JP6095735B2 - プリント基板検査装置及び検査方法 - Google Patents
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Description
特許文献2には、プリント基板上の複数の導体パターンのそれぞれにプローブを電気的に接続し、検査信号を検出するセンサを複数の導体パターンに対して非接触で静電容量結合し、プローブに急激な変化を有する電気信号を順次入力して、センサに流れる過渡電流の最大値により導体パターンの導通状態を判定することが開示されている。
このプリント基板検査方法において、前記定電流源の基準電位に対する前記第2プローブの電気的接続状態が変化した時に、所定の単位時間tu当たりの前記導体パターンの一端の電位変位量が変化した場合に、導体パターンが良品であると判定するものとすることができる。
この場合、プリント基板の導体パターンの他端に配置される絶縁体は、導体パターンの他端がプリント基板の表面に露出している場合は、適宜に用意したものを導体パターンの他端上に配置するが、導体パターンの他端が絶縁膜で覆われている場合は、その絶縁膜を絶縁体とすることができ、その絶縁膜に第2プローブを配置してもよい。
また、第2接続装置は、定電流源の基準電位に対して第2プローブを接続又は遮断することにより、第2プローブの接続状態を変化させるものとすることができる。
また、第1プローブと第2プロ―ブとはともにプリント基板の一方の面側に配置される場合と、相互にプリント基板の反対面に配置される場合とがある。
キャパシタの存在により、第1プローブ側の電位変位量を大きくすることができ、より正確な検査を実施することができる。
本発明のプリント基板検査方法においては、前記時刻T1から所定の時間t31前の時刻T3に前記第1プローブを前記定電流源の基準電位に接続し、前記時刻T1から所定の時間t14経過し前記時刻T2より前の時刻T4に前記第1プローブと前記基準電位とを遮断状態とするものとしてもよい。
電位の計測に先だって第1プローブを基準電位に接続して、配線部等に帯電している電荷を放電することにより、帯電の影響をなくすことができるとともに、定電流源からの電流を短時間で安定させて、正確な検査を速く実施することができる。
導体パターンに対する第1プローブの接触状態の良否も検査することができ、第1プローブを導体パターンに確実に接触させた状態で正確な検査を実施することができる。
この場合、絶縁板は、プリント基板とは別に用意したものを用いることができるが、プリント基板の表面で絶縁膜に覆われた部分があれば、この絶縁膜を絶縁板として、その上に導体板を接触するようにしてもよい。
[プリント基板について]
検査対象となるプリント基板1は、平板状の絶縁層2の表面又は内部に種々の導体パターンE1〜E4が形成されている。絶縁層2は、単層の場合もあるが、複数層からなる場合もある。絶縁層2が複数層からなる場合、導体パターンE1〜E4も多層構造を有し、ビアやスルーホールによって上下層間で接続される。そして、各導体パターンE1〜E4の両端(電極部)が絶縁層2の表面に設けられている。この場合、導体パターンE1〜E4の両端は、プリント基板1の一方の面又は他方の面のいずれかにのみ設けられる場合と、両方の面に分けて設けられる場合とがある。また、導体パターンE1〜E4の少なくとも一端部はプリント基板1の表面に露出している。他端部は、プリント基板1の表面に露出している場合もあるし、絶縁膜によって覆われた状態となっている場合もある。
以下の実施形態の図では、プリント基板1は、絶縁層2の上面に導体パターンE1〜E4が形成され、各導体パターンE1〜E4とも両端部がプリント基板1の絶縁層2の表面に露出しているものとして示されている。
第1実施形態におけるプリント基板検査装置11は、図1及び図2に示すように、プリント基板1の複数の導体パターンE1〜E4について検査を行うものであり、所定の電流を発生する定電流源12、プリント基板1上に露出している各導体パターンE1〜E4の一端部に個々に直接接触される複数の第1プローブP1〜P4及び導体パターンE1〜E4の他端部に絶縁体13を介して個々に接触される複数の第2プローブP5〜P8、各第1プローブP1〜P4を定電流源12にそれぞれ接続するための複数の切換スイッチA1〜A4を有する第1接続装置14及び定電流源12の基準電位(通常は接地電位)に第2プローブP5〜P8をそれぞれ接続するための複数の切換スイッチB1〜B4を有する第2接続装置15、定電流源12の基準電位に対する第1プローブP1〜P4の電位を計測するための計測回路16、定電流源12を制御するための定電流源制御部17、各接続装置を制御するための接続装置制御部18、計測回路16に接続されたA/D変換部19及び電位計測部20、これら制御部及び電位計測部を制御するための主制御装置21及び表示装置22を有する。主制御装置には、CPU、メモリ、検査条件設定部、検査判定部、各部とのデータ通信部が設けられる。
前述したように導体パターンE1〜E4の他端部はプリント基板1の表面に露出している場合と絶縁膜によって覆われた状態の場合とがあるが、プリント基板1の表面に露出している場合は、適宜の絶縁体13を介在させて第2プローブP5〜P8を配置し、導体パターンE1〜E4の他端部が絶縁膜によって覆われた状態の場合は、その絶縁膜をここでいう絶縁体13として、この絶縁膜に第2プローブP5〜P8を接触することにより、絶縁体13を介して配置した状態とする。図示例では、導体パターンE1〜E4の端部に絶縁体13を介して第2プローブP5〜P8が配置されている。
これら切換スイッチA1〜A4及び切換スイッチB1〜B4に対する操作(ON/OFF操作)は、各導体パターンE1〜E4の1個ずつに対応する切換スイッチについて順次行い、導体パターンE1〜E4ごとに電位の変化の有無を検出して、良否の識別がなされる。
S1:まず、導体パターンE1〜E4の一端に直接第1プローブP1〜P4を接触する。また、第2プローブP5〜P8も導体パターンE1〜E4の他端に絶縁体13を介して配置する。
S2:両プローブP1〜P4,P5〜P8を配置後、時刻T1(図4等参照)に、第1接続装置14を導通状態にして、第1プローブP1〜P4に定電流源12から電流を流す。これにより、第1プローブP1〜P4が接続されている導体パターンE1〜E4及び第1プローブP1〜P4等の配線部が持つ静電容量に充電が開始され、計測回路16で計測される電位が上昇する。
S4:計測回路16の計測結果から、導体パターンE1〜E4の一端の単位時間tu当たりの電位変位量が変化したか否かを判断し、単位時間tu当たりの電位変位量が変化したと判断された場合(YESの場合)はS5に進み、単位時間tu当たりの電位変位量が変化したと判断されなかった場合(NOの場合)はS8に進む。
一方、図5は、時刻T2に第2接続装置15を作動させても電位変位量に変化が認められなかった場合を示しており、このような場合はS8に進む。
なお、第2接続装置15の作動について、切換スイッチB1〜B4をOFFからONにするか、ONからOFFにするかは、検査対象基板1の特性に応じて選択することができ、電位変位量の変化が大きくなる操作方法を採用すればよい。
図4及び図5に示す例では、時刻T2の時点で電位は開放電圧V0までには達していないが、図6及び図7に示す例では、時刻T2までに電位が開放電位V0にまで到達しており、このような場合には、S6に進む。
S6:導体パターンE1〜E4の一端の電位が下降方向に変位したか否かを判断し、下降方向に変位したと判断された場合(YESの場合)はS7に進み、下降方向に変位したと判断されなかった場合(NOの場合)はS8に進む。
図6では、時刻T2より前に電位が定電流源12の開放電圧V0にまで達しており、第2接続装置15の作動により電位が瞬間的に下降する(つまり、電位変位量が「0」であったものが、電位が下降する方向に変化する)。この図6に示すように電位が下降すればS7に進む。導体パターンE1〜E4の基準電位に対する静電容量が変化すると電位が変化する。図6は静電容量が増加した例を示している。
S7:導体パターンE1〜E4が良品と判定される。
S8:導体パターンE1〜E4が不良品と判定される。
すなわち、第1プローブP1〜P4が直接接触している導体パターンE1〜E4の一端の電位変位量が、導体パターンE1〜E4の他端に絶縁体13を介して配置されている第2プローブP5〜P8側の第2接続装置15の作動により変化すれば、その導体パターンE1〜E4は良品であり、電位変位量の変化が生じない場合は断線等により不良品であると判断される。
このように、導体パターンE1〜E4に直接接触している第1プローブP1〜P4側で電位計測しているので、電位変位量を確実に検出でき、正確な検査を実施することができる。
図8及び図9は、前述の第1実施形態における第1変形例を示している。第1実施形態では、第1接続装置14が、複数の第1プローブP1〜P4を定電流源12にそれぞれ接続するための複数の切換スイッチA1〜A4を有し、また、第2接続装置15も、複数の第2プローブP5〜P8を定電流源12の基準電位にそれぞれ接続するための複数の切換スイッチB1〜B4を有する構成としたが、この第1変形例のプリント基板検査装置11Aでは、第2接続装置15Aの切換スイッチを1個とし、その切換スイッチB1に複数の第2プローブP5〜P8が並列に接続されている。第1接続装置14については導体パターンE1〜E4のそれぞれに切換スイッチA1〜A4が接続されている。
このプリント基板検査装置11Aは、切換スイッチの数を削減したことにより、コスト低減を図ることができる。
図10及び図11は、前述の第1実施形態における第2変形例を示している。第1変形例の場合は、第2接続装置15Aの切換スイッチを1個としたが、第2変形例のプリント基板検査装置11Bでは、第2接続装置15は第1実施形態の場合と同様、複数の切換スイッチB1〜B4を備え、第1接続装置14Aについて切換スイッチを1個とし、その切換スイッチA1に第1プローブP1〜P4が並列に接続されている。
このプリント基板検査装置11Bにおいても、切換スイッチの数を削減したことにより、コスト低減を図ることができる。
図12及び図13は第2実施形態のプリント基板検査装置31を示しており、このプリント基板検査装置31では、第2プローブP5〜P8と第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4との間に所定の静電容量を持つキャパシタC1〜C4がそれぞれ設けられている。
この第2実施形態において、その他の構成は第1実施形態と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。また、この第2実施形態のプリント基板検査装置31によるプリント基板検査方法は図3に示す第1実施形態の場合と同じであり、第1プローブP1〜P4の電位の時間的な変化状態も、その絶対値等は異なるが、図4〜図7に示す第1実施形態の場合と共通するので、その説明を省略する。以下の各実施形態においても同様に、先行する実施形態と共通部分には同一符号を付して説明を簡略化する。
第1実施形態では、浮遊静電容量を含めた配線部自体が持つ静電容量により、第2接続装置15の作動時の電位変位が生じていたが、第2実施形態では、第2プローブP5〜P8と第2接続装置15との間に、所定の静電容量を持つキャパシタC1〜C4を設けたことにより、第2接続装置15を作動させたときの静電容量の変化を大きくすることができ、その分、電位変位量を大きくして、より正確な検査を実施することができる。
図14及び図15は第3実施形態のプリント基板検査装置41を示しており、前述の第2実施形態では第2プローブP5〜P8と第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4との間にキャパシタC1〜C4がそれぞれ設けられていたのに対して、このプリント基板検査装置41では、第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4と定電流源12の基準電位との間に所定の静電容量を持つキャパシタC5〜C8がそれぞれ設けられている。このキャパシタC5〜C8を設けた位置が第2実施形態と異なるだけで、他の構成は第2実施形態と同様である。
したがって、この第3実施形態では第2接続装置15と定電流源12の基準電位との間に設けたキャパシタC5〜C8により、第2接続装置15を作動させたときの静電容量の変化を大きくし、電位変位量を大きくして、より正確な検査を実施することができる。
なお、前述の第2実施形態とこの第3実施形態を併せて、第2プローブP5〜P8と第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4との間、及び第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4と定電流源12の基準電位との間の両方にそれぞれキャパシタC1〜C4,C5〜C8を設けた構成としてもよい。
図16及び図17は第4実施形態のプリント基板検査装置51を示している。このプリント基板検査装置51は、第1実施形態のプリント基板検査装置11に対して、第1接続装置14と定電流源12の基準電位との間に、切換スイッチSを有する第3接続装置23を設けた構成である。その他の構成は第1実施形態の場合と同様である。
また、第1プローブ(導体パターンの一端)の電位の変化については、図19〜図22に示しており、これら図19〜図22は、第1実施形態の図4〜図7に対応している。
S11:時刻T1からt31前の時刻T3に、第3接続装置23を導通状態にする。これにより、第3接続装置23の切換スイッチSがONの状態になり、第1接続装置14等の配線部に電荷が帯電している場合には、その電荷が放出される。
S12:時刻T1から所定時間t14経過した時刻であって、時刻T2よりも前の時刻T4に、第3接続装置23を遮断状態(切換スイッチSをOFF)にする。このS12よりも前のS2で第1接続装置14を導通状態にしているので、このS12では、第3接続装置23を遮断状態とすることにより、第1プローブP1〜P4側に充電が開始され、図19〜図22に示すように、第1プローブP1〜P4側の電位が立ち上がる。
図21及び図22は第2接続装置15を作動させる直前に導体パターンE1〜E4の一端の電位が定電流源12の開放電圧V0に達していた場合であり、図21に示すように時刻T2で電位の下降が認められた場合はS7に進み、図22に示すように時刻T2で電位に変化がない場合はS8に進む。
図16及び図17に示す第4実施形態のプリント基板検査装置51を基本構成とし、これに、図12及び図13に示す第2実施形態のように、第2プローブP5〜P8と第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4との間にキャパシタC1〜C4をそれぞれ配設してもよい。
また、図14及び図15に示す第3実施形態のように、第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4と定電流源12の基準電位との間にそれぞれキャパシタC5〜C8を配設してもよい。
また、これら両方のキャパシタC1〜C4,C5〜C8を配設してもよい。
いずれの場合も、キャパシタC1〜C4又はC5〜C8を設けた分、電位変位量を大きくして、より正確な検査を実施することができる。
図23及び図24は第5実施形態のプリント基板検査装置61を示している。このプリント基板検査装置61では、プリント基板1の導体パターンE1〜E4の一端に直接接触させられる第1プローブP1〜P4及び導体パターンE1〜E4の他端に絶縁体13を介して配置される第2プローブP5〜P8とは別に、定電流源12の基準電位に接続された導体板25を有している。そして、この図23及び図24に示す例では、第1プローブP1〜P4及び第2プローブP5〜P8は、いずれもプリント基板1の一方の面側に配置され、導体板25は、プリント基板1の他方の面の絶縁層2に接触され、定電流源12の基準電位に接続されている。この場合、導体板25は、プリント基板1の絶縁層2の全面に接触し得る大きさに形成されているが、少なくとも、検査対象の導体パターンE1〜E4の一部に絶縁層2を介して対向し得る大きさに形成されていればよい。
前述の[プリント基板について]の欄で説明したように導体パターンE1〜E4の両端がプリント基板1の両方の面に分けて設けられる場合、第2プローブP5〜P8は、導体板25と同じ側で導体板25を避けた位置に、絶縁層を介して配置される。
この導体板25を配置することにより、時刻T1に第1接続装置14を導通状態にして、第1プローブP1〜P4に定電流源12から電流を流すと(S2)、導体パターンE1〜E4と導体板25との間に存在する静電容量に充電され、計測回路16に検出される電位が上昇する。次いで、時刻T2に第2接続装置15を作動させて、定電流源12の基準電位に対する第2プローブP5〜P8の接続状態を変化させる。
導体パターンE1〜E4が不良品の場合は、図27に示すように、第2接続装置15を作動させても、電位変位量に変化がなく、第2接続装置15を作動させる前の状態を維持する。
導体パターンE1〜E4が不良品の場合は、図29に示すように、第2接続装置15を作動させても、電位変位量に変化がなく、第2接続装置15を作動させる前の状態を維持する。
この導体パターンE1〜E4と導電板25との間の静電容量より配線部の静電容量が大きい場合や、導体パターンE1〜E4と導電板25との間の静電容量と配線部の静電容量との間にあまり差がない場合は、第2接続装置15を作動させる前の時間tu当たりの電位変位量が小さく、したがって、第1プローブP1〜P4の電位が開放電圧V0に達するまでに時間がかかるため、時刻T2より前に電位が定電流源12の開放電圧V0にまで達した場合を例示しなかったが、時刻T2より前に電位が定電流源12の開放電圧V0にまで達した場合は、第1実施形態等の場合と同様、導体パターンE1〜E4が良品の場合は開放電圧V0から下降するように変化し、開放電圧V0から変化しない場合は導体パターンE1〜E4が不良品である。
図23及び図24に示す第5実施形態の場合も、これらの図に示すプリント基板検査装置61を基本構成とし、これに、図12及び図13に示す第2実施形態のように、第2プローブP5〜P8と第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4との間にキャパシタC1〜C4をそれぞれ配設してもよい。
また、図14及び図15に示す第3実施形態のように、第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4と定電流源12の基準電位との間にそれぞれキャパシタC5〜C8を配設してもよい。
また、これら両方のキャパシタC1〜C4,C5〜C8を配設してもよい。
いずれの場合も、キャパシタC1〜C4又はC5〜C8を設けた分、電位変位量を大きくして、より正確な検査を実施することができる。
第3接続装置23を設けることにより、導体パターンE1〜E4等の静電容量部分に帯電している場合でも、第3接続装置23により放電させてから検査を開始することができるので、電位をより正確に測定することができ、また、導体パターンE1〜E4に対する定電流源12からの電流の値を短時間に安定させることができ、より速い検査を実施することができるとともに、より正確な検査を実施することができる。
図30は、図23及び図24に示す第5実施形態、その第2プローブP5〜P8と第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4との間にキャパシタC1〜C4をそれぞれ配設した場合、あるいは第2接続装置15の各切換スイッチB1〜B4と定電流源12の基準電位との間にそれぞれキャパシタC5〜C8を配設した場合のいずれかの装置においては、第1プローブP1〜P4が導体パターンE1〜E4に接触不良の場合、第1プローブP1〜P4と導体パターンE1〜E4間の静電容量により、みかけ上の全体静電容量が小さくなるので、時刻T1で電位が急激に立ち上がり、瞬時に開放電圧V0にまで到達する。この電位の立ち上がり状態を検出することにより、第1プローブP1〜P4の接触状態を検出することができる。
この電位の立ち上がり状態から第1プローブP1〜P4の接触不良を検出したら、再度、第1プローブP1〜P4の接触位置、姿勢等を調整すればよい。
所定時間t12、t31、t14、tuについては、プリント基板の電気特性に合わせた最適な時間を設定することができ、その調整により、導体パターンE1〜E4の一端の電位変位量の変化をより速く確実に検出でき、速く正確な基板検査を実施することができる。
また、キャパシタC1〜C4,C5〜C8の静電容量についても、プリント基板の電気特性に合わせた最適な値を設定することにより、導体パターンE1〜E4の一端の電位変位量の変化をより速く確実に検出でき、速く正確な基板検査を実施することができる。
Claims (7)
- プリント基板に形成された導体パターンに対して電気信号を印加し、導体パターンの良否を検査するプリント基板の電気検査装置において、前記導体パターンの一端に接触される第1プローブと、前記導体パターンの他端に絶縁体を介して配置される第2プローブと、定電流源と、前記定電流源に前記第1プローブを接続するための第1接続装置と、前記定電流源の基準電位に対する前記第2プローブの電気的接続状態を変化させるための第2接続装置と、前記定電流源の基準電位に対する前記第1プローブの電位を計測するための計測回路とを備えることを特徴とするプリント基板検査装置。
- 前記第2プローブと前記第2接続装置との間、または前記第2プローブと前記定電流源の基準電位との間のいずれか、または両方に、所定の静電容量を持つキャパシタが接続されていることを特徴とする請求項1記載のプリント基板検査装置。
- 前記第1プローブを前記第1接続装置を介して前記定電流源の基準電位に接続するための第3接続装置を有することを特徴とする請求項1又は2記載のプリント基板検査装置。
- 前記プリント基板の前記導体パターンに対して絶縁体を介して接触される導体板が前記定電流源の基準電位に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のプリント基板検査装置。
- 導体パターンの一端に直接第1プローブを接触させ、前記導体パターンの他端に絶縁体を介して第2プローブを配置し、時刻T1に、前記第1プローブに定電流源から電流を流すことを開始し、時刻T1から所定の時間t12経過した時刻T2に、前記定電流源の基準電位に対する前記第2プローブの電気的接続状態を変化させ、その変化時の前記定電流源の基準電位に対する前記第1プローブの電位の計測結果から前記導体パターンの良否を判定することを特徴とするプリント基板検査方法。
- 前記定電流源の基準電位に対する前記第2プローブの電気的接続状態が変化した時に、所定の単位時間tu当たりの前記導体パターンの一端の電位変位量が変化した場合に、導体パターンが良品であると判定することを特徴とする請求項5記載のプリント基板検査方法。
- 前記時刻T1から所定の時間t31前の時刻T3に前記第1プローブを前記定電流源の基準電位に接続し、前記時刻T1から所定の時間t14経過し前記時刻T2より前の時刻T4に前記第1プローブと前記基準電位とを遮断状態とすることを特徴とする請求項5又は6記載のプリント基板検査方法。
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