
【0051】また、fθレンズ6からの光ビーム9がス
リット板上を副走査方向に走査すると、その光ビーム9
がスリット板の開口16を通して結像状態検知用フォト
ダイオードにより受光されて結像状態検知用フォトダイ
オードから図7(c)に示すような受光信号が得られ
る。この結像状態検知用フォトダイオードからの受光信
号を微分すると、図7(e)に示すような信号となる。
【0052】このような結像状態検知用フォトダイオー
ドからの受光信号を微分したものを所定のスレッシュレ
ベルで切ったときの時間間隔(受光信号を微分したもの
がスレッシュレベルを越える時点から受光信号を微分し
たものがスレッシュレベルより下がる時点までの時間間
隔)をt、結像状態検知用フォトダイオードからの受光
信号を微分したもののピーク値をPとすると、t又は1
/Pは、補正レンズ3の光軸方向への移動量に応じて変
化し、かつ補正レンズ4の光軸方向への移動量に応じて
変化する。
【0053】次に、制御部11の動作を説明する。制御
部11は、電源投入時や電子写真プロセスの紙間におい
て、移動機構12を制御して補正レンズ3を光軸方向に
連続的あるいは所定のピッチで移動させ、その移動量に
応じた検知手段8から受光信号が入力されてその受光信
号を微分し、その微分信号のtまたはPと補正レンズ3
の移動量に基づいて図3に示すようなテーブルを作製し
て記憶する。次に、制御部11は、そのテーブルから光
ビームのビームウエスト位置が被走査面7に来る(微分
信号のtが最小となる又はPが最大となる)補正レンズ
3の最適な移動量を計算し、移動機構12を制御して補
正レンズ3をその移動量だけ光軸方向に動かすことで、
光ビームの主走査方向の焦点位置を合わせる。
【0054】次に、制御部11は、移動機構13を制御
して補正レンズ4を光軸方向に連続的あるいは所定のピ
ッチで移動させ、その移動量に応じた検知手段8から受
光信号が入力されてその受光信号を微分し、その微分信
号のtまたはPと補正レンズ4の移動量に基づいて図3
に示すようなテーブルを作製して記憶する。次に、制御
部11は、そのテーブルから光ビームのビームウエスト
位置が被走査面7に来る(微分信号のtが最小となる又
はPが最大となる)補正レンズ4の最適な移動量を計算
し、移動機構13を制御して補正レンズ4をその移動量
だけ光軸方向に動かすことで、光ビームの副走査方向の
焦点位置を合わせる。
【0055】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。この第5の実施例では、上記第1の実施例におい
て、検知手段8は図8に示すようにフォトダイオードの
スリット17(主走査方向結像状態検知用)とラインセ
ンサとしてのラインCCD(副走査方向結像状態検知
用)18を有する。このスリット17及び主走査方向結
像状態検知用フォトダイオードは、主走査方向に光ビー
ム9の主走査方向の大きさより小さい一定の幅、例えば
1ピクセル(画素)の主走査方向の幅を持つとともに副
走査方向に光ビーム9の副走査方向の大きさより十分に
大きい所定の長さを持つ開口を有するスリット板を主走
査方向結像状態検知用フォトダイオードからなる受光素
子上に配設したものである。
【0056】ラインCCD18は、各光電変換素子が主
走査方向及び副走査方向にそれぞれ光ビーム9の主走査
方向の大きさより小さい一定の幅、例えば1ピクセル
(画素)の主走査方向の幅を持つとともに副走査方向に
光ビーム9の副走査方向の大きさより十分に大きい所定
の長さに配列される。fθレンズ6からの光ビーム9が
フォトダイオードでスリット17を介して受光されると
ともにラインCCD18により受光され、その受光信号
が制御部11に入力される。
【0057】次に、制御部11の動作を説明する。制御
部11は、電源投入時や電子写真プロセスの紙間におい
て、移動機構12を制御して補正レンズ3を光軸方向に
連続的あるいは所定のピッチで移動させ、その移動量に
応じた受光信号(tまたはP)が検知手段8から入力さ
れ、その受光信号のtまたはPと補正レンズ3の移動量
に基づいて図3に示すようなテーブルを作製して記憶す
る。次に、制御部11は、そのテーブルから光ビームの
ビームウエスト位置が被走査面7に来る(受光信号のt
が最小となる又はPが最大となる)補正レンズ3の最適
な移動量を計算し、移動機構12を制御して補正レンズ
3をその移動量だけ光軸方向に動かすことで、光ビーム
の主走査方向の焦点位置を合わせる。
【0058】また、制御部11は、副走査方向結像状態
検知用ラインCCD18からの受光信号のt又はPをモ
ニタしながら該受光信号のtまたはPと補正レンズ3の
移動量の関係より被走査面7上にfθレンズ6からの光
ビームの副走査方向ウエスト位置が来た(受光信号のt
が最小となった又はPが最大となった)か否かを検知
し、被走査面7上にfθレンズ6からの光ビームの副走
査方向ウエスト位置が来ていない時には上記機構13を
制御して補正レンズ4を光軸方向に連続的あるいは所定
のピッチで移動させることにより光ビームの焦点位置を
連続的あるいは所定のピッチで変化させ、被走査面7上
にfθレンズ6からの光ビームの副走査方向ウエスト位
置が来た時には上記機構13を制御して補正レンズ4を
停止させることで、光ビームの焦点位置を光ビームの副
走査方向ウエスト位置が被走査面7上に来るように調整
する。
【0059】上記第1の実施例乃至第5の実施例は、請
求項2に係る発明の実施例であり、請求項1記載の光走
査装置において、前記調整機構としての制御部11及び
機構12、13は主走査方向、副走査方向の少なくとも
一方向において独立に光ビームの焦点位置を調整する調
整手段であるので、光ビームの焦点位置を主走査方向と
副走査方向においてお互いに影響を与えることなく一義
的に調整することができる。
【0060】また、上記第1の実施例乃至第5の実施例
は、請求項3に係る発明の実施例であり、請求項1又は
2記載の光走査装置において、前記検知手段8は主走査
方向、副走査方向それぞれに独立に光ビームのウエスト
位置近傍を検知するので、光ビームの結像状態の検知精
度が良くなる。
【0061】また、上記第1の実施例乃至第4の実施例
は、請求項4に係る発明の実施例であり、請求項1又は
3記載の光走査装置において、前記検知手段8は主走査
方向に開口10、14〜16を持った形状からなるの
で、フォトダイオードなどの安価な素子で光ビームのウ
エスト位置を検知することができる。
【0062】また、上記第1の実施例乃至第4の実施例
は、請求項5に係る発明の実施例であり、請求項4記載
の光走査装置において、前記開口14〜16は前記検知
手段8に入射する光ビーム9を回転軸として傾けている
ので、フォトダイオードなどの安価な素子で主走査方
向、副走査方向それぞれに独立に光ビームのウエスト位
置を検知することができる。
【0063】また、上記第1の実施例乃至第5の実施例
は、請求項6に係る発明の実施例であり、請求項1乃至
5のいずれかに記載の光走査装置において、前記光源1
からの光ビームを偏向する偏向手段が多面鏡5からな
り、この偏向手段5は光ビームの結像状態を検知する1
サイクル内に用いる偏向面が同一であるので、多面鏡の
各面の反射率のばらつきによる検知手段上での光量ばら
つきに起因する検知精度劣化を防ぐことができる。
【0064】また、上記第1の実施例乃至第5の実施例
は、請求項8に係る発明の実施例であり、請求項7記載
の光走査装置において、前記検知手段は連続パルスの光
ビームの結像状態を検知するので、光ビームの結像状態
の検知精度が良くなる。
【0065】また、上記第3の実施例は、請求項9記載
の光走査装置において、前記検知手段は、前記光ビーム
の主走査方向の結像状態を検知するための第1のスリッ
ト10と、前記光ビームの副走査方向の結像状態を検知
するための第2のスリット15とを有するので、光ビー
ムの結像状態の検知精度が良くなる。
【0066】また、上記第4の実施例は、請求項10に
係る発明の実施例であり、請求項9記載の光走査装置に
おいて、前記第1のスリット及び前記第2のスリットは
三角形の開口16を有する単一の部材における前記開口
16の一部からなるので、光ビームの結像状態の検知精
度が良くなる。
【0067】また、上記第5の実施例は、請求項11に
係る発明の実施例であり、請求項7記載の光走査装置に
おいて、前記検知手段は、前記光ビームの主走査方向の
結像状態を検知するための1つのスリット17と、前記
光ビームの副走査方向の結像状態を検知するラインセン
サ18とを有するので、光ビームの結像状態の検知精度
が良くなる。
【0068】また、上記第3の実施例は、請求項12に
係る発明の実施例であり、請求項7記載の光走査装置に
おいて、前記検知手段は、前記光ビームの主走査方向の
結像状態を検知するための第1のスリット10と、前記
光ビームの副走査方向の結像状態を検知するための第2
のスリット15とを有し、前記調整機構は、まず副走査
方向の光ビームスポット径を調整するために副走査方向
にパワーを持つ第1のレンズ素子4を調整し、次に主走
査方向の光ビームスポット径を調整するために主走査方
向にパワーを持つ第2のレンズ素子3を調整するので、
光ビームの結像状態の検知精度が良くなる。
【0069】また、上記第2の実施例は、請求項13に
係る発明の実施例であり、請求項7記載の光走査装置に
おいて、前記検知手段は、前記光ビームの主走査方向及
び副走査方向の各結像状態を検知するための1つのスリ
ット14を有し、前記調整機構は、まず副走査方向の光
ビームスポット径を調整するために副走査方向にパワー
を持つ第1のレンズ素子4を調整し、次に主走査方向の
光ビームスポット径を調整するために主走査方向にパワ
ーを持つ第2のレンズ素子3を調整するので、光ビーム
の結像状態の検知精度が良くなる。
【0070】また、上記第3の実施例は、請求項14に
係る発明の実施例であり、請求項7記載の光走査装置に
おいて、前記検知手段は、前記光ビームの主走査方向の
結像状態を検知するための第1のスリット10と、前記
光ビームの副走査方向の結像状態を検知するための第2
のスリット15とを有し、前記調整機構は、まず主走査
方向の光ビームスポット径を調整するために主走査方向
にパワーを持つ第1のレンズ素子3を調整し、次に副走
査方向の光ビームスポット径を調整するために副走査方
向にパワーを持つ第2のレンズ素子4を調整するので、
光ビームの結像状態の検知精度が良くなる。
【0071】また、上記第4の実施例は、請求項15に
係る発明の実施例であり、請求項7記載の光走査装置に
おいて、前記検知手段は、前記光ビームの主走査方向及
び副走査方向の各結像状態を検知するための1つのスリ
ット16を有し、前記調整機構は、まず主走査方向の光
ビームスポット径を調整するために主走査方向にパワー
を持つ第1のレンズ素子3を調整し、次に副走査方向の
光ビームスポット径を調整するために副走査方向にパワ
ーを持つ第2のレンズ素子4を調整するので、光ビーム
の結像状態の検知精度が良くなる。
【0072】また、上記第1の実施例乃至第5の実施例
は、請求項16に係る発明の実施例であり、請求項7記
載の光走査装置において、前記検知手段は、同期状態を
検知し、前記光ビームの結像状態を検知しないときに前
記光ビームの結像位置を調整するために用いられる同期
信号を出力するので、光ビームの結像状態の検知精度が
良くなる。
【0073】本発明の第6の実施例は、請求項17に係
る発明の実施例である。この第6の実施例の画像形成装
置は、上記第1の実施例乃至第5の実施例のいずれかの
光走査装置を有するものであり、例えば電子写真プロセ
スで画像が形成される。つまり、被走査面7は周知のよ
うに帯電手段により一様に帯電された後にfθレンズ6
からの光ビームにより露光されて静電潜像が形成され、
この静電潜像が現像手段により現像されて転写手段によ
り転写紙等の転写材に転写される。この第6の実施例に
よれば、光走査装置の光ビームの結像状態の検知精度が
良くなり、画像品質を向上させることが可能となる。
【0074】
【発明の効果】以上のように請求項1、7〜16に係る
発明によれば、光ビームの結像状態の検知精度が良くな
る。請求項2に係る発明によれば、光ビームの焦点位置
を主走査方向と副走査方向においてお互いに影響を与え
ることなく一義的に調整することができる。
【0075】請求項3に係る発明によれば、光ビームの
結像状態の検知精度が良くなる。
【0076】請求項4に係る発明によれば、安価な素子
で光ビームのウエスト位置を検知することができる。請
求項5に係る発明によれば、安価な素子で主走査方向、
副走査方向それぞれに独立に光ビームのウエスト位置を
検知することができる。請求項6に係る発明によれば、
多面鏡の各面の反射率のばらつきによる検知手段上での
光量ばらつきに起因する検知精度劣化を防ぐことができ
る。請求項17に係る発明によれば、光走査装置の光ビ
ームの結像状態の検知精度が良くなり、画像品質を向上
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概略図である。
【図2】同第1の実施例の光ビーム結像状態検知動作を
説明するための図である。
【図3】同第1の実施例のt又は1/Pと補正レンズ移
動量との関係を示す特性曲線図である。
【図4】本発明の第2の実施例の光ビーム結像状態検知
動作を説明するための図である。
【図5】本発明の第3の実施例の光ビーム結像状態検知
動作を説明するための図である。
【図6】本発明の第4の実施例の光ビーム結像状態検知
動作を説明するための図である。
【図7】同第4の実施例の光ビーム結像状態検知動作を
説明するための図である。
【図8】本発明の第5の実施例の一部を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 光源 3,4 補正レンズ 5 多面鏡 6 fθレンズ 7 被走査面 8 検知手段 10、14〜16 開口 11 制御部 12 補正レンズを移動させる機構

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを放射する光源と、この光源から
    の光ビームを偏向して被走査面上に集光させる走査光学
    系と、この走査光学系により走査される光ビームの結像
    状態を検知する検知手段と、光ビームの焦点位置を前記
    被走査面上に調整する調整機構とを備えた光走査装置に
    おいて、前記調整機構により光ビームの焦点位置を連続
    的あるいは所定のピッチで変化させて光ビームの結像状
    態を前記検知手段によりモニターし、前記検知手段で光
    ビームのウエスト位置近傍を検知することを特徴とする
    光走査装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光走査装置において、前記
    調整機構は主走査方向、副走査方向の少なくとも一方向
    において独立に光ビームの焦点位置を調整する調整手段
    であることを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の光走査装置におい
    て、前記検知手段は主走査方向、副走査方向それぞれに
    独立に光ビームのウエスト位置近傍を検知することを特
    徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は3記載の光走査装置におい
    て、前記検知手段は主走査方向に開口を持った形状から
    なることを特徴とする光走査装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の光走査装置において、前記
    開口は前記検知手段に入射する光ビームを回転軸として
    傾けていることを特徴とする光走査装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の光走査
    装置において、前記光源からの光ビームを偏向する偏向
    手段が多面鏡からなり、この偏向手段は光ビームの結像
    状態を検知する1サイクル内に用いる偏向面が同一であ
    ることを特徴とする光走査装置。
  7. 【請求項7】光ビームを放射する光源と、この光源から
    の光ビームを偏向して被走査面上に集光させる走査光学
    系と、この走査光学系により走査される光ビームの結像
    状態を検知する検知手段と、光ビームの焦点位置を前記
    被走査面上に調整する調整機構とを備え、前記検知手段
    で光ビームを1ピクセル分検知することを特徴とする光
    走査装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の光走査装置において、前記
    検知手段は連続パルスの光ビームの結像状態を検知する
    ことを特徴とする光走査装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の光走査装置において、前記
    検知手段は、前記光ビームの主走査方向の結像状態を検
    知するための第1のスリットと、前記光ビームの副走査
    方向の結像状態を検知するための第2のスリットとを有
    することを特徴とする光走査装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の光走査装置において、前
    記第1のスリット及び前記第2のスリットは三角形の開
    口を有する単一の部材における前記開口の一部からなる
    ことを特徴とする光走査装置。
  11. 【請求項11】請求項7記載の光走査装置において、前
    記検知手段は、前記光ビームの主走査方向の結像状態を
    検知するための1つのスリットと、前記光ビームの副走
    査方向の結像状態を検知するラインセンサとを有するこ
    とを特徴とする光走査装置。
  12. 【請求項12】請求項7記載の光走査装置において、前
    記検知手段は、前記光ビームの主走査方向の結像状態を
    検知するための第1のスリットと、前記光ビームの副走
    査方向の結像状態を検知するための第2のスリットとを
    有し、前記調整機構は、まず副走査方向の光ビームスポ
    ット径を調整するために副走査方向にパワーを持つ第1
    のレンズ素子を調整し、次に主走査方向の光ビームスポ
    ット径を調整するために主走査方向にパワーを持つ第2
    のレンズ素子を調整することを特徴とする光走査装置。
  13. 【請求項13】請求項7記載の光走査装置において、前
    記検知手段は、前記光ビームの主走査方向及び副走査方
    向の各結像状態を検知するための1つのスリットを有
    し、前記調整機構は、まず副走査方向の光ビームスポッ
    ト径を調整するために副走査方向にパワーを持つ第1の
    レンズ素子を調整し、次に主走査方向の光ビームスポッ
    ト径を調整するために主走査方向にパワーを持つ第2の
    レンズ素子を調整することを特徴とする光走査装置。
  14. 【請求項14】請求項7記載の光走査装置において、前
    記検知手段は、前記光ビームの主走査方向の結像状態を
    検知するための第1のスリットと、前記光ビームの副走
    査方向の結像状態を検知するための第2のスリットとを
    有し、前記調整機構は、まず主走査方向の光ビームスポ
    ット径を調整するために主走査方向にパワーを持つ第1
    のレンズ素子を調整し、次に副走査方向の光ビームスポ
    ット径を調整するために副走査方向にパワーを持つ第2
    のレンズ素子を調整することを特徴とする光走査装置。
  15. 【請求項15】請求項7記載の光走査装置において、前
    記検知手段は、前記光ビームの主走査方向及び副走査方
    向の各結像状態を検知するための1つのスリットを有
    し、前記調整機構は、まず主走査方向の光ビームスポッ
    ト径を調整するために主走査方向にパワーを持つ第1の
    レンズ素子を調整し、次に副走査方向の光ビームスポッ
    ト径を調整するために副走査方向にパワーを持つ第2の
    レンズ素子を調整することを特徴とする光走査装置。
  16. 【請求項16】請求項7記載の光走査装置において、前
    記検知手段は、同期状態を検知し、前記光ビームの結像
    状態を検知しないときに前記光ビームの結像位置を調整
    するために用いられる同期信号を出力することを特徴と
    する光走査装置。
  17. 【請求項17】請求項1〜16のいずれか1つの請求項
    に記載の光走査装置を備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
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JP2008122613A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Konica Minolta Business Technologies Inc レーザ走査光学装置
JP2010156891A (ja) * 2008-12-29 2010-07-15 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置

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