JP6156058B2 - 受信装置、受信方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本技術は、受信装置、受信方法、並びにプログラムに関する。詳しくは、複数のセグメントを受信し、処理する際、その処理に係る時間を短縮することができる受信装置、受信方法、並びにプログラムに関する。
地上デジタル放送や、ケーブルテレビ放送、衛星放送等の番組放送を受信可能な放送受信装置が知られている。また、ISDB-Tmm(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial Multi-Media Broadcasting)方式のモバイルマルチメディア放送も開始されている。
ISDB-Tmmでは、地上マルチメディア放送に割り当てられた周波数帯域(VHF帯の207.5MHz〜222MHz)は33のセグメントにより構成されている。このとき各セグメントの間はガードバンドによる分離はされておらず、33セグメントの信号が連結され、セグメント連結送信信号として放送用送信局より送信される。
また、33セグメント内には、タイプAスーパーセグメントと呼ばれる13セグメント形式によるスーパーセグメントが2つと、タイプBスーパーセグメントと呼ばれる1セグメント形式によるスーパーセグメントが配置されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2013−156162号公報
複数のセグメントが連結されて送信される際、中心周波数差に対する位相補償が行われる。受信側では、連結送信されてきたセグメントのそれぞれに対して、位相補償を補正する処理が行われる。この補正の初期化のタイミングを設定するとき、TMCC(Transmission Multiplexing Configuration Control)の同期ワードがw0となるフレームの先頭シンボルにおいて、位相回転量を0とする方法がある。
しかしながら、TMCCの情報に基づくと、TMCC情報をデコードしてフレーム先頭シンボルの同期ワードを調べる必要があるため、またTMCCのデコードには、少なくとも1フレーム分の情報が必要であるため、初期化を開始するまでに時間がかかってしまう可能性があった。そこで初期化までに係る時間を短縮することが望まれている。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、複数のセグメントを処理する際、初期化までにかかる時間を短縮することができるようにするものである。
本技術の一側面受信装置は、位相補償されているセグメントが複数連結されたセグメントの前記位相補償を補正する補正部を備え、前記補正部は、既知信号の位相に基づき、前記位相補償量を初期化するタイミングを生成するタイミング生成部と、前記既知信号の位相に基づき、前記位相補償の位相補償量を補正するための補正量を生成する補正量生成部と、前記補正量生成部により生成された前記補正量で、前記位相補償に対する位相補正を行う位相補正部とを備える。
前記既知信号の位相は、複数のパターンを有し、前記タイミング生成部は、前記複数のパターンのうちの所定のパターンを検出したとき、前記初期化するタイミングを生成するようにすることができる。
前記既知信号は、パイロット信号であり、前記パターンは、SP(Scattered Pilot)が配置されている位置により分類されるパターンであるようにすることができる。
前記位相補償量は、所定の周期毎に0となり、前記タイミング生成部は、0となるタイミングを、前記所定のパターンを検出することで検出するようにすることができる。
前記位相補償量の前記所定の周期は、送信パラメータにより異なり、前記タイミング生成部は、前記送信パラメータにより特定される前記所定の周期で前記位相補償量が0となるタイミングを、前記所定のパターンを検出することで検出するようにすることができる。
前記パラメータは、モードとガードインターバル比であるようにすることができる。
前記連結されたセグメントは、ISDB-TmmまたはISDB-Tsbの規格に基づき連結されたセグメントであるようにすることができる。
前記連結されたセグメントは、ISDB-TmmまたはISDB-Tsbの規格におけるタイプBスーパーセグメントであるようにすることができる。
本技術の一側面受信方法は、位相補償されているセグメントが複数連結されたセグメントの前記位相補償を補正する補正部を備える受信装置の受信方法において、前記補正部は、既知信号の位相に基づき、前記位相補償量を初期化するタイミングを生成し、前記既知信号の位相に基づき、前記位相補償の位相補償量を補正するための補正量を生成し、生成された前記補正量で、前記位相補償に対する位相補正を行うステップを含む。
本技術の一側面プログラムは、位相補償されているセグメントが複数連結されたセグメントの前記位相補償を補正する補正部を備える受信装置を制御するコンピュータに、補正部が、前記既知信号の位相に基づき、前記位相補償量を初期化するタイミングを生成し、前記既知信号の位相に基づき、前記位相補償の位相補償量を補正するための補正量を生成し、生成された前記補正量で、前記位相補償に対する位相補正を行う処理を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムである。
本技術の一側面受信装置受信方法、並びプログラムにおいては、位相補償されているセグメントが複数連結されたセグメントの位相補償を補正する補正部が備えられ、その補正部は、既知信号の位相に基づき、位相補償量を初期化するタイミングを生成し、既知信号の位相に基づき、位相補償の位相補償量を補正するための補正量を生成し、生成された補正量で、位相補償に対する位相補正を行う。
本技術の一側面によれば、複数のセグメントを処理する際、初期化までにかかる時間を短縮することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術が適用される受信装置を含む送受信システムの一実施の形態の構成を示す図である。 送受信されるセグメントの構成を示す図である。 位相補償について説明するための図である。 位相補償の周期をまとめた図である。 初期化タイミングについて説明するための図である。 初期化タイミングについて説明するための図である。 本技術を適用した設定部の一実施の形態の構成を示す図である。 設定部の動作について説明するための図である。 設定部の処理について説明するためのフローチャートである。 本技術を適用した設定部の他の構成を示す図である。 設定部の他の処理について説明するためのフローチャートである。 記録媒体について説明するための図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
1.送信装置と受信装置の構成
2.初期化のタイミングの設定
3.設定部の構成
4.設定部の動作
5.初期化のタイミングの設定に係わる処理
6.初期化のタイミングの他の設定に係わる設定部の構成と処理
7.記録媒体について
<送信装置と受信装置の構成>
以下に説明する本技術は、複数のセグメントを受信し、処理する受信装置に適用できるため、そのような受信装置を例に挙げて説明する。図1は、本技術が適用される受信装置を含む送受信システムの一実施の形態の構成を示す図である。図1に示した送受信システムは、後述する説明に必要な部分を図示した図であり、簡略化して図示してある。
図1に示した送受信システムは、複数のセグメントを同タイミングで送信し、その送信された複数のセグメントを受信し、処理するシステムである。ここでは、7個のセグメントが送受信され、処理される例を挙げて説明を続ける。また、これらの7個のセグメントは、連結されて送信されるとし、適宜、連結送信と記述する。また、連結送信にて送信された7個のセグメントを受信し、処理することを、適宜、連結受信と記述する。
この7個のセグメントは、図2を参照して後述するように、ISDB-Tmm(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial Multi-Media Broadcasting)において送受信されるタイプBスーパーセグメントと称されるセグメントとすることができるため、ここでは、7個の例を挙げて説明を行う。
図1に示した送受信システムのうち、送信装置に該当する部分は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部101、GI(Guard Interval)挿入部102、アップコンバータ部103を含み、受信装置に該当する部分は、FFT(Fast Fourier Transform)部121、GI除去部122、およびダウンコンバータ部123を含む。
IFFT部101には、連結送信するセグメント110−1乃至110−7が入力される。セグメント110−1乃至110−7は、それぞれワンセグメント(1 segment)である。セグメントが連結され、連結OFDMセグメントとされる際、中心周波数差に対する位相補償などが行われ、そのような位相補償された後、IFFT部101に入力される。
IFFT部101において、連結OFDMセグメントがIFFT演算によりOFDM信号に変換され、GI挿入部102において、ガードインターバルが付加されてOFDM送信信号に変換される。そして、アップコンバータ部103で決められた周波数のデジタル放送送信信号に変換され、図示していないアンプなどで増幅された後、アンテナで送信される。
送信側から送信された信号は、受信側で、図示してないアンテナにより受信され、ダウンコンバータ部123に供給される。ダウンコンバータ部123により、受信機側で扱う周波数に周波数変換された後、GI除去部122によりガードインターバルが除去される。
FFT部121は、OFDM信号にFFT演算を施し、連結OFDMセグメントを抽出する。連結OFDMセグメントのそれぞれのセグメントに対して、位相補償などの処理が施されることで、この場合、7個のセグメント(シンボル)が取得される。
ここで、送受信される連結OFDMセグメントについて説明を加える。ISDB-Tmmにおいては、図2に示すような構成を有するセグメントが送受信されることが規定され、図3に示すような位相補償が規定されている。
図2を参照する。デジタル放送送信信号のOFDMセグメントは、
(1)地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式に準拠した13セグメント形式のOFDMセグメント(タイプAスーパーセグメント)
(2)地上デジタル音声放送の伝送方式に準拠した1セグメント形式のOFDMセグメントを14個以下で連結したもの(タイプBスーパーセグメント)
を連結して(以下、連結OFDMセグメント)構成される。
ISDB-Tmmでは、13セグメント形式を1つ以上含んで送信することが規定されている。また連結送信されるセグメントの数は、最大で33セグメントとなるため、33セグメントで連結送信することを想定すると、図2A乃至Cに示したように、最大2つの13セグメント形式を含んで送信される可能である。
図2Aに示した配置パターンは、タイプAスーパーセグメントの間にタイプBスーパーセグメントが配置されているパターンである。図2Bに示した配置パターンは、タイプBスーパーセグメントの後に、タイプAスーパーセグメントが連続して配置されているパターンである。図2Cに示した配置パターンは、タイプAスーパーセグメントが連続して配置された後に、タイプBスーパーセグメントが配置されているパターンである。
このようなセグメントの配置パターンである場合、タイプBスーパーセグメントは、1セグメント形式のセグメントが、7個連結された状態で送受信される。なお、ここで示した例は、7個連結された状態で送受信される場合を例示したが、7個連結されていなくても良く、分散された配置パターンで送受信される可能性もある。
このように、ISDB-Tmmにおいては、1セグメント形式のセグメントが7個送信され、受信される可能性がある。図1に示した送受信システムでは、このようなISDB-Tmmにおいて連結送信されてきた1セグメント形式の複数のセグメントを処理することができる。
1セグメント形式の7個のセグメントが連結送信される際、中心周波数差に対する位相補償が行われる。ISDB-Tmmの連結送信のベースバンド信号の直流成分に対応するRF周波数(ft)と復調するセグメントのRF中心周波数(fr)の差に応じて決められる位相回転をシンボル毎に施して送信される。
図3は、中心周波数の差f(fr-ft)をセグメントの個数で規定し、位相回転補償量を定義した表の一部である。この表は、セグメント連結伝送方式による地上マルチメディア放送の伝送方式 標準規格 ARIB STD-B46 1.2版に記載されている。
図3に示すように、位相補償量は、モードとガードインターバル比により異なる。モードは、モード1、モード2、モード3の3つのモードがある。またガードインターバル比は、1/32、1/16、1/8、1/4の4つの比が規定されている。各モードと各ガードインターバル比との組み合わせは、8シンボル周期、4シンボル周期、2シンボル周期、補償なしに分類できる。
例えば、モードがモード1とガードインターバル比が1/32の組み合わせは、8シンボル周期である。図3を参照するに、0,3/8,3/4,1/8,1/2,7/8,1/4,5/8の順で遷移し、8シンボル目で0に戻るという8シンボル周期となっていることが読み取れる。
同様に、モードがモード1とガードインターバル比が1/16の組み合わせは、4シンボル周期である。図3を参照するに、0,3/4,1/2,1/4の繰り返しとなり、4シンボル毎の繰り返しとなっていることが読み取れる。
同様に、モードがモード1とガードインターバル比が1/8の組み合わせは、2シンボル周期である。図3を参照するに、0,1/2の繰り返しとなり、2シンボル毎の繰り返しとなっていることが読み取れる。モードがモード1とガードインターバル比が1/4の組み合わせは、補償なしである。
他のモードについては記載しないが、他のモードも、4シンボル周期、2シンボル周期、または補償なしに分類される。すなわち、位相補償量は、8,4、2または補償なしのいずれかに分類できる。図4に、このようなシンボルの周期に注目して、図3に示した位相補償量の表を書き直した表を示す。
図4に示した表は、縦方向にモードを配置し、横方向に、ガードインターバル比を配置し、交わる部分に周期を表す数値を記載した表である。縦方向に配置したモードは、上から順に、モード1、モード2、モード3である。横方向に配置したガードインターバル比は、左側から順に、GI32(図3の表ではガードインターバル比1/32に該当)、GI16(1/16)、GI8(1/8)、GI4(1/4)である。
例えば、モード1のGI32の交わるところを見ると“8”との数値があり、モード1のガードインターバル比が1/32のときの位相補償量は、8シンボル周期であることを表している。同様に、モード1のGI16のときの位相補償量は、4シンボル周期であり、モード1のGI18のときの位相補償量は、2シンボル周期である。
モード2のGI32のときの位相補償量は、4シンボル周期であり、モード2のGI16のときの位相補償量は、2シンボル周期である。モード3のGI32のときの位相補償量は、2シンボル周期である。その他の部分は、補償なしであり、表中では、“−”で表してある。
このように、モードとガードインターバル比というパラメータに依存して決定される、位相補償量の周期は、図4に示したような関係にある。
<初期化のタイミングの設定>
ところで、ISDB-TmmやISDB-Tsb(ISDB for Terrestrial Sound Broadcasting)で連結送信された信号は、セグメントに応じて、シンボル毎に送信側で位相補償が行われているため、受信側では、その位相補償に対応する補正を行う必要がある。例えば、フレームの先頭シンボルにおいて、位相回転量を0とするための補正が行われる。
ISDB-Tmmにおいては、この補正に関して、以下のような規定がある。
「送信側の位相回転周期は、最長の場合、8シンボル周期となり、累積の位相差は2フレームで2nπとなる。このため、TMCCの同期ワードがw0となるフレームの先頭シンボルにおいて位相回転量を0と規定する。」
このような規定は、セグメント連結伝送方式による地上マルチメディア放送の伝送方式 標準規格 ARIB STD-B46 1.2版に記載されている。
このような規定に基づき、フレームの先頭シンボルの位相回転量を0と設定する場合について、図5を参照して説明する。
図5の上段は、シンボル番号を表し、各四角形は、セグメントを表し、セグメント内の数値は、シンボル番号を表す。図5の下段の横線の上側は、送信側の位相補償量を表し、下側は補正量を表す。1フレームが204個のシンボルで構成されている場合、図5の上段に示したように、シンボル番号が0乃至203のセグメントで1フレームが構成され、その後、シンボル番号が0に戻り、次のフレームを構成するセグメントが順次処理される。
また、図4を参照して説明したように、モードとガードインターバル比などのパラメータに依存する位相補償量の周期が、4シンボル周期の場合、図5の下段の横線の上に示したように、位相が変化する。例えば、シンボル番号が0のシンボルは、0度であり、1のシンボルは、90度であり、2のシンボルは、180度であり、3のシンボルは、270度であり、4のシンボルは、0度に戻るという周期である。
TMCC(Transmission Multiplexing Configuration Control)の同期ワードがw0となるフレームの先頭シンボルにおいて、位相回転量を0とするとの規定に基づくと、TMCC情報をデコードしてフレーム先頭シンボルの同期ワードを調べる必要がある。またTMCCのデコードには、少なくとも1フレーム分の情報が必要である。
1フレームが、204シンボルと規定されている場合、図5に示すように、シンボル番号として、0乃至203の204個のセグメントが取得された時点で、TMCCのフレームの先頭が設定され、初期化のタイミングとされる。この初期化のタイミングの後、図5の下段に示したように、補正量が生成される。補正量にて回転補正されることで、位相回転量が0に補正される。
すなわちこのような場合、204個のシンボルを得た時点で初めて初期化のタイミングを得ることができる。このような処理では、初期化のタイミングが決定するまでに時間がかかってしまい、同期までの時間がかかってしまう可能性がある。
また、図1に示したように、204個のシンボルを取得して初期化のタイミングを設定する必要がある。
このように、連結された複数のセグメントを受信し、処理する場合、それぞれのセグメントにおいて、初期化のタイミングを設定する必要があり、各セグメントの初期化のタイミングは、1フレーム分の情報が取得された後に設定されるため、その設定までの時間が長くなってしまう可能性がある。そこで、図6以降を参照して説明するように、既知の信号を用いて、初期化のタイミングを設定する。
図6の上段は、図5の上段と同じく、シンボル番号を示している。図6の中段は、図5の下段と同じく、横線の上側は、送信側の位相補償量を表し、下側は補正量を表す。図6の下段は、パイロット信号を表す。
図6の下段に示したパイロット信号配置例において、白丸はデータキャリアであり、黒丸は分散的に配置されたパイロットキャリア(SP:Scattered Pilot)である。図6に示したパイロット信号の配置は、4パターンある。縦方向に配置されている5つのキャリアを抽出したとき、パターン0は、SP位相0という位置に記載したように、一番上の第1キャリアと、一番下の第5キャリアにパイロットキャリアが配置されているパターンである。
パターン1は、SP位相1という位置に記載したように、上から4番目の第4キャリアにパイロットキャリアが配置されているパターンである。パターン2は、SP位相2という位置に記載したように、上から3番目の第3キャリアにパイロットキャリアが配置されているパターンである。パターン3は、SP位相3という位置に記載したように、上から2番目の第2キャリアにパイロットキャリアが配置されているパターンである。
このように、パターン0乃至4がある場合、このパターンを識別することで、初期化のタイミングを設定することができる。ここでは、パターン0を用いて初期化のタイミングを設定するとする。
図6に示したように、パターン0が検出されたときを初期化のタイミングとする。ここで、再度図4を参照する。図4は、パラメータと周期の関係を示した表であった。位相補正を必要とする周期は8シンボル周期、4シンボル周期、2シンボル周期のときである。
例えば、位相補償量の4シンボル周期は、4シンボル周期で位相が0に戻る。この位相補償量の4シンボル周期と、図6を参照して説明したパイロット配置のパターン0乃至4を対応させる。例えば、位相補償量の4シンボル周期のうちの1シンボル目の位相補償量が、パイロット配置のパターン0に対応し、2シンボル目がパターン1に対応し、3シンボル目がパターン2に対応し、4シンボル目がパターン3に対応しているとする。
このような対応関係が満たされるとき、パターン0が検出されたとき、4シンボル周期の内の1シンボル目であると判定でき、パターン1が検出されたとき、4シンボル周期の内の2シンボル目であると判定でき、パターン2が検出されたとき、4シンボル周期の内の3シンボル目であると判定できパターン3が検出されたとき、4シンボル周期の内の4シンボル目であると判定できる。
また、4シンボル周期内の1シンボル目の位相は、図6の中段を参照するに、例えば、シンボル番号“0”に該当する位相であり、“0”である。すなわちこの場合、回転補正する必要が無く、このような補正する必要のないシンボルを、パイロット配置のパターンから検出することができる。
このようなパイロットの配置の4パターンは、位相補償量が2シンボル周期のときにも割り当てることができる。2シンボル周期の場合、2シンボル周期で位相が0に戻る。この2シンボル周期と、図6を参照して説明したパターン0乃至4を対応させる。例えば、位相補償量の4シンボル周期のうちの1シンボル目の位相補償量が、パイロット配置のパターン0またはパターン2に対応し、2シンボル目がパターン1またはパターン3に対応しているとする。
このような対応関係が満たされるとき、パイロット配置のパターン0またはパターン2が検出されたとき、位相補償量の2シンボル周期の内の1シンボル目であると判定できる。すなわち、4シンボル周期の場合と同じく、2シンボル周期の場合も、パターン0またはパターン2が検出されたとき、位相補正量は0であり、その時を初期化のタイミング(同期のタイミング)として設定することができる。
ここでは、位相補正を必要する周期として8シンボル周期もあるが、パイロット配置のパターンは4パターンである。2シンボル周期や8シンボル周期の場合と同様に考えると、8シンボル周期内の1シンボル目をパターン0に対応させ、2シンボル目をパターン1に対応させ、3シンボル目をパターン2に対応させ、4シンボル目をパターン3に対応させることが考えられる。
そして、8シンボル周期の場合、さらに、5シンボル目をパターン0に対応させ、6シンボル目をパターン1に対応させ、7シンボル目をパターン2に対応させ、8シンボル目をパターン3に対応させる必要がある。
このように対応させた場合、8シンボル周期のうちの1シンボル目と5シンボル目が、パターン0に対応していることになる。よって、パイロット配置のパターン0を検出したときに、位相補償量の8シンボル周期のうちの1シンボル目が検出されたことになるのか、5シンボル目が検出されたことになるのか、正しく判断することができない可能性がある。
よって、位相補償が8シンボル周期に該当する場合には、パイロット配置のパターンを検出することで初期化(同期)のタイミングを正確に設定することはできない可能性があるため、上記したように、TMCCの情報を用いて初期化のタイミングが設定される。
または、位相補償が8シンボル周期である場合には、パイロット配置のパターン0を検出したときに、8シンボル周期のうちの1シンボル目が検出されたとして処理する系と、5シンボル目が検出されたとして処理する系の2系統の処理を行い、正しく処理できた系の情報を選択して、処理を継続するような構成を取ることも可能である。
このように、本技術によれば、パイロット配置のパターンを検出することで、初期化のタイミングが設定されるため、初期化のタイミングを設定するまでの時間を大幅に短縮することができる。図6に示した例では、シンボル番号4のシンボルが処理されているときに、パイロット配置のパターン0が検出され、その時点が初期化のタイミングとして設定された場合を示している。初期化のタイミングとして設定された後の時点では、回転補正量が算出され、回転補正がされる。
図6に示した例と、図5に示した例を比較する。図5に示した例では、シンボル番号0乃至203の204個のシンボルが処理されたときに、初期化のタイミングが設定されるのに対し、図6に示した例では、シンボル番号0乃至4の5個のシンボルが処理されたときに、初期化のタイミングが設定される。
このように、パイロット配置のパターンを検出して、初期化のタイミングを設定する方が、TMCCの情報を用いて初期化のタイミングを設定するよりも、早い段階で初期化のタイミングを設定できる。すなわち、本技術によれば、初期化(同期)のタイミングを設定するまでに係る時間を大幅に短縮することができる。
なお、図6に示した例では、シンボル番号が4のシンボルが処理されたとき、パイロット配置のパターン0が検出され、初期化のタイミングが設定される場合を例に挙げたが、シンボル番号が0のシンボルが処理されたときに、パイロット配置のパターン0が検出され、その時点で、初期化のタイミングが設定されるようにすることも可能である。
またここでは、既知の信号として、パイロット信号を用いた場合を例に挙げて説明を続けるが、パイロット信号以外の信号を用いても良い。既知の信号としては、その信号の位相が、上記したパターン0乃至4のように、複数のパターンを有していれば、本技術の既知信号として用いることができる。
<設定部の構成>
このような初期化のタイミングを設定し、位相補正を行う補正部の構成について説明する。図7は、補正部150の一実施の形態の構成を示す図である。図7に示した補正部150は、上記したように、位相補償されているセグメントが複数連結された状態で連結送信されてきた各セグメントの位相補償を補正する補正部である。補正部150は、FFT部121におけるFFT処理が施された信号が入力される。
補正部150は、SP位相検出部151、初期化タイミング生成部152、補正位相生成部153、セグメント情報生成部154、および位相回転補正部155を含む構成とされている。
FFT部121から出力された周波数領域でのセグメントは、SP位相検出部151と位相回転補正部155に供給される。SP位相検出部151は、図6を参照して説明したように、パイロット信号のパイロット配置のパターンを検出する。
初期化タイミング生成部152は、初期化のタイミングのときにオンとされるフラグを生成する。初期化タイミング生成部152には、図示していない処理部から、モードやガードインターバル比といった送信パラメータの情報も供給される。モードやガードインターバル比の情報は、FFT部121より前の時間領域での処理で検出されている。その検出されている情報が、初期化タイミング生成部152に供給される。
初期化タイミング生成部152は、モードとガードインターバル比から位相補償量の周期を判定し、SP位相検出部151から供給されるパイロット配置のパターンが、パターン0乃至3のうちのどのパターンであるかを判定することで、初期化のタイミングを設定する。
すなわち、初期化タイミング生成部152は、上記したように、位相補償量の周期が、例えば、4シンボル周期であると判定し、パイロット配置のパターンがパターン0であると判定した場合、初期化のタイミングであると判定し、フラグをオンにする。
このように、初期化タイミング生成部152は、パイロット信号という既知の信号の位相に基づき、取得されたセグメントの位相補償量を初期化するタイミングを生成する。また既知の信号の位相は、複数のパターンを有し、初期化タイミング生成部152は、複数のパターンのうちの所定のパターンを検出することで初期化のタイミングを生成する。この所定のパターンは、位相補償量が0となるタイミングとすることができる。
補正位相生成部153は、図3や図4を参照して説明したパラメータ(モードやインターバル比)毎に移相量が異なるため、その値をセットして適切な回転をかけるための補正量を生成する。パラメータを知るために、補正位相生成部153にも、図示していない処理部から、モードやガードインターバル比の情報が供給される。
セグメント情報生成部154は、セグメント固有の番号であり、中心からの位置を表す番号を生成する。
位相回転補正部155は、FFT部121からのシンボルを補正位相生成部153からの補正量分だけ位相回転した補正を行う。
<設定部の動作>
図8を参照して、補正部150の動作についてさらに説明を加える。図8の上部に記載してある、#0,#1、#2,#3,#4は、それぞれシンボル番号を表す。図8Aは、図7中、“A”と記載されている位置で観測されるデータを示しており、FFT部121からSP位相検出部151と位相回転補正部155に供給されるセグメントを示している。
図8Bは、図7中、“B”と記載されている位置で観測されるデータを示しており、SP位相検出部151から出力され、初期化タイミング生成部152に供給されるデータを表している。図8Cは、図7中、“C”と記載されている位置で観測されるデータを示しており、初期化タイミング生成部152から出力され、補正位相生成部153に供給されるデータを表している。
図8Dは、図7中、“D”と記載されている位置で観測されるデータを示しており、セグメント情報生成部154から出力され、補正位相生成部153に入力されるデータを表している。図8Eは、図7中、“E”と記載されている位置で観測されるデータを示しており、補正位相生成部153から出力され、位相回転補正部155に入力されるデータを表している。
図8Fは、図7中、“F”と記載されている位置で観測されるデータを示しており、補正位相生成部153から出力され、位相回転補正部155に入力されるデータを表している。図8を参照した説明は、位相補償量の周期が4シンボル周期である場合を例に挙げた説明とする。
図8Aを参照する。図8Aは、FFT部121から出力され、SP位相検出部151と位相回転補正部155に供給されるセグメントを表しており、各四角は1セグメントを表し、各四角内の数字は、位相補償量を表す。この場合、7個のセグメントが連結送信されてくる場合を例に挙げて説明しているため、シンボル番号#0のときに、処理されるセグメントは7個である。これら7個のセグメントが、それぞれ処理される。
シンボル番号#0の各セグメントの位相補償量は、“0”である。このとき、SP位相検出部151は、パイロット配置のパターンとして、パターン0を検出する。よって、図8Bに示すように、SP位相検出部151は、“0”を表すデータを、初期化タイミング生成部152に出力する。
初期化タイミング生成部152には、図示していない処理部から、モードやガードインターバル比に関する情報(パラメータに関する情報)が与えられているため、この場合、位相補償量の周期は、4シンボル周期であることを認識している。初期化タイミング生成部152は、4シンボル周期であり、パターン0が入力されたことに対応し、図8Cに示したように、フラグを立てた信号を補正位相生成部153に出力する。
このような処理が行われている一方で、セグメント情報生成部154は、図8Dに示すようなセグメント情報を生成し、補正位相生成部153に供給する。セグメント情報は、図8Dに示したように、7個のセグメントうちの中心に位置するセグメントを“0”とし、その中心から、図中左右方向に、1(−1),2(−2),3(−3)を割り当てたデータである。すなわち、図8D中、左から順に、3,2,1,0,―1,―2,―3が割り当てられたデータである。
補正位相生成部153には、シンボル番号#0のセグメントが処理対象とされているとき、図8Cと図8Dに示したデータが供給される。補正位相生成部153は、初期化タイミング生成部152からのフラグが立っているため、初期化のタイミングであることを認識し、初期化のためのデータを出力する。すなわちこの場合、図8Eに示したように、各セグメントの補正量として0が設定されたデータが生成され、位相回転補正部155に出力される。
位相回転補正部155には、図8Aに示したセグメントのシンボルと、図8Eに示した補正量が供給される。位相回転補正部155は、図8Aに示した各セグメントのシンボルを、図8Eに示したデータを補正量として、回転補正して、出力する。出力されるシンボルは、図8Fに示すように、回転補正がされた結果、位相補償量が0となったシンボルである。
シンボル番号#0のセグメントが処理された後、シンボル番号#1のセグメントが処理される。シンボル番号#1のセグメントは、図8Aのシンボル番号#1のところに示すように、7個のセグメントのうちの中央のセグメントを基準として、φ(−φ),2φ(−2φ),3φ(−3φ)の位相補償量を有するセグメントである。すなわち、図8A中、左から順に、−3φ,−2φ,−φ,0,φ,2φ,3φの位相補償量を有するセグメントである。
このとき、SP位相検出部151は、パイロット配置のパターンとして、パターン1を検出する。よって、図8Bに示すように、SP位相検出部151は、“1”を表すデータを、初期化タイミング生成部152に出力する。
初期化タイミング生成部152は、位相補償量が、4シンボル周期であることを認識している。初期化タイミング生成部152は、4シンボル周期であり、パターン1が入力されたことに対応し、図8Cに示したように、フラグを下げた信号を補正位相生成部153に出力する。
このような処理が行われている一方で、セグメント情報生成部154は、図8Dに示すようなセグメント情報を生成し、補正位相生成部153に供給する。セグメント情報は、シンボル番号#0が処理されているときと同じく、図8Dに示したように、7個のセグメントうちの中心に位置するセグメントが“0”とされたデータであり、図8D中、左から順に、3,2,1,0,―1,―2,―3が割り当てられたデータである。連結された7個のセグメントが処理されるときには、このようなデータが、セグメント情報生成部154から出力される。
補正位相生成部153には、シンボル番号#1のセグメントが処理対象とされているとき、図8Cと図8Dに示したデータが供給される。補正位相生成部153は、初期化タイミング生成部152からのフラグが下がっているため、初期化のタイミングではないことを認識し、位相補償量を補正するための補正量を出力する。すなわちこの場合、図8Eに示したように、図中左から順に、3φ、2φ、φ、0、−φ、−2φ、−3φという補正量が生成され、位相回転補正部155に出力される。
この補正量は、セグメント情報生成部154からのセグメント情報にφを乗算した値として求めることができる。また、このφという値は、パイロット配置がパターン1であることが検出されており、SP位相検出部151から、図8Bに示すように“1”という情報が出力されているため、この1とφを乗算した値として算出することができる。
この場合、図8Dに示すように、セグメント情報生成部154からのセグメント情報は、3,2,1,0,−1,−2,−3である。これらにφを乗算すると、3φ,2φ,φ,0,−φ,−2φ,−3φとなり、図8Eに示した補正量となる。
位相回転補正部155には、図8Aに示したセグメントのシンボルと、図8Eに示した補正量が供給される。位相回転補正部155は、図8Aに示した各セグメントのシンボルを、図8Eに示したデータを補正量として、回転補正して、出力する。出力されるシンボルは、図8Fに示すように、回転補正がされた結果、位相補償量が0となったシンボルである。
シンボル番号#1のセグメントが処理された後、シンボル番号#2のセグメントが処理される。シンボル番号#2のセグメントは、図8Aのシンボル番号#2のところに示すように、図8A中、左から順に、−2φ,0,−2φ,0,2φ,0,2φの位相補償量を有するセグメントである。
このとき、SP位相検出部151は、パイロット配置のパターンとして、パターン2を検出する。よって、図8Bに示すように、SP位相検出部151は、“2”を表すデータを、初期化タイミング生成部152に出力する。
初期化タイミング生成部152は、位相補償量が、4シンボル周期であり、パターン2が入力されたことに対応し、図8Cに示したように、フラグを下げた信号を補正位相生成部153に出力する。
このような処理が行われている一方で、セグメント情報生成部154は、図8Dに示すようなセグメント情報を生成し、補正位相生成部153に供給する。セグメント情報は、図8D中、左から順に、3,2,1,0,―1,―2,―3が割り当てられたデータである。
補正位相生成部153には、シンボル番号#2のセグメントが処理対象とされているとき、図8Cと図8Dに示したデータが供給される。補正位相生成部153は、初期化タイミング生成部152からのフラグが下がっているため、初期化のタイミングではないことを認識し、位相補償量を補正するための補正量を出力する。すなわちこの場合、図8Eに示したように、図中左から順に、2φ,0,2φ,0,−2φ,0,−2φという補正量が生成され、位相回転補正部155に出力される。
この補正量は、セグメント情報生成部154からのセグメント情報に2φを乗算した値として求めることができる。また、この2φという値は、パイロット配置がパターン2であることが検出されており、SP位相検出部151から、図8Bに示すように“2”という情報が出力されているため、この2とφを乗算した値として算出することができる。
この場合、図8Dに示すように、セグメント情報生成部154からのセグメント情報は、3,2,1,0,−1,−2,−3である。これらに2φを乗算すると、6φ,4φ,2φ,0,−2φ,−4φ,−6φとなるが、4φ=0なので、2φ,0,2φ,0,−2φ,0,−2φとなり、図8Eに示した補正量となる。
位相回転補正部155には、図8Aに示したセグメントのシンボルと、図8Eに示した補正量が供給される。位相回転補正部155は、図8Aに示した各セグメントのシンボルを、図8Eに示したデータを補正量として、回転補正して、出力する。出力されるシンボルは、図8Fに示すように、回転補正がされた結果、位相補償量が0となったシンボルである。
シンボル番号#2のセグメントが処理された後、シンボル番号#3のセグメントが処理される。シンボル番号#3のセグメントは、図8Aのシンボル番号#3のところに示すように、図8A中、左から順に、−φ,−2φ,−3φ,0,3φ,2φ,φの位相補償量を有するセグメントである。
このとき、SP位相検出部151は、パイロット配置のパターンとして、パターン3を検出する。よって、図8Bに示すように、SP位相検出部151は、“3”を表すデータを、初期化タイミング生成部152に出力する。
初期化タイミング生成部152は、位相補償量が、4シンボル周期であり、パターン3が入力されたことに対応し、図8Cに示したように、フラグを下げた信号を補正位相生成部153に出力する。
このような処理が行われている一方で、セグメント情報生成部154は、図8Dに示すようなセグメント情報を生成し、補正位相生成部153に供給する。セグメント情報は、図8D中、左から順に、3,2,1,0,―1,―2,―3が割り当てられたデータである。
補正位相生成部153には、シンボル番号#3のセグメントが処理対象とされているとき、図8Cと図8Dに示したデータが供給される。補正位相生成部153は、初期化タイミング生成部152からのフラグが下がっているため、初期化のタイミングではないことを認識し、位相補償量を補正するための補正量を出力する。すなわちこの場合、図8Eに示したように、図中左から順に、φ,2φ,3φ,0,―3φ,―2φ,―φという補正量が生成され、位相回転補正部155に出力される。
この補正量は、セグメント情報生成部154からのセグメント情報に3φを乗算した値として求めることができる。また、この3φという値は、パイロット配置がパターン3であることが検出されており、SP位相検出部151から、図8Bに示すように“3”という情報が出力されているため、この3とφを乗算した値として算出することができる。
この場合、図8Dに示すように、セグメント情報生成部154からのセグメント情報は、3,2,1,0,−1,−2,−3である。これらに3φを乗算すると、9φ,6φ,3φ,0,−3φ,−6φ,−9φとなるが、4φ=0なので、φ,2φ,3φ,0,−3φ,−2φ,−φとなり、図8Eに示した補正量となる。
位相回転補正部155には、図8Aに示したセグメントのシンボルと、図8Eに示した補正量が供給される。位相回転補正部155は、図8Aに示した各セグメントのシンボルを、図8Eに示したデータを補正量として、回転補正して、出力する。出力されるシンボルは、図8Fに示すように、回転補正がされた結果、位相補償量が0となったシンボルである。
シンボル番号#3のセグメントが処理された後、シンボル番号#4のセグメントが処理される。シンボル番号#4のセグメントは、図8Aのシンボル番号#4ところに示すように、図8A中、左から順に、0,0,0,0,0,0,0の位相補償量を有するセグメントである。
すなわちこの場合、位相補償量は、4シンボル周期なので、シンボル番号#4は、シンボル番号#0のセグメントと同じ位相補償量となる。よって処理は、シンボル番号#0のセグメントが処理される場合と同様なので、その説明は省略する。
このように、連結送信されてきたセグメントに対する位相が補正される。
<初期化のタイミングの設定に係わる処理>
さらに、図9に示したフローチャートを参照し、補正部150の処理、特に初期化(同期)のタイミングの設定に係わる処理について説明を加える。
ステップS11において、補正部150は、セグメントを取得する。上記してきた例では、連結された7個のセグメントが取得される。ステップS12において、初期化タイミング生成部152は、位相補償なしか否かを判断する。
図4を参照して説明したように、例えば、モード1のGI4などは、補償なしである。初期化タイミング生成部152は、図示していない処理部から供給されるモードやガードインターバル比の情報(パラメータの情報)から、取得されたセグメントは、補償なしのセグメントであるか否かを判断する。
ステップS12において、補償なしであると判断された場合、初期化の設定に関する処理は終了される。一方、ステップS12において、補償なしではないと判断された場合、ステップS13に処理は進められる。
ステップS13において、初期化タイミング生成部152は、図示していない処理部からのパラメータの情報により、位相補償量の周期は、2シンボル周期であるか否かを判断する。
ステップS13において、位相補償量の周期は、2シンボル周期ではないと判断された場合、ステップS14に処理が進められる。ステップS14において、位相補償量の周期は、4シンボル周期であるか否かが判断される。ステップS14において、位相補償量の周期は、4シンボル周期であると判断された場合、ステップS15に処理が進められる。
ステップS15において、初期化タイミング生成部152は、SP位相検出部151からの出力が、入力されたセグメントに含まれるパイロット信号の配置のパターンは、パターン0であることを示しているか否かを判断する。ステップS15においてパイロット配置のパターンは、パターン0ではないと判断された場合、ステップS16に処理が進められる。
ステップS16において、次のセグメントが処理され、その処理されたセグメントに含まれるパイロット配置のパターンは、パターン0であるか否かが、ステップS15において判断される。すなわち、パイロット配置のパターンがパターン0であると判断されるまで、順次供給されるセグメントが処理される。
ステップS15において、パイロット配置のパターンは、パターン0であると判断された場合、ステップS17に処理は進められる。この場合、位相補償量の周期は4シンボル周期であり、パイロット配置のパターンが、パターン0であるため、上記したように、初期化のタイミングが設定されるタイミングである。
よって、ステップS17において、初期化タイミング生成部152は、初期化のタイミングを設定する。この設定は、図8を参照して説明したように、初期化タイミング生成部152から、初期化のタイミングであることを示すフラグが立てられた信号が補正位相生成部153に供給されることで行われる。
一方、ステップS13において、位相補償量の周期は、2シンボル周期であると判断された場合、ステップS18に処理が進められる。ステップS18において、パイロット配置のパターンは、パターン0またはパターン2であるか否かが判断される。
位相補償量の周期が、2シンボル周期である場合、パイロット配置のパターンがパターン0またはパターン2のとき、初期化のタイミングが設定される。よって、ステップS18においては、パイロット配置のパターンがパターン0またはパターン2であるか否かが判断される。
また、位相補償量の周期が、2シンボル周期であり、パイロット配置のパターンがパターン0またはパターン2の場合、初期化タイミング生成部152は、フラグを立てた信号を出力する。
ステップS18において、パイロット配置のパターンがパターン0でもなく、パターン2でもないと判断された場合、ステップS19に処理が進められる。ステップS19において、次のセグメントが処理され、その処理されたセグメントに含まれるパイロット配置のパターンは、パターン0またはパターン2であるか否かが、ステップS18において判断される。すなわち、パイロット配置のパターンがパターン0またはパターン2であると判断されるまで、順次供給されるセグメントが処理される。
ステップS18において、パイロット配置のパターンがパターン0またはパターン2であると判断された場合、ステップS17に処理が進められる。上記したように、ステップS17において、初期化のタイミングが設定される。この場合、位相補償量の周期が2シンボル周期であるため、2シンボル毎に、位相補償量が0となる。この位相補償量が0となるタイミングで、初期化のタイミングが設定されることになる。
一方、ステップS14において、位相補償量の周期は、4シンボル周期ではないと判断された場合、ステップS20に処理が進められる。ステップS20に処理が進められる場合、位相補償量の周期は、8シンボル周期であると判断されたときである。よって、ステップS20においては、TMCCが用いられて、初期化のタイミングが設定される。
このようにして、初期化のタイミングが設定される。よって、位相補償量の周期が2シンボル周期または4シンボル周期のときには、TMCCの情報を用いたときよりも、初期化のタイミングを設定するまでの時間を大幅に短縮させることが可能となる。このように、復調内でのシンボル番号情報を利用することで、同期を高速化することができる。
<初期化のタイミングの他の設定に係わる設定部の構成と処理>
ところで、上記した実施の形態においては、パイロット配置のパターンがパターン0またはパターン2のときに、換言すれば、連結されているセグメントの各セグメントの位相補償量が0のときを検出し、初期化のタイミングを設定したが、パイロット配置のパターンがパターン0乃至3のいずれのパターンのときでも、初期化のタイミングを設定できるようにしても良い。
例えば、位相補償量の周期が4シンボル周期の場合、4シンボル周期のうちの1シンボル目がパイロット配置のパターン0に対応し、2シンボル目がパターン1に対応し、3シンボル目がパターン2に対応し、4シンボル目がパターン3に対応しているとする。このような対応関係があるため、所定のセグメントの位相補償量に注目すると、例えば、パイロット配置のパターン0の場合、位相補償量は0、パターン1の場合、位相補償量はφ、パターン2の場合、位相補償量は2φ、パターン3の場合、位相補償量は3φとの関係も導き出せる。
この関係を利用し、例えば、パイロット配置のパターンがパターン0の場合、位相補償量は0であるため、補正量として0が設定され、位相回転補正が行われるようにする。同様に、パイロット配置のパターンがパターン1の場合、位相補償量はφであるため、補正量が-φとされ、パイロット配置のパターンがパターン2の場合、位相補償量は2φであるため、補正量が−2φとされ、パイロット配置のパターンがパターン3の場合、位相補償量は3φであるため、補正量が−3φとされ、それぞれ位相回転補正が行われるようにする構成とすることもできる。
このような処理を行うように構成した場合の補正部150の構成を図10に示し、そのような構成した場合の処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
図10は、補正部200の他の構成を示す図である。図7に示した補正部150と区別を付けるために、補正部200と記述する。図10に示した補正部200の構成は、図7に示した補正部150の構成から、初期化タイミング生成部152を削除した構成とされている。図7と同一の部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。
図10に示した補正部200は、SP位相検出部151から、直接、補正位相生成部153にパターンに関する情報が入力されるような構成とされている。
図11に示したフローチャートを参照し、図10に示した補正部200の処理について説明する。ステップS31において、補正部200は、セグメントを取得する。ステップS32において、補正位相生成部153は、位相補償なしか否かを判断する。
ステップS32において、補償なしであると判断された場合、初期化の設定に関する処理は終了される。一方、ステップS32において、補償なしではないと判断された場合、ステップS33に処理は進められる。
ステップS33において、図示していない処理部からのパラメータの情報により、位相補償量の周期は、2シンボル周期であるか否かが判断される。
ステップS33において、位相補償量の周期は、2シンボル周期ではないと判断された場合、ステップS34に処理が進められ、位相補償量の周期は、4シンボル周期であるか否かが判断される。ステップS34において、位相補償量の周期は、4シンボル周期であると判断された場合、ステップS35に処理が進められる。
ステップS35において、パイロット配置のパターンが判断される。この判断結果が用いられ、ステップS36において、パターンに応じた補正量が生成される。この場合、位相補償量の周期が4シンボル周期であるため、上記したように、4シンボル周期のときの位相補償量に対応し、各セグメントに対応した補正量が生成される。生成された補正量が用いられて、回転補正が行われる。
一方、ステップS33において、位相補償量の周期は、2シンボル周期であると判断された場合、ステップS37に処理が進められる。ステップS37において、パイロット配置のパターンが判断される。この判断結果が用いられ、ステップS38において、パターンに応じた補正量が生成される。
この場合、位相補償量の周期が2シンボル周期であるため、2シンボル周期のときの位相補償量に対応し、各セグメントに対応した補正量が生成される。生成された補正量が用いられて、回転補正が行われる。
一方、ステップS34において、位相補償量の周期は、4シンボル周期ではないと判断された場合、ステップS39に処理が進められる。ステップS39に処理が進められる場合、位相補償量の周期は、8シンボル周期であると判断されたときである。よって、ステップS39においては、TMCCが用いられて、初期化のタイミングが設定される。
このようにして、初期化のタイミングが設定される。よって、位相補償量の周期が2シンボル周期または4シンボル周期のときには、TMCCの情報を用いたときよりも、初期化のタイミングを設定するまでの時間を大幅に短縮させることが可能となる。
またこの場合、受信したセグメントの位相補償量に対応する補正量を、セグメントを受信した直後に生成できる。よって、受信されたセグメントの回転補正を、セグメントを受信した直後に開始できることになり、さらに初期化(同期)のタイミングを早めることが可能となる。
上述した実施の形態においては、パイロット配置のパターンが4パターンである場合を例に挙げて説明したため、位相補償量が8シンボル周期の場合には、TMCCの情報から、初期化のタイミングが決定されるとして説明した。
パイロット配置のパターンが、8パターンあるような既知の信号を用いた場合、位相補償量が8シンボル周期の場合にも、8シンボル周期中のどのシンボルが処理されているのかが判別つけられるように構成することが可能である。よって、既知の信号として、8パターン以上のパターンが含まれる信号を用いるように構成し、上記した4シンボル周期や2シンボル周期の場合と同じく処理するように構成することも可能である。
このように、本技術によれば、既知の信号を用いて同期を行うことができ、同期までに係る時間を短縮することが可能となる。
<記録媒体について>
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図12は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303は、バス304により相互に接続されている。バス304には、さらに、入出力インタフェース305が接続されている。入出力インタフェース305には、入力部306、出力部307、記憶部308、通信部309、およびドライブ310が接続されている。
入力部306は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部307は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部308は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部309は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ310は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディア311を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU301が、例えば、記憶部308に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース305およびバス304を介して、RAM303にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU301)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア311に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア311をドライブ310に装着することにより、入出力インタフェース305を介して、記憶部308にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部309で受信し、記憶部308にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM302や記憶部308に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
121 FFT部, 150 補正部, 151 SP位相検出部, 152 初期化タイミング生成部, 153 補正位相生成部, 154 セグメント情報生成部, 155 位相回転補正部, 200 補正部

Claims (10)

  1. 位相補償されているセグメントが複数連結されたセグメントの前記位相補償を補正する補正部
    を備え、
    前記補正部は、
    既知信号の位相に基づき、前記位相補償量を初期化するタイミングを生成するタイミング生成部と、
    前記既知信号の位相に基づき、前記位相補償の位相補償量を補正するための補正量を生成する補正量生成部と、
    前記補正量生成部により生成された前記補正量で、前記位相補償に対する位相補正を行う位相補正部と
    を備える受信装置。
  2. 前記既知信号の位相は、複数のパターンを有し、
    前記タイミング生成部は、前記複数のパターンのうちの所定のパターンを検出したとき、前記初期化するタイミングを生成する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記既知信号は、パイロット信号であり、前記パターンは、SP(Scattered Pilot)が配置されている位置により分類されるパターンである
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記位相補償量は、所定の周期毎に0となり、
    前記タイミング生成部は、0となるタイミングを、前記所定のパターンを検出することで検出する
    請求項2に記載の受信装置。
  5. 前記位相補償量の前記所定の周期は、送信パラメータにより異なり、
    前記タイミング生成部は、前記送信パラメータにより特定される前記所定の周期で前記位相補償量が0となるタイミングを、前記所定のパターンを検出することで検出する
    請求項2に記載の受信装置。
  6. 前記パラメータは、モードとガードインターバル比である
    請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記連結されたセグメントは、ISDB-TmmまたはISDB-Tsbの規格に基づき連結されたセグメントである
    請求項1に記載の受信装置。
  8. 前記連結されたセグメントは、ISDB-TmmまたはISDB-Tsbの規格におけるタイプBスーパーセグメントである
    請求項1に記載の受信装置。
  9. 位相補償されているセグメントが複数連結されたセグメントの前記位相補償を補正する補正部を備える受信装置の受信方法において、
    前記補正部は、
    既知信号の位相に基づき、前記位相補償量を初期化するタイミングを生成し、
    前記既知信号の位相に基づき、前記位相補償の位相補償量を補正するための補正量を生成し、
    生成された前記補正量で、前記位相補償に対する位相補正を行う
    ステップを含む受信方法。
  10. 位相補償されているセグメントが複数連結されたセグメントの前記位相補償を補正する補正部を備える受信装置を制御するコンピュータに、
    前記補正部が、
    既知信号の位相に基づき、前記位相補償量を初期化するタイミングを生成し、
    前記既知信号の位相に基づき、前記位相補償の位相補償量を補正するための補正量を生成し、
    生成された前記補正量で、前記位相補償に対する位相補正を行う
    処理を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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