JP6007944B2 - 信号処理装置及び信号処理方法並びに画像形成装置 - Google Patents

信号処理装置及び信号処理方法並びに画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、クロック1パルス未満の精度で信号処理を行う信号処理装置及び信号処理方法並びに画像形成装置において、クロックを遅延素子群で遅延させた遅延信号群を用いてクロック1パルス未満の精度で信号処理や画像形成を行う技術に関する。
画像形成装置として、画像データに応じた主走査方向の1ライン又は数ラインの画像形成を行うと共に、この主走査方向のライン毎の画像形成を副走査方向に繰り返して1頁分の画像形成を行うものが知られている。
この画像データに応じた主走査方向の画像形成は、形成する画素の基準となるクロック、「画素クロック」あるいは「ドットクロック」と呼ばれるクロックを基準として位置決めがなされている。
その一例として、電子写真方式の画像形成装置では、画像データに応じて変調したレーザビームを主走査方向に走査し、これと並行して、副走査方向に回転する像担持体上に、前記レーザビームによって画像を形成している。この場合に、上述したクロックを基準にして、レーザビームを画像データで変調するようにしている。
この際に、クロックを遅延素子群で多段に遅延させた遅延信号群を生成し、この遅延信号群の中の所望のタイミングの遅延信号のパルスを選択して、クロック1パルス未満の精度でPWM処理などの信号処理を行う技術が存在している。
図6は、この種の1クロックパルス未満の精度でPWM処理を行う信号処理回路1を、画像形成装置に適用した具体例を示している。
また、信号処理回路1の動作を図7のフローチャートに示している。また、信号処理回路1により処理される各種信号の状態をタイムチャートとして図8に示している。
ここでは、本来予定しているサイズの画像を形成するのに適した周波数の基準クロック(基準CLK)が、クロック生成部5で生成される(図7中のステップS11)。すなわち、基準クロック(基準CLK)を画素クロックとして用いて生成したPWM信号で所定数のドットを配置することで、本来予定しているサイズの画像を形成することが可能になる。
ここで、用紙の表裏に形成する画像サイズの調整、あるいは、各種歪補正のための画像の部分変倍などのため、クロック周波数を数%調整する必要が生じることがある。また、用紙上での画像の位置調整のために、クロックの位相を調整する必要が生じる場合がある。
ここでは、周波数変調部10において、基準クロックの周波数を微調整(変更)した変調クロックを生成する。この場合、遅延素子群12において基準クロックの位相を細かく遅延させた遅延信号群を生成する(図7中のステップS14)。例えば、遅延素子群12で基準クロックの1周期のパルスを1/100段階程度に遅延させた遅延信号群を生成しておく。この遅延信号群の中の適した遅延信号を選択部16で選択することで、±1%の単位で基準クロックの周波数を変更した状態の変調クロックを生成することができる。
なお、遅延量測定部13では、基準クロック1周期が遅延信号群の何段分の遅延時間と一致するかにより、遅延信号群の1段あたりの遅延時間を測定することができる(図7中のステップS15)。この場合、基準クロックは水晶発振の精度で正確であるため、遅延信号群の遅延時間が温度や時間で変化したとしても、遅延時間を把握できる。
そして、基準クロックをどの程度変化させるかを示す周波数変調係数データが外部から与えられ(図7中のステップS12)、遅延量測定部13で測定された遅延信号群1段あたりの遅延時間を参照し、基準クロックを所望の周波数に変更するのに必要な遅延信号の段数をタイミング演算部14が演算する(図7中のステップS16)。その演算結果に基づいて選択部16が遅延信号群の中から最適な遅延信号のパルスを選択して、変調クロックとして出力する(図7中のステップS17)。
これにより、例えば、周波数50MHzの基準クロックに対して、周波数変調係数データとして周波数を4%アップさせる指示が与えられたとする。この場合、遅延信号群の中から選択する遅延信号の段数を刻々と変化させることで、所望の4%アップの52MHzの変調クロックが生成される。
なお、ここで「変調」とは、通信における変調(搬送波に情報を乗じること)を意味しておらず、クロックの周波数を変更することを意味している。また、ここでは、遅延信号群の中から適した遅延信号を選択して変調クロックを生成しているため、正確に52MHzの変調クロックを得ることは難しく、周波数が上下に変動し、最終的に平均して52MHzとなっている。
そして、変調クロックは次段の同期部20に入力される。この同期部20は、上述した周波数変調部10と同等な回路構成になっている。ここでは、変調クロックについてパルスの位相や位置を外部からのデータに応じて変更した同期クロックを生成する。
この場合、遅延素子群22において変調クロックの位相を細かく遅延させた遅延信号群を生成する(図7中のステップS18)。例えば、遅延素子群22で基準クロックの1周期のパルスを1/100段階程度に遅延させた遅延信号群を生成しておく。この遅延信号群の中の適した遅延信号を選択部26で選択することで、±1%の単位で変調クロックの位相を変更し、所定の位相に同期した状態の同期クロックを生成することができる。なお、ここでは、外部から入力されるセンサデータや位相データに対して同期した状態になるように、同期クロックを生成する。
この同期部20においては、上述した周波数変調部10と同様の動作により、基準クロックをどの位相に合致させるかを示すセンサデータや位相データが外部から与えられ(図7中のステップS12)、遅延量測定部23で測定(図7中のステップS19)された遅延信号群1段あたりの遅延時間を参照し、変調クロックを所望の位相に同期させるのに必要な遅延信号の段数をタイミング演算部24が演算する(図7中のステップS20)。その演算結果に基づいて選択部26が遅延信号群の中から最適な遅延信号のパルスを選択して、同期クロックとして出力する(図7中のステップS21)。
そして、同期クロックは次段のPWM処理部30に入力される。このPWM処理部30は、上述した周波数変調部10や同期部20と同等な回路構成になっている。ここでは、同期クロックに対して、画像データの値に応じたパルス幅のPWM信号をを生成する。
この場合、遅延素子群32において同期クロックの位相を細かく遅延させた遅延信号群を生成する(図7中のステップS22)。例えば、遅延素子群32で基準クロックの1周期のパルスを1/100段階程度に遅延させた遅延信号群を生成しておく。この遅延信号群の中の適した遅延信号を選択部36で選択することで、±1%の単位で立ち上がりや立ち下がりを選択した状態のPWM信号を生成することができる。なお、ここでは、外部から入力(図7中のステップS13)される画像データの値に対応するパルス幅になるように、PWM信号を生成する。
このPWM処理部30においては、上述した周波数変調部10や同期部20などと同様の動作により、遅延量測定部33で測定(図7中のステップS23)された遅延信号群1段あたりの遅延時間と画像データの値とを参照し、所望のパルス幅のPWM信号を生成するのに必要なエッジ(立ち上がりや立ち下がり)を有する遅延信号の段数を、タイミング演算部24が演算する(図7中のステップS24)。そして、その演算結果に基づいて選択部26が遅延信号群の中から最適な遅延信号のパルスを、パルス生成部36が選択してPWM信号を生成する(図7中のステップS25)。
なお、パルス生成部36で生成するPWM信号のパルス幅に応じて、遅延素子群32の入力部に分周部31を設けて、同期クロックを分周している。また、タイミング演算部34での演算時に画像データのタイミングを同期クロックに合致させるため、同期部35で画像データを同期クロックに同期させるようにしている。
図8において、基準クロック(a0)から遅延信号群(a1)を生成し、所望の遅延信号を選択して変調クロック(a2)を生成している。ここで、基準クロックは遅延信号の8パルス相当であり、変調クロックは遅延信号の7パルス相当である。また、変調クロック(a2)から遅延信号群(b1)を生成し、所望の遅延信号を選択して同期クロック(b2)を生成している。そして、同期クロック(b2)から遅延信号群(c1)を生成し、所望の遅延信号を選択してPWM信号(c2)を生成している。ここで、PWM信号(c2)としては、画素値=70%、位置=右寄せ、画素値=30%、位置=左寄せ、を3回繰り返した様子を示している。
なお、クロックの同期や画像データとの関連については、たとえば、以下の特許文献などにも記載されている。
特開2001−221965号公報 特開2010−194730号公報
以上の図6〜図8で説明したものでは、用紙表裏画像サイズの調整や画像部分変倍などに対応してクロック周波数を調整すると共に、用紙上での画像の位置調整のためにクロックの位相を調整することが可能になる。
しかし、以上の図8に示したタイムチャートは理想的な状態であり、現実では異なる状態(例えば、図9に示すタイムチャート)になることがある。
図9において、基準クロック(a0)から遅延信号群(a1)を生成し、所望の遅延信号を選択して変調クロック(a2)を生成している。
ここで、基準クロックは遅延信号の8パルス相当であり、変調クロックは遅延信号の7パルス相当にすることを目的としている。
しかし、遅延信号群から所望の遅延信号を選択して変調クロックを生成する際に、基準クロックの1パルス内で変調クロックの立ち上がり又は立ち下がりは1回しか変化することができない。このため、図9の例では、8パルス、7パルス、6パルスのように選択パルス数が変動し、平均値で7パルスになっている。
また、変調クロック(a2)から遅延信号群(b1)を生成し、所望の遅延信号を選択して同期クロック(b2)を生成している。そして、同期クロック(b2)から遅延信号群(c1)を生成し、所望の遅延信号を選択してPWM信号(c2)を生成している。
なお、図9において、遅延信号群(a1)、遅延信号群(b1)、遅延信号群(c1)は、それぞれ独立して生成された遅延信号群である。このため、模式的に示した図9ではパルスが一致しているかのように見えるが、実際にはそれぞれが独立した誤差成分を含んでいる。
ここで、PWM信号(c2)としては、画素値=70%、位置=右寄せ、画素値=30%、位置=左寄せ、を3回繰り返した様子を示している。
ここで、PWM信号のd11の部分において、右寄せしている画素値=70%の部分に空白部分が発生している。これは、画素値=70%の場合に、1クロックが7パルスであると仮定して、開始を右に2パルス移動させている。しかし、実際には1クロックが8パルスであったため、右端部に1パルス分の空白が生じたためである。
一方、PWM信号のd12の部分において、右寄せしている画素値=70%の部分が、当初予定よりも小さくなる現象が発生している。これは、画素値=70%の場合に、1クロックが7パルスであると仮定して、開始を右に2パルス移動させている。しかし、実際には1クロックが6パルスであったため、右端部の1パルス分が欠落してしまったためである。このように、周波数変調や同期処理やPWM処理を経ることで、同じ画像データに基づくPWM信号が同じパルス幅にならないという問題が発生する。この場合、画質劣化となって現れてくる。
また、図6や図7から明らかなように、装置全体では、遅延素子群を3段直列にした状態で各遅延信号群を生成している。このため、各遅延素子群で発生した遅延ばらつきが累積することになる。
なお、遅延ばらつきが完全にランダムで相関が存在しないものであれば3段分の加算(3倍)とはならない場合もあるが、同様な遅延素子群を同様な環境で使用しているため、同じ方向の遅延ばらつきが累積されて、実際に大きな遅延ばらつきとなることが予想される。
ここで、基準クロックからの変調クロックの生成、変調クロックからの同期クロックの生成、同期クロックからのPWM信号の生成では、それぞれ元になる周波数や位相が異なるため、遅延素子群を別々に設ける必要があり、1つの遅延素子群にまとめることはできない。
すなわち、クロックの周波数変調、クロックの同期、PWM処理の各処理の段階で、クロックを遅延素子群で遅延させた遅延信号群を用いてクロック1パルス未満の精度で信号処理を行う場合、遅延素子の遅延ばらつきが累積されて誤差が大きくなる問題がある。そして、この遅延ばらつきにより、最終的にはPWM信号のパルス幅(画像形成装置であれば濃度)が変化して画質劣化が生じる。
また、各機能毎に遅延素子群を必要とするため、回路規模が大きくなる問題もある。これは、高解像度に対応するために遅延時間を細かく設定した場合、各遅延素子群の回路規模が大きくなるため、極めて重要な問題になる。
なお、以上は画像形成装置の画像濃度を具体例に説明してきたが、画像濃度は信号処理装置における信号値と読み替えることが可能である。
そして、以上のような問題について、以上の特許文献のいずれによっても対処することはできないし、課題としても考慮されていなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、クロックを遅延素子群で遅延させた遅延信号群を用いてクロック1パルス未満の精度で信号処理や画像形成を行う際に、遅延ばらつきの累積などに起因する信号劣化を生じることがない信号処理装置及び信号処理方法並びに画像形成装置を実現することにある。
すなわち、課題を解決する手段としての本発明は以下に説明するようなものである。
(1)画像データの画素に対応するクロックを用いて、画像データに応じた出力信号を生成する信号処理装置であって、複数段の遅延素子を備えた遅延素子群により前記クロックを遅延させて該クロックの1パルスの時間内で複数段階に遅延する遅延信号群を生成する遅延信号群生成部と、前記クロックを所定位相に合致させる位相データと前記クロックを所定周波数に変更する周波数変調係数データとを参照して、周波数と同期状態とが調整された変調同期クロックを前記遅延信号群から生成するクロック調整部と、前記位相データと前記周波数変調係数データと前記変調同期クロックと前記画像データとを参照して、前記画像データの値に応じたパルス幅を有すると共に前記所定位相に同期しつつ前記所定周波数に合致したPWM信号を前記遅延信号群から生成するPWM処理部と、を有する。
(2)上記(1)において、前記クロック調整部は、前記遅延信号群の中から前記変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該変調同期クロックを生成し、前記PWM処理部は、前記遅延信号群の中から前記PWM信号の立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該PWM信号を生成する。
(3)上記(1)−(2)において、前記遅延信号群生成部は、前記遅延信号群の何段が前記クロックの1周期に相当するかにより前記遅延信号群の1段あたりの遅延時間を示す遅延量データを生成し、前記遅延信号群と共に前記クロック調整部と前記PWM処理部とに供給し、前記クロック調整部は、更に前記遅延量データを参照して前記遅延信号群の中から所望の遅延信号を選択して前記変調同期クロックを生成し、前記PWM処理部は、更に前記遅延量データを参照して前記遅延信号群の中から所望の遅延信号を選択して前記PWM信号を生成する。
(4)上記(1)−(3)において、前記PWM処理部は、前記変調同期クロックに同期させた状態の前記画像データを参照して前記PWM信号を生成する。
(5)上記(1)−(4)において、前記遅延信号群生成部は、前記クロックを分周してから複数段の遅延素子を備えた前記遅延素子群により遅延させて前記遅延信号群を生成する。
(6)画像形成装置は、上記(1)−(5)のいずれか一項に記載の信号処理装置と、前記信号処理装置により生成されるPWM信号を用いて画像を形成する画像形成部と、を有する。
本発明では、以下のような効果を得ることができる。
(1)画像データの画素に対応するクロックを用いて、画像データに応じた出力信号を生成する際に、複数段の遅延素子を備えた遅延素子群によりクロックを遅延させて該クロックの1パルスの時間内で複数段階に遅延する遅延信号群を生成し、クロックを所定位相に合致させる位相データとクロックを所定周波数に変更する周波数変調係数データとを参照して、周波数と同期状態とが調整された変調同期クロックを遅延信号群から生成し、位相データと周波数変調係数データと変調同期クロックと画像データとを参照して、画像データの値に応じたパルス幅を有すると共に所定位相に同期しつつ所定周波数に合致したPWM信号を遅延信号群から生成している。
すなわち、変調同期クロックの生成とPWM信号の生成とに、同一の遅延素子群から得られた同一の遅延信号群を使用しているため、遅延信号に含まれる遅延ばらつきの累積などに起因する信号劣化を生じることがなくなる。
(2)上記(1)において、クロック調整部は、遅延信号群の中から変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該変調同期クロックを生成しているため、遅延ばらつきなどに影響されることなく、必要な周波数と必要な位相を満たす変調同期クロックを生成することができる。そして、PWM処理部は、遅延信号群の中からPWM信号の立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該PWM信号を生成しているため、遅延ばらつきなどに影響されることなく、要求されるパルス幅のPWM信号を生成することができる。
(3)上記(1)−(2)において、遅延信号群の1段あたりの遅延時間を示す遅延量データを更に参照して、変調同期クロックとPWM信号を生成するため、遅延信号群の遅延時間が変動したとしても、この遅延時間の変動に対処して、所望の変調同期クロックと所望のPWM信号とを生成することが可能になる。
(4)上記(1)−(3)において、変調同期クロックに同期させた状態の画像データを参照してPWM信号を生成するため、PWM処理部では変調同期クロックから生成された遅延信号群を用いずに、基準クロックから生成された遅延信号群を用いて、変調同期クロックに同期した状態のPWM信号を生成することが可能になる。すなわち、変調同期クロックの生成とPWM信号の生成とに、同一の遅延素子群から得られた同一の遅延信号群を使用することが可能になり、遅延信号に含まれる遅延ばらつきの累積などに起因する信号劣化を生じることがなくなる。
(5)上記(1)−(4)において、遅延信号群生成部は、クロックを分周してから複数段の遅延素子を備えた遅延素子群により遅延させて遅延信号群を生成し、この遅延信号群の中から立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して変調同期クロックやPWM信号を生成しているため、遅延ばらつきなどに影響されることなく、適切な変調同期クロックやPWM信号を生成することが可能になる。
(6)画像形成装置は、上記(1)−(5)のいずれか一項に記載の信号処理装置と、信号処理装置により生成されるPWM信号を用いて画像を形成する画像形成部とを有することで、同一の遅延素子群から得られた同一の遅延信号群を使用して変調同期クロックとPWM信号を生成するため、遅延信号に含まれる遅延ばらつきの累積などに起因する画質劣化を生じることなく画像形成が可能になる。
本発明の実施形態の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態を画像形成装置に適用した場合の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を説明するタイムチャートである。 従来の画像形成装置の信号処理の様子を示す構成図である。 従来の画像形成装置の信号処理の様子を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置の信号処理の様子を示すタイムチャートである。 従来の画像形成装置の信号処理の様子を示すタイムチャートである。
以下、図面を参照して本発明の信号処理装置及び信号処理方法並びに画像形成装置を実施するための形態(実施形態)を詳細に説明する。なお、ここでは、2値の出力により画像を形成する画像形成装置に用いられる信号処理装置100を具体例にする。
〔信号処理装置、画像形成装置の構成〕
ここで、図1と図2に基づいて、画像形成に使用可能な信号処理装置100の構成を詳細に説明する。ここで、図1で機能ブロックとして示した各部を、図2では可能な範囲で具体的回路で示している。但し、本実施形態は、この図2の具体的構成に限定されるものではない。また、図3に基づいて、信号処理装置100を用いた画像形成装置の構成を説明する。
なお、信号処理装置100として既知であって、本実施形態の特徴的な動作や制御に直接に関係しない一般的な部分についての説明は省略してある。
図1に示す信号処理装置100は、制御部101、クロック生成部105、遅延信号群生成部110、クロック調整部120、PWM処理部130、を有して構成される。
また、この信号処理装置100には、各画素の値を示す画像データと、基準クロックを所定周波数に変更するための周波数変調係数データと、基準クロックを所定位相に合致させるための位相データ(図1中のセンサデータと位相調整データ)と、が外部又は制御部101経由で入力されている。
ここで、制御部101は信号処理装置100の各部を制御する。また、信号処理装置100を画像形成装置に適用した場合には、画像形成装置における制御部と兼用することも可能である。
クロック生成部105は、信号処理装置100での基準となる基準クロックを生成して各部に供給する。なお、この実施形態において、単にクロックと言った場合には基準クロックを意味する。
遅延信号群生成部110は、複数段の遅延素子を備えた遅延素子群112により、クロックを遅延させて該クロックの1パルスの時間内で複数段階に遅延する遅延信号群を生成する。また、この遅延信号群生成部110では、基準クロックを分周部111で分周してから遅延素子群112に供給している。また、遅延量測定部113は、遅延信号群の何段が基準クロックの1周期に相当するかにより遅延信号群の1段あたりの遅延時間を示す遅延量データを生成する。ここで、基準クロックは水晶発振精度で正確であるため、遅延信号群の何段が基準クロックの1周期に相当するかにより、遅延信号群の1段あたりの遅延時間を正確に算出することができる。
そして、遅延信号群生成部110は、遅延信号群と遅延量データとを、クロック調整部120とPWM処理部130とに供給する。すなわち、クロック調整部120とPWM処理部130とは、同一の遅延素子群112から得られた同一の遅延信号群を使用しており、並列処理する構成になっている。
クロック調整部120は、位相データ(図1中のセンサデータと位相調整データ)と、周波数変調係数データと、遅延量データと、基準クロックとを参照して、周波数と同期状態とが調整された変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりとを遅延信号群から選択して、変調同期クロックを生成する。
この際、タイミング演算部122は、位相データと周波数変調係数データと遅延量データと基準クロックとを参照して、変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりと決定して、タイミング信号としてパルス生成部123に供給する。パルス生成部123は、タイミング演算部122から供給されたタイミング信号に基づいて、遅延信号群の中から変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりとを選択し、変調同期クロックを生成する。
なお、クロック調整部120が生成した変調同期クロックは、PWM処理部130に供給される共に、図3に示す画像形成装置における画像データ記憶部200や画像処理部300に供給される。
また、クロック調整部120が生成する変調同期クロックとは、従来の信号処理装置において、周波数変調部で基準クロックから生成される周波数変調クロックが、同期部において所定の同期状態にされた同期クロックと同様のものである。
PWM処理部130は、位相データと、周波数変調係数データと、遅延量データと、基準クロックと、変調同期クロックと、画像データとを参照して、画像データの値に応じたパルス幅を有すると共に所定位相に同期しつつ所定周波数に合致したPWM信号を、該PWM信号の立ち上がりと立ち下がりとを遅延信号群から選択して生成する。
この際、タイミング演算部132は、位相データと周波数変調係数データと遅延量データと基準クロックと画像データとを参照して、PWM信号の立ち上がりと立ち下がりと決定して、タイミング信号としてパルス生成部133に供給する。パルス生成部133は、タイミング演算部132から供給されたタイミング信号に基づいて、遅延信号群の中からPWM信号の立ち上がりと立ち下がりとを選択し、PWM信号を生成する。
なお、図3に示すように、画像データ記憶部200や画像処理部300における画像データの処理は変調同期クロックに基づいている。一方、この実施形態のPWM処理部130は、基準クロックで動作すると共に、遅延信号群も従来とは異なり変調同期クロックとは独立している。そこで、変調同期クロックのタイミング合わせて動作する同期部131において同期をとりつつ外部からの画像データをタイミング演算部132に読み込むようにしている。
なお、PWM処理部130が生成したPWM信号は、図3に示すように、画像形成装置の画像形成部500に供給されて、画像形成が実行される。
また、以上の構成において、クロック調整部120のパルス生成部123は、タイミング演算部122から供給されたタイミング信号に基づいて、セレクタ123aで遅延信号群の中から変調同期クロックの立ち上がりを選択し、セレクタ123bで遅延信号群の中から変調同期クロックの立ち下がりを選択する。そして、選択された変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりとに基づいて、ExOR回路123cで変調同期クロックのパルスを生成する。
更に、以上の構成において、PWM処理部130のパルス生成部133は、タイミング演算部132から供給されたタイミング信号に基づいて、セレクタ133aで遅延信号群の中からPWM信号の立ち上がりを選択し、セレクタ133bで遅延信号群の中からPWM信号の立ち下がりを選択する。そして、選択されたPWM信号の立ち上がりと立ち下がりとに基づいて、ExOR回路133cでPWM信号のパルスを生成する。
〔信号処理装置及び画像形成装置の動作、信号処理方法の手順〕
以下、図4のフローチャート、図5のタイムチャートを参照して、信号処理装置100の動作、及びこの信号処理装置100を備える画像形成装置の動作を説明する。
ここでは、本来予定しているサイズの画像を形成するのに適した周波数の基準クロック(基準CLK(図5中の(a0)))が、クロック生成部105で生成される(図4中のステップS101)。すなわち、基準クロック(基準CLK)を画素クロックとして用いて生成したPWM信号で所定数のドットを配置することで、本来予定しているサイズの画像を形成することが可能になる。
ここで、用紙の表裏に形成する画像サイズの調整、あるいは、各種歪補正のための画像の部分変倍などのため、クロック周波数を数%調整する必要が生じることがある。そこで、クロック周波数を変更するため、周波数変調係数が制御部101を介して供給されている(図4中のステップS102)。また、用紙上での画像の位置調整のために、クロックの位相を調整する必要が生じる場合がある。そこで、クロックの位相を調整する位相データとして、センサデータや位相調整データが制御部101を介して供給されている(図4中のステップS102)。また、図3の画像処理部300等から信号処理装置100に画像データが供給される(図4中のステップS103)。
遅延信号群生成部110は、クロック生成部105からの基準クロック(図5中の(a0))を分周部111で2分周した分周基準クロック(図5中の(a1))用いて、遅延素子群112において分周基準クロックの位相を細かく遅延させた遅延信号群(図5中の(a2))を生成する(図4中のステップS104)。例えば、必要とされる精度に応じて、遅延素子群112で分周基準クロックの1周期のパルスを1/100段階程度に遅延させた遅延信号群を生成する。ここで、必要とされる精度としては、変調同期クロックとしての周波数や位相の調整の程度や、PWM信号のパルス幅の調整段階などに応じて決定される。
これと並行して、遅延量測定部113は、遅延信号群の何段が基準クロックの1周期に相当するかにより、遅延信号群の1段あたりの遅延時間を示す遅延量データを生成する(図4中のステップS105)。そして、遅延信号群生成部110は、遅延信号群と遅延量データとを、クロック調整部120とPWM処理部130とに供給する。
クロック調整部120において、タイミング演算部122は、位相データ(図1中のセンサデータと位相調整データ)と、周波数変調係数データと、遅延量データと、基準クロックとを参照して、周波数変調係数データに基づいて調整された周波数であって位相データに基づいて位相が調整された状態の変調同期クロックを生成するための立ち上がりタイミングと立ち下がりタイミングとを決定して、タイミング信号としてパルス生成部123に供給する(図4中のステップS106)。
また、クロック調整部120において、パルス生成部123は、タイミング演算部122から供給されたタイミング信号に基づいて、遅延信号群(図5中の(a2))の中から変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりとを選択し、周波数変調係数データに基づいて調整された周波数であって位相データに基づいて位相が調整された状態の変調同期クロック(図5中の(b))を生成する(図4中のステップS107)。
PWM処理部130において、タイミング演算部132は、位相データ(図1中のセンサデータと位相調整データ)と、周波数変調係数データと、遅延量データと、基準クロックと、画像データとを参照して、変調同期クロックに周波数や位相が合致した状態であって画像データの信号値に対応した状態のPWM信号を生成するための立ち上がりタイミングと立ち下がりタイミングとを決定して、タイミング信号としてパルス生成部133に供給する(図4中のステップS108)。なお、図3で示したように画像データは変調同期クロックに同期して画像処理部300から読み出されているため、同期部131において変調同期クロックで画像データの同期をとり、この画像データをタイミング演算部132に読み込む。
このように同期部131において画像データを変調同期クロックで同期させることで、クロック調整部120とPWM処理部130とは共に同じ遅延信号群を使用して基準クロックで動作しているにもかかわらず、PWM処理部130側ではクロック調整部120からの変調同期クロックで動作しているかのような状態(疑似的なクロック載せ替え)が可能になる。
また、PWM処理部130において、パルス生成部133は、タイミング演算部132から供給されたタイミング信号に基づいて、遅延信号群(図5中の(a2))の中からPWM信号の立ち上がりと立ち下がりとを選択し、画像データの値に応じたパルス幅を有すると共に所定位相に同期しつつ所定周波数に合致したPWM信号(図5中の(c))を生成する(図4中のステップS109)。ここで、PWM信号(図5中の(c))としては、画素値=70%、位置=右寄せ、画素値=30%、位置=左寄せ、を3回繰り返した様子を示している。
以上の動作において、クロック調整部120による変調同期クロックの生成(図4中のステップS107)とPWM処理部130によるPWM信号の生成(図4中のステップS109)とに、同一の遅延素子群から得られた同一の遅延信号群(図4中のステップS104)を並列的に使用している。このため、従来のように、各処理で遅延信号群を生成して複数段の遅延信号を直列に使用する(図7中のステップS14,ステップS18,ステップS22を参照)といった必要がなくなる。この結果、本実施形態では、処理が簡素化できると共に、遅延信号に含まれる遅延ばらつきの累積などに起因する信号劣化を生じることがなくなる。
〔実施形態により得られる効果〕
以上の構成と動作において、クロック調整部120による変調同期クロック(図5中の(b))の生成とPWM処理部130によるPWM信号(図5中の(c))の生成とに、同一の遅延素子群から得られた同一の遅延信号群(図5中の(a2))を並列的に使用しているため、従来のような複数段の遅延信号を直列に使用する必要がなくなり、遅延信号に含まれる遅延ばらつきの累積などに起因する信号劣化を生じることがなくなる。
また、同一の遅延素子群112を用いて信号処理装置100全体を駆動しているため、各機能毎に遅延素子群を必要とする従来の信号処理装置(図6参照)に比べて回路規模を大幅に削減することも可能になる。よって、本実施形態によれば、高解像度に対応することも従来より容易に行える。
ここで、クロック調整部120は、遅延信号群の中から変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該変調同期クロックを生成しているため、遅延ばらつきなどに影響されることなく、必要な周波数と必要な位相を満たす変調同期クロックを生成することができる。
また、PWM処理部130は、遅延信号群の中からPWM信号の立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該PWM信号を生成しているため、遅延ばらつきなどに影響されることなく、要求されるパルス幅のPWM信号を生成することができる。
また、遅延量測定部が遅延信号群の1段あたりの遅延時間を示す遅延量データを生成し、この遅延量データを更に参照して変調同期クロックとPWM信号を生成するため、遅延信号群の遅延時間が変動したとしても、この遅延時間の変動に対処して、所望の変調同期クロックと所望のPWM信号とを生成することが可能になる。
また、PWM処理部130ではクロック調整部120からの変調同期クロックに同期させた状態の画像データを参照してPWM信号を生成するため、PWM処理部130では変調同期クロックから生成された遅延信号群を用いずに、基準クロックから生成された遅延信号群を用いて、クロック調整部120からの変調同期クロックに同期した状態のPWM信号を生成することが可能になる。すなわち、変調同期クロックの生成とPWM信号の生成とに、同一の遅延素子群から得られた同一の遅延信号群を使用することが可能になり、遅延信号に含まれる遅延ばらつきの累積などに起因する信号劣化を生じることがなくなる。
また、遅延信号群生成部110はクロックを分周してから複数段の遅延素子を備えた遅延素子群112により遅延させて遅延信号群を生成しており、クロック調整部120では遅延信号群の中から立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して変調同期クロックを生成しており、PWM処理部130では遅延信号群の中から立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択してPWM信号を生成しているため、遅延ばらつきなどに影響されることなく、適切な変調同期クロックやPWM信号を生成することが可能になる。
また、画像形成装置は、以上の信号処理装置100と、信号処理装置により生成されるPWM信号を用いて画像を形成する画像形成部500とを有することで、同一の遅延素子群から得られた同一の遅延信号群を使用して変調同期クロックとPWM信号を生成するため、遅延信号に含まれる遅延ばらつきの累積などに起因する画質劣化を生じることなく画像形成が可能になる。
〔その他の実施形態〕
以上の実施形態では、信号処理装置100を画像形成に適用することを想定して説明してきたが、これに限定されるものではない。例えば、画像データをディジタルデータと読み替えることで、PWM信号を用いる各種の信号処理に適用可能である。例えば、音声信号のディジタルデータからPWM信号に変換する装置に使用した場合には、遅延ばらつきの累積が無いため、高音質化に寄与することができる。
また、以上の実施形態において、図5(c)では1クロックパルスの範囲内に1つのPWM信号を生成していたが、これに限定されるものではない。例えば、セレクタ133a,133b,ExOR回路133cからなるパルス生成部133を2組配置し、タイミング演算部132で対応するタイミング信号を生成することで、1クロックパルスの範囲内に2つのPWM信号生成することが可能になる。なお、クロック調整部120についても同様である。
100 信号処理装置
101 制御部
105 クロック生成部
110 遅延信号群生成部
120 クロック調整部
130 PWM処理部

Claims (11)

  1. 画像データの画素に対応するクロックを用いて、画像データに応じた出力信号を生成する信号処理装置であって、
    複数段の遅延素子を備えた遅延素子群により前記クロックを遅延させて該クロックの1パルスの時間内で複数段階に遅延する遅延信号群を生成する遅延信号群生成部と、
    前記クロックを所定位相に合致させる位相データと前記クロックを所定周波数に変更する周波数変調係数データとを参照して、周波数と同期状態とが調整された変調同期クロックを前記遅延信号群から生成するクロック調整部と、
    前記位相データと前記周波数変調係数データと前記変調同期クロックと前記画像データとを参照して、前記画像データの値に応じたパルス幅を有すると共に前記所定位相に同期しつつ前記所定周波数に合致したPWM信号を前記遅延信号群から生成するPWM処理部と、
    を有することを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記クロック調整部は、前記遅延信号群の中から前記変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該変調同期クロックを生成し、
    前記PWM処理部は、前記遅延信号群の中から前記PWM信号の立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該PWM信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 前記遅延信号群生成部は、前記遅延信号群の何段が前記クロックの1周期に相当するかにより前記遅延信号群の1段あたりの遅延時間を示す遅延量データを生成し、前記遅延信号群と共に前記クロック調整部と前記PWM処理部とに供給し、
    前記クロック調整部は、更に前記遅延量データを参照して前記遅延信号群の中から所望の遅延信号を選択して前記変調同期クロックを生成し、
    前記PWM処理部は、更に前記遅延量データを参照して前記遅延信号群の中から所望の遅延信号を選択して前記PWM信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1−2のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  4. 前記PWM処理部は、前記変調同期クロックに同期させた状態の前記画像データを参照して前記PWM信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  5. 前記遅延信号群生成部は、前記クロックを分周してから複数段の遅延素子を備えた前記遅延素子群により遅延させて前記遅延信号群を生成する、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  6. 画像データの画素に対応するクロックを用いて、画像データに応じた出力信号を生成する信号処理方法であって、
    複数段の遅延素子を備えた遅延素子群により前記クロックを遅延させて該クロックの1パルスの時間内で複数段階に遅延する遅延信号群を遅延信号群生成部により生成する遅延信号群生成ステップと、
    前記クロックを所定位相に合致させる位相データと前記クロックを所定周波数に変更する周波数変調係数データとを参照して、周波数と同期状態とが調整された変調同期クロックをクロック調整部が前記遅延信号群から生成するクロック調整ステップと、
    前記位相データと前記周波数変調係数データと前記変調同期クロックと前記画像データとを参照して、前記画像データの値に応じたパルス幅を有すると共に前記所定位相に同期しつつ前記所定周波数に合致したPWM信号をPWM処理部が前記遅延信号群から生成するPWM処理ステップと、
    を有することを特徴とする信号処理方法。
  7. 前記クロック調整ステップは、前記遅延信号群の中から前記変調同期クロックの立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該変調同期クロックを生成し、
    前記PWM処理ステップは、前記遅延信号群の中から前記PWM信号の立ち上がりと立ち下がりとに合致する遅延信号を選択して該PWM信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項6記載の信号処理方法。
  8. 前記遅延信号群生成ステップは、前記遅延信号群の何段が前記クロックの1周期に相当するかにより前記遅延信号群の1段あたりの遅延時間を示す遅延量データを生成し、前記遅延信号群と共に前記クロック調整部と前記PWM処理部とに供給し、
    前記クロック調整ステップは、更に前記遅延量データを参照して前記遅延信号群の中から所望の遅延信号を選択して前記変調同期クロックを生成し、
    前記PWM処理ステップは、更に前記遅延量データを参照して前記遅延信号群の中から所望の遅延信号を選択して前記PWM信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項6−7のいずれか一項に記載の信号処理方法。
  9. 前記PWM処理ステップは、前記変調同期クロックに同期させた状態の前記画像データを参照して前記PWM信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項6−8のいずれか一項に記載の信号処理方法。
  10. 前記遅延信号群生成ステップは、前記クロックを分周してから複数段の遅延素子を備えた前記遅延素子群により遅延させて前記遅延信号群を生成する、
    ことを特徴とする請求項6−9のいずれか一項に記載の信号処理方法。
  11. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の信号処理装置と、
    前記信号処理装置により生成されるPWM信号を用いて画像を形成する画像形成部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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