JP5468249B2 - 情報記録用粘着シート - Google Patents

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Description

本発明は、配送伝票や出荷伝票等として使用することができる情報記録用粘着シートに関するものである。
従来より、配送伝票、出荷伝票等として使用される情報記録用粘着シートとして、剥離紙、基紙及び上紙からなる3層タイプの情報記録用粘着シートが用いられていた。中でも上紙が複数の片に分離可能とされた、いわゆる1パート型のものが汎用化されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
この上紙は、情報を記録可能な情報記録シートであり、例えば貼付票、配送票及び発店控等からなり、剥離紙を剥して段ボール箱等の被着体に配送伝票を貼り、この被着体を出荷するように使用している。この際、発店控は出荷時に基紙から剥され、また、配送票は届け先で基紙から剥され、ドライバーが受領印をもらって持ち帰る形で、使用されている。
そして、この配送伝票は、例えば、一方面に粘着剤層を有する基紙の粘着剤層が剥離紙により被覆されているタック紙の非粘着剤層形成面に感圧接着剤層を設けた後、これに上紙を重ねて圧力で擬似接着させた形態であった。
また、このような発店控や配送票のような情報記録シート(上紙)の一部が分離部とされているものでは、当該分離部を分離した後に露出する基紙の当該部分に各種の情報等を印刷して、分離部除去後に使用者に何らかの情報を伝達できるように構成されているものがある。この種の配送伝票は、基紙或いはタック紙に疑似接着剤層を設けた後に当該疑似接着剤層上に各種の情報を印刷して、その後に上紙を重ねて圧力で擬似接着させた形態を採っている。
しかし、かかる従来構成の情報記録用粘着シートでは、圧力によって擬似接着させることから、印刷・加工時に加圧装置が必要であり、加工コストが増大する欠点があった。そして、圧力によって擬似接着させた場合、剥離時の上紙のカールが大きくなり、また、レーザープリンターにより印字した場合、印刷が転写する欠点をも有していた。
さらに、従来の分離部を分離した後に伝達情報が現出するものでは、印刷層が感圧接着剤層上に形成されるため、当該印刷層の存在によって圧着が不十分で意図しない剥離が生ずるおそれがあった。また、感圧接着剤層はそもそも印刷に適するものではなく伝達情報が単色印刷しかできなかったり、不鮮明で読み取り難いものであった。また、印刷層で擬似接着力を調整するため、記載できる情報量が限られていた。
さらに、圧着性を改善すべく情報印刷を網点印刷により行なったものも知られるが、このような構成を採るものであっても意図しない剥離のおそれが完全には払拭できず、また、網点印刷にすることで伝達情報がいっそう不鮮明となり、さらには分離部に印刷層の一部が取られやすいという欠点もあった。
感圧接着剤を使用せずに、接着剤の層間で材破する擬似接着剤を使用する方法もあるが、エマルション系の場合シートのカールやぼこつきが生じる問題がある。
更に、ホットメルト系擬似接着剤を使用することによりシートのカールやぼこつきが抑えることが可能となるが、上紙に熱を加えることで、上紙と基紙が再貼合してしまう恐れがあった。
特開平06−239058号公報 特開2001−353987号公報
本発明は上記事実を考慮し、加圧装置を不要とするだけでなく、ぼこつきが少なく、剥離時における上紙のカールが少なく、分離部の分離後に現出する印刷情報が極めて鮮明であり、多くの情報が記載可能で、さらに意図しない剥離のおそれもない、上紙と基紙の再貼合が不能な、配送伝票や出荷伝票等として使用することができる情報記録用粘着シートを提供することが目的である。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
裏面の少なくとも一部に第1粘着剤層を有する基紙と、
前記第1粘着剤層を被覆する剥離紙と、
切り取り補助線により他の部分から分離可能とされた少なくとも一つの分離部を有し、第2粘着剤層を介して前記基紙に貼合されている情報記録シートと、を備える情報記録用粘着シートにおいて、
前記第2粘着剤層が透明粘着剤層であり、
前記情報記録シートの少なくとも一つの分離部に対面する前記基紙表面に印刷層を有し、
前記分離部の印刷層対向面側に、剥離層とこの剥離層に対して剥離可能であって再接着不能に疑似接着されている透明樹脂層と、この透明樹脂層に剥離不能に接着されている第2粘着剤層とが順次積層されていることを特徴とする情報記録用粘着シート。
(作用効果)
剥離層と剥離層に対して擬似接着している樹脂層、樹脂層に対して粘着している粘着剤層を順次積層した擬似接着層構造を形成することにより安定した擬似接着部が得られる。
また、本発明においては、基紙上に印刷層が形成されている。すなわち、伝達情報が紙に直接的に印刷されている構成となるため、従来例の圧着剤層上に印刷されているものと比較して極めて鮮明なものとなる。また、簡易に多色印刷を施すことができるので意匠性や情報量の点においても優れたものとなる。
さらに、本発明では、分離部の分離に際しては粘着剤層と剥離層との間で行なわれるとともに、前記印刷層は透明樹脂層及び透明粘着剤層によって被覆された位置にあるため、当該印刷層が上紙及び基紙の接着性に影響を与えることがなく、印刷層形成に起因する両紙の意図しない剥離のおそれがない。
また、このような層構造であるため、印刷層によって擬似接着力を調整する必要がなく、擬似接着力の調整のために印刷層を網点印刷にする必要がなく、この点からも鮮明な印刷情報が得られる。また、基紙への情報に制限がなくなる。さらに分離部に分離にともなって上記粘着剤層と剥離層との間の層間剥離によって印刷層が分離部に取られることもない。
<請求項2記載の発明>
裏面の少なくとも一部に第1粘着剤層を有する基紙と、
前記第1粘着剤層を被覆する剥離紙と、
切り取り補助線により他の部分から分離可能とされた少なくとも一つの分離部を有し、第2粘着剤層を介して前記基紙に貼合されている情報記録シートと、を備える情報記録用粘着シートにおいて、
前記情報記録シートの少なくとも一つの分離部に対面する前記基紙表面に印刷層を有し、この印刷層上に透明剥離層を有し、
前記分離部の印刷層対向面側に、前記第2粘着剤層と、この第2粘着剤層に剥離不能に接着されかつ前記透明剥離層に対して剥離可能であって再接着不能に疑似接着されている樹脂層とが順次積層され、
前記樹脂層が、シリコーン化合物を0.2〜10質量%の範囲で含有する紫外線硬化型樹脂で構成されている、ことを特徴とする情報記録用粘着シート。
(作用効果)
剥離層と剥離層に対して擬似接着している樹脂層、樹脂層に対して粘着している粘着剤層を順次積層した擬似接着層構造を形成することにより安定した擬似接着部が得られる。
また、本発明においては、基紙上に印刷層が形成されている。すなわち、伝達情報が紙に直接的に印刷されている構成であるため従来例の圧着剤層上に印刷されているものと比較して伝達情報が極めて鮮明である。
さらに、本発明では、分離部の分離に際しては粘着剤層と剥離層との間で行なわれるとともに、前記印刷層は透明樹脂層及び透明粘着剤層によって被覆された位置にあるため、当該印刷層が上紙及び基紙の接着性に影響を与えることがなく、印刷層形成に起因する両紙の意図しない剥離のおそれがない。
また、このような層構造であるため、印刷層を網点印刷により設ける必要がなく、この点からも鮮明な印刷情報が得られる。さらに分離部に分離にともなって樹脂層と透明剥離層との間の層間剥離によって印刷層が分離部に取られることもない。
また、本項記載の発明は、樹脂層を紫外線硬化型樹脂で構成することにより、樹脂層の形成が容易で安定したものとなる。また、紫外線硬化型樹脂を用いたことで、擬似接着させるための加圧装置等の加圧設備の必要もなくなる。さらに、紫外線硬化型樹脂を用いたことで、熱による上紙と基紙との再貼合が不能となる。
さらに、紫外線硬化型樹脂中にシリコーン化合物を配合することにより剥離層との親和性が変化し、剥離層から樹脂層を剥す際の剥離強度を簡単に変えることができる。
上記紫外線硬化型樹脂のシリコーン化合物の配合を調整することで、剥し易さがコントロールでき、擬似接着力が簡単に変えられるので、剥す部分の中央部と剥がし始めの部分を剥し易くするように紫外線硬化型樹脂の配合を調整することができる。例えば、シリコーン化合物の配合率を高くすると、擬似接着力が強くなり、配合率を低くすれば擬似接着力は弱くなる。紫外線硬化型樹脂中のシリコーン化合物の配合が0.2質量%以下だと配送伝票、又は出荷伝票等として使用した際の、作業中、もしくは運送中に情報記録シート/又は情報記録シート片が剥がれて紛失してしまう恐れがあり、10質量%以上になると、樹脂が脆くなる上、インキにすることができなくなる可能性があるため、紫外線硬化型樹脂中のシリコーン化合物の配合は0.2質量%から10質量%の範囲で含有することが望ましい。
<請求項3記載の発明>
前記透明樹脂層が紫外線硬化型樹脂で構成されていることを特徴とする請求項記載の情報記録用粘着シート。
(作用効果)
請求項1記載の発明において透明樹脂層を紫外線硬化型樹脂で構成することにより、透明樹脂層の形成が容易で安定したものとなる。また、紫外線硬化型樹脂を用いたことで、擬似接着させるための加圧装置等の加圧設備の必要もなくなる。さらに、紫外線硬化型樹脂を用いたことで、熱による上紙と基紙との再貼合が不能となる。
尚、上紙に印刷する際に、剥離層は樹脂材料によるインキの浸透性とされるセット性が悪く、酸化重合タイプのインキを用いた場合、乾燥が遅くなって転写汚れが生じるおそれがあるが、本発明のように紫外線硬化型樹脂を使用すれば、短時間で硬化するため、転写汚れが改善されることで、印刷適性も向上する。
他方、蒸発乾燥タイプを用いた場合、乾燥により用紙の水分変化が大きく、カールが大きくなるが、紫外線硬化型樹脂を使用すればこのような問題は生じない。尚、印刷する際に、フォーム印刷機では熱風乾燥機を通常設置していないので、用紙の水分変化が小さい。
<請求項4記載の発明>
紫外線硬化型樹脂層中にシリコーン化合物が0.2〜10質量%の範囲で含有されていることを特徴とする請求項の何れか1項に記載の情報記録用粘着シート。
(作用効果)
請求項3記載の発明において紫外線硬化型樹脂中にシリコーン化合物を配合することにより剥離層との親和性が変化し、剥離層から透明樹脂層を剥す際の剥離強度を簡単に変えることができる。
上記紫外線硬化型樹脂のシリコーン化合物の配合を調整することで、剥し易さがコントロールでき、擬似接着力が簡単に変えられるので、剥す部分の中央部と剥がし始めの部分を剥し易くするように紫外線硬化型樹脂の配合を調整することができる。例えば、シリコーン化合物の配合率を高くすると、擬似接着力が強くなり、配合率を低くすれば擬似接着力は弱くなる。紫外線硬化型樹脂中のシリコーン化合物の配合が0.2質量%以下だと配送伝票、又は出荷伝票等として使用した際の、作業中、もしくは運送中に情報記録シート/又は情報記録シート片が剥がれて紛失してしまう恐れがあり、10質量%以上になると、樹脂が脆くなる上、インキにすることができなくなる可能性があるため、紫外線硬化型樹脂中のシリコーン化合物の配合は0.2質量%から10質量%の範囲で含有することが望ましい。
<請求項5記載の発明>
前記情報記録用粘着シートにおいて第2粘着剤層はホットメルト系粘着剤が主成分とされていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報記録用粘着シート。
(作用効果)
粘着剤にエマルジョン系の粘着剤を使用した場合は水分の影響によりカールやシートのぼこつきの問題が発生し易く、有機溶剤系の粘着剤を使用した場合は加工設備を防爆設備にする必要があるが、ホットメルト系粘着剤を使用することによりこれらの問題点が解決する。また、粘着剤に、ホットメルト系粘着剤を採用することにより、カール、ぼこつき等が少なくシート形状が良好な配送伝票用紙となって、プリンター搬送性や印字品質が良好となる。これはホットメルト系粘着剤がエマルジョン系粘着剤に比較し水分を含んでいないためである。つまり、水系エマルジョンタイプの粘着剤を使用すると、水分の影響により紙が伸縮して、寸法安定性が悪いだけでなく、カールやぼこつきが発生する原因となるが、ホットメルト系粘着剤を採用すれば、このようなことはなく、水系エマルジョン粘着剤に比べ通常の使用環境下において粘着力も高くすることが可能である。そして、粘着剤層にホットメルト系粘着剤を採用する場合において、ロール転写タイプの設備を使用することで、厚みの均一なホットメルト塗膜が得られるようになる。すなわち、ホットメルト系粘着剤は高温時には流動性があるが、冷えると流動性がなくなり固定化される性質があるので、例えば20μm程度の厚みでは直ぐに冷えて、塗膜が均一な厚みで固定化されるため、乾燥工程の省略が可能となり、生産性が向上する。
以上説明したように本発明の上記構成によれば、加圧装置を不要とするだけでなく、配送伝票用紙のぼこつきが少なく、剥離時における上紙のカールが少なく、また分離部の分離後に現出する印刷情報が極めて鮮明であり、さらに意図しない剥離のおそれもない、レーザープリンターにより印字可能とし得る配送伝票用紙を提供できるという優れた効果を有する。
以下、本発明に係る情報記録用粘着シートについて配送伝票用紙を例に、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は必ずしも以下の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において、その構成を適宜に変更できることはいうまでもない。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態に係る配送伝票用紙10を図1及び図2に示し、これら図に基づき本実施の形態を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る配送伝票用紙X1の基紙14の裏面側全面には第1粘着剤層22が存在し、この基紙14の裏面と対向して剥離紙16がこの第1粘着剤層22により貼付けられて配置されている。この剥離紙16の基紙14と対向する表面側全面には、剥離紙用剥離層である剥離層20が存在しており、剥離紙16を容易に基紙14から剥離可能になっている。これに伴って、これら基紙14及び剥離紙16によりタック紙18を構成している。
前記基紙14の表面側には、情報を記録可能な情報記録シートである上紙12が配置されている。そして、この上紙12は、貼付票12A、配送票12B及び発店控12Cからなっていて、相互間に切り取り補助線としてのハーフスリットあるいは切離し可能なミシン目32が形成されていることで、これら貼付票12A、配送票12B及び発店控12Cが相互に分離可能となっている。なお、ミシン目32については、Y字型の単位切り込みを連続的に所定方向に配置するなどして、所定方向に向かってのみ容易に切断可能となっているいわゆるジッパーミシン目とするのが望ましい。
また、前記基紙14の上記配送票12B及び発店控12Cに対面する部分の少なくとも一方には、印刷層25が設けられている。印刷層25は、各種複数の色のインキ等を用いた既知の印刷技術によって文字・図形・写真等からなる適宜の情報をカラー印刷してなるものである。
そして、上紙12と基紙14との間には、ホットメルト系粘着剤等による透明な第2粘着剤層24が存在していて、上紙12の内の貼付票12Aの裏面側がこの第2粘着剤層24によって基紙14に貼付けられている。
但し、配送票12B及び発店控12Cを基紙14から剥離させる必要があることから、これら配送票12B及び発店控12Cの裏面には剥離層28が存在している。
更に、剥し易さをコントロールするために、また剥離後の基紙14において第2粘着剤層24が露出して粘着性を発揮しないようにするために、剥離層28との親和性が部分的に相互に異なるUV樹脂である紫外線硬化型樹脂層を印刷等することで、配送票12B及び発店控12Cと対向する第2粘着剤層24上の部分に樹脂層26が設けられている。この為、この樹脂層26を介して第2粘着剤層24上に配送票12B及び発店控12Cが擬似接着されて貼付けられており、この部分が擬似接着領域となる。
尚、上記擬似接着力の調整は、前述のように主にシリコーンの配合率で調整可能であるものの、例えば簡単に剥離してはいけない周辺部(図中Aで示される範囲)はシリコーンの配合率の多い樹脂を使い、簡単に剥離させたい部分(図中Bで示される範囲)はシリコーンの配合率の少ない樹脂を使用することが考えられる。
なお、上述のとおり紫外線硬化型樹脂中のシリコーン化合物の配合が0.2質量%以下だと配送伝票、又は出荷伝票等として使用した際の、作業中、もしくは運送中に情報記録シート/又は情報記録シート片が剥がれて紛失してしまう恐れがあり、10質量%以上になると、樹脂が脆くなる上、インキにすることができなくなる可能性があるため、紫外線硬化型樹脂中のシリコーン化合物の配合は0.2質量%から10質量%の範囲で含有することが望ましい。
この結果、紫外線硬化型樹脂を用いたことで、配送票12B及び発店控12Cは通常の状態では剥れず、剥す場合には剥し易く、カールを少なくすることもできる。尚、強く接着する部分は、3〜10mm程度の幅の図1に示す領域Aとし、その内側やあるいは角部を弱く接着した領域Bとし、剥がしやすくすることが、考えられる。
他方、前記樹脂層26及び第2粘着剤層24は、配送票12B及び発店控12Cを基紙14から剥離させた後に、前記印刷層25が視認可能となるように、それぞれが透明性のある層となっている。
他方、本実施の形態の配送伝票用紙X1の使用に際して、貼付票12Aに個人情報が記載されることもあるが、例えば貼付票12Aの裏面を剥離処理、もしくは12B,12Cと同様に擬似接着領域を設けることによって、簡単に個人情報記載箇所を有する貼付票12Aを剥すようにもできる。つまり、貼付票12Aの貼られた段ボール箱等を廃棄する場合に、個人情報が含まれた貼付票12Aを簡単に剥し取れるようにもなる。尚、その際は、上紙12の裏面全面が剥離層28を有することとなるため、この剥離層28をコロナ放電処理し、基紙14に上紙12を強固に貼り合せるのがよい。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る配送伝票用紙X2を図3に示し、これら図に基づき本実施の形態を説明する。なお、本形態は、正面直視においては、第1の実施形態と同様であるから、正面図については第1図を参照することとして説明する。
本実施の形態に係る配送伝票用紙X2は、剥離紙16、基紙14及び上紙12からなる3層タイプである点では第1の実施の形態と同様であるが、上紙における分離部12B,12Cと基紙14との間の層構造が第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、本形態X2は、図示例のとおり第1の実施の形態と同様に、基紙14の裏面側全面には第1粘着剤層22が存在し、この基紙14の裏面と対向して剥離紙16がこの第1粘着剤層22により貼付けられて配置されている。この剥離紙16の基紙14と対向する表面側全面には、剥離紙用剥離層である剥離層20が存在しており、剥離紙16を容易に基紙14から剥離可能になっている。これに伴って、これら基紙14及び剥離紙16によりタック紙18を構成している。
そして前記基紙14の表面側には、情報を記録可能な情報記録シートである上紙12が配置されている。そして、この上紙12は、貼付票12A、配送票12B及び発店控12Cからなっていて、相互間に切り取り補助線としてのハーフスリットあるいは切離し可能なミシン目32が形成されていることで、これら貼付票12A、配送票12B及び発店控12Cが相互に分離可能となっている。
また、前記基紙14の上記配送票12B及び発店控12Cに対面する部分の少なくとも一方には、印刷層25が設けられている。印刷層25は、各種複数の色のインキ等を用いた既知の印刷技術によって文字・図形・写真等からなる適宜の情報をカラー印刷してなるものである。
さらに、上紙12と基紙14との間には、ホットメルト系粘着剤等による第2粘着剤層24が存在していて、上紙12の内の貼付票12Aの裏面側がこの第2粘着剤層24によって基紙14に貼付けられている。
但し、配送票12B及び発店控12Cを基紙14から剥離させるべく、これら配送票12B及び発店控12Cの裏面には剥離層28及び樹脂層26が存在している。
ここで、本形態では、配送票12B及び発店控12Cの裏面ら基紙にかけて、第2粘着剤層24、樹脂層26、剥離層28、印刷層25の順に順次積層された構造となっており、前記配送票12B及び発店控12Cを基紙から分離したときには、配送票12B及び発店控12C側に第2粘着剤層24と樹脂層26とが、基紙14側に剥離層28と印刷層25とがそれぞれ残るように疑似接着領域が構成されている。
前記樹脂層26は、剥し易さをコントロールするために、また剥離後の配送票12B及び発店控12Cの裏面において第2粘着剤層24が露出して粘着性を発揮しないようにするために本形態においても存在させる必要がある。また、樹脂層26は、第1の実施の形態X1と同様に、剥離層28との親和性が部分的に相互に異なるUV樹脂である紫外線硬化型樹脂層を印刷等することで、配送票12B及び発店控12Cの裏面に配された第2粘着剤層24上の部分に設けられている。
尚、上記擬似接着力の調整は、第1の実施の形態と同様である。すなわち主にシリコーンの配合率で調整可能であるものの、例えば簡単に剥離してはいけない周辺部(図1中Aで示される範囲)はシリコーンの配合率の多い樹脂を使い、簡単に剥離させたい部分(図1中Bで示される範囲)はシリコーンの配合率の少ない樹脂を使用することが考えられる。
なお、第1の実施形態と同様に紫外線硬化型樹脂中のシリコーン化合物の配合が0.2質量%以下だと配送伝票、又は出荷伝票等として使用した際の、作業中、もしくは運送中に情報記録シート/又は情報記録シート片が剥がれて紛失してしまう恐れがあり、10質量%以上になると、樹脂が脆くなる上、インキにすることができなくなる可能性があるため、紫外線硬化型樹脂中のシリコーン化合物の配合は0.2質量%から10質量%の範囲で含有することが望ましい。
この結果、紫外線硬化型樹脂を用いたことで、配送票12B及び発店控12Cは通常の状態では剥れず、剥す場合には剥し易く、カールを少なくすることもできる。尚、強く接着する部分は、3〜10mm程度の幅の図1に示す領域Aとし、その内側やあるいは角部を弱く接着した領域Bとし、剥がしやすくすることが、考えられる。
他方、本第2の形態X2では、上述のとおり分離部12B,12Cを剥離した後には基紙14側には印刷層25とその上の剥離層26が残るため、配送票12B及び発店控12Cを基紙14から剥離させた後に、前記印刷層25が視認可能となるように、剥離層26が透明性のある層となっている。
他方、本実施の形態の配送伝票用紙X2の使用に際して、貼付票12Aに個人情報が記載されることもあるが、例えば貼付票12Aの裏面側を剥離処理、もしくは12B,12Cと基紙との間と同様の層構造として、簡単に個人情報記載箇所を有する貼付票12Aを剥すようにもできる。つまり、貼付票12Aの貼られた段ボール箱等を廃棄する場合に、個人情報が含まれた貼付票12Aを簡単に剥し取れるようにもなる。尚、その際は、上紙12の裏面全面が剥離層を有することとなるため、この剥離層28をコロナ放電処理し、基紙14に上紙12を強固に貼り合せるのがよい。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態に係る配送伝票用紙X3を図4に示し、これら図に基づき本実施の形態を説明する。なお、本形態についても、正面直視においては、第1の実施形態と同様であるから、正面図としては第1図を参照することとして説明する。
本実施の形態に係る配送伝票用紙X3においても、第1の実施の形態と同様な、剥離紙16、基紙14及び上紙12からなる3層タイプとされているが、本実施の形態X3では、図示例のとおり粕上げして粕上部34を有したタック紙18に上紙12を貼合したり、あるいは基紙14の裏面に部分的に粘着剤を塗布し、剥離紙16を貼合することで、第1粘着剤層22、第2粘着材層24が紙端に存在しない構造となっている。
ここで、粕上げとは、例えばタック紙のラベルとなるラベル部の周囲にスリットを入れた状態とし、この後、ラベル部以外の不要部を剥がし取ることで、剥離紙上から取り除くようにすることをいう。
この結果、粘着剤22,24の配送伝票用紙X3からのはみ出しによる搬送系への粘着剤の付着が生じないようになり、搬送系への粘着剤の付着によるジャムや不送り等のプリンタートラブルの発生が一層少なくなる。
<その他の実施の形態>
なお、第3の実施の形態X3における分離部12B,12Cと基紙14間の層構造は第1の実施の形態と同様のものであるが、もちろん第2の実施の形態X2の層構造であってもよい。
また、上述の各実施形態X1〜X3においては、ほぼ全面が3層のシートで構成される場合を示したが、部分的に3層のシート構造としてもよい。3層構造以外の部分は、2層あるいは1層構造とし、その場合の表面は剥離処理がされておらず、情報記録に障害のないようにしておくことが好ましい。
<各実施形態に共通の事項>
他方、上紙12の素材、厚さ等は特に限定されないが、上紙12の素材としては、例えば、クラフト紙、上質紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムがラミネートされた紙等を例示することができ、使用されるプリンターにより感熱発色層、インクジェットインキ吸収層、熱転写層の塗布や電気伝導度の調節等が行われる。また、配送伝票として使用される場合、上紙は雨に打たれる可能性を考え、湿潤紙力増強剤を内添もしくは外添させた素材が好ましい。尚、環境保護の観点から各種再生紙や森林認証紙を用いても良い。ただし、資源の再利用という観点から、樹脂フィルムがラミネートされた紙等は、避けるのが好ましい。尚、情報記録用上紙12の厚さは、通常50〜300μmである。
樹脂層26には公知の樹脂が使用できる。但し、本発明の特に第1の実施の形態X1の層構造では、第2粘着剤層24及び樹脂層26を介して印刷層25が視認される必要性があるため透明である必要があり、少なくとも層状態において印刷層25が視認可能な程度に透明となる樹脂を適宜選択して用いる。第2の実施の形態X2の層構造を採用する場合には透明となる樹脂を用いる必要はない。
なお、本発明においては紫外線硬化型樹脂を用いることが好ましく、紫外線硬化型樹脂としては、不飽和ポリエステル系樹脂、アクリレート系樹脂、メタクリレート系樹脂等が挙げられ、特にエポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート等が好適である。また、紫外線硬化型樹脂中に含有されて光重合を開始させる開始剤としては、ベンゾフェノン系、アセトフェノン系、チオキサントン系等の既知のものを用いることができる。紫外線硬化型樹脂を用いた樹脂層の厚さは特に限定はされないが、通常0.5〜20μm、好ましくは1〜10μmとするのが望ましい。0.5μm未満だと糊殺し効果が少なくなり、20μmを超えると硬化が困難となるためである。なお、上記例の樹脂を当該厚さで設ければ十分に透明性のある樹脂層が形成される。
なお、上述のとおり紫外線硬化型樹脂中には、シリコーン化合物を0.2質量%から10質量%の範囲で含有させるのが望ましい。
紫外線硬化型樹脂の塗布方法としては、公知の方法、例えばバーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法、やオフセット印刷、凸版印刷、グラビア印刷、孔版印刷等の各種印刷方式等を用いることができる。
第2粘着剤層24としては、公知の各種粘着剤及び接着剤が使用できる。但し、本発明の特に第1の実施の形態X1においては、第2粘着剤層24及び樹脂層26を介して印刷層25が視認される必要性があるため第2粘着剤層24は透明である必要があり、少なくとも層状態において印刷層25が視認可能な程度に透明となる粘着剤を適宜選択して用いる。第2の実施の形態X2の層構造を採用する場合には透明となる粘着剤を用いる必要はない。
各種粘着剤としては、ホットメルト系、ゴム系、EVA系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ウレタン系等の既知の材料から適宜選定可能である。なかでもホットメルト系粘着剤が好ましい。ホットメルト系の成分によると、乾燥工程の省略が可能となり、生産性が向上する。第2粘着剤層24の厚さは、特に限定はされないが、通常5〜50μm、好ましくは10〜30μmである。5μm未満だと粘着力が小さく、十分な強度で粘着しない可能性が高くなり、50μmを超えると粘着力は高くならず、塗布量が多いことによる粘着剤のはみ出しや均一な転写ができない等の問題が発生するためである。この粘着剤の塗布方法としては、公知の方法、例えばバーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法や凸版印刷、グラビア印刷、孔版印刷等の各種印刷方式等を用いることができる。
また、第1粘着剤層22としては、既知のラベル用途に用いられる、天然ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ホットメルト系粘着剤を用いることができるが、第1粘着剤層22は荷物に配送伝票10を貼付可能とする層であり、荷物等の被着体に対する第1粘着層22の接着力は樹脂層26と剥離層28よりも大きい必要がある。第1粘着剤層22の厚さも特に限定はされないが、通常5〜50μm、好ましくは10〜30μmである。5μm未満だと粘着力が小さく、十分な強度で粘着しない可能性が高くなり、50μm以上になると粘着力は高くならず、塗布量が多いことによる粘着剤のはみ出しや均一な転写ができない等の問題が発生するためである。この粘着剤の塗布方法としては、公知の方法、例えばバーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法や凸版印刷、グラビア印刷、孔版印刷等の各種印刷方式等を用いることができる。
ホットメルト系粘着剤を使用する際には、ベースポリマーに加えタッキファイヤー(粘着付与剤)、油等を加えることが考えられる。
印刷層25の形成に際しては、公知の各インキが使用できる。各種インキとしては、顔料系、染料系の既知のインキから適宜選定可能である。もちろん、印刷層の形成にあたっては、色の異なる適宜複数のインキを用いることができる。この印刷層の形成にあたっては、凸版印刷、グラビア印刷、孔版印刷等の各種印刷方式等を用いることができる。印刷はベタ印刷であってもよいし、網点印刷であってもよい。更に、印刷インキだけでなく、インクジェットインキやレーザープリンターのトナー等でもよい。印刷層25によってなされる伝達情報としては、個人情報、広告情報等適宜の情報を選択することができ、これについては、本発明において特に限定されるものではない。また、配送票12B、発店控12Cに対向する部分の印刷層にそれぞれ別途の情報を配してもよい。
剥離層20,28に使用される剥離剤は、剥離性を発現するものであればよく、その種類は特に限定されない。但し、本発明の特に第2の実施の形態X2においては、剥離層28を介して印刷層25が視認される必要性があるため剥離層28は透明である必要があり、少なくとも層状態において印刷層25が視認可能な程度に透明となる剥離剤を適宜選択して用いる。第1の実施の形態X1の層構造を採用する場合には透明となる剥離剤を用いる必要はない。
剥離剤としては、シリコーン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等の既知の剥離剤を用いることができる。特にカチオン重合紫外線硬化型シリコーンを主成分とする剥離剤が好ましい。かかる剥離剤は、大気中の酸素による硬化阻害を受けず、また、窒素置換雰囲気中で硬化させる必要がない特長を有している点で望ましい。なお、カチオン重合紫外線硬化型シリコーンとは、分子内にエポキシ官能基を有する公知のポリオルガノシロキサン、公知のオニウム塩系重合開始剤を含む混合物である。
剥離剤の塗布量としては、0.1〜30g/m2程度であり、好ましくは5g/m2〜20g/m2である。0.1g/m2未満であると樹脂層の剥離が不十分となり、30g/m2を超えても剥離効果の向上がみられずコスト高となるだけとなる。剥離剤の塗布方法は、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドメタリングコーター、カーテンコーター、ロールコーター等の従来各種塗工機による塗工によって塗布することもできる。特に、模様印刷あるいはベタ印刷によって剥離剤の塗布量や塗布分布を適宜調整することが容易なオフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷、孔版印刷等各種印刷による印刷塗工が好適である。
当該剥離剤の塗工に先立っては、目止め剤を塗工するのが好ましい。目止め剤を塗工しておくと上紙に剥離剤が浸透してしまうのが防止されるため、剥離性が向上する。目止め剤としては、例えば、コーターで用いられるコート紙等の塗工紙に使用される無機顔料や有機顔料とこれらを接着するための水溶性高分子やラテックスと必要に応じて加えられる滑剤等の助剤とを含む塗工液、印刷で用いられるメジウムやOPニス等、酸化重合タイプのオフセット印刷インキに各種油脂類を加えたもの、熱乾燥タイプの印刷インキに各種油脂類を加えたもの、UV硬化型インキ等を使用することができる。
なお、本配送用伝票を製造するにあたって、樹脂層26、第2粘着剤層24、剥離層28を形成する場合には、基紙14に順次塗工などにより積層してもよいし、上紙12に順次塗工などして積層して形成してもよい。
好ましい製造方法を示せば、第1の実施の形態の層構造のものX1であれば、基紙14及び剥離紙16とで構成されるタック紙18の非粘着剤層に側に印刷層25、第2粘着剤層24を形成し、上紙12に剥離層28、樹脂層26を形成して、その後に第2粘着剤層24を介して両紙18,12を貼合するのが望ましい。
第2の実施の形態の層構造のものX2とするのであれば、基紙14及び剥離紙16とで構成されるタック紙18の非粘着剤層に側に印刷層26と剥離層28と樹脂層26を形成し、上紙12に、第2粘着剤層24を形成して、その後に両紙を第2粘着剤層24を介して貼合するのが望ましい。
本発明の第1の実施の形態に係る配送伝票用紙の平面図である。 図1の2−2矢視線断面図である。 第2の実施の形態における断面図である。なお、断面箇所は、図1における2−2矢視線と同位置である。 第3の実施の形態における断面図である。なお、断面箇所は、図1における2−2矢視線と同位置である。
X1〜X3…配送伝票用紙、12…上紙、12A…貼付票、12B…配送票、12C…発店控、14…基紙、16…剥離紙、22…第1粘着剤層、24…第2粘着剤層、25…印刷層、26…樹脂層、28…剥離層。

Claims (5)

  1. 裏面の少なくとも一部に第1粘着剤層を有する基紙と、
    前記第1粘着剤層を被覆する剥離紙と、
    切り取り補助線により他の部分から分離可能とされた少なくとも一つの分離部を有し、第2粘着剤層を介して前記基紙に貼合されている情報記録シートと、を備える情報記録用粘着シートにおいて、
    前記第2粘着剤層が透明粘着剤層であり、
    前記情報記録シートの少なくとも一つの分離部に対面する前記基紙表面に印刷層を有し、
    前記分離部の印刷層対向面側に、剥離層とこの剥離層に対して剥離可能であって再接着不能に疑似接着されている透明樹脂層と、この透明樹脂層に剥離不能に接着されている第2粘着剤層とが順次積層されていることを特徴とする情報記録用粘着シート。
  2. 裏面の少なくとも一部に第1粘着剤層を有する基紙と、
    前記第1粘着剤層を被覆する剥離紙と、
    切り取り補助線により他の部分から分離可能とされた少なくとも一つの分離部を有し、第2粘着剤層を介して前記基紙に貼合されている情報記録シートと、を備える情報記録用粘着シートにおいて、
    前記情報記録シートの少なくとも一つの分離部に対面する前記基紙表面に印刷層を有し、この印刷層上に透明剥離層を有し、
    前記分離部の印刷層対向面側に、前記第2粘着剤層と、この第2粘着剤層に剥離不能に接着されかつ前記透明剥離層に対して剥離可能であって再接着不能に疑似接着されている樹脂層とが順次積層され、
    前記樹脂層が、シリコーン化合物を0.2〜10質量%の範囲で含有する紫外線硬化型樹脂で構成されている、ことを特徴とする情報記録用粘着シート。
  3. 前記透明樹脂層が紫外線硬化型樹脂で構成されていることを特徴とする請求項記載の情報記録用粘着シート。
  4. 前記紫外線硬化型樹脂層中にシリコーン化合物が0.2〜10質量%の範囲で含有されていることを特徴とする請求項3に記載の情報記録用粘着シート。
  5. 前記情報記録用粘着シートにおいて第2粘着剤層はホットメルト系粘着剤が主成分とされていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報記録用粘着シート。
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