JP4331074B2 - 圧縮ファイル再生方法および装置 - Google Patents

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Description

この発明は、異なるデコード方式によるデコード処理を行う複数のデコーダを用いて複数の異なるエンコード方式で圧縮された複数の圧縮ファイルが記録された記録媒体についての再生を行う圧縮ファイル再生方法および装置に関するものである。
近年、MP3(MPEG-1/MPEG-2 Audio Layer3)、WMA(Windows(登録商標)Media Audio)、AAC(Advanced Audio Coding)などの異なる圧縮符号化(エンコード)方式で、オーディオデータが記録されたCD,DVD、あるいはハードディスクなどの記録媒体についての再生動作を行うオーディオ再生装置が市場に出回りつつある。
特許文献1においては、フラッシュROM内にMP3デコード機能、WMAデコード機能、およびCD−DAの音飛び防止機能の3種類のプログラムを格納しておき、ディスクの内容を分析することによって、制御用マイコンが、装着されたディスクのオーディオデータの種類に応じてフラッシュROM内のプログラムを選択して、データに対応するプログラムをデジタルシグナルプロセサのプログラム用内蔵メモリに導入するように構成し、デジタルシグナルプロセッサが、装着されたディスクのデータに応じた再生処理を実行するようにしている。
この特許文献1に示された従来技術の再生指示から再生動作までの動作手順を図8、図9を用いて説明する。この場合は、MP3,WMA,AACの他に、WAVデータも再生可能であるとする。
再生指示を検出すると(ステップS400)、記録媒体に記録された圧縮ファイルのファイル情報(ファイル名、記録時間など)の検索処理を実行する(ステップS410)。図9は、ステップS410の圧縮ファイルの検索処理の詳細を示すものであり、まず、ファイル検索を行い(ステップS500)、抽出された1つのファイル情報に含まれるファイル名の拡張子がMP3であるか否かを判定し(ステップS501)、MP3である場合は、このファイル情報を取得し(ステップS502)、取得したファイル情報を再生リスト作成のための1つの入力情報とする(ステップS510)。MP3でない場合は、つぎに当該ファイル情報に含まれるファイル名の拡張子がWMAであるか否かを判定し(ステップS503)、WMAである場合は、このファイル情報を取得し(ステップS504)、取得したファイル情報を再生リスト作成のための1つの入力情報とする(ステップS510)。WMAでない場合は、つぎに当該ファイル情報に含まれるファイル名の拡張子がWAVであるか否かを判定し(ステップS505)、WAVである場合は、このファイル情報を取得し(ステップS506)、取得したファイル情報を再生リスト作成のための1つの入力情報とする(ステップS510)。WAVでない場合は、つぎに当該ファイル情報に含まれるファイル名の拡張子がAACであるか否かを判定し(ステップS507)、AACである場合は、このファイル情報を取得し(ステップS508)、取得したファイル情報を再生リスト作成のための1つの入力情報とする(ステップS510)。抽出されたファイル情報に含まれるファイル名の拡張子が、当該機器に設定されている複数のデコード方式の何れにも該当しない場合は、このファイル情報を破棄する(ステップS509)。このような処理を、記録媒体に記録されている全ての圧縮ファイルに対応するファイル情報について繰り返し実行する(ステップS511)。
このようにして、記録媒体に記録された圧縮ファイルのうちのデコード可能な圧縮ファイルに関するファイル情報のみを抽出し、該抽出したファイル情報を用いて各圧縮ファイルの再生順序を規定する再生リストを作成する(ステップS420)。つぎに、作成された再生リストに規定された順番にファイル情報を読み出す。そして、読み出した1つのファイル情報の拡張子すなわちデコード方式を識別し、さらに該識別したデコード方式に対応するデコーダが導入されているか否かをチェックする(ステップS430)。対応するデコーダが導入されていない場合は、デコーダの切替えを実行する(ステップS440〜S443)。このようなファイル情報とデコーダとの合致チェック処理を終了すると、ファイル情報に対応する圧縮ファイルを記録媒体から読み出し(ステップS460)、読み出したファイルをデコードして再生する(ステップS470)。そして、上記合致チェック処理、デコード再生処理を再生リストに含まれる各ファイルについて繰り返し実行することで(ステップS480)、再生リストに含まれる各ファイル情報に対応する圧縮ファイルの再生が実行される。
特開2003−281826号公報
しかしながら、上記従来技術では、ファイルデータ検索の際に、図9のステップS501,S503,S505,S507に示すように、記録媒体に記録された各ファイル情報に含まれる拡張子を、当該機器で再生可能な各デコード方式(MP3,WMA,WAV,AAC)の何れかと合致するか否かをチェックし、合致したものを抽出して再生リストを生成しているので、1つのファイル名についての合致チェック処理が、当該機器で再生可能な各デコード方式の個数分必要になり、圧縮ファイルが再生されるまでに時間がかかるという問題が一例として挙げられる。
また、上記従来技術では、ステップS430,S440〜S443に示すように、再生リストに含まれるファイル情報毎に、拡張子すなわちデコード方式を識別し、さらに該識別したデコード方式に対応するデコーダが導入されているか否かをチェックするようにしているので、圧縮ファイルが再生されるまでに時間がかかるという問題が一例として挙げられる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、再生指示から再生までの所要時間を短縮することができる圧縮ファイル再生方法および装置を提供することを目的とする。
求項に記載の発明は、異なるデコード方式によるデコード処理を行う複数のデコーダを有し、これら複数のデコーダを用いて複数の異なるエンコード方式で圧縮された複数の圧縮ファイルが記録された記録媒体についての再生を行う圧縮ファイル再生装置において、前記デコード方式の各々の再生順位が設定される順位設定手段と、再生指示を検出すると、記録媒体に記録された複数の圧縮ファイルのファイル情報を前記設定された再生順位に従ってデコード方式別にソートした再生リスト情報を作成するとともに、ソートした再生リスト情報における同一デコード方式でデコードを行う1〜複数の圧縮ファイルにおける先頭のファイル情報に所定の切替情報を付加する再生リスト作成手段と、前記再生リスト情報から前記ソート順にファイル情報を順次読み出すと共に、再生リスト情報から切替情報が付加されたファイル情報を検出したときにのみ、当該ファイル情報に対応するデコーダを選択して動作させるデコーダとして設定するデコーダ選択設定処理を実行して、該選択設定されたデコードを用いて読み出されたファイル情報に対応する圧縮ファイルを再生する再生制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、異なるデコード方式によるデコード処理を行う複数のデコーダを用いて複数の異なるエンコード方式で圧縮された複数の圧縮ファイルが記録された記録媒体についての再生を行う圧縮ファイル再生方法において、前記デコード方式の各々の再生順位が設定される第1ステップと、再生指示を検出すると、記録媒体に記録された複数の圧縮ファイルのファイル情報を前記設定された再生順位に従ってデコード方式別にソートした再生リスト情報を作成するとともに、ソートした再生リスト情報における同一デコード方式でデコードを行う1〜複数の圧縮ファイルにおける先頭のファイル情報に所定の切替情報を付加する第2ステップと、前記再生リスト情報から前記ソート順にファイル情報を順次読み出すと共に、再生リスト情報から切替情報が付加されたファイル情報を検出したときにのみ、当該ファイル情報に対応するデコーダを選択して動作させるデコーダとして設定するデコーダ選択設定処理を実行して、該選択設定されたデコードを用いて読み出されたファイル情報に対応する圧縮ファイルを再生する第3ステップと、を備えることを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる圧縮ファイル再生方法および装置の好適な実施例を詳細に説明する。
図1〜図3を用いてこの発明の実施例1を説明する。図1は、この発明にかかる圧縮ファイル再生装置の実施例1の構成を示す図である。この圧縮ファイル再生装置が再生の対象とする記録媒体1は、CD,DVD,ハードディスク、青紫色のレーザ光を用いたAOD(Advanced Optical Disc)等の次世代ディスクなどであり、この記録媒体1には、MP3,WMA,AACなどの複数の異なるエンコード方式で圧縮された複数の圧縮ファイルが混在して記録されているとする。
図1に示すように、圧縮ファイル再生装置は、システムコントローラ10と、読取部20と、EFMデコーダ21と、メモリマネージャ22と、DRAM23と、DAコンバータ24と、アンプ,スピーカなどの出力デバイス25と、デコーダ30と、デコード方式指定部40とを有している。
読取部20は、記録媒体1に記録された記録データを読み取るための各種機構、光学系、電子回路等から成るピックアップ部を有し、読み取ったRF信号をEFMデコーダ21に出力する。EFMデコーダ21は、入力されたRF信号を2値化し、2値化されたRF信号に対してEFM(Eight to Fourteen Modulation)復調処理などを施してデジタルオーディオ信号を生成し、生成したデジタルオーディオ信号をメモリマネージャ22に出力する。メモリマネージャ22は、EFMデコーダ21から出力されるデジタルオーディオ信号をDRAM23に一時記憶し、DRAM23から読み出した圧縮デジタルオーディオ信号をデコーダ30に出力し、さらにデコーダ30から得られたデコード後の伸張デジタルオーディオ信号をD/Aコンバータ24に出力するなどの制御を実行する。
DRAM23は、メモリマネージャ22のメモリ制御によってEFMデコーダ21からのデジタルオーディオ信号を一時記憶する。デコーダ30は、MP3デコード機能を有するプログラムであるMP3デコーダ、WMAデコード機能を有するプログラムであるWMAデコーダ、AACデコード機能を有するプログラムであるAACデコーダを有し、これら複数のデコーダのうちの何れかを動作させてDRAM23から読み出した圧縮デジタルオーディオ信号の伸張(デコード)処理を実行する。デコードされたデジタルオーディオ信号はメモリマネージャ22に出力される。
DAコンバータ24は、メモリマネージャ22から入力されるデコード処理後のデジタルオーディオ信号をアナログのオーディオ信号に変換して、変換したアナログオーディオ信号を出力デバイス25に出力する。出力デバイス25は、アンプ、スピーカなどであり、入力されたアナログオーディオ信号を再生して可聴周波数帯域のオーディオ信号を出力する。
デコード方式指定部40は、ユーザが複数のデコード方式(この場合MP3,WMA,AAC)の中から再生を所望するデコード方式を択一選択設定するための操作子(ボタン、スイッチなど)であり、このデコード方式指定部40によって選択設定されたデコード方式に対応する圧縮ファイルのみが再生可能となる。
システムコントローラ10は、再生拡張子指示部12、再生リスト作成部13などを備えている。再生拡張子指示部12は、デコード方式指定部40の選択設定内容を検出し、その選択内容を示すデコーダ選択指定信号を再生リスト作成部13およびデコーダ30に出力する。再生リスト作成部13は、再生拡張子指示部12からのデコーダ選択指定信号によって指定された1つのデコード方式に対応しているファイル情報のみを抽出した再生リスト情報を作成する。
以下、図2,図3のフローチャートを参照して図1に示す圧縮ファイル再生装置の再生動作手順について説明する。圧縮ファイル再生装置に記録媒体1がセットされた後、システムコントローラ10は、まず、ユーザによるデコード方式指定部40の操作により、再生すべきデコード方式が選択されたか否かを判定する(ステップS100)。デコード方式指定部40が操作されて再生するデコード方式が選択されると、再生拡張子指示部12は、これを検出し、その選択内容を示すデコーダ選択指定信号を再生リスト作成部13およびデコーダ30に出力する。デコーダ30は、デコーダ選択指定信号を受信すると、該デコーダ選択指定信号で指定された1つのデコード方式に対応するデコーダを選択し、該選択したデコーダのみを動作可能な状態にする(ステップS110)。例えば、デコード方式指定部40の操作により、MP3が選択された場合は、MP3デコーダのみを動作可能な状態にする。
一方、システムコントローラ10は、図示しない再生ボタンのオンを検出するなどしてユーザによる再生指示を検出すると(ステップS120)、再生リスト作成部13では、記録媒体1のファイルデータを検索し(ステップS130)、記録媒体1に記録された複数の圧縮ファイルのファイル情報がデコーダ選択指定信号によって指定された1つのデコード方式に対応しているか否かを判定することにより、指定されたデコード方式に対応するファイル情報のみを抽出した再生リスト情報を作成する(ステップS140)。
図3は、ステップS130のファイルデータ検索処理、ステップS140の再生リストの作成処理の詳細手順を示すものである。システムコントローラ10は、読取部20を制御して記録媒体1から例えばリードインエリアにあるTOC(Table of contents)情報を読み出させる。そして、システムコントローラ10は、このTOC情報をEFMデコーダ21を介して取得する。TOC情報には、記録媒体1に記憶されている内容がROMなのか、あるいはDA(CD−DA)なのかを判別するための情報が含まれている。このTOC情報をもとに、ROMであればそれぞれのファイルのプログラムエリアに記憶されているファイル情報(ファイル名、記録時間、アドレス情報など)から、再生リスト作成部13は、再生リストを作成する(ステップS131)。
この作成処理においては、再生リスト作成部13は、各ファイル情報に含まれるファイル名を、デコーダ選択指定信号で指定されたデコード方式と一致しているか否かを判定し(ステップS132)、一致している場合は、このファイル情報を取得して再生リストの1つの入力ファイル情報とし(ステップS133)、一致していない場合は、このファイル情報を破棄する(ステップS134)。このような処理を、TOC情報に記録されている全てのファイル情報について繰り返し実行することにより(ステップS136)、指定されたデコード方式に対応するファイル情報のみを抽出した再生リスト情報を作成する(ステップS135)。なお、再生リスト作成部13では、ファイルの記録日時時刻、ファイル名のアルファベット順、などの予め指定されたパラメータを用いて、抽出された1〜複数のファイル情報をソートした再生リストを作成する。例えば、デコード方式指定部40の操作により、MP3が選択された場合は、MP3ファイルに対応するファイル情報のみが抽出され、これら抽出されたMP3ファイルがファイル名のアルファベット順にソートされた再生リストが作成される。
このようにして再生リストが作成されると、システムコントローラ10は、作成した再生リストのファイル情報に含まれる圧縮ファイルの記録アドレス情報を用いて、読取部20を制御することにより、記録媒体1から再生リストに登録されたファイル情報に対応する圧縮ファイルのみをソート順に順次読み出す。読み出された圧縮ファイルのRF信号は、前述したようにEFMデコーダ21で2値化、EFM復調され、圧縮デジタルオーディオ信号として、メモリマネージャ22を経由してDRAM23に一時記憶される。さらにDRAM23に一時記憶された圧縮デジタルオーディオ信号は、メモリマネージャ22を介してデコーダ30に入力される。
前述したように、デコーダ30では、デコーダ選択指定信号で指定された1つのデコード方式に対応するデコーダのみが動作状態になっているので、該デコーダによって入力された圧縮デジタルオーディオ信号がデコードされる(ステップS150)。デコードされた伸張デジタルオーディオ信号は、メモリマネージャ22を経由してDAコンバータ24に入力されてアナログ信号に変換された後、出力デバイス25により再生されて可聴周波数帯域のオーディオ信号が出力される(ステップS160)。このような処理を、再生リストに登録された各圧縮ファイルについて繰り返し実行する。このようにして、デコード方式指定部40の操作により、MP3が選択された場合は、記録媒体1に記録された複数のファイルのうちMP3ファイルのみが再生されることになる。
このように実施例1では、ユーザにデコード方式指定部40を操作させて1つの拡張子の圧縮ファイルのみを再生可能としたので、再生リスト作成の際のファイル検索処理においては、ステップS132に示すように、各ファイル情報のファイル名(の拡張子)を、ユーザによって選択された1つの拡張子のみと比較すればよいので、従来のように各ファイル名を再生可能な全てのデコード方式の拡張子と比較する必要がなくなり、これにより再生指示から再生までの所要時間を短縮させることできる。また、実施例1では、デコード方式指定部40で指令されたデコーダのみを固定的に選択状態としているので、従来技術のように、各圧縮ファイルの再生の度に、拡張子すなわちデコード方式を識別し、識別したデコード方式に対応するデコーダが導入されているか否かをチェックする処理を行う必要もなくなり、再生指示から再生までの所要時間を短縮させることできる。このように、実施例1においては、複数の異なる拡張子の圧縮ファイルが混在する記録媒体の再生時において、特定の1つの拡張子の圧縮ファイルのみを再生させる場合に、再生指示から再生までの時間を従来より短縮させることができ、圧縮ファイル再生装置のパフォーマンスを向上させることができる。
図4〜図7を用いてこの発明の実施例2を説明する。この実施例2においても、記録媒体1には、MP3,WMA,AACなどの複数の異なるエンコード方式で圧縮された複数の圧縮ファイルが混在して記録されているとする。
図4は、この発明にかかる圧縮ファイル再生装置の実施例2の構成を示す図である。図4に示すように、圧縮ファイル再生装置は、読取部20と、EFMデコーダ21と、メモリマネージャ22と、DRAM23と、DAコンバータ24と、アンプ,スピーカなどの出力デバイス25と、デコーダ30と、デコード方式優先設定部50と、システムコントローラ60とを有している。図1に示した実施例1の構成要素と同一機能を達成するものについては同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
デコード方式優先設定部50は、ユーザが複数のデコード方式(この場合MP3,WMA,AAC)の再生の優先順位を設定するための操作子(ボタン、スイッチなど)であり、このデコード方式優先設定部50によって設定された優先順位で圧縮ファイルが再生されることとなる。例えば、MP3→WMA→AACの順に優先順位が下がるように優先順位を設定した場合は、MP3ファイル→WMAファイル→AACファイルの順に圧縮ファイルが再生される。
システムコントローラ60は、切替情報検出部61と、拡張子優先順位記憶部62と、デコード方式切り替え部63と、再生リスト作成部64とを備えている。拡張子優先順位記憶部62は、デコード方式優先設定部50のユーザ操作により設定されたデコード方式の優先順位を記憶する。再生リスト作成部64は、デコード方式優先設定部50に指定された優先順位に従って記録媒体1に記録された複数の圧縮ファイルのファイル情報をデコード方式別にソートした再生リストを作成するとともに、ソートした再生リストにおける同一デコード方式でデコードを行う圧縮ファイル群における先頭のファイル情報に所定の切替情報MAを付加する等の処理を実行する。切替情報検出部61は、再生リストのリスト順にファイル情報を読み出す際に、切替情報MAを検出する処理を実行する。デコード方式切り替え部63は、切替情報検出部61からの切替情報検出通知に基づいて、デコーダ30におけるデコーダを切り替えるためのデコーダ選択指定信号を形成してデコーダ30に出力する。
以下、図5のフローチャートを参照して図4に示す圧縮ファイル再生装置の再生動作手順について説明する。圧縮ファイル再生装置に記録媒体1がセットされた後、システムコントローラ10は、まず、ユーザによるデコード方式優先設定部50の操作により、デコード方式の優先順位が設定されたか否かを判定する(ステップS200)。デコード方式優先設定部50が操作されて再生するデコード方式の優先順位が設定されると、拡張子優先順位記憶部62に設定された優先順位が記憶される(ステップS210)。また、このときには、優先順位パラメータn=1とする。図6には、第1位(n=1)がMP3、第2位(n=2)がWMA、第3位(n=3)がAACと設定されたときの拡張子優先順位記憶部62の記憶内容が示されている。
つぎに、システムコントローラ10は、図示しない再生ボタンのオンを検出するなどしてユーザによる再生指示を検出すると(ステップS220)、システムコントローラ10の再生リスト作成部64では、記録媒体1に記録された複数の圧縮ファイルのファイル情報を指定された優先順位に従ってデコード方式別にソートした再生リストを作成するとともに、ソートした再生リストにおける同一デコード方式でデコードを行う1〜複数の圧縮ファイルにおける先頭のファイル情報に所定の切替情報MAを付加する(ステップS230)。
具体的には、システムコントローラ10は、前述と同様にして、記録媒体1のTOC情報をEFMデコーダ21を介して取得し、TOC情報内に登録されている複数の圧縮ファイルについてのファイル情報(ファイル名、記録時間、圧縮ファイルの記録アドレスなど)を検索し、これら検索した複数のファイル情報をユーザ設定された優先順位に従ってデコード方式別にすなわち拡張子別にソートするとともに、拡張子が同一のファイル情報群における先頭のファイル情報に、所定のコードから成る切替情報MAを付加する。図7は、第1位がMP3、第2位がWMA、第3位がAACと優先順位が設定されたときの再生リスト(ファイル情報のソート結果)を示しており、拡張子が同一のファイル情報群における先頭のファイル情報には、切替情報MAが付加されている。
このようにして再生リストが作成されると、システムコントローラ10は、作成された再生リストを参照して再生リストに登録されたファイル情報に対応する圧縮ファイルをソート順に順次読み出す動作を開始する(ステップS240)。具体的には、作成した再生リストの各ファイル情報に含まれる圧縮ファイルの記録アドレス情報を用いて、読取部20を制御することにより、再生リストに登録されたファイル情報に対応する圧縮ファイルをソート順に記録媒体1から順次読み出すようにする。まず、再生リストに登録された1番目のファイル情報に対応する圧縮ファイルを読み出させる。
また、システムコントローラ60の切替情報検出部61は、再生リストに登録されたファイル情報を参照する際に、各ファイル情報に切替情報MAが付加されているか否かを判定する(ステップS250)。そして、切替情報検出部61は、切替情報MAを検出したときには、その旨をデコード方式切り替え部63に通知する。再生リストの1番目のファイル情報には、前述したように、切替情報MAが付加されているので、この際には切替情報検出通知がデコード方式切り替え部63に送られる。
この通知を受信したデコード方式切り替え部63は、拡張子優先順位記憶部62の記憶内容を参照することにより、第1位(n=1)の優先順位のデコード方式が何であるかを判定し、該判定したデコード方式を選択させるためのデコーダ選択指定信号をデコーダ30に出力する。デコーダ30は、デコーダ選択指定信号を受信すると、該デコーダ選択指定信号で指定された1つのデコード方式に対応するデコーダを選択し、該選択したデコーダのみを動作可能な状態にする(ステップS260)。例えば、デコーダ選択指定信号がMP3を指定している場合は、MP3デコーダを動作可能な状態にする。つぎに、優先順位パラメータnが+1され、n=2となる(ステップS270)。
一方、読取部20によって読み出された圧縮ファイルのRF信号は、前述したようにEFMデコーダ21で2値化、EFM復調され、圧縮デジタルオーディオ信号(以下、圧縮デジタルオーディオ信号は、圧縮デジタルオーディオデータと読み替えてもよい)として、メモリマネージャ22を経由してDRAM23に一時記憶される。さらにDRAM23に一時記憶された圧縮デジタルオーディオ信号は、メモリマネージャ22を介してデコーダ30に入力される。デコーダ30では、デコーダ選択指定信号で指定された1つのデコード方式に対応するデコーダのみが動作状態になっているので、該デコーダによって入力された圧縮デジタルオーディオ信号がデコードされる(ステップS280)。デコードされた伸張デジタルオーディオ信号は、メモリマネージャ22を経由してDAコンバータ24に入力されてアナログ信号に変換された後、出力デバイス25により再生されて可聴周波数帯域のオーディオ信号が出力される(ステップS290)。
このようにして1番目の圧縮ファイルの再生が終了すると(ステップS300)、システムコントローラ60は、再生リストに登録されているつぎのファイル情報を読み出し、このファイル情報を参照して読取部20を制御することにより、再生リストに登録された2番目のファイル情報に対応する圧縮ファイルを記録媒体1から読み出させる。この際に、システムコントローラ60の切替情報検出部61は、当該ファイル情報に切替情報MAが付加されているか否かを判定する(ステップS250)。この場合、図7に示したような再生リストによる再生が行われているとする。2番目のファイル情報には、切替情報MAが付加されていないので、切替情報検出部61からは切替情報検出通知がデコード方式切り替え部63には、出力されない。このため、システムコントローラ60のデコード方式切り替え部63は何の動作も行わず、デコーダ30で動作するデコーダは、1番目の圧縮ファイル再生のときと同じである。
したがって、記録媒体1から読み出された2番目の圧縮ファイルは、前記と同様にして、デコーダ30において1番目の圧縮ファイルと同じデコーダによってデコーダされた後(ステップS280)、出力デバイス25により再生される(ステップS290)。
このような処理を、再生リストに登録された各圧縮ファイルについて繰り返し実行する。このため、デコード方式優先設定部50の設定によって図7に示したような再生リストが作成された場合は、記録媒体1に記録された圧縮ファイルが、MP3ファイル群、WMAファイル群、AACファイル群の順番に再生されることとなる。
このように、実施例2の圧縮ファイル再生装置においては、デコーダの変更、確認(再生する圧縮ファイルとデコーダが対応しているか否かの確認)を行うのは、切替情報MAが検出されたとき、すなわち、拡張子が同一のファイル情報群(MP3ファイル群、WMAファイル群、AACファイル群)における先頭のファイル情報に対応する圧縮ファイルを再生するときのみとなり、それ以外の圧縮ファイルを再生するときには、前記デコード方式の変更、確認を全く行う必要はなくなる。また、デコーダ切替のために再生リストに切替情報を設定しているので、ファイル情報の拡張子を読む必要がなくなる。したがって、実施例2においては、拡張子を読み込む時間を省略でき、さらにデコード方式の変更、確認を行う回数を少なくする事が可能となり、再生指示から再生までの所要時間を短縮させることできる。
なお、ユーザが優先順位を設定するデコード方式優先指定部50を無くし、システムコントローラ内にデコード方式の優先順位が予め設定されている優先順位設定部を設け、この優先順位設定部の設定内容に従ってシステムコントローラがデコード方式の優先順位を決定するようにしてもよい。また、上記実施例では、記録媒体に記録される圧縮ファイルをオーディオデータとして説明したが、本発明を、静止画、動画などの画像圧縮データに適用するようにしてもよい。
この発明に係る圧縮ファイル再生装置の実施例1の構成を示すブロック図である。 実施例1の圧縮ファイル再生装置の再生指示から再生までの動作手順を示すフローチャートである。 ファイル検索処理の詳細を示すフローチャートである。 この発明に係る圧縮ファイル再生装置の実施例2の構成を示すブロック図である。 実施例2の圧縮ファイル再生装置の再生指示から再生までの動作手順を示すフローチャートである。 拡張子優先順位記録部の記録内容の一例を示す図である。 ソートされたファイル情報を示す図である。 従来技術を説明するフローチャートである。 従来技術を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 記録媒体
10 システムコントローラ
12 再生拡張子指示部
13 再生リスト作成部
20 読取部
21 EFMデコーダ
22 メモリマネージャ
24 ADコンバータ
25 出力デバイス
30 デコーダ
40 デコード方式指定部
50 デコード方式優先設定部
60 システムコントローラ
61 切替情報検出部
62 拡張子優先順位記憶部
63 デコード方式切り替え部
64 再生リスト作成部

Claims (3)

  1. 異なるデコード方式によるデコード処理を行う複数のデコーダを有し、これら複数のデコーダを用いて複数の異なるエンコード方式で圧縮された複数の圧縮ファイルが記録された記録媒体についての再生を行う圧縮ファイル再生装置において、
    前記デコード方式の各々の再生順位が設定される順位設定手段と、
    再生指示を検出すると、記録媒体に記録された複数の圧縮ファイルのファイル情報を前記設定された再生順位に従ってデコード方式別にソートした再生リスト情報を作成するとともに、ソートした再生リスト情報における同一デコード方式でデコードを行う1〜複数の圧縮ファイルにおける先頭のファイル情報に所定の切替情報を付加する再生リスト作成手段と、
    前記再生リスト情報から前記ソート順にファイル情報を順次読み出すと共に、再生リスト情報から切替情報が付加されたファイル情報を検出したときにのみ、当該ファイル情報に対応するデコーダを選択して動作させるデコーダとして設定するデコーダ選択設定処理を実行して、該選択設定されたデコードを用いて読み出されたファイル情報に対応する圧縮ファイルを再生する再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする圧縮ファイル再生装置。
  2. 異なるデコード方式によるデコード処理を行う複数のデコーダを用いて複数の異なるエンコード方式で圧縮された複数の圧縮ファイルが記録された記録媒体についての再生を行う圧縮ファイル再生方法において、
    前記デコード方式の各々の再生順位が設定される第1ステップと、
    再生指示を検出すると、記録媒体に記録された複数の圧縮ファイルのファイル情報を前記設定された再生順位に従ってデコード方式別にソートした再生リスト情報を作成するとともに、ソートした再生リスト情報における同一デコード方式でデコードを行う1〜複数の圧縮ファイルにおける先頭のファイル情報に所定の切替情報を付加する第2ステップと、
    前記再生リスト情報から前記ソート順にファイル情報を順次読み出すと共に、再生リスト情報から切替情報が付加されたファイル情報を検出したときにのみ、当該ファイル情報に対応するデコーダを選択して動作させるデコーダとして設定するデコーダ選択設定処理を実行して、該選択設定されたデコードを用いて読み出されたファイル情報に対応する圧縮ファイルを再生する第3ステップと、
    を備えることを特徴とする圧縮ファイル再生方法。
  3. 請求項に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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