JP5307085B2 - 回路基板検査装置 - Google Patents

回路基板検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5307085B2
JP5307085B2 JP2010162576A JP2010162576A JP5307085B2 JP 5307085 B2 JP5307085 B2 JP 5307085B2 JP 2010162576 A JP2010162576 A JP 2010162576A JP 2010162576 A JP2010162576 A JP 2010162576A JP 5307085 B2 JP5307085 B2 JP 5307085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
capacitance
inspection
pair
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2010162576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010243507A (ja
Inventor
義典 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2010162576A priority Critical patent/JP5307085B2/ja
Publication of JP2010243507A publication Critical patent/JP2010243507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5307085B2 publication Critical patent/JP5307085B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、検査対象の回路基板に形成された導体パターンと基準電極との間の静電容量を測定し、その測定した静電容量に基づいて導体パターンの良否を検査可能に構成された回路基板検査装置に関するものである。
この種の静電容量測定に基づいて導体パターンの良否を検査する回路基板検査装置として、図5(a)に示す回路基板検査装置31が従来から知られている。この回路基板検査装置31は、表面に絶縁フィルム2aが貼付された平板状の基準電極2bを有する電極部2と、接触型の検査用プローブ4,5と、基準電極2bおよび検査対象の導体パターン間の静電容量を測定する測定部6とを備えている。この場合、回路基板検査装置31では、少なくとも2本の検査用プローブ4,5を検査対象の導体パターンにそれぞれ接触させた状態で、図外の切替手段によって各検査用プローブ4,5を測定部6に順次切替え接続して静電容量を測定することにより、検査時間の短縮が図られている。具体的には、同図に示すように、検査対象の回路基板Pを電極部2上に載置した後、回路基板P上の例えば隣接する導体パターン21,22の各端点に検査用プローブ4,5をそれぞれ接触させる。次に、例えば導体パターン21の端点と基準電極2bとの間の静電容量、および導体パターン22の端点と基準電極2bとの間の静電容量を順に測定する。次いで、測定した2つの静電容量と、良品の回路基板から予め吸収した測定容量に基づいて規定された基準容量範囲とを比較する。この場合、測定した両静電容量が共に基準容量範囲内のときには、導体パターン21,22が正常と判別する。一方、測定したいずれかの静電容量が基準容量範囲を外れるときには、その導体パターン21(または22)に、他の導体パターンとの間での短絡、または断線が発生していると判別する。以上の処理によって回路基板Pが検査される。
ところが、従来の回路基板検査装置31には、以下の問題点がある。すなわち、回路基板検査装置31では、検査用プローブ4,5を例えば導体パターン21,22に接触させ、その状態で、両検査用プローブ4,5を測定部に順次切替え接続することによって静電容量を測定している。したがって、検査用プローブ4,5間の静電容量をC1、導体パターン21および基準電極2b間の静電容量をC2、並びに導体パターン22および基準電極2b間の静電容量をC3とした場合、値(C2+C1・C3/(C1+C3))が検査用プローブ4および基準電極2b間の静電容量として測定される。しかし、検査用プローブ5が導体パターン22から外れて回路基板Pの例えばレジスト部分にプロービングされた場合には、測定される検査用プローブ4および基準電極2b間の静電容量がほぼ値Cとなり、本来測定されるべき静電容量よりも低い値となる。したがって、かかる場合には、導体パターン21が正常であるにも拘わらず、断線が発生していると誤って判別される。このため、従来の回路基板検査装置31には、検査対象以外の導体パターンにプロービングされるべき検査用プローブの接触不良に起因して、検査対象の導体パターンに対する検査の信頼性が低下するという問題点がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、静電容量測定による検査の信頼性を向上することが可能な回路基板検査装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の回路基板検査装置は、検査対象の回路基板に形成された導体パターンに接触可能な接触型プローブを少なくとも一対備え、一対の接触型プローブを相互に絶縁されている一対の導体パターンに接触させて各導体パターンおよび基準電極間の静電容量をそれぞれ測定し、その測定した各静電容量に基づいて各導体パターンの良否を検査可能に構成された回路基板検査装置において、各導体パターンにそれぞれ接触させた状態の一対の接触型プローブ間に検査用交流信号を供給すると共にその状態において一対の接触型プローブ間に流れる電流の電流値、供給した検査用交流信号の電圧値、並びに検査用交流信号の電圧位相および電流位相間の位相差の少なくとも1つに基づいて特定される測定パラメータを測定する測定部と、その測定パラメータおよび所定の基準値を比較してその比較結果に基づいて導体パターンに対する一対の接触型プローブの接触状態を判別する判別部とを備え、判別部は、一対の導体パターンに接触させている一対の接触型プローブのうちの1つのプローブを除いた他の接触型プローブと基準電極とを同電位に維持させつつ1つの接触型プローブと基準電極との間に検査用交流信号を供給させて1つの接触型プローブと基準電極との間についての静電容量を測定部に測定させ、測定させた静電容量に基づいて各導体パターンの短絡および絶縁の有無を判別することを特徴とする。
また、請求項2記載の回路基板検査装置は、請求項1記載の回路基板検査装置において、測定部は、測定パラメータとして電流値を測定し、判別部は、測定した電流値と所定の基準値としての基準電流値とを比較して比較結果を得ることを特徴とする。
さらに、請求項3記載の回路基板検査装置は、請求項1記載の回路基板検査装置において、測定部は、測定パラメータとして一対の接触型プローブ間の静電容量を測定し、判別部は、測定した静電容量と所定の基準値としての基準容量とを比較して比較結果を得ることを特徴とする。
また、請求項4記載の回路基板検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載の回路基板検査装置において、一対の接触型プローブを移動させる移動機構と、移動機構を駆動制御する制御部とを備え、制御部は、判別部によって一対の接触型プローブが非接触状態と判別されたときに移動機構を駆動制御することにより一対の接触型プローブに対して再プロービングを行うことを特徴とする。
請求項1記載の回路基板検査装置によれば、判別部が、測定部によって測定された測定パラメータおよび所定の基準値を比較してその比較結果に基づいて導体パターンに対する一対の接触型プローブの接触状態を判別することにより、接触型プローブに接触不良が生じている状態での検査を回避することができるため、静電容量測定による検査の信頼性を向上させることができる。
また、請求項2記載の回路基板検査装置によれば、測定部が一対の接触型プローブ間を流れる電流値を測定パラメータとして測定することにより、接触型プローブの接触不良を短時間で判別することができる
さらに、請求項3記載の回路基板検査装置によれば、測定部が、測定パラメータとして一対の接触型プローブ間の静電容量を測定することにより、二端子法で測定パラメータを測定することができるため、回路基板検査装置を簡易に構成することができる結果、装置のコストを高騰させることなく、静電容量測定による検査の信頼性を向上させることができる。
また、請求項4記載の回路基板検査装置によれば、一対の接触型プローブを移動させる移動機構と、移動機構を駆動制御する制御部とを備え、制御部が、判別部によって一対の接触型プローブが非接触状態と判別されたときに移動機構を駆動制御して一対の接触型プローブに対して再プロービングを行うことにより、接触不良に起因して中断することなく静電容量測定による検査を継続させることができる。
本発明の実施の形態に係る回路基板検査装置1の構成を示す構成図である。 (a),(b)は、回路基板検査装置1による検査用プローブ4,5の接触状態を検査する際の説明図である。 (a),(b)は、回路基板検査装置1による導体パターン23,24についての断線・短絡検査を行う際の説明図である。 (a),(b)は、回路基板検査装置1による検査用プローブ4,5の接触状態を検査する際の説明図である。 (a)は、回路基板検査装置1,31による導体パターン21,22についての断線・短絡検査を行う際の説明図、(b)は、回路基板検査装置1による導体パターン21,22についての断線・短絡検査を行う際の説明図である。
以下、添付図面を参照して、回路基板検査装置の実施の形態について説明する。
最初に、回路基板検査装置1の構成について、図1を参照して説明する。なお、従来の回路基板検査装置31と同一の構成要素については同一の符号を付して重複した説明を省略する。
同図に示すように、回路基板検査装置1は、電極部2、移動機構3a,3b、接触型の検査用プローブ4,5、測定部6、切替部7、制御部8、RAM9およびROM10を備えて構成されている。この場合、電極部2は、表面に絶縁フィルム2aが貼付された平板状の基準電極2bを有し検査対象の回路基板Pを載置可能に構成されている。また、移動機構3a,3bには、プローブ固定具4a,5aを介して検査用プローブ4,5が取り付けられた状態で基準電極部2の上方に配設されている。測定部6は、後述するように、検査用プローブ4(または5)および基準電極2b間の静電容量や、検査用プローブ4,5間の静電容量などを測定する。切替部7は、制御部8の制御下で検査用プローブ4,5と測定部6との接続を切り替えるスイッチ11〜14を備えて構成されている。制御部8は、本発明における判別部および制御部として機能し、測定部6によって測定された静電容量などの測定値に基づく回路基板Pに対する検査処理や、移動機構3a,3bの駆動制御などを実行する。RAM9は、良品回路基板から予め吸収した検査用基準データ、および制御部8の演算結果などを一時的に記憶する。ROM10は、制御部8の動作プログラムを記憶する。
一方、図2,4に示すように、検査対象の回路基板Pには、導体パターン21〜24を初めとする数多くの導体パターンが形成されている。この場合、例えば、導体パターン24は、回路基板Pの裏面側に形成されたグランドパターン25に接続されている。
次に、回路基板検査装置1による検査処理について、各図を参照して説明する。
最初に、検査処理の概要について説明すると、この回路基板検査装置1では、回路基板Pの良否判別に際して、一対の検査用プローブ4,5を、相互に絶縁されている一対の導体パターンに接触させた状態で、その各導体パターンおよび基準電極2b間の静電容量をそれぞれ測定し、その測定した各静電容量に基づいて導体パターンの良否を検査する。また、回路基板検査装置1では、各導体パターンおよび基準電極2b間の静電容量の測定に先立ち、検査用プローブ4,5と導体パターンとの接触状態を検査し、検査用プローブ4,5と導体パターンとが非接触状態と判別したときには、検査用プローブ4,5に対して再プロービングを行った後に、上記した静電容量測定による導体パターンの良否検査を実行する。
具体的には、まず、導体パターンの形成面を上向きにして回路基板Pを電極部2の上に載置する。次に、制御部8が、移動機構3a,3bを制御して、図4(a)に示すように、検査用プローブ4,5を例えば導体パターン21,22にそれぞれ接触させる。次いで、制御部8は、切替部7の各スイッチ11〜14を切替制御することにより、各接点cを各接点aに接続する。これにより、検査用プローブ4,5が切替部7を介して測定部6にそれぞれ接続される。続いて、測定部6は、検査信号として交流電圧を両検査用プローブ4,5間に供給すると共に、両検査用プローブ4,5間に流れる電流を測定する。次いで、供給した交流電圧の電圧値と、測定した電流値と、電圧位相および電流位相間の位相差とに基づいて特定される両導体パターン21,22間の静電容量Cを測定する。
この際に、図4(a)に示すように、検査用プローブ4,5の両者が導体パターン21,22に正常に接触しているときには、値(C1+C2・C3/(C2+C3))が静電容量Cとして測定される。一方、同図(b)に示すように、例えば検査用プローブ5が導体パターン22に非接触状態のときには、値(C1+C2・C3/(C2+C3))よりも十分に小さい値C4が静電容量Cとして測定される。したがって、制御部8は、その両導体パターン21,22に予め対応させられている検査用基準データとしての基準容量を下回る静電容量Cが測定されたときには、検査用プローブ4,5の少なくとも一方に接触不良が発生していると判別する。この際に、制御部8は、移動機構3a,3bを駆動制御して、検査用プローブ4,5を僅かに移動させた後、導体パターン21,22に検査用プローブ4,5を再度接触させる。つまり、再プロービングを行う。次いで、制御部8は、再プロービングした状態において、上記した接触状態の検査を再度実行する。
一方、制御部8は、検査用プローブ4,5の両者が導体パターン21,22に正常に接触していると判別したときには、切替部7の各スイッチ11,12を切替制御することにより、各接点cを各接点bに接続する。これにより、図5(a)に示すように、検査用プローブ4および基準電極2bが測定部6にそれぞれ接続される。次に、測定部6が、検査信号として交流電圧を検査用プローブ4および基準電極2b間に印加して、検査用プローブ4および基準電極2b間の静電容量Cを測定する。この際に、値(C2+C1・C3/(C1+C3))の静電容量Cが測定される。次いで、制御部8は、測定された静電容量CとRAM9から読み出した検査用基準データとを比較することにより、導体パターン21についての短絡および絶縁の有無を判別する。具体的には、制御部8は、測定された静電容量Cが導体パターン21に予め対応させられている検査用基準データとしての基準容量の下限値を下回るときには、導体パターン21に断線が発生していると判別し、測定された静電容量Cが基準容量の上限値を上回るときには、導体パターン21と他の導体パターンとの間に短絡が発生していると判別し、下限値から上限値の範囲内のときには、導体パターン21が正常と判別する。
次に、制御部8は、切替部7のスイッチ12を切替制御することにより、接点cを接点aに接続する。これにより、図5(b)に示すように、検査用プローブ5および基準電極2bが測定部6にそれぞれ接続される。次に、測定部6が、検査信号を検査用プローブ5および基準電極2b間に印加すると共に、検査用プローブ5および基準電極2b間の静電容量Cを測定する。この際に、値(C3+C1・C2/(C1+C2))の静電容量Cが測定される。次いで、制御部8は、測定された静電容量Cが導体パターン22に予め対応させられている検査用基準データとしての基準容量の下限値を下回るときには、導体パターン22に断線が発生していると判別し、測定された静電容量Cが基準容量の上限値を上回るときには、導体パターン22と他の導体パターンとの間に短絡が発生していると判別し、下限値から上限値の範囲内のときには、導体パターン22が正常と判別する。
続いて、導体パターン23,24についての断線・短絡検査を実行する。この際には、制御部8は、移動機構3a,3bを駆動制御して、図2(a)に示すように、検査用プローブ4,5を導体パターン23,24にそれぞれ接触させる。次いで、制御部8は、切替部7の各スイッチ11〜14を切替制御して各接点cを各接点aに接続した後、両検査用プローブについての接触状態の検査を実行する。この場合、同図(a)に示すように、検査用プローブ4,5の両者が導体パターン23,24に正常に接触しているときには、値(C12+C11)が静電容量Cとして測定される。なお、両検査用プローブ4,5間の静電容量をC11とし、検査用プローブ4および導体パターン25間の静電容量をC12とする。
一方、図2(b)に示すように、例えば検査用プローブ5が導体パターン24に非接触の状態のときには、値(C12+C11)よりも十分に小さい値C4が静電容量Cとして測定される。したがって、制御部8は、その両導体パターン23,24に予め対応させられている検査用基準データとしての基準容量を下回る静電容量Cが測定されたときには、検査用プローブ4,5の少なくとも一方に接触不良が発生していると判別する。この際にも、制御部8は、移動機構3a,3bを駆動制御して、検査用プローブ4,5を僅かに移動させた後、導体パターン23,24に検査用プローブ4,5を再度接触させ、その状態において、上記した接触状態の検査を再度実行する。
また、制御部8は、検査用プローブ4,5の両者が導体パターン23,24に正常に接触していると判別したときには、切替部7の各スイッチ11,12,14を切替制御することにより、各接点cを各接点bに接続する。これにより、図3(a)に示すように、検査用プローブ4および基準電極2bが測定部6にそれぞれ接続されると共に、検査用プローブ5(他の接触型プローブ)が基準電極2bと同電位に接続される。次に、測定部6が、検査信号として交流電圧を検査用プローブ4(1つの接触型プローブ)および基準電極2b間に印加して、検査用プローブ4および基準電極2b間の静電容量Cを測定する。この際に、値(C11+C12)の静電容量Cが測定される。次いで、制御部8は、測定された静電容量CとRAM9から読み出した検査用基準データとを比較することにより、上記した導体パターン21,22についての短絡および絶縁の有無判別と同様にして、導体パターン23についての短絡および絶縁の有無を判別する。
次に、制御部8は、切替部7のスイッチ12,14を切替制御することにより、接点cを接点aに接続し、スイッチ13を切替制御することにより、接点cを接点bに接続する。これにより、図3(b)に示すように、検査用プローブ5および基準電極2bが測定部6にそれぞれ接続されると共に、検査用プローブ4が基準電極2bと同電位に接続される。次に、測定部6が、検査信号を検査用プローブ5および基準電極2b間に印加して、検査用プローブ5および基準電極2b間の静電容量Cを測定する。この場合、導体パターン25および基準電極2b間の静電容量をC13とすれば、値(C11+C12+C13)の静電容量Cが測定される。次いで、制御部8は、上記した導体パターン21,22についての短絡および絶縁の有無判別と同様にして、導体パターン23についての短絡および絶縁の有無を判別する。以上のように、各導体パターン21〜24についての短絡絶縁検査に先立って検査用プローブ4,5と各導体パターンとの接触状態を判別することにより、検査用プローブ4,5に接触不良が生じている状態での検査を回避することができるため、短絡絶縁検査に対する信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記した発明の実施の形態に限定されない。例えば、回路基板検査装置1では、検査用プローブ4,5間の静電容量を本発明における測定パラメータとして測定し、その静電容量と基準容量とを比較することにより、導体パターン21〜24についての短絡および絶縁の有無を判別しているが、両検査用プローブ4,5間を流れる交流電流の値を測定し、その電流値と基準電流値と比較することによって導体パターン21〜24についての短絡および絶縁の有無を判別することもできる。ただし、この構成を採用した場合、測定自体を短時間で行うことができる利点があるが、検査用プローブ4(または5)と導体パターンとの間の接触抵抗の大きさによって電流値が変動することに起因して測定精度が低下するおそれがある。また、接触抵抗の影響をなくすためには、四端子法によって電流値を測定する必要がある。これに対して、測定パラメータとして検査用プローブ4,5間の静電容量を測定することで、二端子法で測定できるため、回路基板検査装置1を簡易に構成することができる。
また、回路基板検査装置1では、本発明における判別部と制御部とを一体化した構成を採用しているが、両者を別個の回路で構成することができるのは勿論である。さらに、本発明の実施の形態では、本発明における基準電極として電極部2の基準電極2bを用いた例について説明したが、例えば、検査対象の回路基板Pにおいて広い面積を有するグランドパターンや電源パターンなどを基準電極として用いることもできる。
1 回路基板検査装置
2b 基準電極
3a,3b 移動機構
4,5 検査用プローブ
6 測定部
7 切替部
8 制御部
21〜24 導体パターン
C1〜C4,C11〜13 静電容量
P 回路基板

Claims (4)

  1. 検査対象の回路基板に形成された導体パターンに接触可能な接触型プローブを少なくとも一対備え、当該一対の接触型プローブを相互に絶縁されている一対の前記導体パターンに接触させて当該各導体パターンおよび基準電極間の静電容量をそれぞれ測定し、その測定した各静電容量に基づいて当該各導体パターンの良否を検査可能に構成された回路基板検査装置において、
    前記各導体パターンにそれぞれ接触させた状態の前記一対の接触型プローブ間に検査用交流信号を供給すると共にその状態において当該一対の接触型プローブ間に流れる電流の電流値、当該供給した検査用交流信号の電圧値、並びに当該検査用交流信号の電圧位相および電流位相間の位相差の少なくとも1つに基づいて特定される測定パラメータを測定する測定部と、その測定パラメータおよび所定の基準値を比較してその比較結果に基づいて前記導体パターンに対する前記一対の接触型プローブの接触状態を判別する判別部とを備え
    前記判別部は、前記一対の導体パターンに接触させている前記一対の接触型プローブのうちの1つのプローブを除いた他の接触型プローブと前記基準電極とを同電位に維持させつつ当該1つの接触型プローブと当該基準電極との間に前記検査用交流信号を供給させて当該1つの接触型プローブと当該基準電極との間についての前記静電容量を前記測定部に測定させ、当該測定させた静電容量に基づいて当該各導体パターンの短絡および絶縁の有無を判別することを特徴とする回路基板検査装置。
  2. 前記測定部は、前記測定パラメータとして前記電流値を測定し、前記判別部は、前記測定した電流値と前記所定の基準値としての基準電流値とを比較して前記比較結果を得ることを特徴とする請求項1記載の回路基板検査装置。
  3. 前記測定部は、前記測定パラメータとして前記一対の接触型プローブ間の静電容量を測定し、前記判別部は、前記測定した静電容量と前記所定の基準値としての基準容量とを比較して前記比較結果を得ることを特徴とする請求項1記載の回路基板検査装置。
  4. 前記一対の接触型プローブを移動させる移動機構と、当該移動機構を駆動制御する制御部とを備え、当該制御部は、前記判別部によって前記一対の接触型プローブが非接触状態と判別されたときに前記移動機構を駆動制御することにより前記一対の接触型プローブに対して再プロービングを行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の回路基板検査装置。
JP2010162576A 2010-07-20 2010-07-20 回路基板検査装置 Expired - Lifetime JP5307085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010162576A JP5307085B2 (ja) 2010-07-20 2010-07-20 回路基板検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010162576A JP5307085B2 (ja) 2010-07-20 2010-07-20 回路基板検査装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000197430A Division JP2002014134A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 回路基板検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010243507A JP2010243507A (ja) 2010-10-28
JP5307085B2 true JP5307085B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=43096640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010162576A Expired - Lifetime JP5307085B2 (ja) 2010-07-20 2010-07-20 回路基板検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5307085B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5910262B2 (ja) * 2012-04-10 2016-04-27 日本電産リード株式会社 部品内蔵基板の検査方法
JP2019124671A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 浜松ホトニクス株式会社 検査装置及び検査方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4565966A (en) * 1983-03-07 1986-01-21 Kollmorgen Technologies Corporation Method and apparatus for testing of electrical interconnection networks
GB8820042D0 (en) * 1988-08-24 1988-09-28 Bath Scient Ltd Circuit testing
GB8824272D0 (en) * 1988-10-17 1988-11-23 Bath Scient Ltd Testing electrical circuits
JP3155311B2 (ja) * 1991-09-26 2001-04-09 アジレント・テクノロジー株式会社 微小電流計および微小電流測定方法
US5402072A (en) * 1992-02-28 1995-03-28 International Business Machines Corporation System and method for testing and fault isolation of high density passive boards and substrates
US5696451A (en) * 1992-03-10 1997-12-09 Hewlett-Packard Co. Identification of pin-open faults by capacitive coupling
JP3056943B2 (ja) * 1994-04-05 2000-06-26 株式会社住友金属エレクトロデバイス セラミック基板の配線パターン検査方法
JP3362638B2 (ja) * 1997-07-08 2003-01-07 株式会社村田製作所 アレー型コンデンサの絶縁抵抗測定方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010243507A (ja) 2010-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101101848B1 (ko) 터치패널 검사장치
JP2002014134A (ja) 回路基板検査装置
TWI512308B (zh) 檢測裝置及檢測方法
JP5290697B2 (ja) 基準データ作成方法および回路基板検査装置
JP5307085B2 (ja) 回路基板検査装置
JP4607295B2 (ja) 回路基板検査装置
JP4219489B2 (ja) 回路基板検査装置
JP4582869B2 (ja) 回路基板検査装置
JP6095735B2 (ja) プリント基板検査装置及び検査方法
JP2001242211A (ja) 回路基板検査装置
JP5523202B2 (ja) 絶縁検査装置
JP2006200973A (ja) 回路基板検査方法およびその装置
US11372024B2 (en) Probe card test apparatus
JP6918659B2 (ja) 回路基板検査装置
JP5485012B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
JP5323502B2 (ja) 基板検査装置および基板検査方法
JP6633949B2 (ja) 基板検査装置及び基板検査方法
JP5420303B2 (ja) 回路基板検査装置および回路基板検査方法
CN103543374A (zh) 基板检查装置及基板检查方法
JP2006071567A (ja) プローブの接触状態判別方法、回路基板検査方法および回路基板検査装置
JP6647811B2 (ja) 電気的接続装置及び検査方法
JP2006113009A (ja) 回路基板検査装置
JP7245042B2 (ja) 回路基板検査装置
JP2002014135A (ja) 回路基板検査方法および回路基板検査装置
JP4369002B2 (ja) 回路基板検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100819

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121227

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5307085

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term