JP6039983B2 - 内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法 - Google Patents

内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車等の内燃機関に用いられるスパークプラグに関する。
従来、自動車等の内燃機関の着火手段として、中心電極と、該中心電極との間に火花放電ギャップを設けた接地電極とを備えたスパークプラグが用いられている。スパークプラグは、中心電極と接地電極との間に設けられた火花放電ギャップに火花放電を発生させることにより、混合気(空気と燃料とが混合されたもの)を着火させる。
また、スパークプラグには、着火性等を高めるために中心電極や接地電極に電極チップを設けたものがある。
近年、内燃機関の高性能化等により燃焼室の温度が高くなる傾向にあるため、電極チップに優れた耐消耗性が要求されるようになっている。
ここで、電極チップの消耗の原因としては、火花放電によって電極チップが瞬間的に溶融することによる火花消耗と、高温環境下での使用によって電極チップが酸化揮発することによる酸化消耗とがある。
電極チップを構成する電極材料としては、例えば、高融点で耐火花消耗性に優れたIr(イリジウム)が用いられる。ところが、貴金属であるIrは高価であるため、製造コストが高くなるという問題が生じる。
そこで、Irよりも高融点で耐火花消耗性に優れ、かつ安価なW(タングステン)を用いることが検討されている。ただし、Wは酸素との親和力が大きく、耐酸化性が十分とはいえない。そのため、特許文献1では、Wに加えて耐酸化性に優れたCr(クロム)を含有させた電極材料が開示されている。
特開平2−100281号公報
しかしながら、上記特許文献1のスパークプラグでは、次のような問題が生じるおそれがある。すなわち、電極チップの耐酸化性を確保するために含有させるCrの融点(約1857℃)は、Wの融点(約3407℃)に比べて低い。そのため、Crの含有量が多い場合には、Cr添加によって融点が低下し、耐火花消耗性を十分に確保することができないおそれがある。また、Crの含有量が少ない場合には、Cr添加による融点の低下及びそれに伴う耐火花消耗性の低下を抑制することができるが、耐酸化性を十分に確保することができないおそれがある。
このようなことから、耐火花消耗性及び耐酸化性を十分に確保した上で、安価に製造することができるスパークプラグが望まれている。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、耐火花消耗性及び耐酸化性に優れた長寿命で安価な内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明の一の態様は、中心電極と
該中心電極との間に火花放電ギャップを設けた接地電極とを備え、
上記中心電極及び上記接地電極の少なくとも一方には、電極チップが設けられており、
該電極チップは、Crを5〜45質量%、元素Xを0.5〜25質量%含有し、残部がW及び不可避的不純物からなる基材部と、該基材部の少なくとも一部を覆うように設けられ、該基材部よりもCrの含有量が多いCr濃化層と、上記基材部と上記Cr濃化層との間に設けられ、上記基材部を構成する材料と上記Cr濃化層を構成する材料とからなる拡散層とを有し、
上記基材部に含有される上記元素Xは、Mo、Si、Al及びPdの少なくとも一種以上からなり、
上記拡散層は、上記基材部側に近づくほど該基材部を構成する材料成分の割合が徐々に高くなり、上記Cr濃化層側に近づくほど該Cr濃化層を構成する材料成分の割合が徐々に高くなるように形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項1)。
上記スパークプラグにおいて、中心電極及び接地電極の少なくとも一方には、電極チップが設けられている。そして、該電極チップは、基材部と、該基材部の少なくとも一部を覆うように設けられ、該基材部よりもCrの含有量が多いCr濃化層と、基材部とCr濃化層との間に設けられた拡散層とを有する。
このような構成とすることにより、電極チップの耐火花消耗性と耐酸化性とを両立させることができる。
すなわち、本発明者は、耐酸化性が特に必要とされるのは電極チップの表面であること、またCr酸化保護膜を生成するために必要なCr量よりもCr酸化保護膜の維持に必要なCr量のほうが少ないことに着目し、基材部よりもCrの含有量が多いCr濃化層を電極チップの表面に設けている。そのため、スパークプラグの使用初期段階において、電極チップ(Cr濃化層)の表面に強固なCr酸化保護膜(Cr23)を生成させることができる。そして、Cr酸化保護膜が生成された後は、基材部に含有されたCrによってCr酸化保護膜を十分に維持することができる。これにより、電極チップの耐酸化性を十分に確保することができる。
一方、基材部は、Crの含有量を上記特定の範囲としており、またCr濃化層よりもCrの含有量を少なくしている。すなわち、電極チップの表面に設けたCr濃化層によって耐酸化性を十分に確保することができるため、基材部におけるCrの含有量を抑えることができる。これにより、Cr添加による電極チップの融点の低下及びそれに伴う耐火花消耗性の低下を抑制することができる。逆に言えば、基材部の主成分となるWの特性、つまり高融点であるWの優れた耐火花消耗性を有効に発揮することができ、電極チップの耐火花消耗性を十分に確保することができる。
よって、電極チップ全体として、耐火花消耗性と耐酸化性との両方を十分に確保することができ、スパークプラグの長寿命化を図ることができる。
また、基材部とCr濃化層との間には、基材部を構成する材料とCr濃化層を構成する材料とからなる拡散層が設けられている。そのため、Cr濃化層は、拡散層を介して基材部と一体的に形成される。すなわち、Cr濃化層は、拡散層を介して基材部と強固に結合した状態となる。これにより、電極チップの表面に設けられたCr濃化層の剥離、脱落等を抑制することができ、電極チップの優れた耐酸化性を長期間に渡って維持することができる。
また、基材部は、Mo、Si、Al及びPdの少なくとも一種以上からなる元素(元素X)を含有し、その含有量を上記特定の範囲としている。そのため、例えば基材部を焼結させて作製する場合に、基材部の焼結性を向上させ、焼結密度を高めることができる。これにより、基材部の耐久性を向上させることができ、電極チップの耐火花消耗性や耐酸化性の向上を図ることができる。
すなわち、焼結密度が低い場合、基材部に存在する空孔が多くなるため、空孔の内壁面の酸化消耗が問題となる。また、空孔は、振動等による亀裂発生の起点となるため、耐久性の低下を招くおそれがある。したがって、基材部の焼結密度を高めることにより、基材部に存在する空孔が減少し、上述した効果を得ることができる。
また、基材部は、安価なWを主な成分の1つとして含有している。そのため、電極チップの製造コストを低減することができる。例えば従来のように、貴金属であって高価なIr等を電極チップの主成分として用いた場合に比べて、電極チップの製造コストを大幅に低減することができる。これにより、スパークプラグの製造コストを低減することができる。
以上のように、耐火花消耗性及び耐酸化性に優れた長寿命で安価な内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
実施例1における、スパークプラグを示す一部断面説明図。 実施例1における、スパークプラグの火花放電ギャップ周辺を示す説明図。 実施例1における、中心電極の電極チップを示す断面説明図。 実施例1における、中心電極の電極チップの別構成例を示す断面説明図。 実施例2における、基材部のCr含有量と耐久試験後の電極チップの消耗体積との関係を示すグラフ。 実施例3における、基材部のPd含有量と焼結密度との関係を示すグラフ。 実施例4における、Cr濃化層のCr含有量と耐久試験後の電極チップの消耗体積との関係を示すグラフ。 実施例5における、Cr濃化層の厚みと耐久試験後の電極チップの消耗体積との関係を示すグラフ。
上記スパークプラグにおいて、上記基材部におけるCrの含有量は、5〜45質量%である。
上記基材部におけるCrの含有量が5質量%未満の場合には、電極チップの耐酸化性を十分に確保することができないおそれがある。一方、45質量%を超える場合には、Cr添加による融点の低下を招き、電極チップの耐火花消耗性を十分に確保することができないおそれがある。
このようなことから、上記基材部におけるCrの含有量は、15〜30質量%であることがより好ましい。
また、上記基材部における上記元素Xの含有量は、0.5〜25質量%である。
上記基材部における上記元素Xの含有量が0.5質量%未満の場合には、基材部の焼結性を向上させ、焼結密度を高めるという上述の効果を十分に得ることができないおそれがある。一方、25質量%を超える場合には、上記元素X添加による融点の低下を招き、電極チップの耐火花消耗性を十分に確保することができないおそれがある。また、上記元素X添加による焼結性向上の効果が小さくなるおそれがある。
また、上記Cr濃化層は、上記基材部の少なくとも一部を覆うように設けられている。すなわち、Cr濃化層は、電極チップの表面(露出する表面)の一部に設けられていてもよいし、表面全体に設けられていてもよい。なお、基材部とCr濃化層との間に設けられる拡散層も同様である。
また、上記電極チップの表面のうち、火花放電を行う放電面(他方の電極チップに対向する面)では主に火花消耗の影響を受け、放電面以外の面では主に酸化消耗の影響を受ける。したがって、電極チップの表面のうち、少なくとも放電面以外の面には、耐酸化性を十分に確保するためにCr濃化層(及び拡散層)が設けられていることが好ましい。
また、上記拡散層は、上記基材部と上記Cr濃化層との間に設けられ、上記基材部を構成する材料と上記Cr濃化層を構成する材料とからなる。
例えば、拡散層は、基材部側に近づくほど基材部を構成する材料成分の割合が徐々に高くなり、Cr濃化層側に近づくほどCr濃化層を構成する材料成分の割合が徐々に高くなるような構成とすることができる。
また、上記Cr濃化層は、上記基材部に含有される元素と同様の元素を含有してなる構成としてもよい(請求項2)。
この場合には、基材部とCr濃化層とが拡散層を介してより強固に結合した状態とすることができる。これにより、電極チップの表面に設けられたCr濃化層の剥離、脱落等をより一層抑制することができる。
なお、上記基材部に含有される元素とは、基材部に含有される不可避的不純物以外の元素のことである。
また、上記Cr濃化層におけるCrの含有量は、上記基材部におけるCrの含有量よりも5質量%以上多いことが好ましい(請求項3)。
この場合には、スパークプラグの使用初期段階において、電極チップ(Cr濃化層)の表面に強固なCr酸化保護膜を十分に生成させ、それを維持することができる。これにより、電極チップの耐酸化性をより一層十分に確保することができる。
上記基材部と上記Cr濃化層とのCrの含有量の差が5質量%未満の場合には、スパークプラグの使用初期段階において、電極チップ(Cr濃化層)の表面に強固なCr酸化保護膜を生成させるという上述の効果を十分に得ることができないおそれがある。
このようなことから、上記Cr濃化層におけるCrの含有量は、上記基材部におけるCrの含有量よりも10質量%以上多いことがより好ましい。
また。上記Cr濃化層の厚みは、1〜30μmであることが好ましい(請求項4)。
この場合には、スパークプラグの使用初期段階において、電極チップ(Cr濃化層)の表面に強固なCr酸化保護膜を生成させて維持し、電極チップの耐酸化性を十分に確保することができるという上述の効果を有効に発揮することができる。
上記Cr濃化層の厚みが1μm未満の場合には、電極チップの耐酸化性を十分に確保することができないおそれがある。一方、30μmを超える場合には、Cr添加による融点の低下を招き、電極チップの耐火花消耗性を十分に確保することができないおそれがある。
このようなことから、上記Cr濃化層の厚みは、5〜30μmであることがより好ましい
また、上記Cr濃化層は、拡散浸透処理によって形成されていてもよい(請求項5)。
この場合には、基材部とCr濃化層との間に拡散層を容易かつ精度良く形成することができる。また、基材部とCr濃化層とが拡散層を介してより強固に結合した状態とすることができる。これにより、電極チップの表面に設けたCr濃化層の剥離、脱落等をより一層抑制することができる。
なお、上記Cr濃化層は、拡散浸透処理以外の方法を用いて形成することもできる。例えば、電気メッキ、スパッタ、蒸着等の方法によって基材部の表面にCr被膜を形成し、次いで拡散熱処理(例えば、真空又は不活性雰囲気中、500〜1500℃の条件)を行うことにより、Cr濃化層と拡散層とを形成することができる。
(実施例1)
内燃機関用のスパークプラグにかかる実施例について、図を用いて説明する。
本例のスパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、中心電極2と、中心電極2との間に火花放電ギャップGを設けた接地電極3とを備えている。中心電極2及び接地電極3には、電極チップ4が設けられている。
図3に示すごとく、電極チップ4は、Crを5〜45質量%、元素Xを0.5〜25質量%含有し、残部がW及び不可避的不純物からなる基材部41と、基材部41を覆うように設けられ、基材部41よりもCrの含有量が多いCr濃化層43と、基材部41とCr濃化層43との間に設けられ、基材部41を構成する材料とCr濃化層43を構成する材料とからなる拡散層42とを有する。
基材部41に含有される元素Xは、Mo、Si、Al及びPdの少なくとも一種以上からなる。
以下、これを詳説する。
図1に示すごとく、スパークプラグ1は、中心電極2及び接地電極3の他に、絶縁碍子5及びハウジング6を備えている。
筒状のハウジング6の外周には、取付用ネジ部61が設けられている。スパークプラグ1は、ハウジング6の取付用ネジ部61をエンジンの燃焼室の壁部に設けられたネジ孔(図示略)に螺合させることによって装着される。
ハウジング6の内側には、筒状の絶縁碍子5が保持されている。絶縁碍子5の内側には、絶縁碍子5の先端から突出して中心電極2が保持されている。
ハウジング6の先端面60には、接地電極3が接合されている。接地電極3は、ハウジング6の先端面60から中心電極2に沿って延び、途中で内側に折り曲げられ、中心電極2に対して軸方向に対向するように形成されている。
図2に示すごとく、中心電極2において、中心電極母材21の先端部211には、電極チップ4が溶接により接合されている。また、接地電極3において、接地電極母材31における中心電極2と対向する対向部311には、電極チップ4が溶接により接合されている。なお、中心電極2の中心電極母材21及び接地電極3の接地電極母材31は、いずれもNi合金からなる。
中心電極2及び接地電極3の電極チップ4は、それぞれ略円柱形状を呈している。また、電極チップ4間には、火花放電ギャップGが設けられている。
図3に示すごとく、中心電極2の電極チップ4は、基材部41と、Cr濃化層43と、基材部41とCr濃化層43との間に設けられた拡散層42とにより構成されている。なお、接地電極3の電極チップ4も同様の構成である。
基材部41は、Crを5〜45質量%、元素Xを0.5〜25質量%含有し、残部がW及び不可避的不純物からなる。ここで、元素Xは、Mo、Si、Al及びPdの少なくとも一種以上の元素からなる。
Cr濃化層43は、基材部41を覆うように電極チップ4の表面(露出する表面)全体に設けられている。また、Cr濃化層43は、基材部41に含有される元素(Cr、元素X、W)と同様の元素を含有してなり、基材部41よりもCrの含有量が多い。Cr濃化層43におけるCrの含有量は、基材部41におけるCrの含有量よりも5質量%以上多い。また、Cr濃化層43の厚みは、1〜30μmである。また、Cr濃化層43は、後述するように、拡散浸透処理によって形成されている。
拡散層42は、基材部41を構成する材料とCr濃化層43を構成する材料とからなる。具体的には、拡散層42は、基材部41側に近づくほど基材部41を構成する材料成分の割合が徐々に高くなり、Cr濃化層43側に近づくほどCr濃化層43を構成する材料成分の割合が徐々に高くなる。また、拡散層42は、後述するように、Cr濃化層43を拡散浸透処理によって形成する際に形成されたものである。
次に、電極チップ4の作製方法について説明する。
電極チップ4を作製するに当たっては、まず、最終的に基材部41の組成となるように原料粉末の調製を行う。次いで、原料粉末を所定の形状に成形した後、その成形体を非酸化雰囲気中(Ar雰囲気中)において温度1300〜1500℃の条件で焼成する。これにより、円柱形状の基材部41(直径:0.55mm、軸方向長さ:0.8mm)を得る。
次いで、基材部41に対して拡散浸透処理を行う。具体的には、耐熱容器内に基材部41を配置し、その周囲にCr粉末を配置する。次いで、耐熱容器に蓋をして密閉した状態とし、水素雰囲気中において1500℃、1時間の条件で加熱処理を行う。これにより、基材部41の表面にCr濃化層43が形成される。また、基材部41とCr濃化層43との間に拡散層42が形成される。
以上により、基材部41と拡散層42とCr濃化層43とからなる電極チップ4(図3)を作製する。
次に、本例のスパークプラグ1における作用効果について説明する。
本例のスパークプラグ1において、中心電極2及び接地電極3には、電極チップ4が設けられている。そして、電極チップ4は、基材部41と、基材部41を覆うように設けられ、基材部41よりもCrの含有量が多いCr濃化層43と、基材部41とCr濃化層43との間に設けられた拡散層42とを有する。
このような構成とすることにより、電極チップ4の耐火花消耗性と耐酸化性とを両立させることができる。
すなわち、本発明者は、耐酸化性が特に必要とされるのは電極チップ4の表面であること、またCr酸化保護膜を生成するために必要なCr量よりもCr酸化保護膜の維持に必要なCr量のほうが少ないことに着目し、基材部41よりもCrの含有量が多いCr濃化層43を電極チップ4の表面に設けている。そのため、スパークプラグ1の使用初期段階において、電極チップ4(Cr濃化層43)の表面に強固なCr酸化保護膜(Cr23)を生成させることができる。そして、Cr酸化保護膜が生成された後は、基材部41に含有されたCrによってCr酸化保護膜を十分に維持することができる。これにより、電極チップ4の耐酸化性を十分に確保することができる。
一方、基材部41は、Crの含有量を上記特定の範囲としており、またCr濃化層43よりもCrの含有量を少なくしている。すなわち、電極チップ4の表面に設けたCr濃化層43によって耐酸化性を十分に確保することができるため、基材部41におけるCrの含有量を抑えることができる。これにより、Cr添加による電極チップ4の融点の低下及びそれに伴う耐火花消耗性の低下を抑制することができる。逆に言えば、基材部41の主成分となるWの特性、つまり高融点であるWの優れた耐火花消耗性を有効に発揮することができ、電極チップ4の耐火花消耗性を十分に確保することができる。
よって、電極チップ4全体として、耐火花消耗性と耐酸化性との両方を十分に確保することができ、スパークプラグ1の長寿命化を図ることができる。
また、基材部41とCr濃化層43との間には、基材部41を構成する材料とCr濃化層43を構成する材料とからなる拡散層42が設けられている。そのため、Cr濃化層43は、拡散層42を介して基材部41と一体的に形成される。すなわち、Cr濃化層43は、拡散層42を介して基材部41と強固に結合した状態となる。これにより、電極チップ4の表面に設けられたCr濃化層43の剥離、脱落等を抑制することができ、電極チップ4の優れた耐酸化性を長期間に渡って維持することができる。
また、基材部41は、Mo、Si、Al及びPdの少なくとも一種以上からなる元素(元素X)を含有し、その含有量を上記特定の範囲としている。そのため、本例のように基材部41を焼結させて作製する場合に、基材部41の焼結性を向上させ、焼結密度を高めることができる。これにより、基材部41の耐久性を向上させることができ、電極チップ4の耐火花消耗性や耐酸化性の向上を図ることができる。
また、基材部41は、安価なWを主な成分の1つとして含有している。そのため、電極チップ4の製造コストを低減することができる。例えば従来のように、貴金属であって高価なIr等を電極チップ4の主成分として用いた場合に比べて、電極チップ4の製造コストを大幅に低減することができる。これにより、スパークプラグ1の製造コストを低減することができる。
また、本例において、Cr濃化層43は、基材部41に含有される元素と同様の元素を含有してなる。そのため、基材部41とCr濃化層43とが拡散層42を介してより強固に結合した状態とすることができる。これにより、電極チップ4の表面に設けられたCr濃化層43の剥離、脱落等をより一層抑制することができる。
また、Cr濃化層43におけるCrの含有量は、基材部41におけるCrの含有量よりも5質量%以上多い。そのため、スパークプラグ1の使用初期段階において、電極チップ4(Cr濃化層43)の表面に強固なCr酸化保護膜を十分に生成させ、それを維持することができる。これにより、電極チップ4の耐酸化性をより一層十分に確保することができる。
また。Cr濃化層43の厚みは、1〜30μmである。そのため、スパークプラグ1の使用初期段階において、電極チップ4(Cr濃化層43)の表面に強固なCr酸化保護膜を生成させて維持し、電極チップ4の耐酸化性を十分に確保することができるという上述の効果を有効に発揮することができる。
また、Cr濃化層43は、拡散浸透処理によって形成されている。そのため、基材部41とCr濃化層43との間に拡散層42を容易かつ精度良く形成することができる。また、基材部41とCr濃化層43とが拡散層42を介してより強固に結合した状態とすることができる。これにより、電極チップ4の表面に設けたCr濃化層43の剥離、脱落等をより一層抑制することができる。
以上のごとく、本例によれば、耐火花消耗性及び耐酸化性に優れた長寿命で安価な内燃機関用のスパークプラグ1を提供することができる。
なお、本例では、図3に示すごとく、Cr濃化層43(及び拡散層42)を電極チップ4の表面(露出する表面)全体に設けたが、電極チップ4の表面の一部に設ける構成としてもよい。例えば、図4に示すごとく、電極チップ4の表面のうち、主に火花消耗の影響を受ける放電面401(他方の電極チップ4に対向する面)にCr濃化層43(及び拡散層42)を設けず、主に酸化消耗の影響を受け、耐酸化性が必要な放電面401以外の側面402にCr濃化層43(及び拡散層42)を設ける構成としてもよい。
(実施例2)
本例は、基材部におけるCrの含有量を変化させた場合の電極チップ(基材部)の耐消耗性を評価した例である。ここでの耐消耗性の評価とは、耐火花消耗性及び耐酸化性の複合評価である。後述する実施例4、5も同様である。
本例では、基材部におけるCrの含有量(x質量%)が異なる複数の電極チップを準備した。なお、電極チップは、基材部の耐消耗性を評価するため、基材部のみで構成した。また、基材部の組成は、W:(90−x)質量%、Cr:x質量%、Pd:10質量%とした。以下、これを(90−x)W−xCr−10Pdのように表記する。
そして、各電極チップを用いたスパークプラグに対して耐久試験を行い、耐消耗性について評価した。
耐久試験は、中心電極及び接地電極に電極チップをレーザ溶接したスパークプラグを直列6気筒、排気量2500ccのエンジンに設置し、エンジンを毎分5600回転(全負荷)にて100時間運転した。
耐消耗性の評価は、耐久試験前後それぞれの電極チップの写真を撮影し、その写真からUG(Unigraphics)等のCADソフト等を用いて、耐久試験前後それぞれの電極チップの3Dモデルを作成した。そして、両者を比較することによって電極チップの消耗体積を算出した。
図5に耐消耗性の評価結果を示す。同図は、基材部のCr含有量(質量%)と耐久試験後の電極チップ(基材部)の消耗体積(mm3)との関係を示したものである。
同図から、基材部のCr含有量が5〜45質量%の範囲では消耗体積が0.15mm3以下となり、耐消耗性に優れていることがわかった。特に、基材部のCr含有量が15〜30質量%の範囲では消耗体積がより小さい値を示し、耐消耗性により一層優れていることがわかった。
一方、基材部のCr含有量が5質量%よりも少なく、また45質量%よりも多くなると、消耗体積が大きくなる傾向が見られた。
以上の結果より、基材部におけるCrの含有量を5〜45質量%とすることにより、耐消耗性(耐火花消耗性及び耐酸化性)を十分に確保することができることがわかった。
また、基材部におけるCrの含有量は、耐消耗性をより高めるという観点から、15〜30質量%であることが好ましいことがわかった。
(実施例3)
本例は、基材部におけるPd(元素X)の含有量を変化させた場合の基材部の焼結性を評価したものである。
本例では、Pdの含有量(x質量%)が異なる複数の基材部を準備した。また、基材部の組成は、60W−(40−x)Cr−xPdとした。
そして、各基材部の焼結密度を測定し、基材部の焼結性について評価した。なお、焼結密度の測定は、アルキメデス法を用いて理論密度に対する相対密度を測定することによって行った。
図6に焼結性の評価結果を示す。同図は、基材部のPd含有量(質量%)と焼結密度(%)との関係を示したものである。
同図から、基材部のPd含有量が0.5質量%以上の範囲では焼結密度が85%以上となり、焼結性に優れていることがわかった。ただし、基材部のPd含有量が25質量%を
超えると、焼結密度の上昇はほとんど見られなかった。
以上の結果より、基材部におけるPd(元素X)の含有量を0.5〜25質量%とすることにより、基材部の焼結性を向上させることができることがわかった。
なお、本例では、基材部に含有する元素XとしてPdを用いたが、例えば、これに代えてMo、Si、Alを用いた場合も良好な焼結性が得られるものと考えられる。その根拠となるデータを表1に示す。
表1は、組成の異なる5つの基材部(試験体1〜5)について、焼結性(焼結密度)の評価結果を示したものである。また、同表には、焼結性と併せて耐消耗性(消耗体積)の評価結果も示してある。なお、焼結性の評価は、上述した内容と同様である。また、耐消耗性の評価は、上述した実施例2と同様である。
Figure 0006039983
表1から、基材部に含有する元素XとしてMo、Si、Alを用いた試験体3〜5は、元素Xを含有していない試験体1に比べて焼結密度が高く、また元素XとしてPdを用いた試験体2とほぼ同等の焼結密度であり、焼結性に優れていることがわかった。
また、同表から、試験体3〜5は、試験体1に比べて消耗体積が非常に小さく、試験体2とほぼ同等の消耗体積であり、耐消耗性にも優れていることがわかった。
(実施例4)
本例は、Cr濃化層におけるCrの含有量を変化させた場合の電極チップの耐消耗性を評価したものである。
本例では、Cr濃化層におけるCrの含有量(x質量%)が異なる複数の電極チップを準備した。なお、電極チップは、基材部と拡散層とCr濃化層とにより構成した。また、基材部の組成は60W−30Cr−10Pdとし、Cr濃化層の組成は(90−x)W−xCr−10Pdとした。また、Cr濃化層の厚みは、10μmとした。
そして、各電極チップを用いたスパークプラグに対して耐久試験を行い、耐消耗性について評価した。なお、耐久試験及び耐消耗性の評価は、上述した実施例2と同様である。
図7に耐消耗性の評価結果を示す。同図は、Cr濃化層のCr含有量(質量%)と耐久試験後の電極チップの消耗体積(mm3)との関係を示したものである。
同図から、Cr濃化層のCr含有量が35質量%以上の範囲(基材部のCr含有量よりも5質量%以上多い範囲)では消耗体積が0.06mm3以下となり、耐消耗性に優れていることがわかった。特に、Cr濃化層のCr含有量が40質量%以上の範囲(基材部のCr含有量よりも10質量%以上多い範囲)では消耗体積がより小さい値を示し、耐消耗性により一層優れていることがわかった。
一方、Cr濃化層のCr含有量が35質量%よりも少なくなると、消耗体積が大きくなる傾向が見られた。
以上の結果より、Cr濃化層におけるCrの含有量は、耐消耗性を十分に確保するために、基材部におけるCrの含有量よりも5質量%以上多いことが好ましく、10質量%以上多いことがより好ましいことがわかった。
(実施例5)
本例は、Cr濃化層の厚みを変化させた場合の電極チップの耐消耗性を評価したものである。
本例では、Cr濃化層の厚みが異なる複数の電極チップを準備した。なお、電極チップは、基材部と拡散層とCr濃化層とにより構成した。また、基材部の組成は60W−30Cr−10Pdとし、Cr濃化層の組成は52W−40Cr−8Pdとした。
そして、各電極チップを用いたスパークプラグに対して耐久試験を行い、耐消耗性について評価した。なお、耐久試験及び耐消耗性の評価は、上述した実施例2と同様である。
図8に耐消耗性の評価結果を示す。同図は、Cr濃化層の厚み(μm)と耐久試験後の電極チップの消耗体積(mm3)との関係を示したものである。
同図から、Cr濃化層の厚みが1〜30μmの範囲では消耗体積が0.06mm3以下となり、耐消耗性に優れていることがわかった。特に、Cr濃化層の厚みが5〜30μmの範囲では消耗体積がより小さい値を示し、耐消耗性により一層優れていることがわかった。
一方、Cr濃化層の厚みが1μmよりも小さく、また30μmよりも大きくなると、消耗体積が大きくなる傾向が見られた。
以上の結果より、Cr濃化層の厚みは、耐消耗性を十分に確保するために、1〜30μmであることが好ましく、5〜30μmであることがより好ましいことがわかった。
1 スパークプラグ
2 中心電極
3 接地電極
4 電極チップ
41 基材部
42 拡散層
43 Cr濃化層
G 火花放電ギャップ

Claims (5)

  1. 中心電極(2)と
    該中心電極(2)との間に火花放電ギャップ(G)を設けた接地電極(3)とを備え、
    上記中心電極(2)及び上記接地電極(3)の少なくとも一方には、電極チップ(4)が設けられており、
    該電極チップ(4)は、Crを5〜45質量%、元素Xを0.5〜25質量%含有し、残部がW及び不可避的不純物からなる基材部(41)と、該基材部(41)の少なくとも一部を覆うように設けられ、該基材部(41)よりもCrの含有量が多いCr濃化層(43)と、上記基材部(41)と上記Cr濃化層(43)との間に設けられ、上記基材部(41)を構成する材料と上記Cr濃化層(43)を構成する材料とからなる拡散層(42)とを有し、
    上記基材部(41)に含有される上記元素Xは、Mo、Si、Al及びPdの少なくとも一種以上からなり、
    上記拡散層(42)は、上記基材部(41)側に近づくほど該基材部(41)を構成する材料成分の割合が徐々に高くなり、上記Cr濃化層(43)側に近づくほど該Cr濃化層(43)を構成する材料成分の割合が徐々に高くなるように形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグ(1)において、上記Cr濃化層(43)は、上記基材部(41)に含有される元素と同様の元素を含有してなることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  3. 請求項1又は2に記載のスパークプラグ(1)において、上記Cr濃化層(43)におけるCrの含有量は、上記基材部(41)におけるCrの含有量よりも5質量%以上多いことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスパークプラグ(1)において、上記Cr濃化層(43)の厚みは、1〜30μmであることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のスパークプラグ(1)を製造する方法であって、上記Cr濃化層(43)、拡散浸透処理によって形成することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ(1)の製造方法。
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