JP5290697B2 - 基準データ作成方法および回路基板検査装置 - Google Patents

基準データ作成方法および回路基板検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、検査対象の回路基板が複数面付けされた多面付け基板を検査する際に使用される基準データを作成する基準データ作成方法、およびその基準データ作成方法を実行可能に構成された回路基板検査装置に関するものである。
この種の基準データ作成方法として、本願出願人は、下記特許文献1に開示された基準データ作成方法を既に提案している。この基準データ作成方法は、検査対象とする1つの回路基板について、この回路基板に形成された導体パターン上に規定された複数の測定ポイントのすべてについての基準データを測定して記憶する。具体的には、測定ポイント毎に、測定ポイントの静電容量を仮測定して測定レンジを最適化する処理と、最適化された測定レンジで測定ポイントの浮遊容量値を測定する処理と、測定ポイントの静電容量値を測定する処理と、測定した静電容量値から浮遊容量値を差し引き、この差分を測定ポイントの正規の静電容量値として記憶する処理(取得処理)とを実行する。次いで、取得した静電容量値の良否を、例えば例えば断線短絡検査などを実行して回路基板の各導体パターンについての良否を判別することによってチェックして、この回路基板の各導体パターンが良のとき(異常がないとき)には、記憶されている静電容量値を基準データとする。一方、この回路基板の各導体パターンが不良のとき(異常があるとき)には、記憶されている静電容量値を破棄すると共に、新たな回路基板についての上記の静電容量値の測定を、回路基板の各導体パターンが良と判別されるまで回路基板を交換しつつ繰り返すことで、基準データを作成する。
ところで、検査対象の回路基板には、同種のものが複数面付けされた形態(多面付け基板の形態)で検査されるものも存在している。ここで、上記の基準データ作成方法をこの複数の回路基板の基準データ作成に適用する場合には、複数の回路基板のうちの1つの回路基板について、上記の基準データ作成方法を適用してこの1つの回路基板に規定された各測定ポイントについての静電容量値を測定する処理と、この1つの回路基板の各導体パターンについての良否を判別する処理とを、回路基板の各導体パターンが良と判別されるまで、1つの多面付け基板の中で回路基板を変更しながら繰り返すことにより、基準データを作成することになる。
特開2003−14807号公報(第5−6頁、第1図)
ところが、この上記の基準データ作成方法、すなわち、1つの回路基板に規定された各測定ポイントについての静電容量値を測定する処理と、この1つの回路基板の各導体パターンについての良否を判別する処理とを、回路基板の各導体パターンが良と判別されるまで、回路基板を変更しながら繰り返すという基準データ作成方法には、各導体パターンが極めて微細なパターンで構成されているなどの事情によって回路基板の歩留まりが良くない場合(導体パターンが不良となる回路基板の存在する確率が小さくない場合)には、各導体パターンが良であると判別されるまでに回路基板の変更が何度か発生することになるため、基準データの作成までに時間がかかるという解決すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、多面付け基板に含まれる回路基板についての基準データの作成に要する時間を短縮し得る基準データ作成方法および回路基板検査装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の基準データ作成方法は、検査対象となる同種の回路基板が複数面付けされた多面付け基板における当該各回路基板に形成された複数の導体パターンについての良否を検査する際に測定する当該各導体パターンおよび基準電極間の各対電極間静電容量との比較に使用される基準データを作成する基準データ作成方法であって、移動機構によって独立して移動させられるn個(nは2以上の整数)のプローブを用いて前記複数の回路基板のうちのn個の回路基板に対して前記対電極間静電容量の測定を並行して実行し、前記対電極間静電容量を測定した前記n個の回路基板についての前記各導体パターンの良否を判別し、前記導体パターンのすべてが良であると判別された前記回路基板が存在しているときには、当該回路基板で測定された前記対電極間静電容量に基づいて前記基準データを作成する。
また、請求項2記載の基準データ作成方法は、請求項1記載の基準データ作成方法において、前記各導体パターンの良否を判別するに際して、前記n個のプローブを2個ずつ使用して前記n個の回路基板のうちの複数の回路基板に対して前記導体パターンの断線短絡検査を並行して実行することにより、当該各導体パターンの良否を判別する。
また、請求項3記載の基準データ作成方法は、請求項1または2記載の基準データ作成方法において、前記導体パターンのすべてが良であると判別された前記回路基板が複数存在しているときには、当該各回路基板で測定された前記対電極間静電容量の前記導体パターン毎の平均値を算出して、当該算出値に基づいて前記基準データを作成する。
請求項4記載の回路基板検査装置は、接触型のn個(nは2以上の整数)のプローブと、前記各プローブを独立して移動させる移動機構と、検査対象となる同種の回路基板が複数面付けされた多面付け基板における当該各回路基板に対して、前記移動機構を制御して当該回路基板に形成された複数の導体パターンの各々に前記n個のプローブのうちの対応するプローブを接触させ、かつ当該各導体パターンおよび基準電極間の各対電極間静電容量を測定すると共に当該測定した各対電極間静電容量を基準データと比較して当該各導体パターンについての良否を検査する検査処理を並行して実行する処理部とを備えた回路基板検査装置であって、前記処理部は、前記n個のプローブを用いて前記複数の回路基板のうちのn個の回路基板に対して、前記対電極間静電容量を測定する測定処理を並行して実行し、かつ当該対電極間静電容量を測定した前記各導体パターンの良否を判別する良否判別処理を実行すると共に、当該良否判別処理において当該導体パターンのすべてが良であると判別された前記回路基板が存在しているときに当該回路基板で測定された前記対電極間静電容量に基づいて前記基準データを作成して設定する基準データ設定処理とを実行する。
また、請求項5記載の回路基板検査装置は、請求項4記載の回路基板検査装置において、前記処理部は、前記良否判別処理において、前記n個の回路基板のうちの複数の回路基板に対して、前記プローブを2個ずつ使用して前記導体パターンの断線短絡検査を並行して実行することにより、当該各導体パターンの良否を判別する。
また、請求項6記載の回路基板検査装置は、請求項4または5記載の回路基板検査装置において、前記処理部は、前記基準データ設定処理において、前記導体パターンのすべてが良であると判別された前記回路基板が複数存在しているときには、当該各回路基板で測定された前記対電極間静電容量の前記導体パターン毎の平均値を算出して、当該算出値に基づいて前記基準データを作成する。
請求項1記載の基準データ作成方法および請求項4記載の回路基板検査装置では、面付けされた複数の回路基板のうちのプローブと同数(n個)の回路基板に対して静電容量の並行測定処理を実行して、回路基板毎の各導体パターンについての対電極間静電容量を測定し、この対電極間静電容量の測定を行った各回路基板の良否を判別し、対電極間静電容量の測定を行ったすべての導体パターンが良であると判別された回路基板が存在しているときには、この回路基板で測定された対電極間静電容量に基づいて基準データを作成する。したがって、この基準データ作成方法およびこの方法を実行する回路基板検査装置によれば、多面付けされた回路基板についての対電極間静電容量の測定を1個の回路基板ずつ順次実行する構成とは異なり、基準データの作成に要する時間を大幅に短縮することができる。
また、請求項2記載の基準データ作成方法および請求項5記載の回路基板検査装置によれば、各回路基板についての各導体パターンの良否を判別するに際して、n個のプローブを2個ずつ使用して、対電極間静電容量を測定したn個の回路基板のうちの複数の回路基板に対して導体パターンの断線短絡の検査を並行して実行することにより、各導体パターンの良否を判別する時間を短縮することができ、ひいては基準データの作成に要する時間をさらに短縮することができる。
また、請求項3記載の基準データ作成方法および請求項6記載の回路基板検査装置によれば、導体パターンのすべてが良であると判別された回路基板が複数存在しているときには、各回路基板で測定された対電極間静電容量の平均値を算出して基準データを作成することにより、より高精度の基準データを作成することができる。
以下、本発明に係る基準データ作成方法および回路基板検査装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、この基準データ作成方法を実施する回路基板検査装置1の構成について、図面を参照して説明する。
回路基板検査装置1は、図1に示すように、基準電極2、n個(nは2以上の整数。本例では一例として、n=4)のプローブ3a,3b,3c,3d(以下、特に区別しないときには「プローブ3」ともいう)、移動機構4、計測部5、処理部6、記憶部7および出力部8を備え、図1,2に示すように、基準電極2上に載置された1つの多面付け基板11における複数(本例では一例として16個)の同種の回路基板12(12a,12b,・・・,12p)に形成された各導体パターン13についての基準データDrの作成処理(基準データ作成処理)と、この基準データDrを用いた検査処理とを実行可能に構成されている。なお、図2では、回路基板12dについてのみ導体パターン13を示しているが、他のすべての回路基板12についても回路基板12dと同一の導体パターン13が形成されている。なお、同種の回路基板12とは、互いの対応する導体パターン13の位置、平面形状、および接続状態がすべて同一のものをいう。
基準電極2は、導電性材料を用いて、一例として平板状に形成されて、基準電位(本例ではグランド電位)Gに規定されている。また、基準電極2における多面付け基板11が載置される表面には、多面付け基板11と基準電極2との絶縁を確保するための絶縁フィルム2aが貼り付けられている。各プローブ3は、接触型プローブであって、基準電極2における絶縁フィルム2aの貼付面側に配設されている。また、各プローブ3a〜3dは、それぞれケーブル14a,14b,14c,14d(以下、特に区別しないときには「ケーブル14」ともいう)を介して計測部5(具体的には計測部5の後述する接続切換部21)に接続されている。移動機構4は、処理部6によって制御されて、基準電極2における絶縁フィルム2aの貼付面側において、各プローブ3を独立して(個別に)3次元的に移動させる。
計測部5は、接続切換部21、容量検出部22および抵抗検出部23を備えている。この場合、接続切換部21は、4本のケーブル14を介して各プローブ3と接続され、4本(プローブ3と同数)のケーブル15a,15b,15c,15d(以下、特に区別しないときには「ケーブル15」ともいう)を介して容量検出部22と接続され、かつ4本(プローブ3と同数)のケーブル16a,16b,16c,16d(以下、特に区別しないときには「ケーブル16」ともいう)を介して抵抗検出部23と接続されている。また、接続切換部21は、複数の切換スイッチ(不図示)を備え、処理部6によって制御されて、内部の各切換スイッチの接続状態を、容量検出状態および抵抗検出状態のいずれか一方の検出状態に設定可能となっている。
この場合、容量検出状態とは、プローブ3aに接続されたケーブル14aに対して、ケーブル15aが接続され、かつ同様にしてケーブル14bに対してケーブル15bが接続され、ケーブル14cに対してケーブル15cが接続され、ケーブル14dに対してケーブル15dが接続された状態をいう。また、抵抗検出状態とは、一例として、プローブ3a,3bに接続されたケーブル14a,14bに対して抵抗検出部23からのケーブル16a,16bがそれぞれ接続され、かつプローブ3c,3dに接続されたケーブル14c,14dに対して抵抗検出部23からのケーブル16c,16dがそれぞれ接続された状態をいう。
容量検出部22は、4つ(プローブ3と同数)の容量測定器(不図示)を備え、処理部6によって制御されて、各ケーブル15と基準電位(グランド電位)Gとの間の静電容量を任意のタイミングで測定可能に構成されている。具体的には、各容量測定器は、各ケーブル15のうちの対応する1本のケーブル15にそれぞれ接続されて、対応するケーブル15と基準電位Gとの間に測定用信号(例えば定電流信号)を出力しつつ、対応するケーブル15と基準電位Gとの間に発生する電圧信号を測定して、両信号の振幅および位相差に基づいて、対応するケーブル15と基準電位Gとの間の静電容量をそれぞれ独立して測定して出力する。抵抗検出部23は、2つ(プローブ3の数の半分)の抵抗測定器(不図示)を備え、処理部6によって制御されて、一対のケーブル16a,16b間の抵抗値と、一対のケーブル16c,16d間の抵抗値とを任意のタイミングで測定可能に構成されている。具体的には、1つの抵抗測定器は、各ケーブル16a,16bに接続されて、各ケーブル16a,16b間の抵抗値を2端子法によって測定して出力し、他の1つの抵抗測定器は、各ケーブル16c,16dに接続されて、各ケーブル16c,16d間の抵抗値を2端子法によって測定して出力する。
処理部6は、CPUを備えて構成されて、記憶部7に記憶されている動作プログラムに従って作動して、基準データ作成処理および検査処理とを実行する。記憶部7は、RAMおよびROM(いずれも図示せず)を備え、処理部6のための動作プログラム、多面付け基板11における各回路基板12の各導体パターン13の両端部に予め規定された測定ポイントP(図2参照)の位置データDp、および各導体パターン13の設計データDdが予め記憶されると共に、処理部6によって作成された基準データDrを記憶する。出力部8は、一例として表示装置で構成されて、処理部6が実行した検査処理の結果を表示する。
次に、回路基板検査装置1の動作と併せて基準データ作成方法について、図面を参照して説明する。なお、多面付け基板11は、絶縁フィルム2a上に予め載置されているものとする。
回路基板検査装置1の作動状態において、処理部6は、まず、図3に示す基準データ作成処理50を開始する。この処理では、処理部6は、最初に、面付けされた複数の回路基板12のうちのプローブ3と同数(n=4)の回路基板12に対する静電容量の並行測定処理を実行する(ステップ51)。
具体的には、処理部6は、接続切換部21に対する制御を実行して、接続切換部21を容量検出状態に移行させる。これにより、接続切換部21を介して各ケーブル14に、対応するケーブル15が接続された状態となる。次いで、処理部6は、記憶部7からプローブ3と同数(4個)の回路基板12(一例として、回路基板12a,12b,12e,12f)についての測定ポイントP(容量検出用の測定ポイント)の位置データDpを読み出すと共に、移動機構4を制御して、この4つの回路基板12a,12b,12e,12fにおける目標とする測定ポイントPに、対応するプローブ3a,3b,3c,3dを並行して移動させて接触させる。この場合、処理部6は、導体パターン13の各端部に規定された2つの測定ポイントPのうちの予め決められた一方の位置データDpを容量検出用の測定ポイントPとして、その位置データDpを読み出す。
続いて、処理部6は、容量検出部22を制御して、各ケーブル15と基準電位Gとの間の静電容量を測定させる。この場合、容量検出部22に接続された各ケーブル15a,15b,15c,15dは、接続切換部21、対応するケーブル14a,14b,14c,14d、およびプローブ3a,3b,3c,3dを介して、各回路基板12a,12b,12e,12fに形成された導体パターン13と1つの測定ポイントPにおいて電気的に接続されるため、容量検出部22によって測定される静電容量は、各回路基板12a,12b,12e,12fに形成された導体パターン13と、基準電位Gに規定された基準電極2との間に形成される対電極間静電容量となる。処理部6は、容量検出部22から出力される静電容量(対電極間静電容量)を入力すると共に、この対電極間静電容量を、導体パターン13に対応させて回路基板12毎に記憶部7に記憶させる。
処理部6は、各回路基板12の測定ポイントを変えながら上記動作を繰り返すことにより、記憶部7に記憶されている各回路基板12のすべての導体パターン13についての対電極間静電容量の測定を並行して実行する。これにより、記憶部7には、各回路基板12a,12b,12e,12fについてのすべての導体パターン13と基準電極2との間の対電極間静電容量が、回路基板12毎に記憶される。これにより、静電容量の並行測定処理が完了する。
次いで、処理部6は、静電容量の並行測定処理を実行した4個の回路基板12a,12b,12e,12fに対して導体パターン13についての断線短絡の並行検査処理を実行する(ステップ52)。この処理では、1つの導体パターン13に対する断線の検査に際しては、その両端部に規定された2つの測定ポイントPに同時にプローブ3を接触させる必要があり、また1つの導体パターン13に対する短絡の検査に際しては、この導体パターン13の1つの測定ポイントPと、この導体パターン13に近接する他の1つの導体パターン13の1つの測定ポイントPとに同時にプローブ3を接触させる必要がある。このため、この断線短絡の検査に際しては、1つの導体パターン13の検査において2本のプローブ3が必要となる。したがって、処理部6は、4個の回路基板12a,12b,12e,12fに対して2個ずつ並行して断線短絡の検査を実行する。
具体的には、この処理では、処理部6は、まず、回路基板12に形成されているすべての導体パターン13の中から、断線短絡の検査が必要な導体パターン13を選択する。本例では一例として、処理部6は、記憶部7に記憶されている各導体パターン13の設計データDdに基づき、パターン切れ(断線)の発生し易い単独の導体パターン13(例えば幅が所定値以下の幅狭な導体パターン13)、およびパターンブリッジ(短絡)の発生し易い導体パターン13対(互いの最短距離が所定距離以下の隣接する2つの導体パターン13)を選択して、検査対象の導体パターン13として記憶部7に記憶させる。また、静電容量の並行測定処理で測定した対電極間静電容量が極端に小さいためにパターン切れ(断線)が発生しているおそれのある単独の導体パターン13、および対電極間静電容量が極端に大きいために隣接する導体パターン13との間でパターンブリッジ(短絡)が発生しているおそれのある導体パターン13対についても同様にして、検査対象の導体パターン13として選択して記憶部7に記憶させる。この場合、記憶部7に記憶されている測定ポイントPの位置データDpに基づき、単独の導体パターン13については、その両端部に規定された一対の測定ポイントPの位置データDpを記憶し、導体パターン13対については、各導体パターン13について一つずつ測定ポイントPを特定して、その位置データDp(合計2つの測定ポイントPの位置データDp)を対応させて記憶する。
次いで、処理部6は、接続切換部21に対する制御を実行して、接続切換部21を抵抗検出状態に移行させる。これにより、接続切換部21を介して、各ケーブル14に、対応するケーブル16が接続された状態となる。次いで、処理部6は、記憶部7に検査対象の導体パターン13として記憶されている単独の導体パターン13および導体パターン13対のうちの1つを実施対象として選択すると共に、この実施対象の導体パターン13に対応させて記憶部7に記憶させた一対の測定ポイントP(抵抗検出用の測定ポイント)の位置データDpを記憶部7から読み出す。続いて、処理部6は、読み出した2つの位置データDpに基づいて移動機構4を制御して各プローブ3を並行して移動させることにより、プローブ3a,3bの組については回路基板12aにおける実施対象の導体パターン13についての一対の測定ポイントPに移動させて接触させると共に、他のプローブ3c,3dの組については回路基板12bにおける実施対象の導体パターン13についての一対の測定ポイントPに、プローブ3a,3bと並行して移動させて接触させる。
続いて、処理部6は、計測部5の抵抗検出部23に対して制御を行って、一対のケーブル16a,16b間の抵抗値と、一対のケーブル16c,16d間の抵抗値とを並行して測定させる。この場合、抵抗検出部23を構成する1つの抵抗測定器に接続されたケーブル16a,16bは、接続切換部21、対応するケーブル14a,14b、およびプローブ3a,3bを介して、実施対象の導体パターン13に規定された一対の測定ポイントP(単独の導体パターン13の両端部に規定された一対の測定ポイントP、または隣接する2つの導体パターン13にそれぞれ規定された1つの測定ポイントP(合計2つの測定ポイントP))に電気的にそれぞれ接続される。また、抵抗検出部23を構成する他の抵抗測定器に接続されたケーブル16c,16dも、上記したケーブル16a,16bと同様にして、接続切換部21、対応するケーブル14c,14d、およびプローブ3c,3dを介して、実施対象の導体パターン13に規定された一対の測定ポイントPに電気的にそれぞれ接続される。このため、抵抗検出部23を構成する各抵抗測定器で測定される抵抗値は、単独の導体パターン13についてはそのパターン抵抗となり、導体パターン13対については隣接する2つの導体パターン13間の絶縁抵抗となる。処理部6は、抵抗検出部23から出力される2つの抵抗値を入力すると共に、この各抵抗値を、実施対象の導体パターン13に対応させて回路基板12a,12b毎に記憶部7に記憶させる。処理部6は、実施対象の導体パターン13を変えながら、断線短絡についての検査が必要であるとして選択して記憶部7に記憶されているすべての導体パターン13(単独の導体パターン13および導体パターン13対)についての抵抗値の測定および記憶部7への記憶を、回路基板12a,12bに対して並行して実施する。これにより、記憶部7には、選択されたすべての導体パターン13の抵抗値が、回路基板12a,12bに短時間で記憶される。
その後、処理部6は、残りの回路基板12e,12fに対しても回路基板12a,12bと同様にして、断線短絡の検査が必要であるとして選択して記憶部7に記憶させたすべての導体パターン13(単独の導体パターン13および導体パターン13対)についての抵抗値の測定および記憶部7への記憶を並行して実施する。これにより、断線短絡の並行検査処理が完了する。
続いて、処理部6は、良品の存否判別処理を実行する(ステップ53)。この処理では、処理部6は、静電容量の並行測定処理を実行した4つの回路基板12a,12b,12c,12dが良品であるか否かを記憶部7に記憶させた抵抗値に基づいて判別する。具体的には、処理部6は、断線短絡の検査が必要であるとして選択して記憶部7に記憶させたすべての導体パターン13のうち、単独の導体パターン13については、測定された抵抗値が予め規定された基準抵抗値以下のときにはパターン切れ(断線)が生じていない(正常)と判別し、基準抵抗値を超えているときには断線が生じている(異常)と判別する。また、処理部6は、導体パターン13対については、測定された抵抗値が予め規定された基準抵抗値以下のときにはパターンブリッジ(短絡)が生じている(異常)と判別し、基準抵抗値を超えているときには短絡が生じていない(正常)と判別する。
各回路基板12においては、断線短絡の検査が必要であるとして選択して記憶部7に記憶させた導体パターン13以外の導体パターン13については正常である可能性が極めて高いとみなすことができることから、処理部6は、断線短絡についての検査が必要であるとして選択して記憶部7に記憶させた導体パターン13のすべてが正常であると判別した回路基板12については、すべての導体パターン13は正常である、すなわち良品の回路基板12であると判別する。一方、断線短絡についての検査が必要であるとして選択して記憶部7に記憶させた導体パターン13のうちの少なくとも1つが異常であると判別した回路基板12については、不良の回路基板12であると判別する。処理部6は、このようにして行った判別結果を、各回路基板12a,12b,12c,12dに対応させて記憶部7に記憶する。これにより、良品の存否判別処理が完了する。
次いで、処理部6は、記憶部7に記憶させた良品の存否判別処理の結果に基づいて、回路基板12a,12b,12c,12dの中に良品が有るか否かを判別し(ステップ54)、無いときには、静電容量の並行測定処理を実行していない残りの回路基板12のうちから他のn個(本例では4個)の回路基板12を選択して(ステップ55)、上記ステップ51に移行する。処理部6は、このステップ51〜ステップ55を、ステップ54において、良品の回路基板12が有ると判別するまで繰り返し実行する。したがって、回路基板12a,12b,12c,12dの中に良品が無い場合には、次に回路基板12c,12d,12g,12hを選択してステップ51〜ステップ55を実行し、さらにこの中にも良品が無い場合には、回路基板12i,12j,12m,12nの組、回路基板12k,12l,12o,12pの組というように順次選択する回路基板12を変更して、ステップ51〜ステップ55を実行する。多面付け基板11に面付けされたすべての回路基板12が良品で無い場合には、多面付け基板11自体を新たなものに交換して、基準データ作成処理50を再度最初から実行する必要があるが、通常は、いずれかの回路基板12が良品となる。このため、処理部6は、いずれかの時点でステップ54において良品の回路基板12が有ると判別し、続いて、良品の回路基板12が複数有るか否かを判別する(ステップ56)。
このステップ56での判別の結果、良品の回路基板12が1個であるときには、処理部6は、記憶部7に記憶されているこの回路基板12の各測定ポイントについての対電極間静電容量を基準データDrとして記憶部7に記憶させる基準データ設定処理を実行する(ステップ58)。一方、ステップ56での判別の結果、良品の回路基板12が複数存在していたときには、処理部6は、すべての良品の回路基板12における対応する測定ポイントについての対電極間静電容量の平均値を算出して(ステップ57)、ステップ58での基準データ設定処理において、基準データDrとして記憶部7に記憶させる。これにより、基準データ作成処理50が完了する。
次に、処理部6は、基準データ作成処理50において記憶部7に記憶させた基準データDrを用いて検査処理を実行する。
この検査処理では、処理部6は、まず、面付けされた複数の回路基板12のうちのプローブ3と同数(n個。本例では4個)の回路基板12に対して上記した静電容量の並行測定処理を実行して、各回路基板12に形成された各導体パターン13についての対電極間静電容量を並行して測定して記憶部7に記憶させる。また、処理部6は、この静電容量の並行測定処理を、n個の回路基板12を変更しつつ各回路基板12に対して並行して実行することにより、多面付け基板11に面付けされたすべての回路基板12の導体パターン13についての対電極間静電容量を測定して記憶部7に記憶させる。次いで、処理部6は、各回路基板12に対する検査を、記憶部7から読み出した回路基板12の導体パターン13についての対電極間静電容量と、同じく記憶部7から読み出した対応する基準データDrとを比較することによって並行して実行して、その結果を各回路基板12に対応させて記憶部7に記憶させる。最後に、記憶部7は、記憶部7に記憶させた各回路基板12についての検査結果を出力部8に出力する。これにより、1つの多面付け基板11に対する検査処理が完了する。
このように、この基準データ作成方法およびこの方法を実行する回路基板検査装置1では、面付けされた複数の回路基板12のうちのプローブ3と同数(n個)の回路基板12に対して静電容量の並行測定処理を実行して、回路基板12毎の各導体パターン13についての対電極間静電容量を測定し、この対電極間静電容量の測定を行った各回路基板12の良否を判別し、対電極間静電容量の測定を行ったすべての導体パターン13が良であると判別された回路基板12が存在しているときには、この回路基板12で測定された対電極間静電容量に基づいて基準データDrを作成する。したがって、この基準データ作成方法およびこの方法を実行する回路基板検査装置1によれば、多面付けされた回路基板12についての対電極間静電容量の測定を1個の回路基板12ずつ順次実行する構成とは異なり、基準データDrの作成に要する時間を大幅に短縮することができる。
また、この基準データ作成方法およびこの方法を実行する回路基板検査装置1によれば、各回路基板12についての各導体パターン13の良否を判別するに際して、n個のプローブ3を2個ずつ使用して、対電極間静電容量を測定したn個の回路基板12のうちの複数の回路基板12に対して導体パターン13の断線短絡の検査を並行して実行することにより、各導体パターン13の良否を判別する時間を短縮することができ、ひいては基準データDrの作成に要する時間をさらに短縮することができる。
また、この基準データ作成方法およびこの方法を実行する回路基板検査装置1によれば、導体パターン13のすべてが良であると判別された回路基板12が複数存在しているときには、各回路基板12で測定された対電極間静電容量の平均値を算出して基準データDrを作成することにより、より高精度の基準データDrを作成することができる。
なお、本発明は、上記した本発明の実施の形態に示した構成に限定されない。例えば、導体パターン13のすべてが良であると判別された回路基板12が複数存在しているときでも、平均値を算出せずに、いずれか1つの回路基板12についての対電極間静電容量を基準データDrとして記憶部7に記憶する構成とすることもでき、これによって、平均値を算出する処理を省くことができるため、基準データDrの作成までに要する時間を一層短縮することができる。
回路基板検査装置1の構成図である。 基準電極2上に多面付け基板11が載置された状態の基準電極2の平面図である。 基準データ作成方法のフローチャートである。
符号の説明
1 回路基板検査装置
2 基準電極
2a 絶縁フィルム
3 プローブ
4 移動機構
5 計測部
6 処理部
11 多面付け基板
12 回路基板
13 導体パターン
Dr 基準データ

Claims (6)

  1. 検査対象となる同種の回路基板が複数面付けされた多面付け基板における当該各回路基板に形成された複数の導体パターンについての良否を検査する際に測定する当該各導体パターンおよび基準電極間の各対電極間静電容量との比較に使用される基準データを作成する基準データ作成方法であって、
    移動機構によって独立して移動させられるn個(nは2以上の整数)のプローブを用いて前記複数の回路基板のうちのn個の回路基板に対して前記対電極間静電容量の測定を並行して実行し、
    前記対電極間静電容量を測定した前記n個の回路基板についての前記各導体パターンの良否を判別し、
    前記導体パターンのすべてが良であると判別された前記回路基板が存在しているときには、当該回路基板で測定された前記対電極間静電容量に基づいて前記基準データを作成する基準データ作成方法。
  2. 前記各導体パターンの良否を判別するに際して、前記n個のプローブを2個ずつ使用して前記n個の回路基板のうちの複数の回路基板に対して前記導体パターンの断線短絡検査を並行して実行することにより、当該各導体パターンの良否を判別する請求項1記載の基準データ作成方法。
  3. 前記導体パターンのすべてが良であると判別された前記回路基板が複数存在しているときには、当該各回路基板で測定された前記対電極間静電容量の前記導体パターン毎の平均値を算出して、当該算出値に基づいて前記基準データを作成する請求項1または2記載の基準データ作成方法。
  4. 接触型のn個(nは2以上の整数)のプローブと、前記各プローブを独立して移動させる移動機構と、検査対象となる同種の回路基板が複数面付けされた多面付け基板における当該各回路基板に対して、前記移動機構を制御して当該回路基板に形成された複数の導体パターンの各々に前記n個のプローブのうちの対応するプローブを接触させ、かつ当該各導体パターンおよび基準電極間の各対電極間静電容量を測定すると共に当該測定した各対電極間静電容量を基準データと比較して当該各導体パターンについての良否を検査する検査処理を並行して実行する処理部とを備えた回路基板検査装置であって、
    前記処理部は、前記n個のプローブを用いて前記複数の回路基板のうちのn個の回路基板に対して、前記対電極間静電容量を測定する測定処理を並行して実行し、かつ当該対電極間静電容量を測定した前記各導体パターンの良否を判別する良否判別処理を実行すると共に、当該良否判別処理において当該導体パターンのすべてが良であると判別された前記回路基板が存在しているときに当該回路基板で測定された前記対電極間静電容量に基づいて前記基準データを作成して設定する基準データ設定処理とを実行する回路基板検査装置。
  5. 前記処理部は、前記良否判別処理において、前記n個の回路基板のうちの複数の回路基板に対して、前記プローブを2個ずつ使用して前記導体パターンの断線短絡検査を並行して実行することにより、当該各導体パターンの良否を判別する請求項4記載の回路基板検査装置。
  6. 前記処理部は、前記基準データ設定処理において、前記導体パターンのすべてが良であると判別された前記回路基板が複数存在しているときには、当該各回路基板で測定された前記対電極間静電容量の前記導体パターン毎の平均値を算出して、当該算出値に基づいて前記基準データを作成する請求項4または5記載の回路基板検査装置。
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