JP2001312122A - コロナ放電装置及びそれを有する画像形成装置 - Google Patents

コロナ放電装置及びそれを有する画像形成装置

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JP2001312122A
JP2001312122A JP2000132941A JP2000132941A JP2001312122A JP 2001312122 A JP2001312122 A JP 2001312122A JP 2000132941 A JP2000132941 A JP 2000132941A JP 2000132941 A JP2000132941 A JP 2000132941A JP 2001312122 A JP2001312122 A JP 2001312122A
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corona discharge
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discharge
wire
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Kenji Sugiura
健治 杉浦
Masafumi Kadonaga
雅史 門永
Takahiko Tokumasu
貴彦 徳増
Makoto Kobu
真 小夫
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロナ放電で発生する放電生成物のオゾンや
NOxをケーシング内から流出する前に効率が良く分解
して除去し、必要なエネルギーを低減し、低コストで、
経時劣化を防止し、放電生成物のオゾンやNOxの滞留
を無くし、環境や被放電体に悪影響を与えることなく、
画像流れ等の異常画像の発生を防止して高品質の画像が
形成されるコロナ放電装置及びそれを有する画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 被放電体に対向する側に設けられた開口
部1と、上記開口部1を介して被放電体に対向するよう
に張られて電圧が印加されて放電する放電ワイヤ2と、
上記放電ワイヤ2を囲むケーシング3と、上記ケーシン
グ3内を加熱する加熱手段4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コロナ放電装置及
びそれを有する画像形成装置に関し、詳しくは、被放電
体の除電を行うIC基板や画像担持体に対向して張られ
る放電ワイヤに電圧を印加して放電を行うコロナ放電装
置及びそのコロナ放電装置で帯電又は除電を行って画像
を形成する複写機、ファクシミリ装置、プリンタあるい
はこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコロナ放電装置及びそれを有する
画像形成装置において、例えば、電子写真方法における
感光体を一様に帯電させる帯電部など各部でコロナ放電
を利用する場合が多いが、このコロナ放電により放電生
成物のオゾンやNOxが生成される。オゾンは、高濃度
で画像形成装置内に滞留すると、感光体の表面を酸化
し、感光体の光感度の低下や帯電能力の劣化を生じさ
せ、形成画像の画質が悪化することは公知である(参考
文献:明珍寿史他、“オゾンによる感光体劣化軽減のた
めのコロナチャージャの開発”、電子写真学会誌、第3
1、1、1992など)。又、他に、オゾンは、感光体
以外の部材の劣化を促進させ、部品寿命が低下する等の
不具合もあげられている。高濃度のオゾンが、画像形成
装置外に排出されると、オゾン臭気により周囲の人に不
快感を与えたり、人によってはアレルギー症状を起こす
等の、人体への悪影響が懸念されている。画像形成装置
外に排出されるオゾン濃度は規定されており、例えば、
ドイツのブルーエンジェルマーク審査基準(RAL−U
Z62)では、機外排出濃度が0.02mg/cm
3(0.01ppm)以下に規制されている。従来、画
像形成装置においては、ファンにより感光体周辺のオゾ
ンを吸引して、オゾンフィルタを通して画像形成装置外
に排出することが行われている。ところが、このような
従来のオゾン処理方法にあっては、フィルタがオゾン吸
着により徐々に劣化する、フィルタがオゾンによって酸
化され灰化するなど、長期間の使用によって適切にオゾ
ンを除去することができなくなるという不具合もあっ
た。又、フィルタによるオゾン除去率を向上させるため
に、フィルタのメッシュを細かくしたり、フィルタの厚
みを厚くして、フィルタの表面積を増大させると、フィ
ルタでの圧力損失が増大して、容量の大きいファンを取
り付ける必要があり、画像形成装置のコストが高くなる
と共に消費電力が増大したり、騒音が大きくなるという
不具合もあった。
【0003】もう一つの主要な放電生成物であるNOx
の場合には、機外排出規制は現在のところなされていな
いが、やはり、画像形成装置内部の部材に悪影響を与え
ている。即ち、コロナ放電が発生すると、NOxが形成
されることが知られているが、NOxは空気中の水分と
反応して硝酸が、また金属と反応して金属硝酸塩が生成
される。これらの生成物は低湿環境下では高抵抗であ
り、放電ワイヤ等に付着することで、放電が不安定とな
り帯電ムラが生じるといった不具合が発生する。又、感
光体の表面に硝酸または硝酸塩による薄い膜が形成され
ると、高湿環境下では画像が流れたような異常画像が発
生する。これは硝酸や硝酸塩が吸湿することで低抵抗と
なり、感光体表面の静電潜像が壊れてしまうためであ
る。放電ワイヤ表面に付着した付着物は、放電ワイヤク
リーニング部材を設けることで除去可能である。また感
光体の表面の付着物は、クリーニング時に感光体を少し
ずつ削りとることで除去するといった方法が取られてい
る。然し、コスト上昇や経時による劣化問題が起こり、
本質的な解決策とはなっていなかった。これらの問題を
解決する従来例として、例えば、帯電器のコロナワイヤ
近傍に紫外線を照射し、帯電器のコロナ放電により生じ
たオゾンを熱分解してオゾンの感光体ドラムの表面への
付着を防止することは公知である(特開平6−1678
55号の公報を参照)。然し、紫外線の透過率などの点
で、効率が悪いと言う不具合が発生する。また、帯電器
のコロナワイヤと感光体ドラム間にグリッドメッシュを
配置し、絶縁トランスを介して通電加熱してグリッドメ
ッシュ温度を60℃〜300℃にして、帯電器のコロナ
放電により生じたオゾンを熱分解してオゾンの感光ドラ
ム表面への付着を防止することは公知である(特開平6
−167863号の公報を参照)。然し、オゾンは放電
ワイヤ付近に集中することが公知である(参考文献:明
珍寿史他、“オゾンによる感光体劣化軽減のためのコロ
ナチャージャの開発" 、電子写真学会誌、第31、1、
1992のFig.8)。グリッドメッシュは、放電ワ
イヤから離れた部分にあるので、グリッド付近に流れて
こないオゾンを分解することができないため、分解効率
が悪いと言う不具合が発生する。コロナ放電電極に近接
して配置され、コロナ放電電極が励起されたときに発生
する窒素酸化物を中和するアルカリ金属珪酸塩の実質上
連続する薄い脱水されたアルカリ性皮膜でコロナ放電電
極を被覆することも公知である(特公平8−23715
号の公報を参照)然し、被覆した中和物質のアルカリ性
皮膜が剥がれたり、中和効果が無くなり、経時劣化する
だけでなく。帯電器を作成する上で、中和物質のアルカ
リ性皮膜部材の被覆処理を行うのが難しいと言う不具合
が発生する。従って、従来のコロナ放電装置及びそれを
有する画像形成装置は、コロナ放電で発生する放電生成
物のオゾンやNOxの発生源から離れて放電生成物のオ
ゾンやNOxを分解して除去するから効率が悪く、大き
なエネルギーが必要となり、製法が困難でコスト高とな
り、経時劣化が短く、放電生成物のオゾンやNOxが密
閉区間で淀むから、環境や被放電体に悪影響を与え、画
像流れ等の異常画像が発生して形成される画像品質が低
下すると言う不具合が生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコロナ放電装置
及びそれを有する画像形成装置は、コロナ放電で発生す
る放電生成物のオゾンやNOxの発生源から離れて放電
生成物のオゾンやNOxを分解して除去するから効率が
悪く、大きなエネルギーが必要となり、製法が困難でコ
スト高となり、経時劣化が短く、放電生成物のオゾンや
NOxが密閉区間で淀むから、環境や被放電体に悪影響
を与え、画像流れ等の異常画像が発生して形成される画
像品質が低下すると言う問題が発生していた。そこで本
発明の課題は、このような問題点を解決するものであ
る。即ち、コロナ放電で発生する放電生成物のオゾンや
NOxをケーシング内から流出する前に効率が良く分解
して除去し、必要なエネルギーを低減し、低コストで、
経時劣化を防止し、放電生成物のオゾンやNOxの滞留
を無くし、環境や被放電体に悪影響を与えることなく、
画像流れ等の異常画像の発生を防止して高品質の画像が
形成されるコロナ放電装置及びそれを有する画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明は、被放電体に対向して張られる
放電ワイヤに電圧を印加して放電を行うコロナ放電装置
において、被放電体に対向する側に設けられた開口部
と、上記開口部を介して被放電体に対向するように張ら
れて電圧が印加されて放電する放電ワイヤと、上記放電
ワイヤを囲むケーシングと、上記ケーシング内を加熱す
る加熱手段とからなるコロナ放電装置であることを最も
主要な特徴とする。請求項2の本発明は、請求項1に記
載のコロナ放電装置において、放電ワイヤは、加熱手段
で加熱されるコロナ放電装置であることを主要な特徴と
する。請求項3の本発明は、請求項1又は2に記載のコ
ロナ放電装置において、放電ワイヤは、直径が40μm
から100μmであるコロナ放電装置であることを主要
な特徴とする。請求項4の本発明は、請求項1、2又は
3に記載のコロナ放電装置において、放電ワイヤは、加
熱手段で表面温度が40℃から300℃に加熱されるコ
ロナ放電装置であることを主要な特徴とする。請求項5
の本発明は、請求項1、2、3又は4に記載のコロナ放
電装置において、放電ワイヤは、材質がタングステンか
らなるコロナ放電装置であることを主要な特徴とする。
請求項6の本発明は、請求項1、2、3、4又は5に記
載のコロナ放電装置において、放電ワイヤは、張架され
る保持部材の材質が電気的に絶縁が保たれた耐熱樹脂か
らなるコロナ放電装置であることを主要な特徴とする。
請求項7の本発明は、請求項1、2、3、4又は5に記
載のコロナ放電装置において、放電ワイヤは、張架され
る保持部材の材質がセラミックからなるコロナ放電装置
であることを主要な特徴とする。請求項8の本発明は、
請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載のコロナ放
電装置において、加熱手段は、放電ワイヤの一端側から
他端側に電流を流して上記放電ワイヤを発熱する放電ワ
イヤ電力供給手段からなるコロナ放電装置であることを
主要な特徴とする。
【0006】請求項9の本発明は、請求項8に記載のコ
ロナ放電装置において、放電ワイヤ電力供給手段は、絶
縁トランスからなるコロナ放電装置であることを主要な
特徴とする。請求項10の本発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8又は9に記載のコロナ放電装置
において、開口部は、グリッドからなるコロナ放電装置
であることを主要な特徴とする。請求項11の本発明
は、請求項10に記載のコロナ放電装置において、グリ
ッドは、グリッド加熱手段で加熱されるコロナ放電装置
であることを主要な特徴とする。請求項12の本発明
は、請求項11に記載のコロナ放電装置において、グリ
ッド加熱手段は、グリッドの一端側から他端側に電流を
流して上記グリッドを発熱するグリッド電力供給手段か
らなるコロナ放電装置であることを主要な特徴とする。
請求項13の本発明は、請求項10に記載のコロナ放電
装置において、グリッドは、材質がステンレス又はニッ
ケルクロム合金からなるコロナ放電装置であることを主
要な特徴とする。請求項14の本発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又
は13に記載のコロナ放電装置において、ケーシング
は、スリットからなるコロナ放電装置であることを主要
な特徴とする。請求項15の本発明は、請求項14に記
載のコロナ放電装置において、スリットは、放電ワイヤ
の張架方向と平行であるコロナ放電装置であることを主
要な特徴とする。請求項16の本発明は、コロナ放電装
置で帯電又は除電を行って画像を形成する画像形成装置
において、回動可能に保持された画像担持体と、上記画
像担持体上を均一に帯電する請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14又
は15に記載のコロナ放電装置とからなる帯電手段と、
上記帯電手段の上記コロナ放電装置によって均一に帯電
された上記画像担持体に露光して潜像を形成する露光手
段と、上記露光手段で形成された潜像を顕像化してトナ
ー像を形成する現像手段とを有する画像形成装置である
ことを最も主要な特徴とする。請求項17の本発明は、
コロナ放電装置で帯電又は除電を行って画像を形成する
画像形成装置において、回動可能に保持された画像担持
体と、上記画像担持体上を均一に帯電した後に露光して
潜像を形成する露光手段と、上記露光手段で形成された
潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手段と、上記
現像手段で形成された上記画像担持体上のトナー像を帯
電して被転写体に転写する請求項1、2、3、4、5、
6、7、8、9、10、11、12、13、14又は1
5に記載のコロナ放電装置とからなる転写手段とを有す
る画像形成装置であることを最も主要な特徴とする。
【0007】請求項18の本発明は、コロナ放電装置で
帯電又は除電を行って画像を形成する画像形成装置にお
いて、回動可能に保持された画像担持体と、上記画像担
持体上を均一に帯電した後に露光して潜像を形成する露
光手段と、上記露光手段で形成された潜像を顕像化して
トナー像を形成する現像手段と、上記現像手段で形成さ
れた上記画像担持体上のトナー像を被転写体に転写した
後の上記画像担持体上を除電して残留トナーの電荷を除
去する請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13、14又は15に記載のコロナ放
電装置からなる残留トナー除電手段とを有する画像形成
装置であることを最も主要な特徴とする。請求項19の
本発明は、コロナ放電装置で帯電又は除電を行って画像
を形成する画像形成装置において、回動可能に保持され
た画像担持体と、上記画像担持体上を均一に帯電した後
に露光して潜像を形成する露光手段と、上記露光手段で
形成された潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手
段と、上記現像手段で形成された上記画像担持体上のト
ナー像を被転写体に転写した後の上記画像担持体上の残
留電荷を除去する請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、13、14又は15に記載
のコロナ放電装置からなる被転写体除電手段とを有する
画像形成装置であることを最も主要な特徴とする。請求
項20の本発明は、コロナ放電装置で帯電又は除電を行
って画像を形成する画像形成装置において、回動可能に
保持された画像担持体と、上記画像担持体上を均一に帯
電した後に露光して潜像を形成する露光手段と、上記露
光手段で形成された潜像を顕像化してトナー像を形成す
る現像手段と、上記現像手段で形成された上記画像担持
体上のトナー像を被転写体に転写した後の上記画像担持
体上から被転写体を分離する請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14又
は15に記載のコロナ放電装置からなる被転写体分離手
段とを有する画像形成装置であることを最も主要な特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
に係るコロナ放電装置の概略構成図であり、図2はこの
コロナ放電装置を画像形成部に適用した例を示す図であ
る。コロナ放電装置0は、被放電体(図示しないIC基
板等)の除電を行うことに使用され、画像形成装置10
においては帯電手段12として使用され、転写手段15
(コロナ放電装置)50、残留トナー除電手段16(コ
ロナ放電装置60)、画像担持体除電手段17(コロナ
放電装置70)又は被転写体分離手段18(コロナ放電
装置80)としても使用される。コロナ放電装置0、コ
ロナ放電装置50、コロナ放電装置60、コロナ放電装
置70、コロナ放電装置80は、被放電体としての画像
担持体11のドラム形状の感光体に対向する側に開口し
たケーシング3の開口部1と、開口部1を介して感光体
11に対向するように張られて電圧が印加されて放電す
る放電ワイヤ2と、放電ワイヤ2を囲むケーシング3
と、ケーシング3内を加熱する加熱手段4と、放電ワイ
ヤ2と加熱手段4を保持する保持部材5、6と、開口部
1に配置したグリッド7とからなり、感光体11に対向
する側に設けられた開口部1を介して、感光体11に対
向するように張られて電圧が印加されて放電する放電ワ
イヤ2を囲むケーシング3内を加熱体4aに加熱体電力
供給手段4a1で絶縁トランス4a2を介して通電して発
熱するジュール熱又は図示しない熱風送付器で熱風を吹
き込んで放電ワイヤ2を集中して加熱するようにしたの
で、コロナ放電で発生する放電生成物のオゾンやNOx
をケーシング内の放電生成物のオゾンやNOxが発生部
から拡散して流出する前に効率が良く分解して除去して
環境や被放電体の図示しない除電を行う図示しないIC
基板等や感光体11に悪影響を与えることがない。更
に、グリッド7の印加バイアスで感光体11等の帯電電
位が安定して電位むらの発生を防止できる。
【0009】コロナ放電装置0、50、60、70又は
80における方形あるいは円筒形などに形成されたケー
シング3内に放電ワイヤ2が収納(張架)されており、
放電ワイヤ2に高電圧電源2aによって高電圧が印加さ
れることにより、コロナ放電を起こす。ケーシング3は
アルミニウムあるいはステンレス等の金属で形成されて
おり、開口部1以外の部分をシールドして放電安定性を
向上させている。放電ワイヤ2には、ステンレススチー
ル、ニッケル、モリブデン、タングステンを用いるのが
よい。特に、金属の中でもっとも融点の高い、タングス
テンを用いるのが、耐久性の面から最もよい。放電ワイ
ヤ2には、金属の中で、非常に安定性の高いタングステ
ンを用いることで、加熱と言う過酷な条件下で、安定し
たコロナ放電を行うことができ、長期間に亘り安定使用
することが可能である。放電ワイヤ2が劣化すると、電
界強度分布が変化し、不安定な放電状態になりやすく、
火花放電が発生して、帯電むらが生じる。更には、装置
が破壊する場合もある。特に、負コロナ放電は不安定
で、表面状態の影響を受けやすいから、放電ワイヤ2に
タングステンを用いることは、特に有効である。放電ワ
イヤ2は、ケーシング3と一体化された保持部材5と保
持部材6によって一定の張力で保持され、絶縁材料から
成る保持部材5と保持部材6によって放電ワイヤ2とケ
ーシング3は、電気的に絶縁が保たれている。放電ワイ
ヤ2は、直径が40μmから100μmにすることが望
ましい。この直径が小さすぎると放電によるイオンの衝
突で切断してしまう。逆に、直径が大きすぎると安定し
たコロナ放電を得るために、放電ワイヤに印加する電圧
が高くなってしまう。印加電圧が高いと、オゾンが発生
しやすくなる。そして、電源コストが上昇してしまう。
画像形成装置10における、感光体11は、図示しない
駆動手段で図示の矢印A方向に回転駆動され、感光体1
1の周囲に、コロナ放電装置0からなる帯電手段12、
露光手段13、現像手段14、コロナ放電装置50から
なる転写手段15、感光体11上から被転写体(P)の
転写紙を分離するコロナ放電装置80からなる被転写体
分離手段18、コロナ放電装置60からなる残留トナー
除電手段16、クリーニング手段19及びコロナ放電装
置70からなる画像担持体除電手段17が配設されてい
る。被転写体(P)は、給紙手段20の給紙カセットか
ら給紙ローラ20aにより1枚ずつレジストローラ対2
0bでタイミング調整された後、感光体11とコロナ放
電装置50からなる転写手段15の間に送り出される。
【0010】感光体11は、コロナ放電装置0からなる
帯電手段12で一様に帯電された後、露光手段13によ
り画像データで変調されたレーザを照射して感光体11
に静電潜像を形成し、静電潜像の形成された感光体11
に現像手段14でトナーを付着させて現像される。感光
体11上に現像手段14でトナーを付着して形成したト
ナー画像は、コロナ放電装置50からなる転写手段15
で、感光体11と転写手段15との間に搬送されてきた
被転写体(P)に転写される。トナー画像の転写された
被転写体(P)は定着手段21に搬送される。定着手段
21は、内蔵ヒータにより所定の定着温度に加熱される
定着ローラ21aと、定着ローラ21aに所定圧力で押
圧される加圧ローラ21bとを備え、転写手段15とコ
ロナ放電装置80からなる被転写体分離手段18から搬
送されてきた被転写体(P)を加熱しながら加圧して、
被転写体(P)上のトナー画像を被転写体(P)に定着
させる。一方、転写手段15でトナー画像を被転写体
(P)に転写した感光体11をさらに回転して、コロナ
放電装置60からなる残留トナー除電手段16で感光体
11上に残留している残留トナーの電荷を除去し、クリ
ーニング部19で感光体11表面に残留するトナーをブ
レード19aにより掻き落として除去した後、コロナ放
電装置70からなる画像担持体除電手段17で除電す
る。画像担持体除電手段17で除電した感光体11表面
を帯電手段12で一様に帯電させた後、上記と同様に、
次の画像形成を行なう。尚、クリーニング部19は、ブ
レード19aで感光体11上の残留トナーを掻き落とす
ものに限るものではなく、例えば、ファーブラシ19b
で感光体11上の残留トナーを掻き落とすものであって
もよい。
【0011】図3は本発明の他の実施形態に係るコロナ
放電装置の構成説明図であり、コロナ放電装置0、5
0、60、70又は80における加熱手段4は、加熱体
4aに替えて、放電ワイヤ電力供給手段4bの絶縁トラ
ンス4b1を介して、放電ワイヤ2の一端側から他端側
に電流を流して発熱するジュール熱で放電ワイヤ2を加
熱するようになっている。従って、放電ワイヤ2を電気
で直接加熱するから、熱へのエネルギー変換を行う時の
効率が高く、つまり、小さなエネルギーで、放電ワイヤ
2が放電生成物が分解するに必要な温度に加熱すること
が可能となり、放電生成物を分解するために大きな電力
が必要のない省エネで安全なコロナ放電装置を提供する
ことが出来るようになった。放電ワイヤ2に高電圧電源
2aによって高電圧を印加した状態で、放電ワイヤ電力
供給手段4bの上記絶縁トランス4b1を介して交流電
源4b2から電力を供給して、放電ワイヤ2の表面温度
を40℃から300℃以下で加熱することによって、被
放電体の画像担持体11等に輻射熱による劣化等の悪影
響を与えることのないコロナ放電装置を提供することが
出来るようになった。望ましくは、60℃以上がよい。
オゾンとNOxの分解効率を考えると、150℃以上が
よい。尚、加熱された放電ワイヤ2を張架して確実に保
持する保持部材5と保持部材6には、電気的に絶縁が保
たれた耐熱性材料のAl23、SiO2、PPS樹脂等
が用いられ、高電界に晒されることによる劣化も少な
く、長期に亘り安定使用が出来て低コストの樹脂が有利
であるが、セラミックを使用すれば電気的絶縁性及び耐
熱性も更に効果的で安定使用が可能である。図4は本発
明の他の実施形態に係るコロナ放電装置の構成図であ
り、ケーシング3の開口部1に配置されたグリッド7を
グリッド加熱手段8で加熱することにより、感光体11
に向かおうとするオゾンを熱分解することが出来る。こ
のために、グリッド7にバイアス電源7aでバイアス電
位を印加した状態で、グリッド加熱手段8のグリッド電
力供給手段8aの絶縁トランス8a1を介して交流電源
8a2より電力を供給して加熱することが出来るように
なっている。従って、放電生成物のオゾンやNOxの分
解がより効率が高く、放電生成物のオゾンやNOxがケ
ーシング3から流出前に分解することが出来て、環境や
被放電体に悪影響を与えることのないコロナ放電装置を
提供することが出来るようになった。グリッド7は、ス
テンレスまたはニッケル−クロム合金材等を用いる。こ
れにより、グリッド7のメッシュの腐食を防止し、電界
強度分布が変化して不安定な放電状態で火花放電が起き
帯電むらが生じて破損の発生等を防止して、長期にわた
り安定して使用できるようになり、信頼性を向上させた
コロナ放電装置を提供することが出来るようになった。
【0012】図5は図3のX−X断面図であり、ケーシ
ング3の他面(グリッド7の反対側)には、スリット3
aが放電ワイヤ2の張架方向と平行に設けられている。
これにより、ケーシング3内が加熱されて温度勾配によ
り対流が発生して空気の移動と循環が生じ、分解しきれ
なかった放電生成物のオゾンやNOxが高温度のまま滞
留したり、放電ワイヤ2の近傍、ケーシング3内や被放
電体の感光体11付近に滞留して部材の劣化を抑えると
共に環境や被放電体に悪影響を与えることのないコロナ
放電装置を提供することが出来るようになった。放電ワ
イヤ2とグリッド7は、直流電圧または高周波電圧によ
り加熱するようにしてもよい。また、グリッド7は、加
熱体8bのヒータによって間接的に加熱したり、図示し
ない熱風送風機で送風する熱風によって加熱するように
しても同様の効果を得ることができる。図6及び図7は
夫々放電ワイヤの加熱温度に対するオゾン濃度及びNO
x濃度の関係を示す図であり、コロナ放電装置0、5
0、60、70又は80における放電ワイヤ2とグリッ
ド7に、それぞれDC−6kVと−1.0kV の電圧を印
加し、放電ワイヤ2で放電を起こした。そして、放電ワ
イヤ2から5mm前方の空気を吸引し、オゾンO濃度
(ppm)とNOx濃度(ppm)を測定した(オゾン
測定器:ダイレック社製DY1500、NOx測定器:
堀場製作所製APNA300)。オゾンO濃度(pp
m)とNOx濃度(ppm)の測定は、放電が安定した
状態になってから、10分間連続で行い、測定値の平均
を求めた。尚、オゾンO濃度(ppm)とNOx濃度
(ppm)の測定は、空気の対流による放電生成物の拡
散を防ぎ、加熱による分解効果を明らかにするために、
ケーシング3のスリット3aを塞いだ状態で行った。は
じめに、非加熱時のオゾンOとNOxの濃度(ppm)
を測定し、次に、放電ワイヤ2に電流を流し、放電ワイ
ヤ2を加熱した。放電ワイヤ2の加熱温度を変えなが
ら、オゾンとNOxの濃度の測定を行った。加熱温度
(℃)とオゾンO濃度(ppm)の関係を図6に示し、
加熱温度(℃)とNOx濃度(ppm)の関係を図7に
示す。どちらの場合においても、加熱することにより発
生量が低減されていることが明らかである。
【0013】図8は放電ワイヤの加熱温度と周囲の温度
との関係を示す図であり、コロナ放電装置0、50、6
0、70又は80における放電ワイヤ2の加熱時の周囲
の温度を測定した。測定位置は、放電ワイヤ2から1
(cm)とした。これは実際の画像形成装置10の帯電
手段12のコロナ放電装置0と感光体11との距離に相
当する。放電ワイヤ2を300(℃)に加熱すると、周
囲の温度は60(℃)を超えた。温度上昇による感光体
11表面の結晶化、劣化は、60(℃)から70(℃)
で生じるので、放電ワイヤ2の加熱温度は、300
(℃)以下がよい。また、周囲の温度が60(℃)とな
るのは、260(℃)であった。よって、さらに望まし
い放電ワイヤ2の加熱温度は、260(℃)以下である
ことが明確である。本発明のコロナ放電装置0を画像形
成装置10の複写機(出願人製のimagio MF-6550改造
機)の帯電手段12に使用して高温、高湿度環境下に設
置した。 そして、放電ワイヤ2とグリッド7を加熱し
ないで約10, 000枚のコピーを作成した。作成後、
複写機を停止し、高温、高湿度環境下で一晩休止させ、
翌朝動作を再開したところ、コピー画像に像流れと言わ
れる現象が観察された。これは、画像形成装置10の複
写機(出願人製のimagio MF-6550改造機)内のNOxが
空気中の水分と反応し、硝酸または硝酸塩の化合物(H
NO3、NH4NO3など)に変化し、感光体11表面上
に降り積もったためと考えられる。この硝酸・硝酸塩の
化合物は低湿では絶縁体だが、高湿になると感光体11
表面の抵抗を低下させる。すなわち、感光体11表面に
電荷を与えても、感光体表面が電荷をその場所に維持で
きないため、静電潜像が壊されてしまう。このため像流
れが生じると考えられる。これに対し、放電ワイヤ2と
グリッド7を加熱して同様の実験を行っても、像流れ現
象は現れなかった。
【0014】図9はスリットの有無によるオゾンとNO
xの濃度変化を示す図であり、コロナ放電装置0、5
0、60、70又は80におけるケーシング3のスリッ
ト3aの有無による、オゾンO濃度(ppm)とNOx
濃度(ppm)の発生量の違いを測定した(オゾン測定
器:ダイレック社製DY1500、NOx測定器:堀場
製作所製APNA300)。オゾンとNOxの発生量の
測定は、放電が安定した状態になってから、10分間連
続で行い、測定値の平均を求めた。なお、加熱温度は、
100(℃)とした。ケーシング3にスリット3aを設
けたほうが、放電生成物のオゾンO濃度(ppm)とN
Ox濃度(ppm)の発生量が少ないことが分かる。こ
れより、ケーシング3にスリット3aを設けたことによ
り、ケーシング3内の空気の流れがスムーズになり、放
電生成物のオゾンとNOxがケーシング3内に滞留せ
ず、すばやく拡散するため、放電生成物のオゾンO濃度
(ppm)とNOx濃度(ppm)が低下するのであ
る。また、加熱することで、ケーシング内の空気の流れ
が、よりスムーズになるからである。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、請求項1の発明によれば、感光体等の被放
電体に対向する側に設けられたケーシング開口部を介し
て被放電体に対向するように張られて電圧が印加されて
放電する放電ワイヤを囲むケーシング内を加熱手段で加
熱するようにしたので、コロナ放電で発生する放電生成
物のオゾンやNOxをケーシング内から流出する前に効
率が良く分解して除去して環境や被放電体に悪影響を与
えることのないコロナ放電装置を提供することが出来る
ようになった。請求項2の発明によれば、被放電体に対
向する側に設けられた開口部を介して被放電体に対向す
るように張られて電圧が印加されて放電する放電ワイヤ
を囲むケーシング内の放電ワイヤを加熱手段で集中して
加熱するようにしたので、加熱する熱効率が高く、コロ
ナ放電で発生する放電生成物のオゾンやNOxをケーシ
ング内の放電生成物のオゾンやNOxが発生部から拡散
して流出する前に効率が良く分解して除去して環境や被
放電体に悪影響を与えることのないコロナ放電装置を提
供することが出来るようになった。請求項3の発明によ
れば、被放電体に対向する側に設けられた開口部を介し
て被放電体に対向するように張られて電圧が印加されて
放電する直径が40μmから100μmである放電ワイ
ヤを囲むケーシング内を加熱手段で加熱するようにした
ので、コロナ放電で発生する放電生成物のオゾンやNO
xをケーシング内から流出する前に効率が良く分解して
除去して、放電ワイヤの切断を防止しオゾンの発生を抑
え電源コストが低く、環境や被放電体に悪影響を与える
ことのないコロナ放電装置を提供することが出来るよう
になった。請求項4の発明によれば、被放電体に対向す
る側に設けられた開口部を介して被放電体に対向するよ
うに張られて電圧が印加されて放電する放電ワイヤを囲
むケーシング内の放電ワイヤを表面温度が40℃から3
00℃に加熱手段で加熱するようにしたので、コロナ放
電で発生する放電生成物のオゾンやNOxをケーシング
内から流出する前に効率が良く分解して除去して環境や
被放電体の画像担持体等の輻射熱による劣化等の悪影響
を与えることのないコロナ放電装置を提供することが出
来るようになった。
【0016】請求項5の発明によれば、被放電体に対向
する側に設けられた開口部を介して被放電体に対向する
ように張られて電圧が印加されて放電する材質がタング
ステンからなる放電ワイヤを囲むケーシング内を加熱手
段で加熱するようにしたので、コロナ放電で発生する放
電生成物のオゾンやNOxをケーシング内から流出する
前に効率が良く分解して除去して環境や被放電体に悪影
響を与えることのない、長期間に亘り安定してコロナ放
電を行う耐久性の高いコロナ放電装置を提供することが
出来るようになった。請求項6の発明によれば、被放電
体に対向する側に設けられた開口部を介して被放電体に
対向するように張られて電圧が印加されて放電する放電
ワイヤを囲むケーシング内を加熱手段で加熱すると共に
放電ワイヤは材質が電気的に絶縁が保たれた耐熱樹脂か
らなる保持部材で張架されるようにしたので、高電界に
晒されることによる劣化も少なく長期に亘り安定使用が
出来て低コストで放電ワイヤを張架して確実に保持し
て、コロナ放電で発生する放電生成物のオゾンやNOx
をケーシング内から流出する前に効率が良く分解して除
去して環境や被放電体に悪影響を与えることのないコロ
ナ放電装置を提供することが出来るようになった。請求
項7の発明によれば、被放電体に対向する側に設けられ
た開口部を介して被放電体に対向するように張られて電
圧が印加されて放電する放電ワイヤを囲むケーシング内
を加熱手段で加熱すると共に放電ワイヤは材質が電気的
に絶縁が保たれたセラミックからなる保持部材で張架さ
れるようにしたので、高電界に晒されることによる劣化
も少なく長期に亘り安定使用が出来て放電ワイヤを張架
して確実に保持して安定使用が可能となり、コロナ放電
で発生する放電生成物のオゾンやNOxをケーシング内
から流出する前に効率が良く分解して除去して環境や被
放電体に悪影響を与えることのないコロナ放電装置を提
供することが出来るようになった。請求項8の発明によ
れば、被放電体に対向する側に設けられた開口部を介し
て被放電体に対向するように張られて電圧が印加されて
放電する放電ワイヤを囲むケーシング内の放電ワイヤを
加熱手段の放電ワイヤ電力供給手段で放電ワイヤの一端
側から他端側に電流を流して加熱するようにしたので、
コロナ放電で発生する放電生成物のオゾンやNOxをケ
ーシング内から流出する前に更に効率が良く分解して除
去して環境や被放電体に悪影響を与えることのない大き
な電力が必要のない省エネのコロナ放電装置を提供する
ことが出来るようになった。
【0017】請求項9の発明によれば、被放電体に対向
する側に設けられた開口部を介して被放電体に対向する
ように張られて電圧が印加されて放電する放電ワイヤを
囲むケーシング内の放電ワイヤを加熱手段の放電ワイヤ
電力供給手段の絶縁トランスを介して放電ワイヤの一端
側から他端側に電流を流して加熱するようにしたので、
コロナ放電で発生する放電生成物のオゾンやNOxをケ
ーシング内から流出する前に更に効率が良く分解して除
去して環境や被放電体に悪影響を与えることのない大き
な電力が必要のない省エネで安全なコロナ放電装置を提
供することが出来るようになった。請求項10の発明に
よれば、被放電体に対向する側に設けられたグリッドか
らなる開口部を介して被放電体に対向するように張られ
て電圧が印加されて放電する放電ワイヤを囲むケーシン
グ内を加熱手段で加熱するようにしたので、被放電体の
帯電電位が安定して電位むらの発生が防止でき、コロナ
放電で発生する放電生成物のオゾンやNOxをケーシン
グ内から流出する前に効率が良く分解して除去して環境
や被放電体に悪影響を与えることのないコロナ放電装置
を提供することが出来るようになった。請求項11の発
明によれば、被放電体に対向する側に設けられたグリッ
ド加熱手段で加熱されるグリッドからなる開口部を介し
て被放電体に対向するように張られて電圧が印加されて
放電する放電ワイヤを囲むケーシング内を加熱手段で加
熱するようにしたので、被放電体の帯電電位が安定して
電位むらの発生が防止でき、コロナ放電で発生する放電
生成物のオゾンやNOxをケーシング内から流出する前
に、更に効率が良く分解して除去して環境や被放電体に
悪影響を与えることのないコロナ放電装置を提供するこ
とが出来るようになった。
【0018】請求項12の発明によれば、被放電体に対
向する側に設けられたグリッド加熱手段で加熱されるグ
リッドからなる開口部を介して被放電体に対向するよう
に張られて電圧が印加されて放電する放電ワイヤを囲む
ケーシング内を加熱手段で加熱すると共にグリッド加熱
手段のグリッド電力供給手段でグリッドの一端側から他
端側に電流を流してグリッドから発熱するようにしたの
で、被放電体の帯電電位が安定して電位むらの発生が防
止でき、コロナ放電で発生する放電生成物のオゾンやN
Oxをケーシング内から流出する前に、更に効率が良く
分解して除去して環境や被放電体に悪影響を与えること
のないコロナ放電装置を提供することが出来るようにな
った。請求項13の発明によれば、被放電体に対向する
側に設けられた材質がステンレス又はニッケルクロム合
金のグリッドからなる開口部を介して被放電体に対向す
るように張られて電圧が印加されて放電する放電ワイヤ
を囲むケーシング内を加熱手段で加熱するようにしたの
で、被放電体の帯電電位が安定して電位むらの発生が防
止でき、グリッドのメッシュの腐食を防止し長期にわた
り安定して使用でき信頼性を向上させて、コロナ放電で
発生する放電生成物のオゾンやNOxをケーシング内か
ら流出する前に効率が良く分解して除去して環境や被放
電体に悪影響を与えることのないコロナ放電装置を提供
することが出来るようになった。請求項14の発明によ
れば、被放電体に対向する側に設けられた開口部を介し
て被放電体に対向するように張られて電圧が印加されて
放電する放電ワイヤを囲むスリットからなるケーシング
内を加熱手段で加熱するようにしたので、コロナ放電で
発生する放電生成物のオゾンやNOxの滞留の発生を防
止してケーシング内から流出する前に効率が良く分解し
て除去して環境や被放電体に悪影響を与えることのない
コロナ放電装置を提供することが出来るようになった。
請求項15の発明によれば、被放電体に対向する側に設
けられた開口部を介して被放電体に対向するように張ら
れて電圧が印加されて放電する放電ワイヤを囲む放電ワ
イヤの張架方向と平行であるスリットからなるケーシン
グ内を加熱手段で加熱するようにしたので、コロナ放電
で発生する放電生成物のオゾンやNOxを高温度のまま
放電ワイヤの近傍やケーシング内や被放電体の画像担持
体のドラム形状の感光体付近の滞留を防止してケーシン
グ内から流出する前に効率が良く分解して除去して環境
や被放電体に悪影響を与えることのないコロナ放電装置
を提供することが出来るようになった。
【0019】請求項16の発明によれば、回動可能に保
持された画像担持体上を均一に帯電する請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14又は15に記載のコロナ放電装置とからなる帯
電手段によって均一に帯電された画像担持体に露光して
潜像を形成する露光手段で形成された潜像を現像手段で
トナー像を形成して顕像化して画像を形成するようにし
たので、帯電手段のコロナ放電で発生する放電生成物の
オゾンやNOxをケーシング内から流出する前に効率が
良く分解して除去し、必要なエネルギーを低減し、低コ
ストで、経時劣化を防止し、放電生成物のオゾンやNO
xの滞留を無くし、環境や被放電体に悪影響を与えるこ
となく、画像流れ等の異常画像の発生を防止して高品質
の画像が形成されるコロナ放電装置を有する画像形成装
置を提供することが出来るようになった。請求項17の
発明によれば、回動可能に保持された画像担持体上を均
一に帯電した後に露光して潜像を形成する露光手段で形
成された潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手段
で形成された画像担持体上のトナー像を請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14又は15に記載のコロナ放電装置とからなる転
写手段で帯電して被転写体に転写して画像を形成するよ
うにしたので、転写手段のコロナ放電で発生する放電生
成物のオゾンやNOxをケーシング内から流出する前に
効率が良く分解して除去し、必要なエネルギーを低減
し、低コストで、経時劣化を防止し、放電生成物のオゾ
ンやNOxの滞留を無くし、環境や被放電体に悪影響を
与えることなく、画像流れ等の異常画像の発生を防止し
て高品質の画像が形成されるコロナ放電装置を有する画
像形成装置を提供することが出来るようになった。請求
項18の発明によれば、回動可能に保持された画像担持
体上を均一に帯電した後に露光して潜像を形成する露光
手段で形成された潜像を顕像化してトナー像を形成する
現像手段で形成された画像担持体上のトナー像を被転写
体に転写した後の画像担持体上を請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、1
4又は15に記載のコロナ放電装置からなる残留トナー
除電手段で除電して残留トナーの電荷を除去して画像を
形成するようにしたので、残留トナー除電手段のコロナ
放電で発生する放電生成物のオゾンやNOxをケーシン
グ内から流出する前に効率が良く分解して除去し、必要
なエネルギーを低減し、低コストで、経時劣化を防止
し、放電生成物のオゾンやNOxの滞留を無くし、環境
や被放電体に悪影響を与えることなく、画像流れ等の異
常画像の発生を防止して高品質の画像が形成されるコロ
ナ放電装置を有する画像形成装置を提供することが出来
るようになった。
【0020】請求項19の発明によれば、回動可能に保
持された画像担持体上を均一に帯電した後に露光して潜
像を形成する露光手段で形成された潜像を顕像化してト
ナー像を形成する現像手段で形成された画像担持体上の
トナー像を被転写体に転写した後の画像担持体上の残留
電荷を請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13、14又は15に記載のコロナ放
電装置からなる画像担持体除電手段で除去して画像を形
成するようにしたので、画像担持体除電手段のコロナ放
電で発生する放電生成物のオゾンやNOxをケーシング
内から流出する前に効率が良く分解して除去し、必要な
エネルギーを低減し、低コストで、経時劣化を防止し、
放電生成物のオゾンやNOxの滞留を無くし、環境や被
放電体に悪影響を与えることなく、画像流れ等の異常画
像の発生を防止して高品質の画像が形成されるコロナ放
電装置を有する画像形成装置を提供することが出来るよ
うになった。請求項20の発明によれば、回動可能に保
持された画像担持体上を均一に帯電した後に露光して潜
像を形成する露光手段で形成された潜像を顕像化してト
ナー像を形成する現像手段で形成された画像担持体上の
トナー像を被転写体に転写した後の画像担持体上から請
求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
1、12、13、14又は15に記載のコロナ放電装置
からなる被転写体分離手段で被転写体を分離して画像を
形成するようにしたので、被転写体分離手段のコロナ放
電で発生する放電生成物のオゾンやNOxをケーシング
内から流出する前に効率が良く分解して除去し、必要な
エネルギーを低減し、低コストで、経時劣化を防止し、
放電生成物のオゾンやNOxの滞留を無くし、環境や被
放電体に悪影響を与えることなく、画像流れ等の異常画
像の発生を防止して高品質の画像が形成されるコロナ放
電装置を有する画像形成装置を提供することが出来るよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示すコロナ放電装置を
説明する説明図である。
【図2】本発明の実施の形態例を示すコロナ放電装置及
びそれを有する画像形成装置を説明する説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態例を示すコロナ放電装
置及びそれを有する画像形成装置の主要部を説明する説
明図である。
【図4】本発明の他の実施の形態例を示すコロナ放電装
置及びそれを有する画像形成装置の主要部を説明する説
明図である。
【図5】図4におけるX−X線の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態例を示すコロナ放電装置及
びそれを有する画像形成装置の主要部の加熱温度(℃)
とオゾンO濃度(ppm)の特性を説明するグラフ図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態例を示すコロナ放電装置及
びそれを有する画像形成装置の他の主要部の加熱温度
(℃)とNOxの濃度(ppm)の特性を説明するグラ
フ図である。
【図8】本発明の実施の形態例を示すコロナ放電装置及
びそれを有する画像形成装置の他の主要部の放電ワイヤ
2温度(℃)と周囲の温度(℃)の特性を説明するグラ
フ図である。
【図9】本発明の実施の形態例を示すコロナ放電装置及
びそれを有する画像形成装置の他の主要部のスリット3
aの有無と放電生成物のオゾンO濃度(ppm)及びN
Ox濃度(ppm)の特性を説明する表図である。
【符号の説明】
0 コロナ放電装置 1 開口部 2 放電ワイヤ、2a 高電圧電源 3 ケーシング、3a スリット 4 加熱手段、4a 加熱体、4a1 加熱体電力供給
手段、4a2 絶縁トランス、4b 放電ワイヤ電力供
給手段、4b1 絶縁トランス、4b2 交流電源 5 保持部材 6 保持部材 7 グリッド、7a バイアス電源 8 グリッド加熱手段、8a グリッド電力供給手段、
8a1 絶縁トランス、8a2 交流電源 8b 加熱体 10 画像形成装置 11 画像担持体 12 帯電手段 13 露光手段 14 現像手段 15 転写手段 16 残留トナー除電手段 17 画像担持体除電手段 18 被転写体分離手段 19 クリーニング手段、19a ブレード、19b
ファーブラシ 20 給紙手段、20a 給紙ローラ、20b レジス
トローラ対 21 定着手段、21a、21b 定着ローラ、 50、60、70、80 コロナ放電装置
フロントページの続き (72)発明者 小夫 真 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 AA18 BB11 BB14 BB16 CC01 DD01 EE08 EE09 EE10 EE11 EE18 2H032 AA02 DA03 2H035 AA02 AA03 AA04 AZ01 AZ11

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被放電体に対向して張られる放電ワイヤ
    に電圧を印加して放電を行うコロナ放電装置において、
    被放電体に対向する側に設けられたケーシングの開口部
    と、上記開口部を介して被放電体に対向するように張ら
    れて電圧が印加されて放電する放電ワイヤと、上記放電
    ワイヤを囲むケーシングと、上記ケーシング内を加熱す
    る加熱手段とからなることを特徴とするコロナ放電装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコロナ放電装置におい
    て、放電ワイヤは、加熱手段で加熱されることを特徴と
    するコロナ放電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のコロナ放電装置
    において、放電ワイヤは、直径が40μmから100μ
    mであることを特徴とするコロナ放電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載のコロナ放電
    装置において、放電ワイヤは、加熱手段で表面温度が4
    0℃から300℃に加熱されることを特徴とするコロナ
    放電装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載のコロナ
    放電装置において、放電ワイヤは、材質がタングステン
    からなることを特徴とするコロナ放電装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5に記載のコ
    ロナ放電装置において、放電ワイヤは、張架される保持
    部材の材質が電気的に絶縁が保たれた耐熱樹脂からなる
    ことを特徴とするコロナ放電装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4又は5に記載のコ
    ロナ放電装置において、放電ワイヤは、張架される保持
    部材の材質がセラミックからなることを特徴とするコロ
    ナ放電装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6又は7に
    記載のコロナ放電装置において、加熱手段は、放電ワイ
    ヤの一端側から他端側に電流を流して上記放電ワイヤを
    発熱する放電ワイヤ電力供給手段からなることを特徴と
    するコロナ放電装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のコロナ放電装置におい
    て、放電ワイヤ電力供給手段は、絶縁トランスからなる
    ことを特徴とするコロナ放電装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載のコロナ放電装置において、開口部にグ
    リッドを配置したことを特徴とするコロナ放電装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のコロナ放電装置に
    おいて、グリッドは、グリッド加熱手段で加熱されるこ
    とを特徴とするコロナ放電装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のコロナ放電装置に
    おいて、グリッド加熱手段は、グリッドの一端側から他
    端側に電流を流して上記グリッドを発熱するグリッド電
    力供給手段からなることを特徴とするコロナ放電装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載のコロナ放電装置に
    おいて、グリッドは、材質がステンレス又はニッケルク
    ロム合金からなることを特徴とするコロナ放電装置。
  14. 【請求項14】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12又は13に記載のコロナ放電
    装置において、ケーシングにスリットを設けたことを特
    徴とするコロナ放電装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のコロナ放電装置に
    おいて、スリットは、放電ワイヤの張架方向と平行であ
    ることを特徴とするコロナ放電装置。
  16. 【請求項16】 コロナ放電装置で帯電又は除電を行っ
    て画像を形成する画像形成装置において、回動可能に保
    持された画像担持体と、上記画像担持体上を均一に帯電
    する請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14又は15に記載のコロナ放
    電装置とからなる帯電手段と、上記帯電手段の上記コロ
    ナ放電装置によって均一に帯電された上記画像担持体に
    露光して潜像を形成する露光手段と、上記露光手段で形
    成された潜像を顕像化してトナー像を形成する現像手段
    とを有することを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 コロナ放電装置で帯電又は除電を行っ
    て画像を形成する画像形成装置において、回動可能に保
    持された画像担持体と、上記画像担持体上を均一に帯電
    した後に露光して潜像を形成する露光手段と、上記露光
    手段で形成された潜像を顕像化してトナー像を形成する
    現像手段と、上記現像手段で形成された上記画像担持体
    上のトナー像を帯電して被転写体に転写する請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
    13、14又は15に記載のコロナ放電装置とからなる
    転写手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 コロナ放電装置で帯電又は除電を行っ
    て画像を形成する画像形成装置において、回動可能に保
    持された画像担持体と、上記画像担持体上を均一に帯電
    した後に露光して潜像を形成する露光手段と、上記露光
    手段で形成された潜像を顕像化してトナー像を形成する
    現像手段と、上記現像手段で形成された上記画像担持体
    上のトナー像を被転写体に転写した後の上記画像担持体
    上を除電して残留トナーの電荷を除去する請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
    13、14又は15に記載のコロナ放電装置からなる残
    留トナー除電手段とを有することを特徴とする画像形成
    装置。
  19. 【請求項19】 コロナ放電装置で帯電又は除電を行っ
    て画像を形成する画像形成装置において、回動可能に保
    持された画像担持体と、上記画像担持体上を均一に帯電
    した後に露光して潜像を形成する露光手段と、上記露光
    手段で形成された潜像を顕像化してトナー像を形成する
    現像手段と、上記現像手段で形成された上記画像担持体
    上のトナー像を被転写体に転写した後の上記画像担持体
    上の残留電荷を除去する請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14又は1
    5に記載のコロナ放電装置からなる被転写体除電手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 コロナ放電装置で帯電又は除電を行っ
    て画像を形成する画像形成装置において、回動可能に保
    持された画像担持体と、上記画像担持体上を均一に帯電
    した後に露光して潜像を形成する露光手段と、上記露光
    手段で形成された潜像を顕像化してトナー像を形成する
    現像手段と、上記現像手段で形成された上記画像担持体
    上のトナー像を被転写体に転写した後の上記画像担持体
    上から被転写体を分離する請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14又は1
    5に記載のコロナ放電装置からなる被転写体分離手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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