JP6203065B2 - レーザ走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転する多面鏡での反射を介して周期的に走査されるレーザ光を、光路上に配置された受光器で受光することによって同期信号を検出するレーザ走査装置、及びかかるレーザ走査装置を有する複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を備えた複合機等の電子写真式の画像形成装置に関する。
画像形成装置は、半導体レーザから射出されるレーザ光をポリゴンミラーを介して周期的に走査するレーザ走査ユニットを備えている。レーザ走査ユニットは、軸心周り(副走査方向)に定速回転する感光体ドラム上に、画像データで変調されたレーザ光を、その軸方向(主走査方向)に走査する。かかる走査によって感光体ドラム面上に静電潜像が形成される。レーザ走査ユニットは、レーザ光の走査路内であって感光体ドラムの走査範囲よりも走査方向の上流側の適所に配置されるBD(Beam Detector)センサを有する。BDセンサはレーザ光の通過タイミングを検出して、この検出時点に同期して感光体ドラムへの画像データの出力動作が開始される。
ところで、近年、画像形成装置の小型化の要請がある。レーザ走査ユニットは光学的な部品点数が多いことから、それらをより狭いスペースに収容し、しかも高精度に配置することは容易ではなく、複雑な配置構成を強いられる。この結果、レーザ走査ユニット内では、不要な反射光に起因する迷光の発生が避けがたいという問題が起きている。BDセンサのセンサ面に入射する迷光は、本来の光路を経由したものではないため、すなわち正規のレーザ光の受光タイミングとは異なるタイミングで受光されることになるため、画像データの出力タイミングがずれ、画像品質の低下を招く場合がある。
特許文献1には、BD信号の入力許可範囲を1走査以上前のBD周期を利用して決めることにより、可能な限りBDの入力許可範囲を狭め、耐ノイズ性向上を図る技術が記載されている。特許文献2には、BD信号の入力直後から設定時間のみBD信号のノイズをマスクする技術が記載されている。
また、特許文献3、4には、レーザ光の乱反射等に起因して生じる迷光をBDセンサで受光して同期信号として誤検出することを抑止する技術が記載されている。すなわち、特許文献3に記載された発明では、正規光の出力が迷光の出力に比してBDセンサでの検出期間が長いと見なして、レーザ光検出器の出力をランプ信号発生回路でランプ出力として生成し、あるいはカウンタ回路を用いて出力期間を計測し、次いで比較器で閾値とランプ出力やカウント値とを比較することで迷光の誤検出を防止している。また、特許文献4に記載された発明では、ビーム光の強度に対するピークを検出するピーク検出部と、検出したピークレベルに応じて基準信号を設定する処理回路とを備えて、迷光の誤検知を防止している。さらに、特許文献5には、画像形成中に1つ前のBD検知タイミングを基準にBD誤検知の有無を判断し、BD誤検知有りの場合、変わった画像が形成されないように補正を加える画像形成装置が提案されている。
特開平8−276617号公報 特開平8−242343号公報 特開2002−31770号公報 特開2011−70203号公報 特開2010−173264号公報
特許文献1に記載された発明では、基準となる1走査以上前のBD周期で誤検知があった場合、マスク信号のタイミングがずれてしまい、正常なマスク処理ができなくなるという問題がある。特許文献2に記載された発明では、BDの誤検知期間が正規のBD検知期間とほぼ同じか長い場合、誤検知か否かを区別できない。また、特許文献2に記載された発明では、画像データ書き込み開始タイミングの基準を、BDが検知状態から未検知状態になるタイミングとしているため、BD信号のジッター幅を十分小さくできない。
また、特許文献3、4に記載された発明では、迷光の影響を抑止するために、上述したように種々の誤検出の抑止回路を付設しており、却って構成を複雑に、昨今の省スペース化の要請に応えることを依然として困難なものにしている。しかも、特許文献3に記載された発明では、迷光によるBD検出期間が正規のBD検出期間に比してほぼ同一乃至は長い場合、両者を区別することは困難である。また、特許文献4に記載された発明では、迷光によるBD検出レベルと正規のBD検出レベルとの差が小さい場合、両者を区別することは困難である。一方、特許文献5に記載された発明は、定常APC(Auto Power Control)に移行するためのAPC強制点灯でBD誤検知が最初に検出された場合に補正を加えるものではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、同期信号の誤検知を高精度で防止するレーザ走査装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、回転する多面鏡での反射を介して周期的に走査されるレーザ光を、光路上に配置された受光器で受光することによって同期信号を検出するレーザ走査装置において、前記多面鏡を回転させるモータの回転位相を検出するセンサと、前記センサで検出された回転位相信号から前記同期信号の検出タイミングに対応する所定のタイミングでマスク信号を生成し、前記同期信号の検出に対するゲートとして出力するマスク信号生成手段とを備えたものである。
本発明によれば、レーザ光を反射して走査させる多面鏡がモータによって回転させられ、そのモータの回転位相がセンサで検出される。マスク信号生成手段は、センサで検出された回転位相信号から、正規の同期信号の検出タイミングに対応する所定のタイミングでマスク信号の生成を行う。このマスク信号は、受光器で受光されたレーザレーザ光の受光信号に対するゲートとして機能する。従って、本来の光路上を経て受光器で受光される正規のレーザ光とは異なる迷光に起因する誤検知信号がマスク信号により遮断され、正規の同期信号のみが抽出される。マスク信号は、多面鏡を回転させるモータの機械的な回転に起因する回転位相から形成したので、多面鏡の回転が高い精度で検知され、正規のレーザ光の受光タイミングと対応させることが可能となり、従来技術のような走査中のレーザ光の受光器での受光タイミングでマスク信号を形成する場合における迷光その他の影響を受ける場合に比して、同期信号の誤検知が高精度で防止される。
また、前記マスク信号生成手段は、前記マスク信号を所定幅を有するパルスとして生成するパルス生成手段と、前記パルス生成手段を、前記回転位相信号の検出時点から直後の前記同期信号の検出タイミングに対応する時間の経過時に動作させる遅延手段とを備えたものである。この構成によれば、回転位相信号の検出時点からマスク信号の生成時点まで最短時間となるので、モータの回転むら等の影響は最小化される。
また、前記パルスは、前記同期信号の立ち下がり付近の期間又は立ち上がりエッジ付近の期間のみ少なくとも含むことを特徴とするものである。この構成によれば、2つに割れかかっているような同期信号も正確に区別される。
また、前記センサは、前記モータの各回転磁極の回転近傍に配置され、磁束変化を前記回転位相信号として検出する磁気センサであることを特徴とするものである。この構成によれば、他のセンサを用いる場合に比して小型化が図れる。また既設の回転制御用の磁気位置センサを兼用することも可能となる。
また、前記マスク信号の生成タイミングに関する情報が記録されたEEPROMを備えたものである。この構成によれば、モータの個体ばらつきの補正が可能となる。
また、前記レーザ走査装置を備えた画像形成装置では、同期信号の誤検知が防止され、高品質プリント画像を提供することが可能となる。
本発明によれば、同期信号の誤検知が高精度で防止できる。
本発明の第1の実施形態に係るレーザ走査装置が適用される画像形成装置の一例の概略構成を示す正面図である。 レーザ走査装置の概略構成を示す上面図である。 レーザ走査装置の回路構成部を示す回路図である。 レーザ走査装置における各信号のタイムチャートである。 レーザ走査装置におけるポリゴン回転角と各位相の状態を説明するための図表である。
図1を用いて、本発明の第1の実施形態に係るレーザ走査装置が適用される画像形成装置の全体概略構成を説明する。画像形成装置は、画像形成部10、中間転写部20、二次転写部30、定着部40、給紙部50、用紙搬送路60、画像読取部70、及び自動原稿搬送装置80を備える。画像形成装置は、画像データを用紙に多色又は単色の画像形成処理を行う。
画像形成部10は、レーザ走査装置1及び各色の画像形成部10A〜10Dを備えている。レーザ走査装置1は、例えばユニット構成をなし、本実施形態では所要高さの側壁で囲繞された直方体形状の筐体1Aを有する。筐体1Aの内部には、色毎に必要な光学部品、電気部品等が配置されている。筐体1A内における配置の詳細は、図2で後述する。レーザ走査装置1は、Bk、C、M、Y色に変換された各色の画像データによって変調された各レーザ光束を画像形成部10A〜10Dの感光体ドラム2A〜2Dの表面の軸方向(主走査方向)に沿って露光走査して、それぞれの静電潜像を形成する。代表して説明する画像形成部10Aは、感光体ドラム2Aを備え、その周囲に回転方向(副走査方向)に沿って帯電器3A、現像器4A及びクリーナ部5Aを備えている。
なお、中間転写部20は、中間転写ベルト21、駆動ローラ22、従動ローラ23、一次転写ローラ24A〜24Dを備え、感光体ドラム2A〜2Dの周面に形成されたトナー像を中間転写ベルト21の表面に一次転写する。二次転写部30は、中間転写ベルト21の表面のトナー像を用紙へ二次転写する。定着部40は、給紙部50から用紙搬送路60を経て給紙される用紙に、転写されたトナー像を加熱して定着し排紙トレイに排出する。
図2において、レーザ走査装置1は、レーザダイオード(以下、LDという。)11、集光レンズ12、回転多面鏡であるポリゴンミラー13、モータ14、Fθレンズ15、及び反射ミラー16を少なくとも備えている。また、レーザ走査装置1は、反射ミラー17及びフォトダイオード等のBD(Beam Detector)センサ18を備える。BDセンサ18は同期信号検出部として機能する。なお、以下では、ある1色を担当するレーザ走査装置部分を代表にして説明する。
LD11は、1つの色を担当するものとして採用されたもので、平行光束を形成する集光レンズ12を経てポリゴンミラー13に向かうようにビーム状のレーザ光Lを射出する光源である。LD11から射出されたレーザ光Lは、モータ14と同期して定速回転状態にあるポリゴンミラー13の各面で反射される。ポリゴンミラー13は、図2の紙面に垂直な回転軸周りに矢印で示す方向に回転することで、レーザ光を等角度走査させる。
モータ14は、各種のモータが採用可能であり、ここではブラシレスモータが採用可能である。モータ14は、例えば3相2極のブラシレスモータの場合、ステータを構成する周方向等間隔の3個の界磁と、ロータを構成する2個(N極とS極の各1個)の磁極を備え、磁極の回転軌道の近傍であって周方向に等間隔に配置された、図3に示すように、例えば3個のホール素子等からなる磁気センサ141が配置されている。磁気センサ141での磁極の検出信号に関しては、図3を用いて詳述する。
ポリゴンミラー13の回転によってレーザ光Lは周期的に走査される。所定の走査範囲内には、Fθレンズ15を含む光学部品が配置されている。Fθレンズ15及び反射ミラー16を通過したレーザ光Lは、感光体ドラム2A上を矢印Xで示す軸方向(主走査方向)に走査される。感光体ドラム2Aは、図略の駆動手段で軸周りに定速回転されており、1走査毎の画像データによって光変調されたレーザ光が順次回転方向(副走査方向)に露光されることで表面に画像データに対応した静電潜像が形成される。
反射ミラー17は、レーザ光Lの光路上であって、感光体ドラム2Aに対して走査方向Xの上流側、すなわち有効露光範囲の上流側の適所に配置されている。レーザ光Lは反射ミラー17を通過する間、BDセンサ18の受光面に一時的に入射される。BDセンサ18は、レーザ光Lを一時的に受光すると、受光レベルに応じた検出信号を生成する。
図3のブロック回路図において、磁気センサ141は、モータ14の各相u、v、wに対応した磁気センサPSu、PSv、PSwで構成され、回転制御用として使用される。磁気センサPSu、PSv、PSwは、ロータが1回転する間に2個の磁極からの磁束強度に応じてハイ・ローのパルス信号を出力する。ここでは、磁気センサPSu、PSv、PSwで検出された各位相信号は、マスク信号生成用としてマスク信号生成部150に導かれる。各位相信号は、まずインバータ部151でパルス成形される。
図4(A)の(a)と図4(A)の(b)、(c)、(d)とから判るように、ポリゴンミラー13とモータ14とは同期回転しているため、磁気センサPSu、PSv、PSwを介して得られた位相信号は、図4(A)の(b)、(c)、(d)に示すように、互いに120°ずつ位相のずれたハイ・ローのパルス信号として出力される。なお、濃度の濃い部分をハイレベル期間として表す。
インバータ部151を構成する各相のインバータ151u、151v、151wは、パルス成形した位相信号の極性を反転して、次段のインバータ部152を構成するインバータ152u、152v、152wへ出力する。インバータ152u、152v、152wは、更に極性を反転して次段のアンド回路部153へ出力する。インバータ部151,152によって、磁気センサ141からの位相信号に同期した6つの状態信号が生成され、次段のアンド回路部153に供給される。
アンド回路部153は、位相A,B,C,D,E,Fの各信号を出力するためのアンド回路153A,153B,…153Fを備える。そして、アンド回路153Aには、インバータ151vとインバータ152uとの出力が入力され、アンド回路153Bには、インバータ151wとインバータ152vとの出力が入力され、アンド回路153Cには、インバータ151uとインバータ152wとの出力が入力され、アンド回路153Dには、インバータ151uとインバータ152vとの出力が入力され、アンド回路153Eには、インバータ151vとインバータ152wとの出力が入力され、アンド回路153Fには、インバータ151wとインバータ152uとの出力が入力される。
上記関係を、図4(A)で確認すると、アンド回路153Aでは、インバータ151vとインバータ152uとの出力が入力されるので、図4(A)の波形(c)のローレベル期間で、かつ図4(A)の波形(b)のハイレベル期間に移行した時点t1(図4(A)の波形(f)参照)が対応する。これはまた、図5の位相Aのハイ「1」、ロー「0」の状態に示すように、ポリゴン回転角30°〜90°〜150°でハイ「1」、すなわち、ポリゴン回転角30°でローからハイに立ち上がっていることと対応している。
また、アンド回路153Bでは、インバータ151wとインバータ152vとの出力が入力されるので、図4(A)の波形(d)のローレベル期間で、かつ図4(A)の波形(c)のハイレベル期間に移行した時点t3(図4(A)の波形(f)参照)が対応する。これはまた、図5の位相Bのハイ「1」、ロー「0」の状態に示すように、ポリゴン回転角150°〜210°〜270°でハイ「1」、すなわち、ポリゴン回転角150°でローからハイに立ち上がっていることと対応している。
また、アンド回路153Fでは、インバータ151wとインバータ152uとの出力が入力されるので、図4(A)の波形(d)のローレベル期間に移行し、かつ図4(A)の波形(b)のハイレベル期間である時点t2(図4(A)の波形(f)参照)が対応する。これはまた、図5の位相Fのハイ「1」、ロー「0」の状態に示すように、ポリゴン回転角90°〜150°〜210°でハイ「1」、すなわち、ポリゴン回転角90°でローからハイに立ち上がっていることと対応している。
同様に確認することで、各アンド回路153A〜153Fから対応する時点(t1,t2,…,t6)でローレベルからハイレベルに立ち上がるパルスが生成される。
タイマ回路部154は、アンド回路153A,153B,…153Fの出力端に接続された、それぞれ同一構成を有するタイマ回路154A,154B,…154Fを備える。例えばタイマ回路154Aは、例えばワンショットディレー回路が採用可能であり、アンド回路153Aからの入力がローからハイへの立ち上がるパルス(トリガ)を所定の遅延時間を経て出力する遅延回路154A1と、このトリガを受けて所定幅のワンショットのローパルスを発生するパルス発生回路154A2とを備える。
タイマ回路部154の出力信号はアンド回路155でアンド処理される。アンド回路155の出力は、図4(A)の波形(f)に示すように、ハイレベル状態に対して、マスク期間のみローレベルになるマスク信号として機能するもので、露光制御部100のBD処理部102に出力される。このマスク信号は、従来のように誤検知の虞のあるBD検知タイミングを利用せずに、ポリゴンミラー13と一体回転するモータ14の機械的な回転に起因する回転位相から形成するので、ポリゴンミラー13の回転位置を高い精度で検知でき、正規のBD信号の受光タイミングと対応させることが可能となる。
具体的には、図4(A)の波形(f)及び一部拡大した図4(B)を用いて、アンド回路153Aの出力が、時点t1でローからハイに立ち上がる例で説明する。時点t1で、タイマ回路154Aは、内部の遅延回路154A1で期間T1だけローからハイへの立ち上がり信号(トリガ)を遅延させ、次に、内部のパルス発生回路154A2がこの遅延されたトリガを受けると、幅T2のローパルスF1を出力する。期間T1,T2の設定は、タイマ回路154Aの内部回路(遅延回路154A1、パルス発生回路154A2)の回路定数を調整したり、計時用のカウンタ値を調整したりすることで対応可能である。そして、これらの値は、所定の記憶部、例えばEEPROM121に記憶させておけばよい。これにより、モータ14の個体ばらつきの補正が可能となる。
図4(A)の波形(e)は、ポリゴンミラー13が6面を有する場合の各面に対するレーザ光のBD信号である。マスク信号F1のロー期間は、図4(B)の波形(e)に示す位相Aに対応するBD信号E1のロー期間を含むように、その遅延量、ロー期間が調整されている。なお、マスク信号F1のロー期間は、位相Aに対応するBD信号E1の立ち下がりエッジ付近の期間のみ少なくとも含むようにしてもよい。こうすることで、図4(C)の波形(g)のような、2つに割れかかっているBD信号も正確に区別できる。また、第1の実施形態では、アンド回路153Aが位相信号を生成する時点t1以降で最も早いタイミングで検出される正規のBD信号に対応させてマスク信号を生成するようにしたので、t2〜t6のタイミングからマスク信号を生成する場合に比して、モータ14の回転むらの影響を最小化できる。
図3において、露光制御部100は、モータ1を回転制御するモータドライバ101、BDセンサ18からの信号をマスク信号でゲート処理し、抽出された正規のBD信号を同期信号として出力するBD処理部102、及びLD11を画像変調させるLD制御部111を少なくとも備えている。LD制御部111は画像処理部130から受信されるプリント対象の画像データを主走査方向の画素データに従って順次LD11を変調制御する。
なお、本実施例では、1つの位相信号の立ち上がり、立ち下がりを2つのマスク信号に対応するように生成したが、これに限定されず、採用するモータ14の磁極数、相数、磁気センサ141の個数及びポリゴンミラー13の面数を考慮して、所要数の位相信号を生成し、それらから各BD信号の発生タイミングに対応したマスク信号を形成すればよい。また、マスク信号の極性は問わず、要するにアンド回路155から出力されるマスク信号で、迷光等に起因する受光信号がBD信号として誤検知されないよう遮断されればよい。
また、本発明に係る第2の実施形態として、磁気センサ141に代えて、ロータリーエンコーダやレゾルバーを利用してモータ14の回転位相をより高精度で検出するようにしてもよい。
また、タイマ回路154は、アナログ回路の他、デジタル回路で構成してもよく、さらに、第3の実施形態として、後に構成を設定できる集積回路すなわち後にプログラムが可能なゲートアレイであるFPGA(Field Programmable Gate Array)を採用してもよい。FPGAの場合、後にレーザ光のパワー変更、レーザのビーム形状の変更、また走査速度の調整があった場合、変更内容を露光制御部100から設定することで対応できる。
また、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 レーザ走査装置
11 LD
13 ポリゴンミラー(多面鏡)
14 モータ
18 BDセンサ
141,141PSu,141PSv,141PSw 磁気センサ(センサ)
150 マスク信号生成部(マスク信号生成手段)
154A1 遅延回路(遅延手段)
154A2 パルス生成回路(パルス生成手段)
102 BD処理部
121 EEPROM

Claims (6)

  1. 回転する多面鏡での反射を介して周期的に走査されるレーザ光を、光路上に配置された受光器で受光することによって同期信号を検出するレーザ走査装置において、
    前記多面鏡を回転させるモータの回転位相を検出するセンサと、
    前記センサで検出された回転位相信号から前記同期信号の検出タイミングに対応する所定のタイミングでマスク信号を生成し、前記同期信号の検出に対するゲートとして出力するマスク信号生成手段とを備えたレーザ走査装置。
  2. 前記マスク信号生成手段は、前記マスク信号を所定幅を有するパルスとして生成するパルス生成手段と、前記パルス生成手段を、前記回転位相信号の検出時点から直後の前記同期信号の検出タイミングに対応する時間の経過時に動作させる遅延手段とを備えた請求項1に記載のレーザ走査装置。
  3. 前記パルスは、前記同期信号の立ち下がり付近の期間又は立ち上がりエッジ付近の期間のみ少なくとも含むことを特徴とする請求項2に記載のレーザ走査装置。
  4. 前記センサは、前記モータの各回転磁極の回転近傍に配置され、磁束変化を前記回転位相信号として検出する磁気センサであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレーザ操作装置。
  5. 前記マスク信号の生成タイミングに関する情報が記録されたEEPROMを備えた請求項1〜4のいずれかに記載のレーザ走査装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のレーザ走査装置を備えた画像形成装置。
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