JP4833766B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測定対象体についての電気的パラメータを測定可能に構成された測定装置に関するものである。
プリント基板上に形成された配線パターンの良否を検査する検査回路として、特許3332120号公報に開示された検査回路が知られている。この検査回路は、電圧/電流印加回路、電流測定回路、切り換え回路等を備えて、例えば、プリント基板上に形成された配線パターンに対する2端子法による導通・非導通の検査を実行可能に構成されている。また、この検査回路では、プリント基板上に形成された配線パターンに複数のプローブの先端部を接触させた状態において、電流を出力するプローブおよび電流を入力するプローブを切り替えることにより、検査対象としての1つまたは複数の配線パターンを任意に選択することが可能となっている。
一方、測定対象体に対する測定を4端子法で実行する装置として、特開2006−38791号公報に開示されたプローバ装置が知られている。このプローバ装置は、4端子測定用の4本のプローバ針を有するプローブ部を複数備えて構成されている。このプローバ装置では、例えば、半導体ウェハ上の複数の素子に各プローブ部をそれぞれ対応させて各素子の電極に各プローブ部のプローバ針を同時に接触させた状態において、測定素子選択信号によって各プローブ部のうちの1つが選択されて、そのプローブ部に対応する素子に対して測定が実行される。このため、このプローバ装置では、測定素子選択信号の出力を制御することで、測定対象の素子を順次切り替えて測定することが可能となっている。
特許3332120号公報(第3−4頁、第1図) 特開2006−38791号公報(第7−10頁、第2図)
ところが、上記の検査回路および上記のプローバ装置には、以下の問題点がある。すなわち上記の検査回路では、プリント基板上に形成された配線パターンに対して2端子法による検査を実行している。しかしながら、2端子法による抵抗値測定においては、一般的に、電流出力用の導線と電圧(電流)測定用の導線とが共用されるため、その導線の抵抗に起因して高精度の抵抗値測定が困難である。したがって、2端子法による測定(検査)を行う上記の検査回路では、例えば、回路基板に実装された素子の抵抗値を高精度に測定するのは困難である。これに対して、上記したプローバ装置では、導線の抵抗の影響を低減可能な4端子法による測定を行うため、素子の抵抗値等を高精度に測定することが可能となっている。しかしながら、このプローバ装置では、一度に測定可能な素子が1つに限定されている。このため、このプローバ装置では、例えば、素子に対する単なる導通・非導通の検査のように、高精度の測定値までは要求されない測定であって、測定効率の向上のために複数の素子に対して同時に行うのが好ましいときであっても、各素子に対して個別に測定を行う必要がある。したがって、このプローバ装置には、この種の測定を効率的に行うのが困難であるという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、高精度な測定および高効率な測定の双方を行い得る測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、接触端子を介して測定対象体の被接触部に出力される測定用信号を生成する電源部と、前記測定用信号の出力によって前記被接触部に生じる電圧を前記接触端子を介して入力して検出する電圧検出部と、前記電源部における一対の出力端子にそれぞれ接続されて前記測定用信号が供給される一対の第1導電体と、前記電圧検出部における一対の入力端子にそれぞれ接続可能な一対の第2導電体と、前記接触端子と前記各導電体との接続を切り替える第1切り替え部と、前記各導電体と前記電圧検出部の前記各入力端子との接続を切り替える第2切り替え部と、前記両切り替え部を制御する制御部と、前記測定対象体についての電気的パラメータを前記電圧に基づいて測定する測定部とを備えた測定装置であって、前記制御部は、前記両切り替え部を制御することにより、2つの前記接触端子を対にした接触端子対が1つの前記測定対象体における一対の前記被接触部にそれぞれ接触している状態において当該各接触端子対の各々における一方の前記各接触端子と前記一対の第1導電体とをそれぞれ接続させかつ当該各々における他方の前記各接触端子と前記一対の第2導電体とをそれぞれ接続させると共に前記電圧検出部の前記一対の入力端子と当該一対の第2導電体とをそれぞれ接続させる第1接続処理、および前記接触端子対が複数の前記測定対象体における前記各被接触部にそれぞれ接触している状態において前記各接触端子対のうちの2つを除く当該各接触端子対の各々における一方の前記各接触端子と前記一対の第2導電体のいずれかとをそれぞれ接続させることによって当該各測定対象体を直列接続させかつ当該直列接続された各測定対象体の両端に位置する各被接触部にそれぞれ接触している前記2つの接触端子対の各々におけるいずれか一方の前記各接触端子と前記一対の第1導電体とをそれぞれ接続させると共に前記電圧検出部の前記一対の入力端子と当該一対の第1導電体とをそれぞれ接続させる第2接続処理を実行可能に構成され、前記測定部は、前記第1接続処理後において前記1つの測定対象体についての前記電気的パラメータを4端子法によって測定すると共に、前記第2接続処理後において前記直列接続された複数の測定対象体についての前記電気的パラメータを2端子法によって測定する。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記接触端子および前記測定対象体が互いに接離する方向に沿って当該接触端子および当該測定対象体の少なくとも一方を移動させる移動機構を備え、前記測定部は、前記移動機構による移動によって前記接触端子が接触された前記測定対象体についての前記電気的パラメータを測定する。
請求項1記載の測定装置によれば、制御部が第1接続処理および第2接続処理を実行し、測定部が第1接続処理後において1つの測定対象体についての電気的パラメータを4端子法によって測定すると共に、第2接続処理後において直列接続された複数の測定対象体についての電気的パラメータを2端子法によって測定することにより、例えば、測定対象体についての電気的パラメータを高精度で測定する必要があるときには制御部に対して第1接続処理を実行させると共に、測定部に対してその電気的パラメータを4端子法によって測定させることができる。また、例えば、測定対象体に対する単なる導通・非導通による良否検査のように、高精度の測定値までは要求されない測定を行う際には、複数の測定対象体を直列接続することによってこれらの測定対象体の電気的パラメータを一括して一度に測定することができる。このため、数多くの測定対象体の電気的パラメータを測定する際に、各測定対象体についての電気的パラメータを1つずつ測定する方法と比較して、全ての測定対象体についての電気的パラメータの測定を短時間で行うことができる。したがって、この測定装置によれば、高精度な測定および高効率な測定の双方を測定の目的に応じて任意に選択して行うことができる。
また、請求項2記載の測定装置によれば、接触端子および測定対象体が互いに接離する方向に沿って接触端子および測定対象体の少なくとも一方を移動させる移動機構を備えたことにより、移動機構を用いて複数の接触端子を複数の測定対象体に同時に接触させることができる。このため、その状態を維持したままで各接触端子と各導電体との接続を切り替えることで各測定対象体に対する電気的パラメータの測定を連続して行うことができる。
以下、本発明に係る測定装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す測定装置1は、本発明に係る測定装置の一例であって、例えば、回路基板100における複数の素子101(本発明における測定対象体の一例:同図では2つの素子101a,101bのみを図示している)の抵抗R(本発明における電気的パラメータの一例)を4端子法および2端子法の2種類の測定方法で測定可能に構成されている。具体的には、測定装置1は、プローブユニット2、移動機構3および本体部4を備えて構成されている。
プローブユニット2は、図1に示すように、複数のプローブ21(同図では4本のプローブ21a〜21dのみを図示している)を備えて、各プローブ21が所定の配列パターンで本体部に配設(植設)されて構成されている。この場合、各プローブ21は、プローブユニット2を回路基板100に近接させたときに、素子101の端部201(本発明における被接触部)にプローブ21の先端部が接触するようにその配設パターンが規定されている。また、プローブ21は、円筒状の接触端子31aと、接触端子31aに対して絶縁された状態で接触端子31a内に配設された接触端子31b(以下、接触端子31a,31bを区別しないときには「接触端子31」ともいう)とを備えて、2つの接触端子31を対にした状態(本発明における「接触端子対」にした状態)で両接触端子31を端部201に接触させることが可能に構成されている。移動機構3は、後述する制御部16の制御に従い、図示しない載置台に載置された回路基板100の各素子101とプローブユニット2の各プローブ21とが互いに接離する方向に沿ってプローブユニット2を移動させることにより、各素子101における各端部201とプローブ21(接触端子31)の先端部とを接触および離反させる。
本体部4は、図1に示すように、電源部11、電圧検出部12、4本の導線13a〜13d(以下、区別しないときには「導線13」ともいう)、第1切り替え部14、第2切り替え部15および制御部16を備えて構成されている。電源部11は、測定用の電流Im(本発明における測定用信号の一例)を生成可能に構成されている。この場合、電源部11によって生成された電流Imは、導線13a,13bおよびプローブユニット2のプローブ21を介して供給されて、回路基板100における素子101の端部201,201(本発明における被接触部)間を流れる。
電圧検出部12は、例えばA/D変換回路(図示せず)を備えて構成され、電流Imの出力によって回路基板100における素子101の端部201,201間に生じる電圧Vを入力して検出すると共に、その電圧Vを示す電圧データDvを生成する。導線13a,13bは、本発明における第1導電体に相当し、電源部11における一対の出力端子11a,11bにそれぞれ接続されて、電源部11によって生成された電流Imを素子101に供給する。導線13c,13dは、本発明における第2導電体に相当し、第2切り替え部15によって電圧検出部12における一対の入力端子12a,12bに接続される。
第1切り替え部14は、制御部16の制御に従い、プローブユニット2における各プローブ21の各接触端子31と各導線13との接続を切り替える。第2切り替え部15は、制御部16の制御に従い、各導線13と電圧検出部12の各入力端子12a,12bとの接続を切り替える。この場合、第1切り替え部14および第2切り替え部15としては、リレー、フォトモスおよびアナログスイッチ等の各種の接続手段を用いることができる。
制御部16は、第1接続処理および第2接続処理を実行する。具体的には、制御部16は、第1接続処理において、第1切り替え部14を制御することにより、図1に示すように、各素子101の中から選択された1つの素子101の端部201,201にそれぞれ接触している一対のプローブ21,21の各々における一方の接触端子31(例えば、接触端子31a)と各導線13a,13bとをそれぞれ接続させると共に、その一対のプローブ21,21の各々における他方の各接触端子31(例えば、接触端子31b)と各導線13c,13dとをそれぞれ接続させる。また、制御部16は、第1接続処理において、第2切り替え部15を制御することにより、同図に示すように、電圧検出部12の各入力端子12a,12bと導線13c,13dとを接続させる。
また、制御部16は、第2接続処理において、第1切り替え部14を制御することにより、図3に示すように、回路基板100の各素子101の中から選択された複数の素子101(例えば、同図に示す2つの素子101c,101d)における各端部201,201・・にそれぞれ接触しているプローブ21,21・・(例えば、同図に示すプローブ21e〜21h)のうちの2つのプローブ21,21(例えば、プローブ21e,21h)を除く他のプローブ21,21・・(この例では、プローブ21f,21g)の各々における一方の各接触端子31(例えば、接触端子31b)と導線13c(本発明における「一対の第2導電体のいずれか」に相当する)とをそれぞれ接続させることによって各素子101を直列接続させる。また、制御部16は、直列接続させた各素子101の両端に位置する素子101(この例では、素子101c,101d)の各端部201,201にそれぞれ接触している上記の2つのプローブ21,21(この例では、プローブ21e,21h)の各々におけるいずれか一方の接触端子31(例えば、接触端子31a)と各導線13a,13bとをそれぞれ接続させる。さらに、制御部16は、第2接続処理において、第2切り替え部15を制御することにより、同図に示すように、電圧検出部12の各入力端子12a,12bと導線13a,13bとを接続させる。
また、制御部16は、移動機構3によるプローブユニット2の移動を制御する。さらに、制御部16は、本発明における測定部として機能し、電圧検出部12から出力された電圧データDvに基づいて回路基板100における素子101の抵抗Rを算出(測定)する。
次に、測定装置1を用いて回路基板100における素子101の抵抗Rを測定する方法および素子101の導通・非導通を検査する方法について、図面を参照して説明する。
まず、図外の操作部を操作して、測定を開始させる。この際に、制御部16が、移動機構3を制御してプローブユニット2を例えば下向き(プローブ21と回路基板100の素子101とが互いに近接する方向)に移動させる。この際に、図1に示すように、プローブユニット2における各プローブ21の各接触端子31a,31bが回路基板100における各素子101の端部201,201にそれぞれ接触する。また、電源部11が測定用の電流Imを生成する。
ここで、この測定装置1では、4端子法および2端子法の2種類の測定方法による測定が可能となっている。この場合、例えば、回路基板100における各素子101の抵抗Rを測定する際には、操作部を操作して、測定方法として「4端子法」を選択する。これに応じて、制御部16は、第1接続処理を実行する。この第1接続処理では、制御部16は、予め規定された測定順序に従い、回路基板100における各素子101の中から、1つの素子101(例えば、図1に示す素子101a)を選択する。
次いで、制御部16は、第1切り替え部14を制御することにより、図1に示すように、素子101aの端部201,201にそれぞれ接触しているプローブ21a,21bの各々における一方の接触端子31(この例では、接触端子31a)と各導線13a,13bとをそれぞれ接続させると共に、プローブ21a,21bの各々における他方の接触端子31(この例では、接触端子31b)と各導線13c,13dとをそれぞれ接続させる。また、制御部16は、第2切り替え部15を制御することにより、電圧検出部12の各入力端子12a,12bと導線13c,13dとをそれぞれ接続させる。
この際に、図1に破線で示すように、電源部11によって生成された電流Imが導線13a,13bによって供給されて、プローブ21a,21bの接触端子31a,31aを介して素子101aの端部201,201に出力される。また、電圧検出部12が、電流Imの出力によって素子101aの端部201,201間に生じる電圧Vをプローブ21a,21bの接触端子31b,31bおよび導線13c,13dを介して入力して検出すると共に、その電圧Vを示す電圧データDvを生成する。続いて、制御部16は、電流Imの電流値、および電圧データDvで示される電圧Vに基づいて素子101aの抵抗Rを算出(測定)すると共に、算出した抵抗Rを示す抵抗データDrを生成して図外の記憶部に記憶させる。
次に、制御部16は、上記した測定順序に従い、次の素子101(例えば、図2に示す素子101b)を選択する。次いで、制御部16は、上記と同様にして第1切り替え部14を制御することにより、同図に示すように、素子101bの端部201,201にそれぞれ接触しているプローブ21c,21dの各々における各接触端子31a,31aと導線13a,13bとをそれぞれ接続させると共に、プローブ21c,21dの各々における各接触端子31b,31bと導線13c,13dとをそれぞれ接続させる。また、制御部16は、第2切り替え部15を制御することにより、電圧検出部12の各入力端子12a,12bと導線13c,13dとを接続させる。
この際に、図2に破線で示すように、電流Imが導線13a,13bによって供給されて、プローブ21c,21dの接触端子31a,31aを介して素子101bの端部201,201に出力される。また、電圧検出部12が、電流Imの出力によって素子101bの端部201,201間に生じる電圧Vをプローブ21c,21dの接触端子31b,31bおよび導線13c,13dを介して入力して検出すると共に、その電圧Vを示す電圧データDvを生成する。続いて、制御部16は、電流Imの電流値、および電圧データDvで示される電圧Vに基づいて素子101bの抵抗Rを算出すると共に、抵抗Rを示す抵抗データDrを生成して記憶部に記憶させる。以下、制御部16は、上記した動作と同様にして、回路基板100における全ての素子101についての抵抗Rを算出してそれらの抵抗データDrを記憶部に記憶させる。これにより、回路基板100の各素子101についての抵抗Rの測定が終了する。
次に、例えば、図3に示す他の回路基板100(なお、上記の回路基板100であってもよい)における各素子101に対する良否検査(例えば導通・非導通の検査)を行う際には、操作部を操作して、測定方法として「2端子法」を選択する。これに応じて、制御部16は、第2接続処理を実行する。この第2接続処理では、制御部16は、予め規定された測定順序に従い、回路基板100における各素子101の中から、複数の素子101(例えば、同図に示す素子101c,101d)を選択する。
次いで、制御部16は、第1切り替え部14を制御することにより、図3に示すように、例えば、素子101c,101dの各端部201,201・・にそれぞれ接触しているプローブ21e〜21hのうちの2つのプローブ21e,21hを除く他のプローブ21f,21gの各々における一方の各接触端子31(この例では、接触端子31b)と導線13c(導線13dであってもよい)とをそれぞれ接続させることによって素子101c,101dを直列接続させる。また、制御部16は、第1切り替え部14を制御することにより、直列接続させた素子101c,101dの両端に位置する端部201,201(同図における左右両側の端部201,201)にそれぞれ接触している上記の2つのプローブ21e,21hの各々におけるいずれか一方の接触端子31(この例では、接触端子31a)と各導線13a,13bとをそれぞれ接続させる。また、制御部16は、第2切り替え部15を制御することにより、電圧検出部12の各入力端子12a,12bと導線13a,13bとを接続させる。
この際に、図3に破線で示すように、プローブ21f,21gと導線13cとの接続によって直列接続された素子101c,101dに対して、電流Imが導線13a,13bおよびプローブ21e,21hを介して出力される。また、電圧検出部12が、電流Imの出力によって素子101cの端部201と素子101dの端部201との間に生じる電圧Vをプローブ21e,21hおよび導線13a,13bを介して入力して検出すると共に、その電圧Vを示す電圧データDvを生成する。続いて、制御部16は、電流Imの電流値、および電圧データDvで示される電圧Vに基づいて、直列接続された素子101c,101dについての抵抗Rを算出すると共に、算出した抵抗Rを示す抵抗データDrを生成して図外の記憶部に記憶させる。
以下、制御部16は、上記した動作と同様にして、回路基板100における全ての素子101を少なくとも2つずつ直列接続してその素子101,101についての抵抗Rを測定する処理を順次行う。この場合、この測定装置1では、第2接続処理によって各素子101を2つ以上直列接続して、両素子101についての抵抗Rを一度に測定するため、各素子101についての抵抗Rを1つずつ測定する方法と比較して、回路基板100における全ての素子101についての抵抗Rの測定を短時間で行うことが可能となっている。
次に、制御部16は、例えば、抵抗データDrに基づく抵抗Rと所定の基準値とを比較することによってその素子101,101についての良否を検査する。この場合、制御部16は、抵抗データDrに基づく抵抗Rが所定の基準値に対して所定の範囲内のときには、各素子101が良品と判別し、所定の範囲よりも小さいときには、各素子101のいずれかがショート(導通)しており不良品と判別し、所定の範囲よりも大きいいときには、各素子101のいずれかが断線(非導通)しており不良品と判別して、例えば図外の表示部にその検査結果を表示させる。これにより、回路基板100の各素子101についての良否検査が終了する。
このように、この測定装置1によれば、制御部16が、第1接続処理と第2接続処理とを実行すると共に、第1接続処理後において1つの素子101についての抵抗Rを4端子法によって測定すると共に、第2接続処理後において複数の素子101についての抵抗Rを2端子法によって測定することにより、例えば、素子101についての抵抗Rを高精度で測定する必要があるときには制御部16に対して第1接続処理を実行させると共に抵抗Rを4端子法によって測定させることができる。また、例えば、素子101に対する単なる導通・非導通による良否検査のように、高精度の測定値までは要求されない測定を行う際には、複数の素子101を直列接続することによってこれらの素子101の抵抗Rを一括して一度に測定することができる。このため、数多くの素子101の抵抗Rを測定する際に、各素子101についての抵抗Rを1つずつ測定する方法と比較して、全ての素子101についての抵抗Rの測定を短時間で行うことができる。したがって、この測定装置1によれば、高精度な測定および高効率な測定の双方を測定の目的に応じて任意に選択して行うことができる。
また、この測定装置1によれば、プローブ21と素子101とが互いに接離する方向に沿ってプローブユニット2を移動させる移動機構3を備えたことにより、移動機構3を用いて複数のプローブ21を素子101に同時に接触させることができる。このため、その状態を維持したままで各接触端子31と導線13との接続を切り替えることで回路基板100の各素子101に対する抵抗Rの測定や良否検査を連続して行うことができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、第2接続処理において2つの素子101を直列接続する例について上記したが、図4に示すように、素子101a〜101cの各端部201,201・・にそれぞれ接触しているプローブ21a〜21fのうちの2つのプローブ21a,21fを除く他のプローブ21b,21cの各々における一方の各接触端子31(この例では、接触端子31b)と導線13c(本発明における「一対の第2導電体のいずれか」に相当する)とを接続し、プローブ21a〜21fのうちの4つのプローブ21a,21b,21c,21fを除くさらに他のプローブ21d,21eの各々における一方の各接触端子31(この例では、接触端子31b)と導線13d(本発明における「一対の第2導電体のいずれか」に相当する)とを接続させることによって3つの素子101a〜101fを直列接続して、これらの素子101についての抵抗Rを一括して一度に測定する構成を採用することもできる。また、上記した導線13a〜13dに加えて、素子101を直列接続するための導線をさらに1または複数備えた構成を採用することもできる。この構成によれば、上記した第2接続処理において4つ以上の素子101を直列接続して一括して一度に測定することができる。
さらに、2つの接触端子31a,31bを備えたプローブ21を用いて、各接触端子31を介して電流Imの出力および電圧Vの入力を行う例について上記したが、単一の接触端子を備えると共にこの接続端子に一対の接続用導線が取り付けられたプローブを用いることもできる。この場合、この構成においても、上記した各接触端子31と各導線13との接続切り替えと同様にして各接続用導線と各導線13との接続を切り替えることにより、測定装置1と同様の効果を実現することができる。また、2つの接触端子31a,31bを対にした状態で端部201に接触可能なプローブ21をプローブユニット2に配設した例について上記したが、各接触端子31a,31bが別個独立してプローブユニット2に直接配設された構成を採用することもできる。また、各接触端子31a,31bを個別的に移動させて端部201に接触させる構成を採用することもできる。
さらに、回路基板100における素子101についての抵抗Rを測定する例について上記したが、回路基板100以外の各種の測定対象体についての抵抗Rを測定する場合においても上記と同様の効果を実現することができる。さらに、電気的パラメータとして、抵抗Rに限らず、インダクタンス、容量、およびインピーダンスも測定することができるのは勿論である。また、移動機構3がプローブユニット2を移動させる例について上記したが、回路基板100を移動させることによって回路基板100とプローブ21とを接触させる構成を採用することもできる。
測定装置1の構成を示す構成図である。 第1接続処理を実行した状態を示す構成図である。 第2接続処理を実行した状態を示す構成図である。 3つの素子101を直列接続した状態を示す構成図である。
符号の説明
1 測定装置
2 プローブユニット
3 移動機構
11 電源部
11a,11b 出力端子
12 電圧検出部
12a,12b 入力端子
13a〜13d 導線
14 第1切り替え部
15 第2切り替え部
16 制御部
21a〜21h プローブ
31a,31b 接触端子
101a〜101d 素子
201 端部
Im 電流
R 抵抗
V 電圧

Claims (2)

  1. 接触端子を介して測定対象体の被接触部に出力される測定用信号を生成する電源部と、前記測定用信号の出力によって前記被接触部に生じる電圧を前記接触端子を介して入力して検出する電圧検出部と、前記電源部における一対の出力端子にそれぞれ接続されて前記測定用信号が供給される一対の第1導電体と、前記電圧検出部における一対の入力端子にそれぞれ接続可能な一対の第2導電体と、前記接触端子と前記各導電体との接続を切り替える第1切り替え部と、前記各導電体と前記電圧検出部の前記各入力端子との接続を切り替える第2切り替え部と、前記両切り替え部を制御する制御部と、前記測定対象体についての電気的パラメータを前記電圧に基づいて測定する測定部とを備えた測定装置であって、
    前記制御部は、前記両切り替え部を制御することにより、2つの前記接触端子を対にした接触端子対が1つの前記測定対象体における一対の前記被接触部にそれぞれ接触している状態において当該各接触端子対の各々における一方の前記各接触端子と前記一対の第1導電体とをそれぞれ接続させかつ当該各々における他方の前記各接触端子と前記一対の第2導電体とをそれぞれ接続させると共に前記電圧検出部の前記一対の入力端子と当該一対の第2導電体とをそれぞれ接続させる第1接続処理、および前記接触端子対が複数の前記測定対象体における前記各被接触部にそれぞれ接触している状態において前記各接触端子対のうちの2つを除く当該各接触端子対の各々における一方の前記各接触端子と前記一対の第2導電体のいずれかとをそれぞれ接続させることによって当該各測定対象体を直列接続させかつ当該直列接続された各測定対象体の両端に位置する各被接触部にそれぞれ接触している前記2つの接触端子対の各々におけるいずれか一方の前記各接触端子と前記一対の第1導電体とをそれぞれ接続させると共に前記電圧検出部の前記一対の入力端子と当該一対の第1導電体とをそれぞれ接続させる第2接続処理を実行可能に構成され、
    前記測定部は、前記第1接続処理後において前記1つの測定対象体についての前記電気的パラメータを4端子法によって測定すると共に、前記第2接続処理後において前記直列接続された複数の測定対象体についての前記電気的パラメータを2端子法によって測定する測定装置。
  2. 前記接触端子および前記測定対象体が互いに接離する方向に沿って当該接触端子および当該測定対象体の少なくとも一方を移動させる移動機構を備え、前記測定部は、前記移動機構による移動によって前記接触端子が接触された前記測定対象体についての前記電気的パラメータを測定する請求項1記載の測定装置。
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