JP3155311B2 - 微小電流計および微小電流測定方法 - Google Patents

微小電流計および微小電流測定方法

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信夫 中田
洋一 久保山
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定対象接続判定回
路を備えてなる微小電流計に関し、被測定対象(DU
T)と微小電流計または直流電圧発生手段との接続端子
との接触,非接触を高精度で判定する上記微小電流計
よび微小電流測定方法に関するものである。
【0002】
【技術背景】従来、高抵抗DUTの抵抗値測定におい
て、DUTと電圧源または微小電流計との接触が不十分
であると、該接触部に接触抵抗,静電容量等が生じ、こ
れが測定に表れる。このため、DUTが容量性である場
合、測定に表れるリアクタンスが該DUTの持つ高抵抗
によるものなのか、上記不十分な接触により生じたもの
なのかの判定をすることができない。すなわち、DUT
の抵抗値が極端に大きい場合もあり、この場合には当
然、微小電流計の指示は実質上0である。このため、従
来では、DUTが接続端子と非接触である場合には、抵
抗測定装置はDUTの抵抗値を極端に大きな値として測
定しまう。そこで、DUTの容量に着目し、電圧源とD
UTとが、あるいは微小電流計とDUTとが正常に接触
しているか否かを判定するために次のような測定装置が
提案されている。
【0003】図5はこのような測定装置の回路例を示す
図である。同図の回路では、直流電圧発生手段1′の出
力側に設けた電極G1と、微小電流計2′の入力側に設
けた電極G2との間にDUT3(抵抗Rxと静電容量Cx
との並列接続で示す)が接続される。直流電圧発生手段
1′は、片側端子接地の主直流電源(E)11′と、副
直流電源(Er)12′,抵抗Rrの並列接続回路との直
列接続回路により構成され、副直流電源12′と抵抗R
rとの一方の接続点bは主直流電源11′に、他方の接
続点aは前記電極G1に接続されている。また、副直流
電源12′には直列にスイッチSW1が設けられ、出力
電圧を段階的に変化させることができるように構成され
ている。また、同図の微小電流計2′は、片側端子が接
地され他側端子が前記電極G2に接続された直流電流検
出用抵抗Rsと、該抵抗Rsに並列に接続された2組の電
流検出手段21′と22′とにより構成されている。電
流検出手段21′は電流検出用抵抗Rsの電圧降下を検
出することで、DUT3に流れる直流電流を測定するも
のであり、Rsの両端子間電圧をオペアンプ(A1)2
1′aを介して電圧計(MV)21′bにより検出す
る。電流検出手段22′は電流検出用抵抗Rsの電圧降
下の変化を検出することで、DUT3に流れる微分波形
電流を測定するものであり、該電圧降下変化をコンデン
サCとオペアンプ(A2)22′aとからなる積分回路
と、比較器22′bと、電圧計(Me)22′cとによ
り検出している。
【0004】図5の装置では、スイッチSW1をオフ状
態からオン状態にすることで、直流電圧発生手段1′か
ら接触状態検査用波形(Eとの和であるステップ波形)
を出力し、電流検出手段22′はRsに流れる電流を積
分して検出する。これはステップ状の信号をDUTに与
えることにより得られる微分波形電流を積分することに
よって得られる波形の最終値を測定することによってD
UT3と電極G1,G2との接触を判定するものである。
DUT3が電極G1,G2と接触していないときは微分波
形電流がG1,G2間を流れないので、これを積分した電
流波形の最終値も0となる。なお、実際には電極G1
2間の浮遊容量によりわずかの微分電流が流れる。し
たがって、この最終値を測定,比較することで、DUT
3と電極G1,G2とが接触しているか否かの判定をする
ことができる。
【0005】また、直流電圧発生手段側に上記直流電源
12′及びSW1を必要としない装置として、DUT3
の絶縁抵抗を測定した後の工程でDUT3にチャージさ
れた電荷を放電させ、そのときの電流を測定することに
よってDUTが電圧源および電流源に接触していたか否
かを判定する装置も知られている。図6(A),(B)
は図5とは異なる方式を採用した測定装置を示す回路図
である。この装置では、回路接続を同図(A)から
(B)に変更することで、DUTの抵抗測定の前工程
と、接触判定の後工程とを行う。前工程を行う同図
(A)の回路では、図5の場合と同様、直流電圧発生手
段1の出力側に設けた電極G1と、微小電流計2″の入
力側に設けた電極G2との間にDUT3が接続される。
そして、まず直流電圧発生手段1を構成する片側端子接
地の直流電源(E)1aによりDUT3に直流電圧を印
加する。ことのき、DUT3と電極G1,G2とが接続さ
れていれば容量Cxは充電され、接続されていないけれ
ば容量Cxは充電されない。次に、図6(B)に示すよ
うに回路接続を変更し、後工程を行う。この後工程で
は、直流電流検出用抵抗Rsと電流計4′との直列接続
回路を電極G3,G4間に接続し、Cxの放電電流を検出
することで、前工程で行った抵抗測定が有効であるか否
かを検知する。
【0006】ところが、前記図5の装置では、直流電圧
発生手段1′側と微小電流計2′側の両方に接触判定の
ための回路が必要となり、直流電圧発生手段1′と微小
電流計2′とを別々に選ぶことができず、測定の範囲も
この組合せから可能な範囲に限定されるという不都合が
ある。また、図6(A),(B)の装置では、接触判定
のために充電(絶縁抵抗測定),放電の2段階の工程を
必要とし、さらに接触判定の工程で電極G3又はG4と非
接触になった場合は前工程の測定時に非接触であったと
みなされてしまうという問題がある。
【0007】
【発明の目的】本発明は、直流電圧発生手段側に特別の
回路を設けることなしに容量性高抵抗DUTと直流電圧
発生手段側の接続端子(電極)及び微小電流計側の接続
端子との接触,非接触を判定し、さらに接触判定のため
の接続変更を要しない信頼性の高いDUT接続判定回路
を備えてなる微小電流計および微小電流測定方法を提供
することにある。
【0008】
【発明の概要】本発明の微小電流計は、直流信号源によ
DUT流れる電流経路上に設けられた直流電流検
出用抵抗と、該直流電流検出用抵抗の端子間電圧を測定
する直流電圧測定手段とを有してなる微小電流計におい
て、前記DUTにDUT接続判定用の交流信号を印加す
る交流信号発生源と、前記交流信号発生源により前記D
UTに流れる交流電流の大きさまたは時間変化を測定す
る手段と、を有するDUT接続判定回路を備えてなるこ
とを特徴とする。また、直流信号源によりDUT流れ
る電流経路上に設けられた直流電流検出用抵抗と、該
直流電流検出用抵抗の端子間電圧を測定する直流電圧測
定手段とを有してなる微小電流計において、前記直流電
流検出用抵抗に並列に接続され、前記DUTを接続する
接続端子間にDUT接続判定用の交流信号を選択的に印
加する交流信号発生源と、1次巻線が前記直流電流検出
用抵抗と前記交流信号発生源との並列回路に直列に接続
されたトランスと、前記トランスの2次巻線に接続され
た2次電流検出手段と、を有するDUT接続判定回路を
備えてなることをも特徴とする。さらに、前記2次電流
検出手段が、前記トランスの2次電流信号を電圧信号に
変換する電流/電圧変換器と、該電流/電圧変換器の電
圧出力の大きさまたは時間変化を測定する手段とを有し
てなることをも特徴とする。本発明の微小電流測定方法
は、直流電源からDUTに直流電流を流し、当該DUT
を流れる直流電流を直流電流検出手段により測定し、前
記DUTを流れる直流電流の測定値が、所定数値に達し
ないときには、交流信号発生源からDUTに交流電流を
流し、当該DUTを流れる交流電流を交流電流検出手段
により検出する、微小電流測定方法であって、予め、D
UTをセットすることなく、前記交流電流検出手段によ
り、測定電流の最大勾配を検出しておき、この最大勾配
と、前記DUTを流れる交流電流の最大勾配とを比較す
ることで、前記DUTの接続判定を行う、ことを特徴と
する。
【0009】本発明は、特に容量性の高抵抗DUTの電
流測定に用いられるものであり、通常、高抵抗DUTの
抵抗測定装置における電流測定手段として用いられる。
したがって、以下、抵抗測定装置における電流測定手段
として用いる場合を例に挙げて説明する。DUTの抵抗
値を測定する場合には、まず、直流電流検出用抵抗に並
列に接続された交流信号発生源を測定回路から切り離
す。具体的には、例えば交流信号発生源に直列にスイッ
チを接続しておき、このスイッチをオフ状態にする。そ
して、DUTが接続された接続端子(電極)間に直流電
圧発生手段により測定用直流電圧を印加し、測定回路に
測定電流を流す。この測定電流は、DUTが正常に接続
端子と接触していれば、直流電流検出用抵抗→トランス
1次巻線→直流電圧発生手段→DUTの経路で流れる
(この場合、測定電流は交流信号発生源側に分流しない
ことは勿論である)。この測定電流の値は、直流電圧検
出器が直流電流検出用抵抗での電圧降下を検出すること
で測定され、この電流測定値と直流電圧源の電圧値とか
らDUTの抵抗値を得ることができる。
【0010】次に、DUTと接続端子との接触,非接触
を判定するため、交流信号発生源を測定回路に投入す
る。具体的には、上記スイッチが設けられている場合に
は、これをオン状態にする。そして、接続端子間(勿
論、これらの端子間にはDUTは接続されたままであ
る)に交流信号発生源から接続判定用の交流電圧を印加
し、測定回路に交流電流を流す。ここで、DUTが正常
に接続端子と接触していれば、交流電流は交流信号発生
源→トランス1次巻線→直流電圧発生手段→DUTの経
路で流れ、トランス1次巻線に流れる電流はトランス2
次巻線に該トランスの巻線比に応じた電流を流す。そし
て2次電流は、例えば、電流/電圧変換器により電圧信
号に変換され、電圧計により電圧信号として測定され
る。この電流値と、交流電圧源の電圧値とから、DUT
の静電容量が測定される。しかし、もしDUTが接続端
子と非接触であれば、トランスにはほとんど電流は流れ
ない。この場合には、測定回路の微小浮遊容量等が測定
され、DUT接続判定回路はDUTと接続端子とが非接
触である旨を高精度で判定することができる。なお、交
流電流は直流電流検出用抵抗にも流れ、またDUTが正
常に接続端子と接触している場合には、直流電圧源によ
る直流電流が交流電流に重畳してトランス1次巻線に流
れるが、これらは上記接触,非接触の判定には影響する
ことはない。上記交流信号の周波数は、余り大きすぎる
とDUTのリアクタンスが抵抗値より小さくなりすぎて
測定にかかりにくくなるし、小さすぎると測定回路に流
れる電流が小さすぎて測定不能になる。したがって、上
記交流信号の周波数は、DUTの静電容量によるリアク
タンスがDUTの抵抗値に比較して適度に大きくなるよ
うに選ばれる。このようにして、DUTが接続端子と非
接触であるため、抵抗測定装置がDUTの抵抗値を極め
て大きい値として測定しまう場合であっても、DUT接
続判定回路が接触,非接触を判定する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す説明図であ
る。同図は抵抗測定装置を示すものであり、直流電圧発
生手段1と微小電流計2とを有してなり、直流電圧発生
手段1は、片側端子が接地され他側端子がDUT接続端
子の一方(同図では電極G)に接続された直流電源
(E)1aから構成される。なお、DUT接続端子の他
方(G)は、後述する交流信号発生源6と直流電流検
出用抵抗Rとの接続点(トランス7とは逆側の接続
点)から引き出されている。上記微小電流計2は、直流
電流検出手段4と、DUT接続判定回路5とから構成さ
れている。直流電流検出手段4は、直流電流検出用抵抗
と、オペアンプ(A1)41及び電圧計(MV1)
42とから構成され、電圧計42がRの両端電圧をオ
ペアンプ41を介して検出している。ここでオペアンプ
41と電圧計42とが直流電流検出器を構成している。
DUT接続判定回路5は、交流信号発生源6,片側端子
接地のトランス7及び2次電流検出手段8とから構成さ
れている。交流信号発生源6は直列にスイッチSWを有
しており、これらが抵抗Rに並列に接続されている
また交流信号発生6の電極Gと反対側にはトランス7
の1次巻線が接続されている。トランス7の2次巻線
は、2次電流検出手段8に接続されている。2次電流検
出手段8は、トランス7の2次側電流信号を電圧信号に
変換する電流/電圧(I/V)変換器81,該変換器8
1の波高値を検出する波高検出器82及び該波高検出器
82の出力電圧を測定する電圧計83により構成されて
いる。I/V変換器81はオペアンプ(A2)81aと
積分コンデンサC とにより構成されており、該変換器
81の非反転入力端子は接地されている。波高検出器8
2はオペアンプ81aの出力に順接続したダイオードD
と、該ダイオードDの出力とオペアンプ81aの非
反転入力端子間(すなわち大地間)に接続したコンデン
サCとにより構成されており、該コンデンサCの端
子間電圧は電圧計83により検出される。
【0012】上記測定装置の動作を簡単に説明する。ま
ず、SWをオフにし、直流電源1a→DUT3→直流電
流検出用抵抗Rs→トランス7の1次巻線の経路で測定
電流を流す。ここで、電圧計42が実質上、計量値0を
示した場合、Rsに検出電流は流れていないことにな
る。したがって、(1)Rxの抵抗値が極端に大きい
か、(2)DUT3と電極G1,G2との接触が不良で
あるかの何れかであるが、この時点では電圧計42の計
量値0は、(1),(2)の何れに起因するかは不明で
ある。一方、電圧計42が実質上、有限の計量値を示し
た場合、Rsに検出電流が流れているので、DUT3と
電極G1,G2との接触が行われており、電圧計42の
測定値によりDUT3の抵抗値が検出される。次に、S
Wをオンにする。このとき、DUT3と電極G1,G2
との接触が正常でれば、交流電流は、交流信号発生源
6→トランス7→直流電源1a→DUT3の経路で流れ
る。なお、該経路には、交流と直流電源1aによる直流
電流とが重畳されて流れている。そして、トランス7に
より交流電流のみが2次巻線側に取り出される。この2
次電流はI/V変換器81により電圧に変換され、次段
の波高検出器82に出力され、検出器82は波高値信号
を生成し、電圧計83に出力し該電圧計83はこれを電
圧値として指示する。なお、本実施例では波高検出器8
2と電圧計83とがI/V変換器81の電圧出力を検出
する手段として構成されている。
【0013】図2は波高検出器82の入出力波形の一例
を示す図である。同図において破線が入力電圧を、実線
が出力電圧を表している。そして、交流信号発生源6の
電圧値,周波数と上記波高値とからDUT3の静電容量
xが求められる。一方、DUT3と電極G1,G2との
接触が不良である場合には、トランス7の1次巻線には
測定回路の静電容量Cs(浮遊容量であり、電極G
2におけるDUT3との非接触に起因して生じる静電
容量を含む)に基づく交流が流れる。この電流は、DU
Tの静電容量Cxに基づく電流と比較して十分小さい。
電圧計83により測定されるこの電流値と、交流信号発
生源6との電圧値とから上記静電容量Csが求められ
る。このように、DUT接続判定回路5により、(1)
xの抵抗値が極端に大きいか、(2)DUT3と電極
1,G2との接触が不良であるかの何れかであるかを容
易に求めることができる。
【0014】なお、電圧計83の測定値を、予めDUT
3を無接続状態にして求めておけば、測定回路の上記浮
遊容量Cs等を求めることができる。図3は、図1のI
/V変換器81の後段に設けられた波高検出器82及び
電圧計83に代えて、A/D変換器84を設けた場合を
示しているおり、2次電流検出手段8は、I/V変換器
81とA/D変換器84とを有して構成される。微小期
間ΔTにおける電圧差の変化量をΔVとし(Vは検出電
流の値を表している)、検出電流をI,交流信号発生源
6の電源電圧をVsとすると、これらの間には ΔV/ΔT=ΔI/ΔT=C(Δ2s/ΔT2)∝C (但し、Cは測定回路の静電容量)の関係が成立する。
したがって、ΔV/ΔT(すなわち、交流電流の傾きΔ
I/ΔT)を求めれば、その大きさにより、DUT3と
電極G,G2との接触、非接触の有無を判断できる。
A/D変換器84は交流信号の周波数より十分に高い変
換レートでA/D変換を行えば、高精度で上記ΔI/Δ
Tを求めることができる。ΔTの始点を特定の位相に固
定して、ΔI/ΔTを測定すればDUT3と電極G
2とが接触しているか否かを上式より容易に判定でき
る。また、特に、交流波形の傾きΔI/ΔTの最大値を
求めることで、極めて容易かつ高精度の判定が可能とな
る。図4(A),(B)は、このような判定の一例を示
す図であり、(A)はΔV1/ΔT1が大きいので、接触
していると判断される場合を示しており、(B)はΔV
2/ΔT2が小さいので非接触と判断される場合を示して
いる。この実施例では、A/D変換器84と図示しない
上記演算を行う回路とがI/V変換器81の電圧出力の
時間変化を検出する手段を構成している。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、直
流電圧発生手段側には接触判定のための特別の回路を必
要とすることない。したがって、直流電圧発生手段と微
小電流計とを別々に選ぶ必要はなく、電圧源選択の自由
度を大きくでき、測定の範囲が広がった。更に、接触判
定のために、回路接続を変更する必要がないので、抵抗
測定時の接続のままで接触判定が行えるので信頼性の高
い微小電流計および微小電流測定方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微小電流計を抵抗測定装置に適用した
場合の一実施例を示す該測定装置の回路図である。
【図2】図1の微小電流計における波高検出器の入出力
電圧を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す回路図であり、図1
の波高検出器及び電圧計に代えてA/D変換器を用いた
場合を示す図である。
【図4】図3のA/D変換器による接触判定の原理を示
す図であり、(A)は接触,(B)は非接触の場合を示
している。
【図5】接触判定機能を有する従来の抵抗測定装置を示
す図である。
【図6】接続変更を行うことで接触判定を行う従来の抵
抗測定装置を示す図である。
【符号の説明】
2 微小電流計 3 DUT 4 直流電流検出手段 41 オペアンプ 42 電圧計 5 DUT接続判定回路 6 交流電流発生源 7 トランス 8 2次電流検出手段 81 I/V変換器 82 波高検出器 83 電流計 Rs 直流電流検出用抵抗
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/02 G01R 31/00 G01R 1/06 - 1/073 G01R 19/00 G01R 27/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流信号源により被測定対象流れる電
    経路上に設けられた直流電流検出用抵抗と、該直流
    電流検出用抵抗の端子間電圧を測定する直流電圧測定手
    段とを有してなる微小電流計において、前記直流電流検出用抵抗に並列に接続され、 前記被測定
    対象に被測定対象接続判定用の交流信号を印加する交流
    信号発生源と、前記直流電流検出用抵抗と前記交流信号発生源との並列
    回路に接続され、 前記交流信号発生源により前記被測定
    対象に流れる交流電流の大きさまたは時間変化を測定す
    る手段と、 を有する被測定対象接続判定回路を備えてなる微小電流
    計。
  2. 【請求項2】 直流信号源により被測定対象流れる電
    経路上に設けられた直流電流検出用抵抗と、該直流
    電流検出用抵抗の端子間電圧を測定する直流電圧測定手
    段とを有してなる微小電流計において、 前記直流電流検出用抵抗に並列に接続され、前記被測定
    対象を接続する接続端子間に被測定対象接続判定用の交
    流信号を選択的に印加する交流信号発生源と、 1次巻線が前記直流電流検出用抵抗と前記交流信号発生
    源との並列回路に直列に接続されたトランスと、 前記トランスの2次巻線に接続された2次電流検出手段
    と、 を有する被測定対象接続判定回路を備えてなる微小電流
    計。
  3. 【請求項3】 前記2次電流検出手段が、前記トランス
    の2次電流信号を電圧信号に変換する電流/電圧変換器
    と、該電流/電圧変換器の電圧出力の大きさまたは時間
    変化を測定する手段とを有してなる請求項2記載の微小
    電流計。
  4. 【請求項4】 直流電源から被測定対象に直流電流を流
    し、当該被測定対象を流れる直流電流を直流電流検出手
    段により測定し、前記被測定対象を流れる直流電流の測
    定値が、所定数値に達しないときには、交流信号発生源
    から被測定対象に交流電流を流し、当該被測定対象を流
    れる交流電流を交流電流検出手段により検出する、微小
    電流測定方法であって、 予め、被測定対象をセットすることなく、前記交流電流
    検出手段により、測定電流の最大勾配を検出しておき、
    この最大勾配と、前記被測定対象を流れる交流電流の最
    大勾配とを比較することで、前記被測定対象の接続判定
    を行う、 ことを特徴とする微小電流測定方法。
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