JP6089712B2 - 車両制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を利用した車両制御システムに関する。
従来、車両のユーザに携帯される携帯機と、車両に搭載される車載機との間で無線通信を行うことにより、車載機が携帯機から固有の認証コードを受信すると、車両のドアを開錠/施錠させるキーレスエントリシステムや、車両のエンジン等の機関を始動させるエンジンスタータシステムが知られている。
この種の車両制御システムとしては、例えば携帯機が、ユーザによる携帯機の押下操作をトリガとして検出すると無線信号(携帯信号)を送信し、車載機が、この携帯信号の受信をトリガとして検出すると無線信号(車両信号)を送信する携帯側発信タイプがある。また、例えば車載機が、ユーザによるドアノブの接触操作や車室内におけるスタータボタンの押下操作をトリガとして検出すると車両信号を送信し、携帯機が、この車両信号の受信をトリガとして検出すると無線信号(携帯信号)を送信する車両側発信タイプもある。
また、このような車両制御システムでは、携帯機が車両における特定箇所(車両箇所)を中心とする有効エリア内に位置するか否かを例えば車載機が判定し、携帯機が有効エリア内に位置すると判定した場合に、車載機が上記認証コードを受信すると、ドアやエンジン等に係る車両制御を行うようになっている。
このような有効エリアは、例えばメーカ毎に予め設定されており、広すぎると、車載機が車両から遠く離れた携帯機と通信を行うことで、車両近くの第三者に車両への進入や車両の運転を許可してしまうリスクが高まり、狭すぎると、ユーザが車両によほど近づかないと遠隔操作できないため、ユーザの使い勝手が悪くなってしまうリスクが高まる。このため、有効エリアは、これらのリスクがともに許容されるレベルの距離(携帯機と車両箇所との間の距離)として、例えばメーカ毎に厳密に設定されている。
ところで、上記の車両制御システムにおいて、専用の携帯機の代わりに、携帯電話やスマートフォンといった携帯通信端末を上記の携帯機として用いるように構成することが検討されている。このように構成できれば、ユーザは普段携帯している携帯通信端末とは別途に専用の携帯機を所持する必要がなくなるため、より便利になると考えられる。
また、例えば携帯通信端末から車載機に送信される携帯信号の送信出力が携帯通信端末の機種毎に異なることから、携帯信号の受信強度に基づいて有効エリア内に携帯通信端末が位置するか否かを厳密に判定するため、携帯信号の受信強度を補正するための補正情報を予め車載機に記憶しておく構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−5902号公報
しかしながら、従来の車両制御システムでは、携帯通信端末の機種毎に静的に決められた補正情報を用いて車載機が携帯信号の受信強度を補正するだけであるため、携帯通信端末等の携帯機の使われ方によって受信強度等が変化した場合に、有効エリア内に携帯機が位置するか否かを厳密に判定することができなくなるという問題があった。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、携帯機の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機が位置するか否かをより厳密に判定することが可能な車両制御システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、車両のユーザに携帯される携帯機とその車両に搭載される車載機との間で無線通信を行うことにより、車載機が、車両における特定の車両箇所を中心とする有効エリア内に位置する携帯機からその車両に固有の認証コードを受信すると、その車両に予め割り当てられた車両制御を行う車両制御システムである。
請求項1に記載の車両制御システムにおいては、車載機が、予め設定された車両側トリガを検出すると、上記の車両箇所に設けられたアンテナを介して、所定の車両信号を無線送信する車両側送信手段を備え、携帯機が、上記の車両信号を受信する携帯側受信手段と、携帯側受信手段により受信した車両信号の受信強度を計測する強度計測手段とを備える。そして、携帯機では、強度情報記憶手段が、当該携帯機と上記の車両箇所との間の距離を対象距離とし、この対象距離に応じた受信強度の特性を示す強度情報を記憶しており、エリア判定手段が、強度計測手段により計測した受信強度と、強度情報記憶手段に記憶された強度情報とに基づいて、当該携帯機が有効エリア内に位置するか否かを判定し、判定信号送信手段が、エリア判定手段により携帯機が有効エリア内に位置すると判定した場合に、所定の判定信号を無線送信する。
つまり、請求項1に記載の車両制御システムでは、携帯機が、車載機から送信された無線信号(車両信号)の受信強度に基づいてエリア判定を行い、当該携帯機が有効エリア内に位置すると判定した場合に、その旨を無線信号(判定信号)によって車載機に伝えるようになっている。
さらに、携帯機では、状態検出手段が、重力方向に対する当該携帯機の傾斜量および当該携帯機の電池残量の少なくとも一方である携帯状態量を検出し、補正情報取得手段が、携帯状態量に応じた受信強度の特性を示す補正情報を取得し、強度情報補正手段が、車両信号の受信時に状態検出手段により検出された携帯状態量と、補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、強度情報記憶手段に記憶された強度情報を補正する。
このように構成された車両制御システムでは、携帯機が、エリア判定を行う際に、車両信号を受信したときの当該携帯機の向き(傾斜量)やバッテリの残量といった当該携帯機の使われ方によって異なる当該携帯機の受信能力に応じて、車両信号の受信強度を補正することになる。よって、請求項1に記載の車両制御システムによれば、携帯機の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機が位置するか否かをより厳密に判定することが可能となる。
なお、携帯機は、補正情報を記憶していてもよいし、補正情報を記憶している車載機から例えば車両信号とともに補正情報を受信する構成であってもよい。後者の場合、例えば前述の携帯側発信タイプであれば、車載機が、携帯信号に応じた補正情報を携帯機に送信することにより、効率よく情報の授受を行うことができる。さらには、補正情報は、携帯機の機種に応じて予め設定されていてもよい。
また、この種の車両制御システムでは、携帯機が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて強度情報(ひいては車両信号の受信強度)を補正してもよい。
次に、請求項2に記載の車両制御システムにおいては、携帯機が、予め設定された携帯側トリガを検出すると、所定の携帯信号を無線送信する携帯側送信手段を備え、車載機が、携帯信号を受信する車両側受信手段と、車両側受信手段により受信した携帯信号の受信強度を計測する強度計測手段とを備える。そして、車載機では、強度情報記憶手段が、前述の対象距離に応じた受信強度の特性を示す強度情報を記憶しており、エリア判定手段が、強度計測手段により計測した受信強度と、強度情報記憶手段に記憶された強度情報とに基づいて、携帯機が有効エリア内に位置するか否かを判定する。
つまり、請求項2に記載の車両制御システムでは、車載機が、携帯機から送信された無線信号(携帯信号)の受信強度に基づいてエリア判定を行うようになっている。
さらに、携帯機では、状態検出手段が、前述の携帯状態量を検出し、状態情報付加手段が、携帯信号の送信時に状態検出手段により検出された携帯状態量を示す状態情報を携帯信号に付加する。そして、車載機では、補正情報取得手段が、携帯状態量に応じた受信強度の特性を示す補正情報を取得し、強度情報補正手段が、車両側受信手段を介して携帯信号とともに受信した状態情報と、補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、強度情報記憶手段に記憶された強度情報を補正する。
このように構成された車両制御システムでは、車載機が、エリア判定を行う際に、携帯信号を送信したときの携帯機の向き(傾斜量)やバッテリの残量といった携帯機の使われ方によって異なる携帯機の送信能力に応じて、携帯信号の受信強度を補正することになる。よって、請求項2に記載の車両制御システムによれば、携帯機の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機が位置するか否かをより厳密に判定することが可能となる。
なお、車載機は、補正情報を記憶していてもよいし、補正情報を記憶している携帯機から例えば携帯信号とともに補正情報を受信する構成であってもよい。後者の場合、具体的には、携帯機では、補正情報記憶手段が補正情報を記憶しており、補正情報付加手段が、補正情報記憶手段に記憶された補正情報を携帯信号に付加する。そして、車載機では、補正情報取得手段が、車両側受信手段を介して携帯信号とともに補正情報を受信すればよい。このような構成によれば、例えば携帯機の機種に応じて予め設定されている補正情報を車載機が記憶しておく必要がなくなるため、車載機の記憶領域を節約しつつ、各種の携帯機から送られてくる携帯信号の受信強度を好適に補正することができる。
また、この種の車両制御システムでは、車載機が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて強度情報(ひいては携帯信号の受信強度)を補正してもよい。
次に、請求項3に記載の車両制御システムにおいては、携帯機が、予め設定された携帯側トリガを検出すると、所定の携帯信号を無線送信する携帯側送信手段を備え、車載機が、携帯信号を受信する車両側受信手段と、車両側受信手段により受信した携帯信号の受信強度を計測する強度計測手段とを備える。そして、車載機では、強度情報記憶手段が、前述の対象距離に応じた受信強度の特性を示す強度情報を記憶しており、エリア判定手段が、強度計測手段により計測した受信強度と、強度情報記憶手段に記憶された強度情報とに基づいて、携帯機が有効エリア内に位置するか否かを判定する。
つまり、請求項3に記載の車両制御システムでは、車載機が、携帯機から送信された無線信号(携帯信号)の受信強度に基づいてエリア判定を行うようになっている。
さらに、携帯機では、状態検出手段が、前述の傾斜量を検出し、補正情報取得手段が、傾斜量に応じた受信強度の特性を示す補正情報を取得し、送信出力調整手段が、携帯信号の送信時に状態検出手段により検出された傾斜量と、補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、強度情報記憶手段に記憶された強度情報が補正されるように携帯信号の送信出力を調整する。
このように構成された車両制御システムでは、携帯機が、携帯信号を送信するときの携帯機の向き(傾斜量)といった携帯機の使われ方によって異なる携帯機の送信能力に応じて、車載機の受信強度が補正されるように携帯信号の送信出力を調整することになる。よって、請求項3に記載の車両制御システムによれば、携帯機の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機が位置するか否かをより厳密に判定することが可能となる。
なお、携帯機は、補正情報を記憶していてもよいし、補正情報を記憶している車載機から例えば車両信号とともに補正情報を受信する構成であってもよい。後者の場合、例えば前述の車両側発信タイプであれば、車載機が、携帯信号を受信する前に携帯機に送信要求を無線送信し、この送信要求を受信した携帯機から送られてくる応答信号に応じた補正情報を携帯機に送信することにより、効率よく情報の授受を行うことができる。さらには、補正情報は、携帯機の機種に応じて予め設定されていてもよい。
また、この種の車両制御システムでは、携帯機が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて送信出力を調整してもよい。
次に、請求項4に記載の車両制御システムにおいては、車載機が、所定の携帯信号を受信する車両側受信手段と、車両側受信手段により携帯信号を受信すると、車両箇所に設けられたアンテナを介して、所定の車両信号を無線送信する車両側送信手段とを備え、携帯機が、予め設定された携帯側トリガを検出すると、携帯信号を無線送信する携帯側送信手段と、車両信号を受信する携帯側受信手段と、携帯側受信手段により受信した車両信号の受信強度を計測する強度計測手段とを備える。そして、携帯機では、強度情報記憶手段が、前述の対象距離に応じた受信強度の特性を示す強度情報を記憶しており、エリア判定手段が、強度計測手段により計測した受信強度と、強度情報記憶手段により記憶された強度情報とに基づいて、当該携帯機が有効エリア内に位置するか否かを判定し、判定信号送信手段が、エリア判定手段により当該携帯機が有効エリア内に位置すると判定した場合に、所定の判定信号を無線送信する。
つまり、請求項4に記載の車両制御システムでは、携帯機が、携帯機から無線信号(携帯信号)を受信した車載機から送信された無線信号(車両信号)の受信強度に基づいてエリア判定を行い、当該携帯機が有効エリア内に位置すると判定した場合に、その旨を無線信号(判定信号)によって車載機に伝えるようになっている。
さらに、携帯機では、状態検出手段が、前述の電池残量を検出し、状態情報付加手段が、携帯信号の送信時に状態検出手段により検出した電池残量を示す状態情報を携帯信号に付加する。そして、車載機では、補正情報取得手段が、電池残量に応じた受信強度の特性を示す補正情報を取得し、送信出力調整手段が、車両側受信手段を介して携帯信号とともに受信した状態情報と、補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、強度情報記憶手段に記憶された強度情報が補正されるように車両信号の送信出力を調整する。
このように構成された車両制御システムでは、車載機が、携帯信号を送信するときのバッテリの残量によって異なる携帯機の受信能力に応じて、携帯機の受信強度が補正されるように車両信号の送信出力を調整することになる。よって、請求項4に記載の車両制御システムによれば、携帯機の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機が位置するか否かをより厳密に判定することが可能となる。
なお、車載機は、補正情報を記憶していてもよいし、補正情報を記憶している携帯機から例えば携帯信号とともに補正情報を受信する構成であってもよい。後者の場合、具体的には、携帯機では、補正情報記憶手段が補正情報を記憶しており、補正情報付加手段が、補正情報記憶手段に記憶された補正情報を携帯信号に付加する。そして、車載機では、補正情報取得手段が、車両側受信手段を介して携帯信号とともに補正情報を受信すればよい。このような構成によれば、例えば携帯機の機種に応じて予め設定されている補正情報を車載機が記憶しておく必要がなくなるため、車載機の記憶領域を節約しつつ、各種の携帯機に送信する車両信号の送信出力を好適に調整することができる。
また、この種の車両制御システムでは、車載機が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて送信出力を調整してもよい。
最後に、請求項5に記載の車両制御システムにおいては、携帯機が、所定の車両信号を受信する携帯側受信手段と、携帯側受信手段により車両信号を受信すると、所定の携帯信号を無線送信する携帯側送信手段とを備える。そして、携帯機では、強度計測手段が、携帯側受信手段により受信した車両信号の受信強度を計測し、受信情報付加手段が、強度計測手段により計測した受信強度を示す受信情報を携帯信号に付加する。
一方、車載機は、予め設定された車両側トリガを検出すると、車両信号を無線送信する車両側送信手段と、携帯信号を受信する車両側受信手段とを備える。そして、車載機では、強度情報記憶手段が、前述の対象距離に応じた受信強度の特性を示す強度情報を記憶しており、エリア判定手段が、車両側受信手段を介して携帯信号とともに受信した受信情報と、強度情報記憶手段に記憶された強度情報とに基づいて、携帯機が有効エリア内に位置するか否かを判定する。
つまり、請求項4に記載の車両制御システムでは、車載機が、車載機から無線信号(車両信号)を受信した携帯機から送信された無線信号(携帯信号)に付加されている受信情報(受信強度)に基づいてエリア判定を行うようになっている。
さらに、携帯機では、状態検出手段が、前述の携帯状態量を検出し、補正情報取得手段が、携帯状態量に応じた受信強度の特性を示す補正情報を取得し、受信情報補正手段が、車両信号の受信時に状態検出手段により検出された携帯状態量と、補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、受信情報付加手段により携帯信号に付加される受信情報を補正する。
このように構成された車両制御システムでは、携帯機が、車両信号を受信するときの携帯機の向き(傾斜量)やバッテリの残量といった携帯機の使われ方によって異なる携帯機の受信能力に応じて、携帯機の受信強度が補正され、その補正された受信強度が車載機に伝えられることになる。よって、請求項5に記載の車両制御システムによれば、携帯機の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機が位置するか否かをより厳密に判定することが可能となる。
なお、携帯機は、補正情報を記憶していてもよいし、補正情報を記憶している車載機から例えば車両信号とともに補正情報を受信する構成であってもよい。後者の場合、例えば前述の携帯側発信タイプであれば、携帯機が、車両信号を受信する前に車載機に送信要求を無線送信し、この送信要求を受信した車載機から送られてくる車両信号を受信することにより、効率よく情報の授受を行うことができる。さらには、補正情報は、携帯機の機種に応じて予め設定されていてもよい。
また、この種の車両制御システムでは、携帯機が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて受信強度を補正してもよい。
車両制御システムにおける有効エリアを例示するイメージ図である。 車両制御システムにおける携帯機および車載機の構成を例示するブロック図である。 強度情報の一例を説明するためのグラフ図である。 補正情報の一例を説明するためのグラフ図である。 車両制御システムの実施例1を説明するためのフローチャートである。 車両制御システムの実施例2を説明するためのフローチャートである。 車両制御システムの実施例3を説明するためのフローチャートである。 車両制御システムの実施例4を説明するためのフローチャートである。 車両制御システムの実施例5を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<車両制御システムの基本構成>
まず、本発明が適用された実施形態としての車両制御システム1の基本構成について説明する。
図1(a)および図1(b)に示すように、車両制御システム1は、車両2のユーザに携帯される携帯機10と、車両2に搭載される車載機20とによって構成され、携帯機10と車載機20との間で無線通信を行うことにより、車載機20が、車両2における特定の車両箇所2aを中心とする有効エリア3内に位置する携帯機10から車両に固有の認証コードを受信すると、車両2に予め割り当てられた車両制御を行うシステムである。
このため、車両制御システム1は、携帯機10および車載機20の少なくとも一方によって、携帯機10が有効エリア3内に位置するか否かを判定する機能(以下「エリア判定機能」という)を有している。以下では、携帯機10がエリア判定機能を有しているタイプを携帯側エリア判定タイプ、車載機20がエリア判定機能を有しているタイプを車両側エリア判定タイプと称する。
なお、車両制御システム1では、エリア判定機能によって、携帯機10が有効エリア3内に位置すると判定でき、且つ、その携帯機10から受信した認証コードに基づいて、携帯機10が予め車載機20に登録された正規のキーであることを車載機20が確認すると、車載機20が車両2におけるドアの開錠/施錠やエンジン等の機関の始動といった車両制御を行う。
ドアの開錠/施錠を行う車両制御システム1は、いわゆるキーレスエントリシステムであり、図1(a)に示すように、車両箇所2aが運転席側のドアや助手席側のドア、後部トランクをユーザが開閉するためのドアノブ付近に設定され、これらの車両箇所2aに少なくとも携帯機10から送信されてくる無線信号を受信するためのアンテナ4が設置されている。この場合、有効エリア3は、車両2のユーザが運転席側のドアや助手席側のドア、後部トランクの近辺にいることを確認するために決められたエリアである。
また、エンジン等の機関の始動を行う車両制御システム1は、いわゆるエンジンスタータシステムであり、図1(b)に示すように、車両箇所2aが車室内の中央付近に設定され、この車両箇所2aにアンテナ4が設置されている。この場合、有効エリア3は、車両2のユーザが車室内にいることを確認するために決められたエリアである。
このように有効エリア3が決められているのは、例えばキーレスエントリシステムの場合、車両2のユーザがドアの近辺にいないにもかかわらず、ドアが開錠してしまうことにより第三者の車両2への侵入を許してしまうことを防止したり、エンジンスタータシステムの場合、車両2のユーザが車室内にいないにもかかわらず、エンジンが始動してしまうことにより第三者の車両2の運転(盗難)を許してしまうことを防止したりする予防的な要求がその背景にある。また、逆に、車両2のユーザがドアの近辺や車室内にいる場合には、ドアの開錠やエンジンの始動を確実に行うことにより、利便性を向上させるという積極的な要求もある。これら双方の要求を満たすために、例えば車両2のメーカによって有効エリア3は予め厳密に規定されている。
なお、以下では、説明の便宜上、車両2の運転席側のドア近辺を車両箇所2aとし、車載機20が行う車両制御を車両2のドアの開錠に関する制御とするキーレスエントリシステムを車両制御システム1の一例として説明する。また、キーレスエントリシステムにおける携帯機10としては、専用のキーデバイスの他、携帯電話機やスマートフォンといった携帯通信端末にこのキーデバイスとしての機能を組み込んで利用することができる。このため、車両制御システム1では、多くの携帯通信端末に搭載されているBluetooth(TM)に則った所定の周波数帯の無線信号が用いられることとする。
<携帯機の基本構成>
次に、携帯機10の基本構成について説明する。
図2(a)に示すように、携帯機10は、無線信号を送受信するためのアンテナ11と、各種情報が付加されたデータ信号をアンテナ11に供給する送信部12と、送信部12を制御する制御部13と、アンテナ11からの入力信号を制御部13に供給する受信部14と、受信部14により受信した無線信号の受信強度を計測する強度計測回路15と、重力方向に対する当該携帯機10の傾斜量を検出するための加速度センサ16と、当該携帯機10のバッテリ残量(電池残量)を算出する電池残量算出回路17とを備えて構成される。
送信部12は、図示を省略するが、所定周波数帯の搬送波を生成する発振部と、発振部からの搬送波を変調することによりデータ信号を生成する変調部と、変調部から入力されるデータ信号を効率よくアンテナ11に供給するための整合部とを備えて構成され、各部が制御部13からの指令によって動作し、例えば変調部が制御部によって指定された各種情報に基づいて搬送波を変調するようになっている。
受信部14は、図示を省略するが、アンテナ11の受信信号を効率よく供給するための整合部と、整合部からの入力信号から所定周波数帯の信号を通過させて不要な入力信号を除去するバンドパスフィルタと、バンドパスフィルタを通過した所定周波数帯の信号を復調する復調部とを備えて構成され、復調部によって復調されたデータ信号が制御部13に入力されるようになっている。
強度計測回路15は、受信部14の復調部において好適に所定周波数帯の信号を復調するための増幅率を設定する際に、無線信号の信号強度を受信信号強度値(RSSI)として計測するRSSI回路系であり、ここで計測されたRSSIが復調部および制御部13に入力されるようになっている。
制御部13は、CPU13a,ROM13b,RAM13c,不揮発性メモリ13d等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、このうち、CPU13aが、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dに記憶されているプログラムに基づいて、RAM13cを作業エリアとして用い、車両制御システム1における携帯機10の機能を実現するための各種処理(携帯側処理)を行うものである。
また、制御部13には、図示を省略するが、復調部からの入力信号を矩形波に整形する波形整形部と、波形整形部で整形された信号を2値に変換する比較器とを備え、比較器によって2値に変換されたデータ信号に基づいて、各種情報を読み取るようになっている。
なお、携帯側発信タイプの車両制御システム1においては、携帯機10には、ユーザによる携帯機の押下操作をトリガとして検出するためのスイッチが設けられている。また、携帯側エリア判定タイプの車両制御システム1においては、制御部13の不揮発性メモリ13dには、後述する強度情報が予め記憶されている。また、携帯機10を構成する各部のうち、受信部14および強度計測回路15は、車両制御システム1のタイプに応じて省略することができる。
<車載機の基本構成>
次に、車載機20の基本構成について説明する。
図2(b)に示すように、車載機20は、無線信号を送受信するためのアンテナ4と、各種情報が付加されたデータ信号をアンテナ4に供給する送信部22と、送信部22を制御する制御部23と、アンテナ4からの入力信号を制御部23に供給する受信部24と、受信部24により受信した無線信号の受信強度を計測する強度計測回路25と、車両2のドアの開錠/施錠を行うためのアクチュエータ26とを備えて構成される。
なお、送信部22、制御部23、受信部24、および強度計測回路25については、携帯機10の基本構成で既に説明した以外の特別な構成を有さず、携帯機10における送信部12、制御部13、受信部14、および強度計測回路15にそれぞれ対応する周知の構成であるため、これらの説明を省略する。但し、制御部23は、車両制御システム1における車載機20の機能を実現するための各種処理(車両側処理)を行うものである。
また、車両側発信タイプの車両制御システム1においては、車載機20には、ユーザによる運転席側ドアノブの接触操作をトリガとして検出するためのセンサが設けられている。また、車両側エリア判定タイプの車両制御システム1においては、制御部23の不揮発性メモリ23dには、後述する強度情報が予め記憶されている。また、車載機20を構成する各部のうち、送信部22および強度計測回路25は、車両制御システム1のタイプに応じて省略することができる。
<強度情報>
次に、強度情報について説明する。
図3に示すように、強度情報は、携帯機10と車両箇所2aとの距離を対象距離とし、この対象距離と無線信号の受信強度との相関を示す情報である。ここで、無線信号の受信強度とは、例えば携帯機10が受信強度を計測する場合には、車載機20から送信された車両信号の受信強度を意味し、車載機20が受信強度を計測する場合には、携帯機10から送信された携帯信号の受信強度を意味する。
具体的には、強度情報は、対象距離が小さくなるに連れて、携帯機10の位置が車両箇所2aに近づくことから、無線信号の受信強度が大きくなるという、対象距離に応じた受信強度の特性を示す情報である。
このような強度情報は、携帯機10のうちの専用のキーデバイスを用いて車両2のメーカ等により予め算出されており、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13d、および車載機20のROM23bまたは不揮発性メモリ23dの少なくとも一方に予め記憶されている。以下では、このように専用のキーデバイスを用いて予め算出された強度情報を標準強度情報という。
これに対し、携帯機10として携帯通信端末を用いる場合、その機種によって無線信号の受信感度が異なることになる。例えば携帯機10が車両信号の受信強度を計測する場合には、携帯機10の受信部14の性能が携帯通信端末の機種毎に異なり、車載機20が携帯信号の受信強度を計測する場合には、携帯機10の送信部12の性能が携帯通信端末の機種毎に異なることから、携帯通信端末の受信強度および送信出力にばらつきが生じるためである。
このため、携帯通信端末の機種毎に異なる強度情報は、その機種毎に携帯通信端末を用いて車両2のメーカあるいは携帯通信端末のメーカ等により予め算出されており、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13d、および車載機20のROM23bまたは不揮発性メモリ23dの少なくとも一方に予め記憶されている。以下では、このように携帯通信端末を用いて予め算出された強度情報を個別強度情報という。
<補正情報>
次に、補正情報について説明する。
補正情報は、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13d、および車載機20のROM23bまたは不揮発性メモリ23dの少なくとも一方に予め記憶された強度情報を補正するための情報である。
具体的には、補正情報は、少なくとも無線信号を送受信するときの携帯機10の傾斜量や電池残量といった携帯機10の状態を示す量(以下「携帯状態量」という)に応じて強度情報を補正するための情報であり、この携帯状態量に応じた無線信号の受信強度の特性を示す。
例えば、図4(a)に示すように、無線信号の送受信時における携帯機10の傾斜量(向き)によって、無線信号の受信強度が異なる理由は、携帯機10が車両信号の受信強度を計測する場合には、携帯機10の向きによって受信時のアンテナ4の指向性が変わり、車載機20が携帯信号の受信強度を計測する場合には、携帯機10の向きによって送信時のアンテナ4の指向性が変わることから、携帯機10の受信感度および送信能力にばらつきが生じるためである。
なお、図4(a)では、無線信号の送受信時における携帯機10の傾斜量がゼロであるときに受信強度(受信感度、送信出力)が最大になり、傾斜量が大きくなるに従って受信強度(受信感度、送信出力)が低下する例を示したが、この例に限るものではない。また、携帯機10の傾斜量は、重心方向に対する1軸の傾斜量をパラメータとして用いてもよいし、2軸または3軸の傾斜量をパラメータとして用いてもよい。
また例えば、図4(b)に示すように、無線信号の送受信時における携帯機10の電池残量によって、無線信号の受信強度が異なる理由は、携帯機10が車両信号の受信強度を計測する場合には、電池残量の低下に伴って携帯機10の受信部14に供給される電圧が低下し、車載機20が携帯信号の受信強度を計測する場合には、電池残量の低下に伴って携帯機10の送信部12に供給される電圧が低下することから、携帯機10の受信感度および送信出力が低下するためである。
このため、このような補正情報は、車両2のメーカあるいは携帯通信端末のメーカ等により予め算出されており、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13d、および車載機20のROM23bまたは不揮発性メモリ23dの少なくとも一方に予め記憶されている。
なお、例えば、図3(b)に示すように、標準強度情報を携帯機10の機種毎に異なる個別強度情報に補正するための情報(以下「機種補正情報」という)も広い意味での補正情報に含まれ得る。
<実施例1>
以上のような基本構成をもとに、本実施形態の実施例1について説明する。なお、実施例1の車両制御システム1は、携帯側発信タイプかつ携帯側エリア判定タイプである例を前提とする。また、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13dには、当該携帯機10に対応する個別強度情報が記憶されている。この個別強度情報は、対象距離と当該携帯機10における車両信号の受信強度との相関を示す情報である。そして、車載機20のROM23bまたは不揮発性メモリ23dには、携帯機10の機種毎にそれぞれ対応する複数の補正情報が記憶されている。この補正情報は、携帯状態量に応じて異なる携帯機10の受信感度(ひいては携帯機10における車両信号の受信強度)を補正するための情報である。
具体的には、実施例1において携帯機10の制御部13が行う携帯側処理と、車載機20の制御部23が行う車両側処理とを、図5のフローチャートに沿って説明する。
まず、携帯側処理では、当該携帯機10に設けられたスイッチがユーザによって押下されたか否かを判断し(S110)、このようなスイッチの押下操作をトリガとして検出すると(S110;YES)、携帯機10の機種を特定するための識別子を含む携帯信号を、送信部12を介して無線送信する(S120)。なお、スイッチの押下操作を検出しない場合には(S110;NO)、そのまま待機する。
一方、車両側処理では、車載機20の受信部24を介してこの携帯信号を受信したか否かを判断し(S210)、このような携帯信号の受信をトリガとして検出すると(S210;YES)、ROM23bまたは不揮発性メモリ23dから、その携帯信号に含まれている識別子に対応する補正情報を読み出し(S220)、この補正情報を含む車両信号を、送信部22を介して無線送信する(S230)。一方、携帯信号の受信を検出しない場合には(S210;NO)、そのまま待機する。
次に、携帯側処理では、当該携帯機10の受信部14を介してこの車両信号を受信すると(S130;YES)、受信した車両信号のRSSIを強度計測回路15から入力するとともに(S140)、この車両信号に含まれている補正情報をRAM13cに一時記憶する(S150)。そして、この車両信号の受信時における加速度センサ16の検出値に基づいて、当該携帯機10の傾斜量を算出するとともに(S160)、電池残量算出回路17から当該携帯機10の電池残量を入力する(S170)。続いて、これら検出した携帯状態量(傾斜量、電池残量)と、RAM13cに一時記憶されている補正情報とに基づいて、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dに記憶されている強度情報を補正する(S180)。そして、補正された強度情報と、車両信号のRSSIとに基づいて、車両信号の受信強度に対応する対象距離が有効エリアの半径距離以内であるか否か、換言すれば、当該携帯機10が有効エリア内に位置するか否かを判定し(S190)、当該携帯機10が有効エリア内に位置すると判定した場合に(S190;YES)、その旨を表す判定信号を所定の認証コードとともに、送信部12を介して無線送信し(S200)、S110に戻る。一方、当該携帯機10が有効エリア外に位置すると判定した場合には(S190;NO)、判定信号を送信することなく、S110に戻る。
最後に、車両側処理では、車載機20の受信部24を介してこの判定信号を受信したか否かを判断し(S240)、判定信号を受信すると(S240;YES)、その判定信号に含まれている認証コードに基づいて、携帯機10が正規なものであるか否かを判定する(S250)。そして、携帯機10を認証できた場合には(S250;YES)、アクチュエータ26を介して車両2のドアの開錠を行い(S260)、S210に戻る、一方、判定信号を未受信の状態が所定時間経過するか(S240;NO)、もしくは携帯機10を認証できない場合には(S250;NO)、車両2のドアを開錠することなく、S210に戻る。
つまり、実施例1の車両制御システム1では、携帯機10が、車載機20から送信された無線信号(車両信号)の受信強度に基づいてエリア判定を行い、当該携帯機10が有効エリア内に位置すると判定した場合に、その旨を無線信号(判定信号)によって車載機20に伝えるようになっている。
そして、携帯機10が、エリア判定を行う際に、車両信号を受信したときの当該携帯機10の向き(傾斜量)やバッテリの残量といった当該携帯機10の使われ方によって異なる当該携帯機10の受信感度の低下分に応じて、車両信号の受信強度を補正するように構成されている。
したがって、実施例1の車両制御システム1によれば、携帯機10の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機10が位置するか否かをより厳密に判定することができる。
なお、上記実施例1において、S230の処理を行う制御部23が車両側送信手段、S130の処理を行う制御部13が携帯側受信手段、S140の処理を行う制御部13が強度計測手段、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dが強度情報記憶手段、S190の処理を行う制御部13がエリア判定手段、S200の処理を行う制御部13が判定信号送信手段、加速度センサ16および電池残量算出回路17が状態検出手段、S150の処理を行う制御部13が補正情報取得手段、S180の処理を行う制御部13が強度情報補正手段の各一例にそれぞれ相当する。
<変形例1>
次に、上記実施例1の変形例について説明する。
上記実施例1の車両制御システム1では、車載機20が補正情報を記憶している構成であるが、これに代えて、携帯機10が補正情報を記憶している構成であってもよい。このような構成によれば、携帯機10の機種に応じて予め設定されている補正情報を車載機20が記憶しておく必要がなくなるため、車載機20の記憶領域を節約しつつ、各種の携帯機10から送られてくる携帯信号の受信強度を好適に補正することができる。
また、上記実施例1の車両制御システム1では、携帯機10が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて強度情報(ひいては車両信号の受信強度)を補正してもよい。
この場合、環境補正情報は、携帯機10および車載機20のいずれが記憶している構成でもよい。また、環境情報は、車両2に設けられたレインセンサの検出値であって車載機20が入力する情報であってもよいし、携帯機10のうちの携帯通信端末がインターネットを介して現在地における天気情報を受信する構成において、この天気情報に基づく情報であってもよい。
<実施例2>
次に、本実施形態の実施例2について説明する。なお、実施例2の車両制御システム1は、車両側発信タイプかつ車両側エリア判定タイプである例を前提とする。また、車載機20のROM23bまたは不揮発性メモリ23dには、携帯機10に対応する標準強度情報が記憶されている。この標準強度情報は、対象距離と車載機20における携帯信号の受信強度との相関を示す情報である。そして、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13dには、当該携帯機10の機種に対応する補正情報(機種補正情報を含む)が記憶されている。この補正情報は、携帯状態量に応じて異なる携帯機10の送信能力および送信出力(ひいては車載機20における携帯信号の受信強度)を補正するための情報である。
具体的には、実施例2において携帯機10の制御部13が行う携帯側処理と、車載機20の制御部23が行う車両側処理とを、図6のフローチャートに沿って説明する。
まず、車両側処理では、車両2に設けられたセンサからの検出信号に基づいて、運転席側ドアノブがユーザによって接触されたか否かを判断し(S310)、このようなドアノブの接触操作をトリガとして検出すると(S310;YES)、携帯機10に対する送信要求を示す車両信号を、送信部22を介して無線送信する(S320)。なお、ドアノブの接触操作を検出しない場合には(S310;NO)、そのまま待機する。
一方、携帯側処理では、当該携帯機10の受信部14を介してこの車両信号を受信すると(S410)、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dから、当該携帯機10の機種に対応する補正情報(機種補正情報を含む)を読み出す(S420)。さらに、加速度センサ16の検出値に基づいて、当該携帯機10の傾斜量を算出するとともに(S430)、電池残量算出回路17から当該携帯機10の電池残量を入力する(S440)。そして、これら検出した携帯状態量(傾斜量、電池残量)を示す状態情報と、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dから読み出した補正情報(機種補正情報を含む)とを含む携帯信号を生成し(S450)、その生成した携帯信号を所定の認証コードとともに、送信部12を介して無線送信し(S460)、S410に戻る。一方、車両信号の受信を検出しない場合には(S410;NO)、そのまま待機する。
最後に、車両側処理では、車載機20の受信部24を介してこの携帯信号を受信したか否かを判断し(S330)、携帯信号を受信すると(S330;YES)、受信した携帯信号のRSSIを強度計測回路25から入力するとともに(S340)、この携帯信号に含まれている状態情報および補正情報(機種補正情報を含む)をRAM13cに一時記憶する(S350)。続いて、RAM13cに一時記憶されている状態情報が示す携帯状態量(傾斜量、電池残量)と、補正情報(機種補正情報を含む)とに基づいて、ROM23bまたは不揮発性メモリ23dに記憶されている強度情報を補正する(S360)。なお、携帯信号の受信を検出しない場合には(S330;NO)、そのまま待機する。
そして、補正された強度情報と、携帯信号のRSSIとに基づいて、携帯信号の受信強度に対応する対象距離が有効エリアの半径距離以内であるか否か、換言すれば、当該携帯機10が有効エリア内に位置するか否かを判定し(S370)、当該携帯機10が有効エリア内に位置すると判定した場合には(S370;YES)、携帯信号とともに受信した認証コードに基づいて、携帯機10が正規なものであるか否かを判定する(S380)。なお、当該携帯機10が有効エリア外に位置すると判定した場合には(S370;NO)、認証コードに基づく判定を行うことなく、S320に戻る。
そして、携帯機10を認証できた場合には(S380;YES)、アクチュエータ26を介して車両2のドアの開錠を行い(S390)、S310に戻る、一方、携帯機10を認証できない場合には(S380;NO)、車両2のドアを開錠することなく、S310に戻る。
つまり、実施例2の車両制御システム1では、車載機20が、携帯機10から送信された無線信号(携帯信号)の受信強度に基づいてエリア判定を行うようになっている。
そして、車載機20が、エリア判定を行う際に、携帯信号を送信したときの携帯機10の向き(傾斜量)やバッテリの残量といった携帯機10の使われ方によって異なる携帯機10の送信能力および送信出力の低下分に応じて、携帯信号の受信強度を補正するように構成されている。
したがって、実施例2の車両制御システム1によれば、携帯機10の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機10が位置するか否かをより厳密に判定することができる。
なお、上記実施例2において、S460の処理を行う制御部13が携帯側送信手段、S330の処理を行う制御部23が車両側受信手段、ROM23bまたは不揮発性メモリ23dが強度情報記憶手段、S370の処理を行う制御部23がエリア判定手段、加速度センサ16および電池残量算出回路17が状態検出手段、S450の処理を行う制御部23が状態情報付加手段、S350の処理を行う制御部23が補正情報取得手段、S360の処理を行う制御部23が強度情報補正手段の各一例にそれぞれ相当する。
<変形例2>
次に、上記実施例2の変形例について説明する。
上記実施例2の車両制御システム1では、携帯機10が補正情報を記憶している構成であるが、これに代えて、車載機20が補正情報を記憶している構成であってもよい。
また、上記実施例2の車両制御システム1では、車載機20が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて強度情報(ひいては携帯信号の受信強度)を補正してもよい。
<実施例3>
次に、本実施形態の実施例3について説明する。なお、実施例3の車両制御システム1は、車両側発信タイプかつ車両側エリア判定タイプである例を前提とする。また、車載機20のROM23bまたは不揮発性メモリ23dには、携帯機10に対応する個別強度情報が記憶されている。この個別強度情報は、対象距離と車載機20における携帯信号の受信強度との相関を示す情報である。そして、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13dには、当該携帯機10の機種に対応する補正情報が記憶されている。この補正情報は、傾斜量に応じて異なる携帯機10の送信能力(ひいては車載機20における携帯信号の受信強度)を補正するための情報である。
具体的には、実施例2において携帯機10の制御部13が行う携帯側処理と、車載機20の制御部23が行う車両側処理とを、図7のフローチャートに沿って説明する。
まず、車両側処理では、車両2に設けられたセンサからの検出信号に基づいて、運転席側ドアノブがユーザによって接触されたか否かを判断し(S510)、このようなドアノブの接触操作をトリガとして検出すると(S510;YES)、携帯機10に対する送信要求を示す車両信号を、送信部22を介して無線送信する(S520)。なお、ドアノブの接触操作を検出しない場合には(S510;NO)、そのまま待機する。
一方、携帯側処理では、当該携帯機10の受信部14を介してこの車両信号を受信すると(S610)、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dから、当該携帯機10の機種に対応する補正情報(機種補正情報を含む)を読み出す(S620)。さらに、加速度センサ16の検出値に基づいて、当該携帯機10の傾斜量を算出する(S630)。そして、この検出した傾斜量と、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dから読み出した補正情報とに基づいて、当該携帯機10の送信能力の低下分を補完するように送信部12による無線信号の送信出力を調整し(S640)、所定の認証コードを含む携帯信号を、送信部12を介して無線送信して(S650)、S610に戻る。一方、車両信号の受信を検出しない場合には(S610;NO)、そのまま待機する。
最後に、車両側処理では、車載機20の受信部24を介してこの携帯信号を受信したか否かを判断し(S530)、携帯信号を受信すると(S530;YES)、受信した携帯信号のRSSIを強度計測回路25から入力する(S540)。そして、ROM23bまたは不揮発性メモリ23dに記憶されている強度情報と、携帯信号のRSSIとに基づいて、携帯信号の受信強度に対応する対象距離が有効エリアの半径距離以内であるか否か、換言すれば、当該携帯機10が有効エリア内に位置するか否かを判定し(S550)、当該携帯機10が有効エリア内に位置すると判定した場合には(S550;YES)、携帯信号に含まれている認証コードに基づいて、携帯機10が正規なものであるか否かを判定する(S560)。なお、当該携帯機10が有効エリア外に位置すると判定した場合には(S550;NO)、認証コードに基づく判定を行うことなく、S520に戻る。
そして、携帯機10を認証できた場合には(S550;YES)、アクチュエータ26を介して車両2のドアの開錠を行い(S560)、S510に戻る、一方、携帯機10を認証できない場合には(S550;NO)、車両2のドアを開錠することなく、S510に戻る。
つまり、実施例3の車両制御システム1では、車載機20が、携帯機10から送信された無線信号(携帯信号)の受信強度に基づいてエリア判定を行うようになっている。
そして、携帯機10が、携帯信号を送信するときの当該携帯機10の向き(傾斜量)によって異なる携帯機10の送信能力の低下分に応じて、携帯信号の送信出力を調整するように構成されている。
したがって、実施例3の車両制御システム1によれば、携帯機10の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機10が位置するか否かをより厳密に判定することができる。
なお、上記実施例3において、S650の処理を行う制御部13が携帯側送信手段、S530の処理を行う制御部23が車両側受信手段、ROM23bまたは不揮発性メモリ23dが強度情報記憶手段、S540の処理を行う制御部23が強度計測手段、S550の処理を行う制御部23がエリア判定手段、加速度センサ16が状態検出手段、S620の処理を行う制御部13が補正情報取得手段、S640の処理を行う制御部13が送信出力調整手段の各一例にそれぞれ相当する。
<変形例3>
次に、上記実施例3の変形例について説明する。
上記実施例3の車両制御システム1では、携帯機10が補正情報を記憶している構成であるが、これに代えて、車載機20が補正情報を記憶している構成であってもよい。この場合、例えば車載機20が、携帯信号を受信する前に携帯機10に予め送信要求を無線送信し、この送信要求を受信した携帯機10から送られてくる応答信号に応じた補正情報を携帯機10に送信することにより、効率よく情報の授受を行うことができる。
また、上記実施例3の車両制御システム1では、車載機20が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて強度情報(ひいては携帯信号の受信強度)を補正してもよい。
<実施例4>
次に、本実施形態の実施例4について説明する。なお、実施例4の車両制御システム1は、携帯側発信タイプかつ携帯側エリア判定タイプである例を前提とする。また、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13dには、当該携帯機10に対応する個別強度情報が記憶されている。この個別強度情報は、対象距離と当該携帯機10における車両信号の受信強度との相関を示す情報である。さらに、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13dには、当該携帯機10の機種に対応する補正情報が記憶されている。この補正情報は、電池残量に応じて異なる携帯機10の送信能力および送信出力(ひいては車載機20における携帯信号の受信強度)を補正するための情報である。
具体的には、実施例1において携帯機10の制御部13が行う携帯側処理と、車載機20の制御部23が行う車両側処理とを、図8のフローチャートに沿って説明する。
まず、携帯側処理では、当該携帯機10に設けられたスイッチがユーザによって押下されたか否かを判断し(S710)、このようなスイッチの押下操作をトリガとして検出すると(S710;YES)、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dから、当該携帯機10の機種に対応する補正情報(機種補正情報を含む)を読み出す(S720)。さらに、電池残量算出回路17から当該携帯機10の電池残量を入力する(S730)。そして、この検出した電池残量を示す状態情報と、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dから読み出した補正情報(機種補正情報を含む)とを含む携帯信号を生成し(S740)、その生成した携帯信号を、送信部12を介して無線送信する(S750)。なお、スイッチの押下を検出しない場合には(S710;NO)、そのまま待機する。
一方、車両側処理では、車載機20の受信部24を介してこの携帯信号を受信したか否かを判断し(S810)、このような携帯信号の受信をトリガとして検出すると(S810;YES)、携帯信号に付加されている状態情報(電池残量)と補正情報とをRAM13cに一時記憶する(S820)。そして、RAM13cに記憶されている状態情報と補正情報とに基づいて、携帯機10の受信感度の低下分を補完するように送信部22による無線信号の送信出力を調整し(S830)、所定の車両信号を、送信部22を介して無線送信する(S840)。なお、携帯信号の受信を検出しない場合には(S810;NO)、そのまま待機する。
次に、携帯側処理では、当該携帯機10の受信部14を介してこの車両信号を受信したか否かを判断し(S760)、車両信号を受信すると(S760;YES)、受信した車両信号のRSSIを強度計測回路15から入力する(S770)。そして、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dに記憶されている強度情報と、車両信号のRSSIとに基づいて、車両信号の受信強度に対応する対象距離が有効エリアの半径距離以内であるか否か、換言すれば、当該携帯機10が有効エリア内に位置するか否かを判定し(S780)、当該携帯機10が有効エリア内に位置すると判定した場合には(S780;YES)、その旨を表す判定信号を所定の認証コードとともに、送信部12を介して無線送信し(S790)、S710に戻る。一方、当該携帯機10が有効エリア外に位置すると判定した場合には(S780;NO)、判定信号を送信することなく、S710に戻る。
最後に、車両側処理では、車載機20の受信部24を介してこの判定信号を受信したか否かを判断し(S850)、判定信号を受信すると(S850;YES)、その判定信号に含まれている認証コードに基づいて、携帯機10が正規なものであるか否かを判定する(S860)。そして、携帯機10を認証できた場合には(S860;YES)、アクチュエータ26を介して車両2のドアの開錠を行い(S870)、S810に戻る、一方、判定信号を未受信の状態が所定時間経過するか(S850;NO)、もしくは携帯機10を認証できない場合には(S860;NO)、車両2のドアを開錠することなく、S810に戻る。
つまり、実施例4の車両制御システム1では、携帯機10が、車載機20から送信された無線信号(車両信号)の受信強度に基づいてエリア判定を行い、当該携帯機10が有効エリア内に位置すると判定した場合に、その旨を無線信号(判定信号)によって車載機20に伝えるようになっている。
そして、車載機20が、携帯信号を送信したときの携帯機10の電池残量によって異なる携帯機10の受信感度の低下分に応じて、車両信号の送信出力を調整するように構成されている。
したがって、実施例4の車両制御システム1によれば、携帯機10の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機10が位置するか否かをより厳密に判定することができる。
なお、上記実施例3において、S810の処理を行う制御部23が車両側受信手段、S840の処理を行う制御部23が車両側送信手段、S750の処理を行う制御部13が携帯側送信手段、S760の処理を行う制御部13が携帯側受信手段、S770の処理を行う制御部13が強度計測手段、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dが強度情報記憶手段、S780の処理を行う制御部13がエリア判定手段、S790の処理を行う制御部13が判定信号送信手段、電池残量算出回路17が状態検出手段、S740の処理を行う制御部13が状態情報付加手段、S820の処理を行う制御部23が補正情報取得手段、S830の処理を行う制御部23が送信出力調整手段の各一例にそれぞれ相当する。
<変形例4>
次に、上記実施例4の変形例について説明する。
上記実施例4の車両制御システム1では、携帯機10が補正情報を記憶している構成であるが、これに代えて、車載機20が補正情報を記憶している構成であってもよい。
また、上記実施例4の車両制御システム1では、携帯機10が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて強度情報(ひいては車両信号の受信強度)を補正してもよい。
<実施例5>
次に、本実施形態の実施例5について説明する。なお、実施例5の車両制御システム1は、車両側発信タイプかつ車両側エリア判定タイプである例を前提とする。また、車載機20のROM23bまたは不揮発性メモリ23dには、携帯機10に対応する個別標準強度情報が記憶されている。この個別強度情報は、対象距離と車載機20における携帯信号の受信強度との相関を示す情報である。そして、携帯機10のROM13bまたは不揮発性メモリ13dには、当該携帯機10の機種に対応する補正情報が記憶されている。この補正情報は、携帯状態量に応じて異なる携帯機10の受信感度(ひいては携帯機10における車両信号の受信強度)を補正するための情報である。
具体的には、実施例2において携帯機10の制御部13が行う携帯側処理と、車載機20の制御部23が行う車両側処理とを、図9のフローチャートに沿って説明する。
まず、車両側処理では、車両2に設けられたセンサからの検出信号に基づいて、運転席側ドアノブがユーザによって接触されたか否かを判断し(S910)、このようなドアノブの接触操作をトリガとして検出すると(S910;YES)、携帯機10に対する送信要求を示す車両信号を、送信部22を介して無線送信する(S920)。なお、ドアノブの接触操作を検出しない場合には(S910;NO)、そのまま待機する。
一方、携帯側処理では、当該携帯機10の受信部14を介してこの車両信号を受信すると(S1010)、受信した車両信号のRSSIを強度計測回路15から入力し(S1020)、このRSSIに基づいて車両信号の受信強度を表す受信情報を生成する(S1030)。そして、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dから、当該携帯機10の機種に対応する補正情報(機種補正情報を含む)を読み出す(S1040)。さらに、加速度センサ16の検出値に基づいて、当該携帯機10の傾斜量を算出するとともに(S1050)、電池残量算出回路17から当該携帯機10の電池残量を入力する(S1060)。そして、これら検出した携帯状態量(傾斜量、電池残量)を示す状態情報と、ROM13bまたは不揮発性メモリ13dから読み出した補正情報とに基づいて、車両信号の受信強度に携帯機10の受信強度の低下分を加えることで受信情報を補正し(S1070)、この補正した受信情報および所定の認証コードを含む携帯信号を、送信部12を介して無線送信する(S1080)。一方、車両信号の受信を検出しない場合には(S1010;NO)、そのまま待機する。
最後に、車両側処理では、車載機20の受信部24を介してこの携帯信号を受信したか否かを判断し(S930)、携帯信号を受信すると(S930;YES)、受信した携帯信号に付加されている受信情報に基づいて、携帯機10における車両信号の受信強度に対応する対象距離が有効エリアの半径距離以内であるか否か、換言すれば、携帯機10が有効エリア内に位置するか否かを判定し(S940)、携帯機10が有効エリア内に位置すると判定した場合には(S940;YES)、携帯信号とともに受信した認証コードに基づいて、携帯機10が正規なものであるか否かを判定する(S950)。なお、携帯機10が有効エリア外に位置すると判定した場合には(S940;NO)、認証コードに基づく判定を行うことなく、S920に戻る。
そして、携帯機10を認証できた場合には(S950;YES)、アクチュエータ26を介して車両2のドアの開錠を行い(S960)、S910に戻る、一方、携帯機10を認証できない場合には(S950;NO)、車両2のドアを開錠することなく、S910に戻る。
つまり、実施例2の車両制御システム1では、車載機20が、携帯機10から送信された受信情報(携帯機10における車両信号の受信強度)に基づいてエリア判定を行うようになっている。
そして、携帯機10が、受信情報を送信する際に、車両信号を受信したときの当該携帯機10の向き(傾斜量)やバッテリの残量といった当該携帯機10の使われ方によって異なる当該携帯機10の受信感度の低下分に応じて、車両信号の受信強度を補正するように構成されている。
したがって、実施例5の車両制御システム1によれば、携帯機10の使われ方に追従して有効エリア内に携帯機10が位置するか否かをより厳密に判定することができる。
なお、上記実施例5において、S1010の処理を行う制御部13が携帯側受信手段、S1080の処理を行う制御部13が携帯側送信手段、S1020の処理を行う制御部13が強度計測手段、S1030の処理を行う制御部13が受信情報付加手段、S920の処理を行う制御部23が車両側送信手段、S930の処理を行う制御部23が車両側受信手段、ROM23bまたは不揮発性メモリ23dが強度情報記憶手段、S940の処理を行う制御部23がエリア判定手段、加速度センサ16および電池残量算出回路17が状態検出手段、S1040の処理を行う制御部13が補正情報取得手段、S1070の処理を行う制御部13が受信情報補正手段の各一例にそれぞれ相当する。
<変形例5>
次に、上記実施例5の変形例について説明する。
上記実施例5の車両制御システム1では、携帯機10が補正情報を記憶している構成であるが、これに代えて、車載機20が補正情報を記憶している構成であってもよい。つまり、携帯機10が車載機20から補正情報を取得する構成であってもよい。
また、上記実施例5の車両制御システム1では、携帯機10が、雨の有無を示す環境情報、および雨の有無に応じた受信強度の特性を示す環境補正情報を取得し、これら情報に基づいて受信情報(ひいては車両信号の受信強度)を補正してもよい。
1…車両制御システム、2…車両、2a…車両箇所、3…有効エリア、4…アンテナ、10…携帯機、11…アンテナ、12…送信部、13…制御部、13a…CPU、13b…ROM、13c…RAM、13d…不揮発性メモリ、14…受信部、15…強度計測回路、16…加速度センサ、17…電池残量算出回路、20…車載機、22…送信部、23…制御部、23b…ROM、23d…不揮発性メモリ、24…受信部、25…強度計測回路、26…アクチュエータ。

Claims (7)

  1. 車両のユーザに携帯される携帯機(10)と該車両に搭載される車載機(20)との間で無線通信を行うことにより、前記車載機が、該車両における特定の車両箇所を中心とする有効エリア内に位置する前記携帯機から該車両に固有の認証コードを受信すると、該車両に予め割り当てられた車両制御を行う車両制御システムであって、
    前記車載機は、
    予め設定された車両側トリガを検出すると、前記車両箇所に設けられたアンテナを介して、所定の車両信号を無線送信する車両側送信手段(S230)を備え、
    前記携帯機は、
    前記車両信号を受信する携帯側受信手段(S130)と、
    前記携帯側受信手段により受信した車両信号の受信強度を計測する強度計測手段(S140)と、
    当該携帯機と前記車両箇所との間の距離を対象距離とし、該対象距離に応じた前記受信強度の特性を示す強度情報を記憶する強度情報記憶手段(13b,13d)と、
    前記強度計測手段により計測した受信強度と、前記強度情報記憶手段に記憶された強度情報とに基づいて、当該携帯機が前記有効エリア内に位置するか否かを判定するエリア判定手段(S190)と、
    前記エリア判定手段により当該携帯機が前記有効エリア内に位置すると判定した場合に、所定の判定信号を無線送信する判定信号送信手段(S200)と、
    を備え、
    前記携帯機は、さらに、
    該携帯機の電池残量である携帯状態量を検出する状態検出手段(16,17)と、
    前記携帯状態量に応じた前記受信強度の特性を示す補正情報を取得する補正情報取得手段(S150)と、
    前記車両信号の受信時に前記状態検出手段により検出された携帯状態量と、前記補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、前記強度情報記憶手段に記憶された強度情報を補正する強度情報補正手段(S170)と、
    を備えることを特徴とする車両制御システム。
  2. 車両のユーザに携帯される携帯機(10)と該車両に搭載される車載機(20)との間で無線通信を行うことにより、前記車載機が、該車両における特定の車両箇所を中心とする有効エリア内に位置する前記携帯機から該車両に固有の認証コードを受信すると、該車両に予め割り当てられた車両制御を行う車両制御システムであって、
    前記携帯機は、
    予め設定された携帯側トリガを検出すると、所定の携帯信号を無線送信する携帯側送信手段(S460)を備え、
    前記車載機は、
    前記携帯信号を受信する車両側受信手段(S330)と、
    前記車両側受信手段により受信した携帯信号の受信強度を計測する強度計測手段と、
    前記携帯機と前記車両箇所との間の距離を対象距離とし、該対象距離に応じた前記受信強度の特性を示す強度情報を記憶する強度情報記憶手段(23b,23d)と、
    前記強度計測手段により計測した受信強度と、前記強度情報記憶手段に記憶された強度情報とに基づいて、前記携帯機が前記有効エリア内に位置するか否かを判定するエリア判定手段(S370)と、
    を備え、
    前記携帯機は、さらに、
    重力方向に対する当該携帯機の傾斜量および当該携帯機の電池残量の少なくとも一方である携帯状態量を検出する状態検出手段(16,17)と、
    前記携帯信号の送信時に前記状態検出手段により検出された携帯状態量を示す状態情報を該携帯信号に付加する状態情報付加手段(S450)と、
    を備え、
    前記車載機は、さらに、
    前記携帯状態量に応じた前記受信強度の特性を示す補正情報を取得する補正情報取得手段(S350)と、
    前記車両側受信手段を介して前記携帯信号とともに受信した状態情報と、前記補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、前記強度情報記憶手段に記憶された強度情報を補正する強度情報補正手段(S360)と、
    を備えることを特徴とする車両制御システム。
  3. 車両のユーザに携帯される携帯機(10)と該車両に搭載される車載機(20)との間で無線通信を行うことにより、前記車載機が、該車両における特定の車両箇所を中心とする有効エリア内に位置する前記携帯機から該車両に固有の認証コードを受信すると、該車両に予め割り当てられた車両制御を行う車両制御システムであって、
    前記携帯機は、
    予め設定された携帯側トリガを検出すると、所定の携帯信号を無線送信する携帯側送信手段(S650)を備え、
    前記車載機は、
    前記携帯信号を受信する車両側受信手段(S530)と、
    前記車両側受信手段により受信した携帯信号の受信強度を計測する強度計測手段(S540)と、
    前記携帯機と前記車両箇所との間の距離を対象距離とし、該対象距離に応じた前記受信強度の特性を示す強度情報を記憶する強度情報記憶手段(23b,23d)と、
    前記強度計測手段により計測した受信強度と、前記強度情報記憶手段に記憶された強度情報とに基づいて、前記携帯機が前記有効エリア内に位置するか否かを判定するエリア判定手段(S550)と、
    を備え、
    前記携帯機は、さらに、
    重力方向に対する当該携帯機の傾斜量を検出する状態検出手段(16)と、
    前記傾斜量に応じた前記受信強度の特性を示す補正情報を取得する補正情報取得手段(S620)と、
    前記携帯信号の送信時に前記状態検出手段により検出された傾斜量と、前記補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、前記強度情報記憶手段に記憶された強度情報が補正されるように該携帯信号の送信出力を調整する送信出力調整手段(S640)と、
    を備えることを特徴とする車両制御システム。
  4. 車両のユーザに携帯される携帯機(10)と該車両に搭載される車載機(20)との間で無線通信を行うことにより、前記車載機が、該車両における特定の車両箇所を中心とする有効エリア内に位置する前記携帯機から該車両に固有の認証コードを受信すると、該車両に予め割り当てられた車両制御を行う車両制御システムであって、
    前記車載機は、
    所定の携帯信号を受信する車両側受信手段(S810)と、
    前記車両側受信手段により前記携帯信号を受信すると、前記車両箇所に設けられたアンテナを介して、所定の車両信号を無線送信する車両側送信手段(S840)と、
    を備え、
    前記携帯機は、
    予め設定された携帯側トリガを検出すると、前記携帯信号を無線送信する携帯側送信手段(S750)と、
    前記車両信号を受信する携帯側受信手段(S760)と、
    前記携帯側受信手段により受信した車両信号の受信強度を計測する強度計測手段(S770)と、
    当該携帯機と前記車両箇所との間の距離を対象距離とし、該対象距離に応じた前記受信強度の特性を示す強度情報を記憶する強度情報記憶手段(13b,13d)と、
    前記強度計測手段により計測した受信強度と、前記強度情報記憶手段に記憶された強度情報とに基づいて、当該携帯機が前記有効エリア内に位置するか否かを判定するエリア判定手段(S780)と、
    前記エリア判定手段により当該携帯機が前記有効エリア内に位置すると判定した場合に、所定の判定信号を無線送信する判定信号送信手段(S790)と、
    を備え、
    前記携帯機は、さらに、
    当該携帯機の電池残量を検出する状態検出手段(17)と、
    前記携帯信号の送信時に前記状態検出手段により検出した電池残量を示す状態情報を該携帯信号に付加する状態情報付加手段(S740)と、
    を備え、
    前記車載機は、さらに、
    前記電池残量に応じた前記受信強度の特性を示す補正情報を取得する補正情報取得手段(S820)と、
    前記車両側受信手段を介して前記携帯信号とともに受信した状態情報と、前記補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、前記強度情報記憶手段に記憶された強度情報が補正されるように前記車両信号の送信出力を調整する送信出力調整手段(S830)と、
    を備えることを特徴とする車両制御システム。
  5. 車両のユーザに携帯される携帯機(10)と該車両に搭載される車載機(20)との間で無線通信を行うことにより、前記車載機が、該車両における特定の車両箇所を中心とする有効エリア内に位置する前記携帯機から該車両に固有の認証コードを受信すると、該車両に予め割り当てられた車両制御を行う車両制御システムであって、
    前記携帯機は、
    所定の車両信号を受信する携帯側受信手段(S1010)と、
    前記携帯側受信手段により前記車両信号を受信すると、所定の携帯信号を無線送信する 携帯側送信手段(S1080)と、
    前記携帯側受信手段により受信した車両信号の受信強度を計測する強度計測手段(S1020)と、
    前記強度計測手段により計測した受信強度を示す受信情報を前記携帯信号に付加する受信情報付加手段(S1030)と、
    を備え、
    前記車載機は、
    予め設定された車両側トリガを検出すると、前記車両信号を無線送信する車両側送信手段(S920)と、
    前記携帯信号を受信する車両側受信手段(S930)と、
    前記携帯機と前記車両箇所との間の距離を対象距離とし、該対象距離に応じた前記受信強度の特性を示す強度情報を記憶する強度情報記憶手段(23b,23d)と、
    前記車両側受信手段を介して前記携帯信号とともに受信した受信情報と、前記強度情報記憶手段に記憶された強度情報とに基づいて、前記携帯機が前記有効エリア内に位置するか否かを判定するエリア判定手段(S940)と、
    を備え、
    前記携帯機は、さらに、
    重力方向に対する当該携帯機の傾斜量および当該携帯機の電池残量の少なくとも一方である携帯状態量を検出する状態検出手段(16,17)と、
    前記携帯状態量に応じた前記受信強度の特性を示す補正情報を取得する補正情報取得手段(S1040)と、
    前記車両信号の受信時に前記状態検出手段により検出された携帯状態量と、前記補正情報取得手段により取得した補正情報とに基づいて、前記受信情報付加手段により前記携帯信号に付加される受信情報を補正する受信情報補正手段(S1070)と、
    を備えることを特徴とする車両制御システム。
  6. 前記携帯機は、さらに、
    前記補正情報を記憶する補正情報記憶手段(13b,13d)と、
    前記補正情報記憶手段に記憶された補正情報を前記携帯信号に付加する補正情報付加手段(S450,S740)と、
    を備え、
    前記補正情報取得手段は、前記車両側受信手段を介して前記携帯信号とともに前記補正情報を受信することを特徴とする請求項2または請求項4に記載の車両制御システム。
  7. 前記補正情報は、前記携帯機の機種に応じて予め設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両制御システム。
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