JP5974659B2 - 配送伝票 - Google Patents
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Description
本発明は、配送伝票に関し、さらに詳しくは、少なくとも貼付票、配達票及び配送控えを備えた1枚目用紙と、タック構造を有する2枚目用紙とが、接着剤を介して貼り合わせられた配送伝票で、その伝票から貼付票、配達票、配送控えなどの必要な部分を剥がすことが可能な配送伝票に関する。
近年、一枚の伝票用紙上に複数種類の伝票を配列させて、各伝票を同時にプリンター印字したものを組とする1パート形式の配送伝票(以下、1パート配送伝票という)が多く利用されるようになってきた。
その代表的な1パート配送伝票は、剥離紙、粘着剤層、タック基材の順に積層されてなるタック紙の前記粘着剤層の形成された面(以下、タック紙裏面という)と反対側の面(以下、タック紙表面という)に、接着剤層を介して配達票と貼付票とを面状に配置して形成する伝票用紙が設けられ、少なくとも該配達票は該タック紙表面から剥離可能な構造をとっている。
1パート配送伝票は、上記のように一枚の伝票用紙上に配達票と貼付票が設けられているので、コンピュータで管理されている配送情報に基づき、お届け先情報、依頼元情報、その他バーコード等の管理用の情報などを、プリンター装置で配送伝票上の所定個所に高速で印字することが可能である。その使用に当たっては、事前に所定事項がプリンターで印字された1パート配送伝票を用意し、当該1パート配送伝票を構成するタック紙裏面の剥離紙を剥がし、粘着剤層を介して所定の配送物に貼付する。
配送業者は、当該配送物を受取人に渡した証しとして、受取人に前記配達票へ受領印あるいはサインを施してもらい、これを受け取る。通常は受け取った配達票に付されているバーコードを用いて、コンピュータで管理されている配送情報の消し込み処理などを行う。
このような1パート配送伝票として、例えば特許文献1には、紙と粘着剤層と剥離紙からなる積層体の紙面に、熨斗紙部と配送伝票部がミシン目に切り取り可能に形成された帳票が記載されている。この配送伝票では、表面の印字面をフルに使用するもので、伝票裏面の剥離紙にハーフカット加工をして、ラベルを剥がして用いている。しかし、この配送伝票では、剥離紙を簡単には剥がせない、つまり剥がす作業に手間がかかるという問題がある。また、熨斗紙部を伝票から剥がした際に、その熨斗紙部の粘着剤層の影響で、熨斗紙のカール発生が大きいという問題がある。
さらに、特許文献1に記載された伝票は、熨斗紙部と配送伝票部との断面で、高さが異なり、段差が生じており、伝票の表面における平坦性に劣り、ノンインパクトプリンターで印字処理する際に、印字のカスレや、シワなどが生じて、問題がある。それに対して、特許文献2には、1パート配送伝票で、伝票表面の平坦性を有するもので、表側用紙と、ラベル基材/粘着剤/離型紙の順に積層されたタック紙とが貼り合わせられた構成の配送伝票であり、熨斗部分が、その一部分を除いて表側用紙のみが分離可能に剥離可能な構造を有しているものが開示されている。
しかし、この配送伝票でも、熨斗紙部を伝票から剥がした際に、その熨斗紙部の粘着剤層の影響で、熨斗紙のカール発生を抑制することができていない。
しかし、この配送伝票でも、熨斗紙部を伝票から剥がした際に、その熨斗紙部の粘着剤層の影響で、熨斗紙のカール発生を抑制することができていない。
上記の課題に対して、本出願人は特許文献3の発明を提案し、熨斗の裏面にストライプ状の非接着部を設けた構成にして、配送伝票を作成した。これにより、熨斗紙のカール防止に効果があったが、配送控えを1枚目用紙に配置して、配送伝票から剥がし取ることを試みたが、以下の問題が生じることが判明した。
1枚目用紙の配送控えは、タック基材が粘着剤を介して剥離紙と積層されてなるタック構造を有する2枚目用紙と、前記タック基材と1枚目用紙とが対向する形態で、接着剤を介して貼り合わせられるもので、かつ前記1枚目用紙の接着剤と接する面に、剥離層を設けた構成で、その配送控えを2枚目用紙から剥がしやすくして使用する試みを行なった。
しかし、この場合では、配送伝票が荷物に貼られた状態から、配送控えを剥がし取る際に、その剥がし作業が非常に行ないにくい問題が生じた。さらに、上記の配送控えを配送伝票から剥がした際に、その配送控えの接着剤の影響で、配送控えのカールが生じやすい問題がある。
しかし、この場合では、配送伝票が荷物に貼られた状態から、配送控えを剥がし取る際に、その剥がし作業が非常に行ないにくい問題が生じた。さらに、上記の配送控えを配送伝票から剥がした際に、その配送控えの接着剤の影響で、配送控えのカールが生じやすい問題がある。
また、配送伝票に配送控えを、切取りミシン目で区分けした構成で作製して使用する試みを行なった。しかし、この場合では、配送伝票を荷物に貼り付けた後に、配送伝票から配送控えをミシン目で切り取ることが必要で、その切り取り作業が、非常に行ないにくい問題が生じた。
したがって、本発明は1パート配送伝票において、貼付票、配達票及び配送控えを備えた構成で、配送伝票から必要な部分を剥がす際の手間がかからず、特に配送控えを配送伝票から剥がす際に手間がかからず、またノンインパクトプリンター等で印字処理する際に、印字のカスレや、シワなどが生じることなく、印字品質に優れ、また配送伝票から配送控え等を剥がした際の配送控え等のカール発生を抑制でき、さらに印字領域を無駄なく配置して設計した配送伝票を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の発明は、少なくとも貼付票、配達票及び配送控えを備えた1枚目用紙と、タック基材が粘着剤を介して剥離紙と積層されてなるタック構造を有する2枚目用紙とが、接着剤を介して貼り合わせられた配送伝票において、前記貼付票と前記配達票とは、ハーフカットAにより隣接し、前記ハーフカットAより前記1枚目用紙のみ切断され、前記1枚目用紙の配達票及び配送控えの裏面に、剥離層が形成され、前記配達票と前記配送控えとは、前記ハーフカットAと平行な位置に有する切取りミシンBにより隣接し、前記切取りミシンBは前記1枚目用紙のみ加工され、前記2枚目用紙のタック基材の前記切取りミシンBの位置と重なる位置に、ハーフカットCを有し、また前記配送控えの1枚目用紙の裏面側の剥離層と接した接着剤が、前記切取りミシンBと直交する方向で間隔をおいて複数のストライプ状に塗工されていることを特徴とする配送伝票に関するものである。これによって、上記の課題を解決することが可能となった。
請求項2の発明は、請求項1に記載する配送控えの左端から所定の間隔をおいて、前記の配送伝票の切取りミシンBと平行な位置までの領域に、前記の接着剤が塗工されていない非接着部を有することを特徴とする配送伝票に関するものである。これにより、荷物に貼付された配送伝票から、配送控えを剥がし取ることが、より行ない易くなった。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載する配送伝票のハーフカットAと直交する方向に、前記1枚目用紙に熨斗が配置され、前記熨斗の1枚目用紙と、タック基材が粘着剤を介して剥離紙と積層されてなるタック構造を有する2枚目用紙とが、接着剤を介して貼り合わせられ、前記熨斗と、前記貼付票、配達票及び配送控えとが、1枚目用紙及び2枚目用紙とも一体化された構成であり、前記熨斗が前記貼付票、配達票及び配送控えと、ハーフカットDにより隣接し、前記ハーフカットDにより前記1枚目用紙から、前記タック構造の少なくとも粘着剤と接する位置まで切断され、前記タック構造を有する2枚目用紙の前記熨斗に相当する位置で、左端部から間隔をおいてハーフカットEが予め施され、前記ハーフカットEにより前記タック構造の少なくとも粘着剤と接する位置まで切断され、さらに前記熨斗の前記1枚目用紙の裏面側で、前記左端部から前記ハーフカットEの位置までの部分を除いた箇所に、剥離層が形成され、前記熨斗を剥がした際に、前記熨斗が前記剥離紙から剥がれ、前記ハーフカットEから前記2枚目用紙の粘着剤が付着した前記タック基材が分離し、任意の物に、前記熨斗が貼付可能となることを特徴とする配送伝票に関するものである。これにより、熨斗を配送伝票から剥がした際の熨斗のカール発生を防止できた。
請求項4の発明は、請求項3に記載する熨斗の前記ハーフカットEから所定の間隔をおいて、前記ハーフカットEと平行な位置までの領域に、前記の接着剤が塗工されていない非接着部を有することを特徴とする配送伝票に関するものである。これにより、荷物に貼付された配送伝票から、熨斗を剥がし取ることが、より行ない易くなった。
本発明の配送伝票は、1パート配送伝票であり、伝票から配達票、配送控えなどの必要な部分を剥がす際、手間がかからず、特に配送控えを配送伝票から剥がす際に手間がかからない。
またノンインパクトプリンター等で印字処理する際に、伝票の表面における平坦性が高く、貼付票、配達票及び配送控えなどが配置された配送伝票である。1枚目用紙とタック構造の2枚目用紙とが接着剤で接着した構成の配送伝票であるが、その接着剤が塗工されていない非接着部を有する場合でも、その非接着部は限定された領域に小さい面積で有するだけであり、その配送伝票をノンインパクトプリンター等で印字処理する際、印字のカスレや、シワなどが生じることなく、印字品質に優れたものである。
また、その伝票から配送控えを剥がした際の配送控えのカール発生を抑制でき、さらに印字領域を無駄なく配置して設計した伝票であり、非常に実用性が高い。
またノンインパクトプリンター等で印字処理する際に、伝票の表面における平坦性が高く、貼付票、配達票及び配送控えなどが配置された配送伝票である。1枚目用紙とタック構造の2枚目用紙とが接着剤で接着した構成の配送伝票であるが、その接着剤が塗工されていない非接着部を有する場合でも、その非接着部は限定された領域に小さい面積で有するだけであり、その配送伝票をノンインパクトプリンター等で印字処理する際、印字のカスレや、シワなどが生じることなく、印字品質に優れたものである。
また、その伝票から配送控えを剥がした際の配送控えのカール発生を抑制でき、さらに印字領域を無駄なく配置して設計した伝票であり、非常に実用性が高い。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
本発明では、配送伝票の一部の構成として、「熨斗」の用語を用いているが、贈答品につける熨斗に限らず、取扱注意や冷凍品、こわれ物等の告知する内容の言葉が記載されたラベルであってもよい。
本発明では、配送伝票の一部の構成として、「熨斗」の用語を用いているが、贈答品につける熨斗に限らず、取扱注意や冷凍品、こわれ物等の告知する内容の言葉が記載されたラベルであってもよい。
図1は、本発明の1つの実施例を示す配送伝票の説明図である。1枚目用紙は、貼付票3と配達票4をハーフカットAにより隣接して備え、また配達票4と配送控え2を切取りミシンBにより隣接している。ハーフカットAと切取りミシンBの位置は、互いに平行な位置にある。
図1の1)には1枚目用紙と2枚目用紙とを接着剤を介して、貼り合わせることを示している。1枚目用紙は、予めハーフカットA及び切取りミシンBを加工しておき、2枚目用紙は、1枚目用紙と貼り合わせる前に、予めハーフカットCを施し、1枚目用紙の切取りミシンBと、2枚目用紙のハーフカットCの位置が、1枚目用紙と2枚目用紙とが貼り合わせられた際に、両者が重なった位置になるようにしている。
図1の2)は、1枚目用紙の裏面に剥離層6が形成されていることを示したもので、1枚目用紙の配達票4の裏面には、剥離層6が形成され、配送伝票1を取り扱う運送会社のドライバー等の人が、その配達票4を配送伝票1から何ら支障なく、剥離層6と接着剤8との間で剥離して、剥離できる。
また、1枚目用紙の配送控え2の裏面には、剥離層6が形成され、荷物に貼付された配送伝票から、配送控え2を何ら支障なく、剥離層6と接着剤8との間で剥離して、その後に、切取りミシンBで配達票4から切り離す。例えば、その荷物の出所である百貨店に指定した配送先に納品したことを証明するため、荷物の配達人が、その百貨店に、この配送控えを渡すことができる。
また図1の3)は、1枚目用紙と2枚目用紙を貼り合わせる際の接着剤が塗工されて形成された位置を示すものである。貼付票3と配達票4の1枚目用紙の裏面全面に、接着剤8が塗工され、さらに配送控え2に相当する位置の切取りミシンBと直交する方向で間隔をおいて複数のストライプ状に、1枚目用紙の裏面で接着剤8が塗工されている。言い換えると、配送控え2に相当する位置で切取りミシンBと直交する方向で間隔をおいて複数のストライプ状の領域Rを除いた1枚目用紙の裏面全面に、接着剤8が1枚目用紙と2枚目用紙とを貼り合わせるために、塗工、形成されている。
上記の配送控え2において、切取りミシンBと直交する方向で間隔nをおいて複数(図示したものは4本)のストライプ状に、接着剤8が設けられている。言い換えれば、配送控え2には、切取りミシンBと直交する方向で、幅nのストライプ状の非接着部である領域Rが設けられた構成である。
図示した配送伝票1を荷物に貼り付けた後に、その配送伝票1から配送控え2を剥がし取る際に、1枚目用紙の裏面に剥離層6を有し、また配送控え2の1枚目用紙の裏面側の接着剤8の塗工されたパターンが、その剥離方向と同じ方向で間隔をおいて複数のストライプ状であり、剥離する抵抗が少なく、配送控えに外力が加わりにくくなり、結果として配送控えのカール発生を抑制できるようになった。配送控え2は2枚目用紙と上記のように剥離しやすく、また1枚目用紙の配達票と、切取りミシンBで容易に切り離すことができる。
図2は、本発明の他の実施例を示す配送伝票の説明図である。1枚目用紙は、貼付票3と配達票4をハーフカットAにより隣接して備え、また配達票4と配送控え2を切取りミシンBにより隣接して備え、さらに熨斗15と、他の部分である貼付票3、配達票4及び配送控え2とが、ハーフカットDにより隣接している。ハーフカットA、ハーフカットD及び切取りミシンBの位置は、図示した配送伝票の外形が長辺と短辺からなる長方形において、ハーフカットDが上記長辺と平行な位置にあり、またハーフカットA及切取りミシンBは前記短辺と平行な位置にある。また、1枚目用紙の熨斗15の右端部がハーフカットFにより切断され、そのハーフカットFとハーフカットDにより分断された、熨斗15と隣接した領域が、シール5として任意の用途に、貼付して利用することができる。このハーフカットFは必要に応じて形成し、必須の条件ではない。
図2の1)には1枚目用紙と2枚目用紙とを接着剤を介して、貼り合わせることを示しているが、1枚目及び2枚目用紙にハーフカットが示されているが、貼り合わせる前と後の両方の時点で、ハーフカット加工されているものを合わせて示した。
詳しくは、1枚目用紙は、予めハーフカットA及び切取りミシンBを加工しておくことが可能であるが、2枚目用紙と貼り合わせた後に、ハーフカットD、Fを加工し、ハーフカットA及び切取りミシンBの加工を行なうことも可能である。
詳しくは、1枚目用紙は、予めハーフカットA及び切取りミシンBを加工しておくことが可能であるが、2枚目用紙と貼り合わせた後に、ハーフカットD、Fを加工し、ハーフカットA及び切取りミシンBの加工を行なうことも可能である。
2枚目用紙は、1枚目用紙と貼り合わせる前に、予めハーフカットEを施し、1枚目用紙と貼り合わせた後に、ハーフカットD、Fの加工を施す。すなわち、2枚目用紙の表面から、ハーフカットEをタック基材から粘着剤まで切断して形成する。そして、1枚目用紙と2枚目用紙とを貼り合わせて、ハーフカットD、Fとして、1枚目用紙から、タック基材が粘着剤を介して剥離紙と積層したタック構造の粘着剤と接する位置まで、切断して、加工する。さらに、1枚目用紙と2枚目用紙とを貼り合わせた状態で、ハーフカットA及び切取りミシンBとして、1枚目用紙のみを切断することができる。
図2の2)は、1枚目用紙の裏面に剥離層6、6´が形成されていることを示したもので、熨斗15の左端部からハーフカットEの位置までの部分(P)を除いた条件の熨斗15で、ハーフカットFの位置まで、剥離層6´が形成されている。なお、ハーフカットFを実施していない場合は、ハーフカットEから、配送伝票の長辺方向と平行に、右端部まで剥離層を形成することができる。この熨斗15を配送伝票から剥がした際に、熨斗が剥離層6´から剥がれ、ハーフカットEから2枚目用紙の粘着剤が付着したタック基材が分離して、粘着剤が露出して、任意の物に、貼付可能となる。また、1枚目用紙の配達票4の裏面には、剥離層6が形成され、配送伝票1を取り扱う運送会社のドライバー等の人が、その配達票4を配送伝票1から何ら支障なく、剥離層6と接着剤8との間で剥離できる。
また、1枚目用紙の配送控え2の裏面には、剥離層6が形成され、荷物に貼付された配送伝票から、配送控え2を何ら支障なく、剥離層6と接着剤8との間で剥離して、その後に、切取りミシンBで配達票4から容易に切り離すことができる。例えば、その荷物の出所である百貨店に指定した配送先に納品したことを証明するため、荷物の配達人が、その百貨店に、この配送控えを渡すことができる。
また図2の3)は、1枚目用紙と2枚目用紙を貼り合わせる際の接着剤が塗工されて形成された位置を示すものである。配送控え2に相当する位置のハーフカットCと、そのハーフカットCから間隔Lの位置にある線9と、ハーフカットDで囲まれた領域Qと、配送控え2に相当する位置でハーフカットDと平行な方向で、間隔をおいて複数のストライプ状の領域Rを除いた1枚目用紙の裏面全面に、接着剤8が1枚目用紙と2枚目用紙とを貼り合わせるために、塗工、形成されている。なお、上記の領域Qは必要に応じて無くして、図1に示したような形態にすることができる。領域Qの非接着部を設けることは、配送控えを配送伝票の2枚目用紙から剥離する際、剥離する最初の抵抗が少なく、剥離しやすくするものである。
上記の配送控え2において、ハーフカットDと平行な方向で間隔nをおいて複数(図示したものは4本)のストライプ状に、接着剤8が設けられている。言い換えれば、配送控え2には、ハーフカットDと平行な方向で、幅nのストライプ状の非接着部である領域Rが設けられた構成である。
図示した配送伝票1を荷物に貼り付けた後に、その配送伝票1から配送控え2を剥がし取る際に、1枚目用紙の裏面に剥離層6を有し、また配送控え2の1枚目用紙の裏面側の接着剤8の塗工されたパターンが、その剥離方向と同じ方向で間隔をおいて複数のストライプ状であり、剥離する抵抗が少なく、配送控えに外力が加わりにくくなり、結果として配送控えのカール発生を抑制できるようになった。配送控え2は2枚目用紙と上記のように剥離しやすく、また1枚目用紙の配達票と、切取りミシンBで容易に切り離すことができる。
図3は、本発明の他の実施例を示す配送伝票の説明図である。図3の1)及び2)については、図2と同様であるので、説明は省略する。図3の3)は、1枚目用紙と2枚目用紙を貼り合わせる際の接着剤が塗工されて形成された位置を示すものである。配送控え2に相当する位置のハーフカットCと、そのハーフカットCから間隔Lの位置にある線9と、ハーフカットDで囲まれた領域Qと、配送控え2に相当する位置でハーフカットDと平行な方向で、間隔をおいて複数のストライプ状の領域Rを除いた1枚目用紙の裏面全面に、接着剤8が1枚目用紙と2枚目用紙とを貼り合わせるために、塗工、形成されている。なお、上記の領域Qは必要に応じて無くして、図1に示したような形態にすることができる。領域Qの非接着部を設けることは、配送控えを配送伝票の2枚目用紙から剥離する際、剥離する最初の抵抗が少なく、剥離しやすくするものである。
また、図3の3)で、熨斗15の1枚目用紙の裏面側の剥離層6´と接して接着剤8が、ハーフカットDと平行な方向で間隔n´をおいて複数(図示したものは3本)のストライプ状に設けられている。また熨斗15のハーフカットEの位置近傍から、熨斗左端部と反対側の方向に、間隔Mまでの領域Q´は、接着剤が設けられていない領域であり、すなわち非接着部である。すなわち、この領域Q´は、熨斗15のハーフカットEから所定の間隔(M)をおいて、その配送伝票1のハーフカットEと平行な位置に有する線(9´)までの領域である。配送伝票から熨斗を剥離する際に、熨斗15の短冊形態の長辺方向が、その剥離方向と一致しているので、熨斗15の1枚目用紙の裏面側の接着剤8の塗工されたパターンが、その剥離方向と同じ方向で間隔をおいて複数のストライプ状であり、剥離する抵抗が少なく、熨斗に外力が加わりにくくなり、結果として熨斗のカール発生を抑制できるようになる。
また、図3の3)で、配送控え2には、非接着部である領域Q及び領域Rが、図2の3)と同様に形成されている。したがって、配送伝票1を荷物に貼り付けた後に、その配送伝票1から配送控え2を剥がし取る際に、1枚目用紙の裏面に剥離層を有し、またタック構造の2枚目用紙のタック基材の上に、接着剤8がハーフカットDと平行な方向で間隔をおいて複数のストライプ状に塗工されているので、配送控え2が配送伝票1からスムーズに剥がし取れる。また、その際に配送控えの配送伝票からの剥離力が大きくないので、配送控えに歪みが生じずに、カール発生を抑制された配送控えが分離できる。さらに、領域Qの非接着部を有しているので、配送控え2を配送伝票1から剥離開始する際の抵抗が少なく、より剥離作業が行ないやすい。また、配送控え2は2枚目用紙と上記のように剥離しやすく、1枚目用紙の配達票と、切取りミシンBで容易に切り離すことができる。
図4は、本発明の実施例を示す配送伝票の説明図であり、図4の上に示した図は配送伝票1の熨斗15、配送控え2等の配置と、ハーフカットの位置、さらに接着剤8の塗工領域を示した平面図である。また、図4の下図は、上記平面図に示したX−Xにおける断面図を示したものである。
図4で示した配送伝票1は、配送控え2と配達票4を区画する切取りミシンBと、その切取りミシンBから間隔Lの位置にある線9と、ハーフカットDで囲まれた領域Qと、配送控え2に相当する位置でハーフカットDと平行な方向で、間隔をおいて複数(図示したものは3本)のストライプ状の領域Rを除いた1枚目用紙の裏面全面に、接着剤8が1枚目用紙と2枚目用紙とを貼り合わせるために、塗工、形成されている。この領域Q及び領域Rは接着剤が塗工されていないので、非接着部20を形成している。図4のX−Xにおける断面図で示したように、本発明の配送伝票1は、伝票の表面における平坦性が高いので、1枚目用紙への印字におけるカスレや、シワなどが生じることなく、印字品質に優れたものとなる。
尚、図2で説明した領域Qが、図4の領域20に相当する。図4に示した配送伝票の1枚目用紙の裏面の剥離層は、図2の2)で示した配置で設けられており、すなわち熨斗15の左端部からハーフカットEの位置までの部分(P)を除いた条件の熨斗15で、ハーフカットFの位置まで、剥離層6´が形成されている。さらに、熨斗15とハーフカットDで隣接した配達票4及び配送控え2の1枚目用紙の裏面の全面に、剥離層6が形成されている。配送伝票は、この剥離層の設けられた部分で、接着剤8により1枚目用紙と2枚目用紙とが貼り合わせられた状態から、1枚目用紙を2枚目用紙から容易に剥離することができる。
特に、図4の場合では、配送控え2を配送伝票から剥がし取る際、領域Q及び領域Rの非接着部20を有するので、配送控え2の左端部の位置にあるハーフカットCから、配送控え2と2枚目用紙とを剥がし始める時に、その位置に接着剤8がないので、簡単に剥がし始めることができ、さらに配送控えを剥離する方向が、配送伝票の長辺方向であり、その剥離方向と同じ方向に、複数のストライプ状の非接着部20である領域Rと、接着剤8が複数のストライプ状に設けられているので、剥離する抵抗が少なく、配送控えに外力が加わりにくくなり、結果として配送控えのカール発生を抑制できるようになる。配送控え2は2枚目用紙と上記のように剥離しやすく、また1枚目用紙の配達票と、切取りミシンBで容易に切り離すことができる。
図5は、本発明の他の実施例を示す配送伝票の説明図であり、図5の上に示した図は配送伝票1の熨斗15、配送控え2等の配置と、ハーフカットの位置、さらに接着剤7、8などの塗工領域を示した平面図である。また、図5の下図は、上記平面図に示したX−Xにおける断面図を示したものである。図5で示した配送伝票1は、熨斗15の左端部からハーフカットEの位置まで、詳細にはハーフカットEの位置よりも少し左端部の近くの位置まで、接着剤7が1枚目用紙裏面側に設けられている。熨斗15については、そのハーフカットEの位置近傍から、前記左端部と反対側の方向に、接着剤を設けていない領域20、すなわち非接着部を有している。尚、図3で説明した領域Q´が、図5の領域20に相当する。
さらに、熨斗15に相当する位置でハーフカットDと平行な方向で、間隔をおいて複数(図示したものは2本)のストライプ状の領域R´として、非接着部20を有している。また一方で、熨斗15に相当する位置でハーフカットDと平行な方向で、間隔をおいて複数(図示したものは3本)のストライプ状に、接着剤8が塗工されている。そのストライプ状の接着剤の塗工部は、ハーフカットEから間隔Mの位置にある線9´から、ハーフカットFまで、配送伝票の長辺と平行な方向に設けられている。
また、熨斗15の1枚目用紙の裏面側の剥離層6´と接して接着剤8が、設けられている。その熨斗15の1枚目用紙の裏面側の接着剤8は、図3の3)で示した配置で設けられている。また、図5の配送伝票は、貼付票3、配達票4及びシール5の位置に相当する部分の全体を、ベタで接着剤8が設けられている。さらに、配送控え2は、図4で示した配送伝票と同様に接着剤8が1枚目用紙の裏面に形成されている。
そして、配送伝票から熨斗を剥離する際に、熨斗15において、接着剤がストライプ状に設けられた長辺方向と、その剥離方向とが一致しているので、剥離する抵抗が少なく、熨斗に外力が加わりにくくなり、結果として熨斗のカール発生を抑制できるようになった。また貼付票3及び配達票4の1枚目用紙の裏面全面には、上記の熨斗15及びシール5の1枚目用紙の裏面に有する接着剤7、8と同様の接着剤が塗工されていて、タック構造の2枚目用紙と接着している。
図5のX−Xにおける断面図において、タック構造を有する2枚目用紙の熨斗に相当する位置で、左端部から間隔(m)をおいてハーフカットEが予め設けられている。そのハーフカットEは、タック基材10から粘着剤11までを切断している。また熨斗15の右端部がハーフカットFにより配送伝票から剥離可能なものであり、該ハーフカットFは1枚目用紙から、タック基材10が粘着剤11を介して剥離紙12と積層したタック構造の粘着剤11の位置まで、切断されている。これにより、ハーフカットFとハーフカットDにより分断された領域を、シール5として任意の物体に貼付して利用することができる。
熨斗15の1枚目用紙の裏面側で、左端部からハーフカットEの位置までの部分を除いた箇所に、剥離層6´が形成され、熨斗15を配送伝票1から剥がした際に、熨斗15が剥離層6から剥がれる。そして、熨斗15が配送伝票から剥がれる箇所を、X−Xにおける断面図において、破線で示した。すなわち、ハーフカットFから、シール5と分離して、熨斗15の右端を剥がし、続けて1枚目用紙の剥離層6が接着剤8から剥がれ、さらに非接着部20で、1枚目用紙の剥離層と、2枚目用紙のタック基材10との間で剥がれ、さらに続けてハーフカットEで、2枚目用紙のタック基材10/粘着剤11/剥離紙12の積層体が分離し、そしてハーフカットEから、配送伝票1の左端部にかけて、2枚目用紙の剥離紙12が上記積層体から分離して剥がれる。その結果、配送伝票から剥がした熨斗の粘着剤11により、任意の物に、熨斗を貼付することが可能となる。
図6は、本発明の1実施例を示す配送伝票で、熨斗15を配送伝票1から剥がした後の状態を示す説明図であり、剥がした後の熨斗15の平面図とその対応する断面図を図6の右側に示した。図6の左側に示す図は、図3及び図5に示すように、熨斗15を剥がした後の配送伝票1の表面を示すものである。貼付票3、配達票4、配送控え2及びシール5については、熨斗15を剥がす前と後で、全く変化はないが、熨斗15が剥がされた箇所は、左端部からハーフカットEまでの部分で、剥離紙12が露出している。その剥離紙12に隣接して、非接着部20、塗工されたストライプ状の接着剤8が露出し、その露出した接着剤8は、長辺方向でハーフカットFの位置まで存在する。
上記の配送伝票から剥がされた熨斗15は、左端部に粘着剤11が露出した形態となり、この粘着剤11を使用して、任意の物に、貼付できるようになる。尚、熨斗15における接着剤8は、ハーフカットDと平行な方向で間隔をおいて複数のストライプ状に塗工されていて、その接着剤8と接する1枚目用紙裏面には、図3の2)で示した剥離層6が同様に設けられているので、剥がされる熨斗のカール発生を抑制することができる。
図7は、本発明の1実施例を示す配送伝票で、貼付票3、配達票4及び配送控え2を配送伝票1から剥がした後の状態を示す説明図であり、剥がした後の貼付票3、配達票4及び配送控え2の平面図と、その対応する断面図を示した。図7の左側に示す図は、上記の貼付票3、配達票4及び配送控え2を剥がした後の配送伝票1の平面図が上で、その対応する断面図が下である。図7の右側に示す図は、配送伝票から剥がされた貼付票3、配達票4及び配送控え2の平面図と、その対応する断面図を示した。すなわち、図7の右側に示す図は、上記の貼付票3、配達票4及び配送控え2の剥がされた状態の平面図が上で、その対応する断面図が下である。但し、図6で示した熨斗15は既に剥がされた後の配送伝票から、貼付票3、配達票4及び配送控え2を剥がすものとして説明している。
貼付票3と配達票4が剥がされた箇所は、図6で熨斗15の左端部からハーフカットEまでの部分における剥離紙12が露出している部分と同様に、剥離紙12が露出している。貼付票3と配達票4に相当する箇所が、剥離紙12から剥がされる。また、配送控え2が剥がされた箇所は、剥離紙12の上に、粘着剤11、タック基材10、接着剤8が順次積層されている。(図7の左側の下図を参照)
配達票4は貼付票3と一体となって、ハーフカットCの部分で、配送控え2に相当する箇所の接着剤8と分離する。そして、貼付票3と配達票4は粘着剤11を利用して、配達する対象物である荷物に貼付される。そして、荷物に貼付された貼付票3及び配達票4は、その荷物を取り扱う運送会社のドライバー等の人が、配達票4を、剥離層6と接着剤8との間で剥離して、配達先である届け先の方に、その配達票に、荷物の受領した判ないしサインをもらい、該配達票を配達記録として持ち帰る。尚、届けられた荷物に貼付された配送伝票は、貼付票がその配送伝票に固定されている。したがって、荷物を受け取った人は、貼付票に記録された配達先の住所、氏名及び配達された対象物の品名、数量等を確認できる。
さらに、本発明では、荷物に貼付された配送伝票から、配送控え2を剥離層6と接着剤8との間で剥離して、その後に、切取りミシンBで配達票4から切り離す。(図7の右上参照)そして、例えば、その荷物の出所である百貨店に指定した配送先に納品したことを証明するため、荷物の配達人が、その百貨店に、この配送控えを渡すことができ、配送控えを有効に利用することができる。その配送控え2を配送伝票から剥がし取る際、配送控えの1枚目用紙の裏面側の剥離層と接する接着剤が、ハーフカットDと平行な方向、つまり切取りミシンBと直交する方向で、間隔をおいて複数のストライプ状に塗工されている。図2〜5に示すように、配送控え2の1枚目用紙と2枚目用紙とを接着剤8で貼り合わせる際に、領域Q及び領域Rの非接着部20を有するので、配送控え2に相当する左端部の位置にあるハーフカットCから、配送控え2を剥がし始める時に、その位置に接着剤8がないので、簡単に剥がし始めることができ、さらに配送控えを剥離する方向が、配送伝票の長辺方向であり、その剥離方向と同じ方向に、複数のストライプ状の非接着部20である領域Rと、接着剤8が複数のストライプ状に設けられているので、剥離する抵抗が少なく、配送控えに外力が加わりにくくなり、結果として配送控えのカール発生を抑制できるようになる。
図2〜7において、全て配送伝票に熨斗が配置されたものを示したが、図1に示すように、熨斗が配置されていない配送伝票を、本発明の配送伝票に適用することができる。さらに、図2〜7にシール5を配送伝票の右上に配置したものを示したが、配送伝票1のハーフカットD及びハーフカットFから分断して、シール5を剥離紙12から剥がして、1枚目用紙/接着剤8/タック基材10/粘着剤11の層構成を有したシール5を、熨斗15、配達票4及び配送控え2が剥がされて、残存した伝票を扱う方が、任意の物に、粘着剤11により貼って、シールの1枚目用紙にメモ書きしたり、氏名を記入したり、任意の用途に利用することができる。このシールについても、配送伝票に配置されていないものを本発明の配送伝票に適用することができる。
本発明の配送伝票の利用方法を以下に説明する。
ステップ1:図2、3に示すような配送伝票から、熨斗15を剥がす。
ステップ2:その熨斗15の左端からハーフカットEまでの箇所に有する粘着剤11により、商品(お届けする荷物など)に、その熨斗15を貼り付ける。(図6を参照)
ステップ3:続けて、その配送伝票から貼付票3及び配達票4を剥がす。(剥がされた貼付票3及び配達票4の裏面には、粘着剤11を有する。また配送控え2が配達票4と切取りミシンBと隣接して有する。)(図7を参照)
ステップ1:図2、3に示すような配送伝票から、熨斗15を剥がす。
ステップ2:その熨斗15の左端からハーフカットEまでの箇所に有する粘着剤11により、商品(お届けする荷物など)に、その熨斗15を貼り付ける。(図6を参照)
ステップ3:続けて、その配送伝票から貼付票3及び配達票4を剥がす。(剥がされた貼付票3及び配達票4の裏面には、粘着剤11を有する。また配送控え2が配達票4と切取りミシンBと隣接して有する。)(図7を参照)
ステップ4:上記剥がされた貼付票3及び配達票4を、粘着剤11により、配達する荷物に貼付する。
ステップ5:その荷物を取り扱う運送会社のドライバー等の人が、配達票4を、荷物から剥離する。必要に応じて、配達先である届け先の方に、その配達票に、荷物の受領した判ないしサインをもらい、該配達票を配達記録として持ち帰る。(図7を参照)
ステップ6:熨斗15及び配達票4が剥がされて、荷物に貼付されて、残存した配送伝票から、配送控え2を切取りミシンBにより配達票4から切り離す。(図7を参照)
ステップ5:その荷物を取り扱う運送会社のドライバー等の人が、配達票4を、荷物から剥離する。必要に応じて、配達先である届け先の方に、その配達票に、荷物の受領した判ないしサインをもらい、該配達票を配達記録として持ち帰る。(図7を参照)
ステップ6:熨斗15及び配達票4が剥がされて、荷物に貼付されて、残存した配送伝票から、配送控え2を切取りミシンBにより配達票4から切り離す。(図7を参照)
本発明の配送伝票における1枚目用紙としては、熨斗、貼付票、配達票及び配送控えとして利用可能であれば、その種類は限定されないが、1枚目用紙の表面には、感熱発色記録、熱転写記録や、インクジェット記録などのノンインパクト記録で、印字記録するものであり、それらの記録方式に適した用紙が用いることが好ましい。例えば、感熱発色用紙(サーマル用紙)、熱転写記録用紙、インクジェット記録用紙などである。
また、上記の接着剤7、8と剥離層6は、本発明の配送伝票の使用する方法に支障がなく適用できるものであれば、その材料など限定するものではない。またタック構造を有する2枚目用紙は、その粘着剤で荷物に貼り付けて簡単には剥がれないものを使用する。尚、2枚目用紙は、タック基材/粘着剤/剥離紙の構成で積層したタック構造であれば、一般的なもので限定されるものではない。但し、2枚目用紙のタック基材は接着剤7、8との密着性が良ければよく、上質紙、中質紙などが好ましく用いられる。また、タック基材の表面に、必要に応じて、接着剤7、8との密着性を高めるために、表面層を設けることができる。
本発明の配送伝票の製造方法に関しては、以下の方法をとることができる。例えば1枚目用紙の裏面に所定のパターンで剥離層を形成し、さらに1枚目用紙にハーフカットA及び切取りミシンBを加工しておく。また2枚目用紙の表面に、ハーフカットC及びハーフカットEを加工して形成しておき、その1枚目用紙と2枚目用紙の各々は、巻取りで用意し、所定のパターンで接着剤を連続的に塗工し、所定の積層構成になるように、ラミネートする。その後に所定の箇所にハーフカットD及びハーフカットFを、1枚目用紙から、2枚目用紙のタック構造の粘着剤と接する位置まで、切断、加工して連続形成し、その後に所定のサイズに、シート状に裁断(シートカット)して、配送伝票を作製することができる。
本発明の配送伝票は、贈答品の配送に利用する用途に限らずに、例えば取扱注意や冷凍品、こわれ物等の告知する内容の言葉が記載されたラベル付きの配送伝票として利用することが可能である。
1 配送伝票
2 配送控え
3 貼付票
4 配達票
5 シール
6、6´ 剥離層
7、8 接着剤
9 ハーフカットCから間隔Lの位置にある線
9´ ハーフカットEから間隔Mの位置にある線
10 タック基材
11 粘着剤
12 剥離紙
15 熨斗
20 非接着部
2 配送控え
3 貼付票
4 配達票
5 シール
6、6´ 剥離層
7、8 接着剤
9 ハーフカットCから間隔Lの位置にある線
9´ ハーフカットEから間隔Mの位置にある線
10 タック基材
11 粘着剤
12 剥離紙
15 熨斗
20 非接着部
Claims (4)
- 少なくとも貼付票、配達票及び配送控えを備えた1枚目用紙と、タック基材が粘着剤を介して剥離紙と積層されてなるタック構造を有する2枚目用紙とが、接着剤を介して貼り合わせられた配送伝票において、前記貼付票と前記配達票とは、ハーフカットAにより隣接し、前記ハーフカットAより前記1枚目用紙のみ切断され、前記1枚目用紙の配達票及び配送控えの裏面に、剥離層が形成され、前記配達票と前記配送控えとは、前記ハーフカットAと平行な位置に有する切取りミシンBにより隣接し、前記切取りミシンBは前記1枚目用紙のみ加工され、前記2枚目用紙のタック基材の前記切取りミシンBの位置と重なる位置に、ハーフカットCを有し、また前記配送控えの1枚目用紙の裏面側の剥離層と接した接着剤が、前記切取りミシンBと直交する方向で間隔をおいて複数のストライプ状に塗工されていることを特徴とする配送伝票。
- 前記の配送控えの左端から所定の間隔をおいて、前記の配送伝票の切取りミシンBと平行な位置までの領域に、前記の接着剤が塗工されていない非接着部を有することを特徴とする請求項1に記載する配送伝票。
- 前記の配送伝票のハーフカットAと直交する方向に、前記1枚目用紙に熨斗が配置され、前記熨斗の1枚目用紙と、タック基材が粘着剤を介して剥離紙と積層されてなるタック構造を有する2枚目用紙とが、接着剤を介して貼り合わせられ、前記熨斗と、前記貼付票、配達票及び配送控えとが、1枚目用紙及び2枚目用紙とも一体化された構成であり、前記熨斗が前記貼付票、配達票及び配送控えと、ハーフカットDにより隣接し、前記ハーフカットDにより前記1枚目用紙から、前記タック構造の少なくとも粘着剤と接する位置まで切断され、前記タック構造を有する2枚目用紙の前記熨斗に相当する位置で、左端部から間隔をおいてハーフカットEが予め施され、前記ハーフカットEにより前記タック構造の少なくとも粘着剤と接する位置まで切断され、さらに前記熨斗の前記1枚目用紙の裏面側で、前記左端部から前記ハーフカットEの位置までの部分を除いた箇所に、剥離層が形成され、前記熨斗を剥がした際に、前記熨斗が前記剥離紙から剥がれ、前記ハーフカットEから前記2枚目用紙の粘着剤が付着した前記タック基材が分離し、任意の物に、前記熨斗が貼付可能となることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する配送伝票。
- 前記熨斗の前記ハーフカットEから所定の間隔をおいて、前記ハーフカットEと平行な位置までの領域に、前記の接着剤が塗工されていない非接着部を有することを特徴とする請求項3に記載する配送伝票。
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