JP2002297538A - データ配信システム、端末装置、デコーダプロキシサーバ、デコーダサーバおよびデータ配信方法 - Google Patents

データ配信システム、端末装置、デコーダプロキシサーバ、デコーダサーバおよびデータ配信方法

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JP2002297538A
JP2002297538A JP2001101631A JP2001101631A JP2002297538A JP 2002297538 A JP2002297538 A JP 2002297538A JP 2001101631 A JP2001101631 A JP 2001101631A JP 2001101631 A JP2001101631 A JP 2001101631A JP 2002297538 A JP2002297538 A JP 2002297538A
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Atsushi Narisawa
敦 成沢
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シナリオデータ等のマルチメディアデータを
適切かつ容易に再生すること。 【解決手段】 データ配信システム1においては、端末
装置がシナリオデータを受信し、再生する場合に、シナ
リオデータに含まれる各マルチメディアデータのための
デコーダが取得され、自動的に組み込まれる。したがっ
て、ユーザは、シナリオデータに含まれるマルチメディ
アデータのメディアタイプに応じたデコーダを自ら組み
込む必要がなく、シナリオデータを再生する際に、デコ
ーダの組み込みを意識する必要がなくなる。また、デー
タ配信システム1においては、各端末装置の処理能力に
応じて適切なデコーダが組み込まれる。したがって、シ
ナリオデータを再生する際に、各マルチメディアデータ
の再生タイミングあるいは表示位置等が適切に処理さ
れ、処理能力の異なる端末装置でもシナリオデータをそ
れぞれ適切に再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続する端末装置に画像あるいは音楽等の情報を配信する
データ配信システム、デコーダプロキシサーバ、デコー
ダサーバ、端末装置およびデータ配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワーク環境の向上およびネ
ットワークに接続する端末装置の処理速度の向上に伴っ
て、画像あるいは音楽等のマルチメディアデータの配信
が活発に行われるようになっている。画像等のマルチメ
ディアデータが配信される場合、配信対象となるデータ
を蓄積しているそれぞれのサーバに対して各端末装置が
データ配信要求を送信し、各サーバはその要求に応じて
所定の端末装置にマルチメディアデータを配信する。
【0003】また、この場合、各端末装置においては、
配信されるマルチメディアデータの種類に応じた専用の
プレーヤーあるいはデコーダ(以下、まとめて「デコー
ダ」と言う。)を組み込むことにより、それぞれのデー
タが利用可能となる。さらに、より発展したマルチメデ
ィアデータの配信形態として、シナリオデータの配信が
行われている。シナリオデータとは、複数のマルチメデ
ィアデータが組み合わされて構成されるものであり、各
マルチメディアデータの再生順序や表示画面における表
示位置の指定等が記述された文書である。シナリオデー
タを再生することにより、端末装置上で特定の画面表示
や特定タイミングでの音声の再生等を行わせることが可
能である。
【0004】ここで、このシナリオデータを端末装置で
再生するためには、シナリオデータに含まれる複数のマ
ルチメディアデータのそれぞれについて、専用のデコー
ダを組み込んでおく必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シナリ
オデータを再生する場合、端末装置では想定されるマル
チメディアデータの全ての種類に対応したデコーダを組
み込んでおく必要があり、これらのデコーダによる多大
なメモリ領域の占有という問題に加え、安価で処理能力
の低い端末装置においては、処理負担の増大といった問
題も生じていた。また、複数のデコーダの組み込み作業
は、各デコーダのアプリケーションインターフェースを
習熟している必要がある等、一般のユーザには困難な場
合が多かった。
【0006】さらに、特定のマルチメディアデータを再
生するためのデコーダは、端末装置のスペック等に関係
なく、画一的なデコーダが組み込まれる。一方、端末装
置においてシナリオデータを再生する場合、再生する端
末装置のスペックにより処理能力は異なる。また、シナ
リオデータ再生時の端末装置の動作環境、即ち、同時に
実行するアプリケーションの数・種類等によって、端末
装置におけるシナリオデータの処理能力は変動する。
【0007】したがって、同一のデコーダを用いて同一
のシナリオデータを再生した場合にも、端末装置の種類
や処理状態によってシナリオデータの再生速度は異な
り、想定されたシナリオデータの内容が適切に再生され
ないと言う問題が生じていた。本発明の課題は、シナリ
オデータ等のマルチメディアデータを適切かつ容易に再
生することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、マルチメディアデータを含
むシナリオデータを蓄積するサーバ(例えば、図3のシ
ナリオサーバ20)から、ネットワークを介して端末装
置にシナリオデータを配信可能に構成されたデータ配信
システムであって、前記端末装置は、前記サーバから所
定のシナリオデータを取得するシナリオデータ取得手段
(例えば、図2のCPUおよびネットワークコントロー
ラ)と、自装置のシナリオデータ再生能力に関する機器
情報(例えば、端末装置のCPUの種類、ディスプレイ
サイズ、表示可能色数、音楽演奏能力、コーデックの有
無、シナリオ再生時のメモリ占有率、空きメモリ量およ
びCPU使用率等)を管理する機器情報管理手段(例え
ば、図3の機器情報管理部15−1)と、前記シナリオ
データ取得手段により取得されたシナリオデータを分析
し、該シナリオデータに含まれるマルチメディアデータ
の種類(例えば、MPEG: Motion Picture Experts
Group、AVI:Audio Video Interleaved等)を判定す
る判定手段と、前記機器情報に基づいて、自装置のマル
チメディアデータ再生能力に応じたデコーダを取得する
デコーダ取得手段(例えば、図3のメディア再生部14
a−1、デコーダプロキシサーバ情報格納部16−1お
よびデコーダ検索部17−1)と、前記デコーダ取得手
段により取得されたデコーダによってシナリオデータを
再生するシナリオデータ再生手段(例えば、図3のシナ
リオ再生部13−1)と、を備え、前記デコーダ取得手
段は、自装置内部(例えば、図3の組み込みデコーダ管
理部18−1)あるいは外部装置(例えば、図3のデコ
ーダプロキシサーバ30あるいはデコーダサーバ40)
に記憶されているデコーダであって、前記判定手段によ
って判定されたマルチメディアデータの種類を復号可能
なデコーダの中からデコーダを取得することを特徴とし
ている。
【0009】また、請求項14記載の発明は、マルチメ
ディアデータを含むシナリオデータを蓄積するサーバか
ら、ネットワークを介して端末装置にシナリオデータを
配信可能に構成されたデータ配信システムにおけるデー
タ配信方法であって、前記端末装置が自装置のシナリオ
データ再生能力に関する機器情報を管理している状態
で、前記端末装置が前記サーバから所定のシナリオデー
タを取得するシナリオデータ取得ステップと、前記取得
されたシナリオデータを分析し、該シナリオデータに含
まれるマルチメディアデータの種類を判定する判定ステ
ップと、前記機器情報に基づいて、前記端末装置のマル
チメディアデータ再生能力に応じたデコーダを取得する
デコーダ取得ステップと、前記取得されたデコーダによ
ってシナリオデータを再生するシナリオデータ再生ステ
ップと、を含み、前記デコーダ取得ステップにおいて、
前記端末装置内部あるいは外部装置記憶されているデコ
ーダであって、前記判定されたマルチメディアデータの
種類を復号可能なデコーダの中からデコーダを取得す
る。
【0010】なお、ここに言う「デコーダ」には、マル
チメディアデータを復号するデコーダの他、マルチメデ
ィアデータのプレーヤ等、マルチメディアデータを再生
するために利用されるソフトウェアを含むものとする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のデータ配信シス
テムであって、前記機器情報は、前記端末装置のハード
ウェア構成に基づく情報(例えば、図3の機器情報管理
部15−1が管理する端末装置10−1の静的特性)を
含むことを特徴としている。
【0011】また、請求項15記載の発明は、請求項1
4記載のデータ配信方法であって、前記機器情報は、前
記端末装置のハードウェア構成に基づく情報を含む。請
求項3記載の発明は、請求項1または2記載のデータ配
信システムであって、前記機器情報は、前記端末装置の
動作状態に基づく情報(例えば、図3の機器情報管理部
15−1が管理する端末装置10−1の動的特性)を含
むことを特徴としている。
【0012】また、請求項16記載の発明は、請求項1
4または15記載のデータ配信方法であって、前記機器
情報は、前記端末装置の動作状態に基づく情報を含む。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載
のデータ配信システムであって、前記機器情報は、端末
装置のユーザにより指定された情報(例えば、図3のユ
ーザインターフェース19からユーザによって入力され
た機器情報)を含むことを特徴としている。
【0013】また、請求項17記載の発明は、請求項1
4〜16のいずれかに記載のデータ配信方法であって、
前記機器情報は、端末装置のユーザにより指定された情
報を含む。請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいず
れかに記載のデータ配信システムであって、自装置内部
あるいは外部装置に記憶されているデコーダには、同一
種類のマルチメディアデータを復号可能であって、端末
装置に対する復号処理時の処理負荷が異なる複数のデコ
ーダを含むことを特徴としている。
【0014】また、請求項18記載の発明は、請求項1
4〜17のいずれかに記載のデータ配信方法であって、
前記端末装置内部あるいは外部装置に記憶されているデ
コーダには、同一種類のマルチメディアデータを復号可
能であって、端末装置に対する復号処理時の処理負荷が
異なる複数のデコーダを含む。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載のデータ配信方法であって、前記デコーダ
取得手段は、所定のデコーダを記憶しているデコーダ記
憶手段(例えば、図3の組み込みデコーダ管理部18−
1)を備え、前記デコーダ記憶手段に前記機器情報に適
合する所定のデコーダが記憶されている場合には、該デ
コーダを取得し、前記デコーダ記憶手段に前記機器情報
に適合する所定のデコーダが記憶されていない場合に
は、外部装置(例えば、図3のデコーダプロキシサーバ
30)から所定のデコーダを取得することを特徴として
いる。
【0016】また、請求項19記載の発明は、請求項1
4〜18のいずれかに記載のデータ配信方法であって、
前記端末装置が、所定のデコーダを前記端末装置内部に
記憶した状態で、前記端末装置内部に前記機器情報に適
合する所定のデコーダが記憶されている場合には、該デ
コーダを取得し、前記端末装置内部に前記機器情報に適
合する所定のデコーダが記憶されていない場合には、外
部装置から所定のデコーダを取得するステップをさらに
含む。
【0017】請求項7記載の発明は、前記端末装置と直
接接続され、前記マルチメディアデータのデコーダを記
憶するデコーダプロキシサーバをさらに含み、前記デコ
ーダ取得手段は、前記デコーダ記憶手段に記憶されてい
るデコーダのうち、前記機器情報に適合する所定のデコ
ーダが取得できない場合に、前記デコーダプロキシサー
バに対し、前記機器情報に適合する所定のデコーダの検
索を要求するデコーダ検索要求を送信し、前記デコーダ
プロキシサーバは、前記デコーダ検索要求に応じて、前
記機器情報に適合する所定のデコーダを記憶している場
合には、該デコーダを前記端末装置に送信し、前記機器
情報に適合する所定のデコーダを記憶していない場合に
は、外部装置(例えば、図3のデコーダサーバ40)か
ら所定のデコーダを取得することを特徴としている。
【0018】また、請求項20記載の発明は、請求項1
9記載のデータ配信方法であって、前記端末装置と直接
接続され、前記マルチメディアデータのデコーダを記憶
するデコーダプロキシサーバをさらに含み、前記端末装
置が、自装置に記憶されているデコーダのうち、前記機
器情報に適合する所定のデコーダが取得できない場合
に、前記デコーダプロキシサーバに対し、前記機器情報
に適合する所定のデコーダの検索を要求するデコーダ検
索要求を送信するステップと、前記デコーダプロキシサ
ーバが、前記デコーダ検索要求に応じて、前記機器情報
に適合する所定のデコーダを記憶している場合には、該
デコーダを前記端末装置に送信し、前記機器情報に適合
する所定のデコーダを記憶していない場合には、外部装
置から所定のデコーダを取得するステップと、を含む。
【0019】さらに、請求項12記載の発明は、マルチ
メディアデータを含むシナリオデータを蓄積するサーバ
から、ネットワークを介して端末装置にシナリオデータ
を配信可能に構成されたデータ配信システムのためのデ
コーダプロキシサーバであって、前記端末装置と直接接
続され、前記マルチメディアデータのデコーダを記憶
し、前記端末装置の機器情報に適合する所定のデコーダ
の検索を要求するデコーダ検索要求を前記端末装置から
受信した場合に、前記デコーダ検索要求に応じて、前記
機器情報に適合する所定のデコーダを記憶している場合
には、該デコーダを前記端末装置に送信し、前記機器情
報に適合する所定のデコーダを記憶していない場合に
は、外部装置から所定のデコーダを取得することを特徴
としている。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項7記載のデ
ータ配信システムであって、前記デコーダプロキシサー
バと接続され、前記マルチメディアデータのデコーダを
記憶するデコーダサーバ(例えば、図3のデコーダサー
バ40)をさらに含み、前記デコーダプロキシサーバ
は、自装置に記憶されたデコーダのうち、前記機器情報
に適合する所定のデコーダが取得できない場合に、前記
デコーダサーバに対し、前記デコーダ検索要求を送信
し、前記デコーダサーバは、前記デコーダ検索要求に応
じて、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記憶し
ている場合には、該デコーダを前記デコーダプロキシサ
ーバあるいは前記端末装置に送信し、前記機器情報に適
合する所定のデコーダを記憶していない場合には、所定
処理を行うことを特徴としている。
【0021】また、請求項21記載の発明は、請求項2
0記載のデータ配信方法であって、前記デコーダプロキ
シサーバと接続され、前記マルチメディアデータのデコ
ーダを記憶するデコーダサーバをさらに含み、前記デコ
ーダプロキシサーバが、自装置に記憶されたデコーダの
うち、前記機器情報に適合する所定のデコーダが取得で
きない場合に、前記デコーダサーバに対し、前記デコー
ダ検索要求を送信するステップと、前記デコーダサーバ
が、前記デコーダ検索要求に応じて、前記機器情報に適
合する所定のデコーダを記憶している場合には、該デコ
ーダを前記デコーダプロキシサーバあるいは前記端末装
置に送信し、前記機器情報に適合する所定のデコーダを
記憶していない場合には、所定処理を行うステップと、
を含む。
【0022】さらに、請求項13記載の発明は、マルチ
メディアデータを含むシナリオデータを蓄積するサーバ
から、ネットワークを介して端末装置にシナリオデータ
を配信可能に構成されたデータ配信システムのためのデ
コーダサーバであって、外部装置と接続され、前記マル
チメディアデータのデコーダを記憶し、前記端末装置の
機器情報に適合する所定のデコーダの検索を要求するデ
コーダ検索要求を前記外部装置から受信した場合に、前
記デコーダ検索要求に応じて、前記機器情報に適合する
所定のデコーダを記憶している場合には、該デコーダを
前記デコーダプロキシサーバあるいは前記端末装置に送
信し、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記憶し
ていない場合には、所定処理を行うことを特徴としてい
る。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載のデータ配信システムであって、前記デコ
ーダは、汎用言語(例えば、Java、Java2等の
プラットホームに依存しない言語)により記述されたア
プリケーションであることを特徴としている。
【0024】また、請求項22記載の発明は、請求項1
4〜21のいずれかに記載のデータ配信方法であって、
前記デコーダは、汎用言語により記述されたアプリケー
ションである。請求項10記載の発明は、請求項1〜9
のいずれかに記載のデータ配信システムであって、前記
シナリオデータは、SMIL言語で記述されていること
を特徴としている。
【0025】また、請求項23記載の発明は、請求項1
4〜22のいずれかに記載のデータ配信方法であって、
前記シナリオデータは、SMIL言語で記述されてい
る。本発明によれば、端末装置がシナリオデータを受信
し、再生する場合に、シナリオデータに含まれる各マル
チメディアデータのためのデコーダが取得され、自動的
に組み込まれる。そのため、端末装置のユーザは、シナ
リオデータに含まれるマルチメディアデータの種類に応
じたデコーダを自ら組み込む必要がなく、シナリオデー
タを再生する際に、デコーダの組み込みを意識する必要
がない。
【0026】また、端末装置の処理能力に応じて適切な
デコーダが組み込まれるため、シナリオデータを再生す
る際に、各マルチメディアデータの再生タイミングある
いは表示位置等が適切に処理され、処理能力の異なる端
末装置でもシナリオデータをそれぞれ適切に再生するこ
とができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
データ配信システムの実施の形態を詳細に説明する。ま
ず、構成を説明する。図1から図5は、本発明を適用し
たデータ配信システム1を示す図である。
【0028】図1は、データ配信システム1のネットワ
ーク構成図である。図1において、データ配信システム
1は、複数n個の端末装置10−1〜10−nと、シナ
リオサーバ20と、デコーダプロキシサーバ30と、デ
コーダサーバ40と、メディアサーバ50と、ネットワ
ーク60とを含んで構成される。また、図2は、端末装
置10−1〜10−nおよび各サーバのハードウェア機
能構成を示す概略図である。
【0029】図2において、端末装置10−1〜10−
nは、CPU(Central ProcessingUnit)と、メモリ
と、ネットワークコントローラと、コーデックと、ディ
スクコントローラと、ファイルシステムと、ディスプレ
イコントローラと、モニタと、サウンドコントローラ
と、スピーカとを含んで構成される。また、各サーバ
は、CPUと、メモリと、ディスクコントローラと、フ
ァイルシステムと、ネットワークコントローラとを含ん
で構成される。
【0030】端末装置10−1〜10−nおよび各サー
バは、CPUによって実行される各種アプリケーション
および図2に示すハードウェア構成により、後述する各
部分の機能(図3参照)を実現する。図3は、データ配
信システム1の端末装置10−1および各サーバの機能
構成を示すブロック図である。また、図4は、図3の機
能構成の具体例を示す図であり、ネットワーク60とし
てインターネットを利用し、各機能部分を実現するソフ
トウェアとしてJavaを利用した場合を示している。
以下、端末装置および各サーバの構成について説明す
る。なお、各端末装置の構成は同様であるため、端末装
置10−1を代表として説明する。
【0031】図3において、端末装置10−1は、通信
部11−1と、シナリオ解読部12−1と、シナリオ再
生管理部13−1と、シナリオ再生部14−1と、機器
情報管理部15−1と、デコーダプロキシサーバ情報格
納部16−1と、デコーダ検索部17−1と、組み込み
デコーダ管理部18−1と、ユーザインターフェース部
19−1とを含んで構成される。
【0032】通信部11−1は、主に図2のネットワー
クコントローラにより実現され、入力装置等からなるユ
ーザインターフェース部19−1から入力されたシナリ
オデータの位置情報に基づいて、シナリオサーバ20に
シナリオデータの配信要求を送信する。ここで、シナリ
オデータの位置情報には、シナリオデータを蓄積してい
るシナリオサーバ20のアドレスとシナリオデータのフ
ァイル名とが含まれている。
【0033】また、通信部11−1は、デコーダ検索部
17−1から入力されたデコーダ検索要求をデコーダプ
ロキシサーバ30に送信する。ここで、デコーダ検索要
求には、後述するマルチメディアデータのメディアタイ
プ、コーディング方式および端末装置10−1の機器情
報が含まれている。さらに、通信部11−1は、後述す
るメディア再生部14a−1等から入力されたメディア
データ配信要求(後述)をメディアサーバ50に送信す
る。ここで、メディアデータ配信要求は、再生されるマ
ルチメディアデータの種類(メディアタイプ)毎に設け
られるメディア再生部それぞれから通信部11−1に入
力される。
【0034】そして、通信部11−1は、各サーバから
送信された種々のデータを受信し、所定の機能部分へ出
力する。即ち、通信部11−1は、シナリオサーバ20
から受信したシナリオデータをシナリオ解読部12−1
に出力し、デコーダプロキシサーバ30から受信したデ
コーダおよびメディアサーバ50から受信したマルチメ
ディアデータをそれぞれ所定のメディア再生部に出力す
る。
【0035】シナリオ解読部12−1は、主に図2のC
PUによって実現され、通信部11−1から入力された
シナリオデータを解析し、シーン情報に分解する。ここ
で、シーン情報とは、シナリオデータに含まれる各マル
チメディアデータの位置情報(蓄積しているサーバのア
ドレス)、メディアタイプ、表示画面における表示位
置、再生タイミング等、各マルチメディアデータ個別の
情報である。
【0036】シナリオ再生管理部13−1は、主に図2
のCPUによって実現され、シナリオ解読部12−1か
らシーン情報が入力されると、シナリオデータに含まれ
ている各マルチメディアデータを再生するメディア再生
部をそれぞれ起動し、シーン情報に基づいて表示画面の
レイアウトやマルチメディアデータの再生タイミング等
を管理してシナリオデータを所定の形態で再生する。
【0037】シナリオ再生部14−1は、主に図2のC
PU、コーデックおよび不図示の表示装置により実現さ
れ、複数のマルチメディアデータの種類(メディアタイ
プ)をそれぞれ専用に再生するメディア再生部14a−
1等を備えている。そして、シナリオ再生部14−1
は、シナリオ再生管理部13−1から入力されたシーン
情報に基づいて、各シーン情報をメディアタイプ毎に所
定のメディア再生部14a−1等によって処理する(図
4参照)。なお、メディア再生部は、各メディアタイプ
について、コーデック等のハードウェアが備えられてい
る場合はハードウェアにより実現され、ハードウェアが
備えられていない場合はソフトウェアにより実現され
る。
【0038】ここで、メディア再生部がソフトウェアに
より実現される場合について、メディア再生部14a−
1を例に挙げて説明する。メディア再生部14a−1
は、シナリオ再生管理部13−1からシーン情報が入力
されると、シーン情報に含まれるメディアタイプをデコ
ータ検索部17−1に出力する。そして、メディア再生
部14a−1には、デコーダ検索部17−1が取得した
デコーダが入力される。また、メディア再生部14a−
1は、通信部11−1にシーン情報に係るメディアデー
タ配信要求を出力する。さらに、メディア再生部14a
−1は、通信部11−1からメディアデータ配信要求に
係るマルチメディアデータが入力される。そして、メデ
ィア再生部14a−1は、シナリオ再生管理部13−1
から再生指示が入力されると、再生可能な状態である場
合、入力されたマルチメディアデータを再生する。
【0039】機器情報管理部15−1は、主に図2のC
PU、ディスクコントローラおよびファイルシステムに
より実現され、端末装置10−1の機器情報を管理す
る。ここで、機器情報とは、端末装置の処理能力に関す
る情報であって、静的特性および動的特性に分類され
る。即ち、機器情報管理部15−1は、端末装置の処理
能力に関する静的特性として、端末装置10−1のCP
Uの種類、ディスプレイサイズ、表示可能色数、音楽演
奏能力およびコーデックの有無等を把握し、動的特性と
して、シナリオ再生時のメモリ占有率や他のアプリケー
ションの使用の有無、空きメモリ量、CPU使用率等を
統計的に取得する。なお、この機器情報は、機器情報管
理部15−1が自動的に取得することとしてもよく、ユ
ーザが端末装置の使用状態を自ら判断し、機器情報とし
て入力することとしてもよい。
【0040】また、機器情報管理部15−1は、デコー
ダ検索部17−1がデコーダ検索要求を送信する際に機
器情報管理部15−1に入力する機器情報を出力する旨
の指示に従って、機器情報をデコータ検索部17−1に
出力する。デコーダプロキシサーバ情報格納部16−1
は、主に図2のCPU、ディスクコントローラおよびフ
ァイルシステムにより実現され、デコーダプロキシサー
バ30の位置情報(アドレス)を記憶する(図4参
照)。なお、図3では、接続可能なデコーダプロキシサ
ーバとして1つのデコーダプロキシサーバ30のみを示
したが、複数のデコーダプロキシサーバに接続可能とし
てもよい。
【0041】デコーダ検索部17−1は、主に図2のC
PUにより実現され、各メディア再生部からそれぞれの
シーン情報に係るメディアタイプが入力される。する
と、デコーダ検索部17−1は、機器情報管理部15−
1から機器情報を取得し、機器情報を参照して、組み込
みデコーダ管理部18−1が管理するデコーダの中か
ら、入力されたメディアタイプのマルチメディアデータ
を適切にデコード可能なデコーダを検索する。そして、
適切なデコーダが検索された場合、デコーダ検索部17
−1は、そのデコーダを組み込みデコーダ管理部18−
1から取得し、メディア再生部14a−1に出力する。
【0042】一方、適切なデコーダが組み込みデコーダ
管理部18−1が管理するデコーダの中から取得できな
い場合、デコーダ検索部18は、デコーダプロキシサー
バ情報格納部16−1からデコーダプロキシサーバ30
のアドレスを取得し、通信部11−1を介して、機器情
報を含むデコーダ検索要求をデコーダプロキシサーバ3
0に送信する。そして、通信部11−1を介してデコー
ダプロキシサーバ30から検索要求に係るデコーダを受
信すると、デコーダ検索部17−1は、受信したデコー
ダをメディア再生部14a−1に出力する。
【0043】組み込みデコーダ管理部18−1は、主に
図2のCPU、ディスクコントローラおよびファイルシ
ステムにより実現され、予め記憶されているデコーダお
よび従前にデコーダ検索部17−1によって検索された
デコーダを記憶し管理する。そして、組み込みデコーダ
管理部18−1が管理しているデコーダに対し、デコー
ダ検索部17−1によって所定のデコーダの検索が行わ
れ、そのデコーダを記憶している場合、デコーダ検索部
に所定のデコーダを出力する。
【0044】次に、シナリオサーバ20は、通信部21
と、シナリオデータ検索部22と、シナリオデータベー
ス管理部23と、シナリオデータベース24とを含んで
構成される。通信部21は、主に図2におけるネットワ
ークコントローラにより実現され、シナリオサーバ20
がネットワーク60を介して送受信するデータを所定形
式に変換する。即ち、通信部21は、ネットワーク60
を介して受信したデータからヘッダを取り除く、複数の
受信データを結合すると言った処理を施し、シナリオデ
ータ検索部22に出力する。また、通信部21は、シナ
リオデータ検索部22から入力されたシナリオデータ
に、ヘッダを付加する、ネットワークプロトコルに適合
するデータ形式に変換するといった処理を施し、ネット
ワーク60を介して所定の送信先へ送信する。
【0045】シナリオデータ検索部22は、主に図2に
おけるCPUにより実現され、端末装置10−1〜10
−nから送信されたシナリオデータ配信要求を受信する
と、シナリオデータベース管理部23が管理するシナリ
オデータの中から、シナリオデータ配信要求に示された
シナリオデータ(以下、「検索対象シナリオ」と言
う。)を検索する。そして、シナリオデータ検索部22
は、シナリオデータベース管理部23が管理するシナリ
オデータの中に検索対象シナリオが存在する場合、シナ
リオデータベース管理部23に対し、シナリオデータベ
ース24から検索対象シナリオを読み出す旨の指示を出
力する。さらに、シナリオデータ検索部22は、シナリ
オデータベース管理部23から入力された検索対象シナ
リオを通信部21に出力する。なお、図4においては、
通信部21およびシナリオデータ検索部22が、共にW
WW(World Wide Web)サーバによって実現された場合
を示している。
【0046】シナリオデータベース管理部23は、主に
図2におけるCPUおよび不図示の記憶装置により実現
され、シナリオデータベース24に記憶されているシナ
リオデータ(図4参照)を管理する。即ち、シナリオデ
ータベース管理部23は、シナリオデータベース24に
記憶されているシナリオデータを識別して管理するため
のシナリオデータテーブルを記憶部に記憶し、CPUが
シナリオデータテーブルに基づいてシナリオデータを管
理する。
【0047】また、シナリオデータベース管理部23が
管理しているシナリオデータに対し、シナリオデータ検
索部22によって検索が行われる。即ち、不図示の記憶
部に記憶されたシナリオデータテーブルがシナリオデー
タ検索部22によって検索される。そして、シナリオデ
ータベース管理部23は、検索対象シナリオが検出され
た場合にシナリオデータ検索部22から入力される指示
に応じて、検索対象シナリオをシナリオデータベース2
4から読み出し、シナリオデータ検索部22に出力す
る。
【0048】シナリオデータベース24は、主に図2に
おけるCPU、ディスクコントローラおよびファイルシ
ステムにより実現される。シナリオデータベース24
は、複数のマルチメディアデータの再生順序や表示画面
における表示位置等が記載されたシナリオデータ(図4
参照)を複数格納し、シナリオデータベース管理部23
によって所定のシナリオデータが読み出される。なお、
シナリオデータは、SMIL(Synchronized Multimedi
a Integration Language)言語によって記述されてい
る。
【0049】次に、デコーダプロキシサーバ30は、通
信部31と、デコーダ検索部32と、デコーダデータベ
ース管理部33と、デコーダデータベース34と、デコ
ーダサーバ検索部35とを含んで構成される。図3にお
いて、通信部31、デコーダデータベース34の構成
は、対象とするデータがシナリオデータではなく、デコ
ーダである点を除き、それぞれシナリオサーバ20の通
信部21およびシナリオデータベース24と同様である
ため、説明を省略する。なお、デコーダは、シナリオデ
ータに含まれるマルチメディアデータを再生あるいは復
号するためのソフトウェアであり、図4においては、J
avaクラスにより実現されている。
【0050】デコーダ検索部32は、主に図2における
CPUにより実現され、端末装置10−1〜10−nか
ら送信されたデコーダ検索要求を受信すると、デコーダ
データベース管理部33が管理するデコーダの中から、
デコーダ検索要求に示されたメディアタイプのデコーダ
(以下、「検索対象デコーダ」と言う。)を検索する。
ここで、デコーダ検索要求には、検索対象デコーダのメ
ディアタイプに加え、送信した端末装置の機器情報が含
まれている。デコーダ検索部32は、この機器情報を参
照し、その機器情報に適合するデコーダをデコーダデー
タベース管理部33が管理するデコーダの中から検索す
る。例えば、デコーダ検索要求が、MPEG(Motion P
icture Experts Group)−1のデコーダを検索する旨の
ものである場合、デコーダ検索部32は、機器情報に基
づいて、複数のMPEG−1のデコーダの中から、より
適切なデコーダを検索する。
【0051】そして、デコーダ検索部32は、デコーダ
データベース管理部33が管理するデコーダの中に検索
対象デコーダが存在する場合、デコーダデータベース管
理部33に対し、デコーダデータベース34から検索対
象デコーダを読み出す旨の指示を出力する。さらに、デ
コーダ検索部32は、デコーダデータベース管理部33
から入力された検索対象デコーダを通信部31に出力す
る。
【0052】一方、デコーダ検索部32は、デコーダデ
ータベース管理部33が管理するデコーダの中に検索対
象デコーダが存在しない場合、デコーダサーバ検索部3
5に、デコーダサーバのアドレスを検索する旨の指示を
出力する。そして、デコーダサーバ検索部35からデコ
ーダサーバのアドレスが入力されると、デコーダ検索部
32は、そのアドレスにアクセスし、デコーダサーバか
ら検索対象デコーダを取得する。そして、デコーダ検索
部32は、取得した検索対象デコーダを通信部31を介
して、デコーダ検索要求を送信した端末装置に送信す
る。なお、デコーダ検索部32は、取得した検索対象デ
コーダをデコーダデータベース管理部33に出力し、デ
コーダデータベース34に格納させる。
【0053】また、デコーダ検索部32は、デコーダサ
ーバから検索対象デコーダが検出されない旨のメッセー
ジを受信すると、通信部31を介して同様のメッセージ
を端末装置に送信する。デコーダデータベース管理部3
3は、主に図2におけるCPUおよび不図示の記憶装置
により実現され、デコーダデータベース34に記憶され
ているデコーダを管理する。即ち、デコーダデータベー
ス管理部33は、デコーダデータベース34に記憶され
ているデコーダを識別して管理するためのデコーダテー
ブルを記憶部に記憶し、CPUがデコーダテーブルに基
づいてデコーダを管理する。
【0054】また、デコーダ検索部32によって、デコ
ーダデータベース管理部33が管理しているデコーダに
対し、検索対象デコーダの検索が行われる。即ち、不図
示の記憶部に記憶されたデコーダテーブルがデコーダ検
索部32によって検索される。なお、デコーダテーブル
には、所定の機器情報と各デコーダとが対応付けて記憶
されており、デコーダ検索部32が機器情報に基づいて
検索対象デコーダを検索する。そして、デコーダデータ
ベース管理部33は、検索対象デコーダが検出された場
合にデコーダ検索部32から入力される指示に応じて、
検索対象デコーダをデコーダデータベース34から読み
出し、デコーダ検索部32に出力する。
【0055】一方、デコーダデータベース34に記憶し
ているデコーダの中から、検索対象デコーダが検出され
ない場合、デコーダデータベース管理部33は、検索対
象デコーダが検出されない旨をデコーダ検索部32に出
力する。そして、デコーダ検索部32がデコーダサーバ
40等から検索対象デコーダを取得した場合、デコーダ
検索部32から検索対象デコーダがデコーダデータベー
ス管理部33に入力され、デコーダデータベース管理部
33は、入力されたデコーダをデコーダデータベース3
4に記憶して管理する。
【0056】ここで、デコーダと機器情報との対応につ
いて説明する。機器情報は、各端末装置の処理能力を識
別する情報であり、例えば、端末装置のCPUの種類、
ディスプレイサイズ、表示可能色数、音楽演奏能力、コ
ーデックの有無、シナリオ再生時のメモリ占有率、空き
メモリ量およびCPU使用率といった情報である。一
方、デコーダを用いて同一のマルチメディアデータを再
生する際に端末装置に要求される処理能力は、マルチメ
ディアデータの再生に用いるデコーダによって異なる。
したがって、同一のマルチメディアデータを再生する場
合にも、機器情報に基づいて、再生する端末装置の処理
能力に応じたデコーダ(例えば、同一種類のマルチメデ
ィアデータをデコード可能で、デコード時の処理負荷の
異なるデコーダのうち、最も処理負荷の軽いデコーダ
等)を選択することによって、シナリオデータに含まれ
る各マルチメディアデータの再生タイミング等を適切に
管理することが可能となる。そこで、デコーダプロキシ
サーバ30等において、管理されている各デコーダは、
機器情報と対応付けられている。このとき、端末装置の
CPUの種類等、機器情報の中の1つの要素あるいは複
数の要素の組み合わせと各デコーダとを対応付ける場合
が考えられる。また、機器情報に示される条件を総合し
た上で、端末装置の処理能力を数段階のレベルに分類
し、そのレベルと各デコーダとを対応付ける場合が考え
られる。
【0057】デコーダサーバ検索部35は、主に図2の
CPU、ディスクコントローラおよびファイルシステム
により実現され、デコーダ検索部32からデコーダサー
バのアドレスの検索指示が入力されると、デコーダサー
バのアドレスが記憶されたデコーダサーバリストからデ
コーダサーバのアドレスを取得し、デコーダ検索部32
に出力する。
【0058】次に、デコーダサーバ40は、通信部41
と、デコーダ検索部42と、デコーダデータベース管理
部43と、デコーダデータベース44とを含んで構成さ
れる。図3において、通信部41、デコーダデータベー
ス44の構成は、対象とするデータがシナリオデータで
はなく、デコーダである点を除き、それぞれシナリオサ
ーバ20の通信部21およびシナリオデータベース24
と同様であり、デコーダデータベース管理部43の構成
は、デコーダプロキシサーバ30のデコーダデータベー
ス管理部33の構成と同様であるため、説明を省略す
る。
【0059】デコーダ検索部42は、主に図2における
CPUにより実現され、端末装置10−1〜10−nか
ら送信されたデコーダ検索要求を受信すると、デコーダ
データベース管理部43が管理するデコーダの中から、
検索対象デコーダを検索する。ここで、デコーダ検索要
求には、検索対象デコーダのメディアタイプに加え、送
信した端末装置の機器情報が含まれている。デコーダ検
索部42は、この機器情報を参照し、その機器情報に適
合するデコーダをデコーダデータベース管理部43が管
理するデコーダの中から検索する。例えば、デコーダ検
索要求が、MPEG(Motion Picture Experts Group)
−1のデコーダを検索する旨のものである場合、デコー
ダ検索部42は、機器情報に基づいて、複数のMPEG
−1のデコーダの中から、より適切なデコーダを検索す
る。
【0060】そして、デコーダ検索部42は、デコーダ
データベース管理部43が管理するデコーダの中に検索
対象デコーダが存在する場合、デコーダデータベース管
理部43に対し、デコーダデータベース44から検索対
象デコーダを読み出す旨の指示を出力する。さらに、デ
コーダ検索部42は、デコーダデータベース管理部43
から入力された検索対象デコーダを通信部41に出力す
る。なお、デコーダ検索部42は、デコーダデータベー
ス44に記憶しているデコーダの中から検索対象デコー
ダが検出されない場合、検索対象デコーダが検出されな
い旨を表すメッセージをデコーダプロキシサーバ30に
送信する。
【0061】次に、メディアサーバ50は、通信部51
と、メディアデータ検索部52と、メディアデータベー
ス管理部53と、メディアデータベース54とを含んで
構成される。図3において、通信部51、メディアデー
タ検索部52、メディアデータベース管理部53および
メディアデータベース54の構成は、対象とするデータ
がシナリオデータではなく、マルチメディアデータであ
る点を除き、それぞれシナリオサーバ20の通信部2
1、シナリオデータ検索部22、シナリオデータベース
管理部23およびシナリオデータベース24と同様であ
るため、説明を省略する。なお、マルチメディアデータ
は、画像ファイルや音声ファイル等であり、シナリオデ
ータを構成するデータである。
【0062】次に、動作を説明する。以下、図3を基本
として説明し、適宜図4に記載した具体例および図5の
フローチャートを参照する。初めに、端末装置10−1
のユーザは、ユーザインターフェース部19−1を介し
てシナリオサーバのアドレスとシナリオデータのファイ
ル名(例えば、図4の“http://www.yyy.com/scen.xm
l”)を入力する。
【0063】次に、通信部11−1が、入力されたアド
レスのシナリオサーバ20に対し、入力されたファイル
名のシナリオデータ(例えば、図4の“scen.xml”)を
送信する旨のシナリオデータ配信要求を送信する。シナ
リオサーバ20は、蓄積しているシナリオデータの中か
らシナリオデータ配信要求に示されたファイル名のシナ
リオデータを検索し、端末装置10−1に配信する。
【0064】端末装置10−1の通信部11−1は、シ
ナリオデータを受信すると、シナリオ解読部12−1に
受信したシナリオデータを出力し、シナリオ解読部12
−1は、そのシナリオデータを解析してシーン情報に分
解する。そして、シナリオ解読部12−1は、各シーン
情報をそれぞれのメディアタイプに適合するメディア再
生部に出力する。
【0065】シーン情報が入力されたメディア再生部
は、入力されたシーン情報に示されたマルチメディアデ
ータのメディアタイプをデコーダ検索部17−1に出力
し、また、マルチメディアデータを取得するため、メデ
ィアデータ配信要求を通信部11−1を介してメディア
サーバ50に送信する。すると、メディアサーバ50
は、メディアデータ配信要求に示されたマルチメディア
データをメディアデータベース54から検索し、端末装
置10−1に配信する。
【0066】また、デコーダ検索部17−1は、メディ
アタイプが入力されると、図5に示すデコーダ検索処理
を行う。即ち、デコーダ検索部17−1は、メディアタ
イプが入力されると(ステップS1)、機器情報管理部
15−1から機器情報を取得し(ステップS2)、機器
情報を参照して、組み込みデコーダ管理部18−1が管
理するデコーダの中から、そのメディアタイプのマルチ
メディアデータを適切にデコード可能なデコーダを検索
する(ステップS3)。
【0067】そして、デコーダ検索部17−1は、検索
条件に適合するデコーダを検出した場合(ステップS
4:Y)、そのデコーダを取得し、メディア再生部に出
力する(ステップS9)。一方、組み込みデコーダ管理
部18−1から適切なデコーダが取得できない場合(ス
テップS4:N)、デコーダ検索部17−1は、デコー
ダプロキシサーバ情報格納部16−1にアクセスする
(ステップS5)。そして、デコーダプロキシサーバの
アドレスがデコーダプロキシサーバ情報格納部16−1
に格納されていない場合(ステップS6:N)、デコー
ダ検索部17−1は、デコーダ検索処理を終了し、デコ
ーダの検索に失敗した場合の所定処理を行う。
【0068】また、デコーダプロキシサーバのアドレス
がデコーダプロキシサーバ情報格納部16−1に格納さ
れている場合(ステップS6:Y)、デコーダ検索部1
7−1は、デコーダプロキシサーバ30にデコーダ検索
要求を送信する(ステップS7)。次いで、デコーダ検
索部17−1は、デコーダプロキシサーバ30から適切
なデコーダを取得できた場合には(ステップS8:
Y)、メディア再生部に取得したデコーダを出力する
(ステップS9)。一方、デコーダ検索部17−1は、
デコーダプロキシサーバ30から適切なデコーダが取得
できない場合(ステップS8:N)、ステップS5を繰
り返す。
【0069】なお、デコーダプロキシサーバ30は、デ
コーダデータベース34に記憶しているデコーダの中か
ら、適切なデコーダが検出されない場合には、デコーダ
サーバ40にアクセスし、適切なデコーダを取得する。
そして、デコーダサーバ40は、端末装置10−1に取
得したデコーダを送信する。ここで、デコーダプロキシ
サーバ30およびデコーダサーバ40においてデコーダ
の検索が行われる場合にも、機器情報が参照され、適切
なデコーダが取得される。このような過程を経てデコー
ダ検索部17−1が適切なデコーダを取得した場合(ス
テップS8:Y)、デコーダ検索部17−1は、メディ
ア再生部に取得したデコーダを出力する。
【0070】そして、検索されたデコーダがデコーダ検
索部17−1あるいは通信部11−1から各メディア再
生部に入力されると、メディア再生部にそのデコーダが
組み込まれ、各メディア再生部は、処理能力に応じた適
切なデコーダおよびマルチメディアデータが整うことに
よって、マルチメディアデータの再生が可能な状態とな
る。そして、シナリオ再生管理部13−1からの再生指
示に応じて各メディア再生部が所定のタイミング、表示
位置等でマルチメディアデータを再生し、シナリオデー
タが適切に再生される。
【0071】以上のように、本発明を適用したデータ配
信システム1においては、端末装置がシナリオデータを
受信し、再生する場合に、シナリオデータに含まれる各
マルチメディアデータのためのデコーダが取得され、自
動的に組み込まれる。したがって、ユーザは、シナリオ
データに含まれるマルチメディアデータのメディアタイ
プに応じたデコーダを自ら組み込む必要がなく、シナリ
オデータを再生する際に、デコーダの組み込みを意識す
る必要がなくなる。
【0072】また、本発明を適用したデータ配信システ
ム1においては、各端末装置の処理能力に応じて適切な
デコーダが組み込まれる。したがって、シナリオデータ
を再生する際に、各マルチメディアデータの再生タイミ
ングあるいは表示位置等が適切に処理され、処理能力の
異なる端末装置でもシナリオデータをそれぞれ適切に再
生することができる。
【0073】なお、本実施の形態において、デコーダは
Javaにより記述されることとして説明したが、端末
装置の機種等、プラットホームに依存しない言語であれ
ば、他の汎用言語であってもよい。また、端末装置にお
いて、デコーダ検索部等の機能を実現するアプリケーシ
ョンをデコーダプロキシサーバ30等からネットワーク
60を介して受信し、端末装置に組み込むこととしても
よい。なお、端末装置における各機能は、アプリケーシ
ョン単独で実現する場合の他、オペレーティングシステ
ムの一部の機能と一体となって実現する場合や、オペレ
ーティングシステムが備える機能のみで実現する場合も
可能である。
【0074】また、本実施の形態において、シナリオサ
ーバ20、デコーダプロキシサーバ30、デコーダサー
バ40およびメディアサーバ50は、それぞれ異なるハ
ードウェア上に実現されることとして説明したが、これ
らの一部または全部を単一のハードウェア上に実現する
こととしてもよい。さらに、本実施の形態において、端
末装置はデコーダ検索要求に機器情報を含めて送信し、
デコーダ検索要求を受信した各サーバが、機器情報に基
づいて適切なデコーダを検索することとして説明した
が、機器情報に基づいてデコーダを選択する処理を端末
装置上で行うこととしてもよい。また、デコーダ検索要
求には、機器情報を含める代わりに、機器情報に基づい
て決定される端末装置の処理能力に応じたレベル等、所
定のパラメータを含めることとしてもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、端末装置がシナリオデ
ータを受信し、再生する場合に、シナリオデータに含ま
れる各マルチメディアデータのためのデコーダが取得さ
れ、自動的に組み込まれる。そのため、端末装置のユー
ザは、シナリオデータに含まれるマルチメディアデータ
の種類に応じたデコーダを自ら組み込む必要がなく、シ
ナリオデータを再生する際に、デコーダの組み込みを意
識する必要がない。
【0076】また、端末装置の処理能力に応じて適切な
デコーダが組み込まれるため、シナリオデータを再生す
る際に、各マルチメディアデータの再生タイミングある
いは表示位置等が適切に処理され、処理能力の異なる端
末装置でもシナリオデータをそれぞれ適切に再生するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ配信システム1のネットワーク構成図で
ある。
【図2】端末装置10−1〜10−nおよび各サーバの
ハードウェア機能構成を示す概略図である。
【図3】データ配信システム1の端末装置10−1〜1
0−nおよび各サーバの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3の機能構成の具体例を示す図である。
【図5】デコーダ検索処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1 データ配信システム 10−1〜10−n 端末装置 11−1,21,31,41,51 通信部 12−1 シナリオ解読部 13−1 シナリオ再生管理部 14−1 シナリオ再生部 14a−1 メディア再生部 15−1 機器情報管理部 16−1 デコーダプロキシサーバ情報格納部 17−1 デコーダ検索部 18−1 組み込みデコーダ管理部 19 ユーザインターフェース部 20 シナリオサーバ 22 シナリオデータ検索部 23 シナリオデータベース管理部 24 シナリオデータベース 30 デコーダプロキシサーバ 32,42 デコーダ検索部 33,43 デコーダデータベース管理部 34,44 デコーダデータベース 35 デコーダサーバ検索部 40 デコーダサーバ 50 メディアサーバ 52 メディアデータ検索部 53 メディアデータベース管理部 54 メディアデータベース 60 ネットワーク

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディアデータを含むシナリオデ
    ータを蓄積するサーバから、ネットワークを介して端末
    装置にシナリオデータを配信可能に構成されたデータ配
    信システムであって、 前記端末装置は、 前記サーバから所定のシナリオデータを取得するシナリ
    オデータ取得手段と、 自装置のシナリオデータ再生能力に関する機器情報を管
    理する機器情報管理手段と、 前記シナリオデータ取得手段により取得されたシナリオ
    データを分析し、該シナリオデータに含まれるマルチメ
    ディアデータの種類を判定する判定手段と、 前記機器情報に基づいて、自装置のマルチメディアデー
    タ再生能力に応じたデコーダを取得するデコーダ取得手
    段と、 前記デコーダ取得手段により取得されたデコーダによっ
    てシナリオデータを再生するシナリオデータ再生手段
    と、 を備え、 前記デコーダ取得手段は、自装置内部あるいは外部装置
    に記憶されているデコーダであって、前記判定手段によ
    って判定されたマルチメディアデータの種類を復号可能
    なデコーダの中からデコーダを取得することを特徴とす
    るデータ配信システム。
  2. 【請求項2】 前記機器情報は、前記端末装置のハード
    ウェア構成に基づく情報を含むことを特徴とする請求項
    1記載のデータ配信システム。
  3. 【請求項3】 前記機器情報は、前記端末装置の動作状
    態に基づく情報を含むことを特徴とする請求項1または
    2記載のデータ配信システム。
  4. 【請求項4】 前記機器情報は、端末装置のユーザによ
    り指定された情報を含むことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のデータ配信システム。
  5. 【請求項5】 自装置内部あるいは外部装置に記憶され
    ているデコーダには、同一種類のマルチメディアデータ
    を復号可能であって、端末装置に対する復号処理時の処
    理負荷が異なる複数のデコーダを含むことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のデータ配信システム。
  6. 【請求項6】 前記デコーダ取得手段は、所定のデコー
    ダを記憶しているデコーダ記憶手段を備え、前記デコー
    ダ記憶手段に前記機器情報に適合する所定のデコーダが
    記憶されている場合には、該デコーダを取得し、前記デ
    コーダ記憶手段に前記機器情報に適合する所定のデコー
    ダが記憶されていない場合には、外部装置から所定のデ
    コーダを取得することを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載のデータ配信システム。
  7. 【請求項7】 前記端末装置と直接接続され、前記マル
    チメディアデータのデコーダを記憶するデコーダプロキ
    シサーバをさらに含み、 前記デコーダ取得手段は、前記デコーダ記憶手段に記憶
    されているデコーダのうち、前記機器情報に適合する所
    定のデコーダが取得できない場合に、前記デコーダプロ
    キシサーバに対し、前記機器情報に適合する所定のデコ
    ーダの検索を要求するデコーダ検索要求を送信し、 前記デコーダプロキシサーバは、前記デコーダ検索要求
    に応じて、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記
    憶している場合には、該デコーダを前記端末装置に送信
    し、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記憶して
    いない場合には、外部装置から所定のデコーダを取得す
    ることを特徴とする請求項6記載のデータ配信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記デコーダプロキシサーバと接続さ
    れ、前記マルチメディアデータのデコーダを記憶するデ
    コーダサーバをさらに含み、 前記デコーダプロキシサーバは、自装置に記憶されたデ
    コーダのうち、前記機器情報に適合する所定のデコーダ
    が取得できない場合に、前記デコーダサーバに対し、前
    記デコーダ検索要求を送信し、 前記デコーダサーバは、前記デコーダ検索要求に応じ
    て、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記憶して
    いる場合には、該デコーダを前記デコーダプロキシサー
    バあるいは前記端末装置に送信し、前記機器情報に適合
    する所定のデコーダを記憶していない場合には、所定処
    理を行うことを特徴とする請求項7記載のデータ配信シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記デコーダは、汎用言語により記述さ
    れたアプリケーションであることを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかに記載のデータ配信システム。
  10. 【請求項10】 前記シナリオデータは、SMIL(Sy
    nchronized Multimedia Integration Language)言語で
    記述されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    かに記載のデータ配信システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のデ
    ータ配信システムのための端末装置。
  12. 【請求項12】 マルチメディアデータを含むシナリオ
    データを蓄積するサーバから、ネットワークを介して端
    末装置にシナリオデータを配信可能に構成されたデータ
    配信システムのためのデコーダプロキシサーバであっ
    て、 前記端末装置と直接接続され、前記マルチメディアデー
    タのデコーダを記憶し、前記端末装置の機器情報に適合
    する所定のデコーダの検索を要求するデコーダ検索要求
    を前記端末装置から受信した場合に、前記デコーダ検索
    要求に応じて、前記機器情報に適合する所定のデコーダ
    を記憶している場合には、該デコーダを前記端末装置に
    送信し、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記憶
    していない場合には、外部装置から所定のデコーダを取
    得することを特徴とするデコーダプロキシサーバ。
  13. 【請求項13】 マルチメディアデータを含むシナリオ
    データを蓄積するサーバから、ネットワークを介して端
    末装置にシナリオデータを配信可能に構成されたデータ
    配信システムのためのデコーダサーバであって、 外部装置と接続され、前記マルチメディアデータのデコ
    ーダを記憶し、前記端末装置の機器情報に適合する所定
    のデコーダの検索を要求するデコーダ検索要求を前記外
    部装置から受信した場合に、前記デコーダ検索要求に応
    じて、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記憶し
    ている場合には、該デコーダを前記デコーダプロキシサ
    ーバあるいは前記端末装置に送信し、前記機器情報に適
    合する所定のデコーダを記憶していない場合には、所定
    処理を行うことを特徴とするデコーダサーバ。
  14. 【請求項14】 マルチメディアデータを含むシナリオ
    データを蓄積するサーバから、ネットワークを介して端
    末装置にシナリオデータを配信可能に構成されたデータ
    配信システムにおけるデータ配信方法であって、 前記端末装置が自装置のシナリオデータ再生能力に関す
    る機器情報を管理している状態で、 前記端末装置が前記サーバから所定のシナリオデータを
    取得するシナリオデータ取得ステップと、 前記取得されたシナリオデータを分析し、該シナリオデ
    ータに含まれるマルチメディアデータの種類を判定する
    判定ステップと、 前記機器情報に基づいて、前記端末装置のマルチメディ
    アデータ再生能力に応じたデコーダを取得するデコーダ
    取得ステップと、 前記取得されたデコーダによってシナリオデータを再生
    するシナリオデータ再生ステップと、 を含み、 前記デコーダ取得ステップにおいて、前記端末装置内部
    あるいは外部装置記憶されているデコーダであって、前
    記判定されたマルチメディアデータの種類を復号可能な
    デコーダの中からデコーダを取得することを特徴とする
    データ配信方法。
  15. 【請求項15】 前記機器情報は、前記端末装置のハー
    ドウェア構成に基づく情報を含むことを特徴とする請求
    項14記載のデータ配信方法。
  16. 【請求項16】 前記機器情報は、前記端末装置の動作
    状態に基づく情報を含むことを特徴とする請求項14ま
    たは15記載のデータ配信方法。
  17. 【請求項17】 前記機器情報は、端末装置のユーザに
    より指定された情報を含むことを特徴とする請求項14
    〜16のいずれかに記載のデータ配信方法。
  18. 【請求項18】 前記端末装置内部あるいは外部装置に
    記憶されているデコーダには、同一種類のマルチメディ
    アデータを復号可能であって、端末装置に対する復号処
    理時の処理負荷が異なる複数のデコーダを含むことを特
    徴とする請求項14〜17のいずれかに記載のデータ配
    信方法。
  19. 【請求項19】 前記端末装置が、所定のデコーダを前
    記端末装置内部に記憶した状態で、前記端末装置内部に
    前記機器情報に適合する所定のデコーダが記憶されてい
    る場合には、該デコーダを取得し、前記端末装置内部に
    前記機器情報に適合する所定のデコーダが記憶されてい
    ない場合には、外部装置から所定のデコーダを取得する
    ステップをさらに含むことを特徴とする請求項14〜1
    8のいずれかに記載のデータ配信方法。
  20. 【請求項20】 前記端末装置と直接接続され、前記マ
    ルチメディアデータのデコーダを記憶するデコーダプロ
    キシサーバをさらに含み、 前記端末装置が、自装置に記憶されているデコーダのう
    ち、前記機器情報に適合する所定のデコーダが取得でき
    ない場合に、前記デコーダプロキシサーバに対し、前記
    機器情報に適合する所定のデコーダの検索を要求するデ
    コーダ検索要求を送信するステップと、 前記デコーダプロキシサーバが、前記デコーダ検索要求
    に応じて、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記
    憶している場合には、該デコーダを前記端末装置に送信
    し、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記憶して
    いない場合には、外部装置から所定のデコーダを取得す
    るステップと、 を含むことを特徴とする請求項19記載のデータ配信方
    法。
  21. 【請求項21】 前記デコーダプロキシサーバと接続さ
    れ、前記マルチメディアデータのデコーダを記憶するデ
    コーダサーバをさらに含み、 前記デコーダプロキシサーバが、自装置に記憶されたデ
    コーダのうち、前記機器情報に適合する所定のデコーダ
    が取得できない場合に、前記デコーダサーバに対し、前
    記デコーダ検索要求を送信するステップと、 前記デコーダサーバが、前記デコーダ検索要求に応じ
    て、前記機器情報に適合する所定のデコーダを記憶して
    いる場合には、該デコーダを前記デコーダプロキシサー
    バあるいは前記端末装置に送信し、前記機器情報に適合
    する所定のデコーダを記憶していない場合には、所定処
    理を行うステップと、 を含むことを特徴とする請求項20記載のデータ配信方
    法。
  22. 【請求項22】 前記デコーダは、汎用言語により記述
    されたアプリケーションであることを特徴とする請求項
    14〜21のいずれかに記載のデータ配信方法。
  23. 【請求項23】 前記シナリオデータは、SMIL(Sy
    nchronized Multimedia Integration Language)言語で
    記述されていることを特徴とする請求項14〜22のい
    ずれかに記載のデータ配信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8020140B2 (en) 2003-03-13 2011-09-13 Panasonic Corporation Medium distribution device, medium reception device, medium distribution method, and medium reception method
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