JP2008154045A - 復号装置およびその制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の映像コンテンツを同時処理する際に、ユーザの注目する映像コンテンツの音声データを出力するようにリソースを割り当てて音声デ−タを復号できるようにする。
【解決手段】 音声データおよびビデオデータを含む複数の映像コンテンツを入力し、これら映像コンテンツを並列にデコードする復号装置であって、入力された複数の映像コンテンツの優先度を決定する優先度決定手段と、該優先度決定手段で決定した優先度の高い映像コンテンツから、優先的に各映像コンテンツに含まれる音声データのどの音声フォーマットをデコードするか決定するフォーマット決定手段と、各フォーマット決定手段で決定した各音声フォーマットの音声データをデコードするデコード手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 音声データおよびビデオデータを含む複数の映像コンテンツを入力し、これら映像コンテンツを並列にデコードする復号装置であって、入力された複数の映像コンテンツの優先度を決定する優先度決定手段と、該優先度決定手段で決定した優先度の高い映像コンテンツから、優先的に各映像コンテンツに含まれる音声データのどの音声フォーマットをデコードするか決定するフォーマット決定手段と、各フォーマット決定手段で決定した各音声フォーマットの音声データをデコードするデコード手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数コンテンツを同時再生する際の制御技術に関する。
近年、地上波デジタル放送やDVDの普及によって、MPEG−2 AACやDolby Digital(AC−3)などのマルチチャネルオーディオを音声データとする映像コンテンツが増えてきている。
一方で、テレビ受像機においてはデジタルチューナーを2つ備え、2画面表示機能を持つテレビ受像機が増えている。またテレビ会議や監視カメラ映像などにおいても、一つのモニター上に複数の映像コンテンツを同時に再生処理する要求がある。
このような状況では、映像出力装置内で、音声データを処理する音声デコード部にかかる負荷が大きい。音声データ処理の主な処理は符号化されている音声データの復号処理である。
音声デコード部は、多数の音声フォーマットや新規の音声フォーマットへの対応を考慮すると、ハードウェアよりも、音声データ処理用のDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサを用いたソフトウェア処理の方が好ましい。
しかし、先述したように、複数の映像コンテンツを同時処理する際には、DSPのようなプログラマブルデバイスの能力が不足する場合がある。つまり、CPUやDSPなどのプロセッサ及びメモリなどのハードウェア、プロセッサの処理能力といったリソースの不足が発生する。
例えばリソース不足を解決するための従来技術として、特許文献1が知られている。
この文献1においては、出力音声用バッファのデータ蓄積情報とデコーダに割り当てられたシステムリソース量を検出し、それらの情報から復号精度を変更することにより、途切れのない音声再生を実現する。
また別の従来技術として、特許文献2が知られている。
この文献2においては、映像コンテンツの音声フォーマットに対応する音声デコーダが存在しない場合には、その旨をユーザに通知し、別の音声デコーダへの切り替えを促す。
特登録03225502
特開2005−130403
上記特許文献1においては、複数の映像コンテンツの音声データを同時処理時、リソースの使用量の増加を検知した際には、映像コンテンツ毎にリソースの割り当てを制御することができない。従って、ユーザが最も注目したい映像コンテンツの復号精度と、そうでないコンテンツの復号精度とを識別して処理できず、ユーザ所望の映像コンテンツの音声データ本来の音質を得ることができない。
また、上記特許文献2においては、音声デコーダのリソースが存在しないという観点からリソース不足を検知した際、ユーザに対して音声デコーダの切り替え操作を促すため、特に音声データの知識を持たないユーザには操作しづらい。また、処理可能な音声データであっても、同時処理する映像コンテンツが増えた場合に発生するリソース不足に対応できない。
本発明は、複数の映像コンテンツを同時処理する際に、ユーザの注目する映像コンテンツの音声データを出力するようにリソースを割り当てて音声デ−タを復号できるようにすることを主な目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明の復号装置によれば、例えば、音声データおよびビデオデータを含む複数の映像コンテンツを入力し、これら映像コンテンツを並列にデコードする復号装置であって、入力された複数の映像コンテンツの優先度を決定する優先度決定手段と、該優先度決定手段で決定した優先度の高い映像コンテンツから、優先的に各映像コンテンツに含まれる音声データのどの音声フォーマットをデコードするか決定するフォーマット決定手段と、各フォーマット決定手段で決定した各音声フォーマットの音声データをデコードするデコード手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の映像コンテンツを同時処理する際に、ユーザの注目する映像コンテンツの音声データを出力するようにリソースを割り当てて音声デ−タを復号できる。
以下、図面を参照しながら、本発明を適用可能な実施例を説明する。
図1に、本実施例における映像出力装置1(復号装置)の基本的な構成の一例を示す。以下、映像出力装置1の主要部を説明するが、これ以外の処理部を備えていても構わない。同図において、CPU100は、バス110に接続された映像出力装置1全体の制御を行う。メモリ102には、CPU100により実行されるプログラムがROM106または記録媒体104からロードされる。メモリ102はまた、プログラムのワーク領域としても使用される。
ハードディスクドライブに代表される記録媒体104は、映像コンテンツや、後述する優先度情報、デコードリソース管理情報、音声フォーマット選択順位情報および音声出力チャネル管理情報等、本実施例における制御に使用する管理情報を記録する。また、前述の映像出力装置1における各制御をソフトウェアで実現するためのプログラムが記録されている。なお、プログラムや管理情報はROM106に記録されていても良い。
入出力インターフェース108は、例えばUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394といった入力インターフェースおよびHDMIや同軸などの出力インターフェースである。入出力インターフェース108は、例えばカムコーダ等の入力装置や、ディスプレイやスピーカ等の出力装置といった外部接続機器が接続される。
オーディオ/ビデオ(A/V)デコーダ112は、入力インターフェース108から入力される映像ストリームをデコードし、映像、音声データとして出力インターフェース108から出力する。オーディオ/ビデオデコーダ112は、DSPのようなプロセッサから構成されソフトウェア処理が行われるが、CPU100によるソフトウェア処理で実施しても良い。
さらに映像出力装置1は、チューナ/復調部114においてデジタル放送データを受信し、オーディオ/ビデオデコーダ112において、放送データを解析し、映像、音声データを、出力あるいは蓄積するためのフォーマットにする。また、データ放送、EPG等のデータも同様にオーディオ/ビデオデコーダ112において抽出され、出力あるいは蓄積される。
続いて図2に、本実施例における映像出力装置1において処理する各情報および機能を中心に、ブロック図として図示する。
入力インターフェース(入力I/F)200は、図1の108に相当し、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394のインターフェースを示す。この入力インターフェース200を介して映像コンテンツ(ビデオデータ、音声データを含む)のデータストリームまたはファイルを受信する。なお、入力される映像コンテンツは、光ディスク読取部201を介してDVDコンテンツとして入力してもよいし、上述した114、つまり放送用チューナおよび復調部を介して受信しても良い。
デマルチプレクス(Demux)処理部202は、入力された多重化ストリーム(映像コンテンツ)を分離する。例えばMPEG2の多重化ストリームであれば、プログラムIDやストリームIDによるフィルタリング処理を行うことにより、所望のプログラムのビデオデータ、音声データおよびその他のデータストリームに分離する。デマルチプレクス処理部202はオーディオ/ビデオデコーダ112に実装されていても、CPU100によるソフトウェア処理を行ってもよい。
デコード部204は、図1のオーディオ/ビデオデコーダ112に相当し、分離されたビデオデータや音声データをデコードする機能を持つ。具体的には、デコード部はビデオデコード部206および音声デコード部208を備える。各デコード部は、分離されたビデオストリーム、音声ストリームの様々な符号化フォーマットに対応したデコーダ機能を持つ。
図3を用いて、音声デコード部208に含まれる音声デコーダの機能について、入力されたストリームがDVDから読取られた音声圧縮データである場合を例にあげて、詳細に説明する。
入力された音声圧縮データは、MPEG2におけるストリームIDおよびサブストリームIDを参照することによってデータ圧縮形式を識別できる。図4に音声圧縮データの形式と上記各IDとの関係示す。デマルチプレクス処理部202は、入力されたストリームのストリームIDおよびサブストリームIDを参照することによって音声圧縮データであること、および圧縮形式を識別することができる。
本実施例において、音声デコード部208は、LPCMデコーダ、ドルビーデジタル(AC−3)デコーダ、MPEG−2オーディオ(AAC)デコーダ、DTSデコーダを備えており、並列に動作が可能である。本発明はこれに限らず別の種類の音声デコーダを更に備えていても良い。
上記識別された音声圧縮データは、それに対応するデコーダ、すなわちLPCMデコーダ、ドルビーデジタル(AC−3)デコーダ、MPEG−2オーディオ(AAC)デコーダ、DTSデコーダのいずれかに送られる。そして各デコーダによって音声圧縮データは復号され音声データを出力する。
なお、ビデオデコード部206にも音声デコード部208と同様に種々のビデオデコーダが含まれるが、ここでは詳細な説明は省略する。
デコード部204で復号されたビデオデータおよび音声データは、出力処理部210の内部メモリに一時的に蓄えられる。出力処理部210は、ビデオデータと音声データの同期をとる再生時間情報や出力画面内の表示サイズや表示の位置情報、音声出力チャネル情報に基づいて、上記メモリから各データを読み出し、出力処理を行う。出力処理部210は、CPU100によって処理され、内部メモリはメモリ102に領域を確保することにより実施されるが、出力処理用のプロセッサおよびメモリを別途設けて実施しても良い。
出力インターフェース212は、図1の108に相当し、映像出力装置1が有する出力装置502へのインターフェースであり、出力インターフェース212を介して映像(ビデオデータ)および音声(音声データ)を出力する。インターフェースとしては種々のものを用いて良く、HDMIや同軸などのデジタルインターフェース、もしくはアナログの出力インターフェースであって良い。
502はビデオデータを表示するためのディスプレイ、音声データを出力するためのスピーカ、及びユーザへの種々の表示を行うための操作用ディスプレイ、ユーザへの種々の報知を行うためのスピーカを備えた出力装置である。なおこの出力装置502における複数のディスプレイと複数のスピーカは概念的なものであって、共通のものを利用しても構わない。
更に、出力装置502は、映像出力装置1と別体であっても一体であっても良く、何れの形態であっても良い。
次に出力音声フォーマット決定部214について説明する。出力音声フォーマット決定部214は、図1のCPU100の制御により実現される。この決定部214は、映像コンテンツの再生処理を行う際に、音声デコード部208におけるデコードリソースの不足が生じることのないように、デコードリソース管理情報218を参照して映像コンテンツの音声フォーマットを決定する。このデコードリソース管理情報218についての詳細は後述する。
また、複数の映像コンテンツを同時処理(同時再生)する際には、優先度決定部216によって、各コンテンツの優先度を決定し、優先度の高い順にデコードリソースを割り当てるようにする。
優先度決定部216は、図1のCPU100によって行われる制御であり、出力処理部210が有する映像コンテンツの表示サイズや表示位置から、どの映像コンテンツに対してユーザの注目度が高いのかを判断し、各映像コンテンツに対して優先度を設定する。なお、優先度の決定方法は上記方法に限らず、別の有効な方法を利用しても構わない。
上記決定部214は、更に、音声フォーマット選択順位情報220を参照し、映像コンテンツが複数の音声フォーマットの音声データを有する場合に、どの音声フォーマットを優先して選択するか判断する。上記情報220は、音声出力チャネル管理情報222を参照して、音声フォーマットの選択順位を決定する。この音声出力チャネル管理情報222を簡単に説明すると、例えば、映像出力装置1からの音声出力チャネルとして5.1チャネルに対応可能であれば、AC−3あるいはDTSフォーマットを優位とする。音声フォーマット選択順位情報220については更に後述する。
出力音声フォーマット表示部224は、図1のCPU100によって行われる制御であり、各映像コンテンツに含まれる音声フォーマットおよび各音声フォーマットの再生状況を示す映像データを生成し、出力処理部210を介して映像として画面に表示させる。この画面への表示の内容は後述する。
次に、図5および図6を用いて、音声デコード部208においてデコードリソースの競合が起きる場合を例にあげて、詳細に説明する。
図5は、一つの映像コンテンツ(ビデオデータと音声データを含む)が映像出力装置1に入力され、音声デコード部208において音声データがデコードされ、出力されている状況を示した図である。なお、図中の502はビデオデータを表示するための上述したディスプレイ、音声データを出力するための上述したスピーカ、及びユーザへの種々の表示を行うための操作用ディスプレイ、ユーザへの種々の報知を行うためのスピーカを備えた出力装置である。なおこの出力装置502における複数のディスプレイと複数のスピーカは概念的なものであって、共通のものを利用しても構わない。
入力ストリーム500は映像コンテンツ1に相当する。この映像コンテンツ1には、音声データとしてAC−3およびDTS、これら2種類のフォーマットの音声データが含まれていることとする。
ここでは、音声デコード部208においては、音声データとして、AC−3フォーマットのデータを選択してデコードしており、出力装置502内のスピーカではサラウンド音声として5.1チャネル出力が行われている。この状態では特になんら音声デコードのリソースには問題が無い。
図6は、図5の状態から、更に入力ストリームとして映像コンテンツ2を入力した場合を示したものである。なお、図中の502は上述した出力装置である。
入力ストリーム600は映像コンテンツ2に相当する。この映像コンテンツ2には、音声データとしてAC−3、DTSおよびMPEG−2 AUDIO、これら3種類のフォーマットの音声データが含まれていることとする。
この状況では、音声デコード部208においては、すでに映像コンテンツ1の音声データがAC−3デコーダを使用してデコード処理を行っている。
なお本実施例では、音声デコード部208のリソースの制約としてAC−3フォーマットの音声データを同時に2つ以上処理できないとする。よって本実施例では、この映像コンテンツ2が有するAC−3フォーマットの音声データをデコードすることは不可能である。よって出力装置502において、映像コンテンツ2の音声出力はAC−3フォーマット以外の音声データを出力せざるを得ない。
従来技術においては、例えば映像出力装置1において、AC−3フォーマットでの音声出力の設定をしていた場合には、映像コンテンツ2の方の音声出力は出力できないので無音の状態となってしまう。この状態において、もし、この無音状態を回避しようとして、AC−3フォーマット以外の音声データをデコードして出力した場合を考える。この場合においては、ユーザにとっては映像コンテンツ2の音声データはAC−3フォーマットであることを期待しているはずであり、ユーザにとっては好ましくない音声出力になってしまうであろう。そのため、ユーザが自ら音声の再設定を映像コンテンツ1および映像コンテンツ2の両方に対して行わなければならない。本実施例ではこれを解決するために、以下に示す制御を行う。
図7は映像出力装置1において各映像コンテンツにおいて出力される音声フォーマットを決定する処理を説明するものである。
ステップS700は、主画面(1つの映像コンテンツが表示される矩形のうち最優先となるもの)が切り替わったタイミングを検知するステップである。具体例を以下に示す。
まず、新たに映像コンテンツが入力され、新たなウィンドウ(1つの映像コンテンツが表示される矩形)が画面に表示(または装置1へ入力または装置1でデコード)されることを検知する。その際に、以下の条件を満たしていれば、「主画面切り替えが発生した」と判断する。例えば、その新たなウィンドウが、以前に表示(または装置1へ入力または装置1でデコード)されていたウィンドウよりも手前に表示される場合である。また例えば、その新たなウィンドウが、以前に表示(または装置1へ入力または装置1でデコード)されていたウィンドウよりも表示面積が広い場合である。このような場合における新たなウィンドウは主画面であると考えて良いであろう。
もし、主画面切り替えが発生していない場合は、周期的に主画面切り替えが発生したかどうか検知を繰り返す。
主画面切り替えが発生した場合は、ステップS702に進む。
ステップS702では、同時にデコード処理(同時に再生出力)する各映像コンテンツに対して「何れの音声データの出力が優先されるか」に該当する優先度を決定する。例として、上述した主画面として表示されるべき映像コンテンツの優先度を1(最も高い)とし、副画面として表示されるべき映像コンテンツの優先度を2(高い)とし、それ以外の映像コンテンツの優先度を3(低い)とする。
ステップS704では、同時にデコード処理する各映像コンテンツに含まれる音声データの音声フォーマットを全て取得する。
これは、デマルチプレクス(Demux)処理部202において、図4に示したストリームIDやサブストリームIDを解析することによって取得する。これにより、上記映像コンテンツ500(映像コンテンツ1)について言えば、AC−3およびDTSフォーマットの音声データを持っていることを検知できる。また、映像コンテンツ600(映像コンテンツ2)について言えば、AC−3、DTSおよびMPEG−2 AUDIOの音声データを持っていることを検知できる。
ステップS706では、デコードする各映像コンテンツの音声フォーマットの組み合わせを決定する。具体的には、優先度の高い映像コンテンツの順に、後述するデコードリソース管理情報218および音声フォーマット選択順位220を参照して、各映像コンテンツのデコードおよび出力すべき音声フォーマットを決定していく。
図8に、デコードリソース管理情報218の詳細例を示す。この図は、2つの映像コンテンツを同時処理する際に同時出力可能な音声フォーマットの組み合わせを示している。
例えば、一方の音声フォーマットをLPCMに設定したとき、他方はLPCM、AC−3、MPEG−2 AUDIO、DTSのいずれの音声フォーマットもデコードすることができることを示す。また例えば、一方の音声フォーマットをDTSに設定したとき、他方はLPCMフォーマットの音声データのみデコードできることを示す。
このようにして、ユーザの重要視する映像コンテンツ(主画面の映像と音声)に対して優先的に音声のデコードリソースを割り当てることが可能となる。
音声フォーマット選択順位情報220は、映像コンテンツ(ビデオデータ、音声データ)に複数の音声フォーマットの音声データが含まれる場合に、どの音声フォーマットを優先的にデコード対象とするかを決定する情報である。これはユーザが予め設定してもよいし、あるいは音声出力チャネル管理情報222を参照して決定してもよい。
なお、この音声出力チャネル管理情報222とは、音声データを出力できるチャネルの情報であり、例えば5.1チャネルサラウンド出力が可能であるという情報を保有している。もし5.1チャネルサラウンド出力が可能な場合には、音声フォーマット選択順位220は、DTSおよびAC−3フォーマットの順位を上位に位置付けるようにする。
この様にして、優先度の高い映像コンテンツ(主画面の映像コンテンツ)から順に、最適な音声フォーマットをデコードし、出力するようにする。
ステップS708では、ステップS706で決定した各音声フォーマットの音声データをデコードし、出力するように制御する。
なお、上述したデコードの切り替えの制御中にデコードリソースが不足してしまい、優先度の高い映像コンテンツの音声データの出力が途切れることがないように制御を行う。具体的には、優先度の低い映像コンテンツの音声データのデコードを先に中断してから、優先度の高い映像コンテンツの音声データのデコードにデコードリソースを割り当てるようにする。
ステップS710では、ステップS706で決定した各音声フォーマットの組み合わせを画面(出力装置502におけるユーザへの操作用ディスプレイ)に表示させる。その表示例を図9に示す。
図9に示すように、操作用ディスプレイの画面には、各映像コンテンツの有する全てのフォーマットを表示する。これにより、ユーザによる切り替え操作を可能にする。即ち、自動的に選択された各映像コンテンツの音声フォーマットを、ユーザが後で変更することが可能である。ただし、出力できる音声フォーマットの組み合わせには制限があるため、本実施例ではそれをユーザにわかり易く表示するようにする。以下具体例を示す。
映像コンテンツ1及び2がデコード出力されている時を考える。まず、ユーザが映像コンテンツ2に対してデコードすべき音声フォーマットとしてDTS(ボタン903)を選択した場合を考える。この場合には、デコードリソース管理情報218に基づくと、映像コンテンツ1のAC−3およびDTSフォーマットの音声データにデコーダを割り当てることができなくなってしまう。よって操作用ディスプレイには、図10に示すような表示を行う。具体的には、映像コンテンツ1の方のAC−3(ボタン900)およびDTS(ボタン901)の再生を指定するための各アイコン部分に、再生不可であることを示すマーク「再生不可」(900A、901A)を表示する。この場合、ユーザは、映像コンテンツ1の音声を出したければ、更にボタン902や904を選択しなおす。これにより、上記マーク「再生不可」が消え、マークが消えたボタン(900または901)が音声フォーマットとして選択可能であることがわかる。
上述した図7の各処理ステップは図1のCPU100によってソフトウェア処理が行われる。また、デコードリソース管理情報218及び音声フォーマット選択順位情報220、音声出力チャネル管理情報222は、記録媒体104に記録されていても良いし、ROM106に記録されていても良い。
以上のように、本実施例によれば、複数の映像コンテンツを同時処理する際に、主画面の切り替わりを検知する。これにより、複数の映像コンテンツの優先度を特定できる。そして、優先される映像コンテンツの音声データから順(主画面の映像コンテンツに対応する音声データから順)に、デコード(出力、再生)されるべき音声フォーマットを決定できる。
(変形例)
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムの1部として適用しても、1つの機器からなる装置の1部に適用してもよい。
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムの1部として適用しても、1つの機器からなる装置の1部に適用してもよい。
また、本発明は上記実施例を実現するための装置及び方法のみに限定されるものではない。
例えば、上記システム又は装置内のコンピュータ(CPU或いはMPU)に、上記実施例を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給するものも本発明の範疇に含まれる。また、このプログラムコードに従って上記システム或いは装置のコンピュータが上記各種デバイスを動作させることにより上記実施例を実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が上記実施例の機能を実現することになる。即ち、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、具体的には上記プログラムコードを格納した記憶媒体も本発明の範疇に含まれる。
この様なプログラムコードを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、本発明は上記プログラムコードのみに従って各種デバイスを制御することにより、上記実施例の機能が実現される場合に限らない。例えば、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)、或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上記実施例が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
更に、コンピュータの機能拡張ボードに備わるメモリに格納された上記プログラムコードの指示に基づいて、その機能拡張ボードに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合なども本発明の範疇に含まれる。
1 映像出力装置
100 CPU
102 メモリ
104 記録媒体
106 ROM
108 入出力インターフェース(I/F)
110 バス
112 オーディオ/ビデオデコーダ
114 チューナ/復調部
100 CPU
102 メモリ
104 記録媒体
106 ROM
108 入出力インターフェース(I/F)
110 バス
112 オーディオ/ビデオデコーダ
114 チューナ/復調部
Claims (9)
- 音声データおよびビデオデータを含む複数の映像コンテンツを入力し、これら映像コンテンツを並列にデコードする復号装置であって、
入力された複数の映像コンテンツの優先度を決定する優先度決定手段と、
該優先度決定手段で決定した優先度の高い映像コンテンツから、優先的に各映像コンテンツに含まれる音声データのどの音声フォーマットをデコードするか決定するフォーマット決定手段と、
各フォーマット決定手段で決定した各音声フォーマットの音声データをデコードするデコード手段とを備えることを特徴とする復号装置。 - 前記優先度決定手段による優先度の決定は、前記複数の映像コンテンツのうち何れが、優先度の高い主画面であるかを検知することにより行われることを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
- 前記主画面の検知は、新たな映像コンテンツが入力またはデコードされることを検知した際に、その新たな映像コンテンツが、以前に入力またはデコードされたウィンドウよりも手前に表示される場合に、前記新たな映像コンテンツを主画面であると検知することを特徴とする請求項2に記載の復号装置。
- 前記主画面の検知は、新たな映像コンテンツが入力またはデコードされることを検知した際に、その新たな映像コンテンツが、以前に入力またはデコードされたウィンドウよりも表示面積が広い場合に、前記新たな映像コンテンツを主画面であると検知することを特徴とする請求項2に記載の復号装置。
- 更に、前記複数の映像コンテンツのそれぞれに対して何れの音声フォーマットの音声データをデコードしているかを示す操作用ディスプレイを備えることを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
- 前記操作用ディスプレイは、外部から、1つの映像コンテンツでデコードされる音声フォーマットを選択した場合、他の映像コンテンツでデコード不可能な音声フォーマットを表示することを特徴とする請求項5に記載の復号装置。
- 音声データおよびビデオデータを含む複数の映像コンテンツを入力し、これら映像コンテンツを並列にデコードする復号装置の制御方法であって、
入力された複数の映像コンテンツの優先度を決定する優先度決定工程と、
該優先度決定工程で決定した優先度の高い映像コンテンツから、優先的に各映像コンテンツに含まれる音声データのどの音声フォーマットをデコードするか決定するフォーマット決定工程と、
各フォーマット決定工程で決定した各音声フォーマットの音声データをデコードするデコード工程とを備えることを特徴とする制御方法。 - 音声データおよびビデオデータを含む複数の映像コンテンツを入力し、これら映像コンテンツを並列にデコードする復号装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
入力された複数の映像コンテンツの優先度を決定する優先度決定工程と、
該優先度決定工程で決定した優先度の高い映像コンテンツから、優先的に各映像コンテンツに含まれる音声データのどの音声フォーマットをデコードするか決定するフォーマット決定工程と、
各フォーマット決定工程で決定した各音声フォーマットの音声データをデコードするデコード工程とを備えることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記請求項8に記載のコンピュータプログラムを、コンピュータから読み取り可能な状態に記憶した記憶媒体。
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