JP4009397B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4009397B2
JP4009397B2 JP25383099A JP25383099A JP4009397B2 JP 4009397 B2 JP4009397 B2 JP 4009397B2 JP 25383099 A JP25383099 A JP 25383099A JP 25383099 A JP25383099 A JP 25383099A JP 4009397 B2 JP4009397 B2 JP 4009397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
image forming
forming apparatus
ozone
photocatalytic substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25383099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001075443A (ja
Inventor
健治 杉浦
雅史 門永
貴彦 徳増
真 小夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP25383099A priority Critical patent/JP4009397B2/ja
Publication of JP2001075443A publication Critical patent/JP2001075443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4009397B2 publication Critical patent/JP4009397B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、詳細には、電子写真方式の作像プロセスで感光体等の像担持体表面の残留電荷の除電工程で発生する放電生成物を効率的かつ確実に分解し得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の作像プロセスを利用した複写機、プリンタ及びファクシミリ装置等の画像形成装置においては、コロナ放電を利用したものが多い。感光体を一様に帯電させる帯電装置、感光体上に形成されたトナー画像を画像形成部材に転写する転写装置、及び、感光体残留電荷や残トナー電荷を除電する除電装置等を備えており、これらの各部でコロナ放電を利用する場合が多いが、このコロナ放電により放電生成物が生成される。放電生成物として、例えば、オゾン、NOX が挙げられる。オゾンは、高濃度で画像形成装置内に滞留すると、感光体表面を酸化し、感光体の光感度の低下や帯電能力の劣化を生じさせ、形成画像が悪化する。また、感光体以外の部材の劣化が促進され、部品寿命が低下する等の不具合も挙げられる。
【0003】
高濃度のオゾンが画像形成装置外に排出されると、オゾン臭気により周囲の人に不快感を与えたり、人によってはアレルギー症状を受ける等、人体への悪影響が懸念される。画像形成装置外に排出されるオゾン濃度は規定されている。具体的には、或る基準によると、例えば、ドイツのブルーエンジェル審査基準(RAL−UZ62)では、機外排出濃度は0.01ppm以下に規制されている。
【0004】
従来、画像形成装置においては、ファンにより感光体周辺のオゾンを吸引して、オゾンフィルタを通して画像形成装置外に排出することが行われている。
【0005】
ところが、このような従来のオゾン処理方法にあっては、フィルタがオゾン吸着により徐々に劣化し、長期間の使用によって適切にオゾンを除去することができなくなるという問題があった。また、フィルタによるオゾン除去率を向上させるために、フィルタのメッシュを細かくしたり、フィルタの厚みを厚くして、フィルタの表面積を増大させると、フィルタでの圧力損失が増大して、容量の大きいファンを取り付ける必要があり、画像形成装置のコストが高くなるとともに消費電力が増大したり、騒音が大きくなるという問題があった。
【0006】
もう一つの主要な放電生成物であるNOX の場合には、機外排出規制は現在のところなされていないが、やはり画像形成装置内部の部材に悪影響を与える。放電が発生すると、NOX が形成されることが知られているが、空気中の水分と反応して硝酸が、また、金属と反応して金属硝酸塩が生成される。これらの生成物は低湿環境下では高抵抗であり、放電ワイヤ等に付着することで、放電が不安定となり帯電むらが生じるといった不具合が発生する。また、感光体表面に硝酸又は硝酸塩による薄い膜が形成されると、高湿環境下では画像が流れたような異常画像が発生する。これは硝酸・硝酸塩が吸湿することで低抵抗となり、感光体表面の静電潜像が壊れてしまうためである。
【0007】
放電ワイヤ表面に付着した付着物は、ワイヤクリーニング部材を設けることで除去可能である。また、感光体表面の付着物は、クリーニング時に感光体を少しずつ削りとることで除去するといった方法が取られている。しかしながら、コスト上昇や経時による劣化問題が起こり、本質的な解決策とはなっていない。
【0008】
この点、本出願人は、光触媒による放電生成物分解作用を利用して、画像形成装置内でオゾンを分解する方法を種々提案している。例えば、少なくとも結着樹脂と着色剤を含有するトナー中に又は外添剤として金属を担持した半導体粒子を含有させることにより、コロナ放電で発生する放電生成物を低減させる電子写真用現像剤(特開平5−134445号公報参照)や、像担持体の周辺部に設けたイレーサランプ、転写前除電ランプ又は除電ランプの光を受ける部分の少なくとも一つの部分に、金属を担持した半導体微粒子を塗布する等の提案がなされている。
【0009】
これらの提案例によれば、何れも画像形成装置内でオゾンを分解されやすくすることで、帯電器、除電器等から外に流出したオゾン濃度を低減させ、オゾンフィルタへの負荷を少なくすることができる。
【0010】
この他の従来例を列挙すると、以下のようなものがある。例えば、特開平5−303244号公報によれば、定着部の排熱を利用し、NOX が硝酸塩になるのを防ぐようにしている。特開平6−167857号公報によれば、定着部の排熱を利用し、放電部材のオゾンの分解を行うことで感光体の劣化を防ぐようにしている。特開平6−317974号公報によれば、触媒を放電が生じている付近に配置することで、オゾンの発生を抑えるようにしている。特開平7−134473号公報によれば、触媒、熱を利用することで、オゾンの発生を抑えるようにしている。特開平9−114191号公報によれば、帯電器の表面で、感光体の帯電用とは別に沿面グロー放電を起こすことで、NOX を分解するようにしている。特開平9−138619号公報によれば、オゾン吸引用のダクト内でのオゾンを、光を照射することで分解し、分解効率をよくすることでオゾン分解フィルタの長寿命化を図るようにしている。特開平10−90974号公報によれば、触媒を鋸歯電極に設けることで、オゾンを分解するようにしている。特開平10−301364号公報によれば、放電部分にオゾン非発生ガスを流すことで、オゾンの発生を防ぐようにしている。さらに、特公平8−23715号公報によれば、中和物質を放電器の内側に被覆することで、NOX を中和し感光体の劣化を防ぐようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像形成装置や放電生成物低減方法にあっては、何れも帯電器、除電器等から外に流出した放電生成物濃度を低減させて、フィルタへの負荷を少なくするようにしているに過ぎないものであり、なお改良の余地がある。
【0012】
即ち、帯電器、除電器等から外に流出した放電生成物濃度を低減させるようにしているため、帯電器、除電器等から流出した放電生成物は、少なからず画像形成装置内に拡散し、光触媒と反応する確率が低下するので、放電生成物濃度の低減効率が低く、効率的な放電生成物濃度の低減が要望されている。
【0013】
そこで、本発明は、感光体等の像担持体上の残留電荷を除去するための除電装置の放電により放電生成物であるオゾン及びNOX が除電装置から流出する前にその濃度低下を効率よく行える画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、像担持体上の残留電荷をコロナ放電により除去する除電装置を備えた画像形成装置において、前記除電装置の放電箇所近傍にその放電生成物を分解するための光触媒物質を有する。
【0015】
従って、いわゆる除電チャージャ付近で発生する放電生成物であるオゾン及びNOXをその発生個所に非常に近い所に具備させた光触媒物質により効率よく分解し、その濃度を低下させることができる。
また、前記除電装置の放電箇所近傍に、発光表面に光触媒物質を含み、かつ紫外線を照射する発光体を有する。
従って、発光体を備えることで光触媒物質による放電生成物の分解効率を一層向上させることができる。更に、発光体に接触したオゾン等の方殿生成物を分解させることもできる。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記除電装置が放電ワイヤを有するコロナ帯電器であり、その帯電器のケーシング内部の内、少なくとも前記放電ワイヤに対向する面上に前記光触媒物質を有することを特徴とする。
【0017】
従って、請求項1記載の発明と同様であるが、特に、除電器のコロナ放電により発生する光により放電ワイヤに対向するケーシング内部面上の光触媒物質を活性化させて、コロナ放電により発生する放電生成物であるオゾン及びNOX を帯電器のケーシングから流出する前に効率的に分解することができ、オゾンやNOX が及ぼす悪影響を防止でき、画像形成装置外に流出するオゾン及びNOX 量を低減させることができる。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記除電装置が放電ワイヤを有するコロナ帯電器であり、その帯電器のケーシング内部及びグリッドの内、少なくとも前記放電ワイヤに対向する面に前記光触媒物質を有する。
【0019】
従って、請求項1記載の発明と同様であるが、特に、除電器のコロナ放電により発生する光により放電ワイヤに対向するケーシング内部やグリッドの面の光触媒物質を活性化させて、コロナ放電により発生する放電生成物であるオゾン及びNOX を帯電器のケーシングから流出する前に効率的に分解することができ、オゾンやNOX が及ぼす悪影響を防止でき、画像形成装置外に流出するオゾン及びNOX 量を低減させることができる。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記除電装置が放電ワイヤを有するコロナ帯電器であり、少なくとも前記放電ワイヤが前記光触媒物質を有する。
【0021】
従って、請求項1記載の発明と同様であるが、特に、除電器のコロナ放電により発生する光により放電ワイヤ自身が有する光触媒物質を活性化させて、コロナ放電により発生する放電生成物であるオゾン及びNOX を帯電器のケーシングから流出する前に効率的に分解することができ、オゾンやNOX が及ぼす悪影響を防止でき、画像形成装置外に流出するオゾン及びNOX 量を低減させることができる。特に、放電ワイヤ自身が光触媒物質を有するので、効率がよく、放電ワイヤのクリーニングも不要となり、放電むらの発生も抑制できる。
【0022】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一に記載の画像形成装置において、前記光触媒物質がn型半導体である。
【0023】
従って、請求項1ないし4の何れか一に記載の発明を容易に実現できる。
【0024】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像形成装置において、前記n型半導体が少なくとも酸化チタンを含む。
【0025】
従って、請求項5記載の発明を極めて容易に実現できる。
【0026】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の画像形成装置において、前記酸化チタンの結晶構造は、少なくともアナターゼ型構造のものを含む。
【0027】
従って、請求項6記載の発明を実現する上で、反応効率、安全性及び利用できる波長域等の点で好適となる。
【0032】
請求項記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一に記載の画像形成装置において、前記発光体が照射する紫外線は、300nm〜400nmの波長の光を含む。
【0033】
従って、請求項1ないし7の何れか一に記載の発明を実現する上で、発光体による光触媒物質の励起効率を向上させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0035】
図1ないし図4は、本発明の画像形成装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置の一実施の形態を適用した画像形成装置1の要部構成である。
【0036】
図1において、画像形成装置1は、図示しない本体筐体内に、時計方向に回転駆動される像担持体としての感光体2が収納されている。この感光体2の周囲には、電子写真プロセスに従い、帯電装置3、光書込装置4、現像装置5、転写装置6、紙分離装置14、クリーニング装置7及び除電装置である感光体除電装置8等が配設されているとともに、クリーニング装置7の手前にトナー除電装置9が配設されている。
【0037】
画像形成装置1は、複数枚の転写紙Pを収納する給紙カセット(図示せず)を備えており、給紙カセット内の転写紙Pは、給紙ローラ(図示せず)により1枚ずつレジストローラ対(図示せず)でタイミング調整された後、転写装置6と感光体2の間に送り出される。
【0038】
画像形成装置1は、感光体2を図1中時計方向に回転駆動して、感光体2を帯電装置3で一様に帯電した後、光書込装置4により画像データで変調されたレーザを照射して感光体2に静電潜像を形成し、静電潜像の形成された感光体2に現像装置5でトナーを付着させて現像する。画像形成装置1は、現像装置5でトナーを付着してトナー画像を形成した感光体2を、転写装置6で感光体2と転写装置6との間に搬送されてきた転写紙Pに転写させ、トナー画像の転写された転写紙Pを定着装置10に搬送する。
【0039】
定着装置10は、内蔵ヒータにより所定の定着温度に加熱される定着ローラ11と、定着ローラ11に所定圧力で押圧される加圧ローラ12とを備え、転写装置6から搬送されてきた転写紙Pを加熱・加圧して、転写紙P上のトナー画像を転写紙Pに定着させた後、図示しない排紙トレイ上に排出する。
【0040】
一方、画像形成装置1は、転写装置6でトナー画像を転写紙Pに転写した感光体2をさらに回転して、トナー除電装置9で感光体2上に残留している残留トナーの電荷を除去し、クリーニング装置7で感光体2表面に残留するトナーをブレード13により掻き落として除去した後、感光体除電装置8で残留電荷を除電する。画像形成装置1は、感光体除電装置8で除電した感光体2を帯電装置3で一様に帯電させた後、上述の場合と同様に、次の画像形成を行う。なお、クリーニング装置7は、ブレード13で感光体2上の残留トナーを掻き落とすものに限らず、例えば、ファーブラシで感光体2上の残留トナーを掻き落とすものであってもよい。
【0041】
これらの帯電装置3、転写装置6、紙分離装置14、トナー除電装置9及び感光体除電装置8は、何れもコロナ放電を利用したコロナ帯電器或いは除電器であり、図2に示すようなコロトロン或いは図3に示すようなスコロトロンが用いられている。もっとも、帯電装置3、転写装置6、紙分離装置14、トナー除電装置9及び感光体除電装置8には、その他の方式のものも存在する。
【0042】
コロトロンは、図2に示すように、感光体2(或いは、転写紙P)側が開口した矩形或いは円筒形状に形成されたケーシング21内の略中央部に放電ワイヤ22が収納されており、放電ワイヤ22に高圧電源23から所定の高電圧が付与されることにより、コロナ放電する。このケーシング21は、アルミニウム或いはステンレス等の金属で形成されており、感光体2側以外の部分をシールドして放電安定性を向上させている。また、放電ワイヤ22には、例えばタングステン等が用いられている。
【0043】
また、スコロトロンは、図3に示すように、感光体2(或いは、転写紙P)側が開口した矩形或いは円筒形状にアルミニウム或いはステンレス等の金属で形成されたケーシング31内の略中央部に、タングステン等で形成された放電ワイヤ32が収納されており、感光体2側の開口部にグリッド33が配設されている。放電ワイヤ32には、高圧電源34から所定の高電圧が付与され、グリッド33には、バイアス電源35から所定の電圧が印加される。スコロトロンは、高圧電源34から放電ワイヤ32に所定の高電圧を印加するとともに、グリッド33にバイアス電源35から所定の電圧を印加して、放電ワイヤ32からのコロナ放電のイオン流をグリッド33で制御して、放電むらをなくすとともに、感光体2表面の電位を制御する。
【0044】
ここで、感光体除電装置8の機能について説明する。転写後、感光体2上の残留電位は、各プロセスから受ける作用により不均一な値を示す。多くは露光量の差や、転写装置6でのトナー及び転写紙Pの有無による電位差むらであるが、その他にも、転写紙Pの剥離放電や、接触部材との摩擦帯電も原因となる。この状態のまま次の作像工程に入り、帯電、作像すると前歴の残像がコピー上に現れることがある。このため帯電の前に均一に除電をする必要がある。
【0045】
この電位除去のために、例えば、感光体除電装置(放電ワイヤ方式)を用いる。他にも光、導電性ブラシなどで除電することもできる。光除電は、簡単な機構であるが、感光体の分光感度や光疲労特性がSe系、OPC系、α−Si系で異なる。このため光源を、LED、EL、蛍光灯と使い分けるなどの注意が必要となる。感光体除電装置(放電ワイヤ方式)は、AC電圧を用いるがDC電圧成分を必要に応じて重畳する。DC成分を印加するのは、生成したイオンは正極性と、負極性で移動速度が異なるためである。このため、プロセススピードによっては感光体がプラスに帯電されてしまうことがある。そこで、DC電圧成分を印加して、感光体2表面が必ず除電されるようにする。
【0046】
従って、感光体除電装置8では、多量のオゾン並びにNOX が発生し、前述したような不具合が発生する。
【0047】
帯電装置3、転写装置6、紙分離装置14及びトナー除電装置9にコロナ放電を用いた場合も、感光体除電装置8と同様に多量のオゾン並びにNOX が発生する。
【0048】
そこで、本実施の形態では、感光体除電装置8が、上述したコロトロンで形成されるときには、そのケーシング21の内、少なくとも放電ワイヤ22に対向する面に、光触媒物質40を有し、また、上述したスコロトロンで形成されるときには、そのケーシング31及びグリッド33の内、少なくとも放電ワイヤ32に対向する面に、光触媒物質40を有している。また、放電ワイヤ22,32自体も光触媒物質40を有している。
【0049】
もちろん、帯電装置3、転写装置6、紙分離装置14及びトナー除電装置9にコロナ放電を用いる場合には、感光体除電装置8と同様に光触媒物質を設けてもよい。
【0050】
このような光触媒物質40としては、例えば、酸化チタン等のn型半導体が用いられている。この半導体は、光が照射された状態で、放電生成物、例えば、オゾンが接触すると、そのオゾンを分解する作用を有している。即ち、酸化チタン等の半導体は、バンドギャップに相当する波長の光が照射されると、伝導帯に励起され、価電子帯に正孔が生成される。この半導体の励起された電子は、還元作用を及ぼし、金属を担持している場合には、価電子帯から金属に電子が流れて、そこで還元作用を及ぼす。このように、半導体に適当な波長の光を照射することにより、励起された電子の還元作用により、放電生成物が還元分解される。
【0051】
光触媒物質40としては、上述した酸化チタンの他に、酸化タングステン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、酸化錫、酸化インジウム、酸化銀、酸化マンガン、酸化銅、酸化鉄、酸化バナジウム、酸化ニオブ、酸化カドミウム、水酸化チタン、及び水酸化亜鉛等を用いることができるが、特に、酸化チタンが、反応効率、耐久性、安全性及び利用できる波長域の点から好適である。さらに、酸化チタンには結晶構造によって、ルチル型、アナターゼ型、ブルッカイト型の3つに分類されるが、アナターゼ型構造が最適である。これらの光触媒物質40は、上記のものを2種類以上混合してもよく、またPt、Pd、Rh及びNb等を混合すると、光触媒作用をさらに促進させることができる。
【0052】
光触媒物質40は、化学的蒸着法、無機金属塩の中和や加水分解、金属アルコキシドの加水分解及び、ゾルゲル法等によりケーシング21,31やグリッド33、放電ワイヤ22,32上の一部に直接形成することにより、取付けることができる。また、別の基板に形成した膜をケーシング21,31やグリッド33に接着することで貼付けることも可能である。市販の光触媒微粉末を、ケーシング21,31やグリッド33、放電ワイヤ22,32上に接着することでも取付けることができる。さらには、ケーシング21,31、グリッド33、放電ワイヤ22,32を構成する材料自身に、光触媒物質40を混合して、各部材を形成することによって、各部材そのものに光触媒作用を持たせることも可能である。
【0053】
コロナ放電は、紫色に近い発光を伴い、紫外線が放射されていることが知られており、この紫外線によって光触媒物質40が励起され、励起された光触媒物質40によって放電生成物を分解することができる。
【0054】
次に、本実施の形態の作用について説明する。画像形成装置1は、感光体除電装置8のコロナ放電を行う部分のケーシング21,31やグリッド33の放電ワイヤ22,32に面する部分、放電ワイヤ22,32自体に光触媒物質40を具備させており、この光触媒物質40により、ケーシング21,31内で放電生成物を分解させるところにその特徴がある。
【0055】
もちろん、帯電装置3、転写装置6、紙分離装置14及びトナー除電装置9にコロナ放電を用いる場合には、感光体除電装置8と同様に光触媒物質を設けてもよい。
【0056】
画像形成装置1は、図1中で時計方向に回転駆動される感光体2を帯電装置3でコロナ放電により一様に帯電した後、光書込装置4により画像データで変調されたレーザを照射して感光体2に静電潜像を形成し、静電潜像の形成された感光体2に現像装置5でトナーを付着させて現像する。画像形成装置1は、現像装置5でトナーを付着してトナー画像を形成した感光体2を、転写装置6でコロナ放電により感光体2と転写装置6の間に搬送されてきた転写紙Pに転写させる。転写装置6で転写紙Pにはトナーと逆電荷が付与されるため、感光体2との間に静電引力が働き、転写後に紙分離装置14で転写紙Pの裏面の電荷を除電する。即ち、紙分離装置14ではコロナ放電により、転写紙Pの裏面電荷を中和している。
【0057】
トナー画像が転写された転写紙Pを定着装置10に搬送し、定着装置10で転写紙P上のトナー画像をこの転写紙Pに定着させた後、排紙トレイ(図示せず)上に排出する。そして、画像形成装置1は、転写装置6でトナー画像を転写紙Pに転写した感光体2を、さらに回転して、トナー除電装置9でコロナ放電により感光体2上に残留している残留トナーの電荷を除去し、クリーニング装置7で感光体2表面に残留するトナーをブレード13により掻き落として除去した後、感光体除電装置8で残留電荷を除電する。
【0058】
このような電子写真方式の作像プロセスにおいて、コロナ放電を利用する場合には、オゾン、NOX 等の放電生成物が発生する。例えば、感光体除電装置8部分が該当する。
【0059】
ここに、本実施の形態にあっては、画像形成装置1の感光体除電装置8としてコロトロンが用いられているときには、ケーシング21の放電ワイヤ22に対向する部分全面或いは一部、放電ワイヤ22の一部或いは全面に光触媒物質40が具備されており、また、スコロトロンが用いられているときには、ケーシング31及びグリッド33の放電ワイヤ32に対向する部分全面或いは一部、放電ワイヤ32の全面或いは一部に光触媒物質40が具備されている。この光触媒物質40は、上述のようにコロナ放電で発光される光が照射されると、活性化して還元作用を発揮し、オゾンやNOX 等の放電生成物を分解する。
【0060】
従って、本実施の形態によれば、コロナ放電により感光体除電装置8のケーシング21,31内で発生した放電生成物は、ケーシング21,31から外部に流出する前に、ケーシング21,31内で光触媒物質40により効率よく分解される。その結果、例えば、オゾンが感光体2表面を酸化し、画像を悪化させることを防止することができ、また、画像形成装置1の外部にオゾンが流出して、環境を悪化させることも防止できる。また、NOX による硝酸、硝酸塩が感光体2表面に付着することも防止でき、高湿環境での画像流れを防止できる。この結果、感光体クリーニングブレードによる感光体2表面の削り取りが不要となり、その押し当て圧低減によるブレードの長寿命化、劣化防止を図れ、かつ、押し当て圧が強いことによるトナーの感光体2への固着を防止し得ることにもなる。さらには、経時での硝酸や硝酸塩による放電ワイヤ付着が発生しにくくなり、低湿環境での放電ムラを防止することも可能となる。
【0061】
なお、本実施の形態では、放電ワイヤ22,32の放電により発生する光を利用して光触媒物質40を活性化させ、放電生成物を分解しているが、光触媒物質40による放電生成物の分解効率を向上させるために、図4にスコロトロンの場合について示すように、その放電個所近傍、例えばケーシング31内に光触媒物質40を励起させる波長を含む光を照射するランプ50を設けてもよい。
【0062】
このランプ50としては、例えば、光触媒物質40としてのn型半導体が酸化チタンである場合には、400nm以下の波長が含まれていればよい。従って、通常の蛍光灯やハロゲンランプ等を用いることができ、特に、紫外線ランプを用いればさらに効果的となる。なお、図4では、スコロトロンにランプ50を配設させた場合の例を示しているが、図2に示したようなコロトロンの場合にも同様に適用できる。
【0063】
また、ランプ50の表面にn型半導体の光触媒物質40をコーティングすると、このランプ50にコーティングされた光触媒物質40が励起され、ランプ50に接触したオゾンを分解させることもできる。
【0064】
このようなランプ50をケーシング31内に設けることにより、放電による発光がない場合にも、ランプ50の光でケーシング31やグリッド33に具備させた光触媒物質40を活性化して、オゾンを分解させることができ、オゾンの分解効率を向上させることができる。
【0065】
なお、本実施の形態のように、感光体除電装置8のケーシング21,31内にランプ50を設けた場合には、画像形成処理を行っている際にもランプ50を点灯させ、光照射を行ってもよい。これは、転写装置6、紙分離装置14及びトナー除電装置9にランプを設けた場合も同様である。もっとも、帯電装置3にランプを設けた場合には、ランプの光照射により感光体2が帯電しなくなることが考えられるので、画像形成処理を行っていない、待機時のみ,帯電装置3のランプを点灯させて、紫外線を照射し、放電生成物の分解を行わせる必要がある。
【0066】
また、上述した構成では、ランプ50はケーシング21,31の内部に配置されているが、必ずしもケーシング21,31の内部である必要はなく、光触媒物質40に十分な光が照射されるならば、ケーシング21,31の外に配置しても構わない。ケーシング21,31の外部に配置することで、ランプ50によってケーシング21,31の内部の電界分布が乱されることがなくなり、放電ワイヤ22,32からの放電が安定化する。また、ランプサイズの制限がなくなり、コスト低減にもつながる。
【0067】
ここに、上述したような光触媒物質40の効果を検証するため、以下のような比較実験を行った。まず、本発明による光触媒物質を用いていないスコロトロンを用いた感光体除電装置単体でのオゾン濃度を測定したところ8ppmであった。
【0068】
この感光体除電装置のケーシング及びグリッドの放電ワイヤに面する部分、さらに放電ワイヤに、酸化チタンをコーティングするとともに、酸化チタンの薄膜を表面コーティングした紫外線ランプを取り付けた。そして、放電中のオゾン濃度を測定したところ、1/25に低下した。
【0069】
また、本発明による光触媒物質を用いていない感光体除電装置を使用した当社製の複写機(imagio MF-200改造機)を、高温、高湿度環境下に設置した。そして、約10,000枚のコピーを作成した。作成後、複写機を停止し、高温、高湿度環境下で一晩休止させ、翌朝動作を再開したところ、コピー画像に像流れと言われるが観察された。これは、機内のNOxが感光体上に降り積もり、そのNOxが感光体上で高湿度な空気中の水分と反応し、硝酸又は硝酸塩の化合物(HNO3、NH4NO3など)に変化したためだと考えられる。この硝酸・硝酸塩の化合物は感光体表面の抵抗を低下させる。即ち、感光体表面に電荷を与えても、感光体表面が電荷をその場所に維持できないため、静電潜像が壊されてしまう。このため像流れが生じると考えられる。
【0070】
これに対し、本発明による光触媒物質を用いた感光体除電装置8を複写機に使用した場合、同様の実験を行っても像流れ現象は現れなかった。これは、放電部近傍でNOxが分解されるため、感光体2表面までNOxが到達しないためだと考えられる。
【0071】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、いわゆる感光体除電チャージャ付近で発生する放電生成物であるオゾン及びNOXをその発生個所に非常に近い所に具備させた光触媒物質により効率よく分解し、その濃度を低下させることができる。
また、帯電装置の放電個所近傍に紫外線を照射する発光体を有するので、光触媒物質による放電生成物の分解効率を一層向上させることができる。
更に、発光体はその発光表面に光触媒物質を含むので、発光体に接触したオゾン等の放電生成物を分解させることもできる。
【0072】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様な効果が得られるが、特に、除電器のコロナ放電により発生する光により放電ワイヤに対向するケーシング内部面上の光触媒物質を活性化させて、コロナ放電により発生する放電生成物であるオゾン及びNOX を除電器のケーシングから流出する前に効率的に分解することができ、オゾンやNOX が及ぼす悪影響を防止でき、画像形成装置外に流出するオゾン及びNOX 量を低減させることができる。
【0073】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様な効果が得られるが、特に、除電器のコロナ放電により発生する光により放電ワイヤに対向するケーシング内部やグリッドの面の光触媒物質を活性化させて、コロナ放電により発生する放電生成物であるオゾン及びNOX を除電器のケーシングから流出する前に効率的に分解することができ、オゾンやNOX が及ぼす悪影響を防止でき、画像形成装置外に流出するオゾン及びNOX 量を低減させることができる。
【0074】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様な効果が得られるが、特に、除電器のコロナ放電により発生する光により放電ワイヤ自身が有する光触媒物質を活性化させて、コロナ放電により発生する放電生成物であるオゾン及びNOX を帯電器のケーシングから流出する前に効率的に分解することができ、オゾンやNOX が及ぼす悪影響を防止でき、画像形成装置外に流出するオゾン及びNOX 量を低減させることができ、特に、放電ワイヤ自身が光触媒物質を有するので、効率がよく、放電ワイヤのクリーニングも不要となり、放電むらの発生も抑制できる。
【0075】
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4の何れか一に記載の画像形成装置において、光触媒物質がn型半導体であるので、請求項1ないし4の何れか一に記載の発明を容易に実現できる。
【0076】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の画像形成装置において、n型半導体が少なくとも酸化チタンを含むので、請求項5記載の発明を極めて容易に実現できる。
【0077】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の画像形成装置において、酸化チタンの結晶構造は少なくともアナターゼ型構造のものを含むので、請求項6記載の発明を実現する上で、反応効率、安全性及び利用できる波長域等の点で好適となる。
【0080】
請求項記載の発明によれば、請求項1ないし7の何れか一に記載の画像形成装置において、発光体が照射する紫外線は300nm〜400nmの波長の光を含むので、請求項8又は9記載の発明を実現する上で、発光体による光触媒物質の励起効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す画像形成装置の概略構成図である。
【図2】感光体除電装置のコロナ帯電器としてコロトロンを用いた場合を示す構成図である。
【図3】感光体除電装置のコロナ帯電器としてスコロトロンを用いた場合を示す構成図である。
【図4】感光体除電装置のコロナ帯電器としてスコロトロンを用いた場合の変形例を示す構成図である。
【符号の説明】
2 像担持体
8 除電装置
21,31 ケーシング
22,32 放電ワイヤ
33 グリッド
40 光触媒物質
50 発光体

Claims (8)

  1. 像担持体上の残留電荷をコロナ放電により除去する除電装置を備えた画像形成装置において、前記除電装置の放電箇所近傍にその放電生成物を分解するための光触媒物質を有するとともに、発光表面に光触媒物質を含み、かつ紫外線を照射する発光体を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記除電装置が放電ワイヤを有するコロナ帯電器であり、その帯電器のケーシング内部の内、少なくとも前記放電ワイヤに対向する面上に前記光触媒物質を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記除電装置が放電ワイヤを有するコロナ帯電器であり、その帯電器のケーシング内部及びグリッドの内、少なくとも前記放電ワイヤに対向する面に前記光触媒物質を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記除電装置が放電ワイヤを有するコロナ帯電器であり、少なくとも前記放電ワイヤが前記光触媒物質を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記光触媒物質がn型半導体であることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一に記載の画像形成装置。
  6. 前記n型半導体が少なくとも酸化チタンを含むことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記酸化チタンの結晶構造は、少なくともアナターゼ型構造のものを含むことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置
  8. 記発光体が照射する紫外線は、0nm〜400nmの波長の光を含むことを特徴とする請求項1ないし7の何れか一に記載の画像形成装置。
JP25383099A 1999-09-08 1999-09-08 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4009397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25383099A JP4009397B2 (ja) 1999-09-08 1999-09-08 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25383099A JP4009397B2 (ja) 1999-09-08 1999-09-08 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001075443A JP2001075443A (ja) 2001-03-23
JP4009397B2 true JP4009397B2 (ja) 2007-11-14

Family

ID=17256737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25383099A Expired - Fee Related JP4009397B2 (ja) 1999-09-08 1999-09-08 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4009397B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4567545B2 (ja) * 2005-07-27 2010-10-20 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法
KR101696939B1 (ko) 2008-10-29 2017-01-16 후지필름 가부시키가이샤 색소, 이것을 사용한 광전 변환 소자, 광전기 화학 전지, 및 색소의 제조 방법
JP5620081B2 (ja) 2009-09-28 2014-11-05 富士フイルム株式会社 光電変換素子の製造方法
JP5524557B2 (ja) 2009-09-28 2014-06-18 富士フイルム株式会社 光電変換素子の製造方法、光電変換素子、および光電気化学電池
JP5972811B2 (ja) 2013-02-22 2016-08-17 富士フイルム株式会社 光電変換素子、光電変換素子の製造方法および色素増感太陽電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001075443A (ja) 2001-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4611361B2 (ja) オゾン除去装置及びこれを備えた画像形成装置並びにオゾン除去方法
US7826763B2 (en) Ozone removal device, image forming apparatus having the same, and method for removing ozone
US7027752B2 (en) Wet-type electrophotographic printer with photocatalystic filter
JP4009397B2 (ja) 画像形成装置
JP2006251737A (ja) 画像形成装置
JPH0511575A (ja) 画像形成装置
JP4176927B2 (ja) 画像形成装置
JP2008256868A (ja) 帯電装置及びそれを備える画像形成装置
JP4107535B2 (ja) 画像形成装置
JP2002062772A (ja) 放電生成物除去装置
JPH02273764A (ja) 画像形成装置
JP4114840B2 (ja) 画像形成装置
JP2001176639A (ja) コロナ放電装置及び画像形成装置
JP4083933B2 (ja) イオン発生装置及び画像形成装置
JP4121221B2 (ja) 画像形成装置
JPH11282318A (ja) 画像形成装置
JP4114839B2 (ja) 画像形成装置
JP4098934B2 (ja) 画像形成装置
JP4649116B2 (ja) 画像形成装置
JP4041621B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2001235888A (ja) 画像形成装置
JP2000356892A (ja) 画像形成装置及び放電装置
JP2000321849A (ja) 画像形成装置
JP2001312122A (ja) コロナ放電装置及びそれを有する画像形成装置
JP2006047642A (ja) イオン発生装置およびイオン発生装置を有する画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041124

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070903

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees