JP6037630B2 - 再生装置並びに再生装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

再生装置並びに再生装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、再生装置並びに再生装置の制御装置、制御方法、及び制御プログラムに関する。
近年、車載映像音声(AV)機器では、高機能化が進み、多くのマルチメディアフォーマットへの対応が必要となっており、ハードディスクドライブ(HDD)や、SDカードデバイス、USB(Universal Serial Bus)メモリデバイス等の不揮発性メモリデバイス、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu−ray Disk)等の光学ディスクデバイス、携帯オーディオプレーヤや携帯AVプレーヤ等の可搬型AVプレーヤ、WiFi等の無線ネットワーク等、対応する入力ソースも多様化している。さらに、助手席や左右の後部座席において互いに同一または個別のコンテンツを楽しみたいというニーズが増えてきている。
特許文献1には、1以上のソース機器と複数の出力装置とが接続され、1つの音声/映像ソースを再生して複数の出力装置で同時に視聴可能なように構成されたデータ再生システムが記載されている。このデータ再生システムは、出力装置毎に、1以上のソース機器のソース信号を選択して出力するセレクタと、当該セレクタにより選択されたソース信号に対して所定の信号処理を行って対応する出力装置に出力する信号処理部とを有する。また、データ再生システムは、各セレクタおよび各信号処理部を制御して音声/映像ソースを再生するコントローラを有する。コントローラは、音声/映像ソースの視聴を停止したときの停止位置情報を出力装置毎にメモリに記録し、次回の視聴開始時に、メモリに記録されている視聴停止位置情報に基づいて、それぞれの出力装置に対応した前回の視聴停止位置より音声/映像ソースの再生を開始するように制御する。
特開2006−109329号公報
1以上の入力ソースから供給されるコンテンツに対してデコード処理を行う複数のデコード処理部と、デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部とを有する構成において、出力制御部の数に対して十分な数のデコード処理部や入力ソースを用意した場合、コストが高い等の問題がある。
本発明は、1以上の入力ソースから供給されるコンテンツに対してデコード処理を行う複数のデコード処理部と、デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部とを有する構成において、出力制御部の数に対してデコード処理部や入力ソースの数が十分でない場合でも、すべての出力制御部でのコンテンツの再生出力が可能な再生装置並びに再生装置の制御装置、制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る再生装置は、
1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、
前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、
該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、
前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部と、
前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付部と、
前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断部と、
前記再生可否判断部の判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定部と、
前記再生経路決定部で決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御部と
を備え、
前記再生可否判断部は、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付部で新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、この判断結果を前記再生経路決定部に伝達し、
前記再生可否判断部により前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
前記再生経路決定部は、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、
前記再生制御部は、前記決定されたデコード処理部を用いて前記第2のコンテンツの再生を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る再生装置は、
1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、
前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する1以上の入力ソース選択部と、
前記コンテンツのデコード処理を行う複数のデコード処理部と、
前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部と、
前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付部と、
前記再生指示が受け付けられた場合に、前記1以上の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断部と、
前記再生可否判断部の判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定部と、
前記再生経路決定部で決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御部と
を備え、
前記再生可否判断部は、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付部で新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、この判断結果を前記再生経路決定部に伝達し、
前記再生可否判断部により前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
前記再生経路決定部は、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、
前記再生制御部は、前記決定されたデコード処理部を用いて前記第2のコンテンツの再生を行い、
前記再生経路決定部により、前記複数の出力制御部のうちの第1の出力制御部および第2の出力制御部が、前記複数のデコード処理部のうちの1つのデコード処理部によりデコード処理されたコンテンツを再生出力するように決定され、前記指示受付部により、前記第2の出力制御部に対する特殊再生指示が受け付けられた場合、
前記再生可否判断部は、前記複数のデコード処理部のうち前記コンテンツの再生に既に使用されているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部と前記第2の出力制御部とを用いた前記コンテンツの再生が可能か否かを判断し、
前記他のデコード処理部での前記コンテンツの再生が可能であると判断された場合、前記再生制御部は、前記再生における前記コンテンツの再生位置を示す情報を保存し、当該情報に基づき、前記他のデコード処理部および前記第2の出力制御部に、前記コンテンツの特殊再生を前記再生位置から開始させることを特徴とする。
本発明に係る再生装置の制御方法は、
1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部とを有する再生装置の制御方法であって、
前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
を含み、
前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
前記再生可否判断ステップにより前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
前記再生経路決定ステップは、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定することを特徴とする。
また、本発明に係る再生装置の制御方法は、
1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部とを有する再生装置の制御方法であって、
前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
を含み、
前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
前記再生可否判断ステップは、前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能でないと判断した場合、前記第2のコンテンツが前記第1のコンテンツと同一か否かを判断することを特徴とする。
また、本発明に係る再生装置の制御方法は、
1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する1以上の入力ソース選択部と、前記コンテンツのデコード処理を行う複数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部とを有する再生装置の制御方法であって、
前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
前記再生指示が受け付けられた場合に、前記1以上の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
を含み、
前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
前記再生可否判断ステップにより前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
前記再生経路決定ステップは、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、
前記再生制御ステップは、前記決定されたデコード処理部を用いて前記第2のコンテンツの再生を行い、
前記再生経路決定ステップにより、前記複数の出力制御部のうちの第1の出力制御部および第2の出力制御部が、前記複数のデコード処理部のうちの1つのデコード処理部によりデコード処理されたコンテンツを再生出力するように決定され、前記指示受付ステップにより、前記第2の出力制御部に対する特殊再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記コンテンツの再生に既に使用されているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部と前記第2の出力制御部とを用いた前記コンテンツの再生が可能か否かを判断し、前記他のデコード処理部での前記コンテンツの再生が可能であると判断された場合、前記再生における前記コンテンツの再生位置を示す情報を保存し、当該情報に基づき、前記他のデコード処理部および前記第2の出力制御部に、前記コンテンツの特殊再生を前記再生位置から開始させるステップをさらに含むことを特徴とする。
本発明に係る再生装置の制御プログラムは、
1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部とを有する再生装置の制御プログラムであって、
前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
前記再生可否判断ステップにより前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
前記再生経路決定ステップは、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定することを特徴とする。
また、本発明に係る再生装置の制御プログラムは、
1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部とを有する再生装置の制御プログラムであって、
前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
前記再生可否判断ステップは、前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能でないと判断した場合、前記第2のコンテンツが前記第1のコンテンツと同一か否かを判断することを特徴とする。
また、本発明に係る再生装置の制御プログラムは、
1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する1以上の入力ソース選択部と、前記コンテンツのデコード処理を行う複数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部とを有する再生装置の制御プログラムであって、
前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
前記再生指示が受け付けられた場合に、前記1以上の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
前記再生可否判断ステップにより前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
前記再生経路決定ステップは、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、
前記再生制御ステップは、前記決定されたデコード処理部を用いて前記第2のコンテンツの再生を行い、
前記再生経路決定ステップにより、前記複数の出力制御部のうちの第1の出力制御部および第2の出力制御部が、前記複数のデコード処理部のうちの1つのデコード処理部によりデコード処理されたコンテンツを再生出力するように決定され、前記指示受付ステップにより、前記第2の出力制御部に対する特殊再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記コンテンツの再生に既に使用されているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部と前記第2の出力制御部とを用いた前記コンテンツの再生が可能か否かを判断し、前記他のデコード処理部での前記コンテンツの再生が可能であると判断された場合、前記再生における前記コンテンツの再生位置を示す情報を保存し、当該情報に基づき、前記他のデコード処理部および前記第2の出力制御部に、前記コンテンツの特殊再生を前記再生位置から開始させるステップをさらにコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、1以上の入力ソースから供給されるコンテンツに対してデコード処理を行う複数のデコード処理部と、デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部とを有する構成において、出力制御部の数に対してデコード処理部や入力ソースの数が十分でない場合でも、すべての出力制御部でのコンテンツの再生出力が可能となる。
実施の形態1における再生装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1における制御装置の再生開始時の動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態1における制御装置の再生停止時の動作手順を示すフローチャートである。 第1のケースにおける記録後の資源管理情報テーブルを示す図である。 第2のケースにおける記録後の資源管理情報テーブルを示す図である。 第3のケースにおける記録後の資源管理情報テーブルを示す図である。 第5のケースにおける記録後の資源管理情報テーブルを示す図である。 具体的なケースにおける各再生系統の再生状態の遷移を示すタイミングチャートである。 具体的なケースにおける各再生系統の再生画面の遷移を示す図である。 実施の形態1における再生リストの表示例を示す図である。 形態(j)における再生装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る再生装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2における制御装置の動作手順を示すフローチャートである。 具体的なケースにおける各再生系統の再生状態の遷移を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
実施の形態1.
[再生装置の構成]
図1は、実施の形態1に係る再生装置100の構成を示すブロック図である。この再生装置100は、1以上の入力ソース(または供給源)から供給されるコンテンツ(具体的にはデータ)を再生する装置である。ここでは、再生装置100は、映像コンテンツおよび音声コンテンツのうち少なくとも1つを含む映像音声コンテンツを再生する映像音声再生装置である。
図1では、1以上の入力ソースとして、外部入力デバイス11、光学ドライブ12、メモリデバイス13、AV携帯デバイス14、およびネットワークデバイス15が示されている。
外部入力デバイス11は、コンポジット信号等のアナログの映像音声信号、HDMI(High Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Visual Interface)等のデジタルの映像音声信号を出力するものである。例えば、外部入力デバイス11は、BDプレーヤやビデオデッキなど、映像音声出力を持つデバイスであり、その映像音声出力をコンポジット入力やHDMI入力として再生装置100に供給する。
光学ドライブ12は、CD、DVD、BD等の光学ディスクを読み込むための装置である。ここでは、光学ドライブ12は、再生装置100内に含まれている。光学ドライブ12に挿入される図示しない光ディスクには、動画ファイルや、音楽ファイル、静止画ファイル等が記録される。光ディスクに記録されるコンテンツの音声フォーマットとしてはCD−DA等が挙げられ、映像フォーマットとしてはDVD−VIDEOやBD−VIDEO等が挙げられる。光学ドライブ12は、要求に応じて、当該光学ドライブ12に挿入された光ディスクの読み込みを行い、当該光ディスクのメディア情報や映像音声データを出力する。
メモリデバイス13は、SDカード、USBメモリ、HDD等の不揮発性メモリデバイスである。メモリデバイス13には、上記光ディスクと同様に、動画ファイルや、音楽ファイル、静止画ファイル等が記録される。メモリデバイス13は、再生装置100からの要求に応じて、映像音声データを再生装置100に出力する。
AV携帯デバイス14は、例えば、高機能携帯電話や、携帯オーディオプレーヤ、携帯AVプレーヤである。AV携帯デバイス14には、大きく分けて3つの種類(または出力形式)がある。1つ目は、メモリデバイスとして認識され、メモリデバイス13と同様に動作するものである。2つ目は、USB接続されて再生装置100から再生制御され、AV携帯デバイス14側でデコードを行い、外部入力デバイス11と同様に映像音声信号を再生装置100に出力するものである。3つ目は、USB接続されて再生装置100から再生制御され、ストリーミングデータを再生装置100に出力するものである。
ネットワークデバイス15は、図示しないインターネットや携帯電話のデータ通信網等のネットワークにアクセスするデバイスである。ネットワークデバイス15によりネットワーク上のコンテンツを再生する場合、コンテンツのデータを受信しながら再生を行うストリーミング形式と、一度メモリデバイス13のような不揮発性メモリにコンテンツのデータをダウンロードした後に不揮発性メモリから再生するダウンロード形式がある。
なお、上記の映像音声信号は、映像信号および音声信号のうち少なくとも1つを含む信号であり、上記の映像音声データは、映像データおよび音声データのうち少なくとも1つを含むデータである。
再生装置100は、入力デバイス選択部101、第1入力ソース選択部111、第2入力ソース選択部112、第1デコード処理部121、第2デコード処理部122、第1出力制御部131、第2出力制御部132、第3出力制御部133、第1出力部141、第2出力部142、第3出力部143、第1入力部151、第2入力部152、第3入力部153、および制御装置160を有する。以下の説明では、適宜、第1入力ソース選択部111および第2入力ソース選択部112を「入力ソース選択部」と称する。同様に、第1デコード処理部121および第2デコード処理部122を「デコード処理部」、第1出力制御部131、第2出力制御部132、および第3出力制御部133を「出力制御部」、第1出力部141、第2出力部142、および第3出力部143を「出力部」、第1入力部151、第2入力部152、および第3入力部153を「入力部」と称する。
入力デバイス選択部101は、入力ソース(本例では上述の各種入力デバイス11〜15)を接続するためのインターフェースを備え、当該入力デバイス選択部101に接続された入力ソースを検知して、検知結果を制御装置160に通知する。例えば、入力デバイス選択部101は、外部入力デバイス11からの映像音声信号の有無を判断し、外部入力の映像音声信号の有無を示す情報を制御装置160に通知する。また、光学ドライブ12に光ディスクが挿入された場合、入力デバイス選択部101は、当該光ディスクのメディア情報を光学ドライブ12から取得し、当該メディア情報を制御装置160に送る。光学ドライブ12から光ディスクが抜かれた場合、入力デバイス選択部101は、光ディスクが抜かれたことを制御装置160に通知する。入力デバイス選択部101は、メモリデバイス13の挿入および抜去を検知し、検知結果をメモリデバイス状態情報として制御装置160に送る。入力デバイス選択部101は、AV携帯デバイス14が接続された場合に、上記3つの種類の出力形式のうちいずれの出力形式かを判断して、出力形式を示すAV携帯デバイス情報を制御装置160に送る。入力デバイス選択部101は、AV携帯デバイス14が非接続状態になった場合、非接続状態を示すAV携帯デバイス情報を制御装置160に送る。入力デバイス選択部101は、ネットワーク通信状況を監視し、ネットワークまたはネットワークデバイス15が利用可能であるかを判断し、判断結果をネットワーク利用可否情報として制御装置160に送る。上記の各種情報は、例えば、制御装置160での制御に用いられ、出力部に表示される。
また、入力デバイス選択部101は、入力ソースに記録されたコンテンツを再生する場合に、当該入力ソースから再生対象のコンテンツを取得し、後段の入力ソース選択部に送る。例えば、光学ドライブ12の光ディスクに記録されたコンテンツを再生する場合、入力デバイス選択部101は、光学ドライブ12に対して読み込み要求を行い、光学ドライブ12からコンテンツの映像音声データを読み込み、後段の入力ソース選択部に出力する。また例えば、メモリデバイス13に記録されたコンテンツを再生する場合、入力デバイス選択部101は、メモリデバイス13に対して読み込み要求を行い、メモリデバイス13からコンテンツの映像音声データを読み込み、後段の入力ソース選択部に出力する。
第1入力ソース選択部111は、1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択して取得する。具体的には、第1入力ソース選択部111は、後述の再生制御部183からの命令に従って再生対象のコンテンツを選択し、当該コンテンツに対応する入力ソースから入力デバイス選択部101を介して当該コンテンツ(具体的には、映像音声信号、映像音声データ、またはストリーミングデータ)を取得し、当該コンテンツを処理して後段のデコード処理部に出力する。第1入力ソース選択部111は、デマルチプレクス(DEMUX)機能を有し、入力デバイス選択部101から映像音声データまたはストリーミングデータを受け取った場合、当該データに対してDEMUXを行って、映像ストリームデータ、音声ストリームデータ、および字幕等の付帯ストリームデータを分離し、得られたストリームデータをデコード処理部に出力する。第1入力ソース選択部111は、入力デバイス選択部101から映像音声信号を受け取った場合には、当該映像音声信号をそのまま後段のデコード処理部に出力する。第2入力ソース選択部112は、第1入力ソース選択部111と同様の処理を行う。
第1デコード処理部121は、入力ソース選択部により選択されたコンテンツのデコード処理を行う。具体的には、第1デコード処理部121は、第1入力ソース選択部111または第2入力ソース選択部112から出力された映像ストリームデータや音声ストリームデータ等のストリームデータをデコードして映像音声信号に変換し、後段の出力制御部131〜133のうち1つまたは複数の出力制御部に、デコードされた映像信号および音声信号を同期させて出力する。第1デコード処理部121は、例えば、映像ストリームデータをデコードするための映像用デコード処理部と、音声ストリームデータをデコードするための音声用デコード処理部と、字幕等の付帯ストリームデータをデコードするための字幕用デコード処理部とを含む。第1デコード処理部121は、入力ソース選択部から映像音声信号を受け取った場合、デコードが不要であることから、当該映像音声信号をそのまま後段の1つまたは複数の出力制御部に出力する。第2デコード処理部122は、第1デコード処理部121と同様の処理を行う。
第1出力制御部131は、デコード処理部(第1デコード処理部121または第2デコード処理部122)からのデコード処理後のコンテンツである映像音声信号を第1出力部141に再生出力する。具体的には、第1出力制御部131は、デコード処理部からの映像信号に、制御装置160で生成されたグラフィックユーザインタフェース(GUI)等のグラフィック画面の映像信号を重畳し、得られた映像信号を第1出力部141の第1モニタ141mに再生出力する。また、第1出力制御部131は、デコード処理部からの音声信号を第1出力部141の第1スピーカ141sに再生出力する。第2出力制御部132は、第1出力制御部131と同様の処理を行い、映像信号を第2出力部142の第2モニタ142mに再生出力し、音声信号を第2出力部142の第2スピーカ142sに再生出力する。第3出力制御部133は、第1出力制御部131と同様の処理を行い、映像信号を第3出力部143の第3モニタ143mに再生出力し、音声信号を第3出力部143の第3スピーカ143sに再生出力する。
第1出力部141は、第1出力制御部131からのコンテンツを出力するものであり、映像信号を表示する第1モニタ141mと、音声信号を出力する第1スピーカ141sとを含む。第2出力部142は、第2出力制御部132からのコンテンツを出力するものであり、映像信号を表示する第2モニタ142mと、音声信号を出力する第2スピーカ142sとを含む。第3出力部143は、第3出力制御部133からのコンテンツを出力するものであり、映像信号を表示する第3モニタ143mと、音声信号を出力する第3スピーカ143sとを含む。例えば、車載環境であれば、第1モニタ141mおよび第1スピーカ141sは後部座席右側用のモニタおよびヘッドホンであり、第2モニタ142mおよび第2スピーカ142sは後部座席左側用のモニタおよびヘッドホンであり、第3モニタ143mおよび第3スピーカ143sは前部座席に設置された図示しないカーナビゲーションシステム等のモニタおよび車内スピーカである。
第1入力部151、第2入力部152、および第3入力部153は、それぞれ、ユーザからの入力を受け付けるリモコンやタッチパネルモニタ等のユーザインタフェースである。第1入力部151は、第1出力部141での再生に関する指示を受け付け、第2入力部152は、第2出力部142での再生に関する指示を受け付け、第3入力部153は、第3出力部143での再生に関する指示を受け付ける。例えば、車載環境であれば、第1入力部151、第2入力部152、および第3入力部153は、それぞれ、後部座席右側用、後部座席左側用、前部座席用の入力部である。
ここで、ある出力部でコンテンツを再生するための系統(システム、または機能ブロックの集合)を「再生系統」と呼ぶこととする。図1の例では、第1出力部141でコンテンツを再生するための第1再生系統と、第2出力部142でコンテンツを再生するための第2再生系統と、第3出力部143でコンテンツを再生するための第3再生系統とがある。第1入力部151、第2入力部152、および第3入力部153は、それぞれ、第1再生系統、第2再生系統、および第3再生系統に対応し、対応する再生系統での再生に関する指示を受け付ける。
制御装置160は、再生装置100の各部を制御して再生装置100の動作を制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)により構成される。制御装置160は、指示受付部170および制御部180を有する。
指示受付部170は、複数の出力部のうち特定の出力部での特定のコンテンツの再生指示を受け付ける。すなわち、指示受付部170は、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける。本例では、指示受付部170は、第1入力部151を介して第1出力部141でのコンテンツの再生に関する指示を受け付け、第2入力部152を介して第2出力部142でのコンテンツの再生に関する指示を受け付け、第3入力部153を介して第3出力部143でのコンテンツの再生に関する指示を受け付ける。ここで、再生に関する指示としては、例えば、再生を開始させるための再生指示(または再生開始指示)、再生を停止させるための再生停止指示、特殊再生(早送り、早戻し、一時停止、コマ送り、コマ戻し等)を実行させるための特殊再生指示がある。
制御部180は、指示受付部170により受け付けられた指示に応じて、入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部を利用して、各出力部でのコンテンツの再生を制御する。制御部180は、各再生系統の再生制御を管理し、再生系統毎に、当該再生系統で利用される、入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部に対して再生動作制御命令を与え、コンテンツの再生開始、再生停止、早送りや早戻し等の特殊再生、レジューム再生に関する処理等を行う。
具体的には、制御部180は、指示受付部170によりコンテンツの再生指示が受け付けられた場合に、1以上の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、他の再生系統で用いられていないデコード処理部を用いた当該コンテンツの再生(以下、「個別再生」と称す。「非同期再生」とも呼べる。)が可能か否かを判断する。そして、個別再生が可能であると判断された場合、制御部180は、複数のデコード処理部のうち当該個別再生に利用可能なデコード処理部を利用して当該個別再生を行う。一方、当該コンテンツの個別再生が可能でないと判断された場合には、制御部180は、既に他の再生系統で当該コンテンツの再生が行われているか否かを判断し、行われていると判断されたときには、当該他の再生系統で用いられているデコード処理部(または当該他の再生系統でのデコード処理後のコンテンツ)を利用した当該コンテンツの再生(以下、「同期再生」と称す)を行う。同期再生では、再生指示された出力部と他の出力部との間で同期した再生が行われる。
また、制御部180は、指示受付部170により再生停止指示や特殊再生指示が受け付けられた場合、当該指示に対応する再生系統で利用されているデコード処理部および出力制御部を制御して、当該指示に対応する再生系統での再生停止や特殊再生を実行する。
図1において、制御部180は、再生可否判断部181、再生経路決定部182、および再生制御部183を有する。
再生可否判断部181は、指示受付部170により再生指示が受け付けられた場合に、1以上の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、複数のデコード処理部のいずれかで再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する。具体的には、再生可否判断部181は、既に複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに(すなわち既に他の再生系統で第1のコンテンツが再生されているときに)、指示受付部170で新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なるデコード処理部を用いた第2のコンテンツの再生(すなわち個別再生)が可能か否かを判断し、この判断結果を再生経路決定部182に伝達する。また、再生可否判断部181は、個別再生が可能でないと判断した場合、第2のコンテンツ(すなわち再生指示されたコンテンツ)が、第1のコンテンツ(すなわち既に他の再生系統で再生されているコンテンツ)と同一か否かを判断し、この判断結果を再生経路決定部182に伝達する。
より具体的には、再生可否判断部181は、1以上の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の使用状況を監視し、ユーザからのコンテンツの再生要求時に、1以上の入力ソース選択部の中に当該コンテンツの個別再生に利用可能な入力ソース選択部(例えば再生に利用中でない入力ソース選択部)が存在するか否か、複数のデコード処理部の中に当該コンテンツの個別再生に利用可能なデコード処理部(例えば再生に利用中でないデコード処理部)が存在するか否か、当該コンテンツに対応する入力ソースが当該コンテンツの個別再生に利用可能か否かを判断し、利用可能な入力ソース選択部が存在し、利用可能なデコード処理部が存在し、かつ入力ソースが利用可能である場合には個別再生が可能と判断し、それ以外の場合には個別再生は不可であると判断する。そして、個別再生が可能と判断された場合、再生可否判断部181は、個別再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を再生経路決定部182に伝達する。一方、個別再生は不可であると判断された場合には、再生可否判断部181は、他の再生系統で再生指示されたコンテンツの再生が行われているか否かを判断し、行われている場合には同期再生が可能であると判断し、行われていない場合には同期再生は不可であると判断する。そして、同期再生が可能であると判断された場合には、再生可否判断部181は、同期再生モードのみが利用可能であることを示す再生モード情報を再生経路決定部182に伝達する。
再生経路決定部182は、再生指示されたコンテンツを再生するための再生経路(「再生パス」、「信号経路」とも呼べる)を決定するものであり、再生可否判断部181の判断結果に基づき、再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する。再生経路決定部182は、再生可否判断部181により個別再生が可能であると判断された場合には、複数のデコード処理部のうち当該個別再生に利用可能なデコード処理部を、再生指示されたコンテンツ(第2のコンテンツ)の再生に用いるデコード処理部として決定し、再生指示された出力部に対応する出力制御部を、再生指示されたコンテンツの再生に用いる出力制御部として決定する。また、再生経路決定部182は、再生可否判断部181により再生指示されたコンテンツ(第2のコンテンツ)が既に他の再生系統で再生されているコンテンツ(第1のコンテンツ)と同一であると判断された場合には、当該他の再生系統で利用されているデコード処理部(第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部)を、再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、再生指示された出力部に対応する出力制御部を、再生指示されたコンテンツの再生に用いる出力制御部として決定する。
具体的には、再生経路決定部182は、再生可否判断部181から伝達された再生モード情報に基づき、個別再生モードが利用可能である場合には、個別再生に利用可能な入力ソース選択部およびデコード処理部を含む経路を再生経路として確定し、同期再生モードが利用可能である場合には、上記他の再生系統で利用されている入力ソース選択部およびデコード処理部を含む経路を再生経路として確定し、再生制御部183に再生経路決定通知を行う。
再生制御部183は、指示受付部170により受け付けられた指示(またはユーザ操作イベント)に従い、入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部を制御し、コンテンツの再生を制御する。指示受付部170によりコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、再生制御部183は、再生経路決定部182によって決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて、再生指示された出力部での再生指示されたコンテンツの再生を行うように制御する。具体的には、再生制御部183は、再生経路決定部182からの再生経路決定通知を受け、再生経路決定部182により決定された再生経路に含まれる入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部を制御することにより、再生指示された出力部での再生指示されたコンテンツの個別再生または同期再生を行う。
また、再生制御部183は、指示受付部170により特定の出力部での再生について再生停止指示が受け付けられた場合、当該再生の再生経路に含まれる入力ソース選択部およびデコード処理部の動作を停止させ、当該再生の停止を行う。また、再生制御部183は、指示受付部170により特定の出力部での再生について特殊再生指示が受け付けられた場合、当該再生の再生経路に含まれる入力ソース選択部およびデコード処理部を制御して、特殊再生を行う。
さらに、再生制御部183は、出力部毎に、再生装置100への電源供給停止時に、コンテンツの再生位置を示すレジューム情報を保存し、再生装置100への電源供給開始後に、レジューム情報により示される再生位置からコンテンツの再生を再開するレジューム再生機能を有する。例えば、車載環境では、エンジンの停止および始動等により再生装置100への電源供給が停止および開始される。再生制御部183は、エンジン停止等による電源供給停止時に、コンテンツの再生位置を保存し、エンジン始動等による電源供給開始後に、保存された再生位置からコンテンツの再生を再開する。
以上のように、再生装置100は、複数の出力部間で個別に再生を行う個別再生機能と、複数の出力部間で同期した再生を行う同期再生機能とを提供する。また、再生装置100は、ユーザからの再生要求時に、入力ソースやデコード処理部の使用状況を確認し、個別再生が可能か、同期再生が可能かを判断し、判断結果に基づいて入力ソースから出力先までの再生経路を決定し、当該再生経路により個別再生または同期再生を行う。
[再生装置の再生開始時の動作]
図2は、実施の形態1における制御装置160の再生開始時の動作手順を示すフローチャートである。以下、図2を参照して、制御装置160の再生開始時の動作を説明する。
指示受付部170は、入力部151,152,153のうちのいずれかの入力部からのコンテンツの再生指示を受けると(S201)、当該再生指示を受けた入力部を識別する入力部識別情報と、当該コンテンツを供給する入力ソースを識別する入力ソース識別情報と、当該コンテンツを識別するコンテンツ識別情報(例えばファイルパス)とを含む再生要求情報を、再生制御部183に送る。再生制御部183は、指示受付部170からの再生要求情報を受け取ると、個別再生または同期再生が可能かを判断するために、当該再生要求情報を再生可否判断部181に送る。
再生可否判断部181は、再生制御部183からの再生要求情報を受け取ると、入力ソース、入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部の使用状況を確認し、個別再生または同期再生が可能かを判断する。
具体的には、再生可否判断部181は、再生要求情報を受け取ると、すべての入力ソース選択部の使用状況を確認し、利用可能な入力ソース選択部(ここでは、再生に利用中でない入力ソース選択部)があるかを判断する(S202)。そして、利用可能な入力ソース選択部がない場合は(S202:NO)、個別再生は不可であると判断し、処理をステップS210に進める。一方、利用可能な入力ソース選択部がある場合は(S202:YES)、再生可否判断部181は、利用可能な入力ソース選択部を予約する(S203)。
入力ソース選択部の予約が完了した後、再生可否判断部181は、すべてのデコード処理部の使用状況を確認し、利用可能なデコード処理部(ここでは、再生に利用中でないデコード処理部)があるかを判断する(S204)。そして、利用可能なデコード処理部がない場合は(S204:NO)、個別再生は不可であると判断し、ステップS203での予約をキャンセルし(S209)、処理をステップS210に進める。一方、利用可能なデコード処理部がある場合は(S204:YES)、再生可否判断部181は、利用可能なデコード処理部を予約する(S205)。
デコード処理部の予約が完了した後、再生可否判断部181は、再生要求情報に含まれる入力ソース識別情報により示される入力ソースが、個別再生可能な入力ソースかを判断する(S206)。再生可否判断部181は、当該入力ソースが、他の再生系統で利用されており、かつ複数の再生系統からランダムアクセスできない入力ソースである場合は、個別再生可能な入力ソースでないと判断し、他の再生系統で利用されていないか、または、複数の再生系統からランダムアクセスできる入力ソースである場合は、個別再生可能な入力ソースであると判断する。そして、当該入力ソースが個別再生可能な入力ソースでない場合は(S206:NO)、個別再生は不可であると判断し、ステップS203およびS205での予約をキャンセルし(S209)、処理をステップS210に進める。一方、当該入力ソースが個別再生可能な入力ソースである場合は(S206:YES)、個別再生が可能であると判断し、入力部識別情報により示される入力部に対応する再生系統(すなわち再生指示に係る再生系統)の出力部用の出力制御部を予約する(S207)。なお、複数の再生系統からランダムアクセスできない入力ソースとしては、例えば光学ドライブ12がある。光学ドライブ12は、ピックアップを移動させて光ディスクからデータを読み込むが、複数の再生系統から個別再生を行う場合、光ディスク上の異なる領域に記録されたデータを読み込む必要があり、ピックアップのシークが多発することになる。その場合、光学ドライブ12本来の読み込みの速度やパフォーマンスが著しく低下し、後段のデコード処理部でアンダーフローが発生する恐れや、シーク音により視聴が妨げられる恐れがある。
上記ステップS207の後、すなわち入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部の予約が完了した後、再生可否判断部181は、再生モードを個別再生モードに遷移させ(S208)、個別再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を再生経路決定部182に伝達し、処理をステップS221に進める。
ステップS210では、再生可否判断部181は、コンテンツ識別情報により示されるコンテンツ(すなわち再生指示されたコンテンツ)が他の再生系統で再生中のコンテンツか否かを判断する。
そして、再生指示されたコンテンツが再生中のコンテンツである場合(S210:YES)、再生可否判断部181は、同期再生が可能であると判断し、再生モードを同期再生モードに遷移させ(S211)、同期再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を再生経路決定部182に伝達し、処理をステップS231に進める。
一方、再生指示されたコンテンツが再生中のコンテンツでない場合には(S210:NO)、再生可否判断部181は、再生不可と判断し、再生モードを再生不可モードに遷移させ(S212)、再生不可であることを再生制御部183に通知し、処理をステップS241に進める。
ステップS221では、再生経路決定部182は、個別再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を受けると、再生指示に係る再生系統の再生経路を決定する。具体的には、再生経路決定部182は、再生系統毎の使用資源(または再生経路)を管理するための資源管理情報テーブル(例えば図4を参照)を有しており、上記再生モード情報を受けると、ステップS203で予約された入力ソース選択部、ステップS205で予約されたデコード処理部、およびステップS207で予約された出力制御部を、再生指示に係る再生系統の使用資源として資源管理情報テーブルに登録する。例えば、再生経路決定部182は、再生可否判断部181から、予約された入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部を示す情報を再生モード情報とともに受け取り、当該情報を再生指示に係る再生系統の資源管理情報として資源管理情報テーブルに記録する。再生経路の決定後、再生経路決定部182は、再生経路決定通知を再生制御部183に伝達し、処理をステップS222へ進める。
ステップS222では、再生制御部183は、ステップS221で決定された再生経路の入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部を利用して、再生指示に係る出力部での再生指示されたコンテンツの個別再生を行う。ここでは、再生制御部183は、再生経路決定部182からの再生経路決定通知を受けると、再生経路決定部182に対して、再生指示に係る再生系統の資源管理情報を要求する。そして、再生制御部183は、取得した資源管理情報に基づき、再生指示に係る再生系統の資源に対して、再生指示されたコンテンツを個別再生するための設定を行う。具体的には、再生制御部183は、再生指示に係る再生系統の入力ソース選択部の出力先を当該再生系統のデコード処理部に設定し、当該再生系統のデコード処理部の出力先を当該再生系統の出力制御部に設定する。また、再生制御部183は、再生要求情報に含まれる入力ソース識別情報およびコンテンツ識別情報を、当該再生系統の入力ソース選択部に設定する。これらの設定により、当該再生系統の入力ソース選択部は、入力デバイス選択部101を介して、入力ソース識別情報により示される入力ソースから、コンテンツ識別情報により示されるコンテンツを取得し、当該再生系統のデコード処理部に出力する。当該デコード処理部は、入力ソース選択部からのコンテンツをデコードし、得られた映像音声信号を当該再生系統の出力制御部に出力する。当該出力制御部は、デコード処理部からの映像信号に、制御装置160で生成されたグラフィックデータを変換した映像信号を重畳し、得られた映像信号を再生指示に係る再生系統のモニタに出力する。また、当該出力制御部は、デコード処理部からの音声信号を再生指示に係る再生系統のスピーカに出力する。ユーザ操作に応じた操作音を出力する場合には、出力制御部は、デコード処理部からの音声信号に、操作音(例えばボタン音)を重畳し、得られた音声信号をスピーカに出力する。
ステップS231では、再生経路決定部182は、同期再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を受けると、再生指示に係る再生系統の再生経路を決定する。具体的には、再生経路決定部182は、上記再生モード情報を受けると、再生指示に係るコンテンツを再生中の他の再生系統で利用されている入力ソース選択部およびデコード処理部と、再生指示に係る再生系統の出力部用の出力制御部とを、再生指示に係る再生系統の使用資源として資源管理情報テーブルに登録する。例えば、再生経路決定部182は、再生可否判断部181から、再生指示に係るコンテンツを再生中の他の再生系統を示す情報を再生モード情報とともに受け取り、当該情報に基づいて上記の処理を行う。再生経路の決定後、再生経路決定部182は、再生経路決定通知を再生制御部183に伝達し、処理をステップS232へ進める。
ステップS232では、再生制御部183は、ステップS231で決定された再生経路の入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部を利用して、再生指示に係る出力部での再生指示されたコンテンツの同期再生を行う。ここでは、再生制御部183は、再生経路決定部182からの再生経路決定通知を受けると、再生経路決定部182に対して、再生指示に係る再生系統の資源管理情報を要求する。そして、再生制御部183は、取得した資源管理情報に基づき、再生指示に係る再生系統の資源に対して、再生指示されたコンテンツを同期再生するための設定を行う。具体的には、再生制御部183は、再生指示に係る再生系統のデコード処理部の出力先に当該再生系統の出力制御部を追加する設定を行う。この設定により、再生指示に係る再生系統のデコード処理部は、デコード後の映像音声信号を、他の再生系統の出力制御部に出力するとともに、再生指示に係る再生系統の出力制御部に出力する。当該出力制御部は、デコード処理部からの映像信号に、制御装置160で生成されたグラフィックデータを変換した映像信号を重畳し、得られた映像信号を再生指示に係る再生系統のモニタに出力する。また、当該出力制御部は、デコード処理部からの音声信号を再生指示に係る再生系統のスピーカに出力する。ユーザ操作に応じた操作音を出力する場合には、出力制御部は、デコード処理部からの音声信号に、操作音(例えばボタン音)を重畳し、得られた音声信号をスピーカに出力する。
ステップS241では、再生制御部183は、再生可否判断部181からの再生不可を示す通知を受けると、再生不可である旨をユーザに通知する。例えば、再生制御部183は、再生指示に係る再生系統の出力制御部を介して、再生できない旨のメッセージやエラー音を再生指示に係る再生系統の出力部に出力させる。上記メッセージは、例えば、GUI等のグラフィック画面に表示される。
[再生装置の再生停止時の動作]
図3は、実施の形態1における制御装置160の再生停止時の動作手順を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、制御装置160の再生停止時の動作を説明する。
指示受付部170は、入力部151,152,153のうちのいずれかの入力部からの再生停止指示を受けると(S301)、当該再生停止指示を受けた入力部を識別する入力部識別情報を含む再生停止要求情報を再生制御部183に送る。再生制御部183は、再生停止要求情報を受け取ると、当該再生停止要求情報を再生可否判断部181に送る。
再生可否判断部181は、再生制御部183からの再生停止要求情報を受け取ると、入力部識別情報により示される入力部に対応する再生系統(すなわち再生停止指示に係る再生系統)で利用されている入力ソース選択部およびデコード処理部が他の再生系統で利用されているか、すなわち再生停止指示に係る再生系統のモードが同期再生モードであるかを判断する(S302)。
ステップS302で同期再生モードであると判断された場合(S302:YES)、再生可否判断部181は、再生経路切断要求を再生経路決定部182に送る(S303)。この再生経路切断要求は、再生停止指示に係る再生系統で利用されているデコード処理部の出力先から当該再生系統で利用されている出力制御部を除外するための要求、すなわちデコード処理部から出力制御部への経路を切断するための要求である。
再生経路決定部182は、再生可否判断部181からの再生経路切断要求を受け取ると、再生停止指示に係る再生系統で利用されているデコード処理部の出力先から当該再生系統で利用されている出力制御部を除外するために、再生制御部183に対して再生経路切断要求を送る。
再生制御部183は、再生経路切断要求を受け取ると、再生停止指示に係る再生系統で利用されているデコード処理部の出力先から再生停止指示に係る再生系統で利用されている出力制御部を除外する(S304)。そして、再生制御部183は、再生経路決定部182に対して再生経路切断応答通知を送り、処理をステップS307に進める。
一方、ステップS302で同期再生モードでないと判断された場合(S302:NO)、再生可否判断部181は、再生停止要求を再生経路決定部182に送る(S305)。この再生停止要求は、再生停止指示に係る再生系統で利用されている入力ソース選択部およびデコード処理部を停止させ、再生停止指示に係る再生系統の資源管理情報を未使用にするための要求である。
再生経路決定部182は、再生可否判断部181からの再生停止要求を受け取ると、再生停止指示に係る再生系統で利用されている入力ソース選択部およびデコード処理部を停止させるために、再生制御部183に対して再生停止要求を送る。
再生制御部183は、再生停止要求を受け取ると、再生停止指示に係る再生系統で利用されている入力ソース選択部およびデコード処理部を停止させる(S306)。このとき、再生制御部183は、当該入力ソース選択部およびデコード処理部の各々の出力先の設定を無効化する処理を行ってもよい。上記停止処理後、再生制御部183は、再生経路決定部182に対して再生停止応答通知を送り、処理をステップS307に進める。
ステップS307では、再生経路決定部182は、再生経路切断応答通知または再生停止応答通知を受け取ると、資源管理情報テーブルにおいて、再生停止指示に係る再生系統の入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部を未使用に変更する。
[再生装置の動作の具体例]
以下、第1〜第5の具体的なケースにおける再生装置100の動作を説明する。なお、第1〜第5のケースは順に発生するものとする。
(第1のケース)
まず、いずれの再生系統でも再生が行われていない状態において、第1出力部141を利用するユーザ(以下、「第1ユーザ」と称す)が、第1再生系統でメモリデバイス13に記録された動画ファイルであるコンテンツC1の再生指示を行った場合について説明する。
第1ユーザは、第1入力部151を介して、第1モニタ141mに表示されたメモリデバイス13に記録されたファイルの一覧である再生リストから再生したいコンテンツC1を選択し、コンテンツC1の再生を再生装置100に指示する。
再生装置100において、指示受付部170は、上記第1ユーザからの再生指示を第1入力部151から受け取ると、第1入力部151を示す入力部識別情報と、メモリデバイス13を示す入力ソース識別情報と、コンテンツC1を示すコンテンツ識別情報とを含む再生要求情報を再生制御部183に送信する。
再生制御部183は、再生要求情報を受け取ると、当該再生要求情報を再生可否判断部181に送信する。
再生可否判断部181は、再生要求情報を受けると、利用可能な入力ソース選択部があるかを判断する。本ケースでは、再生可否判断部181は、利用可能な入力ソース選択部があると判断し、利用可能な入力ソース選択部を第1再生系統の入力ソース選択部として予約する。ここでは、第1入力ソース選択部111が予約されたものとする。
入力ソース選択部の予約完了後、再生可否判断部181は、利用可能なデコード処理部があるかを判断する。本ケースでは、再生可否判断部181は、利用可能なデコード処理部があると判断し、利用可能なデコード処理部を第1再生系統のデコード処理部として予約する。ここでは、第1デコード処理部121が予約されたものとする。
デコード処理部の予約完了後、再生可否判断部181は、入力ソース識別情報により示される入力ソースが、個別再生可能な入力デバイスかを判断する。本ケースでは、メモリデバイス13は、再生に利用中でなく、また、複数の再生系統からランダムアクセスできるものであるので、再生可否判断部181は、メモリデバイス13は個別再生可能な入力デバイスであると判断し、第1再生系統の出力制御部として第1出力制御部131を予約する。
出力制御部の予約完了後、再生可否判断部181は、再生モードを個別再生モードに遷移させ、個別再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を再生経路決定部182に伝達する。
再生経路決定部182は、再生可否判断部181から伝達された再生モード情報に基づき、上記予約された第1入力ソース選択部111、第1デコード処理部121、および第1出力制御部131を含む経路を、第1再生系統の再生経路として決定する。再生経路決定部182は、第1入力ソース選択部111、第1デコード処理部121、および第1出力制御部131を、第1再生系統の資源として資源管理情報テーブルに記録する。図4には、当該記録後の資源管理情報テーブル400が示されている。資源管理情報テーブル400には、今回決定された第1再生系統の資源管理情報401が反映されており、この資源管理情報401では、第1再生系統で利用する入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部として、第1入力ソース選択部、第1デコード処理部、および第1出力制御部が記録されている。再生経路決定部182は、再生制御部183に対して再生経路決定通知を伝達する。
再生制御部183は、再生経路決定部182からの再生経路決定通知を受けると、再生経路決定部182に対して第1再生系統の資源管理情報を要求する。そして、再生制御部183は、取得した資源管理情報に基づき、第1入力ソース選択部111に対してその出力先を第1デコード処理部121とする設定を行い、第1デコード処理部121に対してその出力先を第1出力制御部131とする設定を行う。次に、再生制御部183は、再生要求情報に含まれる入力ソース識別情報およびコンテンツ識別情報を第1入力ソース選択部111に対して設定する。
上記の設定により、第1入力ソース選択部111は、入力ソース識別情報およびコンテンツ識別情報に基づき、入力デバイス選択部101を経由してメモリデバイス13に対してコンテンツC1の映像音声データの読み込みを要求し、入力デバイス選択部101を経由して読み込んだ映像音声データをDEMUX処理し、映像ストリームデータ、音声ストリームデータ、字幕等のその他のストリームデータに分離し、第1デコード処理部121に出力する。第1デコード処理部121は、上記各種ストリームデータをデコードし、得られた映像音声信号を第1出力制御部131に出力する。
第1出力制御部131は、第1デコード処理部121からの映像信号に、所定の映像信号を重畳し、得られた映像信号を第1モニタ141mに出力する。また、第1出力制御部131は、第1デコード処理部121からの音声信号を第1スピーカ141sに出力する。操作音を出力する場合には、第1出力制御部131は、第1デコード処理部121からの音声信号に操作音を重畳し、得られた音声信号を第1スピーカ141sに出力する。
(第2のケース)
上記第1のケースの後、第2出力部142を利用するユーザ(以下、「第2ユーザ」と称す)が、第2再生系統で光学ドライブ12に記録された動画ファイルであるコンテンツC2の再生指示を行った場合について説明する。
第2ユーザは、第2入力部152を介して、第2モニタ142mに表示された光学ドライブ12に挿入された図示しない光ディスクに記録されたファイルの一覧である再生リストから再生したいコンテンツC2を選択し、コンテンツC2の再生を再生装置100に指示する。
再生装置100において、指示受付部170は、上記第2ユーザからの再生指示を第2入力部152から受け取ると、第2入力部152を示す入力部識別情報と、光学ドライブ12を示す入力ソース識別情報と、コンテンツC2を示すコンテンツ識別情報とを含む再生要求情報を再生制御部183に送信する。
再生制御部183は、再生要求情報を受け取ると、当該再生要求情報を再生可否判断部181に送信する。
再生可否判断部181は、再生要求情報を受け取ると、利用可能な入力ソース選択部があるかを判断する。本ケースでは、再生可否判断部181は、利用可能な入力ソース選択部があると判断し、利用可能な入力ソース選択部である第2入力ソース選択部112を第2再生系統の入力ソース選択部として予約する。
入力ソース選択部の予約完了後、再生可否判断部181は、利用可能なデコード処理部があるかを判断する。本ケースでは、再生可否判断部181は、利用可能なデコード処理部があると判断し、利用可能なデコード処理部である第2デコード処理部122を第2再生系統のデコード処理部として予約する。
デコード処理部の予約完了後、再生可否判断部181は、入力ソース識別情報により示される入力ソースが、個別再生可能な入力デバイスかを判断する。本ケースでは、複数の再生系統からランダムアクセスできない光学ドライブ12が選択されているが、光学ドライブ12は他の再生系統で利用されていないので、再生可否判断部181は、光学ドライブ12は個別再生可能な入力デバイスであると判断し、第2再生系統の出力制御部として第2出力制御部132を予約する。
出力制御部の予約完了後、再生可否判断部181は、再生モードを個別再生モードに遷移させ、個別再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を再生経路決定部182に伝達する。
再生経路決定部182は、再生可否判断部181から伝達された再生モード情報に基づき、上記予約された第2入力ソース選択部112、第2デコード処理部122、および第2出力制御部132を含む経路を、第2再生系統の再生経路として決定する。再生経路決定部182は、第2入力ソース選択部112、第2デコード処理部122、および第2出力制御部132を、第2再生系統の資源として資源管理情報テーブルに記録する。図5には、当該記録後の資源管理情報テーブル500が示されている。資源管理情報テーブル500には、今回決定された第2再生系統の資源管理情報501が反映されており、この資源管理情報501では、第2再生系統で利用する入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部として、第2入力ソース選択部、第2デコード処理部、および第2出力制御部が記録されている。再生経路決定部182は、再生制御部183に対して再生経路決定通知を伝達する。
再生制御部183は、再生経路決定部182からの再生経路決定通知を受けると、再生経路決定部182に対して第2再生系統の資源管理情報を要求する。そして、再生制御部183は、取得した資源管理情報に基づき、第2入力ソース選択部112に対してその出力先を第2デコード処理部122とする設定を行い、第2デコード処理部122に対してその出力先を第2出力制御部132とする設定を行う。次に、再生制御部183は、再生要求情報に含まれる入力ソース識別情報およびコンテンツ識別情報を第2入力ソース選択部112に対して設定する。
上記の設定により、第2入力ソース選択部112は、入力ソース識別情報およびコンテンツ識別情報に基づき、入力デバイス選択部101を経由して光学ドライブ12に対してコンテンツC2の映像音声データの読み込みを要求し、入力デバイス選択部101を経由して読み込んだ映像音声データをDEMUX処理し、映像ストリームデータ、音声ストリームデータ、字幕等のその他のストリームデータに分離し、第2デコード処理部122に出力する。第2デコード処理部122は、上記各種ストリームデータをデコードし、得られた映像音声信号を第2出力制御部132に出力する。
第2出力制御部132は、第2デコード処理部122からの映像信号に所定の映像信号を重畳し、得られた映像信号を第2モニタ142mに出力する。また、第2出力制御部132は、第2デコード処理部122からの音声信号を第2スピーカ142sに出力する。操作音を出力する場合には、第2出力制御部132は、第2デコード処理部122からの音声信号に操作音を重畳し、得られた音声信号を第2スピーカ142sに出力する。
(第3のケース)
上記第2のケースの後、第3出力部143を利用するユーザ(以下、「第3ユーザ」と称す)が、第3再生系統で光学ドライブ12に記録された第2ユーザが視聴する動画ファイルと同一の動画ファイルであるコンテンツC2の再生指示を行った場合について説明する。
第3ユーザは、第3入力部153を介して、第3モニタ143mに表示された光学ドライブ12に挿入された図示しない光ディスクに記録されたファイルの一覧である再生リストからコンテンツC2を選択し、コンテンツC2の再生を再生装置100に指示する。
再生装置100において、指示受付部170は、上記第3ユーザからの再生指示を第3入力部153から受け取ると、第3入力部153を示す入力部識別情報と、光学ドライブ12を示す入力ソース識別情報と、コンテンツC2を示すコンテンツ識別情報とを含む再生要求情報を再生制御部183に送信する。
再生制御部183は、再生要求情報を受け取ると、当該再生要求情報を再生可否判断部181に送信する。
再生可否判断部181は、再生要求情報を受け取ると、利用可能な入力ソース選択部があるかを判断する。本ケースでは、再生可否判断部181は、利用可能な入力ソース選択部はないと判断し、個別再生は不可であると判断する。そして、再生可否判断部181は、再生指示されたコンテンツC2が他の再生系統で再生中のコンテンツかを判断する。本ケースでは、再生可否判断部181は、コンテンツC2は他の再生系統で再生中のコンテンツであると判断し、同期再生が可能であると判断し、再生モードを同期再生モードに遷移させ、同期再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を再生経路決定部182に伝達する。
再生経路決定部182は、再生可否判断部181から伝達された再生モード情報に基づき、資源管理情報テーブルを参照し、コンテンツC2を再生中の第2再生系統で利用されている第2入力ソース選択部112および第2デコード処理部122と、第3再生系統に対応する第3出力制御部133とを含む経路を、第3再生系統の再生経路として決定する。そして、再生経路決定部182は、第2入力ソース選択部112、第2デコード処理部122、および第3出力制御部133を、第3再生系統の資源として資源管理情報テーブルに記録する。図6には、当該記録後の資源管理情報テーブル600が示されている。資源管理情報テーブル600には、今回決定された第3再生系統の資源管理情報601が反映されており、この資源管理情報601では、第3再生系統で利用する入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部として、第2入力ソース選択部、第2デコード処理部、および第3出力制御部が記録されている。再生経路決定部182は、再生制御部183に対して再生経路決定通知を伝達する。
再生制御部183は、再生経路決定部182からの再生経路決定通知を受けると、再生経路決定部182に対して第3再生系統の資源管理情報を要求する。そして、再生制御部183は、取得した資源管理情報に基づき、第2デコード処理部122に対してその出力先に第3出力制御部133を追加する設定を行う。
上記の設定により、第2デコード処理部122は、デコードされた映像音声信号を第2出力制御部132および第3出力制御部133に出力する。
第3出力制御部133は、第2デコード処理部122からの映像信号に所定の映像信号を重畳し、得られた映像信号を第3モニタ143mに出力する。また、第3出力制御部133は、第2デコード処理部122からの音声信号を第3スピーカ143sに出力する。操作音を出力する場合には、第3出力制御部133は、第2デコード処理部122からの音声信号に操作音を重畳し、得られた音声信号を第3スピーカ143sに出力する。
上記のように第3再生系統での同期再生が開始される場合、第3再生系統および第2再生系統は、第2入力ソース選択部112および第2デコード処理部122を共用し、同一の映像音声信号を再生出力することとなり、第2再生系統の再生モードも個別再生モードから同期再生モードに遷移する。
(第4のケース)
上記第3のケースの後、第2ユーザが第2再生系統でメモリデバイス13に記録された他の再生系統で再生されていない動画ファイルであるコンテンツC3の再生指示を行った場合について説明する。
第2ユーザは、第2入力部152を介して、第2モニタ142mに表示されたメモリデバイス13に記録されたファイルの一覧である再生リストからコンテンツC3を選択し、コンテンツC3の再生を再生装置100に指示する。
再生装置100において、指示受付部170は、上記第2ユーザからの再生指示を受け取ると、再生要求情報を再生制御部183に送信する。再生制御部183は、当該再生要求情報を再生可否判断部181に送信する。
再生可否判断部181は、再生要求情報を受け取ると、利用可能な入力ソース選択部があるかを判断する。本ケースでは、再生可否判断部181は、利用可能な入力ソース選択部がないと判断し、個別再生は不可であると判断する。そして、再生可否判断部181は、再生指示されたコンテンツC3が他の再生系統で再生中のコンテンツかを判断する。本ケースでは、再生可否判断部181は、コンテンツC3は他の再生系統で再生中のコンテンツでないと判断し、再生不可と判断し、再生モードを再生不可モードに遷移させ、再生不可であることを再生制御部183に通知する。再生制御部183は、第3出力制御部133を介して、再生できない旨のメッセージやエラー音を第3出力部143に出力させる。
(第5のケース)
上記第4のケースの後、第2ユーザが第2再生系統での光学ドライブ12からの再生の停止指示を行った場合について説明する。すなわち、第2再生系統および第3再生系統の2つの再生系統が同一のコンテンツを同期再生している状態において、一方の再生系統に対して再生停止が要求された場合について説明する。
第2ユーザは、視聴しているコンテンツC2の再生を停止するために、第2入力部152を介して、再生装置100に対して再生停止を指示する。
再生装置100において、指示受付部170は、上記第2ユーザからの再生停止指示を第2入力部152から受け取ると、再生停止指示を受けた第2入力部152を示す入力部識別情報を含む再生停止要求情報を再生制御部183に送信する。
再生制御部183は、上記再生停止要求情報を受け取ると、当該再生停止要求情報を再生可否判断部181に送信する。
再生可否判断部181は、再生制御部183からの再生停止要求情報を受け取ると、第2再生系統で利用されている第2入力ソース選択部112および第2デコード処理部122が他の再生系統で利用されているか、すなわち第2再生系統のモードが同期再生モードであるかを判断する。本ケースでは、第2再生系統は第3再生系統との同期再生モードで動作しているので、再生可否判断部181は、同期再生モードであると判断し、再生経路切断要求を再生経路決定部182に送信する。
再生経路決定部182は、再生可否判断部181からの再生経路切断要求を受け取ると、再生制御部183に対して再生経路切断要求を送る。
再生制御部183は、再生経路切断要求を受け取ると、第2デコード処理部122の出力先が第2出力制御部132および第3出力制御部133から第2出力制御部132のみとなるように、第2デコード処理部122の設定を変更する。そして、再生制御部183は、再生経路決定部182に対して再生経路切断応答通知を送信する。
再生経路決定部182は、再生経路切断応答通知を受け取ると、資源管理情報テーブルにおいて、第2再生系統の入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部を未使用に変更する。図7には、当該変更後の資源管理情報テーブル700が示されている。資源管理情報テーブル700には、今回変更された第2再生系統の資源管理情報701が反映されており、この資源管理情報701では、第2再生系統で利用する入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部が未使用に変更されている。
上記第2再生系統の再生停止により、第3再生系統のモードは同期再生モードから個別再生モードに切り替わる。このように、複数の再生系統で同一コンテンツが同期再生されている状態において、ある再生系統について再生停止指示があると、当該再生系統のみで再生が停止され、残りの再生系統では再生が継続する。この際、残りの再生系統が1つのみとなる場合には、当該残りの再生系統の再生モードは同期再生モードから個別再生モードに遷移する。
図8は、上記具体的なケースにおける各再生系統の再生状態の遷移を示すタイミングチャートである。図8において、最初の区間Aでは、第1再生系統、第2再生系統、および第3再生系統のすべてが再生停止状態である。次の区間Bでは、第1再生系統は第1ユーザからの再生指示に応じてメモリデバイス13からコンテンツC1を通常再生している個別再生状態であり、第2再生系統および第3再生系統は再生停止状態である。区間Bの状態は、図4の資源管理情報テーブル400に対応する。次の区間Cでは、第1再生系統はメモリデバイス13からコンテンツC1を通常再生している個別再生状態であり、第2再生系統は第2ユーザからの再生指示に応じて光学ドライブ12からコンテンツC2を通常再生している個別再生状態であり、第3再生系統は再生停止状態である。区間Cの状態は、図5の資源管理情報テーブル500に対応する。区間Cの状態において、第3ユーザから再生装置100に対して光学ドライブ12のコンテンツC2の再生指示があると、再生装置100は、第3再生系統でのコンテンツC2の同期再生を開始させ、その後、同期再生開始通知801を第2再生系統に通知し、第2再生系統を同期再生モードに遷移させる。したがって、区間Cの次の区間Dでは、第1再生系統はメモリデバイス13からコンテンツC1を通常再生している個別再生状態であり、第2再生系統および第3再生系統は光学ドライブ12からコンテンツC2を通常再生している同期再生状態である。区間Dの状態は、図6の資源管理情報テーブル600に対応する。区間Dの状態において、第2ユーザから再生装置100に対して再生停止指示があると、再生装置100は、第2再生系統の再生停止処理を行い、その後、同期再生終了通知802を第3再生系統に通知し、第3再生系統を個別再生モードに遷移させる。したがって、区間Dの次の区間Eでは、第1再生系統はメモリデバイス13からコンテンツC1を通常再生している個別再生状態であり、第2再生系統は再生停止状態であり、第3再生系統は光学ドライブ12からコンテンツC2を通常再生している個別再生状態である。区間Eの状態は、図7の資源管理情報テーブル700に対応する。
図9は、上記具体的なケースにおける各再生系統の再生画面の遷移を示す図である。図9に記載の区間A〜Eは、図8に記載の区間A〜Eに対応する。図9において、区間Aでは、第1再生系統、第2再生系統、および第3再生系統のすべてにおいて再生停止画面が表示されている。区間Bでは、第1再生系統においてコンテンツC1の再生画面が表示され、第2再生系統および第3再生系統において再生停止画面が表示されている。区間Cでは、第1再生系統においてコンテンツC1の再生画面が表示され、第2再生系統においてコンテンツC2の表示画面が表示され、第3再生系統において再生停止画面が表示されている。区間Dでは、第1再生系統においてコンテンツC1の再生画面が表示され、第2再生系統および第3再生系統においてコンテンツC2の再生画面が表示されている。当該区間Dにおける第2再生系統および第3再生系統の再生画面には、それぞれ、同期再生中であることを示すメッセージ901および902が表示されている。区間Eでは、第1再生系統においてコンテンツC1の再生画面が表示され、第2再生系統において再生停止画面が表示され、第3再生系統においてコンテンツC2の再生画面が表示されている。上記メッセージ901および902の表示は、制御装置160により制御される。制御装置160は、第3再生系統で同期再生が開始されたときにメッセージ902の表示を開始させ、第3再生系統が個別再生モードに遷移したときにメッセージ902の表示を終了させる。また、制御装置160は、第2再生系統が同期再生モードに遷移したときにメッセージ901の表示を開始させ、第2再生系統の再生が停止したときにメッセージ901の表示を終了させる。
以上説明した本実施の形態1によれば、下記(1)〜(6)の効果が得られ得る。
(1)本実施の形態では、1以上の入力ソースから供給されるコンテンツに対してデコード処理を行う複数のデコード処理部と、デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部とを有する再生装置において、制御装置は、コンテンツの再生指示を受け付けた場合に、当該コンテンツの個別再生が可能か否かを判断し、個別再生が可能であると判断された場合には個別再生を行い、個別再生が可能でないと判断された場合には、他の再生系統で当該コンテンツの再生が行われていれば同期再生を行う。このため、本実施の形態によれば、出力制御部(または出力部)の数に対してデコード処理部や入力ソースの数が十分でない場合でも、すべての出力制御部(または出力部)でのコンテンツの再生が可能である。例えば、出力制御部の総数よりデコード処理部または入力ソースの総数が少ない場合、再生指示に対応する出力制御部での個別再生ができない場合が生じ得る。しかし、このような場合であっても同期再生は可能であり、まったくコンテンツを視聴できないという状況は発生せず、すべての出力制御部においてコンテンツの再生が可能である。すなわち、出力制御部の総数よりデコード処理部または入力ソースの総数が少ない構成でも、ユーザの再生指示に応じて個別再生または同期再生を行うことができる。
以上により、出力制御部の数に対してデコード処理部や入力ソースの数が十分でない構成(例えば出力制御部の総数よりデコード処理部や入力ソースの総数が少ない構成)を取ることができ、安価な構成を実現できる。
(2)再生装置は、1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する1以上の入力ソース選択部と、入力ソース選択部により選択されたコンテンツのデコード処理を行う複数のデコード処理部とを含み、制御装置は、個別再生が可能であると判断された場合には、当該個別再生に利用可能な入力ソース選択部およびデコード処理部を利用して個別再生を行い、他の再生系統で当該コンテンツの再生が行われていると判断された場合には、当該他の再生系統で用いられているデコード処理部を利用して同期再生を行う。本態様によれば、デコード処理部、入力ソース選択部、または入力ソースの数が出力制御部の数に対して十分でない場合でも、すべての出力制御部でのコンテンツの再生が可能である。
具体的には、複数の出力部(例えばモニタおよびスピーカの複数の組み合わせ)が接続される映像音声再生装置において、出力部の総数と同数の入力ソースやデコード処理部を用意した場合、コストが増加する問題がある。これに対し、本実施の形態では、出力部の総数より入力ソース、入力ソース選択部、またはデコード処理部の総数が少ない構成が可能となり、安価なハードウェア構成で個別再生または同期再生を行うことができる。
また、複数の出力部(例えばモニタおよびスピーカの複数の組み合わせ)が接続される映像音声再生装置において、複数の出力部で同一のコンテンツを同期再生する場合、出力部の総数と同数のデコード処理部でデコード処理する構成では、入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部の各ブロックを制御するためのソフトウェアが複雑化する問題がある。例えば、出力部の総数と同数のデコード処理部でデコード処理する構成では、デコーダ間で映像フレームや音声フレーム毎の同期を取りながら同一コンテンツの再生を制御するための複雑なソフトウェアプログラムが必要となり、またソフトウェアプログラムを保存するためのプログラム保存領域も大きくなる可能性がある。これに対し、本実施の形態では、複数の出力部で同一コンテンツを同期再生する場合、同一のデコード処理部を利用するので、上記のようなソフトウェアプログラムの複雑化を避けることができる。
(3)制御装置は、個別再生が可能か否かを判断する際、1以上の入力ソースのうち再生指示されたコンテンツに対応する入力ソースが、再生に利用中であり、かつ同時に2以上の供給先にコンテンツを供給することができないものである場合には、個別再生は可能でないと判断する。本形態によれば、再生指示に係る入力ソースから再生を行っている他の再生系統への悪影響を防止することができる。例えば、他の再生系統の出力(例えば他のユーザの視聴画)にノイズが発生する問題や、他の再生系統の再生がエラーにより停止してしまう問題等を防止することができる。
(4)制御装置は、ある出力制御部でコンテンツの同期再生を行う場合、当該出力制御部に同期再生であることを示す情報を出力させる。本形態によれば、ユーザは、当該コンテンツの再生が同期再生であることを認識することができる。また、制御装置は、ある出力制御部でコンテンツの同期再生を行う場合、当該コンテンツの再生を行っている他の出力制御部に、同期再生であることを示す情報を出力させる。本形態によれば、ユーザは、当該他の出力制御部での再生が同期再生であることを認識することができる。
具体的には、複数の再生系統で同一コンテンツを同期再生している場合、当該複数の再生系統によって同一の入力ソース選択部およびデコード処理部が共用されており、一つの態様では、ある再生系統について特殊再生指示等の指示があったとき、同期再生モード状態のすべての再生系統の再生状態が、当該指示に従った再生状態に遷移する。このため、他の再生系統の再生状態は、当該他の再生系統のユーザの意図しない再生状態となる。同期再生モードで再生を行っている各再生系統において現在同期再生中であることを明示するメッセージを表示させる構成によれば、当該再生系統のユーザは、他の再生系統のユーザによる指示により再生状態が変化する場合があることを認知できるので、ユーザの混乱を防止することができる。
(5)制御装置は、再生系統毎の使用資源(または再生経路)を管理するための資源管理情報テーブルを有する。このため、制御装置は、再生指示を受けた際に、すべての再生処理部(例えば、入力ソース選択部、デコード処理部、出力制御部)に問い合わせを行う必要がなく、資源管理情報テーブルから利用可能な再生処理部を素早く見つけることができる。
(6)1つのデコード処理部の出力先をすべての出力制御部に設定することが可能であり、再生経路を動的に切り替えることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
なお、上記実施の形態における再生装置は、下記(a)〜(j)のように構成されてもよい。
(a)上記の説明では、2つの入力ソース選択部と、2つのデコード処理部と、3つの出力制御部とを有する構成を例示したが、入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部の各々の数は、これに限られず、これ以上であってもよい。
(b)上記の説明では、複数の入力ソース選択部が互いに同一の機能を有する場合を例示したが、複数の入力ソース選択部は、互いに異なる機能(例えば互いに異なるDEMUX機能)を有するものでも良い。同様に、上記の説明では、複数のデコード処理部が互いに同一の機能を有する場合を例示したが、複数のデコード処理部は、互いに異なる機能を有するものでも良い。
(c)上記の説明では、1つのデコード処理部が、映像用デコード処理部、音声用デコード処理部、字幕用デコード処理部等の各種ストリームデータのデコード処理部を有する構成を例示したが、映像用デコード処理部、音声用デコード処理部、字幕用デコード処理部等の各種ストリームデータの各種デコード処理部は、それぞれ個別のデコード処理部として管理されても良い。この場合、互いに異なる性能を有する複数種類のデコード処理部が用意されても良い。例えば、映像用デコード処理部として、SD画質対応のデコード処理部とHD画質対応のデコード処理部とが用意されても良いし、音声用デコード処理部として、比較的処理負荷が多いコーデック(CODEC)に対応するハードウェアデコーダと比較的処理負荷が少ないCODECに対応するソフトウェアデコーダとが用意されても良い。例えば、再生装置100は、m種類(mは2以上の整数)の映像ストリームデータに対応するm種類の映像用デコード処理部と、n種類(nは2以上の整数)の音声ストリームデータに対応するn種類の音声用デコード処理部とを有する。そして、再生装置100は、コンテンツの再生指示を受けた場合、上記m種類の映像用デコード処理部およびn種類の音声用デコード処理部のうち、再生指示されたコンテンツに対応する映像用デコード処理部および音声用デコード処理部が個別再生に利用可能であるときには、当該映像用デコード処理部および音声用デコード処理部を利用して個別再生を行い、個別再生に利用可能でないときには、他の再生系統で当該コンテンツを再生していれば同期再生を行い、そうでなければ再生不可とする。
(d)制御部180は、個別再生が可能か否かを判断する際、複数の入力ソース選択部の中に、再生に利用中でなく、かつ再生指示されたコンテンツをDEMUX可能な入力ソース選択部が存在するか否かを判断し、存在しないと判断された場合には、利用可能な入力ソース選択部はないと判断し、個別再生は可能でないと判断しても良い。例えば、図2のステップS202において、再生可否判断部181は、再生に利用中でなく、かつ再生指示されたコンテンツをDEMUX可能な入力ソース選択部が存在する場合に、利用可能な入力ソース選択部があると判断し、そのような入力ソース選択部が存在しない場合には、利用可能な入力ソース選択部はないと判断する。より具体的には、再生可否判断部181は、再生に利用中でない入力ソース選択部を予約候補とし、予約候補となる各入力ソース選択部についてDEMUX可能かを事前に判断し、DEMUX可能な入力ソース選択部がある場合に、当該入力ソース選択部を利用可能な入力ソース選択部として予約し、いずれもDEMUX不可である場合には利用可能な入力ソース選択部はないと判断する。DEMUX可能かの判断処理では、例えば、再生可否判断部181は、コンテンツ識別情報に基づき、入力ソースからコンテンツファイルを取得し、当該コンテンツファイルのヘッダ情報やタグ情報に記録されている多重化方式を示す情報と、不揮発性メモリに予め保存されている各入力ソース選択部の多重化方式の対応情報とを比較して、各入力ソース選択部につきDEMUX可能かを判断する。
本形態によれば、再生経路決定後に再生処理を行った際にDEMUXエラーが発生することを回避することができる。これにより、例えば、再生指示を行ったユーザに対してより早く個別再生ができない旨を通知することができ、ユーザの再生要求に対する応答性を高めることができる。
なお、本形態は、複数の入力ソース選択部が同一機能(例えば同一のDEMUX機能)を有していない場合にも適用可能である。
(e)制御部180は、個別再生が可能か否かを判断する際、複数のデコード処理部の中に、再生に利用中でなく、かつ再生指示されたコンテンツをデコード可能なデコード処理部が存在するか否かを判断し、存在しないと判断された場合には、利用可能なデコード処理部はないと判断し、個別再生は可能でないと判断しても良い。例えば、図2のステップS204において、再生可否判断部181は、再生に利用中でなく、かつ再生指示されたコンテンツをデコード可能なデコード処理部が存在する場合に、利用可能なデコード処理部があると判断し、そのようなデコード処理部が存在しない場合には、利用可能なデコード処理部はないと判断する。より具体的には、再生可否判断部181は、再生に利用中でないデコード処理部を予約候補とし、予約候補となる各デコード処理部についてデコード可能かを事前に判断し、デコード可能なデコード処理部がある場合に、当該デコード処理部を利用可能なデコード処理部として予約し、いずれもデコード不可である場合には利用可能なデコード処理部がないと判断する。デコード可能かの判断処理では、例えば、再生可否判断部181は、コンテンツ識別情報に基づき、入力ソースからコンテンツファイルを取得し、当該コンテンツファイルのヘッダ情報やタグ情報に記録されているCODEC情報と、不揮発性メモリに予め保存されている各デコード処理部のCODECの対応情報とを比較して、各デコード処理部につきデコード可能かを判断する。
本形態によれば、再生経路決定後に再生処理を行った際にデコードエラーが発生することを回避することができる。これにより、例えば、再生指示を行ったユーザに対してより早く個別再生ができない旨を通知することができ、ユーザの再生要求に対する応答性を高めることができる。
なお、本形態は、複数のデコード処理部が同一機能を有していない(例えば同一のCODECに対応していない)場合にも適用可能である。
(f)制御部180は、個別再生が可能か否かを判断する際、1以上の入力ソースのうち再生指示されたコンテンツに対応する入力ソースのアクセス帯域幅が、当該コンテンツの個別再生が実行された場合にアクセス帯域幅の限界を超えるか否かを判断し、超えると判断された場合には、当該入力ソースは個別再生可能な入力ソースでないと判断し、個別再生は可能でないと判断しても良い。例えば、図2のステップS206において、再生可否判断部181は、再生要求情報に含まれるコンテンツ識別情報により示されるコンテンツのビットレートB1を取得する。また、再生可否判断部181は、再生要求情報に含まれる入力ソース識別情報により示される入力ソースを利用している他の再生系統の入力ソース選択部から当該他の再生系統でのビットレートB2を取得する。そして、再生可否判断部181は、ビットレートの合計(B1+B2)が入力ソースのアクセス帯域幅限界を超える場合は、当該入力ソースからの再生は出来ないと判断する。なお、上記の処理において、再生可否判断部181は、例えば、BDやDVD等の再生制御情報ファイル内に再生制御情報として記載されている平均ビットレートや最大ビットレートをビットレートB1として取り扱うことができる。また、MP3ファイル等に記録されているサンプリングレートや量子化ビット数、チャンネル情報等の情報からビットレートB1を算出することができる。さらに、MP3ファイル等のタグ情報に含まれるビットレート情報からビットレートB1を得ることができる。
本形態によれば、再生指示に係る入力ソースから再生を行っている他の再生系統への悪影響を防止することができる。例えば、他の再生系統の出力(例えば他のユーザの視聴画)にノイズが出力されてしまう問題や、他の再生系統の再生がエラーにより停止してしまう問題等を防止することができる。具体的には、HDDや、SDカード、USBメモリデバイスは、ランダムアクセス可能であり、1つのデバイスに対して複数の再生系統から映像音声データを読み込み可能であるが、各デバイスにはアクセス帯域幅の限界がある。利用帯域幅が限界近くの状態にある入力ソースに対して、ある再生系統から再生要求があった場合に、当該再生要求に応じて再生が行われると、既に当該入力ソースからの再生を行っている他の再生系統において、ノイズが発生したり、デコーダに対する転送データ不足によるアンダーフロー等が発生したりする可能性がある。本形態によれば、このようなノイズやアンダーフロー等の発生を防止することができる。
また、本形態によれば、コンテンツを実際に再生した際に、入力ソースの帯域幅不足により正常に再生できないという問題を防止することができる。
(g)制御部180は、個別再生が可能か否かを判断する際、再生指示されたコンテンツがネットワーク上のコンテンツである場合、当該コンテンツが必要とするネットワークの帯域幅を確保できるか否かを判断し、確保できないと判断された場合には、個別再生は可能でないと判断しても良い。例えば、図2のステップS206において、再生可否判断部181は、再生要求情報に含まれるコンテンツ識別情報や入力ソース識別情報から、どの入力ソースからの読み込みとなるかを判断し、再生指示されたコンテンツがネットワーク上のコンテンツである場合には、現在接続しているネットワークの利用帯域幅を監視し、十分な帯域幅が確保できない状況であるときには、当該コンテンツの個別再生はできないと判断してもよい。
本形態によれば、コンテンツを実際に再生した際に、ネットワークの帯域幅不足により正常に再生できないという問題を防止することができる。また、既に同ネットワーク(または同ネットワークデバイス)から再生を行っている他の再生系統への悪影響を防止することができる。例えば、他の再生系統の出力(例えば他のユーザの視聴画)にノイズが出力されてしまう問題や、他の再生系統の再生がエラーにより停止してしまう問題等を防止することができる。
(h)制御部180は、複数の出力制御部のいずれかの出力制御部にコンテンツのリストを出力させる際、当該リストに含まれるコンテンツについて、既に再生に用いられているデコード処理部とは異なるデコード処理部で当該コンテンツの再生が可能か否か(または当該コンテンツの個別再生が可能か否か)、および、当該コンテンツが既に再生されているコンテンツと同一であるか否か(または当該コンテンツの同期再生が可能か否か)のうち少なくとも1つを判断し、判断結果を示す情報(例えば、当該コンテンツの個別再生の可否、および、当該コンテンツの同期再生の可否のうち少なくとも1つを示す情報)を当該出力制御部に出力させても良い。例えば、制御部180は、ある出力部に再生リストを表示させる際に、当該再生リストに載せられる各コンテンツについて、個別再生が可能か、および、同期再生が可能かを判断し、判断結果を当該出力部に表示させる。図10には、再生リストの表示例が示されている。図10では、コンテンツC11〜C16の各々について、非同期再生の可否および同期再生の可否が表示されている。丸印は再生可能であることを示し、バツ印は再生不可であることを示す。
本形態によれば、ユーザは、リストの各コンテンツについて、個別再生が可能か、同期再生が可能か、再生が不可かなどを事前に知ることができる。これにより、ユーザは再生可能なコンテンツを容易に見つけることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
(i)制御部180は、コンテンツの再生指示が受け付けられた場合に、個別再生が可能であっても、再生指示された出力部以外の他の出力部で当該コンテンツの再生が行われているときには、当該コンテンツの同期再生を行うことも可能である。例えば、制御部180は、指示受付部170によりコンテンツの同期再生指示が受け付けられた場合、他の出力部で当該コンテンツの再生が行われているか否かを判断し、行われていると判断されたときには、当該他の出力部との同期再生を行う。この構成では、ある再生系統のユーザは、他のユーザが他の再生系統で再生しているコンテンツと同じコンテンツを同期再生したい場合、当該コンテンツの同期再生を再生装置100に指示し、当該コンテンツを同期再生モードで視聴することができる。例えば、図10の再生リストでは、コンテンツC11〜C15が同期再生可能であり、これらのコンテンツC11〜C15についてユーザは意図的に同期再生を行うことができる。制御部180は、図10のような再生リスト上でユーザからの同期再生指示を受け付けても良い。
例えば、第1再生系統でコンテンツC11の個別再生が行われており、第2再生系統および第3再生系統では再生が行われていない状態において、制御部180は、ユーザから第2出力部142でのコンテンツC11の同期再生指示を受けると、コンテンツC11を再生中の再生系統で利用されている入力ソース選択部およびデコード処理部を、第2再生系統の入力ソース選択部およびデコード処理部として決定し、第2出力部142に対応する第2出力制御部132を、第2再生系統の出力制御部として決定し、第2出力部142でのコンテンツC11の同期再生を行う。
(j)外部入力デバイス11やAV携帯デバイス14等から供給される映像音声信号は、再生装置100でのデコード処理が不要である。このため、前述の構成では、デコード処理部は、当該映像音声信号をデコード処理せずにそのまま出力先の出力制御部に出力している。このような構成では、再生指示されたコンテンツがデコード処理部を利用するコンテンツか否かを認識することなく、再生指示や再生停止指示等を処理することが可能であるというメリットがあるが、実際にはデコード処理部を使用しないので効率的でない側面もある。
これに対し、本形態(j)では、制御部180は、再生指示されたコンテンツが再生装置100でのデコード処理が不要なもの(または再生装置100内のデコード処理部を利用しないもの)である場合には、当該再生指示に対する処理において、デコード処理部の代わりに、仮想的にデコード処理部に相当する論理的なデコード処理部である仮想デコード処理部を利用する。例えば、制御部180は、再生指示されたコンテンツがデコード処理が不要なものである場合、図2のステップS204では常に利用可能なデコード処理部があると判断し、ステップS205では仮想デコード処理部を予約し、ステップS221では仮想デコード処理部を含む経路を再生経路として決定する。
図11は、本形態(j)における再生装置1100の構成の一例を示すブロック図である。図11の例では、図1の構成に対して、第3入力ソース選択部113と仮想デコード処理部128が追加されている。なお、図11では1個の仮想デコード処理部が例示されているが、より多くの仮想デコード処理部が設けられてもよく、例えば3つの再生系統すべてにおいて仮想デコード処理部が利用されてもよい。
本形態によれば、デコード処理が不要なコンテンツについては仮想デコード処理部を利用することで、より効率的に再生経路を確保することができ、ユーザの利便性を高めることが可能である。
実施の形態2.
図12は、実施の形態2に係る再生装置1200の構成を示すブロック図である。この再生装置1200は、上記実施の形態1に係る再生装置100に対し、制御部の処理において異なっており、その他の部分については略同様である。以下の説明では、実施の形態1と同様の部分については説明を省略または簡略化し、実施の形態1と同一または対応する要素については同一の符号を付す。
本実施の形態では、制御部180は、指示受付部170により特殊再生指示が受け付けられた場合、当該指示に対応する出力部で他の出力部と同一のコンテンツの同期再生が行われているときには、当該指示に対応する出力部での上記コンテンツの個別再生が可能か否かを判断し、個別再生が可能であると判断された場合、上記同期再生における上記コンテンツの再生位置を示す情報を保存し、当該情報に基づき、当該指示に対応する出力部での上記コンテンツの個別再生を上記再生位置から開始させる。
図1の例では、制御部180は、再生可否判断部181、再生経路決定部182、および再生制御部183に加えて、レジューム情報継承部184を有する。レジューム情報継承部184は、特殊再生指示により同期再生から個別再生に切り替わる際にレジューム再生するためのレジューム情報を保存するものである。
図13は、実施の形態2における制御装置160の動作手順を示すフローチャートである。以下、図13を参照して、特殊再生指示を受けた場合における制御装置160の動作を説明する。
指示受付部170は、入力部151,152,153のうちのいずれかの入力部からの特殊再生指示を受けると(S1301)、当該特殊再生指示を受けた入力部を識別する入力部識別情報を含む特殊再生要求情報を、再生制御部183に送る。
再生制御部183は、指示受付部170からの特殊再生要求情報を受け取ると、入力部識別情報により示される入力部に対応する再生系統(すなわち特殊再生指示に係る再生系統)のモードが同期再生モードか否かを判断する(S1302)。
同期再生モードでないと判断された場合(S1302:NO)、再生制御部183は、特殊再生指示に係る再生系統の再生経路を制御して、当該再生系統での特殊再生指示に応じた特殊再生を行う(S1303)。
一方、同期再生モードであると判断された場合(S1302:YES)、再生制御部183は、再生可否判断部181に対して、特殊再生指示に係る再生系統における特殊再生指示されたコンテンツの個別再生が可能か否かを問い合わせる。
再生可否判断部181は、再生制御部183からの問い合わせを受けると、すべての入力ソース選択部の使用状況を確認し、利用可能な入力ソース選択部があるかを判断する(S1304)。そして、利用可能な入力ソース選択部がない場合は(S1304:NO)、個別再生は不可であると判断し、個別再生不可であることを再生制御部183に通知し、処理をステップS1331に進める。一方、利用可能な入力ソース選択部がある場合は(S1304:YES)、再生可否判断部181は、利用可能な入力ソース選択部を予約する(S1305)。
入力ソース選択部の予約が完了した後、再生可否判断部181は、すべてのデコード処理部の使用状況を確認し、利用可能なデコード処理部があるかを判断する(S1306)。そして、利用可能なデコード処理部がない場合は(S1306:NO)、個別再生は不可であると判断し、ステップS1306での予約をキャンセルし(S1311)、個別再生不可であることを再生制御部183に通知し、処理をステップS1331に進める。一方、利用可能なデコード処理部がある場合は(S1306:YES)、再生可否判断部181は、利用可能なデコード処理部を予約する(S1307)。
デコード処理部の予約が完了した後、再生可否判断部181は、特殊再生指示されたコンテンツに対応する入力ソースが、個別再生可能な入力ソースかを判断する(S1308)。そして、当該入力ソースが個別再生可能な入力ソースでない場合は(S1308:NO)、個別再生は不可であると判断し、ステップS1305およびS1307での予約をキャンセルし(S1311)、個別再生不可であることを再生制御部183に通知し、処理をステップS1331に進める。一方、当該入力ソースが個別再生可能な入力ソースである場合は(S1308:YES)、個別再生が可能であると判断し、特殊再生指示に係る再生系統の出力部用の出力制御部を予約する(S1309)。
上記ステップS1309の後、すなわち入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部の予約が完了した後、再生可否判断部181は、再生モードを個別再生モードに遷移させ(S1310)、個別再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を再生経路決定部182に伝達し、処理をステップS1321に進める。
ステップS1321では、再生経路決定部182は、個別再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を受けると、特殊再生指示に係る再生系統の再生経路を決定する。具体的には、再生経路決定部182は、上記再生モード情報を受けると、上記予約された入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部を、特殊再生指示に係る再生系統の使用資源として資源管理情報テーブルに登録する。再生経路の決定後、再生経路決定部182は、再生経路決定通知を再生制御部183に伝達し、処理をステップS1322へ進める。
ステップS1322では、再生制御部183は、再生経路決定部182からの再生経路決定通知を受けると、レジューム情報継承部184にて、特殊再生指示に係る再生系統において同期再生モードで再生中のコンテンツの入力ソースおよび再生位置を示すレジューム情報を保存し、処理をステップS1323に進める。
ステップS1323では、再生制御部183は、再生経路決定部182に対して、特殊再生指示に係る再生系統の資源管理情報を要求する。そして、再生制御部183は、取得した資源管理情報に基づき、特殊再生指示に係る再生系統の資源(入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部)に対して、レジューム情報継承部184で保存したレジューム情報に基づき、特殊再生指示されたコンテンツを個別再生モードでレジューム再生するための設定を行う。これらの設定により、特殊再生指示に係る再生系統の入力ソース選択部、デコード処理部、および出力制御部は、上記レジューム情報により示される再生位置から、特殊再生指示に係るコンテンツの特殊再生を行う。
ステップS1331では、再生制御部183は、再生可否判断部181からの個別再生不可の通知を受けると、同期再生モードのままで、特殊再生指示に係る再生系統の再生経路を制御して、特殊再生指示に係るコンテンツの特殊再生を行う。この場合、特殊再生指示に係る再生系統だけでなく、当該再生系統と同一のコンテンツを同期再生中の他の再生系統も特殊再生状態となる。
以下、第2再生系統および第3再生系統で同一のコンテンツC21が同期再生モードで再生されている場合に、第2再生系統の第2ユーザが特殊再生指示を行ったケースを例にとって、再生装置1200の動作を説明する。本ケースでは、第1入力ソース選択部111および第1デコード処理部121が上記同期再生に利用されており、第1再生系統は再生停止状態であり、第2入力ソース選択部112および第2デコード処理部122は再生に利用中でないものとする。
再生制御部183は、第2入力部152および指示受付部170を介して特殊再生指示を受けると、第2再生系統は同期再生モードであることから、再生可否判断部181に対して、個別再生が可能か否かを問い合わせる。
再生可否判断部181は、上記問い合わせに応じ、個別再生が可能か否かを判断する。本ケースでは、再生可否判断部181は、個別再生可能であると判断し、第2再生系統のモードを個別再生モードに遷移させ、個別再生モードが利用可能であることを示す再生モード情報を再生経路決定部182に伝達する。
再生経路決定部182は、再生可否判断部181から伝達された上記再生モード情報に基づき、利用可能な第2入力ソース選択部112および第2デコード処理部122と、第2再生系統に対応する第2出力制御部132とを含む経路を、第2再生系統の再生経路として確定し、再生制御部183に再生経路決定通知を送る。
再生制御部183は、再生経路決定部182からの再生経路決定通知を受けると、同期再生モードで再生中のコンテンツC21の入力ソースS1および再生位置を示すレジューム情報をレジューム情報継承部184に保存する。そして、再生制御部183は、再生経路決定部182で決定された再生経路に該当する第2入力ソース選択部112、第2デコード処理部122、および第2出力制御部132に対して、保存したレジューム情報に基づき、個別再生モードでコンテンツC21のレジューム再生を行うための再生制御を行う。
一方、第3再生系統では、上記第2再生系統の再生モードの切り替わりにあわせて、同期再生モードから個別再生モードに切り替わり、個別再生モードでコンテンツC21の再生が継続される。このとき、第3再生系統では、特殊再生指示による再生状態の遷移は発生しない。
図14は、上記具体的なケースにおける各再生系統の再生状態の遷移を示すタイミングチャートである。なお、第1再生系統は再生停止状態のままであることから、図14において第1再生系統は省略されている。
図14において、最初の区間Wでは、第2再生系統および第3再生系統は再生停止状態である。次の区間Xでは、第2再生系統は入力ソースS1からコンテンツC21を通常再生している個別再生状態であり、第3再生系統は再生停止状態である。区間Xの状態において、第3ユーザから再生装置1200に対して入力ソースS1のコンテンツC21の再生指示があると、再生装置1200は、第3再生系統でのコンテンツC21の同期再生を開始させ、その後、同期再生開始通知1401を第2再生系統に通知し、第2再生系統を同期再生モードに遷移させる。したがって、区間Xの次の区間Yでは、第2再生系統および第3再生系統は入力ソースS1からコンテンツC21を通常再生している同期再生状態である。区間Yの状態において、第2ユーザから再生装置1200に対して特殊再生指示があると、再生装置1200は、第2再生系統を個別再生モードに遷移させ、第2再生系統で特殊再生指示に応じた特殊再生を実行し、その後、同期再生終了通知1402を第3再生系統に通知し、第3再生系統を個別再生モードに遷移させ、第3再生系統の再生状態を維持する。したがって、区間Yの次の区間Zでは、第2再生系統は入力ソースS1からコンテンツC21を特殊再生している個別再生状態であり、第3再生系統は入力ソースS1からコンテンツC21を通常再生している個別再生状態である。
以上の通り、本実施の形態では、制御部は、コンテンツの同期再生を行っている出力制御部に対する特殊再生指示が受け付けられた場合、当該出力制御部での当該コンテンツの個別再生が可能か否かを判断し、個別再生が可能であると判断された場合、同期再生における当該コンテンツの再生位置を示す情報を保存し、当該情報に基づき、当該出力制御部での当該コンテンツの個別再生を上記再生位置から開始させる。本実施の形態によれば、同期再生を行っている出力部での特殊再生指示によって他の出力部の再生状態が変化することを回避することが可能となり、ユーザの利便性を高めることができる。
以上説明した実施の形態1、2において、制御装置の機能は、電子回路などのハードウェア資源のみにより実現されてもよいし、ハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現されてもよい。ハードウェア資源とソフトウェアとの協働により実現される場合、制御装置の機能は、例えば制御プログラムがコンピュータにより実行されることによって実現される。より具体的には、制御装置の機能は、ROM(Read Only Memory)等の記録媒体に記録された制御プログラムが主記憶装置に読み出されて中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)により実行されることによって実現される。制御プログラムは、光ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の通信回線を介して提供されてもよい。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様で実施することができる。
11 外部入力デバイス、 12 光学ドライブ、 13 メモリデバイス、 14 AV携帯デバイス、 15 ネットワークデバイス、 100,1200 再生装置、 101 入力デバイス選択部、 111 第1入力ソース選択部、 112 第2入力ソース選択部、 121 第1デコード処理部、 122 第2デコード処理部、 131 第1出力制御部、 132 第2出力制御部、 133 第3出力制御部、 141 第1出力部、 142 第2出力部、 143 第3出力部、 151 第1入力部、 152 第2入力部、 153 第3入力部、 160 制御装置、 170 指示受付部、 180 制御部、 181 再生可否判断部、 182 再生経路決定部、 183 再生制御部、 184 レジューム情報継承部。

Claims (12)

  1. 1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、
    前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、
    該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、
    前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部と、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付部と、
    前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断部と、
    前記再生可否判断部の判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定部と、
    前記再生経路決定部で決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御部と
    を備え、
    前記再生可否判断部は、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付部で新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、この判断結果を前記再生経路決定部に伝達し、
    前記再生可否判断部により前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
    前記再生経路決定部は、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、
    前記再生制御部は、前記決定されたデコード処理部を用いて前記第2のコンテンツの再生を行う
    ことを特徴とする再生装置。
  2. 1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、
    前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する1以上の入力ソース選択部と、
    前記コンテンツのデコード処理を行う複数のデコード処理部と、
    前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部と、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付部と、
    前記再生指示が受け付けられた場合に、前記1以上の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断部と、
    前記再生可否判断部の判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定部と、
    前記再生経路決定部で決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御部と
    を備え、
    前記再生可否判断部は、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付部で新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、この判断結果を前記再生経路決定部に伝達し、
    前記再生可否判断部により前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
    前記再生経路決定部は、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、
    前記再生制御部は、前記決定されたデコード処理部を用いて前記第2のコンテンツの再生を行い、
    前記再生経路決定部により、前記複数の出力制御部のうちの第1の出力制御部および第2の出力制御部が、前記複数のデコード処理部のうちの1つのデコード処理部によりデコード処理されたコンテンツを再生出力するように決定され、前記指示受付部により、前記第2の出力制御部に対する特殊再生指示が受け付けられた場合、
    前記再生可否判断部は、前記複数のデコード処理部のうち前記コンテンツの再生に既に使用されているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部と前記第2の出力制御部とを用いた前記コンテンツの再生が可能か否かを判断し、
    前記他のデコード処理部での前記コンテンツの再生が可能であると判断された場合、前記再生制御部は、前記再生における前記コンテンツの再生位置を示す情報を保存し、当該情報に基づき、前記他のデコード処理部および前記第2の出力制御部に、前記コンテンツの特殊再生を前記再生位置から開始させる
    ことを特徴とする再生装置。
  3. 前記再生可否判断部は、前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能でないと判断した場合、前記第2のコンテンツが前記第1のコンテンツと同一か否かを判断し、この判断結果を前記再生経路決定部に伝達し、
    前記再生可否判断部により前記第2のコンテンツが前記第1のコンテンツと同一であると判断された場合、
    前記再生経路決定部は、前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、
    前記再生制御部は、前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の再生装置。
  4. 前記再生可否判断部は、前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断する際、前記複数のデコード処理部の中に、再生に利用中でなく、かつ前記第2のコンテンツをデコード可能なデコード処理部が存在するか否かを判断し、存在しないと判断された場合には、前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生は可能でないと判断する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の再生装置。
  5. 前記複数の出力制御部のいずれかの出力制御部にコンテンツのリストを出力させる際、当該リストに含まれるコンテンツについて、既に再生に用いられているデコード処理部とは異なるデコード処理部で当該コンテンツの再生が可能か否か、および、当該コンテンツが既に再生されているコンテンツと同一であるか否かのうち少なくとも1つを判断し、判断結果を示す情報を前記出力制御部に出力させる
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の再生装置。
  6. 前記再生経路決定部により、前記複数の出力制御部のうちの少なくとも2つの出力制御部が、前記複数のデコード処理部のうちの1つによりデコード処理されたコンテンツを再生出力するように決定された場合、前記再生制御部は、前記少なくとも2つの出力制御部に、複数の出力制御部で同一のコンテンツが再生されていることを示す情報を出力させる
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の再生装置。
  7. 1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部とを有する再生装置の制御方法であって、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
    前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
    前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
    前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
    を含み、
    前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
    前記再生可否判断ステップにより前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
    前記再生経路決定ステップは、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定する
    ことを特徴とする再生装置の制御方法。
  8. 1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部とを有する再生装置の制御方法であって、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
    前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
    前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
    前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
    を含み、
    前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
    前記再生可否判断ステップは、前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能でないと判断した場合、前記第2のコンテンツが前記第1のコンテンツと同一か否かを判断する
    ことを特徴とする再生装置の制御方法。
  9. 1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する1以上の入力ソース選択部と、前記コンテンツのデコード処理を行う複数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部とを有する再生装置の制御方法であって、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
    前記再生指示が受け付けられた場合に、前記1以上の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
    前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
    前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
    を含み、
    前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
    前記再生可否判断ステップにより前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
    前記再生経路決定ステップは、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、
    前記再生制御ステップは、前記決定されたデコード処理部を用いて前記第2のコンテンツの再生を行い、
    前記再生経路決定ステップにより、前記複数の出力制御部のうちの第1の出力制御部および第2の出力制御部が、前記複数のデコード処理部のうちの1つのデコード処理部によりデコード処理されたコンテンツを再生出力するように決定され、前記指示受付ステップにより、前記第2の出力制御部に対する特殊再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記コンテンツの再生に既に使用されているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部と前記第2の出力制御部とを用いた前記コンテンツの再生が可能か否かを判断し、前記他のデコード処理部での前記コンテンツの再生が可能であると判断された場合、前記再生における前記コンテンツの再生位置を示す情報を保存し、当該情報に基づき、前記他のデコード処理部および前記第2の出力制御部に、前記コンテンツの特殊再生を前記再生位置から開始させるステップをさらに含む
    ことを特徴とする再生装置の制御方法。
  10. 1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部とを有する再生装置の制御プログラムであって、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
    前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
    前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
    前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
    前記再生可否判断ステップにより前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
    前記再生経路決定ステップは、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定する
    ことを特徴とする再生装置の制御プログラム。
  11. 1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する複数の入力ソース選択部と、該選択されたコンテンツのデコード処理を行う、前記入力ソース選択部と同数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する、前記デコード処理部の数以上の数の出力制御部とを有する再生装置の制御プログラムであって、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
    前記再生指示が受け付けられた場合に、前記複数の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
    前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
    前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
    前記再生可否判断ステップは、前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能でないと判断した場合、前記第2のコンテンツが前記第1のコンテンツと同一か否かを判断する
    ことを特徴とする再生装置の制御プログラム。
  12. 1以上の入力ソースから供給される複数のコンテンツを再生する再生装置であって、前記複数のコンテンツから再生を行うコンテンツを選択する1以上の入力ソース選択部と、前記コンテンツのデコード処理を行う複数のデコード処理部と、前記デコード処理後のコンテンツを再生出力する複数の出力制御部とを有する再生装置の制御プログラムであって、
    前記複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツを前記複数の出力制御部のうちのいずれかの出力制御部で再生出力するための再生指示を受け付ける指示受付ステップと、
    前記再生指示が受け付けられた場合に、前記1以上の入力ソース選択部および複数のデコード処理部の利用状況に基づき、前記複数のデコード処理部のいずれかで前記再生指示されたコンテンツの再生が可能か否かを判断する再生可否判断ステップと、
    前記再生可否判断ステップの判断結果に基づいて、前記再生指示されたコンテンツの再生に用いるデコード処理部および出力制御部を決定する再生経路決定ステップと、
    前記再生経路決定ステップで決定されたデコード処理部および出力制御部を用いて前記再生指示されたコンテンツの再生を行う再生制御ステップと
    をコンピュータに実行させ、
    前記再生可否判断ステップは、既に前記複数のデコード処理部のうちの一つで第1のコンテンツが再生されているときに、前記指示受付ステップで新たに第2のコンテンツの再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記第1のコンテンツの再生に用いられているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部を用いた前記第2のコンテンツの再生が可能か否かを判断し、
    前記再生可否判断ステップにより前記他のデコード処理部での前記第2のコンテンツの再生が可能であると判断された場合、
    前記再生経路決定ステップは、前記他のデコード処理部を、前記第2のコンテンツの再生に用いるデコード処理部として決定し、
    前記再生制御ステップは、前記決定されたデコード処理部を用いて前記第2のコンテンツの再生を行い、
    前記再生経路決定ステップにより、前記複数の出力制御部のうちの第1の出力制御部および第2の出力制御部が、前記複数のデコード処理部のうちの1つのデコード処理部によりデコード処理されたコンテンツを再生出力するように決定され、前記指示受付ステップにより、前記第2の出力制御部に対する特殊再生指示が受け付けられた場合、前記複数のデコード処理部のうち前記コンテンツの再生に既に使用されているデコード処理部とは異なる他のデコード処理部と前記第2の出力制御部とを用いた前記コンテンツの再生が可能か否かを判断し、前記他のデコード処理部での前記コンテンツの再生が可能であると判断された場合、前記再生における前記コンテンツの再生位置を示す情報を保存し、当該情報に基づき、前記他のデコード処理部および前記第2の出力制御部に、前記コンテンツの特殊再生を前記再生位置から開始させるステップをさらにコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする再生装置の制御プログラム。
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