JPH0992429A - サージ吸収素子 - Google Patents

サージ吸収素子

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JPH0992429A
JPH0992429A JP24483895A JP24483895A JPH0992429A JP H0992429 A JPH0992429 A JP H0992429A JP 24483895 A JP24483895 A JP 24483895A JP 24483895 A JP24483895 A JP 24483895A JP H0992429 A JPH0992429 A JP H0992429A
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sealing
absorbing element
field emission
surge absorbing
discharge
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Yoshinobu Kakihara
良亘 柿原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安定した放電開始電圧と、寿命の長いサージ吸
収素子を得る。 【解決手段】絶縁セル40は絶縁基板42を有する。絶
縁基板42の上下両面に電界放出層44,46が形成さ
れ、その左右両端面には電極層48,49が形成され
る。封止電極52,54の管内端面側には保護膜58,
60が形成される。絶縁セル40の両端面が一対の封止
電極で挟持・圧着された状態でガラス管20に封着され
てサージ吸収素子10が構成される。封止電極端面に対
する保護膜の形成さらには絶縁セル上の電界放出層の形
成によって安定した放電開始電圧が得られる。管内ガス
も安定するので素子の寿命が伸びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器内に使
用されている回路素子を誘導雷や静電気などのサージ電
圧から保護するためのサージ吸収素子に関する。詳しく
は、絶縁セルをガラス管内に封止するために使用される
一対の封止電極の管内端面に保護膜を形成することによ
って、放電の都度発生するスパッタ現象による金属飛散
によっても安定した放電開始電圧が得られるようにした
ものである。
【0002】
【従来の技術】サージ吸収素子は周知のように電子機器
内に使用される回路系に到来する誘導雷サージや静電気
サージなどの過渡的な異常電圧(過大電圧)を瞬時に吸
収して、回路素子特に半導体素子が破壊されないように
するための保護素子として使用される。
【0003】サージ吸収素子としては、用途に応じて半
導体素子、バリスタ素子、ガラスチューブアレスタ、マ
イクロ式ギャップ吸収素子などが知られている。これら
は全て同一の特性・特質を持つものではなく、例えば応
答速度では半導体素子やバリスタ素子が優れており、サ
ージ電流耐量に関してはバリスタ素子、ガスチューブア
レスタ、マイクロギャップ吸収素子などが優れている。
さらに静電容量が小さいものとしてはガスチューブアレ
スタ、マイクロギャップ吸収素子などが知られている。
【0004】この種サージ吸収素子にはサージが発生し
たとき、サージ吸収素子の両端が短絡するものと、瞬間
短絡ののち絶縁素子として復帰する放電型のものとがあ
る。瞬間短絡ののち復帰する放電型のサージ吸収素子の
方が使用上における安全性が高い。
【0005】図5に示すサージ吸収素子10は瞬間短絡
ののち復帰する放電型の従来例である。このサージ吸収
素子10は「特開平1−122586号公報」に開示さ
れたものであって、一対の封止電極14,16が使用さ
れ、それらは共に突出型電極が使用される。ガラス管2
0内に放電ガス(ArガスやNガス)を封入した状態で
これら一対の封止電極14,16によって封着されて構
成される。18はリード線である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すサージ吸収
素子10にはガラス管20の内部に絶縁セルが存在しな
い最も簡単な構造の素子である。封止電極としての突出
電極14,16が放電電極として使用されているだけで
ある。
【0007】これは構成が非常にシンプルである反面、
電極同士の放電になるため高い放電開始電圧を得ようと
すると、突出電極14,16間の対向間隙を広げる必要
がある。対向間隙が広くなるとそれだけ放電開始電圧の
ばらつきが発生し、安定した放電開始電圧が得られな
い。
【0008】さらにこの種サージ吸収素子10の封止電
極としては、ガラス管20との熱膨張係数を合わせるた
めに、一般にはFeとNiで構成されたジュメット電極
が使用される。そしてこの封止電極の外表面は図6に示
すように、Cuよりなる金属層14aで覆うと共に、さ
らにその表面をその酸化層(CuO)14bで覆うよう
にしたものが知られている。
【0009】このような金属膜を被覆した封止電極1
4,16を使用する場合、ガラス管20内ではサージ電
圧による高圧放電の都度、酸化層14bがスパッタされ
て金属がガラス管20内に飛散し、これが放電開始電圧
の安定化や寿命を妨げる要因となっている。
【0010】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、放電開始電圧の安定性と長寿
命化を図ったサージ吸収素子を提案するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係るサージ吸収素子
においては、絶縁体をギャップ長とした絶縁セルを有
し、上記絶縁体が電界放出物質を含んだもの若しくは、
絶縁体の一の面あるいは両面に電界放出物質を被着させ
たものが使用されると共に、上記絶縁セルの両端部に形
成された導電体層が一対の保護膜を有する封止電極によ
って圧着された状態でガラス管に封着されたことを特徴
とする。
【0012】請求項1記載のサージ吸収素子において、
電界放出物質は、MgO,BaO,CaO,Sc23
Sr23,LaB6,BaTiO3,SrTiO3,Ba
SrTiO3の何れかであることを特徴とする。
【0013】請求項1記載のサージ吸収素子において、
保護膜として、Al,Ta,Ti,Si,C,Zr,C
r,W,Ni,SnO2及びこれらの窒化物や炭化物
(SnO2,Ni,Cを除く)並びに酸化物(Cを除
く)を用いたことを特徴とする。
【0014】絶縁体の表面には電界放出物質をコーティ
ングするか若しくは絶縁体自体に電界放出材料を用いる
と共に、その絶縁体の左右両端面に導電体層を付加して
構成される。封止電極としてはガラス管との熱膨張係数
との関係からFe,Niで構成されたジュメット電極が
使用される。この封止電極の表面にはさらにCuの金属
層とCuOの酸化膜層が被着形成されている。そしてそ
のさらに表面に保護膜が形成される。保護膜としてはS
iであったり、SiO2であったり、Alなどの金属で
あったりする。
【0015】これらは何れも放電によってスパッタされ
たあと、絶縁体上に付着するが、このスパッタ物質(窒
化物)は再スパッタされにくい物質であるので、スパッ
タされた金属物質によって放電開始電圧がばらつくのを
効果的に抑制できる。絶縁体上に電界放出物質を被着形
成することで放電開始電圧がさらに安定する。
【0016】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るサージ吸
収素子の実施の一形態を、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0017】ここでは、絶縁体を絶縁基板と称し、以後
絶縁基板で表示する。この発明では絶縁基板に電界放出
物質をコーティングするか若しくは絶縁基板自体に電界
放出材料を用いると共に、その絶縁基板の左右両端面に
導電体層(電極層ともいう。以後電極層と呼ぶ)を付加
して構成される。封止電極としてはガラス管との熱膨張
係数との関係からFe,Niで構成されたジュメット電
極が使用され、その外表面に保護層が形成される。
【0018】図1に示すこの発明のサージ吸収素子10
は、絶縁基板42がガラス管20内に一対の封止電極5
2,54によって封止されて構成される。
【0019】絶縁基板42はセラミック材などの絶縁体
が使用される。この例では1mm角で長さが2mmの角
柱体が使用される。絶縁基板42の上下両面には電界放
出層44,46が形成される。これはサージ電圧の印加
時、絶縁基板42表面上に電界を放出することによって
絶縁基板42表面上における沿面放電をし易くして、安
定した放電を実現できるようにするためである。
【0020】電界放出層44,46の構成物質として
は、MgO,BaO,CaO,Sc23,Sr23,L
aB6,BaTiO3,SrTiO3,BaSrTiO3
何れかを使用することができる。
【0021】絶縁基板42の左右端面には電極層48,
49が形成される。これら電極層48,49はTiN層
などが使用される。電極層48,49は後述する封止電
極52,54との接触状態を安定化して接触容量を小さ
くするために使用される。
【0022】このように構成された絶縁セル40が一対
の封止電極52,54を使用してガラス管20内に封着
される。封着は熱封着であって、その温度は500〜7
00℃の範囲である。ガラス管20内には放電ガスとし
ての不活性ガス(N2ガスなど)が所要ガス圧となるよ
うに充填される。
【0023】図2は封止電極52,54の具体例であっ
て、電極本体62はガラス管20の内径と外径の差にほ
ぼ合致した段部を有する。電極本体62はニッケルNi
と鉄Feの合金材で構成されたジュメット電極が使用さ
れる。電極本体62の外表面には銅Cuの金属薄膜層6
4が被着形成され、さらにその表面が酸化処理されてC
uOの酸化処理層66が形成される。
【0024】このように電極本体62としてジュメット
電極を使用すると共に、その表面を酸化処理層66で被
覆したのは、使用するガラス管20との封着を密にし
て、不活性ガスのガス漏れがないようにするためであ
る。
【0025】酸化処理層66の表面のうち、ガラス管2
0を封着したときガラス管20内に露出する部分、した
がって、絶縁セル40と対向する面側にはさらに保護膜
58がコーティングされる。この保護膜58とは、高圧
放電によるスパッタによってガラス管20内に飛散・浮
遊した金属薄膜層64の構成金属(Cu)で、放電開始
電圧の安定性に影響を及ぼさないようにするためにであ
る。
【0026】これはこのような金属が高圧放電のたびに
ガラス管20内に飛散すると、その一部が絶縁基板42
の面上に付着することによって絶縁性が劣化し、それに
よって放電開始電圧が低くなるなどの変動を起こす。放
電開始電圧の変動はまた素子自体の劣化につながり、最
終的には素子の寿命を短くしてしまうことになる。
【0027】ここで、上述した保護膜58,60につい
て説明する。サージ電圧印加時の放電によって発生する
イオンによって抑制膜58,60がスパッタされる。こ
のスパッタによって保護膜58,60から飛散する金属
物質(スパッタされた物質)は絶縁基板42の表面に付
着する。管内に封止された放電ガスとして窒素ガスが含
まれているときはスパッタされた物質は窒素ガスと反応
して窒化物が生成される。この窒化物は周知のように再
スパッタされにくい物質である。したがって、大きな放
電の都度スパッタ物質が管内に多少飛散するが、この飛
散したスパッタ物質はすぐに窒化物となるために、この
スパッタ物質によって次なる放電が影響を受けるおそれ
は僅少である。
【0028】したがって、この発明では封止電極52,
54の管内端面にはそのようなスパッタ物質を含む保護
膜58,60が被着形成される。
【0029】保護膜58,60としてはSi(半導体材
料)やSiO2を使用できる。Siは窒素ガスでスパッ
タされることによってセラミック基板(Al23)に付
着し、これが窒素ガスと反応して窒化されて再スパッタ
されにくく絶縁性の高い窒化物(Si34)に変わる。
窒化物の生成によって絶縁基板42の絶縁性が確保され
る。窒化物の生成確率は高い。
【0030】保護材料としては、Al,Ti,Ta,Z
rやAlNなどの金属も使用することができる。例えば
Alは窒素ガスでスパッタされて絶縁基板42の表面に
付着して窒化されるから、これによって窒化物(Al
N)が生成される。この場合も生成確率は高い。
【0031】また、保護膜58,60はスパッタされ難
い材料を用いてもよい。これらの材料は、C,Ni,
W,Cr,SnO2及び窒化物(Cを除く)や上記金属
の炭化物(C,Ni,SnO2を除く)を用いても効果
を有する。
【0032】以上のように形成されたサージ吸収素子1
0に対する放電回数と放電開始電圧との関係を調べると
図3のような関係となった。曲線Laがこの発明の特性
であり、曲線Lbが従来例の特性である。同図から明ら
かなように従来例の場合には放電開始電圧が安定しな
い。
【0033】これは放電の都度、管内に飛散した電極物
質が放電開始電圧に悪影響を与え使用不能になる。この
発明のように保護膜58,60を封止電極52,54に
成膜し、しかも最終的には窒化物となるような物質を使
用すれば絶縁基板42の絶縁性を劣化させる原因とはな
らないから、常に安定した放電開始電圧が得られる。絶
縁性が高ければそれだけ素子の寿命も伸びることにな
る。これに加えて電界放出層44,46があるため放電
開始がスムーズとなり、より一層放電の安定性を確保で
きることになる。
【0034】続いて、この発明の製法の一例を以下に説
明する。 (実施例1)封止電極52,54から説明すると、封止
電極52,54の管内端面側に露出している電極の材質
は、図2で説明したようにCuOからなる酸化処理層6
6である。
【0035】そこで、封止電極52,54を洗浄した
後、管内端面(表面)だけが露出するようにスパッタ装
置内に封止電極52,54を挿入し、管内端面表面だけ
に高周波マグネトロンスパッタで成膜してAlよりなる
保護膜58,60が形成される。このとき使用したスパ
ッタガスは、Arガスが使用される。成膜する厚みは、
約2000オングストロームである。
【0036】絶縁基板42の上下両面に対してもスパッ
タ装置を使用して上述したと同様な条件でBaOが成膜
されて電界放出層44,46が形成される。成膜後この
例では、1mm角で長さが2mmの角柱体となるように
絶縁基板42を切断した。その後、この絶縁基板42を
洗浄したのち、それぞれの左右両端面を覆うように、T
iNの電極層48,49をスパッタで成膜した。このと
きの基板温度は100℃であり、Arガス(窒素ガスを
(70:30)の割合で混合した混合ガス)を使用して
4mTorrのガス圧の下で行なった。
【0037】次に、真空封止装置の中に各部品を入れ、
一対の封止電極52,54で絶縁基板42の両端面を挟
持・圧着した状態で封着した。ここで、Alの場合はそ
の融点が660℃なので、ガラス管20として低融点の
ガラス管が使用されると共に約600℃の温度下で封着
処理が行われることになる。封入ガスはN2ガスであ
り、そのときのガス圧は約500Torrである。この
封着作業によって図1に示すような最終的なサージ吸収
素子10を形成できる。
【0038】このようにして得られたサージ吸収素子1
0における放電開始電圧について調べた。放電開始電圧
の最大値をVsmax、最小値をVsminとしたとき、(V
smax−Vsmin)と(Vsmax+Vsmin)の比、つまり
放電開始電圧のばらつきは、 Vs=(Vsmax−Vsmin)/(Vsmax+Vsmin) で表すことができる。図1に示すこの発明に係るサージ
吸収素子10では1500V±3%となった。これに対
して従来素子では1500V±7%になることが判っ
た。放電開始電圧も図3のように安定していることが判
った。 (実施例2)封止電極52,54の管内端面表面にSi
をスパッタにより成膜して保護膜58,60を形成し
た。このときSiのターゲットが使用され、Arガス雰
囲気中で、3mTorrの圧力下で成膜した。Siの他
にSiO2,Si34などを使用することもできる。
【0039】同様な手法で絶縁基板42の上下両面に電
界放出層44,46が成膜される。電極層48,49も
実施例1と同様にして形成され、その後実施例1と同じ
条件で真空封止装置を用いて封着処理を行うことによ
り、サージ吸収素子10が形成される。
【0040】実施例2によって生成されたサージ吸収素
子10にあっても実施例1で述べたような特性が得られ
た。 (実施例3)図4はこの発明の別の実施形態を示す。上
述した実施例1および実施例2では絶縁基板42の上下
両面に直接電界放出層44,46を形成している。
【0041】図4の例は絶縁基板43として、それ自体
電界放出物質を含んだものを使用している。特には、A
23にBaO,MgO,Sc23,Sr23,BaS
rTiO3,CaO,BaTiO3,SrTiO3等を混
合して、空気中にて1400℃で焼成させたものを用い
た。
【0042】絶縁基板43は、長さ2mm、幅1mm、
厚さ1mmに加工され、その両端に導電体の電極層4
8,49をスパッタで被着形成させている。電界放出物
質は、絶縁基板43の静電容量値が1〜2pFになるよ
うに配合されている。その時の誘電率は200程度であ
った。このように封止電極52,54間に安定な静電容
量を挿入することにより、さらに、放電が確実に起こ
り、バラツキが少なくできる。
【0043】このように構成した場合でも、上述した実
施例1,2と同じバラツキの範囲であることが判った。
【0044】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では封止電
極の管内端面側に保護膜を形成したものである。
【0045】この保護膜を形成することによって、サー
ジ電圧印加時の放電によって管内に飛散するスパッタさ
れた物質によって、次なる放電に悪影響を及ぼすような
ことがなくなる。したがって、安定した放電開始電圧を
得ることができると共に、絶縁基板上に電界放出層を形
成することによってさらに安定した放電を実現できる。
したがって、この発明では放電開始電圧の安定化さらに
は素子の長寿命化を図ることができる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るサージ吸収素子の実施の一形態
を示す要部断面図である。
【図2】サージ吸収素子に使用される封止電極の一例を
示す断面図である。
【図3】放電回数と絶縁抵抗との関係を示す曲線図であ
る。
【図4】この発明に係るサージ吸収素子の他の実施態様
を示す要部断面図である。
【図5】サージ吸収素子の従来例を示す要部断面図であ
る。
【図6】封止電極の構成例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 サージ吸収素子 20 ガラス管 40 絶縁セル 42,43 絶縁基板 44,46 電界放出層 52,54 封止電極 58,60 保護膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁体をギャップ長とした絶縁セルを有
    し、上記絶縁体が電界放出物質を含んだもの若しくは、
    絶縁体の一の面あるいは両面に電界放出物質を被着させ
    たものが使用されると共に、上記絶縁セルの両端部に形
    成された導電体層が一対の保護膜を有する封止電極によ
    って圧着された状態でガラス管に封着されたことを特徴
    とするサージ吸収素子。
  2. 【請求項2】 上記電界放出物質は、MgO,BaO,
    CaO,Sc23,Sr23,LaB6,BaTiO3
    SrTiO3,BaSrTiO3の何れかであることを特
    徴とする請求項1記載のサージ吸収素子。
  3. 【請求項3】 上記保護膜として、Al,Ta,Ti,
    Si,C,Zr,Cr,W,Ni,SnO2及びこれら
    の窒化物や炭化物(SnO2,Ni,Cを除く)並びに
    酸化物(Cを除く)を用いたことを特徴とする請求項1
    記載のサージ吸収素子。
JP24483895A 1995-09-22 1995-09-22 サージ吸収素子 Pending JPH0992429A (ja)

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