JPH04316468A - クランベリージュースの製造法 - Google Patents

クランベリージュースの製造法

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JPH04316468A
JPH04316468A JP3106416A JP10641691A JPH04316468A JP H04316468 A JPH04316468 A JP H04316468A JP 3106416 A JP3106416 A JP 3106416A JP 10641691 A JP10641691 A JP 10641691A JP H04316468 A JPH04316468 A JP H04316468A
Authority
JP
Japan
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juice
added
gelatin
cranberry juice
organic acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP3106416A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Shimazu
島津 善美
Hikotaka Hashimoto
橋本 彦尭
Yasuhiko Nakajima
中嶋 康彦
Yoshimi Watabe
渡部 芳美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DERUMONTE KK
Kikkoman Corp
Nippon Del Monte Corp
Original Assignee
NIPPON DERUMONTE KK
Kikkoman Corp
Nippon Del Monte Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクランベリージュースの
製造法に係り、その目的とするところは渋味や酸味の低
減されたクランベリージュースを得るところにある。
【0002】
【従来の技術及び課題】日本名でつるこけももといわれ
る北アメリカ原産のクランベリーはすっきりした酸味と
鮮やかなルビー色を最大の特徴とし、古くからジャムや
ソースの原料としてあるいは果実をそのまま料理用素材
として、また近年は果汁に水と糖(砂糖や蜂蜜等)を加
え飲料としても利用されている。
【0003】クランベリー果汁に含まれる酸はクエン酸
、リンゴ酸、キナ酸等からなるが、本発明者等はオスト
メイト患者に対して高濃度クランベリージュースを一定
期間飲用投与試験を行い、尿が酸性化すること及びクラ
ンベリー中のキナ酸が生体内で馬尿酸に変換され尿中に
排出されることを確認した。またクランベリージュース
飲用の効果は尿路結石を溶解し、尿路感染を防ぎ、また
尿のアンモニア生成を抑え尿臭を消す作用に寄与すると
いわれて、アメリカではクランベリージュースが泌尿器
系の患者に広く飲用がすすめられている。
【0004】ところがクランベリー果汁は酸性が強くま
た渋味も強いところから、そのままでは飲用に適さず果
汁含量30%以下程度とし更に砂糖等を添加して飲料と
しているのが実情である表1にクランベリー果汁10〜
100%含有のジュースの性質を示す。
【0005】 表1   濃度      Brix        PH 
        T.A.       渋味  (%
)      (20°C)            
     (%)  10        0.7  
      2.59        0.23   
   少し感じる  20        1.4  
      2.48        0.47   
   少し感じる  30        2.1  
      2.42        0.71   
   少し感じる  40        2.8  
      2.38        0.95   
   強く感じる  50        3.5  
      2.36        1.19   
   強く感じる  60        4.2  
      2.33        1.44   
   かなり強く感じる  80        5.
6        2.31        1.91
      かなり強く感じる 100       
 7.0        2.29        2
.39      かなり強く感じる
【0006】しか
しながら嗜好品としての飲料であるならばともかく、薬
理効果を期待して飲む場合には果汁含量が低ければ低い
ほど多量に飲まなければならず、結果的に糖分の大量摂
取等不都合が生じることになる。
【0007】本発明者等は高濃度の果汁を含有しても飲
みやすいクランベリージュースを提供すべく検討したと
ころ、クランベリー果汁をゼラチン処理したのち有機酸
のナトリウム塩あるいはカリウム塩を添加することによ
り目的とするクランベリージュースが得られるという知
見を得て本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明はクランベリー果汁をゼラ
チン処理したのち有機酸のナトリウム塩またはカリウム
塩を添加することを特徴とするクランベリージュースの
製造法である。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下本発明を具体的に説
明する。生あるいは冷凍のクランベリー果実を破砕、搾
汁して得られる果汁、あるいはこれらの果汁を水で希釈
した果汁に0.03〜0.1%のゼラチンを添加しよく
混合した後静置する。静置後0.5時間位でおり様の沈
殿が生ずるので、これを適宜の方法、例えば濾過、デカ
ンター処理あるいは遠心分離等により除去し清澄な果汁
を得る。 得られた清澄な果汁に有機酸のナトリウムあるいはカリ
ウム塩を添加しPH調整する。
【0010】使用される有機酸の塩類は、クランベリー
果汁に含まれる有機酸の塩類が好ましく、例えばクエン
酸ナトリウム、クエン酸カリウム、リンゴ酸ナトリウム
、リンゴ酸カリウム等であり、これらの添加量は果汁の
PHが3.0〜3.4程度となる量である。次いで糖類
例えば果糖、砂糖、各種オリゴ糖、蜂蜜等を添加して調
合し、仕上げ濾過して殺菌後、容器に充填し製品とする
【0011】得られた製品は高濃度の果汁を含有するに
もかかわらず渋味、酸味が低減されて飲みやすく、しか
も鮮やかな色調を有するジュースであり、泌尿器系の患
者にとって少量の飲用で薬理効果が期待できるものであ
る。もちろん通常の需要者が飲用できることはいうまで
もない。
【0012】
【実験例】ゼラチン処理が渋味低減および色調に効果の
あることを示す実験例を以下に示す。100%クランベ
リー果汁に渋味除去物質として(A)ゼラチン(新田ゼ
ラチン(株)製)、(B)ポリクラールAT(五協産業
(株)製)及び(C)乾燥卵白(キューピー(株)製)
を500PPM添加混合し、6時間静置後濾過して清澄
果汁を得た。これらの清澄果汁について分析及び官能評
価をした結果を表2に示す。
【0013】
【0014】表2から明らかなように、ゼラチン処理し
たものは無処理のものに対しては勿論、他の方法で処理
したものに比し渋味が少なく、また色調も鮮やかなもの
であった。
【0015】
【実施例】以下に実施例を示す。 実施例 クランベリーの1/5濃縮果汁1.5Kgを2倍に希釈
し、これに5.4gのバイキゾル(バイエルジャパン(
株)製)を50mlの水に溶解した溶液を添加しゆっく
りと混合後47°Cに加熱し、ついでこれに、前もって
9gのゼラチン(新田ゼラチン(株)製)を45mlの
水に30分浸漬膨後50°Cに加熱し溶解させたゼラチ
ン溶液を添加混合し、90°Cに加熱、けいそう土を加
えて濾過した。
【0016】この濾液212  gに果糖56g、クエ
ン酸ナトリウム1.8g、ビタミンC0.2gを添加し
水を加えて1kgとした。これを仕上げ濾過し95°C
で加熱殺菌し、容器に充填して果汁含量50%のクラン
ベリージュース製品を得た。対照としてクランベリーの
1/5濃縮果汁を9倍に希釈し、この希釈液1000m
lあたり果糖54g、ビタミンC0.2gを添加し、水
を加えて果汁含量50%に調整し、以下上記と同様に処
理して対照製品とした。
【0017】得られた各製品の分析値は以下の通り。                         P
H    Brix(20°C)  T.A.(%) 
 タンニン(mg/l)      本発明製品   
    3.2       9.2        
O.92          420      対照
製品         3.0       9.3 
       0.95          600

0018】これらの製品を10名のパネルに飲み比べさ
せたところ、10名共本発明製品が飲みやすいという評
価をした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クランベリー果汁をゼラチン処理した
    のち有機酸のナトリウム塩またはカリウム塩を添加する
    ことを特徴とするクランベリージュースの製造法
JP3106416A 1991-04-12 1991-04-12 クランベリージュースの製造法 Pending JPH04316468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3106416A JPH04316468A (ja) 1991-04-12 1991-04-12 クランベリージュースの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3106416A JPH04316468A (ja) 1991-04-12 1991-04-12 クランベリージュースの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04316468A true JPH04316468A (ja) 1992-11-06

Family

ID=14433069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3106416A Pending JPH04316468A (ja) 1991-04-12 1991-04-12 クランベリージュースの製造法

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JP (1) JPH04316468A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001316295A (ja) * 2000-05-10 2001-11-13 Ogawa & Co Ltd ビタミン臭抑制剤
DE102013201024A1 (de) 2012-03-16 2013-09-19 Mitsubishi Electric Corporation Wiedergabevorrichtung, Steuerverfahren und Aufzeichnungsmedium
EP3532083A4 (en) * 2016-10-27 2020-07-22 Seixas-Mikelus, Stefanie, A. JUICE-BASED DRINK TO PREVENT AND TREAT RENAL CALCULATIONS
US11273140B2 (en) 2013-06-06 2022-03-15 Stefanie A. Seixas-Mikelus Juice beverage for prevention and treatment of renal stones

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