JP6123296B2 - インクジェット記録用インクおよび記録物 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録用インクおよび記録物に関するものである。
昇華転写を利用した布帛等に対する染色が、広く行われている。このような昇華転写を利用した染色方法としては、紙等のシート状の中間転写媒体にインクジェット方式による印刷を行った後、布帛等の被染色物に前記中間媒体を重ねて、加熱により昇華転写する方法や、例えば、剥離可能なインク受容層が設けられた被染色物(フィルム製品等)の前記インク受容層にインクジェット印刷を行い、その後、そのまま加熱して下層側の被染色物に昇華拡散染色を行い、さらにその後、インク受容層を剥離する方法等があり、これらの染色方法には、分散染料(昇華性染料)を含むインクが用いられている。
かかるインクは、一般に、分散染料に加え水を含むものであるが、さらに、グリセリンを添加して、インクジェットヘッドのノズルの目詰まり防止、吐出安定性の確保を図っている(例えば、特許文献1参照)。 ところで、インクを吐出するのに用いられるインクジェット記録装置は、一般に、インクと接触する部材にシリコーンゴムを含むものが用いられている。
従来の分散染料を含むインクを、このようなシリコーンゴムを含む部材を備えたインクジェット記録装置に適用すると、シリコーンゴムとインクの接触により分散染料の分散が破壊され、分散染料の凝集等が生じる場合がある。このような分散染料の凝集等が生じると、インクジェットヘッドのノズルの目詰まりの原因となり、インクを安定して吐出することができなくなるといった問題が生じる。
特開2004−42604号公報
本発明の目的は、保存安定性に優れるとともに、インクジェット法による吐出安定性に優れたインクジェット記録用インクを提供すること、インクジェット記録用インクを用いて製造された記録物を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。 本発明のインクジェット記録用インクは、インクと接触する部材として、25℃における溶解度パラメータが6以上8以下であるシリコーンゴムを有するインクジェット記録装置に用いられるインクジェット記録用インクであって、 水と、 分散染料と、 アニオン性界面活性剤と、を含み、 前記分散染料の含有量をX[質量%]、前記アニオン性界面活性剤の含有量をY[質量%]としたとき、Y/X≧0.7の関係を満足することを特徴とする。
これにより、保存安定性を優れたものとしつつ、シリコーンゴムと接触した際の分散染料の分散破壊を効果的に防止することができる。その結果、インクジェット法による吐出安定性に優れたインクジェット記録用インクを提供することができる。また、分散染料の分散安定性を高いものとすることができ、その結果、保存安定性に優れたインクジェット記録用インクを提供することができる。
本発明のインクジェット記録用インクでは、前記分散染料の含有量をX[質量%]、前記アニオン性界面活性剤の含有量をY[質量%]としたとき、Y/X≧1.0の関係を満足することが好ましい。 これにより、シリコーンゴムと接触した際の分散染料の分散破壊をより効果的に防止することができる。
本発明のインクジェット記録用インクでは、前記アニオン性界面活性剤は、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物であることが好ましい。 これにより、分散染料の分散安定性を特に高いものとすることができる。その結果、シリコーンゴムと接触した際の分散染料の分散破壊をより確実に防止することができる。また、保存安定性をさらに高いものとすることができる。
本発明のインクジェット記録用インクでは、シリコン系界面活性剤をさらに含むことが好ましい。 これにより、分散染料の分散安定性を特に高いものとすることができる。その結果、シリコーンゴムと接触した際の分散染料の分散破壊をより確実に防止することができる。また、保存安定性をさらに高いものとすることができる。
本発明のインクジェット記録用インクでは、前記分散染料の含有量は、1質量%以上15質量%以下であることが好ましい。 これにより、記録された画像の発色性を良好なものとしつつ、インクジェット記録用インクの吐出安定性を良好なものとすることができる。 本発明のインクジェット記録用インクでは、前記アニオン性界面活性剤の含有量は、1質量%以上45質量%以下であることが好ましい。 これにより、分散染料の分散安定性をより効率よく向上させることができる。
本発明のインクジェット記録用インクでは、シリコン系界面活性剤をさらに含み、 前記シリコン系界面活性剤の含有量は、0.1質量%以上5質量%以下であることが好ましい。 これにより、分散染料の分散安定性をより効率よく向上させることができる。 本発明の記録物は、本発明のインクジェット記録用インクを用いて製造されたことを特徴とする。 これにより、昇華転写による信頼性の高い記録物を提供することができる。
インクジェット記録装置の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、詳細に説明する。 ≪インクジェット記録用インク≫ まず、本発明のインクジェット記録用インクについて説明する。 本発明のインクジェット記録用インクは、当該インクと接触する部材として、25℃における溶解度パラメータが6以上8以下であるシリコーンゴムを有するインクジェット記録装置に適用させるものである。
また、本発明のインクジェット記録用インクは、水と、分散染料と、アニオン性界面活性剤とを含むものである。 ところで、インクを吐出するのに用いられるインクジェット記録装置は、一般に、インクと接触する部材にシリコーンゴムを含むものが用いられている。 従来の分散染料を含むインクジェット記録用インクを、このようなシリコーンゴムを含む部材を備えたインクジェット記録装置に適用すると、シリコーンゴムとインクジェット記録用インクとの接触により分散染料の分散が破壊され、分散染料の凝集等が生じる場合がある。特に、25℃における溶解度パラメータが6以上8以下であるシリコーンゴムとインクジェット記録用インクとが接触した場合、分散染料の凝集が顕著である。このような分散染料の凝集等が生じると、インクジェットヘッドのノズルの目詰まりの原因となり、インクを安定して吐出することができなくなるといった問題が生じる。
そこで、本発明者は、上記のような問題の発生を防止する目的で、鋭意研究を行った。その結果、以下に詳述するような本発明に至った。 すなわち、本発明のインクジェット記録用インクは、水と、分散染料と、アニオン性界面活性剤とを含み、かつ、分散染料の含有量をX[質量%]、アニオン性界面活性剤の含有量をY[質量%]としたとき、Y/X≧0.7の関係を満足することを特徴とする。これにより、上記のような問題の発生を確実に防止することができる。すなわち、シリコーンゴムと接触した際の分散染料の分散破壊を効果的に防止することができ、分散染料の凝集を防止することができる。その結果、インクジェット法による吐出安定性に優れたインクジェット記録用インクを提供することができる。また、分散染料の分散安定性を高いものとすることができ、その結果、保存安定性に優れたインクジェット記録用インクを提供することができる。
なお、本発明において、分散染料の含有量をX[質量%]、アニオン性界面活性剤の含有量をY[質量%]としたとき、Y/X≧0.7の関係を満足するものであるが、Y/X≧1.0の関係を満足するのがより好ましい。これにより、シリコーンゴムと接触した際の分散染料の分散破壊をより効果的に防止することができる。 なお、本発明において、溶解度パラメータ(SP値)については、Hansenによる原子および原子団の蒸発エネルギーとモル体積の値より計算した値(ハンセン ソルビリティ パラメーターズ ア ユーザーズ ハンドブック参照)を溶解度パラメータとして用いるものとする。
以下、本発明のインクジェット記録用インクを構成する各成分について説明する。 <水> 本発明のインクジェット記録用インクは、水を含むものである。 水は、後に詳述する分散染料を分散させる分散媒として機能するものである。 このように、インクジェット記録用インクが水を含むことにより、インクジェット記録用インクの粘度、表面張力が、好ましい範囲に含まれるように好適に調整することができ、インクジェット記録用インクのインクジェット方式による吐出性をより優れたものとすることができる。また、水は、インクジェット方式による吐出後に容易に除去することのできる成分であるため、記録物の生産性を高めるうえでも重要である。また、水は、人体等に対する安全性が極めて高い物質であるため、染色物の製造において、作業者の安全を確保する上でも重要である。 インクジェット記録用インク中における水の含有量は、特に限定されないが、50質量%以上90質量%以下であるのが好ましく、55質量%以上70質量%以下であるのがより好ましい。
<分散染料> 本発明のインクジェット記録用インクは、分散染料を含むものである。 分散染料は、加熱により昇華する性質を有する染料である。 分散染料としては、例えば、C.I.ディスパースイエロー3、7、8、23、39、51、54、60、71、86;C.I.ディスパースオレンジ1、1:1、5、20、25、25:1、33、56、76;C.I.ディスパースブラウン2;C.I.ディスパースレッド11、50、53、55、55:1、59、60、65、70、75、93、146、158、190、190:1、207、239、240;C.I.バットレッド41;C.I.ディスパースバイオレット8、17、23、27、28、29、36、57;C.I.ディスパースブルー19、26、26:1、35、55、56、58、64、64:1、72、
72:1、81、81:1、91、95、108、131、141、145、359等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
中でも、インクジェット記録用インクの保存安定性の観点からは、C.I.ディスパースイエロー3、7、8、23、51、54、60、71、86;C.I.ディスパースオレンジ20、25、25:1、56、76;C.I.ディスパースブラウン2;C.I.ディスパースレッド11、53、55、55:1、59、60、65、70、75、146、190、190:1、207、239、240;C.I.バットレッド41;C.I.ディスパースバイオレット8、17、23、27、28、29、36、57;C.I.ディスパースブルー26、26:1、55、56、58、64、64:1、72、72:1、81、81:1、91、95、108、131、141、145、359等がより好ましい。
また、分散染料の25℃における溶解度パラメータは、7.5以上10.5以下であるのが好ましい。これにより、25℃における溶解度パラメータが6以上8以下であるシリコーンゴムと接触した際の分散染料の凝集をより効果的に防止することができる。 また、分散染料の分子量は、特に限定されるものではないが、分散染料の分子量が550以下であると昇華捺染に好ましく用いることができる。
また、空気中で200℃に加熱したときの分散染料の気化速度が1×10−4g/msec以上であるのが好ましい。これにより、記録された画像の発色性を良好なものとすることができる。 また、空気中で200℃に加熱したときの分散染料の気化しない残留分の割合が、0.1重量%以下であるのが好ましい。これにより、記録された画像の発色性を良好なものとすることができる。 インクジェット記録用インク中における分散染料の含有量は、特に限定されないが、1質量%以上20質量%以下であるのが好ましく、1質量%以上15質量%以下であるのがより好ましい。これにより、記録された画像の発色性を良好なものとしつつ、インクジェット記録用インクの吐出安定性を良好なものとすることができる。
<アニオン性界面活性剤> 本発明のインクジェット記録用インクは、アニオン性界面活性剤を含むものである。 アニオン性界面活性剤を含むことにより、分散染料の分散安定性を向上させることができる。 アニオン性界面活性剤としては、例えば、芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物、β−ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、および、クレオソート油スルホン酸のホルマリン縮合物等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらアニオン性界面活性剤の中でも、芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物を用いるのが好ましい。これにより、分散染料の分散安定性を特に高いものとすることができる。その結果、シリコーンゴムと接触した際の分散染料の分散破壊をより確実に防止することができる。 芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物における「芳香族スルホン酸」としては、例えば、クレオソート油スルホン酸、クレゾールスルホン酸、フェノールスルホン酸、β−ナフトールスルホン酸、メチルナフタレンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸等のアルキルナフタレンスルホン酸、β−ナフタレンスルホン酸とβ−ナフトールスルホン酸との混合物、クレゾールスルホン酸と2−ナフトール−6−スルホン酸との混合物、リグニンスルホン酸等が挙げられる。 インクジェット記録用インク中におけるアニオン性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、1質量%以上60質量%以下であるのが好ましく、1質量%以上45質量%以下であるのがより好ましい。分散染料の分散安定性をより効率よく向上させることができる。また、保存安定性をさらに高いものとすることができる。
<その他の成分> 本発明のインクジェット記録用インクは、上述した以外の成分(その他の成分)を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、アニオン性界面活性剤以外の界面活性剤(分散剤、消泡剤、表面張力調整剤)、溶剤、防腐防黴剤、pH調整剤、キレート試薬、防錆剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤以外の界面活性剤としては、ノニオン系分散剤、カチオン界面活性剤、高分子分散剤等が挙げられる。上述した中でも、ノニオン系分散剤を用いるのが好ましく、ノニオン系分散剤の中でも、シリコン系界面活性剤を用いるのがより好ましい。これにより、分散染料の分散安定性を特に高いものとすることができる。その結果、シリコーンゴムと接触した際の分散染料の分散破壊をより確実に防止することができる。また、保存安定性をさらに高いものとすることができる。また、インクジェット方式による液滴吐出の吐出応答性を向上させることができる。
ノニオン系分散剤としてシリコン系界面活性剤を含む場合、シリコン系界面活性剤の含有量は、0.1質量%以上10質量%以下であるのが好ましく、0.1質量%以上5質量%以下であるのがより好ましい。これにより、分散染料の分散安定性をより効率よく向上させることができる。その結果、保存安定性をさらに高いものとすることができる。 また、高分子分散剤としては、ポリアクリル酸部分アルキルエステル、ポリアルキレンポリアミン、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物等が挙げられる。 なお、本発明のインクジェット記録用インクは、上記以外の界面活性剤が含まれていてもよい。 溶剤としては、例えば、ポリオール化合物、グリコールエーテル等が挙げられる。
ポリオール化合物としては、例えば、分子内の炭素数が2以上6以下であり、かつ、分子内にエーテル結合を1つ有してもよいポリオール化合物(好ましくはジオール化合物)等が挙げられる。具体例としては、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール等が挙げられる。
グリコールエーテルとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及びトリプロピレングリコールから選択されるグリコールのモノアルキルエーテルが好ましい。より具体的には、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル等が好ましく例示できる。
防腐防黴剤としては、例えば、有機硫黄系、有機窒素硫黄系、有機ハロゲン系、ハロアリルスルホン系、ヨードプロパギル系、N−ハロアルキルチオ系、ベンゾチアゾール系、ニトリル系、ピリジン系、8−オキシキノリン系、イソチアゾリン系、ジチオール系、ピリジンオキシド系、ニトロプロパン系、有機スズ系、フェノール系、第4アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジアジン系、アニリド系、アダマンタン系、ジチオカーバメイト系、ブロム化インダノン系、ベンジルブロムアセテート系、無機塩系等の化合物が挙げられる。有機ハロゲン系化合物としては、例えば、ペンタクロロフェノールナトリウム等が挙げられ、ピリジンオキシド系化合物としては、例えば、ソジウムピリジンチオン−1−オキサイド、ジンクピリジンチオン−1−オキサイド等が挙げられ、イソチアゾリン系化合物としては、例えば、1−ベンズイソチアゾリン−3−オンのアミン塩、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンマグネシウムクロライド、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンカルシウムクロライド、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンカルシウムクロライド等が挙げられる。その他の防腐防黴剤としては、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。 インクジェット記録用インクがpH調整剤を含むことにより、インクジェット記録用インクの保存安定性等を特に優れたものとすることができる。また、インクジェット記録用インクを用いて製造される記録物(染色物)の信頼性を特に優れたものとすることができる。
pH調整剤としては、例えば、インクジェット記録用インクのpHを6.0以上11.0以下の範囲に制御できるものを好適に用いることができる。このようなpH調整剤としては、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン等のアルカノールアミン;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属の水酸化物;水酸化アンモニウム;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩;タウリン等のアミノスルホン酸等が挙げられる。
キレート試薬としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラシル二酢酸ナトリウム等が挙げられる。 防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト、ベンゾトリアゾール系化合物等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系化合物、桂皮酸系化合物、トリアジン系化合物、スチルベン系化合物、いわゆる蛍光増白剤(ベンズオキサゾール系化合物に代表される紫外線を吸収して蛍光を発する化合物)等が挙げられる。 なお、本発明のインクジェット記録用インクの表面張力(25℃における表面張力)は、20mN/m以上50mN/m以下であるのが好ましく、25mN/m以上40mN/m以下であるのがより好ましい。なお、インクジェット記録用インクの表面張力は、例えば、表面張力計CBVP−A3(協和界面科学株式会社製)を用いた、JIS K3362に準拠した測定により求めることができる。
また、本発明のインクジェット記録用インクの粘度(25℃における粘度)は、2mPa・s以上20mPa・s以下であるのが好ましい。これにより、インクジェット記録用インクの吐出安定性(吐出量の安定性、液滴の飛行特性等)、吐出応答性(応答速度、高周波対応性(周波数特性)等)等を特に優れたものとすることができる。なお、インクジェット記録用インクの粘度は、振動式粘度計を用いた、JIS Z8809に準拠した測定により求めることができる。
≪インクジェット記録装置≫ 次に、本発明のインクジェット記録用インクが好適に適用されうるインクジェット記録装置について説明する。 図1は、インクジェット記録装置の概略構成を示す説明図である。 インクジェット記録装置10は、4色(ブラック,シアン,マゼンダ,イエロー)のインクジェット記録用インクを吐出可能なインクジェット式のシリアルインクジェット記録装置である。インクジェット記録装置10は、インクカートリッジ100と、インク供給装置200と、キャリッジ300と、記録ヘッド400とを備える。
インクカートリッジ100は、1つまたは複数のインク収容部101を備え、インク収容部101ごとに各色のインクジェット記録用インクが収容されている。
図1では、一つのインク収容部101を備えるインクカートリッジ100について示しているが、インクジェット記録装置10には、上記4色に対応する1つまたは複数のインクカートリッジ100がインク供給装置200に接続されている。
インクジェット記録装置10は、インクカートリッジ100がインクジェット記録装置本体側に装着されるいわゆるオフキャリッジタイプのものである。 インクカートリッジ100は、図示しないカートリッジホルダによってインクジェット記録装置10の本体フレーム(図示省略)に装着されている。 インク供給装置200は、インクカートリッジ100に収容されているインクを記録ヘッド400に供給する。インク供給装置200は、カートリッジ接続部210と、流路ポンプ部220と、減圧ポンプ部230と、フィルタ部240と、バルブユニット250と、減圧脱泡部260と、チューブ270とを備える。インク供給装置200は、上記4色ごとにそれぞれ配置されている。インク供給装置200の構成は各色とも同様であるため、図1は、いずれか一色のインクを供給する一つのインク供給装置200を図示している。
カートリッジ接続部210は、インク供給装置200とインクカートリッジ100とを接続する。カートリッジ接続部210は、中空針211を備え、この中空針211がインクカートリッジ100に挿入されることによりインクカートリッジ100のインク収容部101とインク供給装置200内のインク流路FCが連通する。 流路ポンプ部220は、インクカートリッジ100からインクを吸引してキャリッジ300に圧送する。流路ポンプ部220は、吸引側逆止弁221と、ポンプ224と、吐出側逆止弁227とを備える。吸引側逆止弁221、ポンプ224、および、吐出側逆止弁227は、インク流路FC上であって、上流のインクカートリッジ100側から、吸引側逆止弁221、ポンプ224、吐出側逆止弁227の順に配置されている。
吸引側逆止弁221は、吸引側弁体222により、インク流路FCを開閉可能に形成され、インクカートリッジ100側からポンプ224側へのインクの移動のみが可能な一方向弁として機能する。吐出側逆止弁227は、吐出側弁体228により、インク流路FCを開閉可能に形成され、ポンプ224側から記録ヘッド400側へのインクの移動のみが可能な一方向弁として機能する。
ポンプ224は、ダイヤフラム225と、バネ226とを備え、インクカートリッジ100のインクをキャリッジ300に圧送する。具体的には、後述する減圧ポンプ部230がダイヤフラム225の上部空間域Mを負圧状態にすることにより、ダイヤフラム225を上側に撓ませ、インク流路FC上に形成された容積可変の空間域Vの容積を増大させる。ポンプ224は、空間域Vの容積が増大することで、吸引側逆止弁221を介してインクカートリッジ100からインクを空間域V内に流入させる。また、減圧ポンプ部230により上部空間域Mの負圧状態が解消されると、ポンプ224は、バネ226によりダイヤフラム225を押し下げ、空間域Vの容積を減少させる。このとき、空間域Vに収容されているインクをバネ226の付勢力を用いて、記録ヘッド400側に圧送する。
減圧ポンプ部230は、負圧を発生し、空気流路ACを介して連通するポンプ224の上部空間域Mと、後述する減圧脱泡部260の減圧室265とを負圧状態にする。また、減圧ポンプ部230は、図示しない弁体を備え、この弁体の開弁により、空気流路ACを大気に開放して、上部空間域Mおよび減圧室265の負圧状態を解消させる。 フィルタ部240は、インク流路FC上であって、流路ポンプ部220と記録ヘッド400との間に配置され、流路ポンプ部220から記録ヘッド400へ送られるインクを濾過して不純物(塵や埃など)を捕捉(トラップ)する。フィルタ部240は、本発明における特徴部であり、形状、構成については後述する。
バルブユニット250は、インク流路FC上であって、フィルタ部240と記録ヘッド400との間に配置され、弁体250bにより、インク流路FCを開閉可能に形成されている。この弁体250bが開放位置にある場合、インクは、フィルタ部240から記録ヘッド400側へ流入可能となる。また、封止位置にある場合、フィルタ部240から記録ヘッド400側へのインクの流入はできなくなる。 減圧脱泡部260は、インク流路FC上であって、バルブユニット250と記録ヘッド400との間に配置され、インクに混入する気泡の除去をおこなう。減圧脱泡部260は、大気室261と、圧力室262と、脱泡室263と、負圧室264と、減圧室265と、を備える。
大気室261は、大気連通孔261aを介して大気と連通している。圧力室262は、インクを一時的に溜めることができ、天井部分に、可撓性部材よりなるフィルムと、フィルムと共に変位可能な片持ちの薄板部材とで構成される隔壁部266を挟んで大気室261に隣接している。圧力室262は、バルブユニット250、および、脱泡室263と連通している。バルブユニット250の弁体250bのロッド部250sは、圧力室262の内部で隔壁部266と接合され、隔壁部266の上下方向の変位により、弁体250bが開放位置および封止位置の間を変位する。この弁体250bが開放位置にあるとき、バルブユニット250を介してインクが圧力室262に流入する。
脱泡室263は、内部にフィルタ263fを備える中空状の部屋であり、圧力室262および記録ヘッド400と連通している。脱泡室263は、圧力室262から流入したインクを一時的に貯留し、脱泡動作によりインク内のガスを除去するのに用いられる。脱泡室263に貯留されたインクは、フィルタ263fを通って記録ヘッド400に排出される。フィルタ263fは、インクを濾過して不純物(塵や埃など)を取り除くと共に、インク流路FC内に混入した気泡を通過させ難くして、脱泡室263の天井部において気泡を捕捉(トラップ)させる機能も有する。なお、脱泡室263から排出されたインクは、脱泡室263の底面に接続されたインク吐出管404を通って、ノズルプレート402に設けられた多数のノズル(図示省略)から吐出される。 負圧室264は、ガス透過性を有する合成樹脂材料よりなる隔壁部268を介して脱泡室263の上方に配置されている。ガス透過性の部材としては、例えば、ポリアセタールやポリプロピレンやポリフェニレンエーテル等を採用することができる。負圧室264は、流路弁267を介して減圧室265と連通している。
減圧室265は、減圧ポンプ部230と空気流路ACにより連通した中空状の部屋であり、圧力室262と同様に、天井部分に隔壁部266を挟んで大気室261に隣接している。流路弁267のロッド部267sは、減圧室265の内部で隔壁部266と接合され、隔壁部266の上下方向の変位により、流路弁267が開放位置および封止位置の間を変位する。減圧ポンプ部230の駆動により減圧室265が負圧となると、大気室261との差圧により、隔壁部266が減圧室265側に撓み変形する。これにより、流路弁267が開放位置に移動することで減圧室265の負圧が負圧室264に導入される。一方、減圧ポンプ部230により減圧室265が大気に開放されると、バネの付勢力により流路弁267が封止位置に変位するため、負圧室264は負圧状態に保持される。負圧室264が負圧状態となることで、脱泡室263に貯留されたインク中の気泡や溶存空気は隔壁部268を透過して負圧室264に回収される。これにより減圧脱泡部260よるインクの脱泡が行われる。
キャリッジ300は、図示しないキャリッジモータの動力により図示しないガイドロッドに沿って主走査方向に往復移動可能に配置されている。キャリッジ300には、インク供給装置200のうち、フィルタ部240と、バルブユニット250と、減圧脱泡部260とが搭載されている。流路ポンプ部220とフィルタ部240との間には、チューブ270が配置され、キャリッジ300の移動時においても流路ポンプ部220からフィルタ部240へのインクの供給や減圧ポンプ部230による減圧室265の減圧を可能にしている。本実施例では、インクジェット記録装置10は、オフキャリッジタイプとして説明しているが、キャリッジ300にインクカートリッジ100を搭載するいわゆるオンキャリッジタイプであってもよい。
記録ヘッド400は、キャリッジ300の底面に配置され、キャリッジ300の主走査方向の往復運動に伴い多数のノズル(図示省略)からインク滴を記録媒体に吐出する。このとき、図示しない紙送り機構によって記録媒体が副走査方向に送られ、記録媒体に画像等が形成される。 上述したようなインクジェット記録装置10では、例えば、吸引側弁体222、吐出側逆止弁227、バルブユニット250、流路弁267等の一部または全部に、25℃における溶解度パラメータが6以上8以下であるシリコーンゴムが用いられている。 なお、インクジェット記録装置10の液滴吐出方式としては、ピエゾ方式や、インクを加熱して発生した泡(バブル)によりインクを吐出させる方式等を用いることができるが、インクジェット記録用インクの変質のし難さ等の観点から、ピエゾ方式が好ましい。
≪記録物の製造方法≫ 次に、インクジェット記録用インクを用いた記録物の製造方法について説明する。 本実施形態の記録物の製造方法は、インクジェット記録装置を用いて、上述したような本発明のインクジェット記録用インクを中間転写媒体に付与するインク付与工程(1a)と、前記インクジェット記録用インクが付与された前記中間転写媒体を、被記録物と対向させた状態で加熱し、前記インクジェット記録用インクを構成する昇華性染料を前記被記録物に転写させる転写工程(1b)とを有する。これにより、生産性良く記録物を製造することができる、インクジェット記録用インクを用いた記録物の製造方法を提供することができる。
以下、各工程について詳細に説明する。 <インク付与工程> 本工程では、インクジェット記録装置を用いて、本発明のインクジェット記録用インクを中間転写媒体に付与する(1a)。 中間転写媒体としては、例えば、普通紙等の紙、インク受容層が設けられた記録媒体(インクジェット用専用紙、コート紙等で呼称される)等を用いることができるが、シリカ等の無機微粒子でインク受容層が設けられた紙が好ましい。これにより、中間転写媒体に付与したインクジェット記録用インクが乾燥する過程で、滲み等が抑制された中間記録物を得ることができ、また、後の転写工程においては、分散染料の昇華がより円滑に進行する。 本工程では、複数種のインクジェット記録用インクを用いてもよい。これにより、例えば、表現することのできる色域をより広いものとすることができる。
<転写工程> その後、インクジェット記録用インクが付与された中間転写媒体を、被記録物と対向させた状態で加熱し、インクジェット記録用インクを構成する分散染料を被記録物に転写させる(1b)。これにより、記録物が得られる。 本工程での加熱温度は、160℃以上220℃以下であるのが好ましく、170℃以上200℃以下であるのがより好ましい。これにより、転写に要するエネルギーをより少なくすることができ、記録物の生産性を特に優れたものとすることができる。また、製造される記録物の信頼性を特に優れたものとすることができる。
本工程での加熱時間は、加熱温度にもよるが、30秒以上90秒以下であるのが好ましく、45秒以上60秒以下であるのがより好ましい。これにより、転写に要するエネルギーをより少なくすることができ、記録物の生産性を特に優れたものとすることができる。また、製造される記録物の信頼性を特に優れたものとすることができる。 また、本工程は、インクジェット記録用インクが付与された中間転写媒体を、
被記録物と対向させた状態で加熱することにより行えばよいが、前記中間転写媒体と被記録物とを密着させた状態で加熱することにより行うのが好ましい。これにより、転写に要するエネルギーをより少なくすることができ、記録物の生産性を特に優れたものとすることができる。また、製造される記録物の信頼性を特に優れたものとすることができる。
被記録物としては、いかなるものを用いてもよく、例えば、布帛(疎水性繊維布帛等)、樹脂(プラスチック)フィルム、紙等のシート状の物が好適に用いられるが、シート状以外の球状、直方体形状等の立体的な形状を有する物を用いてもよい。 また、被記録物としては、例えば、樹脂、プラスチック、紙等で構成されたもののほか、ガラス、金属、陶磁器を用いてもよい。
被記録物を構成する繊維としては、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、トリアセテート繊維、ジアセテート繊維、ポリアミド繊維およびこれらの繊維を2種以上用いた混紡品等が挙げられる。また、これらとレーヨン等の再生繊維あるいは木綿、絹、羊毛等の天然繊維との混紡品を用いてもよい。 また、被記録物としての樹脂(プラスチック)フィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドイミドフィルム等が挙げられる。樹脂(プラスチック)フィルムは、複数の層が積層された積層体であってもよいし、材料の組成が傾斜的に変化する傾斜材料で構成されたものであってもよい。
≪記録物≫ 次に、本発明の記録物について説明する。 本発明の記録物は、上述したような本発明のインクジェット記録用インクを用いて製造されたものである。これにより、昇華転写による信頼性の高い記録物を提供することにある。 本発明の記録物の用途は、いかなるものであってもよく、例えば、Tシャツ、トレーナー等の衣料品、のぼり旗等が挙げられる。 以上、本発明について、好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、前述した実施形態では、記録物がインクジェット記録装置を用いて、本発明に係るインクジェット記録用インクを中間転写媒体に付与するインク付与工程と、前記インクジェット記録用インクが付与された前記中間転写媒体を、被記録物と対向させた状態で加熱し、前記インクジェット記録用インクを構成する分散染料を前記被記録物に転写させる転写工程とを有する方法を用いて製造される場合について代表的に説明したが、本発明の記録物は、このような方法を用いて製造されたものに限定されない。例えば、本発明の記録物は、剥離可能なインク受容層が設けられた被記録物(フィルム製品等)の前記インク受容層に、インクジェット法により本発明に係るインクジェット記録用インクを付与し、その後、そのまま加熱して下層側の被記録物に昇華拡散染色を行い、さらにその後、インク受容層を剥離する方法を用いて製造されたものであってもよい。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。 本発明は、例えば、中間転写媒体を用いない昇華転写においても好適に使用できる。中間転写媒体を用いない昇華転写とは、インクジェット法を用いて布帛に直接付着させ、その後、加熱工程を行うことで捺染物を得る方法である。なお、この場合であっても、スモーク抑制効果に優れることは言うまでもない。
[1]インクジェット記録用インクの製造 以下のようにして、インクジェット記録用インクを製造した。 (実施例1) まず、分散染料としてのC.I.ディスパースレッド60と、アニオン性界面活性剤としてのリグニンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物(日本製紙ケミカル社製、商品名「パールレックスDP」と、シリコン系界面活性剤(ビックケミージャパン社製、商品名「BYK−348」)と、その他のノニオン系界面活性剤(日光ケミカルズ社製、商品名「NIKKOL RTMBPS−30」)と、イオン交換水とからなる混合物を、0.2mm径ガラスビーズを用いてサンドミルにて、冷却下、約15時間分散化処理を行った。分散処理後、イオン交換水を加えて希釈し、次いで、該分散液をガラス繊維濾紙GC−50(東洋濾紙株式会社製、フィルターの孔径0.5μm)で濾過し、粒子サイズの大きい成分を除去した水性分散液を得た。 次に、上記のようにして得られた水性分散液と、グリセリンと、トリエタノールアミンと、イオン交換水とを所定の割合で混合することにより、インクジェット記録用インクを得た。
(実施例2〜6、比較例1〜5) インクジェット記録用インクの調製に用いる成分の種類、使用量を調整することにより、表1に示すような組成となるようにした以外は、前記実施例1と同様にしてインクジェット記録用インクを製造した。 前記各実施例および各比較例のインクジェット記録用インクの組成等を表1にまとめて示す。
なお、表中、C.I.ディスパースレッド60(分散染料)を「DR60」、アニオン性界面活性剤としてのパールレックスDPを「DP」、アニオン性界面活性剤としてのナフタリンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物(第一工業製薬社製、商品名「ラベリンW−40」)を「W−40」、その他のノニオン性界面活性剤を「S−30」、シリコン系界面活性剤を「BYK−348」、グリセリンを「GL」、トリエタノールアミンを「TEA」で示した。
また、本発明のインクジェット記録用インクについての25℃における表面張力(表面張力計CBVP−A3(協和界面科学株式会社製)を用いた、JIS K3362に準拠した測定により求められた表面張力)は、いずれも、25mN/m以上40mN/m以下の範囲に含まれるものであった。また、本発明のインクジェット記録用インクについての25℃における粘度(振動式粘度計を用いた、JIS Z8809に準拠した測定により求められた粘度)は、いずれも、2mPa・s以上20mPa・s以下の範囲に含まれるものであった。
Figure 0006123296
[2]インクジェット記録用インクの目詰まり回復性(吐出安定性) 各実施例および比較例のインクジェット記録用インクを用いて、下記に示すような試験による評価を行った。 まず、チャンバー(サーマルチャンバー)内に設置したインクジェット記録装置(図1)および各実施例および各比較例のインクジェット記録用インクを用意した。
次に、印字解像度720×720dpi、単色・塗りつぶし印刷、印字幅1200mmの条件で、30分連続運転を行った。 その後、そのまま48時間放置し、通常のクリーニングの後、同条件にて正常に印字ができるか再度印字テストを行い、以下の基準に従い、評価した。なお、インクジェット記録装置10は、吸引側弁体222、吐出側逆止弁227に、25℃における溶解度パラメータが7.3のシリコーンゴムを用いるものである。 A:クリーニング3回以内で、正常な印刷が可能であった。 B:クリーニング4回以上10回未満で目詰まりから回復し、正常な印刷が可能であ った。 C:クリーニングを10回以上実施しても目詰まり回復しなかった。
[3]保存安定性の評価 各実施例および比較例のインクジェット記録用インクを、20mLの蓋付きガラス瓶に取り分け、60℃で5日放置した。インクの液面を観察し、浮遊物の有無を目視で確認した。さらに、孔径10μmのフィルタでインクジェット記録用インクをろ過したときに、捕集物(ろ集物)の有無を確認し、以下の基準に従い、評価した。 A:インク成分由来の浮遊物は観察されず、捕集物も得られなかった。 B:インク成分由来の浮遊物が観察されたが、捕集物は得られなかった(実用上の問題なし)。 C:捕集物が得られた。
[4]染色物の製造 以下のようにして、各実施例および各比較例のインクジェット記録用インクを用いて、記録物(染色物)を製造した。 まず、インクジェット記録用インクを図1に示すインクジェット記録装置に投入した。 その後、シリカを含む材料で構成されたインク受容層を備えた紙を中間転写媒体として用意し、当該中間転写媒体のインク受容層に、所定のパターンでインクジェット記録用インクを吐出した(インク付与工程)。 その後、インクジェット記録用インクが付与された中間転写媒体のインク受容層を、ポリエステル繊維で構成された布帛(被染色物)と密着させ、この状態で、太陽精機株式会社製ヒートプレス機TP−608Mを用いて200℃×60秒の条件で加熱し、昇華転写を行った(転写工程)。これにより記録物を得た。
[5]外観評価 上記[4]で製造された記録物を目視により観察し、形成された染色部について、以下の基準に従い評価した。 A:設計通りのパターンで形成されている。 B:設計からのずれ(にじみによるカラーブリード、または、文字もしくは罫線のず れ)が確認される。 これらの結果を表2に示す。
Figure 0006123296
表2から明らかなように、本発明のインクジェット記録用インクは、保存安定性に優れるとともに、液滴の吐出安定性に優れていた。また、本発明では、所望の染色部を確実に形成することができ、記録物の信頼性は高いものであった。これに対して、比較例では満足な結果が得られなかった。
10…インクジェット記録装置 100…インクカートリッジ 101…インク収容部 200…インク供給装置 210…カートリッジ接続部 211…中空針 220…流路ポンプ部 221…吸引側逆止弁 222…吸引側弁体 224…ポンプ 225…ダイヤフラム 226…バネ 227…吐出側逆止弁 228…吐出側弁体 230…減圧ポンプ部 240…フィルタ部 250…バルブユニット 250b…弁体 250s…ロッド部 260…減圧脱泡部 261…大気室 261a…大気連通孔 262…圧力室 263…脱泡室 263f…フィルタ 264…負圧室 265…減圧室 266…隔壁部 267…流路弁 267s…ロッド部 268…隔壁部 270…チューブ 300…キャリッジ 400…記録ヘッド 402…ノズルプレート 404…インク吐出管

Claims (8)

  1. インクと接触する部材として、25℃における溶解度パラメータが6以上8以下であるシリコーンゴムを有するインクジェット記録装置に用いられるインクジェット記録用インクであって、水と、分散染料と、アニオン性界面活性剤として芳香族スルホン酸のホルマリン縮合物、を含み、前記分散染料の含有量をX[質量%]、前記アニオン性界面活性剤の含有量をY[質量%]としたとき、Y/X≧1.0の関係を満足することを特徴とするインクジェット記録用インク。
  2. シリコン系界面活性剤をさらに含む請求項1記載のインクジェット記録用インク。
  3. 前記分散染料の含有量は、1質量%以上15質量%以下である請求項1または2に記載のインクジェット記録用インク。
  4. 前記アニオン性界面活性剤の含有量は、1質量%以上45質量%以下である請求項1ないしのいずれか1項に記載のインクジェット記録用インク。
  5. シリコン系界面活性剤をさらに含み、前記シリコン系界面活性剤の含有量は、0.1質量%以上5質量%以下である請求項1ないしのいずれか1項に記載のインクジェット記録用インク。
  6. 前記分散染料の25℃における溶解パラメータが、7.5以上10.5以下である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインクジェット記録用インク。
  7. 空気中で200℃に加熱したときの前記分散染料の気化速度が1×10 −4 g/m sec以上である、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインクジェット記録用インク。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のインクジェット記録用インクを用いて製造されたことを特徴とする記録物。
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