JP6068464B2 - γ−セクレターゼ調節剤としての新規な置換インドール誘導体 - Google Patents

γ−セクレターゼ調節剤としての新規な置換インドール誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、γ−セクレターゼ調節剤として有用な新規な置換インドール誘導体に関する。本発明は、さらに、このような新規な化合物の製造方法、前記化合物を有効成分として含む医薬組成物、並びに前記化合物の医薬としての使用にも関する。
アルツハイマー病(AD)は、記憶、認知、及び行動安定性の喪失を特徴とする進行性の神経変性疾患である。65歳を超える人口の6〜10%がADに罹患し、85歳を超えると最大50%がADに罹患する。それは認知症の主因となっており、また心血管疾患及び癌に続く3番目の死因となっている。現在、ADに対する有効な治療法はない。米国におけるAD関連の総純費用は年間1000億ドルを超える。
ADには単純な原因があるわけではないが、(1)年齢、(2)家族歴、及び(3)頭部外傷を含む特定の危険因子と関連付けられており、他の因子としては環境毒素及び低い教育水準が挙げられる。具体的な辺縁皮質及び大脳皮質の神経病理学的病変としては、タウタンパク質の過剰リン酸化によって起こる細胞内神経原線維変化、及びアミロイドベータペプチドの線維状凝集体の細胞外沈着(アミロイド斑)が挙げられる。アミロイド斑の主成分は、様々な長さのアミロイドベータ(A−ベータ、Aベータ又はAβ)ペプチドである。その変種の1つであるAβ1−42ペプチド(Aベータ−42)は、アミロイド形成の主要な原因物質であると考えられている。別の変種には、Aβ1−40−ペプチド(Aベータ−40)がある。Aβは、前駆体タンパク質であるベータアミロイド前駆体タンパク質(ベータ−APP又はAPP)のタンパク質分解産物である。
家族性早発性常染色体優性型のADは、βアミロイド前駆体タンパク質(β−APP又はAPP)並びにプレセニリンタンパク質1及び2のミスセンス変異に関連付けられてきた。一部の患者で、遅発型のADは、アポリポタンパク質E(ApoE)遺伝子の特定の対立遺伝子、より最近ではアルファ2−マクログロブリンの突然変異の所見との相関が示されており、それはAD患者集団の少なくとも30%に関連付けられる可能性がある。このような異質性にも関わらず、全ての形態のADは同様の病理学的所見を示す。遺伝子解析により、ADの論理的治療方法に関する最良の手掛かりが得られた。これまでに発見された突然変異は全て、Aベータペプチド(Aβ)として知られるアミロイド形成性ペプチド、具体的にはAβ42の量的又は質的産生に影響を及ぼし、ADの「アミロイドカスケード仮説」を強く裏付けてきた(Tanzi and Bertram,2005,Cell 120,545)。Aβペプチド生成とAD病理との間に関連がある可能性が高く、これはAβ産生機構をより十分に理解する必要があることを強調し、Aβ濃度の調節による治療方法の強い根拠となる。
Aβペプチドの放出は、それぞれβ−及びγ−セクレターゼによるAβペプチドのN末端(Met−Asp結合)及びC末端(37〜42番目の残基)の切断と称される少なくとも2種のタンパク質分解活性により調節される。分泌経路には、最初にβ−セクレターゼにより切断が行われることを示す証拠があり、それによりs−APPβ(sβ)が分泌され、11kDaの膜結合カルボキシ末端断片(CTF)が保持される。CTFは、γ−セクレターゼによる切断の後、Aβペプチドを生成するものと考えられる。特定のタンパク質(プレセニリン)の特定の遺伝子コード領域に、ある一定の突然変異を有する患者では、比較的長いアイソフォームであるAβ42の量が選択的に増加し、これらの突然変異は家族性早発性ADとの相関が示されてきた。従って、多くの研究者はAβ42がADの主な病因であると考えている。
γ−セクレターゼ活性は単一のタンパク質に帰することができず、実際には様々なタンパク質の集合体に関連していることが現在明らかになっている。
ガンマ(γ)−セクレターゼ活性は、プレセニリン(PS)へテロ二量体、ニカストリン、aph−1及びpen−2の少なくとも4つの成分を含有する多タンパク質複合体にある。PSへテロ二量体は、前駆体タンパク質の鎖内部タンパク質分解(endoproteolysis)によって生じるアミノ末端PS断片及びカルボキシ末端PS断片からなる。触媒部位の2個のアスパラギン酸は、このヘテロ二量体の境界面にある。最近、ニカストリンがγ−セクレターゼ基質の受容体の役割を果たすことが示唆された。γ−セクレターゼの他の要素の機能は不明であるが、活性を示すにはこれらが全て必要である(Steiner,2004.Curr.Alzheimer Research 1(3):175〜181)。
第2の切断段階の分子機構は現在まで不明であるが、γ−セクレターゼ複合体はADを治療する化合物の探求における主要なターゲットの1つとなっている。
触媒部位の直接ターゲティングから、γ−セクレターゼ活性の基質特異的阻害剤及び調節剤の開発にわたる、ADにおける様々なγ−セクレターゼターゲティング方法が提案されてきた(Marjaux et al.,2004.Drug Discovery Today:Therapeutic Strategies,Volume 1,1−6)。従って、セクレターゼを標的とする様々な化合物が記載された(Larner,2004.Secretases as therapeutics targets in AD:patents 2000−2004.Expert Opin.Ther.Patents 14,1403−1420)。
実際、この知見は、γ−セクレターゼに対する特定の非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の効果を示した生化学的研究により裏付けられた(米国特許出願公開第2002/0128319号明細書;Eriksen(2003)J.Clin.Invest.112,440)。ADを予防又は治療するためのNSAIDの使用に関する欠点として、NSAIDはシクロオキシゲナーゼ(COX)酵素阻害活性を有し、望ましくない副作用を引き起こし得ること、及びCNS浸透性が低いことが考えられる(Peretto et al,2005,J.Med.Chem.48,5705−5720)。より最近では、Cox阻害活性や関連する胃毒性のない鏡像異性体である、NSAID R−フルルビプロフェンは、プラセボ群の患者と比較して、患者の思考能力又は日常活動を行う能力を有意に改善しなかったため、大規模第III相試験に失敗した。
国際公開第2009/103652号パンフレットは、Aβの調節剤としての1H−1,2,4−トリアゾール−3−アミン誘導体に関し;
国際公開第2010/010188号パンフレットは、変性関節疾患及び炎症性疾患の治療に有用な[1,2,4]トリアゾロ−[1,5−a]ピリジン化合物に関し;
国際公開第2010/098495号パンフレットは、ADの治療剤としてのイミダゾリルピラジン誘導体に関し;
米国特許第2010137320号明細書は、γ−セクレターゼの調節剤である新規な複素環化合物に関し;
国際公開第2010/070008号パンフレットは、γ−セクレターゼ調節剤として有用な新規な置換二環式イミダゾール誘導体に関する。
国際公開第2010/094647号パンフレットは、γ−セクレターゼ調節剤として有用な新規な置換ベンゾオキサゾール、ベンゾイミダゾール、オキサゾロピリジン、及びイミダゾピリジン誘導体に関する。
国際公開第2010/089292号パンフレットは、γ−セクレターゼ調節剤として有用な新規な置換二環式複素環化合物に関する。
国際公開第2010/145883号パンフレットは、γ−セクレターゼ調節剤として有用な新規な置換インダゾール及びアザ−インダゾール誘導体に関する。
国際公開第2011/006903号パンフレットは、γ−セクレターゼ調節剤として有用な、新規な置換トリアゾール及びイミダゾール誘導体に関する。
γ−セクレターゼ活性を調節し、それによりADの治療の新たな道を開く新規化合物が強く必要とされている。本発明の目的は、従来技術の欠点の少なくとも1つを克服若しくは改善すること、又は有用な代替を提供することである。本発明の化合物又は本発明の化合物の一部は、従来技術で開示された化合物と比較して改善された代謝安定性特性、改善された中枢脳利用能、改善された溶解性、又は低減したCYP(シトクロムP450)阻害を有し得る。従って、本発明の目的は、このような新規な化合物を提供することである。
本発明の化合物は、γセクレターゼ調節剤として有用であることが判明した。本発明の化合物及びその薬学的に許容される組成物は、ADの治療又は予防に有用となり得る。
本発明は、式(I):

の新規な化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、
(式中、
は、水素、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
は、CR4a又はNであり;式中、R4aは、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシ及びハロからなる群から選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシであり;
は、CR4b又はNであり;式中、R4bは、水素、ハロ、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、又はHetであり;
は、CR4c又はNであり;式中、R4cは、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Het及びHetは、それぞれ独立に、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yは、N又はCRであり;式中、Rは、水素、ハロ、又は1つのヒドロキシルにより任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
Xは、N又はCHであり;
とRとは共に式(b−1)又は(b−2)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
−CH−Z−(CH− (b−2);
mは、2、3、又は4を表し;
Zは、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rは、水素、C1〜4アルキルカルボニル、Ar,(C=O)−Ar、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
式中、(b−1)又は(b−2)は、1つ以上のCH基上で、Ar、(C=O)−Ar、O−Ar、NR−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、フルオロ、ヒドロキシ、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
各Ar及びArは、独立に、フェニル、ピラゾリル、又はピリジニルを表し;式中、前記フェニル、ピラゾリル、又はピリジニルは、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、シクロC3〜7アルキル、
1〜4アルキルオキシ、フルオロ、及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよく;
各Rは、独立に、水素、又はフルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
各Rは、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rは、独立に、水素又はC1〜4アルキルである);
並びに、その薬学的に許容できる付加塩、及び溶媒和物に関する。
本発明は、また、式(I)の化合物の製造方法及びそれらを含む医薬組成物にも関する。
本化合物は、in vitro及びin vivoでγ−セクレターゼ活性を調節することが判明し、従って、AD、外傷性脳損傷(TBI)、ボクサー認知症、軽度認知障害(MCI)、老化現象、認知症、レヴィー小体型認知症、脳アミロイド血管症、多発梗塞性認知症、ダウン症候群、パーキンソン病に伴う認知症及びβアミロイドに関連する認知症、好ましくはAD及びβアミロイドの病状を有する他の障害(例えば、緑内障)の治療又は予防に有用となり得る。
式(I)の化合物の前述の薬理学に鑑みて、それらは医薬として使用するのに好適となり得るということになる。
より詳細には、本化合物は、AD、脳アミロイド血管症、多発梗塞性認知症、ボクサー認知症及びダウン症候群の治療又は予防に好適となり得る。
本発明は、γ−セクレターゼ活性を調節する医薬を製造するための、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩及び溶媒和物の使用にも関する。
ここで、本発明をさらに説明する。以下の節において、本発明の様々な態様をより詳細に記載する。そのように記載される各態様は、特記しない限り、他の任意の1つ又は複数の態様と組み合わせることができる。特に、好ましい又は有利であると示されている任意の特徴を、好ましい又は有利であると示されている他の任意の1つ又は複数の特徴と組み合わせることができる。
本発明の化合物について記載する場合、使用する用語は、特記しない限り、以下の定義に従って解釈されるものとする。
本発明において「置換された」という用語を使用するときは常に、特記しない限り又は文脈から明らかでない限り、「置換された」を使用する表現で示される原子又は基の1個以上の水素、特に1〜4個の水素、好ましくは1〜3個の水素、より好ましくは1個の水素が、示されている群から選択されるもので置き換えられていることを意味するが、但し、通常の原子価を超えず、置換により化学的に安定な化合物、すなわち反応混合物から有用な程度の純度での単離及び治療薬への製剤化に耐える十分に堅牢な化合物が得られるものとする。
基又は基の一部としての「ハロ」という用語は、特記しない限り又は文脈から明らかでない限り、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨードを総称するものとする。
基又は基の一部としての「C1〜4アルキル」という用語は、式C2n+1(式中、nは1〜4の範囲の数である)のヒドロカルビル基を指す。C1〜4アルキル基は、1〜4個の炭素原子、好ましくは1〜3個の炭素原子、より好ましくは1〜2個の炭素原子を含む。C1〜4アルキル基は、直鎖であっても又は分岐鎖であってもよく、本明細書に示すように置換されていてもよい。本明細書で炭素原子の後に下付き文字が使用されている場合、下付き文字は、当該基が含有し得る炭素数を指す。C1〜4アルキルは、1〜4個の炭素原子を有する全ての直鎖又は分岐アルキル基を含み、従って、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、2−メチル−エチル、ブチル及びその異性体(例えば、n−ブチル、イソブチル及びtert−ブチル)等を含む。
基又は基の一部としての「C1〜4アルキルオキシ」という用語は、式OR(式中、RはC1〜4アルキルである)を有する基を指す。好適なC1〜4アルキルオキシの非限定例としては、メチルオキシ(メトキシとも称する)、エチルオキシ(エトキとも称するシ)、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブチルオキシ、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキシ及びtert−ブチルオキシが挙げられる。
「シクロC3〜7アルキル」という用語は、単独でも組み合わせても、3から7個の炭素原子を有する環式飽和炭化水素基を意味する。好適なシクロC3〜7アルキルの非限定的な例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルがある。
本発明の化合物の化学名は、ケミカルアブストラクツサービスにより合意された命名規則に従い、Advanced Chemical Development,Inc.,命名ソフトウェア(ACD/Labs リリース12.00 製品バージョン12.01;ビルド 33104、2009年5月27日)により生成された。互変異性形態の場合、描写された互変異性形態の名前が生成された。描写されない他の互変異性形態も本発明の範囲に含まれることは明らかであろう。
本明細書の上記及び下記において、「式(I)の化合物」という用語は、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩、及び溶媒和物を含むものとする。
本明細書の上記及び下記における「立体異性体」、「立体異性体の形態」、又は「立体化学的な異性体の形態」という用語は、互換的に使用される。
本発明は、式(I)の化合物の全ての立体異性体及びその互変異性体を、純粋な立体異性体として、又は2つ以上の立体異性体の混合物のいずれかとして含む。
鏡像異性体は、重ね合わせることができない互いの鏡像となっている立体異性体である。1組の鏡像異性体の1:1混合物が、ラセミ体又はラセミ混合物である。ジアステレオマー(又はジアステレオ異性体)は、鏡像異性体ではない立体異性体であり、すなわち、それらは鏡像の関係にない。化合物が二重結合を含む場合、置換基は、E配置又はZ配置になりうる。二価の環式の(部分的に)飽和の基にある置換基は、cis配置又はtrans配置のいずれかを有しうる。例えば、化合物が二置換されたシクロアルキル基を含む場合、置換基は、cis配置又はtrans配置になりうる。したがって、本発明は、化学的に可能な場合はいつでも、鏡像異性体、ジアステレオマー、ラセミ体、E異性体、Z異性体、cis異性体、trans異性体、及びこれらの混合物を含む。
絶対配置は、カーン−インゴルド−プレログ・システムに従って明記される。不斉原子での配置はR又はSで明記される。絶対配置が未知の分割された化合物は、それらが平面偏光を回転させる方向に応じて、(+)又は(−)で示すことができる。
特定の立体異性体が同定されるとき、これは、前記立体異性体が他の異性体を実質的に含まない、即ち、共存する他の異性体が50%未満、好ましくは20%未満、より好ましくは10%未満、さらにより好ましくは5%未満、特に2%未満、最も好ましくは1%未満であることを意味する。従って、式(I)の化合物が、例えば、(R)と明記されるとき、これは、化合物が(S)異性体を実質的に含まないことを意味し;式(I)の化合物が、例えば、Eと明記されるとき、これは、化合物がZ異性体を実質的に含まないことを意味し;式(I)の化合物が、例えば、cisと明記されるとき、これは、化合物がtrans異性体を実質的に含まないことを意味する。
式(I)の化合物のいくつかは、その互変異性体の形態でも存在することがある。そのような形態は、上記の式に明示されてはいないが、本発明の範囲に含まれるものとする。
治療に使用される場合、式(I)の化合物の塩は、対イオンが薬学的に許容されるものである。しかし、薬学的に許容されない酸及び塩基の塩も、例えば、薬学的に許容される化合物の製造又は精製に使用される可能性がある。薬学的に許容されるか否かにかかわらず、全ての塩が本発明の範囲内に含まれる。
前述及び後述の薬学的に許容される酸付加塩及び塩基付加塩は、式(I)の化合物が形成できる、治療活性を有する無毒の酸付加塩及び塩基付加塩の形態を含むものとする。薬学的に許容される酸付加塩は、好都合には、塩基の形態をこのような適切な酸で処理することにより得ることができる。適切な酸には、例えば、塩酸又は臭化水素酸などのハロゲン化水素酸、硫酸、硝酸、及びリン酸等の無機酸;又は、例えば、酢酸、プロパン酸、ヒドロキシ酢酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸(即ち、エタン二酸)、マロン酸、コハク酸(即ち、ブタン二酸)、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シクラミン酸、サリチル酸、p−アミノサリチル酸、及びパモ酸等の有機酸が含まれる。逆に、前記塩の形態は、適切な塩基で処理することにより遊離塩基の形態に変換することができる。
酸性プロトンを含有する式(I)の化合物はまた、適切な有機塩基及び無機塩基で処理することによりそれらの無毒性の金属又はアミン付加塩の形態に変換することもできる。適切な塩基塩の形態には、例えば、アンモニウム塩、アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、及びカルシウム塩等、有機塩基との塩、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、4種のブチルアミン異性体、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、キヌクリジン、ピリジン、キノリン及びイソキノリンなどの一級、二級及び三級脂肪族及び芳香族アミンとの塩;ベンザチン塩、N−メチル−D−グルカミン塩、ヒドラバミン塩、並びに、アミノ酸との塩、例えば、アルギニン及びリシン等のとの塩が含まれる。逆に、塩の形態は、酸で処理することにより遊離酸の形態に変換することができる。
溶媒和物という用語は、式(I)の化合物が形成できる水和物及び溶媒付加形態、並びにその塩を含む。このような形態の例としては、例えば、水和物、及びアルコール和物等がある。
後述の方法で製造される式(I)の化合物は、当該技術分野で公知の分割法に従って互いに分離できる鏡像異性体のラセミ混合物の形態で合成され得る。式(I)の化合物の鏡像異性体の形態の分離方法には、キラル固定相を使用する液体クロマトグラフィーが含まれる。前記純粋な立体化学異性体の形態は、適切な出発物質の対応する純粋な立体化学異性体の形態から誘導することもできるが、但し、反応は立体特異的に起こるものとする。好ましくは、特定の立体異性体が所望される場合、前記化合物は立体特異的製造方法により合成されるであろう。これらの方法には、鏡像異性的に純粋な出発物質を使用することが有利であろう。
本願の枠内で、本発明の化合物は、本質的に、その化学元素の全ての同位体の組合せを含むものとする。本願の枠内で、化学元素は、特に式(I)の化合物に関して言及する場合、この元素の全ての同位体及び同位体の混合物を含む。例えば、水素について言及する場合、H、H、H及びこれらの混合物を指すものと理解される。
従って、本発明の化合物は、1種以上の非放射性原子がその放射性同位体の1種で置換された、放射標識化合物とも称される放射性化合物を含む、1種以上の元素の1種以上の同位体及びこれらの混合物を有する化合物を本質的に含む。「放射標識化合物」という用語は、少なくとも1個の放射性原子を含有する式(I)の任意の化合物又はその薬学的に許容される塩も意味する。例えば、化合物は陽電子又はγ線を放射する放射性同位体で標識することができる。放射性リガンド結合法では、H原子又は125I原子が置換され得る最適な原子である。画像化では、最も一般的に使用される陽電子放射(PET)放射性同位体は、11C、18F、15O及び13Nであり、これらは全て加速器で生成され、それぞれ20分(min)、100分、2分及び10分の半減期を有する。これらの放射性同位体の半減期は非常に短いため、それらの製造現場に加速器を有する施設でそれらを使用することでしか実現できず、従ってそれらの使用が制限される。これらの中で最も広く使用されるのは、18F、99mTc、201Tl及び123Iである。これらの放射性同位体の取り扱い、それらの生成、単離及び分子への組み込みは当業者に公知である。
特に、放射性原子は、水素、炭素、窒素、イオウ、酸素及びハロゲンからなる群から選択される。特に、放射性同位体は、H、11C、18F、122I、123I、125I、131I、75Br、76Br、77Br及び82Brからなる群から選択される。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する場合、単数形である「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、特記しない限り、複数の指示対象も含むのもとする。例えば、「1種の化合物(a compound)」は、1種の化合物又は2種以上の化合物を意味する。
本明細書で使用される「式(I)の複数の化合物」又は「式(I)の化合物」という用語が、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物も網羅することを理解されたい。
前述の用語及び本明細中で使用する他の用語は、当業者に十分理解される。
ここで、本発明の化合物の好ましい特徴について記載する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、ハロ、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、又はHetであり;
が、CR4c又はNであり;式中、R4cが、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Het及びHetが、それぞれ独立に、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yが、N又はCHであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)又は(b−2)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
−CH−Z−(CH− (b−2);
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rが、水素、C1〜4アルキルカルボニル、Ar、(C=O)−Ar、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
式中、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、Ar、(C=O)−Ar、O−Ar、NR−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、フルオロ、ヒドロキシ、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
各Ar及びArが、独立に、フェニル又はピリジニルを表し;式中、前記フェニル又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよく;
各Rが、独立に、水素、又はフルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
各Rが、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rが、独立に、水素又はC1〜4アルキルである;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
が、CH又はNであり;Aが、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、ハロ、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、又はHetであり;
が、CR4c又はNであり;式中、R4cが、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Het及びHetが、それぞれ独立に、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yが、N又はCRであり;式中、Rが、水素、ハロ、又は1つのヒドロキシルにより任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)又は(b−2)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
−CH−Z−(CH− (b−2);
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rが、水素、C1〜4アルキルカルボニル、Ar,(C=O)−Ar、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
式中、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、Ar、(C=O)−Ar、O−Ar、NR−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、フルオロ、ヒドロキシ、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
各Ar及びArが、独立に、フェニル、ピラゾリル、又はピリジニルを表し;式中、前記フェニル、ピラゾリル、又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、シクロC3〜7アルキル、
1〜4アルキルオキシ、フルオロ、及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよく;
各Rが、独立に、水素、又はフルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
各Rが、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rが、独立に、水素又はC1〜4アルキルである;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシ及びハロからなる群から選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、ハロ、C1〜4アルキルオキシ、又はシアノであり;
が、CR4c又はNであり;式中、R4cが、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Het及びHetが、それぞれ独立に、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yが、N又はCRであり;式中、Rが、水素、ハロ、又は1つのヒドロキシルにより任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)又は(b−2)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
−CH−Z−(CH− (b−2);
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rが、水素、C1〜4アルキルカルボニル、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
式中、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、Ar、C1〜4アルキルカルボニル、フルオロ、ヒドロキシ、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
各Arが、独立に、フェニル、ピラゾリル、又はピリジニルを表し;式中、前記フェニル、ピラゾリル、又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、シクロC3〜7アルキル、
1〜4アルキルオキシ、フルオロ、及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよく;
各Rが、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rが、独立に、水素又はC1〜4アルキルである;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、ハロ、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、又はHetであり;
が、CR4c又はNであり;式中、R4cが、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Het及びHetが、それぞれ独立に、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yが、N又はCHであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)又は(b−2)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
−CH−Z−(CH− (b−2);
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rが、水素、C1〜4アルキルカルボニル、Ar、(C=O)−Ar、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
式中、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、1又は2つのAr置換基により置換されており;特に、式中、(b−1)又は(b−2)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
各Ar及びArが、独立に、フェニル又はピリジニルを表し;式中、前記フェニル又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよく;
各Rが、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rが、独立に、水素又はC1〜4アルキルである;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、水素、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素、又はC1〜4アルキルオキシ及びハロからなる群から選択される1、2、又は3つの置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、又はHetであり;特に、式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシ、又はシアノであり;
が、CH又はNであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Het及びHetが、それぞれ独立に、ピリジニル、イミダゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つのC1〜4アルキル置換基により任意に置換されていてよく;
Yが、N又はCRであり;式中、Rが、水素、ハロ、又は1つのヒドロキシルにより任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
mが、2又は3を表し;
Zが、直接結合、NR、又はOを表し;式中、RがC1〜4アルキルであり;
式中、(b−1)が、1つのCH基上で、Ar、ヒドロキシ、及びC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
各Arが、独立に、フェニル又はピラゾリルを表し;式中、前記フェニル又はピラゾリルが、ハロ、シクロC3〜7アルキル、
1〜4アルキルオキシ及びフルオロからなる群からそれぞれ独立に選択される1、2、又は3つの置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
1、2、又は3つのフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1、2、3、又は4つの置換基により置換されていてよい;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;特に、Rが、シアノ及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又はC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、又はHetであり;
が、CH又はNであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Het及びHetが、それぞれ独立に、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yが、N又はCHであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)又は(b−2)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
−CH−Z−(CH− (b−2);
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rが、水素、C1〜4アルキルカルボニル、Ar、(C=O)−Ar、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
式中、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、Ar、(C=O)−Ar、O−Ar、NR−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、フルオロ、ヒドロキシ、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
各Ar及びArが、独立に、フェニル又はピリジニルを表し;式中、前記フェニル又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよく;
各Rが、独立に、水素、又はフルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
各Rが、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rが、独立に、水素又はC1〜4アルキルである;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又はC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、又はHetであり;
が、CH又はNであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Het及びHetが、それぞれ独立に、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yが、N又はCHであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)又は(b−2)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
−CH−Z−(CH− (b−2);
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rが、水素、C1〜4アルキルカルボニル、Ar、(C=O)−Ar、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
式中、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、1又は2つのAr置換基により置換されており;特に、式中、(b−1)又は(b−2)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
各Ar及びArが、独立に、フェニル又はピリジニルを表し;式中、前記フェニル又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよく;
各Rが、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rが、独立に、水素又はC1〜4アルキルである;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;特に、Rが、シアノ及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又はC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシであり;
が、CH又はNであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Hetが、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yが、N又はCHであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)又は(b−2)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
−CH−Z−(CH− (b−2);
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rが、水素、C1〜4アルキルカルボニル、Ar、(C=O)−Ar、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
式中、(b−1)又は(b−2)が、1つのCH基上で、Ar、(C=O)−Ar、O−Ar、NR−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、ヒドロキシ、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルからなる群から選択される1つの置換基により置換されており;特に、式中、(b−1)又は(b−2)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
Ar及びArが、それぞれ独立に、フェニル又はピリジニルを表し;式中、前記フェニル又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよく;
各Rが、独立に、水素、又はフルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
各Rが、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rが、独立に、水素又はC1〜4アルキルである;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;特に、Rが、シアノ及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又はC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシであり;
が、CH又はNであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Hetが、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yが、N又はCHであり;特にCHであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合又はOを表し;
式中、(b−1)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
Arが、フェニル又はピリジニルを表し;特に、フェニルを表し;式中、前記フェニル又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよく;
各Rが、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rが、独立に、水素又はC1〜4アルキルである;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;特に、Rが、シアノ及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又はC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシであり;
が、CH又はNであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Hetが、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
Yが、N又はCHであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合又はOを表し;
式中、(b−1)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
Arが、フェニル又はピリジニルを表し;特に、フェニルを表し;式中、前記フェニル又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されており;
各Rが、独立に、水素、C1〜4アルキル、又はC1〜4アルキルカルボニルであり;
各Rが、独立に、水素又はC1〜4アルキルである;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;特に、Rが、シアノ及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又はC1〜4アルキルオキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素又はC1〜4アルキルオキシであり;
が、CH又はNであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Hetが、ピリジニル、イミダゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つのC1〜4アルキル置換基により置換されており;
Yが、N又はCHであり;特に、CHであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
mが、2又は3を表し;
Zが、直接結合又はOを表し;
式中、(b−1)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
Arが、ハロ、1、2、又は3つのフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、及び
1、2、又は3つのフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されているフェニルを表す;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、メトキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;特に、Rが、シアノ及びHetからなる群から選択され;
が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又はメトキシであり;
が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素又はメトキシであり;
が、CH又はNであり;
但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
Hetが、4−ピリジニル、1−イミダゾリル、及び4−ピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つのメチル置換基により置換されており;
Yが、N又はCHであり;特にCHであり;
Xが、N又はCHであり;
とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し、
−(CH−Z−CH− (b−1);
mが、2又は3を表し;
Zが、直接結合又はOを表し;
式中、(b−1)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
Arが、クロロ、フルオロ、3つのフルオロ置換基により任意に置換されているメチル、及び
3つのフルオロ置換基により任意に置換されているメトキシ
からなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されているフェニルを表す;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
がシアノであり;
がCR4aであり;式中、R4aがC1〜4アルキルオキシであり;特に、式中、R4aがメトキシであり;
がCHであり;
がCHであり;
YがCHであり;
XがCHであり;
とRとが共に、二価の基−(CH−O−CH(Ar)−を形成し、
Arがフェニルを表し;式中、前記フェニルが、ハロ、C1〜4アルキル、及びCFからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されている;
式(I)の新規化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物に関する。
本発明の他の実施形態は、下記の制限の1つ以上、好ましくは全てが当てはまる、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかに言及されたその部分群に関する:
(i)Rがシアノであり;
(ii)AがCR4aであり;式中、R4aがC1〜4アルキルオキシであり;特に、式中、R4aがメトキシであり;
(iii)AがCHであり;
(iv)AがCHである。
一実施形態において、本発明は、RとRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し;式中、(b−1)が、他の実施形態のいずれかに定義されるとおりに置換されている、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかに言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、RとRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し;式中、(b−1)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されている、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかに言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、RとRとが共に、式−(CH−又は−(CH−O−CH−を有する二価の基−R−R−を形成し、式中、二価の基が、他の実施形態のいずれかにおける二価の基に対して定義された置換基により置換されている、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、RとRとが共に、式−(CH−、−(CH−O−CH−、−(CH−NR−CH−、又は−(CH−O−CH−を有する二価の基−R−R−を形成し、式中、二価の基が、他の実施形態のいずれかにおける二価の基に対して定義された置換基により置換されている、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、RとRとが共に、式−(CH−CH(Ar)−又は−(CH−O−CH(Ar)−を有する二価の基−R−R−を形成する、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、RとRとが共に、式−(CH−CH(Ar)−、−(CH−O−CH(Ar)−、−(CH−C(OH)(Ar)−、−C(CH)(Ar)−CH−O−CH−、−CH(Ar)−CH−O−CH−、−(CH−NR−CH(Ar)−、又は−(CH−O−CH(Ar)−を有する二価の基−R−R−を形成する、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、RとRとが共に、式−(CH−CH(Ar)−又は−(CH−O−CH(Ar)−を有する二価の基−R−R−を形成し;式中、Arが、ハロ、1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群から選択される1又は2つの置換基により置換されているフェニルである、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、RとRとが共に式(b−1)又は(b−2)、特に(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し;式中、二価の基が、他の実施形態のいずれかにおいて定義された置換基により置換されており;
mが、2、3、又は4を表し;
Zが、直接結合又はOを表す、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、Zが、直接結合又はOを表し;特に直接結合を表す、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、ZがOを表す、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、AがCR4aであり;式中、R4aがC1〜4アルキルオキシであり;特に、式中、R4aがメトキシである、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、Ar、(C=O)−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
特に、式中、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、1又は2つのAr置換基により置換されており;
さらに特に、(b−1)又は(b−2)が、1つのCH基上で、1又は2つのAr置換基により置換されており;
なおさらに特に、(b−1)又は(b−2)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されている、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、Ar、(C=O)−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
特に、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、1又は2つのAr置換基により置換されており;
なおさらに特に、(b−1)又は(b−2)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
各Ar及びArが、独立に、フェニルを表し;式中、前記フェニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、及び
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよい、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、Ar、(C=O)−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
特に、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、1又は2つのAr置換基により置換されており;
なおさらに特に、(b−1)又は(b−2)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
各Ar及びArが、独立に、オルト位で1つの置換基により、他の位置のいずれかで任意に1つの置換基により置換されているフェニルを表し;フェニル基上の置換基が、ハロ、1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群から選択される、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、各Ar及びArが、特にArが、独立に、オルト位で1つの置換基により、他の位置のいずれかで任意に1つの置換基により置換されているフェニルを表し;フェニル基上の置換基が、ハロ、1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群から選択される、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、Rが、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
がCH又はNである、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、各Ar及びArが、特にArが、独立に、オルト位で1つのメチル又はトリフルオロメチル置換基により、他の位置のいずれかで任意に、ハロ、1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群から選択される1つの置換基により置換されているフェニルを表す、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、各Ar及びArが、特にArが、独立に、オルト位で1つのトリフルオロメチル置換基により、他の位置のいずれかで任意に、ハロ、1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、及び1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群から選択される1つの置換基により置換されているフェニルを表す、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、各Ar及びArが、特にArが、独立に、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、C1〜4アルキル、トリフルオロメチル、C1〜4アルキルオキシ、及びトリフルオロメチルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されているフェニルを表す、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、各Ar及びArが、特にArが、独立に、フェニル又はピリジニルを表し;式中、前記フェニル又はピリジニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されている、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、各Ar及びArが、特にArが、独立に、フェニルを表し;式中、前記フェニルが、ハロ、シアノ、NR、モルホリニル、フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
フルオロ及びシクロC3〜7アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されている、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、Arが、ハロ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、及びトリフルオロメチルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されているフェニルを表す、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、R4a及びR4bが水素である、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、Het及びHetが、それぞれ独立に、ピリジニル、イミダゾリル、及びピラゾリルから;特に、4−ピリジニル、1−イミダゾリル、及び4−ピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;
式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく、特に1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されている、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、Hetが、ピリジニル、イミダゾリル、及びピラゾリルから;特に、4−ピリジニル、1−イミダゾリル、及び4−ピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;
式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されている、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、Rが、シアノ及びHetからなる群から選択される、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、YがCHである、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、XがCHである、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、本発明は、XがNである、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
本発明の他の実施形態は、「1つ以上のCH基上で」という表現が、「1又は2つのCH基上で」に制限された;特に「1つのCH基上で」に制限された、式(I)の化合物又は他の実施形態のいずれかにおいて言及されたその部分群に関する。
一実施形態において、式(I)の化合物は、下記からなる群から選択される:
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(2−メチル−4−ピリジニル)−1H−インドール−2−イル]−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン.2HCl、
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(2−メチル−4−ピリジニル)−1H−インドール−2−イル]−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
4−メトキシ−2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
6−メトキシ−2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボニトリル、
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−(5−メトキシ−1H−インドール−2−イル)−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボニトリル、
2−[8−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−[4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メチルフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メチルフェニル)−2−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
2−[8−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メチルフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボニトリル、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メチルフェニル)−2−[5−(2−メチル−4−ピリジニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メチルフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メチルフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
8−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−8−(2−メチルフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン.HCl、
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−8−(2−メチルフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルボニトリル、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メチルフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボニトリル、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(2−クロロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル.HCl、
2−[8−(2−クロロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル]−8−(2−メチルフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(2−メチル−4−ピリジニル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メトキシフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−6−カルボニトリル、
2−[8−(2−クロロフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(S又はR)、
2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3−メタノール、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(S又はR)、
3−フルオロ−2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(2−エチル−4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[6−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[4−メトキシ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(S又はR)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[4−メトキシ−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[4−メトキシ−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−イミダゾ[1,2−a]ピリジン(S又はR)、
5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メトキシフェニル)−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(R又はS)、
5,6,7,8−テトラヒドロ−8−(2−メトキシフェニル)−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(S又はR)、
3−フルオロ−2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
3−フルオロ−2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[4−メトキシ−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[4−メトキシ−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(S又はR)、
8−[4−フルオロ−2−(1−メチルエチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン(S又はR)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(R又はS)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン(S又はR)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(2−メチル−4−ピリジニル)−1H−インドール−2−イル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン、
8−(3,4−ジフルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
8−(2−エチル−4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(2−メチル−4−ピリジニル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン(S又はR)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(S又はR)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[4−メトキシ−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[4−メトキシ−5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン(S又はR)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(2−メチル−4−ピリジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(2−メチル−4−ピリジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(S又はR)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(R又はS)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(S又はR)、
8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(5−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、
8−(4,5−ジフルオロ−2,3−ジメチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[5−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−5−メチル−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−(5,6−ジヒドロ−5−フェニル−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル)−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(メトキシメチル)フェニル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
4−メトキシ−2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(メトキシメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(2−フルオロ−6−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(2−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[9−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H,9H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(2−フルオロ−6−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(2−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−[3−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−[3−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(2−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−[3−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−[3−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(2−フルオロ−3−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−フルオロ−3−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(2−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−フルオロ−6−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−フルオロ−6−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(2−クロロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(2−フルオロ−6−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−フルオロ−6−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(メトキシメチル)フェニル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(メトキシメチル)フェニル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
4−メトキシ−2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(メトキシメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
4−メトキシ−2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[2−(メトキシメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−フルオロ−3−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−フルオロ−3−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(3−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−[2−フルオロ−6−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−7−メチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[9−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H,9H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[9−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H,9H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−(1−メチルエトキシ)−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−(2−メトキシエトキシ)−1H−インドール−5−カルボニトリル、
4−(2,2−ジフルオロエトキシ)−2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[9−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H,9H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
4−メトキシ−2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[3−メチル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
1H−インドール−5−カルボニトリル、4−メトキシ−2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[5−メチル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−(1−メチルエトキシ)−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−(1−メチルエトキシ)−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
4−メトキシ−2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[3−メチル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
4−メトキシ−2−[5,6,7,8−テトラヒドロ−8−[3−メチル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
4−エトキシ−2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−ヒドロキシ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
2−[8−(2−シクロプロピルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(R又はS)、
2−[8−(2−シクロプロピルフェニル)−5,6−ジヒドロ−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル(S又はR)、
2−[5,6−ジヒドロ−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−イミダゾ[2,1−c][1,4]オキサジン−2−イル]−4−メトキシ−1H−インドール−5−カルボニトリル、
その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物。
一実施形態において、式(I)の化合物は、下記からなる群から選択される:
5,6,7,8−テトラヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン、及び
5,6−ジヒドロ−2−[5−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−1H−インドール−2−イル]−8−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−8H−[1,2,4]トリアゾロ[5,1−c][1,4]オキサジン、
その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物。
好ましい化合物は、化合物8及び37、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物である。
好ましい化合物は、化合物41、44、及び50、その互変異性体、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物である。
好ましい化合物は、化合物41、44、及び50である。
前述の興味深い実施形態の可能な組合せは全て、本発明の範囲内に包含されるものと見なされる。
化合物の製造
本発明は、式(I)の化合物及びその部分群の製造方法も包含する。記載する反応において、反応性官能基、例えば、ヒドロキシ基、アミノ基又はカルボキシ基が最終生成物中に所望される場合、望ましくないそれらの反応への関与を回避するために、反応性官能基を保護することが必要な場合がある。通常の保護基を標準的な実施に従って使用することができ、例えば、T.W.Greene及びP.G.M.Wutz著、“Protective Groups in Organic Chemistry”,John Wiley and Sons,1999を参照されたい。
式(I)の化合物及びその部分群は、後述の一連の工程により製造することができる。それらは、一般に、市販されている又は当業者に明らかな標準的手段により製造される出発物質から製造される。本発明の化合物は、有機化学の当業者が一般的に使用する標準的合成方法を使用して製造することもできる。
いくつかの典型的な実施例の全般的な調製が以下に示される。当業者は、以下に記載される実験手順における全般的調製が式(b−1)を有する−R−R−に対して例示される場合、類似の反応プロトコルが、−R−R−に対して式(b−2)を有する対応する化合物の調製に利用でき;保護されていない化合物に関して記載される反応のほとんどに対して同じことが有効であり;類似の反応プロトコルが、対応する保護された化合物に利用できることを認識するだろう。
実験手順1a
ここで式(I−a)の化合物と称される、XがNである式(I)の化合物は、式(II−a)の中間体と式(III−a1)の中間体との鈴木反応から出発して調製できるが、式中、PGは保護基であり、B(OR)(OR10)はボロン酸B(OH)又はピナコールエステルなどのその対応するボロン酸エステルを意味する。この第1工程の後、式(IV−a1)の中間体が得られる。第2工程において、(IV−a1)の脱保護反応が実施されて、式(I−a)の化合物が得られる。スキーム1aにおいて、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、他の変数は全て上述の通り定義される。
実験手順1b
ここで式(I−a1)の化合物と称される、Rがシアノ又はHetであるR3aに限定される式(I−a)の化合物は、式(II−a)の中間体と式(III−a2)の中間体との鈴木反応から出発して調製でき、式中、PGは保護基であり、B(OR)(OR10)は、ボロン酸B(OH)又はピナコールエステルなどのその対応するボロン酸エステルを意味する。この反応は式(IV−a2)の中間体を与える。式(IV−a2)の中間体は、脱保護反応と、それに続くアリール−若しくはアルキル−ボロネートによる鈴木反応、又は当業者に公知であるパラジウム若しくは銅に触媒される反応、例えばローゼンムント・フォンブラウン反応、シアン化亜鉛の存在下のパラジウムに触媒されるシアノ化、及びブッフバルト・ハートウィッグカップリングによるR3aを導入するカップリング反応により、式(I−a1)の中間体に変換できる。スキーム1bにおいて、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、R3aはシアノ又はHetであると定義される。他の変数は全て上述の通り定義される。
スキーム1bにおける鈴木反応は、R3aがC1〜4アルキルオキシである式(I−a1)の化合物の調製にも利用できる。これらの化合物を得るには、出発物質として、(III−a2)の代わりに(III−a3)を使用しなければならない。
実験手順2
ここで(I−b1)と称される、
Yが、CH、CF、又はNであり;
XがNであり;
とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し
−(CH−Z−(CH)−(b−1);
式中、Zが、直接結合、NR、又はOであり;かつ
16aが、水素、Ar、(C=O)−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
或いは、Zが直接結合であるという条件で、R16aが、ヒドロキシ、OAr、又はNRArをさらに表す式(I)の化合物は、式(V−b)の中間体と式(VI)の適切な中間体との反応から出発して調製でき、式(VII−b)の中間体を与える。反応は、例えばN雰囲気などの保護雰囲気下で実施できる。反応は、典型的には、例えばメタノールなどの有機溶媒中で実施される。任意に、反応は、例えばイミダゾールなどの塩基の存在下で実施される。得られた中間体(VII−b)は、アリール−若しくはアルキル−ボロネートによる鈴木反応、又は当業者に公知であるパラジウム若しくは銅に触媒される反応、例えば、ローゼンムント・フォンブラウン反応、シアン化亜鉛の存在下でのパラジウムに触媒されるシアノ化、及びブッフバルト・ハートウィッグカップリングにより式(I−b1)の中間体に変換できる。或いは、式(I−b1)の化合物は、上述のものに類似の条件下で、すでに所望の残基Rを適所に有する式(V−c)の中間体と式(VI)の適切な中間体との環化により、単一工程で調製できる。スキーム2において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義される。
実験手順3
ここで式(I−b2)の化合物と称される、YがCHでありXがNである式(I)の化合物は、水及び例えば塩化カリウムなどの塩の存在下、DMFなどの好適な不活性溶媒中で、式(II−b)の中間体の分子内ヒドロアミノ化反応により調製できる。撹拌及びマイクロ波照射により、反応速度を上げることができる。
実験手順4
ここで式(I−c)の化合物と称される、XがCHである式(I)の化合物は、PGが保護基である式(VIII)の中間体と式(IX)の中間体との縮合反応から出発して式(X)の中間体を与え、それに続いて、式(X)の中間体の式(I−c)の化合物への脱保護反応により調製できる。縮合は、典型的には、例えばエタノールなどの有機溶媒中で実施できる。任意に、反応は、例えばNaCOなどの塩基の存在下で実施される。或いは、類似の合成シーケンスが、構造(VIII−a)の中間体に適用できる:いわゆる中間体(X−a)は、その後、所望の複素環による銅に触媒される反応又はシアン化亜鉛によるパラジウムに触媒される反応により、又は好適なホウ素誘導体による鈴木反応のいずれかにより中間体(X)に変換できる。
いくつかの場合で、反応シーケンスは、未保護の中間体に対しても同様に実施できる。この場合、中間体(X)は合成されない。ハロがClである場合、ヨウ化ナトリウム及びアセトンを使用するインサイチュのフィルケンシュタイン反応により、反応の結果が向上することがある。スキーム4において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義される。
実験手順5
ここで式(II−a1)の中間体と称される、
とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し
−(CH−Z−(CH)−(b−1);
ZがOであり;かつ
式中、置換基R16cが、水素、Ar、(C=O)−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルで存在する、式(II−a)の中間体は、以下でスキーム5に述べられるとおり調製できる。式(XI)の中間体と、PGが保護基である式(XII)のアルキル化剤との反応は、式(XIII)の中間体を生み出す。(XIII)のリチウム−ハロゲン交換、例えば、−50℃より低い温度でのn−BuLiによる(XIII)の処理、それに続く式(XIV−a)の中間体によるクエンチにより、式(XV)の中間体を与える。式(XV)の中間体を脱保護すると、式(XVI)の中間体を与える。この中間体は、例えばパラトルエン−スルホン酸などの酸性媒体中で、還流温度のトルエン又はキシレンなどの好適な溶媒中で(ディーン・スターク条件)、分子内環化(脱水)することができ、必要とされる式(II−a1)の中間体を与える。保護基PGは、例えばテトラヒドロピラニル基など、公知の技術に従って選択し、中間体(XV)に至る工程の反応条件に耐えるようにしなくてはならない。中間体(XVI)を与える脱保護条件は、当分野に公知である手順に従って実施できる。
16cが(C=O)−Ar又はC1〜4アルキルカルボニルである場合、カルボニル基が保護基によりブロックされる必要があることを、当業者は認識するだろう。反応の後、保護されたカルボニル基を脱保護できる。
スキーム5において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、他の変数は全て上述の通り定義される。
実験手順6
Zが直接結合であり;
mが3であり;かつ
式中、置換基R16dがAr又はC1〜4アルキルで存在する式(II−a)の中間体は、スキーム6に従って調製できる。式(XVII)の中間体と、例えばアルコキシカルボニルイソチオシアネートなどのアルコキシカルボニルイソチオシアネート中間体の反応は、式(XVIII)の中間体を生み出す。式(XVIII)の中間体をヒドロキシルアミンにより処理すると、式(XIX)の中間体を与える。式(XIX)の中間体は、鈴木反応により式(XXI)の中間体に変換できる。式(XXI)の中間体の還元的水素化による還元により、式(XXII)の中間体が生じる。この式(XXII)の中間体は、当業者に公知である典型的な条件を利用して、必要とされる式(II−a2)の中間体に変換できる。スキーム7において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、R11はC1〜4アルキルであり、B(OR12)(OR13)は、ボロン酸B(OH)又はピナコールエステルなどのその対応するボロン酸エステルを意味する。他の変数は全て上述の通り定義される。
16dがNR−Arである式(II−a2)の中間体は、式(XX)の中間体が式(XX−a)の中間体に代わり、ブッフバルト条件下で反応するスキーム7に記載されたものに類似の反応プロトコルにより調製できる。
同様に、R16dがOArである式(II−a2)の中間体は、パラジウム系反応により調製できる。
スキーム6に記載のものに類似の反応プロトコルを利用して、R16dが水素である式(II−a2)の化合物を調製できる。この場合、2−アミノピリジンが出発物質として使用される。
実験手順7
ハロが、Cl、Br、又はIであると定義される式(V−b)の中間体は、以下に述べるスキーム7の通りに調製できる。式(XXVII)の中間体は、国際公開第2005/085245号パンフレットに記載の教示及びライセルトインドール合成(Reissert,Chemische Berichte 1897,30,1030)に従い、式(XXIII)の中間体から出発して調製できる。或いは、式(XXVII)の中間体は、式(XXV)の中間体から出発して、J.Med.Chem.2004,5298−5310及び国際公開第2010/065310号パンフレットに従って2工程で調製することもできる。式(XXVII)の中間体をヒドラジンと反応させると、必要とされる式(V−b)の中間体を与える。或いは、中間体(V−b)は、ペプチドカップリング試薬、例えばCDI(カルボニルジイミダゾール)などの存在下で、(XLII)などの酸とヒドラジンとの反応により1工程で得ることもできる。スキーム7において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、R14はC1〜4アルキルであり、他の変数は全て上記と同様に定義される。
或いは、シアノ又はHetである残基R3aがすでに所定の場所にある式(V−c)の中間体は、スキーム7aで以下に述べられるとおり調製できる。R3a=Hetでは、中間体(XXIII)は、例えば、ハロゲンの所望の複素環による置換などの、当業者に公知である方法により中間体(XXIII−a)に変換できる。次いで、中間体(XXIII−a)は、スキーム7に報告されたものに類似の合成シーケンスを受けて、中間体(V−c)を生み出すことができる。
中間体(V−c)は、中間体(XXVII)におけるハロ基をR3a=シアノに交換しても得ることができる。これは、例えば、シアン化亜鉛及びパラジウム触媒の存在下での触媒的なシアノ化により達成できる。次いで、中間体(XXVII−a)は、スキーム7に報告されたものに類似の合成シーケンスにより中間体(V−c)に変換できる。当業者は、インドール窒素の保護が必要になりうることに気づくだろう。スキーム7aにおいて、ハロは、F、Cl、Br、又はIである。
実験手順8
ここで(VI−a)と称される、Zが直接結合である式(VI)の中間体は、以下でスキーム8に述べられるとおり調製できる。式(XXVIII)の中間体を式(XXIX)のアルキル化剤と反応させると、式(XXX)の中間体が生じる。この中間体を、当業者に公知である典型的な反応条件を利用して、式(VI−a)の中間体に変換できる。スキーム8において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、他の変数は全て先に定義されたとおりである。
実験手順9
ここで(VI−b)と称される、ZがOである式(VI)の中間体は、スキーム9に従って調製できる。式(XIV−b)の中間体を式(XXXI)のジアルコキシ剤(dialkoxy agent)と反応させると、式(XXXII)の中間体が生じる。この中間体を、例えばヨウ化亜鉛などの好適な触媒の存在下で、トリメチルシリルシアニドと反応させ、それに続いて脱保護反応を行うと、式(XXXIII)の中間体を与える。式(XXXIII)の中間体を、例えば塩化チオニル(SOCl)などのハロゲン化剤により処理すると、式(XXX−b)の中間体が生じる。この中間体は、当業者に公知である典型的な反応条件を利用して式(VI−b)の中間体に変換できる。スキーム9において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、他の変数は全て上記と同様に定義される。R16bは、水素、Ar、(C=O)−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルである。
当業者は、カルボニル基が保護基によりブロックされる必要がありうることに気づくだろう。それらは、反応後に脱保護できる。
実験手順10
式(II−b)の中間体は、以下でスキーム10に述べるとおり、式(II−a)の中間体から出発して調製できる。式(XXXIV)の中間体は、式(II−a)の中間体から、当業者に公知である典型的な反応条件を利用して薗頭反応により、それに続いて脱保護反応により調製できる。式(XXXIV)の中間体は、式(XXXV)の中間体との別な薗頭反応により式(II−b)の中間体に変換できる。スキーム10において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、他の変数は全て上記と同様に定義される。
実験手順11
PGが保護基である式(VIII)の中間体は、スキーム11で以下に述べるとおり調製できる。当業者に公知である典型的な反応条件を利用して、式(XXXVI)の中間体の保護とそれに続くスティル反応により、式(XXXVII)の中間体が生じる。この中間体は、例えばN−ブロモスクシンイミドなどのハロゲン化剤を利用して式(VIII)の中間体に変換できる。スキーム11において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、R15はアルキルであり、他の変数は全て上記と同様に定義される。
或いは、ここで中間体(VIII−b)と称される、R3bが、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHet、又はCl、Br、若しくはIなどのハロゲンである式(VIII)の中間体は、エステル(XXXVIII)から出発して4工程の合成により調製できる。第1の工程では、エステルは、例えば中間体を水酸化リチウム(LiOH)などの水酸化物の存在下で処理することなどの標準的な条件を利用して加水分解を受けることができる。第2の工程では、エステルは、例えば塩化オキサリルなどの好適な試薬を利用して、対応するアシルクロリドに変換されるはずである。そのように得られた中間体(XL)は、次に、トリメチルシリルジアゾメタンにより処理され、それに続いて臭化水素酸により処理されて、ハロがBrである中間体(VIII)を与えることができる。中間体エステル(XXXVIII)は、クロロアセテートクライゼン反応(Wang et al.Synlett 2000,6,902)を受けて、ハロがClである中間体(VIII)を1工程で与えることもできる。スキーム11aは合成経路をまとめるものであり;PGは、インドールの好適な保護基であり、R3bは、シアノ、Het、Br、Cl、又はIである。
実験手順12
ここで式(IX−a)の中間体と称される、
とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し
−(CH−Z−(CH)−(b−1);
Zが、直接結合又はOであり;かつ
式中、置換基R16eが、水素、Ar、(C=O)−Ar、C1〜4アルキルカルボニル、又は1つ以上のフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルで存在し;
或いは、Zが直接結合であるという条件で、R16eが、ヒドロキシ、OAr、又はNRArをさらに表す式(IX)の中間体は、式(VI)の中間体と、例えばアンモニア(NH)などのアンモニア源との縮合反応により調製できる。スキーム12において、ハロは、Cl、Br、又はIであると定義され、他の変数は全て上記と同様に定義される。
実験手順13
式(V−d)の中間体は、スキーム13に従って調製できる。式(XLIV)の中間体と、例えば、エチル2,2,2−トリクロロアセトイミデートなどのトリクロロアセトイミデート中間体との縮合により式(XLV)の中間体が生じる。この中間体を、例えば、1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)又は1−[ビス−(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−ベンゾトリアゾール−1−イウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート(HBTU)などのカップリング剤により活性化させ、例えばカルバジド酸tert−ブチルなどの保護されたヒドラジン中間体と縮合させ、それに続いて脱保護反応を行うと、必要とされる式(V−d)の中間体を与える。スキーム13において、変数は全て上記と同様に定義される。
実験手順14
YがCFである式(XLVIII)の中間体は、中間体エステル(XLVI)から出発して、例えば国際公開第2010/045188号パンフレットに記載の条件などの公知のインドールフッ素化法により調製できる。次いで、中間体(XLVII)を、例えば、ヒドラジンとの反応により中間体(XLVIII)に変換できる。スキーム14において、YはCFであり、R14は適切なアルキル鎖である。
出発物質は全て市販されているか、又は当業者により調製できる。
HCl塩の形態の化合物を得るために、当業者に公知の幾つかの方法を使用することができる。通常の方法では、例えば、遊離塩基をDIPE又はEtOに溶解することができ、その後、HClの6N 2−プロパノール溶液、又はHClの1N EtO溶液を滴下することができる。通常、混合物を10分間撹拌した後、生成物を濾別することができる。HCl塩は、通常、減圧乾燥される。
必要な場合又は所望する場合、次の更なる工程のいずれか1つ以上を任意の順番で行うことができる:
式(I)の化合物、その任意の部分群、その付加塩、溶媒和物及び立体化学異性体の形態を、当該技術分野で公知の方法を使用して本発明のその他の化合物に変換することができる。
前述の方法で、中間化合物の官能基は保護基により遮断されることを必要とする場合があることが当業者には分かるであろう。中間化合物の官能基を保護基で遮断した場合、それらを反応工程後に脱保護することができる。
これら全ての調製物において、反応生成物は反応媒体から単離でき、必要であれば、例えば、抽出、結晶化、トリチュレーション、及びクロマトグラフィーなどの当分野に一般的に知られている方法によりさらに精製できる。特に、立体異性体は、例えば、どちらも日本国のダイセル化学工業株式会社から購入したChiralpak(登録商標)AD(アミロース3,5ジメチル−フェニルカルバメート)又はChiralpak(登録商標)ASなどのキラルな固定相を使用してクロマトグラフ的に、又は超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)により単離できる。
キラル的に純粋な形態の式(I)の化合物は、化合物の好ましい群を形成する。したがって、キラル的に純粋な形態の中間体及びそれらの塩の形態は、式(I)のキラル的に純粋な化合物の調製に特に有用である。また、中間体の鏡像異性体混合物は、対応する配置を持つ式(I)の化合物の調製に有用である。
薬理学
本発明の化合物は、γ−セクレターゼ活性を調節することが判明した。従って、本発明の化合物及びその薬学的に許容される組成物は、AD、TBI、ボクサー認知症、MCI、老化現象、認知症、レヴィー小体型認知症、脳アミロイド血管症、多発梗塞性認知症、ダウン症候群、パーキンソン病に伴う認知症及びβアミロイドに関連する認知症、好ましくはADの治療又は予防に有用となり得る。
本発明の化合物及びその薬学的に許容される組成物は、AD、TBI、ボクサー認知症、MCI、老化現象、認知症、レヴィー小体型認知症、脳アミロイド血管症、多発梗塞性認知症、ダウン症候群、パーキンソン病に伴う認知症及びβアミロイドに関連する認知症からなる群から選択される疾患又は症状の治療又は予防に有用となり得る。
本明細書で使用する場合、「γ−セクレターゼ活性の調節」という用語は、γ−セクレターゼ複合体によるAPPのプロセシングに対する作用を指す。好ましくは、それは、APPの全体的プロセシング速度は前記化合物を適用しない場合と本質的に同じままであるが、処理産物の相対量を変化させる、より好ましくは産生されるAβ42−ペプチドの量が減少するように処理産物の相対量を変化させる作用を指す。例えば、異なるAベータ種を産生することができる(例えば、Aベータ−42の代わりに、Aベータ−38又は比較的短いアミノ酸配列を有する他のAベータペプチド種)か、又は産物の相対量が異なる(例えば、Aベータ−40対Aベータ−42の比が変化する、好ましくは増加する)。
γ−セクレターゼ複合体はノッチタンパク質のプロセシングにも関与することが以前示された。ノッチは発生過程で極めて重要な役割を果たすシグナル伝達タンパク質である(例えば、Schweisguth F(2004)Curr.Biol.14,R129に概説されている)。治療におけるγ−セクレターゼ調節剤の使用に関して、想定される望ましくない副作用を回避するためにγ−セクレターゼ活性のノッチプロセシング活性を妨げないことが特に有利であると思われる。γ−セクレターゼ阻害剤は、ノッチプロセシングの同時阻害による副作用を示すが、γ−セクレターゼ調節剤は、比較的小さく凝集性の低い形態のAβ、即ち、Aβ38の産生を減少させることなく且つノッチプロセシングを同時阻害することなく、凝集性が高く神経毒性のある形態のAβ、即ち、Aβ42の産生を選択的に減少させるという利点を有し得る。従って、γ−セクレターゼ複合体のノッチプロセシング活性に対する作用を示さない化合物が好ましい。
本明細書で使用する場合、「治療」という用語は、疾患の進行を遅延、中断、阻止又は停止し得る全てのプロセスを指すものとするが、必ずしも全症状の完全な排除を示すものではない。
本発明は、医薬品として使用される、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩及び溶媒和物に関する。
本発明は、γ−セクレターゼ活性の調節に使用するための、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体形態、並びにその薬学的に許容できる酸又は塩基付加塩及び溶媒和物にも関する。
本発明は、AD、TBI、ボクサー認知症、MCI、老化現象、認知症、レヴィー小体型認知症、脳アミロイド血管症、多発梗塞性認知症、ダウン症候群、パーキンソン病に伴う認知症、及びβアミロイドに関連する認知症からなる群から選択される疾患又は症状の治療又は予防に使用するための、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体形態、並びにその薬学的に許容できる酸又は塩基付加塩及び溶媒和物にも関する。
一実施形態では、前記疾患又は症状は好ましくはADである。
本発明は、前記疾患の治療に使用される、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩及び溶媒和物にも関する。
本発明は、前記疾患を治療又は予防するための、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩及び溶媒和物にも関する。
本発明は、γ−セクレターゼにより媒介される疾患又は症状を治療又は予防する、特に治療するための、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩及び溶媒和物にも関する。
本発明は、医薬を製造するための、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態、並びにその薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩及び溶媒和物の使用にも関する。
本発明は、γ−セクレターゼ活性を調節する医薬を製造するための、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態並びにその薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩及び溶媒和物の使用にも関する。
本発明は、前述の疾患症状のいずれか1つを治療又は予防する医薬を製造するための、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態並びにその薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩及び溶媒和物の使用にも関する。
本発明は、前述の疾患症状のいずれか1つを治療する医薬を製造するための、一般式(I)の化合物、その互変異性体及び立体異性体の形態並びにその薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩及び溶媒和物の使用にも関する。
本発明では、下記の実施例で使用されるアッセイなどの好適なアッセイで測定する場合、Aβ42−ペプチドの産生を阻害するIC50値が1000nM未満、好ましくは100nM未満、より好ましくは50nM未満、更により好ましくは20nM未満である式(I)の化合物又はその任意の部分群が特に好ましい。
本発明の化合物は、前述の疾患のいずれか1つを治療又は予防するために、哺乳動物、好ましくはヒトに投与することができる。
式(I)の化合物の有用性に鑑みて、前述の疾患のいずれか1つに罹患しているヒトを含む温血動物の治療方法、又はヒトを含む温血動物がそれに罹患することを予防する方法が提供される。
前記方法は、有効量の式(I)の化合物、その互変異性体又は立体異性体の形態並びにその薬学的に許容される付加塩又は溶媒和物を、ヒトを含む温血動物に投与すること、即ち、全身投与又は局所投与、好ましくは経口投与することを含む。
本発明は、γ−セクレターゼ活性を調節し、その結果、産生されるAβ42−ペプチドの相対的量を減少させるための、式(I)の化合物の使用にも関する。
本発明の化合物又は化合物の一部の利点は、高いCNS浸透性であると考えられる。
このような疾患を治療する当業者は、下記に示す試験結果から有効治療1日量を決定することができる。有効治療1日量は、約0.005mg/kg体重〜50mg/kg体重、特に、0.01mg/kg体重〜50mg/kg体重、より詳細には0.01mg/kg体重〜25mg/kg体重、好ましくは約0.01mg/kg体重〜約15mg/kg体重、より好ましくは約0.01mg/kg体重〜約10mg/kg体重、更により好ましくは約0.01mg/kg体重〜約1mg/kg体重、最も好ましくは約0.05mg/kg体重〜約1mg/kg体重であろう。治療効果を達成するのに必要な、ここで有効成分とも称される本発明の化合物の量は、もちろん、個々の状況に即して、例えば、特定の化合物、投与経路、レシピエントの年齢及び症状、並びに治療される特定の障害又は疾患に応じて変わり得る。
治療方法は、また、有効成分を1日当たり1〜4回摂取する投与計画で投与することを含んでもよい。これらの治療方法では、本発明の化合物は、好ましくは投与前に製剤化される。後述のように、好適な医薬製剤は、周知の容易に入手可能な成分を使用して公知の方法で製造される。
アルツハイマー病又はその症状を治療又は予防するのに好適となり得る本発明の化合物は、単独で投与されても、又は1種以上の追加の治療薬と併用投与されてもよい。併用療法には、式(I)の化合物と1種以上の追加の治療薬とを含有する単一の医薬投与製剤を投与すること、並びに式(I)の化合物と各追加の治療薬をそれ自体の別々の医薬投与製剤として投与することが含まれる。例えば、式(I)の化合物と治療薬を錠剤若しくはカプセルなどの単一の経口投与組成物として一緒に患者に投与してもよく、又は各薬剤を別々の経口投与製剤として投与してもよい。
有効成分は単独で投与することが可能であるが、医薬組成物として提供することが好ましい。
従って、本発明は、薬学的に許容される担体、及び有効成分として式(I)の化合物を治療有効量含む医薬組成物をさらに提供する。
担体又は希釈剤は、組成物の他の成分と適合性があり、そのレシピエントに有害でないという意味で「許容される」ものでなければならない。
投与の容易さのため、対象化合物を投与の目的で様々な医薬形態に製剤化することができる。本発明の化合物、特に、式(I)の化合物、その薬学的に許容される酸付加塩又は塩基付加塩、その立体化学異性体の形態、又はその任意の部分群又は組み合わせを、投与の目的で、様々な医薬形態に製剤化することができる。適切な組成物として、薬物を全身投与するのに通常使用される全ての組成物を挙げることができる。
本発明の医薬組成物を製造するために、有効成分として、特定の化合物、任意選択により付加塩の形態の特定の化合物を治療有効量、薬学的に許容される担体と完全に混合した状態に組み合わせるが、その担体は投与に望ましい製剤の形態に応じて非常に様々な形態を取り得る。これらの医薬組成物は、特に、経口投与、経腸投与、経皮投与、非経口注射による投与又は吸入による投与に好適な単位剤形であることが望ましい。例えば、経口剤形の組成物の製造において、懸濁剤、シロップ、エリキシル剤、乳剤、及び溶液剤などの経口液体製剤の場合、例えば、水、グリコール、油、及びアルコール等;又は、散剤、丸剤、カプセル、及び錠剤の場合、デンプン、糖類、カオリン、希釈剤、滑沢剤、結合剤、及び崩壊剤等の固体担体などの、通常の医薬媒体のいずれかを使用することができる。投与が容易であるため、錠剤及びカプセルが最も有利な経口単位剤形であり、この場合、明らかに固体医薬担体が使用される。非経口組成物では、担体は、通常、少なくとも大部分、滅菌水を含むことになるが、例えば、溶解性を助ける他の成分が含まれてもよい。例えば、担体が生理食塩水、グルコース溶液、又は生理食塩水とグルコース溶液との混合物を含む注射用溶液剤を製造してもよい。式(I)の化合物を含有する注射用溶液剤は、持効性が得られるように油中で製剤化することができる。この目的に適切な油としては、例えば、ラッカセイ油、ゴマ油、綿実油、コーン油、大豆油、長鎖脂肪酸の合成グリセロールエステル、並びにこれら及び他の油の混合物がある。また、注射用懸濁剤を製造してもよく、この場合、適切な液体担体及び懸濁化剤等を使用してもよい。使用直前に、液体の形態の製剤に変換されることが意図された固体の形態の製剤も含まれる。経皮投与に好適な組成物では、担体は、任意選択により浸透促進剤及び/又は好適な湿潤剤を含み、これに任意選択により、皮膚にに対する顕著な有害作用を生じさせない任意の種類の好適な添加剤が少量、組み合わせられる。前記添加剤は皮膚への投与を促進し得る及び/又は所望の組成物の製造に有用となり得る。これらの組成物は、様々な方法で、例えば、経皮パッチとして、スポット・オン製剤(spot−on)として、軟膏として投与することができる。式(I)の化合物の酸付加塩又は塩基付加塩は、対応する塩基又は酸の形態と比較して水に対する溶解度が高いため、より水性組成物の製造に好適である。
投与の容易さと投与量の均一性のため、前述の医薬組成物を単位剤形に製剤化することがとりわけ有利である。本明細書で使用する場合、単位剤形とは、単位投与量として好適な物理的に別個の単位を指し、各単位は、所望の治療効果が生じるように計算された所定量の有効成分を、必要な医薬担体と共に含有する。このような単位剤形の例としては、錠剤(割線入り錠剤及びコーティング錠を含む)、カプセル、丸剤、散剤分包(powder packets)、カシェ剤、坐剤、注射用溶液剤又は懸濁剤等、及びこれらのそれぞれの倍数(segregated multiples thereof)がある。
本発明の化合物は経口投与可能な強力な化合物であるため、経口投与用の前記化合物を含む医薬組成物はとりわけ有利である。
医薬組成物中の式(I)の化合物の溶解性及び/又は安定性を向上させるに、α−、β−又はγ−シクロデキストリン又はそれらの誘導体、特にヒドロキシアルキル置換シクロデキストリン、例えば、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン又はスルホブチル−β−シクロデキストリンを使用することが有利な可能性がある。また、アルコールなどの補助溶媒は、医薬組成物中の本発明の化合物の溶解性及び/又は安定性を改善することができる。
投与方法に応じて、医薬組成物は、式(I)の化合物を好ましくは0.05〜99重量%、より好ましくは0.1〜70重量%、さらにより好ましくは0.1〜50重量%、及び薬学的に許容される担体を1〜99.95重量%、より好ましくは30〜99.9重量%、さらにより好ましくは50〜99.9重量%含むことになり、パーセンテージは全て組成物の全重量に基づく。
以下の実施例で本発明を例証する。
以下で、用語「DCM」はジクロロメタンを意味し;「MeOH」はメタノールを意味し;「LCMS」は液体クロマトグラフィー/質量分析法を意味し;「HPLC」は高速液体クロマトグラフィーを意味し;「sol.」は溶液(複数可)を意味し;「o.l.」は有機層(複数可)を意味し;「sat.」は飽和を意味し;「aq.」は水性を意味し;「r.t.」は室温を意味し;「AcOH」は酢酸を意味し;「m.p.」は融点を意味し;「N」は窒素を意味し、「RP」は逆相を意味し;「min」は分(複数可)を意味し;「h」は時間(複数可)を意味し;「EtOAc」は酢酸エチルを意味し;「EtN」はトリエチルアミンを意味し;「EtOH」はエタノールを意味し;「eq.」は当量を意味し;「r.m.」は反応混合物(複数可)を意味し;「DIPE」はジイソプロピルエーテルを意味し;「MTBE」はtert−ブチルメチルエーテルを意味し、「q.s.」は適量を意味し;「TFA」はトリフルオロ酢酸を意味し;「THF」はテトラヒドロフランを意味し;「DMF」はN,N−ジメチルホルムアミドを意味し;「Pd(PPh」はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムを意味し;「BuLi」はn−ブチルリチウムを意味し;「iPrOH」は2−プロパノールを意味し;「DME」は1,2−ジメトキシエタンを意味し;「SFC」は超臨界流体クロマトグラフィーを意味し;「MgSO」は硫酸マグネシウムを意味し;「TBAF」はテトラブチルアンモニウムフルオリドを意味し;「OR」は旋光度を意味し;「DIPEA」はジイソプロピルエチルアミンを意味し;「KOAc」は酢酸カリウムを意味し;「w/w」は重量/重量%を意味し;「EtO」はジエチルエーテルを意味し;及び「Pd(OAc)」は酢酸パラジウム(II)を意味し;「PdCl(dppf)」は[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムを意味し;「PdCl(PPh」はジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムを意味し;「NHCl」は塩化アンモニウムを意味し;「d」は日(複数可)を意味し;「PTSA」はp−トルエンスルホン酸を意味し;「NaHCO」は炭酸水素ナトリウムを意味し;「TMSCN」はトリメチルシリルシアニドを意味し;「DCE」はジクロロエタンを意味し;「HCl」は塩化水素酸を意味し;「NH」はアンモニアを意味し;「NaOH」は水酸化ナトリウムを意味し;「NaSO」は硫酸ナトリウムを意味し;「CHCN」はアセトニトリルを意味し;「wt」は重量を意味し;「LiOH」は水酸化リチウムを意味し;「CHCl」はクロロホルムを意味し;「HBTU」はO−ベンゾトリアゾール−N,N,N’,N’−テトラメチル−ウロニウム−ヘキサフルオロ−ホスフェートを意味し;「NaCO」は炭酸ナトリウムを意味し;「BBr」は三臭化ホウ素を意味し;「PPh」はトリフェニルホスフィンを意味し;「DIAD」はジイソプロピルアゾジカルボキシレートを意味し;「DAST」は三フッ化ジエチルアミノ硫黄を意味し;「KCO」は炭酸カリウムを意味し;「CHI」はヨウ化メチルを意味し;「I」はヨウ素を意味し;「NaIO」は過ヨウ素酸ナトリウムを意味し;「HSO」は硫酸を意味し;「Na」はチオ硫酸ナトリウムを意味し;「NaH」は水素化ナトリウムを意味し;「DMA」はジメチルアセトアミドを意味し;「dppf」は1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンを意味し;「HBr」は臭化水素酸を意味し;「Pddba」はトリス−ジベンジリデンアセトンジパラジウムを意味し;「DIPA」はジイソプロピルアミンを意味し;「SEMCl」は2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリドを意味し;「NaCNBH」はシアノ水素化ホウ素ナトリウムを意味し;「DIBAL−H」はジイソブチルアルミニウムヒドリドを意味し;「MsCl」はメタンスルホニルクロリドを意味し;「KCN」はシアン化カリウムを意味し;「Pd/C」はパラジウムカーボンを意味し;「NHHCO」は炭酸水素アンモニウムを意味し;「NaNO」は亜硝酸ナトリウムを意味し;「conc.」は濃縮を意味し;「CuBr」は臭化銅を意味し;「CuI」はヨウ化銅を意味し;「NaCO」は炭酸ナトリウムを意味し;「KPO」は炭酸カリウムを意味し;「NaI」はヨウ化ナトリウムを意味し;「Zn(CN)」はシアン化亜鉛を意味し;「NaCN」はシアン化ナトリウムを意味し;「ph.」は相を意味し;「CO」は二酸化炭素を意味し;「O」は酸素を意味する。
マイクロ波支援反応は、シングルモードの反応器:Initiator(商標)Sixty EXPマイクロ波反応器(Biotage AB)、又はマルチモードの反応器:Personal Chemistry Emrys(商標)Optimizer Robotic Microwave Synthesizer(Biotage)で実施した。
A.中間体の調製
実施例A1
a)中間体1の調製

カリウムtert−ブトキシド(6.36g、56.7mmol)を、N雰囲気下−10℃で、2−(トリフルオロメチル−フェニル)アセトニトリル(10g、76.23mmol)のTHF(70mL)溶液に加えた。反応混合物を−10℃で10分間撹拌した。次いで、1−ブロモ−3−クロロ−プロパン(5.6mL、56.7mmol)を、反応混合物にゆっくりと滴加し、混合物を0〜5℃で2時間撹拌した。混合物を、10%NHCl水溶液でクエンチした。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物を、さらに精製せずに次の工程に使用した。収量:14.13gの中間体1(定量的収率)。
b)中間体2の調製

アセチルクロリド(30.7mL、432mmol)を、0℃でN雰囲気下、中間体1(14.1g、54mmol)のEtOH(37.8mL)溶液に滴加した。反応混合物を室温で3日間撹拌した。反応混合物を10℃に冷却した。MTBEを加え、生じた懸濁液を室温で2時間撹拌した。沈殿物を濾別し、MTBEで洗浄し、真空中で乾燥させた。収量:7.72gの中間体2(収率46%;.HCl)。
c)中間体3の調製

(4−フルオロ−2−メチル−フェニル)アセトニトリルから出発して、実施例A1に記載のものに類似の手順を利用して、中間体3(.HCl)を調製した。
d)中間体4の調製

o−トリルアセトニトリルから出発して、実施例A1に記載のものに類似の手順を利用して、中間体4(.HCl)を調製した。
e)中間体5の調製

3−フルオロ−2−メチルベンズアルデヒド(50g、3.62mmol)、エチレングリコール(101mL、1810mmol)、及びPTSA(6.23g、36.2mmol)をトルエン(308mL)中に加えた混合物を、ディーン・スターク装置を使用して一晩還流した。反応混合物を、飽和NaHCO溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から80/20)により精製した。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:60gの中間体5(収率91%)。
f)中間体6の調製

ヨウ化亜鉛(3.5g、0.011mol)を、撹拌及び冷却されている(−20℃)中間体5(40g、0.22mol)及びTMSCN(29mL、0.231mol)のDCM(151mL)溶液に一度に加えた。反応混合物を放置して室温にし、90分間撹拌し、次いで、飽和NaHCO溶液で処理した。二相の層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(MgSO)、濾過し、濾液を真空中で濃縮すると油を与え、それを次の工程にそのまま使用した。収量:中間体6と対応する脱保護されたアルコールの混合物として55g。
g)中間体7の調製

TBAF(THF中1M、58.6mL、0.0586mol)を、中間体6(所望の化合物と対応する保護されていないアルコールの混合物、33g)のTHF(66mL)溶液に加えた。室温で1時間後、反応混合物を真空中で濃縮した。水(100mL)及びDCM(500mL)を残渣に加え、層を分離した。有機層を水(100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮すると油を与え、それをシリカプラグに通す濾過により精製した(溶離液:DCM/(10%MeOHのDCM溶液)98/2)。収量:22.3gの中間体7(収率91%)。
h)中間体8の調製

塩化チオニル(6mL、82.8mmol)を、中間体7(13.7g、65.5mmol)及びピリジン(52.4mL、649mmol)をDCE(172mL)に溶かした熱い(60℃)溶液に滴加した。60℃で2時間撹拌した後、反応混合物を放冷し、次いで氷水に注いだ。層を分離し、有機層を1M HClで2回処理し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮すると油を与えたが、それは、次の工程で使用するのに十分な純度であった。収量:13gの中間体8(収率87%)。
i)中間体9の調製

中間体8(9g、39.5mmol)を、室温でN雰囲気下、EtOH(28mL)に溶解させた。溶液を−15〜−10℃の温度に冷却し、次いでアセチルクロリド(22.5mL、316mmol)を溶液に滴加した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでそれを0℃に冷却した。DIPEを滴加した。生じた白色沈殿物を濾過し、真空中で乾燥させた。収量:12gの中間体9(収率98%;HCl)。
j)中間体10の調製

2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドから出発して、中間体9の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体10(.HCl)を調製した。
k)中間体11の調製

4−フルオロ−2−メチルベンズアルデヒドから出発して、中間体9の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体11(.HCl)を調製した。
l)中間体12の調製

2−クロロベンズアルデヒドから出発して、中間体9の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体12(.HCl)を調製した。
n)中間体14の調製

4−フルオロ−2−メチルベンズアルデヒド及び1,3−プロパンジオールから出発して、中間体9の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体14(.HCl)を調製した。
実施例A2
a)中間体15の調製

中間体3(2.5g、8.1mmol)を7M NHのMeOH溶液(4mL)に加えた混合物を、密封したバイアル中で、室温で5日間撹拌した。固体を濾別し、濾液を真空中で蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、1N NaOH水溶液で洗浄した。有機層を分離し、乾燥させ(NaSO)、真空中で蒸発させた。収量:1.4gの中間体15(収率84%)、次の反応工程でそのまま使用した。
b)中間体16の調製

NH(MeOH中7M、32mL)中の中間体9(12g、38.685mmol)を、密封したバイアル中で週末にかけて50℃で撹拌した。次いで、反応混合物を放置して室温にし、次いで濃縮した。DCMを加え、得られた白色沈殿物を濾別した。残渣をCHCN/DIPEに懸濁させ、固体を濾別し、真空中で乾燥させた。収量:6.6gの中間体16(収率82%)。
c)中間体17の製造

中間体10から出発して、中間体16の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体17を調製した(収率70%)。
d)中間体18の調製

中間体11から出発して、中間体16の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体18を調製した(収率46%)。
e)中間体19の調製

中間体12から出発して、中間体16の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体19を調製した(収率89%)。
実施例A3
a)中間体20の調製

4−メチルイミダゾール(6.14g、73.3mmol)を、2−クロロ−5−ニトロ−6−ピコリン(4.3g、24.42mmol)のCHCN(64.5mL)溶液に加えた。反応混合物を、圧力管中で、100℃で16時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を水で洗浄し、DCMで抽出した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/MeOH、100/0から95/5)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。生成物をDIPEから沈殿させ、濾別し、真空中で乾燥させた。収量:薄黄色の固体として4.4gの中間体20(収率82%)。
b)中間体21の調製

シュウ酸ジエチル(19mL、141.1mmol)を、氷浴で冷却された24重量%のカリウムエトキシドのエタノール溶液(9.5mL、24.2mmol)にN雰囲気下で加えた。反応混合物をその温度で30分間撹拌した。その後、中間体20(4.4g、20.16mmol)のTHF(53mL)溶液を滴加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、NHClの飽和水溶液(150mL)を、氷浴で冷却されている反応混合物に加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。固体が沈殿し、それを濾別し、EtOH/水で洗浄し、次いでDIPE及びCHCNで洗浄し、真空中で乾燥させた。収量:E/Z混合物として、黄色固体として3.5gの中間体21(収率54%)。
c)中間体22の調製

中間体21(3.5g、11mmol)をTHF(88mL)及びEtOH(33mL)に溶かした溶液に、激しく撹拌しながらNHCl飽和水溶液(50mL)を加えた。鉄(3g、54.1mmol)を、室温で、混合物に少量ずつ加え、次いで反応混合物を2時間還流加熱した。反応混合物を冷却し、珪藻土で濾過し、温THF/EtOH(1/1)で洗浄した。濾液を真空中で蒸発させ、残渣を撹拌し、水(100mL)中で還流した。固体を濾別し、温水で洗浄し、真空中で乾燥させた。収量:2.1gの中間体22(収率70%)。
d)中間体23の調製

水和ヒドラジン(1.8mL、37mmol)を、中間体22(1g、3.7mmol)のEtOH(10mL)溶液に加え、反応混合物を還流状態で撹拌した。沈殿物を濾別し、EtOHで洗浄し、それに続いてDIPEで洗浄し、真空中で乾燥させた。収量:729mgの中間体23(収率77%)。
実施例A4
中間体24の調製

6−クロロ−2−メチル−3−ニトロ−ピリジンから出発して、実施例A3に記載の手順に従って中間体24を調製した。
実施例A5
a)中間体25の調製

CO(13.51g、97.75mmol)及びCHI(2.43mL、39.1mmol)を、3−ブロモ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(6.55g、32.58mmol)のDMF(164mL)溶液に加えた。反応混合物を室温で18時間撹拌した。混合物を1N HCl溶液に注ぎ、水層をEtOAcで抽出した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。収量:ブラウンオレンジの油として7gの中間体25(収率99%)。
b)中間体26の調製

ナトリウムメトキシド(7.61mL、33.28mmol、25%w/wMeOH溶液)を、中間体25(2.39g、11.09mmol)及びアジド酢酸メチル(3.83g、33.28mmol)[J.Med.Chem.,2004,21,5298に記載の通り調製]をMeOH(10mL)に溶かした冷溶液に加えた。反応混合物を−15℃で2時間撹拌した。水を加え、白色沈殿物を濾別し、水で洗浄した。沈殿物を真空中で乾燥させた。収量:1.8gの中間体26(収率52%;Z−鏡像異性体)。
c)中間体27の調製

中間体26(1.6g、5.13mmol)及びロジウム(II)ヘプタフルオロブチレートダイマー(544mg、0.51mmol)のトルエン(4mL)溶液を60℃で24時間撹拌した。室温に冷却した後でEtOAcを加え、分離した有機層を水及びブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、98/2から60/40)により精製した。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:210mgの中間体27(収率14%)。
d)中間体28の調製

中間体27(210mg、0.74mmol)を水和ヒドラジン(4mL)に加えた懸濁液を、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、沈殿物を濾別した。収量:白色固体として160mgの中間体28(収率76%)。
実施例A6
a)中間体29の調製

エチルインドール−2−カルボキシレート(10g、52.85mmol)のEtOH(100mL)溶液に、I(13.41g、52.85mmol)、NaIO(5.65g、26.43mmol)、及びHSO(5.63mL、105.7mmol)を加えた。反応混合物を還流状態で2時間撹拌した。室温に冷却した後、混合物を飽和Na水溶液に注いだ。水層をEtOAcで3回抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で蒸発させた。収量:24gの中間体29(収率79%)。
b)中間体30の調製

濃HCl(45.45mL、544.21mmol)を、中間体29(24g、54.42mmol)をEtOH(240mL)に加えた懸濁液に加えた。次いで、亜鉛末(55g、843mmol)を90分かけて少量ずつ加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、次いで珪藻土で濾過し、DCMで洗浄した。水を加え、水層をDCMで抽出した。有機層を飽和NaHCO水溶液で処理した。二層を珪藻土で濾過し、分離した有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で蒸発させた。そのように得られた黄色の固体をCHCNから再結晶した。結晶を濾別すると、中間体30の第1バッチを与えた。濾液を真空中で蒸発させ、粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から80/20)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣をCHCNから再結晶すると、第2バッチの中間体30を与え、それを先に得られた第1のフラクションと合わせた。収量:8.3gの中間体30(収率48%)。
c)中間体31の調製

中間体30(8g、25.39mmol)を水和ヒドラジン(150mL)に加えた懸濁液を90℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、沈殿物を濾別した。収量:白色固体として6.55gの中間体31(収率86%)。
実施例A7
a)中間体32の製造

2−ヨード−1H−インドール−5−カルボニトリル(0.59g、2.20mmol)のTHF(15mL)溶液を、NaH(鉱油中の分散液として60%;0.13g、3.30mmol)をTHF(10mL)に加えた懸濁液に、N雰囲気下0℃で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで0℃に冷却した。ベンゼンスルホニルクロリド(0.31mL、2.42mmol)をゆっくりと加えた。出発物質が完全に消費されるまで、混合物を室温で撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣をDIPEによりトリチュレートすると固体を与えた。収量:668mgの中間体32(収率74%)、さらに精製せずに次の工程に使用した。
b)中間体33の調製

中間体32(668mg、1.64mmol)、トリブチル(1−エトキシビニル)スズ(0.61mL、1.8mmol)、及びPd(PPh(94.55mg、0.08mmol)をトルエン(16mL)に加えた混合物を、120℃で一晩撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させ、粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:590mgの中間体33(収率85%)。
c)中間体34の調製

N−ブロモスクシンイミド(50mg、0.28mmol)を、中間体33(100mg、0.28mmol)をTHF(2mL)及び水(0.2mL)に加えた混合物に加えた。反応混合物を室温で15分間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をDCMとブラインとの間で分配した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/DCM、100/0から0/100)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:25mgの中間体34(収率22%)。
実施例A8
a)中間体35の製造

中間体35は、中間体26の調製に報告されたものに類似の手順により、ナトリウムメトキシドの代わりにナトリウムエトキシドを使用して調製した。粗製物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製すると(溶離液:ヘプタン/DCM、90/10から50/50)、固体を与えた(収率58%)。
b)中間体36の調製

中間体35(25g、76.652mmol)をキシレン(0.5L)に加えた懸濁液を、1時間還流加熱した。反応混合物を真空中で蒸発させた。残渣を少量のDIPE(40mL)中で撹拌することにより、生成物を部分的に沈殿させた。固体を濾別し、DIPE(10mL)で洗浄すると、第1バッチの中間体を与えた。濾液を濃縮し、その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/DCM、90/10から30/70)。生成物フラクションを回収し、蒸発させると、第2バッチの中間体を与え、それを第1バッチと合わせた。収量:18gの中間体36(収率79%)。
実施例A9
a)中間体37の調製

NaH(鉱油中の60%分散液、3.018g、75.469mmol)を、THF(147mL)中の中間体36(18g、60.375mmol)にN下0℃で少量ずつ加えた。添加の後、反応物を放置して室温にし、次いで室温で1時間撹拌してから、再び0℃に冷却した。次いで、SEMClを0℃で滴加し、反応混合物を放置して室温にし、次いで2時間撹拌した。水を添加して反応物をクエンチし、次いで二相の層を分離し、水層をEtOAcで抽出した(×2)。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/DCM、90:10から50:50)。生成物フラクションを回収し、真空中で濃縮すると所望の中間体を与えた。収量:帯黄色の油として25gの中間体37(収率97%)。
b)中間体38の調製

中間体37(22g、51.354mmol)、dppf(1.707g、3.081mmol)、亜鉛(0.504g、7.703mmol)、Zn(CN)(9.045g、77.031mmol)、及びDMA(150mL)を丸底フラスコに加えた。次いで、溶液を脱気し、Pddba(1.411g、1.541mmol)を加えた。反応混合物をN下160℃で75分間撹拌し、次いで水で希釈して、生成物をEtOAcで抽出した。分離前に層を珪藻土で濾過して、望まれない固体を除去した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM)。生成物フラクションを回収し、濃縮すると所望の中間体を与えた。収量:帯黄色の固体として19.2gの中間体38(定量的)。
c)中間体39の調製

DIPA(22.87mL、162.74mmol)のTHF(25mL)溶液に、BuLi(ヘキサン中1.6M、99.8mL、159.67mmol))を−78℃で20分かけて滴加し、生じた混合物をこの温度で1時間撹拌した。白色沈殿物が形成した。次いで、THF(30mL)中のクロロ酢酸(7.254g、76.767mmol)を30分かけて加え、生じた混合物を−78℃で30分間撹拌した。次いで、THF(80mL)中の中間体38(11.5g、30.707mmol)を45分かけて加え、反応混合物を90分間撹拌した。次いで、−78℃のTHF(25mL)中のAcOH(18.6mL)を加えて反応混合物をクエンチし、この温度で15分間撹拌し、次いで氷水浴中で5〜10℃に温めた。次いで、EtOAc(200mL)及び水(200mL)を加え、相を分離した。有機層を飽和NaHCO溶液で洗浄し、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。残渣は自然に凝固した。収量:11.1gの中間体39(収率95%)。
実施例A10
a)中間体40の調製

LiOH(900mg、37.58mmol)を、EtOH(34mL)及び水(4.3mL)中の中間体37(4g、9.34mmol)に加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。揮発物を真空中で蒸発させ、次いで水性残渣をHCl 1M(37.6mL)で処理した。生じたスラリーをCHCl(×3)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させると、生成物を白色固体として与え、それを真空中で一晩乾燥させた。中間体は、次の工程でそのまま使用するのに十分な純度であった。収量:3.7gの中間体40(収率99%)。
b)中間体41の調製

中間体40(3.13g、7.818mmol)をDCM(30mL)に懸濁させた。DMF(30μL)を加え、それに続いて塩化オキサリル(3.969mL、46.91mmol)を加えた。この得られた混合物をN下室温で1時間撹拌した。溶媒及び過剰な試薬を蒸発させ、トルエンと同時蒸発させると、粗製化合物を与え、それを次の反応工程でそのまま使用した。収量:黄色の油として3.25gの中間体41(収率99%)。
c)中間体42の製造

CHCN(20mL)中の中間体41(2.46g、5.874mmol)を−5〜0℃の温度に冷却し、次いで、(トリメチルシリル)ジアゾメタン(ヘキサン中2M、6.46mL、12.923mmol)を加えた。反応物を放置して室温まで温め、2.5時間撹拌し、次いで、氷浴中で冷却して、HBr(水中48%、1.462mL、12.923mmol)を混合物にゆっくりと加えた。20分後、混合物をDCMで希釈し、NaHCO飽和溶液に注ぎ、10分間撹拌した。有機層を分離し、水相をDCMで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮すると、次の工程でそのまま使用するのに十分な純度である粗製物を与えた。収量:2.47gの中間体42(収率88%)。
実施例A11
a)中間体43の調製

中間体37から出発して、中間体23の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体43を調製した(収率99%)。
実施例A12
a)中間体44の調製

中間体37から出発して、中間体23の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体44を調製した。濾液のカラムクロマトグラフィー(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、80/20から0/100)から追加のバッチの中間体を回収した。総収量:15gの中間体44(収率87%)。
実施例A13
a)中間体45の調製

3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール(60g、264.48mmol)のCHCN(600mL)溶液に、2−(2−ブロモエトキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(48.01mL、317.38mmol)及びDIPEA(48.08mL、290.93mmol)を加えた。反応混合物を90℃で3時間撹拌した。次いで、混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液及びブラインで洗浄した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から97/3)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:72gの中間体45(収率77%)。
b)中間体46の製造

中間体45(5g、14.08mmol)のTHF(250mL)溶液に、−78℃の2.5M BuLi(5.6mL、14.08mmol)を加えた。反応混合物を−78℃で20分間撹拌した。次いで、3−フルオロ−2−メチルベンズアルデヒド(2.3g、16.9mmol)のTHF(50mL)溶液を加えた。反応混合物を−78℃で20分間撹拌し、次いでNHCl飽和水溶液を添加してクエンチした。次いで、混合物を放置して室温に温め、水で希釈し、EtOAcで抽出した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から99/1)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:5.5gの中間体46(収率94%)。
c)中間体47の調製

中間体46(5.5g、13.3mmol)のMeOH(300mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(457mg、2.65mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。その後、反応混合物を真空中で濃縮し、残渣をDCMに溶解させ、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:4.35gの中間体47(収率99%)。
d)中間体48の調製

中間体47(4.36g、13.2mmol)及びp−トルエンスルホン酸一水和物(2.51g、13.2mmol)をキシレン(644mL)に溶かした溶液を、ディーン・スターク装置を使用して、25時間還流状態で撹拌した。室温に冷却した後、混合物を1M NaOH溶液(×2)及びブライン(×1)で洗浄した。分離した有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から90/10)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。そのように得られた茶色がかった油をDIPEで処理すると、固体を与えた。収量:2.5gの中間体48(収率60%)。
実施例A14
中間体49の調製

2−メチル−5−(トリフルオロメチル)ブロモベンゼン(20g、83.67mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(42.49g、167.34mmol)、KOAc(24.63g、251.01mmol)、及びPdCl(dppf)(1.84g、2.51mmol)をDMF(600mL)に加えた懸濁液を、マイクロ波照射下150℃で10分間撹拌した。混合物を珪藻土に通して濾過し、EtOAcで洗浄した。分離した有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣をEtOに溶解させ、ブラインで洗浄し、それに続いて飽和NaHCO水溶液で洗浄した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/DCM、100/0から0/100)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:16gの中間体49(収率67%)。
実施例A15
a)中間体50の調製

エトキシカルボニルイソチオシアネート(25g、191mmol)を、2−アミノ−3−ブロモピリジン(28.68g、166mmol)の1,4−ジオキサン(500mL)溶液に加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をDIPEに懸濁させた。沈殿物を濾別し、真空中で60℃で乾燥させた。収量:50gの中間体50(収率99%)。
b)中間体51の調製

中間体50(55g、181mmol)のEtOH(300mL)溶液に、MeOH(300mL)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(62.83g、904mmol)、及びDIPEA(694mL、543mmol)を加えた。反応混合物を室温で6時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をDIPEに懸濁させた。沈殿物を濾別した。収量:37gの中間体51(収率96%)。
c)中間体52の調製

中間体49(16g、55.92mmol)及び水(75mL)を、中間体51(7.94g、37.28mmol)のDME(200mL)溶液に加えた。次いで、Pd(PPh(4.31g、3.73mmol)を加え、反応混合物をマイクロ波照射下150℃で10分間撹拌した。混合物を珪藻土に通して濾過し、真空中で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から97/3)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させると、7gの中間体52の第1のフラクションを与えた。不純なフラクションも回収し、真空中で蒸発させ、粗生成物をRP分取HPLC[RP Vydac Denali C18(10mm、250g、5cm);移動相:0.25%NHHCOの水溶液/CHCN]により精製した。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をRP分取SFC[Diol;移動相:CO、MeOH(0.2%イソプロピルアミン含有)]によりさらに精製した。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させると、4gの中間体52の第2のフラクションを与えた。収量:11gの中間体52(定量的収率)。
d)中間体53の調製

Pd/C10%(1g)をMeOH(100mL)に加えた懸濁液に、中間体52(7.1g、24.29mmol)及び6NのHClのイソプロパノール溶液(4.05mL)をN雰囲気下で加えた。反応混合物を、H雰囲気下50℃で、2当量のHが吸収されるまで撹拌した。触媒を珪藻土で濾別し、濾液を真空中で蒸発させた。残渣を、DCMと水との間で分配した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:1.05gの中間体53(収率15%)。
e)中間体54の調製

NaNO(1.05g、15.19mmol)の水(60mL)溶液を、中間体53(2.25g、7.59mmol)を0℃の濃HBr水溶液(60mL)に45分かけて滴加した。混合物を室温に温め、15分間さらに撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、CuBr(2.19g、15.19mmol)を少量ずつ加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、NH水溶液で洗浄した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から90/10)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:2gの中間体54(収率73%)。
実施例A16
中間体55の調製

中間体54(500mg、1.39mmol)をDMF(9mL)に加えた混合物を、Nで15分間脱気した。次いで、トリメチルシリルアセチレン(0.96mL、6.94mmol)、EtN(0.39mL、2.78mmol)、CuI(11mg、0.06mmol)、及びPd(PPh(347mg、0.14mmol)を加えた。混合物を、Nで10分間パージし、次いで100℃で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をEtOAcに溶解させた。混合物を珪藻土で濾別した。濾液をブラインで洗浄した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/DCM、50/50から0/100)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:348mgの中間体55(収率66%)。
実施例A17
中間体56の調製

中間体55(205mg、0.54mmol)をTHF(1mL)に加えた混合物を、THF中1MのTBAF(0.54mL、0.54mmol)及びAcOH(0.04mL、0.71mmol)をTHF(1mL)に加えた混合物にゆっくりと加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、飽和NaCO水溶液で洗浄した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/DCM、50/50から0/100)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:85mgの中間体56(収率51%)。
実施例A18
中間体57の調製

中間体56(85mg、0.28mmol)をDMF(2mL)に加えた混合物をNで15分間脱気した。次いで、2−アミノ−3−ブロモ−5−シアノピリジン(55mg、0.28mmol)、EtN(0.08mL、0.56mmol)、CuI(2mg、0.01mmol)、及びPd(PPh(70mg、0.03mmol)を加えた。混合物をNで10分間パージし、次いで100℃で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をEtOAcに溶解させた。混合物を珪藻土で濾別した。濾液をブラインで洗浄した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/DCM、50/50から0/100)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:91mgの中間体57(収率77%)。
実施例A19
中間体58の調製

PO(408mg、1.92mmol)及び水(1.33mL)を、中間体48(200mg、0.64mmol)及びN−tert−ブトキシカルボニル−5−シアノ−1H−インドール−2−ボロン酸(220mg、0.77mmol)のTHF(13.3mL)溶液に加えた。溶媒をNで脱気し、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル(26.8mg、0.064mmol)及びPd(OAc)(14.7mg、0.064mmol)を加えた。反応混合物を再び脱気し、密封した管の中で、40℃で16時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させ、残渣を水とDCMとの間で分配した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から50/50)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させると、灰白色固体を与えた。収量:245mgの中間体58(収率81%)。
実施例A20
a)中間体59の製造

イミダゾール(1.94g、28.5mmol)及び中間体4(1.38g、4.75mmol)を、中間体24(500mg、2.27mmol)のMeOH(4.5mL)溶液に加えた。反応混合物を35℃で16時間撹拌し、次いで60℃で16時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を、飽和NaHCO水溶液とDCMとの間で分配した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより2回精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン、EtOAc中、100/0から50/50)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。生成物をDIPEから結晶化させ、濾別し、真空中で乾燥させた。収量:白色固体として279mgの中間体59(収率32%)。
b)中間体60の調製

中間体28及び中間体2から出発して、中間体59の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体60を調製した。
c)中間体61の調製

中間体31及び中間体2から出発して、中間体59の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体61を調製した。
実施例A21
中間体62の調製

中間体34(180mg、0.45mmol)、中間体15(276mg、1.34mmol)、及びNaCO(59mg、0.56mmol)をEtOH(5mL)に加えた懸濁液を、室温で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を80℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を、ブラインとDCMとの間で分配した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をさらに精製せずに次の工程に使用した。収量:292mgの中間体62。
実施例A22
a)中間体63の調製

NaI(297mg、1.979mmol)を、中間体39(600mg、1.583mmol)、中間体16(659mg、3.167mmol)、及びNaCO(210mg、1.979mmol)をアセトン(11.8mL)に加えた混合物に加えた。反応混合物を室温で週末にかけて撹拌し、次いで一晩50℃に温め、次いで溶媒を蒸発させた。残渣をDCMに溶解させ、有機層を、水、飽和NaHCO、及びブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させると粗製物を与え、それをショートカラム(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から50/50)に通した。生成物フラクションを全て回収し、溶媒を蒸発させると、所望の中間体を与えたが、次の工程でそのまま使用するのに十分なほど純粋であった。収量:708mgの中間体63(収率84%)。
b)中間体64の調製

中間体39及び中間体17から出発して、中間体63の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体64を調製した(収率87%)。
c)中間体65の調製

中間体39及び中間体18から出発して、中間体63の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体65を調製した(収率74%)。
中間体65の代替調製:
a1)中間体66の調製

NaCO(686mg、6.469mmol)を、中間体42(2.47g、5.175mmol)及び中間体18(2.155g、10.351mmol)に加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、生じた残渣をDCMに溶解させ、水で洗浄し、乾燥させると(MgSO)粗製物を与え、それをフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から0/100)。生成物フラクションを回収し、溶媒を蒸発させた。収量:2.3gの中間体66(収率76%)。
b1)中間体65の調製

中間体66(2.7g、4.603mmol)をDMF(17.5mL)に溶解させた。Zn(CN)(414mg、3.452mmol)を加え、混合物をNで脱気した。次いで、Pd(PPh(319mg、0.276mmol)を加え、混合物を、マイクロ波照射下160℃で1.5時間撹拌した(×4)。DMFを真空中で除去し、残渣をDCMに溶解させ、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させると、所望の中間体を与え、後の工程でそのまま使用した。収量:2.91gの中間体65(純度80%、収率95%)。
d)中間体67の調製

中間体39及び中間体19から出発して、中間体63の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体67を調製した(収率89%)。
実施例A23
a)中間体68の製造

中間体43(1.93g、1.658mmol)及びイミダゾール(3.805g、55.891mmol)のMeOH(8.8mL)溶液に、中間体10(2.885g、8.334mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いでマイクロ波照射下120℃で40分間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣をDCMに溶解させ、有機層をNaHCO飽和溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。生じた油をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製すると(シリカ;ヘプタン/EtOAc、100/0から70/30)、2バッチの所望の中間体を与えたが、両方とも後の工程で使用するのに十分な純度であった。合わせた収量:1.513gの中間体68(収率52%)。
b)中間体69の調製

中間体68(1.5g、2.406mmol)をDMF(9mL)に溶解させ、Zn(CN)(217mg、1.8mmol)を加え、混合物をN下で脱気した。次いで、Pd(PPh(167mg、0.144mmol)を加え、混合物をマイクロ波照射下160℃で1.5時間撹拌した。次いで、溶媒を真空中で蒸発させ、残渣をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;ヘプタン/EtOAc、100/0から70/30)。収量:433mgの中間体69(収率32%)。
実施例A24
a)中間体70の調製

中間体44(600mg、1.664mmol)及びイミダゾール(1.360g、19.973mmol)のMeOH(3.37mL)溶液に、中間体14(958mg、3.329mmol)を加え、反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで油浴中で60℃で一晩撹拌し、次いでマイクロ波照射下120℃で40分間撹拌した。混合物を濃縮し、EtOAcに溶解させ、NaHCO飽和溶液及びブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させると粗生成物を与え、それをフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から50/50)。収量:541mgの中間体70(収率56%);44mgの純度75%の中間体71も回収した。
b)中間体71の調製

中間体70(163mg、0.279mmol)をTHF(2mL)に溶解させ、NaH(鉱油中60%分散液、12mg、0.307mmol)を加えた。反応混合物を、N下還流状態で4時間撹拌し、次いで還流状態で一晩撹拌した。室温に冷却した後、水及びEtOAcを加え、相を分けた。有機層をブラインで洗浄した。合わせた水層を再びEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、蒸発乾固させると粗製物を与え、それをフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ:溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から0/100)。所望の中間体を回収し、蒸発乾固させた。収量:79mgの中間体71(収率35%、純度68%)。
実施例A25
a)中間体72の調製

4−フルオロ−2−メチルベンズアルデヒド(15g、108.58mmol)、及びMeOH(7.5mL)を、重亜硫酸ナトリウム(12.429g、119.44mmol)の水(225mL)溶液に室温で加え、混合物を室温で10分間撹拌した。NaCN(12.491g、249.744mmol)を加え、反応混合物を室温で40分間撹拌した。N−ベンジルエタノールアミン(17.24g、114.014mmol)、及びMeOH(22.5mL)を加え、混合物を室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、有機層を分離し、水で洗浄し、次いでブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過した。溶媒を真空中で除去し、残渣をDIPEでトリチュレートし懸濁させ、次いで濾過すると第1バッチの所望の中間体を与えた。濾液を蒸発させ、残渣を再びDIPEでトリチュレートした。懸濁液を室温で一晩撹拌し、濾過すると、第2のバッチの所望の中間体を与えた。合わせた収量:21.87gの中間体72(収率67%)。
b)中間体73の調製

中間体72(3.5g、11.731mmol)及びEtN(9.783mL、7.0385mmol)のDMSO(56mL)溶液に、DMSO(56mL)中の三酸化硫黄ピリジン錯体(5.6g、35.192mmol)を滴加した。生じた混合物を室温で1時間撹拌し、EtO及びNHCl水溶液で希釈した。混合物をさらにHOで希釈し、水相をEtOで抽出し、乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮すると、粗製の油を与えた。フラッシュカラムクロマトグラフィーを使用して精製を実施した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から70/30)。収量:3gの中間体73(収率86%)。
c)中間体74の調製

中間体73(2.25g、7.593mmol)のDCM(118mL)溶液に、中間体44(2.027g、5.624mmol)、AcOH(2.4mL)、及びMeOH(24mL)を加えた。反応物を5分間撹拌し、次いでNaCNBH(848mg、13.498mmol)を加え、次いで反応混合物を16時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーを使用して精製を実施した(シリカ;溶離液:DCM/EtOAc、100/0から70/30)。収量:3gの中間体74(収率83%)。
d)中間体75の調製

AcOH(4.3mL)を、トルエン(49mL)中の中間体74(3.65g、5.696mmol)に加えた。反応混合物を80℃で20時間撹拌し、次いで濃縮し、飽和NaHCO溶液とEtOAcとの間で分配した。有機層を乾燥させ(MgSO)、シリカパッドに通し、次いで真空中で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーを使用して精製を実施した(シリカ;溶離液:DCM/EtOAc、100/0から70/30)。生成物フラクションを回収し、蒸発させた。収量:1.75gの中間体75(収率49%)。
e)中間体76の調製

MeOH(67mL)中の中間体75(500mg、0.803mmol)を、10%Pd/C(73mg、0.069mmol)の存在下50℃で水素化した。反応混合物を珪藻土(diatocemateous earth)で濾過した。濾液を濃縮し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:溶離液としてDCM/(MeOH中7N NH)、100/0から95/5)。生成物フラクションを回収し、蒸発させた。収量:380mgの中間体76(収率89%)。
f)中間体77の調製

中間体76(120mg、0.225mmol)、パラホルムアルデヒド(180mg、2.218mmol)、及びAcOH(0.5mL)をDCM(5mL)中で、室温で5分間撹拌し、次いでNaCNBH(60mg、0.955mmol)を加え、次いで反応混合物を20時間撹拌した。混合物をEtOAcに溶解させ、飽和NaCOで中和し、有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から99/1)。生成物フラクションを回収し、蒸発させた。収量:60mgの中間体77(収率49%)。
実施例A26
a)中間体78の調製

中間体22から出発して、中間体37の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体78を調製した(収率65%)。
b)中間体79の調製

中間体78から出発して、中間体23の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体79を調製した(収率67%)。
c)中間体80の調製

中間体79及び中間体3から出発して、中間体59の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体80を調製した(定量的収率)。
実施例A27
a)中間体81の調製

N−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウムトリフレート(4g、13.829mmol)及びエチル5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキシレート(911mg、4.251mmol)を1,1,2,2−テトラクロロエタン(28mL)に加えた混合物を100℃で8時間加熱し、次いで室温で一晩撹拌した。次いで、反応物を再び100℃で8時間加熱し、室温で一晩撹拌した。この時間の後、反応物を再び100℃に加熱したが、反応を進行させはしなかった。混合物を放冷し、EtOAcで希釈し、次いで水(×2)及びブラインで抽出した。有機層を回収し、乾燥させ、溶媒を蒸発させると、黄色混合物を与え、それを、270mg(1.26mmol)のエチル5−シアノ−1H−インドール−2−カルボキシレートから出発して類似の反応手順に従って得られた粗物質の第2バッチと合わせた。粗製物をトルエン(×2)と共沸させて、残留1,1,2,2−テトラクロロエタンを除き、次いで分取HPLCにより精製した[RP Vydac Denali C18−10μm、200g、5cm;移動相:0.25%NHHCO水溶液/CHCN]。所望のフラクションを回収し、蒸発させ、再びMeOHに溶解させ、蒸発させるとフラクションを与え、それをさらに分取SFCにより精製すると[Chiralpak Diacel AD 30×250mm;移動相:CO、0.2%iPrNH含有iPrOH]、所望の中間体を与えた。合わせた収量:223mgの中間体81(収率17%)。
実施例A28
a)中間体82の調製

5−ブロモ−7−アザインドール−2−カルボン酸(500mg、2.074mmol)及びカルボジイミダゾール(420mg、2.593mmol)をCHCN(7.6mL)に溶解させ、混合物を60℃で75分間撹拌し、次いで室温に冷却し、水和ヒドラジン(1.514mL、31.115mmol)を加えた。混合物を60℃で75分間撹拌し、形成した沈殿物を濾過し、DIPEで洗浄した。粗製物を、さらに精製せずに後の反応に使用した。収率は定量的であると思われた。
実施例A29
a)中間体83の調製

5−ブロモ−1H−ベンゾイミダゾール−2−カルボン酸(5g、20.743mmol)をDCM(200mL)中で撹拌し、DIPEA(10.7mL、62.229mmol)及びHBTU(9.44g、24.892mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで20mLのDCMに溶解させたカルバジド酸tert−ブチル(3.016mmol、22.817mmol)を滴加し、反応混合物を室温で20時間撹拌した。次いで、反応混合物をNaCOの溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/MeOH、98/2から97/3)。生成物を含むフラクションを回収し、濃縮し、残渣をEtO中で撹拌し、沈殿物を濾別し、真空中で、60℃で乾燥させた。収量:7gの中間体83(収率95%)。
b)中間体84の調製

中間体83(7.7g、21.678mmol)をMeOH(40mL)中で撹拌し、iPrOH中の5〜6NのHClを加え、反応混合物を室温で24時間撹拌した。沈殿物が形成し、それを濾別し、真空中で、60℃で乾燥させた。収量:5.7gの中間体84(収率90%)。
実施例A30
a)中間体85の調製

五硫化リン(3.312g、14.898mmol)を、室温の5−フェニルモルホリン−3−オン(3.3g、18.623mmol)とTHF(90mL)の溶液に加えた。反応混合物を30分間還流温度で加熱し、次いで室温に冷却し、珪藻土で濾過し、DCMで数回洗浄した。有機層を真空中で蒸発乾固させると粗製物を与え、それをDCM(適量)/MeOH(適量)に溶解させた。次いでDCMを蒸発させると、所望の生成物が溶液から沈殿した。混合物を放置して室温にし、濾過し、1/1のヘプタン/EtOAcで洗浄した。残渣を再びDCM/MeOHに溶解させ、溶媒を蒸発乾固させると、第1バッチの所望の中間体85を与えた(1.77g、収率49%)。濾液を真空中で蒸発乾固させると、第2バッチの不純な物質を与えた(2.1g)。
b)中間体86の調製

中間体85(375mg、1.94mmol)及びNH(MeOH中7M、20mL)を、密封した圧力管中で、60℃で一晩撹拌し、次いで、溶媒を蒸発させ、残渣を新しいNH(MeOH中7M、20mL)に溶解させた。反応混合物を60℃で2日間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発乾固させ、残渣を8/2のDCM/MeOHに溶解させ、水で洗浄した。水層を8/2のDCM/MeOH(×2)で抽出し、次いで水層を蒸発乾固させ、残渣を8/2のDCM/MeOHとともに撹拌し、懸濁液を濾過した。濾液を蒸発乾固させると所望の中間体を与えた。収量:269mgの中間体86(収率77%)。
実施例A31
a)中間体87の調製

BBr(DCM中1M、45mL、45mmol)を、N下で−70℃のDCM(45mL)中の中間体36(4.5g、15.094mmol)に滴加した。添加後、反応混合物を放置して0℃にすると、0℃で1時間後にオレンジブラウンの溶液になった。次いで、反応物を300mLのEtOHに滴加し、室温で1時間撹拌し、次いでそれを50mLに濃縮し、EtOAc(500mL)及び水(200m)に溶解させた。次いで、ブライン(100mL)を加え、有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。生成物をDIPEに懸濁させ、固体を濾別し、洗浄し、乾燥させた。収量:3gの中間体87(収率70%)。
b)中間体88の調製

中間体87(2.841g、10mmol)、2−メトキシエタノール(951mg、12.5mmol)、及びPPh(3.67g、14mmol)を、冷水浴中でTHF(25mL)中で撹拌した。DIAD(2.83g、14mmol)を10分かけて滴加し、次いで反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、90/10から50/50)。生成物フラクションを回収し、蒸発させると、蒸発後に固体を与えた。収量:2.6gの中間体88(収率76%)。
c)中間体89の調製

中間体87から出発して、中間体88の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体89を調製した(収率70%)。
c1)中間体90の調製

中間体87から出発して、中間体88の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体90を調製した(収率39%)。
d)中間体91の調製

中間体87から出発して、中間体88の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体91を調製した(収率56%)。
e)中間体92の調製

中間体91から出発して、中間体37の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体92を調製した(定量的収率)。
f)中間体93の調製

中間体92(500mg、0.942mmol)及びPTSA(81mg、0.471mmol)を、45℃のアセトン(24mL)及び水(0.54mL)中で4日間撹拌し、次いで反応混合物をDCMに溶解させ、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、90/10から30/70)。生成物フラクションを回収し、蒸発させた。収量:300mgの中間体93(収率70%)。
g)中間体94の調製

DAST(159mg、0.986mmol)を、N下0℃でDCM(4mL)中の中間体93(300mg、0.657mmol)に滴加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。DCM及び水を加え、有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させた。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、90/10から30/70)。生成物フラクションを回収し、蒸発させた。収量:220mgの中間体94(LC−MS純度87%、収率61%)。
実施例A32
a)中間体95及び96の調製

NaH(鉱油中の分散液として60%、3.867g、96.68mmol)を、N下0℃でDMF(300mL)に溶解させた。この溶液に、DMF(80mL)中のエチル3−メチルピラゾール−5−カルボキシレートを10分かけて0℃で加えた。添加の後、反応混合物を0℃で10分間撹拌し、室温で40分間撹拌した。混合物に、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(13.9mL、96.68mmol)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。EtOHを0℃で加えて反応物をクエンチした。混合物に水を加え、水層をEtOAcで抽出した。次いで、有機層をブラインで洗浄し、溶媒を真空中で除去すると粗製物を与え、それをフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製すると(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から60/40)、所望の中間体を与えた。収量:7.46gの中間体95(収率36%)及び8.04gの中間体96(収率38%)。
b)中間体97の調製

DIBAL−H(トルエン中1.5M、63mL、94.753mmol)を、N下−78℃でDCM(149mL)中の中間体95(7.46g、31.58mmol)に加えた。次いで、反応物をMeOHでクエンチし、放置して室温まで温め、次いで、それをDCMで希釈し、ロッシェル塩水溶液(10%)で処理し、懸濁液を20分間激しく撹拌したままにした。2層を分離し、有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発させると粗製物を与え、これを後の工程にそのまま使用した。収量:4.9gの中間体97(収率80%)。
c)中間体98の調製

中間体97(4.9g、25.237mmol)をDCM(192mL)に溶解させた。溶液を0℃に冷却した。MsCl(2.156mL、27.761mmol)及びEtN(3.859mL、27.761mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。水を加え、有機層を飽和NaCO溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮すると、所望の中間体を与えた。収量:6.608gの中間体98(収率96%)。
d)中間体99の調製

中間体98(6.6g、24.243mmol)及びKCN(5.525g、84.849mmol)をN下CHCN(122mL)に溶解させた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。NaCOを反応混合物に加え、pHを確認した(>8)。EtOAcを加え、水相を抽出した(×2)。有機層を合わせ、NaCOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮すると粗製物を与え、それを後の工程にそのまま使用した。収量:5.12gの中間体99(GC−MS純度92%、収率96%)。
e)中間体100

中間体96から出発して、中間体99の合成に記載されたものに類似の手順を利用して、中間体100を調製した。
B.化合物の調製
実施例B1
化合物1の調製

TFA(0.78mL、10.21mmol)を、中間体58(245mg、0.517mmol)のDCM(7.8mL)溶液に加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、反応混合物を飽和NaHCO水溶液で中和した。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。生成物をCHCNから結晶化させ、濾別し、オーブン中で乾燥させると白色の固体を与えた。収量:105mgの化合物1(54%)。
実施例B2
化合物2の調製

2−ピコリン−4−ボロン酸(188mg、1.377mmol)、PPh(18mg、0.0689mmol)、1.5MのKCO水溶液(1.7mL、2.582mmol)、及びPd(OAc)(11mg、0.0482mmol)を、中間体61(350mg、0.689mmol)をジオキサン(5mL)に加えて脱気した溶液に加えた。反応混合物を120℃で24時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、水層をDCMで抽出した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から97/3)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。生成物をDIPEに溶解させ、2滴の6N HClのiPrOH溶液を加えた。溶媒を真空中で蒸発させ、生成物をCHCNから結晶化させ、濾別し、乾燥させた。収量:32mgの化合物2(収率8%;.2HCl)。
実施例B3
化合物3の調製

中間体57(90mg、0.213mmol)及び塩化カリウム(9mg、0.121mmol)を水(1mL)及びDMF(0.5mL)に加えた溶液を、マイクロ波照射下200℃で45分間撹拌した。反応混合物を、マイクロ波照射下200℃で30分間撹拌した(×2)。混合物をEtOAc(×2)で抽出した。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をRP HPLCにより精製した[RP SunFire Prep C18 OBD−5μm、19×100mm;移動相:0.25%NHHCO水溶液/CHCN]。収量:9mgの化合物3(収率10%)。
実施例B4
化合物4の調製

中間体62(292mg、0.45mmol、純度78%)のMeOH(2.3mL)溶液及び1M NaOH水溶液(5.0mL、5.0mmol)を室温で20時間撹拌した。次いで、1M NaOH水溶液(0.67mLr、0.67mmol)を加え、反応混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物を1M HCl水溶液でpH5に酸性化した。水層をDCMで抽出した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより2回精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/DCM、20/80から0/100)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物がまだ中間体38を含んでいたので、それをMeOH(1mL)に溶解させ、1M NaOH水溶液(2mL、2mmol)とともに20時間撹拌した。反応混合物を1M HCl水溶液でpH6に酸性化した。水層をDCMで抽出した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。生成物をDIPEから沈殿させ、濾別し、真空中で乾燥させた。収量:68mgの化合物4(収率41%)。
実施例B5
化合物5の調製

イミダゾール(2.32g、34.1mmol)及び中間体4(1.65g、5.69mmol)を、N雰囲気下0℃で中間体23(729mg、2.84mmol)のMeOH(5.4mL)溶液に加えた。反応混合物を35℃で16時間撹拌し、次いで60℃で16時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を水/DCM(1/1)中で撹拌した。沈殿物を濾別した。6N HClのiPrOH溶液を利用して、生成物をHCl塩に変換した。生成物をiPrOHから再結晶させ、濾別し、真空中で乾燥させた。収量:薄黄色の固体として284mgの化合物5(収率19%;.HCl)。
実施例B6
化合物6の調製

2−ピコリン−4−ボロン酸(115mg、0.84mmol)、Pd(PPh(88mg、0.077mmol)、2M KCO水溶液(1.15mL、2.3mmol)を、中間体59(279mg、0.77mmol)をDME(4mL)に加え脱気した溶液に加えた。反応混合物を、マイクロ波照射下160℃で2時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、水層をDCMで抽出した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から95/5)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をRP HPLCにより精製した[RP SunFire Prep C18 OBD−10μm、30×150mm;移動相:0.25%NHHCO水溶液/CHCN]。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:48mgの化合物6(収率15%)。
実施例B7
化合物7の調製

中間体60(300mg、0.61mmol)、Pd(PPh(42mg、0.037mmol)、及びZn(CN)(54mg、0.46mmol)をDMF(1.35mL)に加えた混合物を80℃で24時間撹拌した。追加のPd(PPh(42mg、0.037mmol)及びZn(CN)(54mg、0.46mmol)を加え、反応混合物を、マイクロ波照射下135℃で150分間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、混合物を水で洗浄した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から99/1)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。生成物をDIPEから結晶化させ、濾別し、真空中で乾燥させた。収量:40mgの化合物7(収率15%)。
実施例B8
化合物8の調製

CuI(94mg、0.49mmol)、炭酸セシウム(961mg、2.95mmol)、及びN,N’−ジメチルエチレンジアミン(0.052mL、0.49mmol)を、中間体61(500mg、0.98mmol)及び4−メチルイミダゾール(323mg、3.93mmol)のDMF(3mL)溶液に加えた。反応混合物を120℃で48時間撹拌した。反応混合物を水に注いだ。水層をEtOAc(×2)で抽出した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から97/3)。生成物フラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。生成物をCHCNから結晶化させ、濾別し、真空中で乾燥させた。収量:57mgの化合物8(収率12%)。
実施例B9
化合物10及び11の調製

化合物9(R及びS鏡像異性体の混合物)を、実施例B5に記載のものに類似の反応プロトコルに従って調製した。ある量の化合物9(337mg)を、分取SFCにより[Chiralcel Diacel OJ 20×250mm;移動相:CO、0.2% 2−プロピルアミン含有MeOH]その鏡像異性体に分離した。それぞれの生成物フラクションを回収し、蒸発させた。両残渣をMeOHに再溶解させ、2つの溶液を再び蒸発させると、2つの異なる生成物を与えた:
生成物1:120mgの化合物10(収率36%;R又はS;OR:−87.92°(589nm;20℃;0.72w/v%;MeOH))。
生成物2:化合物11をヘプタン(適量)中で撹拌し、濾過し、真空オーブン中で乾燥させた(3日)。収量:130mgの化合物11(収率39%;S又はR;OR:+72.53°(589nm;20℃;0.95w/v%;MeOH))。
実施例B10
化合物13及び14の調製

化合物12(R及びS鏡像異性体の混合物)を、実施例B7に記載のものに類似の反応プロトコルに従って調製した。ある量の化合物12(150mg)を分取SFC[Chiralcel Diacel OJ 20×250mm;移動相:CO、0.2% 2−プロピルアミン含有MeOH]によりその鏡像異性体に分離した。それぞれの生成物フラクションを回収し、蒸発させた。両残渣をMeOHに再溶解させ、2つの溶液を再び蒸発させた。2つの異なる残渣をMeOHとともに同時蒸発させ、DIPEによりトリチュレートし、濾過し、乾燥させると2つの異なる生成物を与えた:
生成物1:56mgの化合物13(収率37%;R又はS;OR:−96.61°(589nm;20℃;0.3985w/v%;MeOH))。
生成物2:55mgの化合物14(収率37%;S又はR;OR:+97.42°(589nm;20℃;0.4465w/v%;MeOH))。
実施例B11
化合物41及び42の調製

中間体63(3.3g、純度80%、4.956mmol)を0℃に冷却し、次いでTFA(7mL、94.472mmol)を注意深く加えた。添加が終了した後、水浴を外し、反応混合物を室温で6時間撹拌し、次いで氷浴を使用して冷却した。NaOH(1M、109mL、109mmol)及びTHF(121mL)を加え、反応物のpHを確認した(>7)。反応混合物を30分間撹拌し、次いでNHClでクエンチした。DCMを加え、有機層を分離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から30/70)。生成物フラクションを回収し、溶媒を蒸発させた。残渣をCHCNに懸濁させ、沈殿物を濾別し、乾燥させると、所望の化合物を与えた(1.3g、65%)。ある量の化合物40(114mg)を分取SFC[Chiralcel Diacel OD 20×250mm;移動相:CO、0.2% 2−プロピルアミン含有MeOH]によりその鏡像異性体に分離した。それぞれの生成物フラクションを回収し、蒸発させた。両残渣をMeOHに再溶解させ、2つの溶液を再び蒸発させると、化合物41及び42を与えた。
生成物1:43mgの化合物41(収率38%;R又はS;OR:−84.34°(589nm;20℃;0.415w/v%;DMF))。
生成物2:44mgの化合物42(収率39%;S又はR;OR:+69.05°(589nm;20℃;0.475w/v%;DMF))。
実施例B12
化合物44及び45の調製

化合物43(R及びS鏡像異性体の混合物)を、実施例B11に記載のものに類似の反応プロトコルに従って調製した。ある量の化合物43(5.47g)を、分取SFC[Chiralcel Diacel OD 20×250mm;移動相:CO、0.2% 2−プロピルアミン含有MeOH]によりその鏡像異性体に分離した。それぞれの生成物フラクションを回収し、蒸発させた。両残渣をMeOHに再溶解させ、2つの溶液を再び蒸発させた。2つの異なる残渣をCHCNから再結晶させると化合物44及び45を与えた。
生成物1:2.04gの化合物44(収率37%;S又はR;OR:−115.13°(589nm;20℃;0.357w/v%;DMF);鏡像異性体A(SFC−MS))。
生成物2:1.9gの化合物45(収率35%;R又はS;鏡像異性体B(SFC−MS))。
実施例B13
化合物47及び48の調製

化合物46(R及びS鏡像異性体の混合物)を、実施例B11に記載のものに類似の反応プロトコルに従って調製した。ある量の化合物46(547mg)を、分取SFC[Chiralcel Diacel OD 20×250mm;移動相:CO、0.2% 2−プロピルアミン含有MeOH]によりその鏡像異性体に分離した。それぞれの生成物フラクションを回収し、蒸発させた。両残渣をMeOHに再溶解させ、2つの溶液を再び蒸発させると、化合物47及び48を与えた。
生成物1:178mgの化合物47(収率33%;R又はS;OR:−73.46°(589nm;20℃;0.3825w/v%;DMF))。
生成物2:175mgの化合物48(収率32%;S又はR;OR:+71.78°(589nm;20℃;0.9w/v%;DMF))。
実施例B14
化合物50及び51の調製

化合物49(R及びS鏡像異性体の混合物)を、実施例B11に記載のものに類似の反応プロトコルに従って調製した。ある量の化合物49(120mg)を、分取SFC[Chiralcel Diacel OD 20×250mm;移動相:CO、0.2% 2−プロピルアミン含有MeOH]によりその鏡像異性体に分離した。それぞれの生成物フラクションを回収し、蒸発させると、化合物50及び51を与えた。
生成物1:47mgの化合物50(収率39%;R又はS;OR:−45.64°(589nm;20℃;0.298w/v%;DMF))。
生成物2:47mgの化合物51(収率39%;S又はR;OR:+49.05°(589nm;20℃;0.685w/v%;DMF))。
実施例B15
化合物53及び54の調製

化合物52(R及びS鏡像異性体の混合物)を、実施例B11に記載のものに類似の反応プロトコルに従って調製した。ある量の化合物52(105mg)を、分取SFC[Chiralcel Diacel OJ 20×250mm;移動相:CO、0.2% 2−プロピルアミン含有MeOH]によりその鏡像異性体に分離した。それぞれの生成物フラクションを回収し、蒸発させた。両残渣をMeOHに再溶解させ、2つの溶液を再び蒸発させると、化合物53及び54を与えた。
生成物1:55mgの化合物53(収率29%;R又はS;OR:+20.53°(589nm;20℃;0.38w/v%;DMF))。生成物2:53mgの化合物54(収率28%;S又はR;OR:−23.71°(589nm;20℃;0.35w/v%;DMF))。
実施例B16
化合物56及び57の調製

化合物55(R及びS鏡像異性体の混合物)を、実施例B11に記載のものに類似の反応プロトコルに従って調製した。ある量の化合物55(148mg)を、分取SFC[Chiralcel Diacel OD 20×250mm;移動相:CO、0.2% 2−プロピルアミン含有MeOH]によりその鏡像異性体に分離した。それぞれの生成物フラクションを回収し、蒸発させた。両残渣をMeOHに再溶解させ、2つの溶液を再び蒸発させると、化合物56及び57を与えた。
生成物1:63mgの化合物56(収率43%;R又はS;鏡像異性体A(SFC−MS))。
生成物2:60mgの化合物57(収率41%;S又はR;鏡像異性体B(SFC−MS))。
実施例B17
化合物58の調製

TFA(2mL、26.168mmol)を、0℃のDCM(4.39mL、68.591mmol)中の中間体77(75mg、0.137mmol)に加え、次いで反応混合物を室温で5時間撹拌した。この時間の後、反応混合物をDCMで希釈し、0℃のNaHCO飽和冷溶液に加え、10分間撹拌した。pHを確認した(>7)。DCMを加え、反応物を抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発乾固させると、粗製物を与え、それをTHF(3.29mL)に溶解させた。NaOH(1M水溶液、0.412mL、0.412mmol)を室温で加え、反応混合物を30分間撹拌し、次いで飽和NHCl水溶液を加えて中和し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。残渣を、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した(シリカ;DCM/(MeOH中7N NH)、100/0から99/1)。生成物フラクションを回収し、蒸発させると化合物58を固体として与えた。収量:30mgの化合物58(収率53%)。
実施例B18
化合物59の調製

化合物59(R及びS鏡像異性体の混合物)は、実施例B11に記載のものに類似の反応プロトコルに従って調製した(収率88%)。
実施例B19
化合物60の調製

化合物59(290mg、0.722mmol)のDMF(12mL)溶液に、NaH(鉱油中60%分散液、87mg、2.167mmol)を加え、次いで撹拌させている溶液にOを2日間バブリングした。反応混合物をEtOAcで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。精製をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ;溶離液:ヘプタン/EtOAc、100/0から0/100)により行うと、フラクションを与え、それを分取HPLC[RP Vydac Denali C18−10μm、200g、5cm;移動相:0.25%NHHCO水溶液/CHCN]によりさらに精製した。所望のフラクションを回収し、蒸発させ、MeOHに溶解させ、再び蒸発させると所望の化合物を与えた。収量:52mgの化合物60(収率17%)。
上記実施例に記載のものに類似の反応プロトコルを利用することにより、表1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、及び1iに列記された化合物を調製した。
「Co.No.」は化合物番号を意味する。
「Pr.」は、どの実施例番号に類似したプロトコルで化合物を合成したかを意味する。
B1は、tert−ブトキシカルボニル(tBOC)脱保護の代わりに[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル(SEM)脱保護を意味する(非常によく似た条件:TFA又はHClによる酸性脱保護とそれに続くNaOH処理)。
†は、保護された基質に対して反応を実施し、当業者に公知である標準的な方法に従って脱保護を最後の工程として実施したことを示す。
化合物の立体中心に対して具体的な立体化学が示されていない場合、又は旋光度(OR)又はSFCMSが報告されていない場合、これは、化合物が、R及びS鏡像異性体の混合物として得られたことを意味する。
塩形態が示されていない場合、化合物は遊離塩基として得られた。
分析パート
実験結果は全て、分析方法に通常関連する実験上の不確実性とともに得られた。
旋光度
旋光度(OR)に関して、報告される値は、温度20℃でナトリウムのD線(589nm)の波長の光で測定される旋光度を示す[α] 20値である。セルの経路長は1dmである。
LCMS(液体クロマトグラフィー/質量分析法)
一般的手順A
LC測定は、バイナリポンプ、サンプルオーガナイザー、カラムヒーター(55℃に設定)、ダイオードアレイ検出器(DAD)及び下記の各方法で明記するカラムを備えるAcquity UPLC(超高速液体クロマトグラフィー)(Waters)システムを使用して行った。カラムからの流れをMS分光計に分岐した。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン源と共に構成された。質量スペクトルは、0.02秒のデータ収集時間(dwell time)を使用して0.18秒(sec)で100〜1000の走査を行うことにより取得した。キャピラリーニードル電圧は3.5kVであり、イオン源温度は140℃に維持した。Nをネブライザーガスとして使用した。データ取得は、Waters−Micromass MassLynx−Openlynxデータシステムを用いて行った。
一般的手順B
HPLC測定は、脱気装置を有するクォータナリポンプ、オートサンプラー、カラムオーブン(特記しない限り、40℃に設定)、ダイオードアレイ検出器(DAD)及び下記の各方法で明記するカラムを備えるAlliance HT 2790(Waters)システムを使用して行った。カラムからの流れをMS分光計に分岐した。MS検出器はエレクトロスプレーイオン源と共に構成された。質量スペクトルは、0.1秒のデータ収集時間を使用して1秒で100から1000の走査を行うことにより取得した。キャピラリーニードル電圧は3kVであり、イオン源温度は140℃に維持した。窒素をネブライザーガスとして使用した。データ取得はWaters−Micromass MassLynx−Openlynxデータシステムを用いて行った。
一般的手順C
HPLC測定は、脱気装置を有するバイナリポンプ、オートサンプラー、カラムオーブン(恒温)、UV検出器(ダイオードアレイ検出器)、及び下記の各方法で明記するカラムを含むAgilent 1100シリーズ液体クロマトグラフィーシステムに連結したAgilent G1956A LC/MSDクアドラプルを使用して行った。カラムからの流れをMS分光計に分岐した。MS検出器はエレクトロスプレーイオン源と共に構成された(大気圧)。キャピラリー電圧は3kVであり、フラグメンター電圧は70Vに設定し、クアドラプル温度を100℃に維持した。乾燥ガス流及び温度の値は、それぞれ12.0L/分及び300又は350℃であった。窒素をネブライザーガスとして使用した(圧力35psig)。データ取得はAgilent Chemstationデータシステムを用いて行った。
LCMS方法1
一般的手順Aに加えて:逆相UPLC(超高速液体クロマトグラフィー)を、架橋エチルシロキサン/シリカハイブリッド(BEH)C18カラム(1.7μm、2.1×50mm;Waters Acquity)で、流速0.8mL/分で行った。2種の移動相(25mM酢酸アンモニウム水溶液/アセトニトリル、95/5;移動相B:アセトニトリル)を使用して、A95%及びB5%から1.3分でA5%及びB95%に変化させる勾配条件を実施し、0.3分間維持した。注入量0.5mLを使用した。コーン電圧は正イオン化モードでは30V、及び負イオン化モードでは30Vであった。
LCMS方法2
一般的手順Aに加えて:逆相UPLCを、架橋エチルシロキサン/シリカハイブリッド(BEH)C18カラム(1.7μm、2.1×50mm;Waters Acquity)で、流速0.8mL/分で行った。2種の移動相(移動相A:0.1%ギ酸水溶液/メタノール、95/5;移動相B:メタノール)を使用して、A95%及びB5%から1.3分でA5%及びB95%に変化させる勾配条件を実施し、0.2分間維持した。注入量0.5μlを使用した。コーン電圧は正イオン化モードでは10V、及び負イオン化モードでは20Vであった。
LCMS方法3
一般的手順Bに加えて:逆相HPLCを、Xterra MS C18カラム(3.5μm、4.6×100mm)で、流速1.6mL/分で行った。3種の移動相(移動相A:HO中25mM酢酸アンモニウム95%+アセトニトリル5%;移動相B:アセトニトリル;移動相C:メタノール)を使用して、A100%から6.5分でA1%、B49%及びC50%に、1分でA1%及びB99%に変化させる勾配条件を実施し、これらの条件を1分間維持し、A100%と1.5分間再平衡化させた。注入量10μlを使用した。コーン電圧は正イオン化モードでは10V、及び負イオン化モードでは20Vであった。
LCMS方法4
一般的手順Aに加えて:逆相UPLCを、架橋エチルシロキサン/シリカハイブリッド(BEH)C18カラム(1.7μm、2.1×50mm;Waters Acquity)で、流速0.8mL/分で行った。2種の移動相(移動相A:10mM酢酸アンモニウム水溶液/アセトニトリル、95/5;移動相B:アセトニトリル)を使用して、A95%及びB5%から1.3分でA5%及びB95%に変化させる勾配条件を実施し、0.2分間維持した。注入量0.5μlを使用した。コーン電圧は正イオン化モードでは10V、及び負イオン化モードでは20Vであった。
LCMS方法5
一般的手順Aに加えて:逆相UPLCを、BEH C18カラム(1.7μm、2.1×50mm;Waters Acquity)で、流速0.8mL/分で行った。2種の移動相(10mM酢酸アンモニウム水溶液/アセトニトリル95/5;移動相B:アセトニトリル)を使用して、A95%及びB5%から1.3分でA5%及びB95%に変化させる勾配条件を実施し、0.3分間維持した。注入量0.5μlを使用した。コーン電圧は正イオン化モードでは30V、及び負イオン化モードでは30Vであった。
LCMS方法6
一般的手順Aに加えて:逆相UPLCを、BEH C18カラム(1.7μm、2.1×50mm;Waters Acquity)で、流速0.8mL/分で行った。2種の移動相(10mm酢酸アンモニウム水溶液/アセトニトリル95/5;移動相B:アセトニトリル)を使用して、A95%及びB5%から1.3分でA5%及びB95%に変化させる勾配条件を実施し、0.3分間維持した。注入量0.5μlを使用した。コーン電圧は正イオン化モードでは10V、及び負イオン化モードでは20Vであった。
LCMS方法7
一般的手順Bに加えて:カラムヒーターを45℃に設定した。逆相HPLCを、Atlantis C18カラム(3.5μm、4.6×100mm)で、流速1.6mL/分で行った。2種の移動相(移動相A:70%メタノール+30%HO;移動相B:0.1%ギ酸水溶液/メタノール95/5)を使用して、100%Bから9分で5%B及び95%Aに変化させる勾配条件を実施し、これらの条件を3分間維持した。注入量10μlを使用した。コーン電圧は正イオン化モードでは10V、及び負イオン化モードでは20Vであった。
LCMS方法8
一般的手順Cに加えて:逆相HPLCを、YMC−Pack ODS−AQ C18カラム(4.6×50mm)で、流速2.6mL/分で行った。95%(水+0.1%ギ酸)及び5%アセトニトリルから4.80分で95%アセトニトリルに変化させる勾配を利用し、1.00分間維持した。質量スペクトルは、100から1400m/zへのスキャニングにより取得した。UV−PDA(フォトダイオードアレイ)取得範囲を190〜400nmに設定した。注入量は、典型的には2〜10μlであった。カラム温度は35℃であった。
LCMS方法9
一般的手順Cに加えて:逆相HPLCを、Phenomenex Kinetex XB−C18カラム(4.6×50mm;2.6μm粒子)で35℃で、流速3.0mL/分で行った。95%(水+0.1%ギ酸)/5%アセトニトリルから4.20分で5%(水+0.1%ギ酸)/95%アセトニトリルの勾配溶離を実施し、次いで最終的な移動相組成をさらに0.70分間維持した。注入量は2μlであった。MS及びUV−PDA(フォトダイオードアレイ)取得範囲は、それぞれ100〜1200m/z及び190〜400nmに設定した。
融点
化合物9、12、20、21、22、及び27では、融点は、Mettler FP62装置で、オープンキャピラリーチューブ中で測定した。融点(m.p.)は、10℃/分の勾配を利用して、50℃から300℃の温度で測定した。融点値は、デジタルディスプレイから読み取った。
他の化合物の融点は、DSC823e(Mettler−Toledo)で測定した。標準的な融点は、10℃/分で測定した。化合物18及び38の融点は、30℃/分の温度勾配で測定した。
分析測定の結果を表2aに示す。
SFC−MS
SFC−MSでは、CO及びモディファイアの輸送のためのデュアルポンプ制御モジュール(FCM−1200)、1〜150℃の範囲の温度制御をするカラム加熱のための熱制御モジュール(TCM2100)、及び6種の異なるカラム用のカラム選択バルブ(Valco,VICI,Houston,TX,USA)を備えたBerger Instruments(Newark,DE,USA)の分析SFCシステムを利用した。フォトダイオードアレイ検出器(Agilent 1100,Waldbronn,Germany)は、高圧フローセル(最大400バール)を備えており、CTC LC Mini PALオートサンプラー(Leap Technologies,Carrboro,NC,USA)とともに構成されている。直交Z−エレクトロスプレーインターフェース(orthogonal Z−electrospray interface)を有するZQ質量分析計(Waters,Milford,MA,USA)がSFC−システムに接続されている。装置制御、データ収集、及び処理は、SFC ProNToソフトウェア及びMasslynxソフトウェアからなる一体型プラットフォームで実施した。
例えば、15%の移動相Bを使用した場合、これは、15%の移動相B及び85%の移動相Aを使用した(総計100%)ことを意味する。
以下のカラムの1つを各SFC−MS測定に使用した:Chiralpak(登録商標)AS−H;Chiralcel(登録商標)OD−H;及びChiralcel(登録商標)OJ−H。SFC−MSカラムは全て、ダイセル化学工業株式会社の子会社であるChiral Technologies Europeから入手した。
Co.No.174−175:SFC−MSは、AS−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2%イソプロピルアミン(iPrNH)含有MeOH)を利用した。15%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.174(「鏡像異性体A」)の保持時間(R)は、カラム上でCo.No.175(「鏡像異性体B」)よりも短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.181−182:SFC−MSは、AS−Hカラム(500×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。15%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.181(「鏡像異性体A」)の保持時間(R)は、カラム上で、Co.No.182(「鏡像異性体B」)よりも短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.76−77:SFC−MSは、AS−Hカラム(500×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。40%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.76(「鏡像異性体A」)の保持時間(R)は、カラム上でCo.No.77(「鏡像異性体B」)よりも短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.80−81:SFC−MSは、AS−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。35%Bを15分間維持した。次いで、1.5分で35%Bから50%Bの勾配を適用し、4.1分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.80(「鏡像異性体A」)の保持時間(R)は、カラム上でCo.No.81(「鏡像異性体B」)よりも短かった。
Co.No.109−110:SFC−MSは、AS−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有iPrOH)を利用した。35%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.109(「鏡像異性体A」)の保持時間(R)は、カラム上で、Co.No.110(「鏡像異性体B」)よりも短かった。
Co.No.160−161:SFC−MSは、AS−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。15%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.160(「鏡像異性体A」)の保持時間(R)は、カラム上でCo.No.161(「鏡像異性体B」)より短かった。
Co.No.87−88:SFC−MSは、AS−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。1.6%/分の速度で10%Bから40%Bの勾配を適用した。その後、2分で40%Bから50%Bの勾配を適用した。50%Bを3.6分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.87(「鏡像異性体A」)の保持時間(R)は、カラム上でCo.No.88(「鏡像異性体B」)よりも短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.83−84:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。まず、35%Bを19分間維持した。その後、1.5分で35%Bから50%Bの勾配を適用し、4.1分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.83(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.84(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.56−57:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。20%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.56(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.57(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.112−113:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。35%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.112(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.113(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.44−45:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有iPrOH)を利用した。25%Bを15分間維持した。カラム温度を23℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.44(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.45(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.78−79:SFC−MSは、OD−Hカラム(500×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有iPrOH)を利用した。35%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.78(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.79(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.97−98:SFC−MSは、OD−Hカラム(500×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。25%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.97(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.98(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.148−149:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。25%Bを15分間維持した。カラム温度を23℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.148(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.149(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.122−123:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。40%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.122(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.123(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.101−102:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B: 0.2% iPrNH含有EtOH)を利用した。30%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.101(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.102(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.131−132:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。20%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.131(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.132(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.133−134:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。20%Bを15分間維持した。カラム温度を23℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.133(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.134(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.135−136:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。30%Bを15分間維持した。カラム温度を23℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.135(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.136(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.172−173:SFC−MSは、OD−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。30%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.173(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.172(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
Co.No.117−118:SFC−MSは、OJ−Hカラム(250×4.6mm)で、流速3ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:CO;移動相B:0.2% iPrNH含有MeOH)を利用した。30%Bを15分間維持した。カラム温度を30℃に設定した。これらの条件下で、Co.No.117(「鏡像異性体A」)のRは、カラム上でCo.No.118(「鏡像異性体B」)より短かった。測定を、ラセミ混合物と比較した。
NMR
いくつかの化合物では、H NMRスペクトルは、クロロホルム−d(重水素化クロロホルム、CDCl)又はDMSO−d(重水素化DMSO、ジメチル−dスルホキシド)を溶媒として使用し、それぞれ360MHz、400MHz、及び600MHzで運転する、300MHz Ultrashieldマグネット、Bruker DPX−360、 Bruker DPX−400、又はBruker Avance 600分光器で標準的なパルスシーケンスで記録した。ケミカルシフト(δ)は、内部標準として使用したテトラメチルシラン(TMS)に対して百万分率(ppm)で報告する。
薬理学
A)γ−セクレターゼ調節活性に関する本発明の化合物のスクリーニング
スクリーニングは、1%非必須アミノ酸、l−グルタミン2mM、Hepes15mM、ペニシリン50U/mL(単位/mL)及びストレプトマイシン50μg/mLを補った5%血清/Feを含有するInvitrogenにより提供されるダルベッコ改変イーグル培地/栄養混合物F−12(DMEM/NUT−mix F−12)(HAM)(カタログ番号10371−029)中で増殖させた、hAPP695−野生型を有するSKNBE2ヒト神経芽細胞腫細胞を使用して行った。細胞をほぼコンフルエント状態まで増殖させた。
スクリーニングは、Citron et al(1997)Nature Medicine 3:67に記載のアッセイの変法を使用して行った。簡潔には、細胞を、様々な試験濃度の試験化合物の存在下、1%グルタミン(Invitrogen、25030−024)、1%非必須アミノ酸(NEAA)、ペニシリン50U/mL及びストレプトマイシン50μg/mLを補ったUltraculture(Lonza、BE12−725F)中、10細胞/ウェルで384ウェルプレートにプレーティングした。細胞/化合物混合物を37℃、5%COで終夜インキュベートした。翌日、培地のAβ42及び全Aβを2種のサンドイッチイムノアッセイで分析した。
Aphalisa法(Perkin Elmer)を使用して、細胞上清中の全Aβ濃度及びAβ42濃度を定量した。Alphalisaは、ストレプトアビジン被覆ドナービーズに結合したビオチン化抗体及びアクセプタービーズにコンジュゲートした抗体を使用するサンドイッチアッセイである。抗原の存在下で、ビーズは近接する。ドナービーズの励起により一重項酸素分子の放出が起こり、これによりアクセプタービーズ中で一連のエネルギー転移が誘発され、その結果、発光が生じる。細胞上清中のAβ42の量を定量するために、Aβ42のC末端に特異的なモノクローナル抗体(JRF/cAβ42/26)をレセプタービーズに結合させ、AβのN末端に特異的なビオチン化抗体(JRF/AβN/25)を使用してドナービーズと反応させた。細胞上清中の全Aβの量を定量するために、AβのN末端に特異的なモノクローナル抗体(JRF/AβN/25)をレセプタービーズに結合させ、Aβの中央領域に特異的なビオチン化抗体(ビオチン化4G8)を使用してドナービーズと反応さた。
表3に報告する値を得るために、データを、試験化合物の非存在下で測定したアミロイドベータ42の最大量のパーセンテージとして計算した。化合物の対数濃度に対してプロットした対照のパーセンテージを用いる非線形回帰分析を使用して、S字状用量反応曲線を解析した。4パラメータ式を使用してIC50を求めた。
B)in vivo有効性の実証
B)1a)Aβ42
本発明のAβ42低下剤は、ヒトなどの哺乳動物のADを治療するために使用することができる、又は、或いは、以下に限定されるものでないが、マウス、ラット若しくはモルモットなどの動物モデルで有効性を示す。哺乳動物はADと診断されていなくてもよく、又はADに関する遺伝的素因を有していなくてもよいが、ADに罹患しているヒトに見られるものと同様にAβを過剰産生し、最終的にそれを沈着するようなトランスジェニックとすることができる。
Aβペプチド低下剤は、任意の標準的方法を使用して任意の標準的形態で投与することができる。例えば、以下に限定されるものでないが、Aβペプチド低下剤は、経口で又は注射により摂取される液剤、錠剤又はカプセル剤の形態であってもよい。Aβ42低下剤は、血液、血漿、血清、脳脊髄液(CSF)中又は脳内のAβ42の濃度を著しく低減するのに十分な任意の用量で投与することができる。
Aβ42低下剤の急性投与によりin vivoでAβ42濃度が低下するかどうかを確認するため、非トランスジェニックげっ歯類、例えばマウス又はラットを使用した。Aβ42低下剤で処置した動物を検査し、非処置のもの又は溶媒で処置したものと比較し、可溶性Aβ42及び全Aβの脳内濃度を標準的な方法により、例えばELISAを使用して定量した。処置期間は数時間(h)から数日までの範囲とし、効果の現れる時間経過を確認できた後、Aβ42低下の結果に基づいて調節した。
in vivoでのAβ42低下を測定する典型的プロトコルを示すが、それは検出可能なAβの濃度を最適化するのに使用し得る多くの変法の1つに過ぎない。例えば、Aβ42低下化合物を水中20%のCaptisol(登録商標)(β−シクロデキストリンのスルホブチルエーテル)、又は20%ヒドロキシプロピルβシクロデキストリン中で製剤化した。Aβ42低下剤を、一晩絶食した動物に単一経口用量として又は任意の許容される投与経路で投与した。4時間後、動物を犠牲にし、Aβ42濃度を分析した。
断頭し、EDTA処理採血管に全採血することにより血液を採取した。血液を1900gで10分(min)間、4℃で遠心分離し、血漿を回収し、後で分析するために急速凍結した。脳を頭蓋及び後脳から取り出した。小脳を除去し、左半球と右半球を分離した。左半球は、試験化合物濃度の定量分析を行うために−18℃で保存した。右半球は、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)緩衝液で洗浄し、直ぐにドライアイス上で凍結させ、生化学的アッセイを行うためにホモジナイズするまで−80℃で保存した。
非トランスジェニック動物からのマウス脳を、組織1グラム当たり、プロテアーゼ阻害剤(Roche−11873580001又は04693159001)を含有する0.4%DEA(ジエチルアミン)/50mM NaCl、8容量に再懸濁させたが、例えば、脳0.158gに対して、0.4%DEAを1.264ml添加する。溶解マトリックスD(MPBio #6913−100)を使用し、FastPrep−24システム(MP Biomedicals)内で全サンプルを6m/sで20秒間、ホモジナイズした。ホモジネートを20800×gで5分間遠心分離し、上清を回収した。上清を221.300×gで50分間遠心分離した。次いで、得られた高速上清を新しいエッペンドルフ管に移した。上清9部を0.5Mトリス−HCl、pH6.8、1部で中和し、全Aβ及びAβ42の定量に使用した。
脳ホモジネートの可溶性画分中の全Aβ及びAβ42の量を定量するために、酵素結合免疫吸着検定法を使用した。簡潔に言えば、標準物質(合成Aβ1−40及びAβ1−42の希釈物、Bachem)を1.5mLエッペンドルフ管内にてUltraculture中で最終濃度が10000〜0.3pg/mLの範囲となるように調製した。サンプル及び標準物質を、Aβ42検出用のHRPO標識N末端抗体JRF/rAβ/2及び全Aβ検出用のビオチン化中央ドメイン抗体4G8と一緒に共インキュベートした(co−incubated)。次いで、50μlのコンジュゲート/サンプル又はコンジュゲート/標準物質混合物を、抗体被覆プレートに添加した(捕獲抗体は、Aβ42のC末端を選択的に認識するAβ42検出用の抗体JRF/cAβ42/26と、AβのN末端を選択的に認識する全Aβ検出用の抗体JRF/rAβ/2であった)。抗体−アミロイド複合体を形成させるため、このプレートを4℃で終夜インキュベートした。このインキュベーション及びその後の洗浄工程の後、Aβ42を定量するためのELISAを、製造業者の指示(Pierce Corp.,Rockford,Il)に従いQuanta Blu蛍光原ペルオキシダーゼ基質を添加することにより終了した。読み取りは10分〜15分後に行った(励起320nm/発光420nm)。
全Aβ検出のため、ストレプトアビジン−ペルオキシダーゼコンジュゲートを添加し、60分後に、追加の洗浄工程を行い、製造業者の指示(Pierce Corp.,Rockford,Il)に従いQuanta Blu蛍光原ペルオキシダーゼ基質を添加した。読み取りは10分〜15分後に行った(励起320nm/発光420nm)。
このモデルにおいて、未処置動物と比較したAβ42低下が、特に少なくとも10%のAβ42低下、さらに特に少なくとも20%のAβ42低下が有利だろう。
B−2a)Aβ38
本発明のAβ38増加剤は、ヒトなどの哺乳動物のADの治療に使用でき、或いはマウス、ラット、又はモルモットなどがあるがこれらに限定されない動物モデルにおいて有効性を示す。哺乳動物はADと診断されていなくてよく、又はADの遺伝的素因を有していなくてもよいが、ADに罹患しているヒトに見られるものと同様にAβを過剰産生し、最終的にそれを沈着するようなトランスジェニックとすることができる。
Aβ38増加剤は、任意の標準的な方法を利用して任意の標準的な形態で投与できる。例えば、限定はされないが、Aβ38増加剤は、経口又は注射により摂取される液剤、錠剤、又はカプセル剤の形態であってもよい。Aβ38増加剤は、血液、血漿、血清、脳脊髄液(CSF)中、又は脳内のAβ38の濃度を著しく増加させるのに十分な任意の用量で投与することができる。
Aβ38増加剤の急性投与によりin vivoでAβ38濃度が増加するかどうかを確認するため、非トランスジェニックげっ歯類、例えばマウス又はラットを使用した。Aβ38増加剤で処置した動物を検査し、非処置のもの又は溶媒で処置したものと比較し、可溶性Aβ38及び全Aβの脳内濃度を標準的な技術により、例えばELISAを使用して定量した。処置期間は数時間から数日までの範囲であり、効果の現れる時間経過を確認できた後、Aβ38増加の結果に基づいて調節した。
in vivoでのAβ38増加を測定する典型的プロトコルを示すが、それは検出可能なAβの濃度を最適化するのに使用し得る多くの変法の1つに過ぎない。例えば、Aβ38増加剤を水中20%のCaptisol(登録商標)(β−シクロデキストリンのスルホブチルエーテル)、又は20%ヒドロキシプロピルβシクロデキストリン中で製剤化した。Aβ38増加剤を、一晩絶食した動物に単一経口用量として又は任意の許容される投与経路で投与した。4時間後、動物を屠殺し、Aβ38濃度を分析した。
断頭し、EDTA処理採血管に全採血することにより血液を採取した。血液を1900gで10分間、4℃で遠心分離し、血漿を回収し、後で分析するために急速凍結した。脳を頭蓋及び後脳から取り出した。小脳を除去し、左半球と右半球を分離した。左半球は、試験化合物濃度の定量分析を行うために−18℃で保存した。右半球は、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)緩衝液で洗浄し、直ぐにドライアイス上で凍結させ、生化学的アッセイを行うためにホモジナイズするまで−80℃で保存した。
非トランスジェニック動物からのマウス脳を、組織1グラム当たり、プロテアーゼ阻害剤(Roche−11873580001又は04693159001)を含有する0.4%DEA(ジエチルアミン)/50mM NaCl、8容量に再懸濁させたが、例えば、脳0.158gに対して、0.4%DEAを1.264ml添加する。溶解マトリックスD(MPBio #6913−100)を使用し、FastPrep−24システム(MP Biomedicals)内で全サンプルを6m/sで20秒間、ホモジナイズした。ホモジネートを20800×gで5分間遠心分離し、上清を回収した。上清を221.300×gで50分間遠心分離した。次いで、得られた高速上清を新しいエッペンドルフ管に移した。上清9部を0.5Mトリス−HCl、pH6.8、1部で中和し、全Aβ及びAβ38の定量に使用した。
脳ホモジネートの可溶性画分中の全Aβ及びAβ38の量を定量するために、酵素結合免疫吸着検定法を使用した。簡潔に言えば、標準物質(合成Aβ1−40及びAβ1−38の希釈物、ANASPEC)を1.5mlエッペンドルフ管内にてUltraculture中で最終濃度が10000〜0.3pg/mlの範囲となるように調製した。サンプル及び標準物質を、Aβ38検出用のHRPO標識N末端抗体及び全Aβ検出用のビオチン化中央ドメイン抗体4G8と一緒に共インキュベートした(co−incubated)。次いで、50μlのコンジュゲート/サンプル又はコンジュゲート/標準物質混合物を、抗体被覆プレートに添加した(捕獲抗体は、Aβ38のC末端を選択的に認識するAβ38検出用の抗体J&JPRD/Aβ38/5と、AβのN末端を選択的に認識する全Aβ検出用の抗体JRF/rAβ/2であった)。抗体−アミロイド複合体を形成させるため、このプレートを4℃で終夜インキュベートした。このインキュベーション及びその後の洗浄工程の後、Aβ38を定量するためのELISAを、製造業者の指示(Pierce Corp.,Rockford,Il)に従いQuanta Blu蛍光原ペルオキシダーゼ基質を添加することにより終了した。読み取りは10分〜15分後に行った(励起320nm/発光420nm)。
全Aβ検出のため、ストレプトアビジン−ペルオキシダーゼコンジュゲートを添加し、60分後に、追加の洗浄工程を行い、製造業者の指示(Pierce Corp.,Rockford,Il)に従いQuanta Blu蛍光原ペルオキシダーゼ基質を添加した。読み取りは10分〜15分後に行った(励起320nm/発光420nm)。
このモデルでは、未処置動物と比較したAβ38の増加が、特に少なくとも10%のAβ38の増加、さらに特に少なくとも20%のAβ38増加が有利であろう。
B−3a)結果
結果を表4に示す(用量30mg/kg経口投与)(対照(Ctrl)として使用した未処置動物の値を100に設定した):
B−1b)Aβ42
本発明のAβ42低下剤は、ヒトなどの哺乳動物のADを治療するために使用することができ、又は、マウス、ラット若しくはモルモットなどがあるがこれらに限定されない動物モデルで有効性を示す。哺乳動物はADと診断されていなくてもよく、又はADに関する遺伝的素因を有していなくてもよいが、ADに罹患しているヒトに見られるものと同様にAβを過剰産生し、最終的にそれを沈着するようなトランスジェニックとすることができる。
Aβ42低下剤は、任意の標準的方法を使用して任意の標準的形態で投与することができる。例えば、限定はされないが、Aβ42低下剤は、経口又は注射により摂取される液剤、錠剤又はカプセル剤の形態であってもよい。Aβ42低下剤は、血液、血漿、血清、脳脊髄液(CSF)中又は脳内のAβ42の濃度を著しく低減するのに十分な任意の用量で投与することができる。
Aβ42低下剤の急性投与によりin vivoでAβ42濃度が低下するかどうかを確認するため、非トランスジェニックげっ歯類、例えばマウス又はラットを使用した。Aβ42低下剤で処置した動物を検査し、非処置のもの又は溶媒で処置したものと比較し、可溶性Aβ42、Aβ40、Aβ38、及びAβ37の脳内濃度をMeso Scale Discovery(MSD)の電気化学発光検出技術により定量した。処置期間は数時間から数日までの範囲であり、効果の現れる時間経過を確認できた後、Aβ42低下の結果に基づいて調節した。
in vivoでのAβ42低下を測定する典型的プロトコルを示すが、それは検出可能なAβの濃度を最適化するのに使用し得る多くの変法の1つに過ぎない。例えば、Aβ42低下化合物を水中20%のCaptisol(登録商標)(β−シクロデキストリンのスルホブチルエーテル)、又は20%ヒドロキシプロピルβシクロデキストリン中で製剤化した。Aβ42低下剤を、一晩絶食した動物に単一経口用量として又は任意の許容される投与経路で投与した。4時間後、動物を屠殺し、Aβ42濃度を分析した。
断頭し、EDTA処理採血管に全採血することにより血液を採取した。血液を1900gで10分間、4℃で遠心分離し、血漿を回収し、後で分析するために急速凍結した。脳を頭蓋及び後脳から取り出した。小脳を除去し、左半球と右半球を分離した。左半球は、試験化合物濃度の定量分析を行うために−18℃で保存した。右半球は、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)緩衝液で洗浄し、直ぐにドライアイス上で凍結させ、生化学的アッセイを行うためにホモジナイズするまで−80℃で保存した。
非トランスジェニック動物から得たマウス脳を、組織1グラム当たり、プロテアーゼ阻害剤(Roche−11873580001又は04693159001)を含有する0.4%DEA(ジエチルアミン)/50mM NaCl、8容量に再懸濁させたが、例えば、脳0.158gに対して、0.4%DEAを1.264ml添加する。溶解マトリックスD(MPBio #6913−100)を使用し、FastPrep−24システム(MP Biomedicals)内で全サンプルを6m/sで20秒間、ホモジナイズした。ホモジネートを20800×gで5分間遠心分離し、上清を回収した。上清を221.300×gで50分間、遠心分離した。次いで、得られた高速上清を新しいエッペンドルフ管に移した。上清9部を0.5Mトリス−HCl、pH6.8、1部で中和し、Aβの定量に使用した。
脳ホモジネートの可溶性画分中のAβ42、Aβ40、Aβ38、及びAβ37の量を定量するために、MSDの電気化学発光多重検出技術を利用して、Aβ42、Aβ40、Aβ38、及びAβ37の同時特異的検出を実施した。このアッセイでは、Aβ37(JRD/Aβ37/3)、Aβ38(J&JPRD/Aβ38/5)、Aβ40(JRF/cAβ40/28)、及びAβ42(JRF/cAβ42/26)に特異的な精製されたモノクローナル抗体をMSD 4−plexプレートに被覆した。簡潔に言えば、標準物質(合成Aβ42、Aβ40、Aβ38、及びAβ37の希釈物)を1.5mlエッペンドルフ管内にてUltraculture中で最終濃度が10000〜0.3pg/mlの範囲となるように調製した。サンプル及び標準物質を、検出抗体としてAβのN末端に対するSulfo−tag標識JRF/rAβ/2抗体と一緒に共インキュベートした。次いで、50μlのコンジュゲート/サンプル又はコンジュゲート/標準物質混合物を、抗体被覆プレートに添加した。抗体−アミロイド複合体を形成させるため、このプレートを4℃で終夜インキュベートした。このインキュベーション及びその後の洗浄工程の後、製造業者の指示(Meso Scale Discovery,Gaitherburg,MD)に従い、読み取り緩衝液を加えてアッセイを終了した。
SULFO−TAGは、電極で開始した電気化学的刺激と同時に発光する。MSD Sector装置SI6000をシグナル読出しに使用した。
このモデルでは、未処置動物と比較したAβ42の低下が、特に少なくとも10%のAβ42の低下、さらに特に少なくとも20%のAβ42低下が有利であろう。
B−2b)Aβ38
本発明のAβ38増加剤は、ヒトなどの哺乳動物のADを治療するために使用することができ、又は、マウス、ラット若しくはモルモットなどがあるがこれらに限定されない動物モデルで有効性を示す。哺乳動物はADと診断されていなくてもよく、又はADに関する遺伝的素因を有していなくてもよいが、ADに罹患しているヒトに見られるものと同様にAβを過剰産生し、最終的にそれを沈着するようなトランスジェニックとすることができる。
Aβ38増加剤は、任意の標準的方法を使用して任意の標準的形態で投与することができる。例えば、限定はされないが、Aβ38増加剤は、経口又は注射により摂取される液剤、錠剤又はカプセル剤の形態であってもよい。Aβ38増加剤は、血液、血漿、血清、脳脊髄液(CSF)中又は脳内のAβ38の濃度を著しく増加させるのに十分な任意の用量で投与することができる。
Aβ38増加剤の急性投与によりin vivoでAβ38濃度が増加するかどうかを確認するため、非トランスジェニックげっ歯類、例えばマウス又はラットを使用した。Aβ38増加剤で処置した動物を検査し、非処置のもの又は溶媒で処置したものと比較し、可溶性Aβ42、Aβ40、Aβ38、及びAβ37の脳内濃度をMSDの電気化学発光検出技術により定量した。処置期間は数時間から数日までの範囲であり、効果の現れる時間経過を確認できた後、Aβ38増加の結果に基づいて調節した。
in vivoでのAβ38増加を測定する典型的プロトコルを示すが、それは検出可能なAβの濃度を最適化するのに使用し得る多くの変法の1つに過ぎない。例えば、Aβ38増加剤を水中20%のCaptisol(登録商標)(β−シクロデキストリンのスルホブチルエーテル)、又は20%ヒドロキシプロピルβシクロデキストリン中で製剤化した。Aβ38増加剤を、一晩絶食した動物に単一経口用量として又は任意の許容される投与経路で投与した。4時間後、動物を屠殺し、Aβ38濃度を分析した。
断頭し、EDTA処理採血管に全採血することにより血液を採取した。血液を1900gで10分間、4℃で遠心分離し、血漿を回収し、後で分析するために急速凍結した。脳を頭蓋及び後脳から取り出した。小脳を除去し、左半球と右半球を分離した。左半球は、試験化合物濃度の定量分析を行うために−18℃で保存した。右半球は、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)緩衝液で洗浄し、直ぐにドライアイス上で凍結させ、生化学的アッセイを行うためにホモジナイズするまで−80℃で保存した。
非トランスジェニック動物から得たマウス脳を、組織1グラム当たり、プロテアーゼ阻害剤(Roche−11873580001又は04693159001)を含有する0.4%DEA(ジエチルアミン)/50mM NaCl、8容量に再懸濁させたが、例えば、脳0.158gに対して、0.4%DEAを1.264ml添加する。溶解マトリックスD(MPBio #6913−100)を使用し、FastPrep−24システム(MP Biomedicals)内で全サンプルを6m/sで20秒間、ホモジナイズした。ホモジネートを20800×gで5分間遠心分離し、上清を回収した。上清を221.300×gで50分間、遠心分離した。次いで、得られた高速上清を新しいエッペンドルフ管に移した。上清9部を0.5Mトリス−HCl、pH6.8、1部で中和し、Aβの定量に使用した。
脳ホモジネートの可溶性画分中のAβ42、Aβ40、Aβ38、及びAβ37の量を定量するために、MSDの電気化学発光多重検出技術を利用して、Aβ42、Aβ40、Aβ38、及びAβ37の同時特異的検出を実施した。このアッセイでは、Aβ37(JRD/Aβ37/3)、Aβ38(J&JPRD/Aβ38/5)、Aβ40(JRF/cAβ40/28)、及びAβ42(JRF/cAβ42/26)に特異的な精製されたモノクローナル抗体をMSD 4−plexプレートに被覆した。簡潔に言えば、標準物質(合成Aβ42、Aβ40、Aβ38、及びAβ37の希釈物)を1.5mlエッペンドルフ管内にてUltraculture中で最終濃度が10000〜0.3pg/mlの範囲となるように調製した。サンプル及び標準物質を、検出抗体としてAβのN末端に対するSulfo−tag標識JRF/rAβ/2抗体と一緒に共インキュベートした。次いで、50μlのコンジュゲート/サンプル又はコンジュゲート/標準物質混合物を、抗体被覆プレートに添加した。抗体−アミロイド複合体を形成させるため、このプレートを4℃で終夜インキュベートした。このインキュベーション及びその後の洗浄工程の後、製造業者の指示(Meso Scale Discovery,Gaitherburg,MD)に従い、読み取り緩衝液を加えてアッセイを終了した。
SULFO−TAGは、電極で開始した電気化学的刺激と同時に発光する。MSD Sector装置SI6000をシグナル読出しに使用した。
このモデルでは、未処置動物と比較したAβ38の増加が、特に少なくとも10%のAβ38の増加、さらに特に少なくとも20%のAβ38増加が有利であろう。
B−3b)結果
結果を表5に示す(用量30mg/kg経口投与)(対照(Ctrl)として使用した未処置動物の値を100に設定した):
組成物実施例
これらの実施例全体を通して使用される「有効成分」(a.i.)は、任意の互変異性体若しくは立体異性体の形態を含む式(I)の化合物又はその薬学的に許容できる付加塩若しくは溶媒和物に関し;特に例示された化合物のいずれかに関する。
本発明の製剤の処方の典型的実施例は次の通りである:
1.錠剤
有効成分 5〜50mg
リン酸二カルシウム 20mg
乳糖 30mg
タルク 10mg
ステアリン酸マグネシウム 5mg
バレイショデンプン 200mg以下
2.懸濁剤
経口投与用の水性懸濁剤は、1ミリリットル当たり、有効成分1〜5mg、カルボキシメチルセルロースナトリウム50mg、安息香酸ナトリウム1mg、ソルビトール500mg及び水1mL以下を含有するように製造される。
3.注射剤
非経口組成物は、0.9%NaCl水溶液又は10体積%プロピレングリコール水溶液中、有効成分1.5%(重量/容量)を攪拌することにより製造される。
4.軟膏
有効成分 5〜1000mg
ステアリルアルコール 3g
ラノリン 5g
白色ワセリン 15g
水 100g以下
本実施例において、有効成分は、同量の本発明の化合物のいずれか、特に、同量の例示した化合物のいずれかで置換することができる。
合理的な変更は本発明の範囲から逸脱しているものと見なすべきでない。このように記載した本発明が当業者により多くの点で変更され得ることは明らかであろう。

Claims (10)

  1. 式(I):
    の化合物、その互変異性体若しくは立体異性体の形態、
    (式中、
    は、水素、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
    は、CR4a又はNであり;式中、R4aは、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシ及びハロからなる群から選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシであり;
    は、CR4b又はNであり;式中、R4bは、水素、ハロ、C1〜4アルキルオキシ又はシアノであり;
    は、CR4c又はNであり;式中、R4cは、水素であり;
    但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
    Hetは、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
    Yは、N又はCRであり;式中、Rは、水素、ハロ、又は1つのヒドロキシルにより任意に置換されているC1〜4アルキルであり;
    Xは、N又はCHであり;
    とRとは共に式(b−1)又は(b−2)を有する二価の基−R−R−を形成し、
    −(CH−Z−CH− (b−1);
    −CH−Z−(CH− (b−2);
    mは、2、3、又は4を表し;
    Zは、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rは、水素又はC1〜4アルキルであり;
    式中、(b−1)又は(b−2)は、1つのCH基上で、Ar、ヒドロキシ、及びC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
    各Arは、独立に、フェニル、ピラゾリル、又はピリジニルを表し;式中、
    前記フェニル、ピラゾリル、又はピリジニルは、ハロ、シクロC3〜7アルキル、C1〜4アルキルオキシ及びフルオロからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに
    1つ以上のフルオロ基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよ);
    又はその薬学的に許容できる付加塩若しくは溶媒和物。
  2. が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
    が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素、ハロ、又はC1〜4アルキルオキシであり;
    但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
    Yが、N又はCHであり;
    各Arが、フェニルを表し;式中、前記フェニルが、ハロ、1つ以上のフルオロ基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに1つ以上のフルオロ基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよい、請求項1に記載の化合物。
  3. が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
    が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又はC1〜4アルキルオキシであり;
    が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシ又はシアノであり;
    が、CH又はNであり;
    但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
    Yが、N又はCHであり;
    式中、(b−1)又は(b−2)が、1つ以上のCH基上で、1又は2つのAr置換基により置換されており;
    Arが、独立に、フェニルを表し;式中、前記フェニルが、ハロ、1つ以上のフルオロ基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに1つ以上のフルオロ基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよい、請求項1に記載の化合物。
  4. が、C1〜4アルキルオキシ、シアノ、及びHetからなる群から選択され;
    が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又はC1〜4アルキルオキシであり;
    が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシであり;
    が、CH又はNであり;
    但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
    Hetが、ピリジニル、イミダゾリル、オキサゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つ以上のC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
    Yが、N又はCHであり;
    とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し、
    −(CH−Z−CH− (b−1);
    Zが、直接結合又はOを表し;
    式中、(b−1)が、1つのCH基上で、1つのAr置換基により置換されており;
    Arが、フェニルを表し;式中、前記フェニルが、ハロ、1つ以上のフルオロ基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに1つ以上のフルオロ基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される1つ以上の置換基により置換されていてよい、請求項1に記載の化合物。
  5. が、CR4a又はNであり;式中、R4aが、水素又は、C1〜4アルキルオキシ及びハロからなる群から選択される1、2、又は3つの置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシであり;
    が、CR4b又はNであり;式中、R4bが、水素、C1〜4アルキルオキシ又はシアノであり;
    が、CH又はNであり;
    但し、A、A、及びAの最大1つがNであることを条件とし;
    Hetが、ピリジニル、イミダゾリル、1,2,4−トリアゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択される5員又は6員のヘテロアリールを表し;式中、前記5員又は6員のヘテロアリールが、1つのC1〜4アルキル置換基により置換されていてよく;
    とRとが共に式(b−1)を有する二価の基−R−R−を形成し、
    −(CH−Z−CH− (b−1);
    mが、2又は3を表し;
    Zが、直接結合、NR、又はOを表し;式中、Rが、C1〜4アルキルであり;
    式中、(b−1)が、1つのCH基上で、Ar、ヒドロキシ、及びC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されており;
    各Arが、独立に、フェニル又はピラゾリルを表し;式中、前記フェニル又はピラゾリルが、ハロ、シクロC3〜7アルキル、C1〜4アルキルオキシ及びフルオロからなる群からそれぞれ独立に選択される1、2、又は3つの置換基により任意に置換されているC1〜4アルキル、並びに1、2、又は3つのフルオロ置換基により任意に置換されているC1〜4アルキルオキシからなる群からそれぞれ独立に選択される、1、2、3、又は4つの置換基により置換されていてよい、請求項1に記載の化合物。
  6. がシアノであり;
    がCR4aであり;式中、R4aがC1〜4アルキルオキシであり;
    がCHであり;
    がCHであり;
    YがCHであり;
    XがCHであり;
    とRとが共に二価の基−(CH−O−CH(Ar)−を形成し、
    Arがフェニルを表し;式中、前記フェニルが、ハロ、C1〜4アルキル、及びCFからなる群からそれぞれ独立に選択される1又は2つの置換基により置換されている、請求項1に記載の化合物。
  7. とRとが共に、式−(CH−CH(Ar)−又は−(CH−O−CH(Ar)−を有する二価の基−R−R−を形成する、請求項1に記載の化合物。
  8. 前記化合物が、下記
    その互変異性体、並びにその薬学的に許容できる付加塩及び溶媒和物からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  9. アルツハイマー病、外傷性脳損傷、軽度認知障害、老化現象、認知症、レヴィー小体型認知症、脳アミロイド血管症、多発梗塞性認知症、ボクサー認知症、ダウン症候群、パーキンソン病に伴う認知症、及びβアミロイドに関連する認知症から選択される疾患又は症状の治療又は予防に使用するための医薬組成物であって、治療上有効な量の請求項1から8のいずれか一項に定義された化合物及び薬学的に許容可能な担体を含む、医薬組成物。
  10. 前記疾患がアルツハイマー病である、請求項9に記載の医薬組成物。
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